JPS5912812Y2 - 圧電振動子の保持器 - Google Patents

圧電振動子の保持器

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JPS5912812Y2
JPS5912812Y2 JP1976016574U JP1657476U JPS5912812Y2 JP S5912812 Y2 JPS5912812 Y2 JP S5912812Y2 JP 1976016574 U JP1976016574 U JP 1976016574U JP 1657476 U JP1657476 U JP 1657476U JP S5912812 Y2 JPS5912812 Y2 JP S5912812Y2
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
holder
piezoelectric
excitation electrode
recess
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Expired
Application number
JP1976016574U
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English (en)
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JPS52109461U (ja
Inventor
和正 山口
邦夫 佐々木
正典 大城
Original Assignee
キンセキ株式会社
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Publication date
Application filed by キンセキ株式会社 filed Critical キンセキ株式会社
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧電振動子の保持器の構造に関するものであ
る。
従来より知られた圧電振動子の保持器は、例えば第1図
に示すように、圧電板1の主面(他の面より広い面をい
う。
)上に励振電極2を真空蒸着技術を用いて付着し、基台
3に植設された引出線4に保持具5を取付けし、保持具
5の上端に形成された切込み51に圧電板1を挿入して
構成されている。
保持具5は、第1図に示した切込み構造の他にクリップ
マウント構造のものも公知である。
一方、圧電振動子は、その製造過程において、所望周波
数を得るため、圧電板の形状寸法の加工の他に、前述し
た励振電極の付着工程で、初め、所望周波数よりやや高
めの周波数になるように下葉着用マスクを用いて下蒸着
し、次に、第1図に示したような保持構造に圧電板を組
立してから微調整蒸着用マスクを用いて下蒸着の上に微
調整蒸着しながら所望周波数の許容値以内に定めている
即ち、所望周波数に定めるには、下蒸着した励振電極の
上に、出来る限り正確に位置合せして、微調整蒸着を行
う必要がある。
しかるに、このような位置合せは、保持具5自体の歪、
機械的応力等及び一般に圧電板の重量が保持具の重量よ
り大きいことより組立後の位置ずれがあるため、細心の
注意力をもってしても難しいことであるが、仮りに組立
時に正確に出来たとしても、微調整蒸着する段階では、
位置ずれを起こし、著しく製造能率を低下せしめてしま
う。
それ故に、従来の微調整蒸着は、下蒸着した励振電極の
ほぼ中心をねらいにして、その電極面積より小さな面積
内に部分的に付着するしか手段がなかった。
その結果、励振電極の不均一が圧電振動モードに作用し
て、スプリアスの発生及び電気的定数(動作容量Cm、
動作インダクタンスLm等)の変動を誘発する欠点があ
った。
本考案の目的は、このような欠点を解消するためになさ
れたものであって、下蒸着した励振電極が占める面積に
正確に位置合せして一様に微調整蒸着することができる
圧電振動子の保持器を提供するところにある。
考案のもう一つの目的は、部品材料費の低減及び製造能
率の向上が得られる圧電振動子を提供するところにある
以上掲げた目的を達成するため、本考案は、圧電板の主
面上に励振電極が配置された圧電振動子の保持構造にお
いて、該圧電板を載置できる外形寸法を有す゛る凹部、
該凹部の周辺に段差面、該凹部の底面にあって該励振電
極に向き合った位置に貫穴部を具備するとともに、植設
された引出線の該圧電振動子に対する接続部が該段差面
とほぼ同一面上に、設置していることを特徴とする圧電
振動子の保持器を主構成としている。
ここで「圧電板」とは、水晶、タンタル酸リチウム、ニ
オブ酸リチウム等の圧電体を板状に形成したものであり
、「植設された引出線」とは、保持器に植込んで設置さ
