JPS59134728A - 免疫抗癌剤及びその製法 - Google Patents

免疫抗癌剤及びその製法

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JPS59134728A
JPS59134728A JP58007384A JP738483A JPS59134728A JP S59134728 A JPS59134728 A JP S59134728A JP 58007384 A JP58007384 A JP 58007384A JP 738483 A JP738483 A JP 738483A JP S59134728 A JPS59134728 A JP S59134728A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は咽乳動物胎仔の内臓器の生の細胞の細胞膜から
分離された水溶性ないし、易水分散性の蛋白質及び糖蛋
白質を有効成分とする免疫抗癌剤に関し、またその製法
に関する。
癌の治療剤又は予防剤として癌細胞に対して細胞毒とし
て作用する化学治療剤は従来いろいろのものが提案され
ている。また、癌細胞に対する免疫性を、人を含めて動
物に付与することによって癌を治療又は予防することも
いろいろと試みられている。例えば、癌細胞をウィルス
で溶解処理して得られる細胞溶解液(viral on
colysate )をワクチン(抗原)として動物に
注射し、癌細胞に特有な特殊蛋白質と特異的に反応する
抗体を動物生体内に生成させ、こうして癌細胞に対する
免疫性を動物に人工的に付与することによって癌の予防
又は治療を行うことも試みられている(例えば英国特許
第1520200号、米国特許第4108.’183 
号参照)。
一般に、人工免疫は、生体に侵入し、た有害な異物に対
して特異的に作用する抗体が生体内で生成されることに
よって発現され、この抗体のもつ特異性は人工免疫の付
与に用いた抗原に左右されるから、その弔いるべき抗原
は生体内にふ′いて#害化すべき有害な異物と全く同じ
物質又は極めて類似している物質であることが必要であ
る。そして、免疫付与に用いる抗原は、生体内において
無害化すべき異物について物質としての同−性又は類似
性が高いほど特A性がより高い抗原であると言える。こ
れらのことl″l:癌を免疫にょ)予防又は治療しよう
とする場合にも言える。
従って、一般に、免疫には、より特異性の高い抗原を用
いることが望ましく、癌免疫も例外ではない。その意味
で、癌細胞あるいはその構成成分を免疫付与の抗原とし
て用いることが生体内で無害化すべき癌細胞に対して高
い特異性をもつ抗体を生成させ得る点で秀れている(P
・F’rost、 C・J・5anderson、Tu
rnor  immunoprophylaxia  
in miceusing glutaraldehy
de−treated  syngeneic  tu
−rnorb cells  ’  Cancer R
e5earch  ”、35  :  p、2646−
2650(1975) )が宿主を悪液質に導く有害成
分の混入が完全に回避できるとはいえない。また癌腫の
種類によシ有効な抗体の%異性に差が認゛゛められるこ
と、また常に均一な抗原を量産することがむずかしい。
そこで1.動物の胎仔の内臓器の細胞は未分化であるの
みならす、癌細胞と同じような代謝・々ターンを示し、
例えば嫌気解糖系の細胞内酵素の多くを會むこと、さら
にある種の癌のように胎仔性(胎仔期)の蛋白質(α−
フェトノロティンなど)を保持するものがあシ、両者の
性質には共通な点が多く存在することに本発明者は着目
した。胎仔はあく壕で生理的であシ一定期間(妊娠期間
)后娩出される点が癌の場合と大きく異なるけれども、
ある意味では胎仔は生理的な癌とも考えることができる また、癌細胞が癌細胞である以上は、正常細胞と相違す
るところ力;あるはずであシ、その相違性は癌細胞表面
に何れかの形で表現されているはずであシ、そして正常
細胞の表面を構成する蛋白質及び糖蛋白質とは何らかに
相違する蛋白質及び糖蛋白質が癌細胞表面に存在するは
ずであシ、それは必らず癌細胞特異抗原として認識でき
るはずであり、その抗原に特異的な抗体もあるはずであ
る。
そのような癌細胞特異抗体を動物生体内に人工免疫の手
法で生成させれば、生体内でその抗体によって特異的に
癌細胞を攻撃、破壊できるはずである。そこで不発明者
が考えたととろによれば、そのような癌細胞特異抗体を
生成させるのに適当な抗原物質を、癌細胞以外の材料か
ら採取できるとすれば、そのような適当な抗原物質は癌
細胞それ自体から採取される抗原と違って宿主を悪液質
に導く恐れが無い又は微小であるはずであシ、賛だその
ような抗原物質は癌の免疫療法に極めて有用である。
そして、本発明者は、前述したように、哨乳動物胎仔の
内臓器細胞は癌細胞と共通する性質を多くもつことに着
目して胎仔の内臓器の細胞膜の構成成分を、細胞膜の物
質的な基本的構築を可及的に破壌、変質−させることな
く採取し、こうして採取した蛋白質及び糖蛋白質又はこ
れらを主成分とする物質を抗原として宿主に投与するこ
とが癌の免疫治療又は予防に有効な手段であると考イた
