JPS59136716A - 光分岐、合成器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、光伝送システムに用いる光分岐９合成器に関
するものである。

〔従来技術〕

光伝送システムにおいては、信号用光線を光フアイバケ
ーブルによって伝送し、その途中で半透明鏡を用いて光
路を分岐させたり、光路を結合したシして伝送系統が構
成される。この伝送系統には、樹枝状の伝送路を形成す
るマルチドロップ方式と、環状の伝送路を形成するルー
プ方式とが有る。第１図はマルチドロップ方式の光伝送
系統図の−例である。

本図においてＭは親局、Ｓは子局を表わしておシ、両局
間は分岐器ＢとリピータＲとを配した伝送路Ｃで接続さ
れている。

第２図は上記の分岐器Ｂの断面図である。本図において
Ｃｔ　、　Ｃ２は光伝送の幹線、Ｃ３は支線である。こ
れらの幹線及び支線は、それぞれ、光フアイバ４ｆｃ被
援材６で覆って構成されておシ、コネクタ５によって分
岐器Ｂのノーウジング３に取付けられている。

幹線ＣＩ、Ｃ２は正対して取付けられ、これに対して支
ｆ！ＩＣ３が垂直に取付けられている。そして幹ｌｌＭ
Ｃｌ　と同Ｃ２とを結ぶ線に対して４５°の傾斜を付し
て半透明鏡１が固定されている。２は、光ファイバ４の
端面に正対するように固定されたロッドレンズである。

以上のように構成された従来の分岐器Ｂにおいて、幹線
Ｃ１に矢印イのごとく信号光が送られると、ロッドレン
ズ２によって平行光束となり、光路ｔを進む。半透明鏡
１により上記の光路ｔは透過光路ｐと反射光路ｒとに分
岐され、透過光路ｐの信号光は矢印口のごとく幹線Ｃ２
に進み、反射光路ｒの信号光は矢印ノ・のどとく支線Ｃ
ｓに進む。

以上のように作用している場合、Ｃ１は幹線入力路、Ｃ
２は幹線出力路、Ｃ３は支線出力路である。

光の可逆性により、幹線Ｃ２に反矢印口方向の信号光が
送られた場合、若しくは、支線Ｃ３に反矢印ハ方向の信
号光が送られた場合、上記の信号光はいずれも反矢印イ
方向に進む。このように作用する場合、Ｂは光合成器と
しての機能を果たし、Ｃ１は幹線出力路、Ｃ２は幹線入
力路、Ｃ３は支線入力路である。

上記二進りの作用を勘案して、以下Ｂを光分岐。

合成器と呼び、Ｃ＋　、０２を幹線入、出力路と呼ひ、
Ｃ３を支線人、出力路と呼ぶ。

上述のような光分岐１合成器を用いて構成される光伝送
システムにおいて、近年、子局Ｓを随時増設、移転、撤
去し得るようにすることが要望されており、この要望に
沿うためには前記の光分岐。

合成器において支線人、出力路を幹線人、出力路に対し
て迅速かつ容易に光学的に接続５分離することが必要で
ある。

例えば、原子力分野では、廃炉作業においてこの種のニ
ーズが強い。廃炉、すなわち使用寿命を終えた原子力発
電所の解体に際しては切断機をはじめとした各種作業機
械を働かせるがこれら作業機械の遠隔制御、現場監視、
現場間連絡には、伝送情報量を大きくとれ、電磁雑音に
強い光伝送システムが必須となる。この種作業現場は、
解体作業の進行にともなって移動するため、作業現場の
各種情報を収集したり、操作信号を出力する子局も、こ
れに応じて移動する必要がある。ところが、第２図に示
した従来の光分岐１合成器Ｂでは、支線人、出力路Ｃ３
の接続９分離が容易でない。図示の状態から支線人、出
力路Ｃｓ　ｋ取外すと、反射光路ｒの信号光が無駄に洩
れ出すことになる。

