JPS59133896A - 歯車箱における鉄粉分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一度沈んだ金属粉その他の異物を、歯車そ
の他の回転で歯車の歯面や軸受部に巻き上げないように
、その沈滞を保たすことを目的とするものである。

歯車箱内には、歯車、軸受その他の摺動部の摩耗で、鉄
粉その他の金属粉が発生する。すると、これがその摺動
部に作用し、発熱や異状摩耗の原因になるので、たびた
び油を交換しなければならない。

この発明は、発生したその金属粉を、機械の休止時に巻
上防止板の下に沈澱させることによシ、機械の運転を再
開した際には、これが歯車の回転その他による油の流れ
では巻き上げられないようにし、もって油の交換回数の
低減や機械の寿命の向上を図るものである。

つぎに、この発明を施しだ歯車箱を図面に基いて説明す
ると、（１）は、歯車箱で、複数個の軸（２）　（２）
・・・が回転自在に軸受で支架され、これらに設けられ
た歯車（３）　（３）・・・が互に噛み合っている。

（４）は、受板で、中央に陥没部（４ａ）を有し、これ
から四方に誘導溝（４ｂ）を備えてお沙、この受板（４
）には、巻上防止板（５）が、誘導溝（４ｂ）の部分を
除いて中央の陥没部（４ａ）を被うようにビス（６）で
固着されている。そして、この受板（４）は、歯車箱（
１）の底面ニホルト（７）で固着されている。（８）は
、ドレンプラクを示す。

上記のように構成された伝動装置は、歯車箱（１）内に
所定量の潤滑油を入れて用いるが、運転中に歯車（３）
　（３）・・・の歯面の摩耗や軸受部の摩耗などで金属
粉が発生すると、これの連休中に、その金属粉は池内に
おいて沈み、誘導溝（４ｂ）を通って陥没部（４ａ）内
に沈澱する。

そして、この伝動装置の運転を再開した場合、歯車（３
）　（３）・・・の回転その他で発生される油の流れは
、巻上防止板（５）上を通って、その下には達しないの
で、金属粉の洗眼はそのまま保たれ、金属粉を沈滞させ
た上澄の油のみが潤滑に用いられ、もって、これによる
悪影響が除外される。なお、図のものにおいては、ドレ
ンプラク（８）を開いて、定期的に沈澱した金属粉を少
量の油とともに流し下し、油を補充して用いられる。

これを要するに、この発明は、陥没部（４ａ）とその上
に巻上防止板（５）を備えた受板（４）が歯車箱の底面
に固着されているととを特徴とする歯車箱における鉄粉
分離装置であるから、運転中に発生した金属粉が休止中
に陥没部（４ａ）内に沈澱し、運転再開に当ってこの巻
上防止板（５）でもって巻き上げられるのが阻止されて
その１ま沈ぬが保たれ、もって、金属粉が沈滞した上澄
の油が潤滑に供されて油の交換回数の低減や機械の寿命
の向上が図られる特徴がある。

なお、この発明の実施に当シ、歯車箱の内面の形状や歯
車の位置、回転方向その他によって油の流れを良く見極
め、陥没部の形状および位置並びに巻上防止板の形状お
よび位置を定めることが重要である。そして、巻上防止
板は、歯車−箱と受板との間に挾み込んで取り伺けるこ
とも出来、誘導溝は代えて誘導孔として巻上防ＩＥ板の
中央や端に設は得るものであるなど、この発明の実施例
には数に限りがない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を施した歯車箱の正面図、第２図はそ
の受板の拡大した斜面図、第３図はその１−１線切断図
、第４図はそのｎ−ｎ線切断図である。 なお、図中の符号は、つぎの通り。 （１）　　歯車箱　（２）　　軸　（３）歯車　（４）
　　受板（４ａ）陥没部　（４ｂ）誘導溝　（５）巻上
防止板（６）　　ビス　（７）ボルト　（８）　　ドレ
ンプラグ特許出願人の名称 井関農機株式会社 代表者　井関凸孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 陥没部とその上に巻上防止板を備えだ受板が歯車箱の底
   面に固着されていることを特徴とする歯車箱における鉄
   粉分離装置。