そこで、本発明者は、ブタ、ウシ、ウマ等の哨乳動物胎
仔の内臓器、例えば肝臓、胸腺を取出し、その細胞塊、
を等脱液中で細胞形態がなくなる壕で機械的に破砕且つ
ホモジナイズし、得られたホモジナイズ液(ffJI胞
溶解液)を遠心分離して不溶解の固体残渣と上清液とに
分別し、内臓器細胞の細胞膜に由来する水溶性ないし易
水分散性の蛋白質及び糖蛋白質、並びに細胞内容質(原
形質及び小器官)に由来する鍾々な水溶性ないし易水分
散性物質を含有する前記上清液を分取し、この上清液か
ら細胞膜由来の蛋白質及び糖蛋白質を分離する意図の下
に上清液を水又は等脱液に対して透析し、これによって
低分子量の水溶性物質、例えばアミノ酸、オリがRノテ
ト9類、塩類を除去し、得られた透析液を凍結乾燥し、
こうして胎仔内bA器細胞の細胞膜の蛋白質及び糖蛋白
質又はこれらを主成分とする物質を採取した。
更に、このようにして得た蛋白質及び糖蛋白質からなる
物質を抗原としてワクチンの形でマウスに皮下注射又は
経口投与してマウスの免疫機序を刺激し、抗原に対応す
る抗体が生成し2て免疫が確立された期間を経過した後
に、実験腫瘍細胞をマウスに接種し、さらに腫瘍の発生
の経過を対照群と比較しながら観察したところ、上記の
ように胎仔細胞の細胞膜から分離された蛋白質及び糖蛋
白質よりなる物質が免疫抗癌剤として実際に有効である
ことを知見した。
従って、第1の本発明の要旨とするところは、咄乳動物
胎仔の内臓器の生の細胞の細胞膜から分離された水溶性
ないし易水分散性の蛋白質及び糖蛋白質を有効成分表り
、て含むことを特徴とする、免疫抗癌剤にある。
本発明の抗癌剤を製造するのに用いる原料とし。
では、マウス、ラット、モルモット、ウサギ、ブヒツジ タTン又はウーの如き唾乳動物の胎仔の肝臓・腎懺・牌
臓・肺臓、胸腺又はリン・9線の如き内臓器が使用でき
る。
本発明の抗癌剤の有効成分として用いられる蛋白質及び
糖蛋白質は、一般的には次の手法により採取できる。す
なわち、前記の哩乳動物の自任から内1索器を摘出し、
その生の内臓器から血液、血管、結合組織及び脂肪組織
の部分を可及的に除去した。臓器洩部の細胞を等脱液と
共に細胞形態が無くなる壕で破砕且つホモジナイズし、
得られたホモジナイズ液を遠心分離にかけ、得られだ上
清液を透析膜を通して等脱液又は水に対して透析して上
清液からアミノ酸、低分子量のオリゴペプチド、糖類及
び塩類を除去し、得られた透析液を乾燥又はa銘するこ
とによって採取できる。
更に具体的に、本発明の医薬の有効成分物質の採城法を
説明すると1次の通シである。すなわち先ず胎仔の各臓
器を無菌的に摘出し、へ・ヤリンなど抗血液凝固剤を含
む等脱液で十分潅流して血液を除去する。
この際1等張液としては、生理食塩液、ブドウ糖液、蔗
糖液PBS・ リンゲル液などの塩含有緩衝溶液が使用
できる。
こうして洗浄した内臓器から、血管、血液、結合組織お
よび脂肪組織の部分をナイフにより可及の如き等張渡と
混ぜ、ブレンダー、ミキサー、ホモジナイザー(ガラス
、テフロン製なと)、ポリ・トロン型破砕器、フレンチ
プレスなどに入れて破砕及びホモジナイズする。この破
砕及びホモジナイズの工程は、可及的に低塩で例えば水
冷下に行うのが好ましく、また内)パ器に含まれる酵素
系を不活化するために等脱液中にO,1〜1%、好まし
くは0.5%(重量)のホルムアルデヒド又はゲルメー
ルアルデヒドを添加しておくのが好−i:Ll、7−1
゜このホモジナイズ工程に際して用いる等張渡どし。
では、PBSに少量のゲルタールアルデヒドおよびコン
カナバリンAを添加して得られる緩衝液を使用すること
もできる。
上記のようにして得られたホモジナイズ液は、次に、こ
れを1500 rpm、 200Orpm (300〜
600 x2)の回転速度で5〜15分間遠心分離して
上清液画分を分取する。
さらに、その上清液を流水あるいはM/lcoのPBS
等の如き等張渡に対して透析する。
この際、透析膜としては、市販のセルローズ透析膜、そ
の他各種の限外沖過膜を使用できる。透析完了后1.透
析液中の蛋白量を測定し、例えば波fg 280 mμ
 の紫外部吸収法、またはビュウレット法で蛋白量を測
定し、必要に応じて等張渡を追加することによって蛋白
量を一定の値1例えば10〜30F4/dの蛋白濃度に
するのが好ましい。
更に、この透析液を凍結保存するか又は凍結乾燥、好1
しくは凍結真空乾燥する。あるいは・透析液は製編して
、その濃縮液を凍結保存又は凍結転炉してもよい。この
際、各6賦型剤および防腐剤としてのテメロサールなど
を配合してもよい。
上記の手法で胎仔内臓器の細胞の細胞膜から分離された
物質は水溶性ないし易水分散性の蛋白質及び糖蛋白質か
ら改シ、本発明の抗癌剤の有効成分として使用されるが
、この有効成分物質は白色粉末又は黄色を帯びた白色乃
至黄橙色の粉末であシ、その色調は原料の臓器により異
なる。胸腺。
肺臓、腎臓から得たものは白色であるが肝臓および牌臓
から得たものは淡黄色乃至淡い黄橙色を呈する。
本物質の溶解性をみると、水には極めて溶解又ハ分散し
やすいが、メタノール、エタノール、アセトン、クロロ
ホルムには殆んど溶けない。
水に本物質を溶解し、だ液は中性であシ、その田は7.