このためシステム全体として必要以上にリピータＲ（第
１図）を配しなければならず、コスト高となる１、あら
かじめ必要となろう個所に子局Ｓを配したシステム構成
にすれば、多数の子局を必要とし、コスト高になる。ま
た、子局Ｓの移動範囲を大きくとるために、子局Ｓに接
続する伝送路Ｃの長さをある程度長くとることは可能で
あるが、長過ぎるとケーブルが錯綜し、敷設変更に多大
の時間がかかる。以上述べた如く、従来の光分岐９合成
器を用いた光伝送システムは柔軟性に欠け、子局の移動
、伝送路の移動を容易に出来ないという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上述の事情に鑑みて為され、幹線人。

出力路に対して支線人、出力路を迅速かつ容易に光学的
に接続２分離し得る光分岐９合成器を提供することを目
的とする。支線人、出力路の接続。

分離の容易化により光伝送システムの子局の増設。

移転、撤去が容易になって、弾力的な運営が可能となる
ことは当然に期待し得る。

〔発明の概要〕　・ 上記の目的を達成するため、本発明の光分岐。

合成器は、幹線入力路と、上記幹線入力路に対向する幹
線出力路と、上記の幹線人、出力路にほぼ直交する支線
人、出力路とを備えた光分岐９合成器において、対向す
る幹線人、出力路を結ぶ光路の中に半透明鏡を自在に挿
入、抜去し得るように設置し、幹線人、出力路に対して
支線人、出力路を光学的に接続１分離し得べくなしたる
ことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

次に、本発明の一実施例を第３図について説明する。幹
線人、出力路Ｃ０，Ｃ２、および支線人。

出力路Ｃ３、並びにロッドレンズ２９元ファイバ４、被
覆材６は従来の光分岐１合成器（第２図）におけると同
様乃至類似の構成部材である。

本図の（ａ）は支線人、出力路Ｃ３を離脱した状態を、
（ｂ）は同じく接続した状態をそれぞれ示している。

本発明装置は、対向して設けた幹線入力路ＣＩ及び幹線
出力路Ｃ２を結ぶ光路の中に、半透明鏡１を自在に挿入
、抜去し得るように設置する。本実施例においては、ハ
ウジング３′内にガイド７を固定すると共に、透明媒質
８に半透明鏡１を蒸着し、上記の透明媒質８をガイド７
によシ幹線と直角方向に摺動自在に支承′する。

上記の透明媒質８（本例においては光学ガラス）をスプ
リング９により図の上方に付勢する。これによシ、支線
人、出力路Ｃ３をハウジング３′から離脱した状態（本
図の（匈）において、透明媒質８に蒸着された半透明鏡
１はスプリング９に押されて図の上方に退避し、幹線人
、出力路ＣＩ。

０２間の光路に干渉しない。

第３図（ｂ）のごとく、コネクタ５により支線人。

出力路Ｃ３をハウジング３′に取りつけると、コネクタ
５が透明媒質８を押動し、該透明媒質８に蒸着された半
透明鏡１が幹線人、出力路ＣＩ＋０２の光路中に挿入さ
れろう これにより、幹線人、出力路Ｃ１の光路ｔは光路ｐと同
ｒとに分岐される。また、光路ｔと同ｒとは光路ｔに合
成される。このようにして子局Ｓは開局可能となり、人
、出力端子Ｕを介して情報の伝達を行ない得る状態とな
る。

以上のように、対向する幹線人、出力路Ｃ１゜Ｃｍ　ｋ
結ぶ光路の中に半透明鏡１を挿入、抜去し得るように構
成すると、半透明鏡１の挿入により支線人、出力路Ｃ３
が幹線に対して光学的に結合され、半透明鏡１の抜去に
よって支線人、出力路Ｃ３が幹線に対して光学的に分離
され、その接・断操作が迅速かつ容易である。その上、
支線を離脱した跡に幹線の波光を発生させる處れも無い
。

しかも支線の接続・分離は、幹線の作動を妨げることな
く行ない得る。

本実施例のように、半透明鏡１の挿脱が、支線人、出力
用光ファイバケーブルの物体的接続、離脱に連動して自
動的に行なわれるように構成すると、支線の着脱がきわ
めて容易になシ、支線の物体的繋脱と、光学的繋脱とが
単一の操作で行ない得る。

また、支線の光フアイバケーブルの接続に伴って半透明
鏡１が光路中に挿入され、支線光フアイバケーブルの切
り離しに伴って半透明鏡１が光路中から抜去されるよう
に連動を各せる構成が合理的であシ、取扱いが容易であ
る。

