JPS5912941Y2 - 初期設定機能付遊戯場管理装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、遊戯場管理装置特にコンピュータ方式を採り
入れた管理装置の改良に関する。

近時ＬＳＩ化された中央処理装置いわゆるマイクロプロ
セッサ（以下ＭＰＵ）が市場で容易に人手できるように
なったこともあり、パチンコ場におけるパチンコ機等遊
戯場施設の稼動状況あるいは売上状況の管理のためコン
ピュータを導入することが顕著となっている。

この従来の遊戯場管理装置は管理する遊戯機等の割り振
りについて、例えば１〜１００番まではＡタイプの遊戯
機、１０１〜２００はＢタイプの遊戯機、２０１〜３０
０はＣタイプの遊戯機、３０１〜３５０は玉貸機、３５
１〜４００は景品交換機というように予め定められてお
り、この割り振りを変更するためには、制御プログラム
が格納されているリードオンリーメモリ（ＲＯＭ）の内
容を変更する構成となっている。

このＲＯＭ内容の変更のためにはＲＯＭライタという特
殊な装置を必要で、パチンコ場等の管理者が簡単に内容
を変更することはできなかった。

それ故、仮りにＡ、Ｂ、Ｃ各タイプの遊戯機は９５台が
実際に配置され、残りは空番として残されているような
場合に、集計表を作成すべくプリンタを作動させると、
実際に配置されている各遊戯機については該当の稼動状
況データがプリントアウトされるが、実際には遊戯機が
配置されていない上記空番についてもＯ（ゼロ）データ
がプリントアウトされることになっていた。

このようにゼロデータが打ち出されることは、集計表が
みにくくなり、かつ作表に時間がかかるので好ましくな
い。

本考案は上述のような従来装置の不具合を除去するため
になされたもので、実際に配置されている遊戯場施設を
、その番号情報で初期設定できる手段を設け、上記集計
テ゛−タ作表に当っては、ゼロデータのない見易い表が
迅速に作成できるようにすることを目的とする。

以下図面にもとづき本考案の実施例を説明する。

第１図は本実施例システムの全体をブロック図で示す。

１は、ＣＰＵで前記ＭＰＵを中心に構成されている。

２は、プログラムメモリで、３は、データメモリである
。

データメモリ３は、普通のパチンコ台４、コインを使用
するコイン台５、玉貸器６、コイン貸機７および景品交
換機８からの出力がインターフェイス回路（以下Ｉ／Ｆ
）９を介して伝えられ積算される部分で、プログラムメ
モリ２とともにＣＰＵ１に対する主メモリを形成してい
る。

ＣＰＵ１にはさらに場内中央監視室内に設けられるべき
操作盤が連結されており、図にはその操作パネル１０で
それを示している。

ＣＰＵ１は、メモリ２中のプログラムを実行することに
より、テ゛−タメモリ３中のテ゛−夕を参照してパチン
コ台４に打止め制御をほどこしたり、稼動状況を表示器
１１に表示したり、あるいはプリンタ１２を使用して売
上げ集計をプリントアウトする。

このようなＣＰＵ１に対する指示は機能スイッチ１３．
ｉ４、テンキー１５あるいは集計キースイッチ１６、電
源キー１７（その機能は後述）によってなされる。

二のようなシステム構成をとることにより、通常時は場
内各機器の様子を中央監視室で監視できるようになって
いる。

このような構成は今では周知であるので詳説は省く。

次に本考案の中心課題ともいうべき初期設定の仕方を説
明するのに先立って、このシステムでは各機器４，５，
６，７．８がどのような形でＣＰＵ１に連結（インター
フェイス）されるかにつき説明しておく。

このシステムは、最大５１２台の機器（遊戯場施設）が
連結できる。

第２図は、機器番号１〜５１２に対して各機器がどのよ
うに分配されるかを示す。

この分配は３２を単位としている。

従ってパチンコ台は１番から７１番、コイン台は９７番
から１３０番等に分配され、７２番から９６番まではパ
チンコ台が補充されたときのためあけられているが、他
の部分は全て機器が対応させられている。

（なお、単位３２とはＩ／Ｆ９中のＩ／Ｆ回路基板１枚
あるいは１単位に相当し、この基板１枚に対してコネク
タ１８・・・・・・が対応している。

従って本システムを設置する際は、各コネクタ１８には
例えばパチンコ台４のみの入力信号ラインが集められ、
別のコネクタ１８にはパチンコ台の出力信号ラインのみ
が集められ、さらに別のコネクタについてはコイン台５
についてのみ同様の仕分けがなされる必要がある。

通常パチンコ台１台について２つの入力と１つの出力が
割当てられる。

もし前述のＩ／Ｆ回路基板中に入出力両方の回路を内蔵
するものとすると、前記のように入出力信号各別にコネ
クタを設ける必要はなくなるが、現在のところ一般的で
はない。

）さて、今遊戯場内模様がえがあり、機器の分配を変更
する必要が生じたとする。

このような場合管理者がとるべき処置を第３図に示すフ
ローチャートを含めて説明する。

管理者は、操作盤中かくれた位置にある初期設定スイッ
チ１９をＯＮにし、続いて特別なキーを操作して集計キ
ースイッチ１６をＯＮ側に切替える。

これによってＣＰＵ１は初期設定を行うための第１の条
件が登録されたことになるが、これはキーをもつ特別な
管理者だけに許される。

さらに管理者はキーで電源キースイッチ１７をＡＬＬ−
ＣＬＥＡＲの位置に設定する。

このＡＬＬ−ＣＬＥＡＲへのセットは通常テ゛−タメモ
リ３の内容を消去する等このシステムを初期状態にする
ため毎朝特別な管理者によって行われる作業であるが、
命運べているような場合は、機器割り振りをその内容と
する初期設定の第２の条件登録となり、これによってＣ
ＰＵ１は初期設定を行える状態となる。