2〜7.4で全く刺戟性は認められない。
本物質はアンプル又はバイアルビンに入れて低温下で保
存できるが、前記の透析液の形の4%アンプル又はバイ
アルビン内に分注、密封して凍結保存できる。また、透
析液を乳糖・ シヨ糖、ブト。
つ糖シ  マンニトール、ソルビトールなどの賦形剤と
混合してから、凍結乾燥することもできる。
本発明の有効成分物質は、分子量1万以上の蛋白質及び
糖蛋白質よシなると考えられる。これを加水分解すると
、加水分解物中にN−アセチルグルコサミン、N−アセ
チルガラクトサミン・ シアル酸ツカラクトース、マン
ノース、グルコース。
フコースの糖と、各種アミノ酸が検出された。本発明の
有効成分物質は、その精確な組成が未だ精確には不明で
あるけれども、細胞膜以外の羅胞構成!iyl質例えば
、核、ミトコンドリア、小胞体の如き細胞小器官の物質
から由来する成分も不可避的な不純分と、して随伴し、
ているとも考えられる。しかし、現在の分離技術では、
細胞−から細胞膜成分を完全に純粋の形で分離すること
は実際上極めて困難である。本発明について前述した手
法で分離された蛋白質及び糖蛋白質よシなる物質は、そ
の精確な組成が未解明であるけれども、これを生体に投
与すれば癌細胞特異抗体を産生できる抗原としての生理
学的活性を有し、そして免疫抗癌剤として有効であるこ
とは明らかである。
本発明の有効成分物質を胎仔内臓器の細胞の細胞膜から
採取する過程においては、その細胞膜成分の蛋白質及び
糖蛋白質が共存する酵素系などの作−用を受けて変質す
ることは可及的に避けることが9捷し、い。その細胞膜
成分の変質を防止するには、従来生物組織の固W剤とし
て知られるアルデヒド化合物1例えはホルムアルデヒド
、アセトアルデヒド又はグルタールアルデヒードが有効
であることを本発明者は知見した。すなわち、内臓器細
片のホモソネート液を遠心分離して得られた上清液に対
して、1〜6%、好ましくは2〜3%(重量)の濃度に
なる量の該アルデヒド化合物を添加して30〜90分間
、好ましくは50〜60分間低湛〜室湛で放室温ると、
酵素の不活化が行われる。この際、蛋白質類は多少とも
変性を受けて固定処理が達成されるが更に、変質するこ
とは防止される。このようにアルデヒド固定剤化合物の
固定処理を受けた後に上清液から分離された水溶性ない
し易水溶性の蛋白質及び糖蛋白質は、アルデヒド化合物
による変性を多少とも受けているが。
その免疫抗癌活性を向上しておシ、また更に変質せずに
保存できる貯蔵性が向上されていることが認められた。
従って、第2の本発明の要旨とするところは、哨乳動物
給仕の内臓器の生の細胞の細胞膜から分離され且つ生物
組織固定剤として知られるアルデヒド化合物で固定処理
されることによる変性を受けた水溶性ないL易水分散性
の蛋白質及び糖蛋白質を有効成分として含むことを特徴
とする、免疫抗癌剤にある。
第2の本発明による抗鶴剤の有効成分物質の採取法は、
一般的には、哨乳動物給仕から無菌的に内臓器を摘出し
、その生の内臓器から血液、血管。
結合組織及び脂肪組繊の部分を可及的に除去した臓器残
部の細胞を等供液と共に細胞形態が無くなるまで破砕及
びホモジナイズし、得られたホモジナイズ液を遠心分離
にかけ、得られた上清液に、その中の蛋白質及び糖蛋白
質の変質を防止する景のアルデヒド化合物を混和して固
定処理し、その固定処理を受けた上清液を透析膜を通し
て等供液又は水に対して透析して該上清液からアミノ酸
嘗低分子量のオリゴペプチド、糖類及び塩類並びに使用
アルデヒド化合物を除去し、得られた透析液を乾燥又は
濃縮することによって行われる。この採取法の各段階は
、第1の発明の有効成分物質を分離する夫々対応の段階
と同じ要領で行える。但し、遠心分離された上清液をフ
ルデヒド固定゛剤で固定処理する段1昔は、この上清液
にこれと実質的に等容量の量の、アルデヒド固定2〜5
係を含むPBS又は他の緩衝液を混和し、水冷下又は室
温で30〜90分間、奸才しくけ50〜60分間放置す
ることによって実施される。
第2の本発明の有効成分物質の理化学的性質は、第1の