そして、半透明鏡１を光路中に挿入する操作を本例のご
とくスプリング９の付勢力によって行なわせる構造を用
いると、連動機構の構成が簡単でしかも作動が確実に行
なわれ、特に、支線人、出力路を切離した状態（第３図
（ａ））において、半透明鏡１が幹線の光路を妨げない
よう、その位ｆｌ確実に保持せしめることができる。

第４図は、本発明の光分岐１合成器Ｂ′を用いて原子炉
解体を行なうように構成した光伝送システムの一例を示
す。Ｗは隔壁であり、原子力発電所内にはこの種の隔壁
が多数設置されている。作条区域内に、第３図に示した
光分岐１合成器Ｂ′を多数配設しておき、子局ｓを設置
する場合は随時随所の光分岐１合成器Ｂ′に支線を接続
する。

子局Ｓの撤去も自在である。

第５図は、前記と異なる実施例を示す。ハウジング内に
固定したガイド７によって、半透明鏡ｌを蒸着した透明
媒体８を案内するという基本的構成は前例と同様である
が、本例においては手動操作用の回転軸ｌＯにカム１１
を固着し、このカム１１によって半透明鏡１の挿脱を行
なう構造である。本例によれば、前例に比して手動操作
の工数は僅かに増えるが、構成が簡単で安価である。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明の光分岐９合成器は、幹線
入力路と、上記の幹線入力路に対向する幹線出力路と、
上記の幹線人、出力路にほぼ直交する支線人、出力路と
を備えた光分岐２合成器において、対向する幹線式、出
力路金結ぶ光路の中に半透明鏡を自在に挿入、抜去し得
るように設置し、幹線式、出力路に対して支線人、出力
路を迅速かつ容易に、しかも幹線の作用を妨げることな
く光学的に接続９分離することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は光伝送システムにおけるマルチドロップ方式の
系統図、第２図は従来の光分岐９合成器の断面図である
。第３図（ａ）、（ｂ）は本発明の光分岐。 合成器の一実施例の断面図で、（樽は支線全離脱した状
態、（ｂ）は支線を接続した状態である。第４図は本発
明の光分岐９合成器の使用方法を説明するための光伝送
システム系統図、第５図は前記と異なる実施例の断面図
である。 １・・・半透明鏡、２・・・ロッドレンズ、３．３’・
・・ノ・ウジング、４・・・光ファイバ、５・・・コネ
クタ、６・・・被覆材、７・・・ガイド、８・・・透明
媒質、９・・・スプリング、１０・・・手動操作軸、１
１・・・カム、Ｃ，。 Ｃ２・・・幹線式、出力路、Ｃ３・・・支線人、出力路
、Ｂ、Ｂ’・・・光分岐１合成器。 代理人　弁理士　秋本正実 第　２　　口 ハ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、幹線入力路と、上記の幹線入力路に対向する幹線出
   力路と、上記の幹線式、出力路にほぼ直交する支線人、
   出力路とを備えた光分岐９合成器において、対向する幹
   線式、出力路を結ぶ光路の中に半透明鏡を自在に挿入、
   抜去し得るように設置し、幹線式、出力路に対して支線
   人、出力路を光学的に接続１分離し得べくなしたること
   を特徴とする光分岐９合成器。 ２、上記の半透明鏡の挿入、抜去は、支線人、出力路用
   の光フアイバケーブルの物体的接続、離脱に連動して自
   動的に行なわれるように構成したことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の光分岐１合成器。 ３、前記の連動作動は、支線式、出力用の光フアイバケ
   ーブルを接続したとき半透明鏡が幹線式。 出力路の光路中に挿入され、支線人、出力用光７アイパ
   ケープルを離脱したとき半透明鏡が幹線式。 出力路の光路から抜去されるように構成したことを特徴
   とする特許請求の範囲第２項に記載の光分岐９合成器。 ４、前記の連動作動において半透明鏡を幹線式。 出力路の光路中に挿入する手段は、半透明鏡を付勢する
   スプリングを用いたものであることを特徴とする特許請
   求の範囲第３項に記載の光分岐１合成器。