そこで管理者は新たなパチンコ台の割振り番号例えば１
−１１５をテンキー１５およびハイフンキー２０を使っ
て入力する。

続いて呼び出しキー２１を押すと、ＣＰＵ１には１〜１
１５番の機器としてパチンコ台が登録されたことが記憶
される。

続いてＣＰＵ１は表示器１１中の特別の表示管に１なる
表示をさせる。

これは今管理者が設定したのは１（即ちパチンコ台）に
ついてであったことを確認できるようにするためである
。

なお、管理者は最初設定する機器はパチンコ台であり、
次がコイン台である等は記憶しておくか、メモに残して
おく必要はある。

これを確認すると管理者は、コイル台についての番号セ
ット呼び出しキー２１の押圧を行い、同様に玉貸機６、
コイン貸機７および景品交換機８についての番号を入力
し、新しい機器配置に関する設定を終了する。

このようにして全ての設定が終了するとブザ（図示せず
）が鳴るので管理者は全てを良好に操作したことを確認
し、ブザー停止キー２２を押してブザを停止させ、島別
設定（後述する）がなければ初期設定スイッチ１９をＯ
ＦＦにして操作を終了する。

ここで使用するキー等は通常時それぞれの目的で使用さ
れるものであることを説明しておく。

即ち、テンキー１５は特定のあるいは一層のパチンコ台
を指定するためのもので、これにより指定した後呼び出
しキー２１を押圧すると表示器１１にその台の稼動内容
が表示される。

又、単純に集計キースイッチ１６を操作すると、プリン
タ１２で一日の売上げ等管理テ゛−夕が印字される。

従ってこの初期設定を行うために特別に設けられるのは
初期設定スイッチ１９と、前記のような設定操作に応動
する内容のプログラムが格納されるプログラムメモリ２
中の一部のメモリだけで゛ある。

勿論集計キースイッチ１６と電源キースイッチ１７とが
同時にセットされたときが初期設定であるというように
決めておくこともできるが、これは管理者に複雑な操作
を強要することになるので避けるほうが望ましい。

さて島別設定について説明するか゛、そのための操作は
第３図右側のフローチャートで示している。

即ち、管理者は品別キー２３を押すことによって以後の
操作が品別を設定するためのものである旨を登録した後
、何番から何番までが島を形成するのか順次登録する。

このような島別設定は、今日のパチンコ場では複数ライ
ンの遊戯合判を設けているから普通必要な作業である。

なお上述した実施例はパチンコ台の増設があつた場合で
あり、当然コネクタ１８は追加され、これに伴いコイン
台はその台数に変化がない場合でもズラされることにな
るが、この作業はコイン台のコネクタ１８を３２機器（
１単位）分有側にズラすだけでよいから簡単である。

又、コイン台を全部取除いたり、あるいは最初からコイ
ン台がないような遊戯場においては、コイン台およびコ
イン貸機についての設定登録は不要であるので、第３図
にＳＰで示す。

台番号の設定操作を行わず直に呼び出しキーを押せばよ
いようになっている。

この場合は、コンピュータ内部ではパチンコ台につづい
て玉貸機が割当てられる。

以上のようなシステム構成にしておくと、遊戯場に実際
に設置されている機器だけがＣＰＵ １に登録されるこ
とになり、従来装置がそうであったような、集計時設置
されていない機器についてのデータ（具体的にはＯテ゛
−タ）が打ち出されるような不具合はなくなる。

本考案によれば、主メモリ中に初期設定スイッチの操作
に応動して、以後テンキー等から入力される情報が各機
器の割り振りを示すデータであることを検出し、そのテ
゛−夕に従って機器の配置状態を登録するプログラムが
格納されるメモリを設けたので、従来装置では不可能か
あるいは非常に煩雑な作業を必要とした初期設定作業が
簡単に行えることになり、遊戯場の改装時等においても
ユーザ側において直ちに新しい状況に対応したシステム
構成に再編できるので、コンピュータ内部テｌ、を導入
したメリットは一層増大する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例システムのブロック図、第２図は機器遊
戯場施設の割り振りを示す図、第３図は操作のフローチ
ャートである。 １・・・・・・ＣＰＵ、２・・・・・・プログラムメモ
リ、１５・・・・・・テンキー、１９・・・・・・初期
設定スイッチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数台の遊戯場施設が連結するためのインターフェイス
   回路と、特定あるいは一群の上記遊戯場施設を該施設に
   付された番号で指定するための数値設定器と、集計を指
   示するための集計キーを有し、上記数値設定器で指定さ
   れた遊戯場施設の稼動状況を表示し、上記集計キーの操
   作に応動して上記遊戯場施設の稼動状況をプリントアウ
   トする遊戯場管理装置において、 初期設定を指示するための初期設定スイッチと、この初
   期設定スイッチの操作を検出して初期設定条件の成立を
   登録する条件成立登録手段と、この条件成立登録手段に
   よる上記登録動作を条件として、後続してなされる前記
   数値設定器の操作によって発生される数値情報を実際に
   設置されている上記遊戯場施設を示す情報として登録す
   る施設登録手段とを有し、上記初期設定スイッチの解除
   の後は、上記集計キーの操作に応動して上記施設登録手
   段で登録された上記遊戯場施設についての稼動状況がプ
   リントアウトされるようにした初期設定機能付遊戯場管
   理装置。