本発明の有効成分物質のそれと実質的に区別できなかっ
た。
本発明の免疫抗鰭剤は、経口、皮下、皮内、筋肉内又は
腹腔内に投与することができ、ザルコーマl 801エ
ールリツヒ・カルシノーマ、ロイヶミアL −1210
,ロイヶミアP −388及びマウス癌細胞Meth 
−A  に有効であシ、抗癌ス被りトルが広いという利
点がある。
さらに、本発明の免疫抗癌剤は、リンパ球を幼若化する
作用をもっと知られるP HA (phytoh−em
a −gglut 1nin 植物性血球凝集素)・及
び/又は972球を幼若化する作用と癌細胞を凝集する
作用をもつと知られるフンカナバリンA (conca
−navaHn A、 PHA  の一種)と配合して
使用すると、その効果を増強できる。
さらに、第3の本発明の要旨によれば、イ、乳動物給仕
の内臓器の生の糸田胞のに(11胞膜から水溶性ないし
易水分散性の蛋白質及び糖蛋白質を採取し、この蛋白質
及び糖蛋白質を生物組織の固定剤として知られるアルデ
ヒド化合物固定処理し、更にアルデヒド化合物での固定
処理による変性を受けた蛋白質及び糖蛋白質を免疫抗癌
剤として分離することを特徴とする免疫抗癌剤の製法が
提供される・次に本発明を実施例及び試験例について具
体的に説明する。
実施例1 印 屠畜場において屠殺解体された錐ウシ(ホルスタイ
ン雑種)の妊娠子宮から摘出した給仕(体長5Qcrn
、推定妊娠方今5〜6ケ月)に対して。
血液抗凝固剤としてヘノ々リン(2単位/−)を含むO
,1MのP B S (pH7,4)の約200 F、
I!を胴帯血管から注入、潅流した。潅流后、給仕の腹
部、胸部を切開し無菌的に各々の実質臓器、すなわち肝
臓、腎臓、牌臓、肺臓、胸腺及びリンパ腺を夫々に摘出
し、各臓器内の血液、血管、結合組織および脂肪組織を
できるだけ取シ除いた。
1口)前記のように処理したウシ給仕の胸腺251をビ
ーカーに取り、ステンレス製ハサミで細切した0得られ
た胸腺の細片に、O,1MPBS(ph77.4)(7
)+00dを加えてから、ホモジナイザー(Po1yt
oron、 Type PT IQ −35,Ktne
matiea社製)に装入し、氷冷下でIQ、000 
rprn の回転速度で破砕及びホモジナイズした。得
ら九たホモジナイズ液を遠心分離器に移し、5°Cで2
00Orpm (600X 9 )の回転速度で10分
間遠心分離した。
遠心分離で生じた沈澱物には、脂肪、血球、結合組織お
よび未破砕の細胞物質等の不溶固体分が混入しており、
この沈澱物を捨てた。一方、乳白色を呈した遠心上清液
画分の120−がとれた。この上清液画分には細胞膜の
主要構成成分が含まれる。
このように調製した試料液I 20 mlをセルO−ズ
透析膜の袋(商品名Vi sking i 、米国ビス
キング社製)に入れて透析した。この透析は外液として
のto  MPBSの中に前記の透析膜の袋を懸(1)
し−で、5°Cにて4日間外液をスターラーで攪拌′、
シながら行い、この間1日に14回外液を新しいものと
交換した。
透析完了、した試料液134dが得られた。この透析液
の蛋白量をビウレット法によって測定し、総蛋白量は2
0・692となシ、原料の胸腺251から82.76 
%の収量で蛋白質類を抽出し得たことになる。この透析
液の蛋白量を10■/lPd2の蛋白量を含むようにO
,l M PBSを加えて調整した。
上記のように調製した希釈透析液をバイアルビンに5d
ずつ分注して液体窒素で瞬間凍結したのち、凍結真空乾
燥を行った。本発明の免疫剤物質として用いられる白色
の水溶性の粉末(全i、21.6y)を得た。
この粉末中の総蛋白(蛋白質+糖蛋白質)の量をビウレ
ット法で測定すると、958mg/?であった。また、
この粉末は使用したPBSに由来する塩類を含有した。
実施例2 実施例1(イ)で前処理したウシ給仕の肝臓23.52
をビーカーに取カ、ステンレス製ハサミで細切した。こ
れに0.1 MP B s (pH7,4)のtoo、
dを加えて、ホモジナイザー(Po1ytoron、 
TypePT IQ  35. Kinematica
 社製)に入れ、水冷下VCto、00Orpm の回
転速度で破砕及びホモジナイズした。この得られたホモ
ジナイズ液を遠心分離器に移した后、5°Cで200O
rpm (600x t )  の回転速度で10分間
遠心分離した。遠心分離で生じた沈澱物には、脂肪、崩
球、結合組織および未破砕の細胞物質等の不溶固体分が
混入してお〃捨てた。才だ遠心上清液の最上層に2〜3
闘位の厚さに脂肪層が析出していたので、この脂肪層を
取除いて上清液画分を分取した。この上清液面分は淡い
黄赤色を呈した液体116mgであった。このように調
製した試料液116d全てをセルローズ透析膜の袋(商
品名Visking、 )  に入れて透析した。透析
は外液としてのIOMPBsの中に透析膜の袋を吊して
5°Cにて4日間外液をスターラーで攪拌りながら行い
、透析中は1日1回外液を新しいものと交換した。
透析完了した試料液、すなわち透析液の蛋白量をビウレ
ット法によって測定し、蛋白量が10〜/dに・なるよ
うにPBSを加えて全液量をI420dにした。、この
希釈した透析液の総蛋白量は14・192となるから、
原料の肝臓紹923.5 yから60・38鴫の収量で
蛋白質を抽出し得たことに和尚する。
上記のように調製した希釈透析液をバイアルビ/に5 
、dずつ分注して液体窒素で瞬間凍結した后、凍結真壁
乾燥を行った。
本発明の抗癌剤物質かや一黄白色の水溶性の粉末として
得られた。全収量15.3r。
実施例3 実施例1((1)で前処理したウシ給仕の腎臓20.5
1を実施例1(ロ)と同様に処理した。本発明の免疫剤
物質として用いられる白色の水溶性粉末の13.411
が得られプこっ 実施例4 %施例1(用で前処理したウシ給仕の牌p−J 23 
rを実施例I(ロ)と同様に処理した。本発明の免役側
物質として用いられる白色の水溶性粉末20.367が
得られた。
実施例5 実施例1(イ)で前処理したウシ給仕の肺臓262を、
実施例+ (olと同様に処理し、で、白色の水溶性粉
末21.07が彷られた。
実施例6 実施例1(伶と同様にして処理したウシ給仕のIjf’
N腺24り全24カーに取り、ステンレス製−・サミて
却1切した。侍らハ、だ胸腺の細片に、醇素を不活化さ
せるため、ゲルタールアルデヒド9の0.5(を含む0
.1 MPBS (pH7,4)のl OO4を加えて
刀・ら、ホモジナイザー(Po1ytoron、 Ty
pe PT l○−35、Kinematica 社製
)に装入し、水冷下で10・000 rpm の回転速
度で破砕及びホモジナイズした。このホモジナイズ液を
遠心分離器に移し、5°Cで200o rpm (60
0x y)  の回転速度で10分間遠心分離した。遠
心分離で生じた沈澱物には、脂肪、血球、結合組織3よ
び未破砕の細胞物質等の不溶固体分が混入しているので
、この・沈澱物を捨てた・一方、乳白色を呈した遠心上
清液両分のl l 7 ryiがとれた。この上清液面
分には細1a膜の主要格改成分が含量れる。この上清液
に、グルクールアルデヒド5幅(重量)を含む帆I M
 PBS (7)l17m/を、加えて60分間水冷下
(f(静かに攪拌して固定処理し5た。このようにグル
クールアルデヒドで処理した試料液134dをセルロー
ズ透析膜の袋(商品名Visking 1%・米国ビス
キング社g’)に入れて透析した。この透析は外液とし
ての10−3丁νI PBSの中に前記の透析膜の袋を
懸賞して、5°Cにて4日間外液をスクーラーで攪拌し
ながら行い、この間1日に1回外液を新しいものと交換
した。
迂析児了した試料液、すなわち透析液の蛋白量をピラ1
ノツト法によって測定り、、  l Omfl/、ml
の蛋白量を含むように帆IMPBsを加えて全量を19
60m1にしだ。この希釈した透析液の全体中の総蛋白
量は+ 9.6 tとなシ、原料の胸腺242から81
,7チの収量で蛋白質類を抽出し得たことになる。
前記の液に対して真空凍結を助は且つ次後に賦型剤とし
て働くブドウ糖の41.4 rを加えて溶解した。この
ように調製した試料液をバイアルビンに5dずつ分注し
て液体窒素で瞬間凍結したのち。
凍結真空乾燥を行った。本発明の有効成分物質とブドウ
糖とPBS由来の塩類との混合物からなる白色の水溶性
の結晶状粉末を得た。
この粉末中の総蛋白量はピュウレット法で測定実施例2
で得られたウシ給仕肝臓組(胞由来の上清液画分のl 
30 mlに対して、ゲルタールアルデヒド5チを含む
帆IMPBsの130dを加えて60分間水冷下に静か
に攪拌して固定処理した。このように処理した試料液2
60d全てをセルローズ透析膜の袋(商品名Vtski
ng )に入れて透析した。
透析は実施例2と同様に行った。
透析完了した試料液、すなわち透析液の蛋白量をビウレ
ット法によって測定し、蛋白量が10■/dになるよう
にP’ B Sを加えて全液量を1360−にした。こ
の希釈しだ透析液の総蛋白量は13・6りとなるから、
原料の肝lfi&24.8rから5444 %の収量で
蛋白質を抽出し得たことに相当する。
前記の希釈透析液に対して、真空乾燥を助は且っ賦型剤
として働くブドウ糖の28.39 fを加えて溶解した
。このように調製した試料液をバイアルビンに5dずつ
分注して液体窒素中で瞬間凍結した后、凍結真空乾燥を
行った。
・本発明の有効成分物質とブドウ糖とPBS由来の塩類
との混合物よシなりや\黄白色の水溶性の結晶状粉末が
得られた。収量13.3foこの粉末の蛋白質含量はビ
ウレット法で測定すると954mf!/ fであった。
実施例8 実施例1(イ)で前処理したウシ給仕の腎臓21fを実
施例1(ロ)と同様の手法でホモジナイズし、遠心分離
し、得られだ上清液を実施例6と同様の手法でゲルメー
ルアルデヒド5%を含b O,l M pBsで処理し
、更に同様に透析及び凍結乾燥した。本発明の免疫剤物
・質として用いられる白色の水溶性粉末の+ 3.3 
fがイちられた。
実施例9 実施例1(イ)で前処理したウシ給仕の牌臓24りを実
施例8と同様の手法で処理した。但しゲルタールアルデ
ヒドに代工てホルムアルデヒドを用いた。本発明の免疫
剤物質として用いられる白色の水溶性粉末19.72が
得られた。
実施例 実施例日イ)で前処理したウシ給仕の肺臓22.52を
、実施例8と同様の手法セ処理した。本発明の免疫剤物
質とし、て白色の水溶性粉末17.2Fが得られた。
実施例11 印 屠畜場において屠殺解体された雌ブメ(ヨークシャ
一種雑種)の妊娠子宮から摘出した給仕(体長20m、
推定妊娠方今2.5〜3ケ月)に対して、血液抗凝固剤
としてへi+ IJン(2単位/ rnl )を含むO
,1MのPBS(pH7,4)の約200dを腰帯血管
から注入、潅流した。潅流后、給仕の腹部・胸部を切開
し無菌的に各々の実質臓器、すなわち肝臓、腎臓、牌臓
、肺−祿、胸腺及びリンパ腺を夫々に摘出し、各臓器内
の面液、血管、結合組織および脂肪組織を可及的に取り
除いた。
(ロ)前記のように処理したブタ胎仔の肝臓・腎臓。
牌、傾、肺臓及び胸腺を夫々に実施例口に)と南様の手
法によ多処理した。夫々に、淡黄白色乃至ペーノユ色の
水溶性粉末ないし゛白色の水溶性粉末として本発明の、
抗癌剤物質が得られた。
実施例I2 実施例11で前処理したブタ給仕肝臓122を実施例F
(ロ)と同様の手法でホモジナイズし、遠心分離し、得
られた上清液を実施例6と同様の手法でゲルタールアル
デヒド5%を含むO,IMPBSで処理し、更に同様に
透析、凍結乾燥した。黄白色の水溶性粉末の形の本発明
の抗癌剤物質8.4fが得られた。
実施例13 実施例11で前処理したゲタ信任腎臓131を実施例1
2と同様の手法工処理した。本発明の抗癌剤物質が白色
の水溶性粉末の形で8.31得られた。
実施例 実施例11で前処理したブク給仕の牌臓92、肺I(蔵
122、又は刷版71を実姉例12と同様の手法で処理
した。夫々に、本発明の抗癌剤が白色の水溶性粉末の形
で7.6P、9.3f又l″i5.7り得られた。
実施例15 (−r)雌のマウス、ラット、モルモット又はウサギの
妊娠子宮から摘出した給仕に対して、血液抗凝固剤とし
てヘパリン(2単位/d)を含むO,I MのpBs(
p)1.4)を贋帯血管がら注入I潅流した。潅流后1
胎仔の腹部を切開し無菌的に肝臓を摘出し、臓器内の仙
液、血管、結合組織および脂肪組織を可及的に取シ除い
た。
(ロ)前記のように処理したマウス、ラット、モルモッ
ト又はウツギ給仕の肝臓を実姉例1(ロ)と同様の手法
でホモジナイズし、遠心分離して夫々に上清液50mg
を得た。
その上清液に生理食塩水50dを加えて60分間水冷下
に攪拌した。更に実施例1(O)と同様の手法で透析及
び凍結乾燥した。夫々に、淡黄橙色の水溶性粉末として
本発明の抗癌剤物質が得られた。
(−ウ  前記(0)の方法において、上清液に対して
ゲルタールアルデヒド5q6を含む生理食塩水5’f)
e%を加えて前項C口)と同様に処理し、淡黄橙色の水
溶性粉末を得た。
実施例 実iJL ’a、l l (O)で得られたウシ給仕胸
脈細胞由来の上清法画分のI 20 mlに対して、ゲ
ルタールアルデヒド5係を含むO,IMPBSのI 2
0 meを加えて水冷下に60分間静かに攪拌して固定
処理した。
このように処理した試料液240dをセルローズ透析膜
の袋(商品名Vi skjng膜、米国ビスキング社製
)に入れて透析した。この透析は実姉例1(ロ)と同様
に行った。
ようにO,I M PBSを加えて全量を2025 d
にした。
この希釈した透析液全体中の総蛋白量は20.252と
なシ、原料の胸腺251からg+、o係の収量で蛋白質
類を抽出し得たことになる。
これにコンカナバリンAの51.7η(25μ2/ m
e )を配合し、60分間水冷下に放置処理して溶解し
た。このように調製した試料液をバイアルビンに5 a
p、ずつ分注して液体窒素で瞬間凍結し、だのち、凍結
真空乾燥を行った。本発明の有効成分物質とコンカナバ
リンAとPBS由来の塩類との混合物よりなる白色の水
溶性の結晶状粉末を得だ。
この粉末はビュウレット法で測定して957 rtq/
2の蛋白質含量をもつ且つ2.5Q/fのコンカナバリ
ンA含量を示した。
試験例1 (予防的試駆) 先の各実施例で本発明免疫剤として得られた凍結真空乾
燥粉末を生理食塩水又は蒸留水に溶解して総蛋白含量が
IOv/*になるような各種のワクチンを調製し、これ
らワクチンの1mg〜3rrv(0,1mg〜0.3 
at )を供試動物に皮下注射した。これらワクチンの
注射は1週間間隔で3回投与しワクチン最終注射から1
週間后に、すなわち第1回のワクチン注射から21日目
にそれぞれの供試動物に腫瘍細胞を皮下注射によシ移植
した。試験した腫瘍細胞はデルコーマ180.エールリ
ッヒカルテノーマ、ロイケミアL−1210,及びP−
388である。
ザルコーマ+go又はエールリツヒ力ルテノーマは、こ
れの1XIO個の細胞を被験動物(ddNマウス、雌、
7週令、各群5匹)のそけい部皮下に移植し、癌細胞移
植后3週間目(21日目)に腫瘍を摘出し、腫瘍重量を
測定し、処理群の腫瘍平均重量(T)と対照群の腫瘍平
均重量(C)を算出し、T / C値帳)及び抑制率(
l OO−T/Cチ)の値を求め、ワクチンの癌予防効
果の判定を行った。
まだ、ロイケミアL−1210は6.4XIO個、P−
388は4.6 X to 個の細胞を被験動物(CD
F。
マウス、雌、7週令、各群5匹)のそけい部皮下に移植
し、対照群に比較しての処理群の延命時間を測定して、
対照群の値を100%としてT/C(つの値を算出した
例えば、ザルコーマ180接負群について腫瘍平均重量
は、実雄例1粉末(ウシ給仕胸腺由来の有効成分物質・
 ゲルタールアルデヒド非処理)のワクチン注射群では
0.312F、対照群(ワクチン無投与)では2.51
69であった。同じく−、ザルコ−−180接種群につ
いて、腫瘍平均重量庁、実姉例6粉末(ウシ給仕胸腺由
来の有効成分物質・ダルタールアルデヒド処理)のワク
チン注射群では、0.03&、?、対照群(ワクチン無
投与)では、2.683 Pであった。
試験結果を次の第1表〜第4表に要約して示す。
試験例2(治療的試参) 試験例1と同様に、先の各実施例で本発明免疫剤として
得られた凍結真空乾燥粉末を生理食塩水あるいは蒸留水
に溶解して総蛋白含量が109/mlになるような各種
のワクチンを調製し、これらワクチンの0.1d〜0.
3 fnlを供試動物(ddN?ウス・雌・ 7週令・
各群5匹)に皮下注射した。これらワクチンの注射は1
週間間隔で3回投与した。
@瘍紹1胞としてザルコーマ180)の1×10 ケの
細胞の移植(皮下注射)を、第3図のワクチン\注射と
同時に行った。発生した腫瘍の摘出は腫瘍細胞の移植か
ら211日目3週間目)に行った。
治療効果の判定は、処理群の腫瘍平均N爺(T)と対照
群のそれ(C)を算出し、さらにT / C(%lの値
および抑制率(+00− T/C%)の値を求めて行っ
た。
試験結果を次表に要約して示す。
試験例3 先の試験例で調製した各種ワクチンの201++7!づ
つを供試動物(ddNマウス、雌、7週令・各群5匹)
に、1日目、3日目、7日目、10日目、13日目、1
77日目、2日目に1日1回!計6回経口投与し、さら
にザルコーマ180のl X I’D 個の細胞を皮下
注射した。経口投与による予防的抗癌効果を試験例1と
同じ方法で評価した。
その結果、を次表に要約して示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1・ 哨乳動物胎仔の内臓器の生の細胞の細胞膜から分
    離された水溶性ないL易水分散性の蛋白質及び糖蛋白質
    を有効成分として含むことを特徴とする、免疫抗癌剤。 2、補乳動物胎仔゛の内臓器の生の細胞の細胞膜から分
    離され且つ生物組織固定剤として知られるアルデヒド化
    合物で固定処理されることによる変性を受けた水溶性な
    いし易水分散性の蛋白質及び糖蛋白質を有効成分として
    含むことを特徴とする、免疫抗癌剤。 8、胎仔はマウス、ラット、モルモット、ウサギ、ブタ
    、ヒツジ、ウシ又はウマの胎仔である特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載の抗癌剤。 4・ 内臓器は肝臓・腎j藏、牌臓・肺臓、胸腺又はリ
    ノー′P腺である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の抗癌剤。 とは、胎仔の生の内臓器から加液、血管、結合組織及び
    脂肪組織の部分を可及的に除去した臓器残部の細胞を等
    脹液と共に細胞形態が無くなるまで破砕且つホモジナイ
    ズし、得られだホモジナイズ液を遠心分離にかけ、得ら
    れた上清液を透析膜を通して等脱液又は水に対して透析
    して上清液からアミノ酸1.低分子量のオリゴペプチド
    、糖類及び塩類を除去し、得られた透析液を乾燥又は濃
    縮することによって得られた水溶性ないし易水分散性の
    蛋白質及び糖蛋白質を主成分とする粉末又は濃縮液であ
    る特許請求の範囲第1項記載の抗癌剤。 6・ アルデヒド化合物は、ホルムアルデヒド。 アセトアルデヒド又はゲルタールアルデヒドである特許
    請求の範囲第2項記載の抗癌剤。 7・ 胎仔内臓器の生の細胞の細胞膜から分離され且つ
    生物組織固定剤として知られるアルデヒド化合物で固定
    処理されることによる変性を受けた水溶性ないし易水分
    散性の蛋白質及び糖蛋白質とは、胎仔の生の内臓器から
    血液、血管・結合組織及び脂肪組織の部分を可及的に除
    去した臓器残部の細胞を等脱液と共に細胞形態が無くな
    る′まで破砕及びホモジナイズし、得らf′Lπホモジ
    ナイズ液を遠心分離にかけ、得られた上清液に、その中
    の蛋白質及び糖蛋白質の変質を防止する量のアルデヒド
    9化合物を混和して固定処理し、その固定処理を受けた
    上清液を透析膜を通して等脱液又は水に対して透析して
    該上清液からアミノ酸、低分子量のオリゴペプチド“、
    糖類及び塩類並びに使用アルデヒド化合物を除去し、得
    ら九た透析液を乾燥又Vi濃縮することによって得られ
    た水溶性ないし7射水分散性の蛋白質及び糖蛋白質を主
    成分とする粉末又は濃縮液である特許請求の範囲第2項
    記載の抗癌剤。 8、唾乳動物胎仔の内臓器の生の細胞の細胞膜から水溶
    性ないし易水分散性の蛋白質及び糖蛋白質を採取し、こ
    の蛋白質及び糖蛋白質を生物組織の固定剤として知られ
    るアルデヒド化合物で固定処理し、更にアルデヒド化合
    物での固定処理にょる変性を受けた蛋白質及び糖蛋白質
    を免疫抗癌剤として分離することを特徴とする免疫抗癌
    剤の製法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5709887A (en) * 1995-06-06 1998-01-20 Bryan, Deceased; Clifford R. Method and composition for treating tumors
JP2003535025A (ja) * 1999-06-25 2003-11-25 イッサム・リサーチ・ディベロップメント・カンパニー・オブ・ザ・ヘブルー・ユニバーシティ・オブ・エルサレム 微小器官で血管新生を誘発する方法

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JPS49118816A (ja) * 1973-03-26 1974-11-13
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