れた引出線であって、その形状は円柱、角柱、薄板状等
が挙げられる。
以下、本考案を実施例の図示をもって詳細に説明する。
第2図は、本考案による圧電振動子の保持器の一実施例
であって、圧電振動子を保持器に組立する前の状態にあ
るものを示す斜視図である。
第3図は、そのaが第2図に示した圧電振動子の保持器
の組立後の構造図であり、そのbがA−A断面図である
引出線4は、保持器6に植設され、保持器6に形成され
た四部61から突出した接続部41は、圧電板1の励振
電極2から周辺に向って延在した接続電極21と導電性
接着剤を塗布して電気的接続される。
保持器6は、セラミック、エポキシ樹脂、プラスチック
及びガラス等の絶縁材から成り、その成形にあたって、
圧電板1が載置できる外形寸法を有する凹部61.凹部
61の周辺部分に設けられた段差面62、四部61の底
面にあって向き合った励振電極2の中心及びその面積と
等しく合わせた貫穴部63、引出線4の接続部41が凹
部61から突出する近傍に設けられた溝64を具備して
いる。
引出線4の接続部41と段差面62とは、凹部61が囲
む内側で同一の平面上に位置している。
圧電板1と段差面62との接触部分は、接着剤(必ずし
も導電性であることを要しない。
)を塗布して固着される。
このように圧電振動子の保持器を構成することより、第
1に、貫穴部63が微調整蒸着するときの微調整用蒸着
マスクとして使用できるとともに、向き合った励振電極
との位置合わせにおいて基準位置として、しかも圧電板
1を接続部41と段差面62に載置した状態で使用する
ことができるので、下蒸着された励振電極の上に製造上
バラツキがなく一様に微調整蒸着することができる。
第2に、その結果として、従来問題としていたスプリア
スの発生及び電気的定数の変動が解消できる。
第3に、保持器6は、微調整用蒸着マスクの他に基台と
しての機能を持っているので、それらの部品を用意する
必要がない。
第4に、接続部41と接続電極21とを電気的接続する
導電性接着剤の塗布時に、接着剤が溝64の方に吸い込
まれるので、固着に必要な量だけ接続個所に塗付するこ
とができる。
その結果、接着剤塗付した圧電振動子によく見かける直
列共振抵抗値の劣化を解消できる。
等の利点が多い。
密閉容器は、図示していないが、圧電振動子を第3図に
示したように組立した保持器6に被せる。
保持器6の材料にセラミックを用いれば、第3図に示す
ように金属膜7を保持器6に固着し、在来の金属密閉容
器を保持器6に被せて金属膜7の個所で半田付すること
ができる。
また、密閉容器として単に熱収縮チューブを凹部61と
貫穴部63を中心にして保持器6に被せてから熱を加え
て熱収縮させたものでもよい。
第4図は、そのaが本考案による圧電振動子の保持器を
2重モード圧電振動子に適用した実施例であって、その
構造図を示し、bがB−B断面図である。
本実施例では、励振電極として共通電極2′と2個の分
割電極2“及び21/′が圧電板1の主面上に配置され
、2個の貫穴部63″及び631〃が、それぞれ分割電
極2“及び2″′に向き合って、それぞれの電極の中心
及び面積と等しくして保持器6の凹部61の底面に形成
されている。
その他の本考案における主要な構成は、前述した実施例
と同様であるので、同一部品同一符号(ただし、同一部
品でもそれが複数ある場合には、同じ数字に「′」記号
を付しである。
)をもって説明を省略する。
かくして本実施例の2重モード圧電振動子の保持器は、
前述した効果の他に、貫穴部が複数個あることに基づき
、前述した、向き合った励振電極と貫穴部との位置合わ
せにおける「基準位置」が複数個存在するので、より一
層、下蒸着された励振電極の上に製造上バラツキがなく
一様に微調整蒸着することができる。
本実施例では、2重モード圧電振動子に適用して説明し
たが、本考案は、3重モード圧電振動子等多重モード圧
電振動子に適用できることもちろんである。
以上の実施例では、貫穴部の面積は、それと向き合った
励振電極の面積と等しくしていたが、実験によれば、本
考案を使用することより、励振電極の面積より小さくて
もその約80%以上占めていれば、スプリアスの発生及
び電気的定数の変動が無視できる程度に抑圧できること
が確認された。
その意味で、本考案の構成要素の一つである貫穴部の面
積は、それと向き合った励振電極の面積と「はぼ等しい
」ことが望しい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧電振動子の保持構造図、第2゜3及び
4図はそれぞれ本考案による圧電振動子の保持器の一実
施例を示す構造図。 1・・・圧電板、2.2’、2″、2/〃・・・励振電
極、4,4’。 4”、 4 ///・・・引出線、41.41’、 4
1”、 41 ”’・・・接続部、6・・・保持器、6
1・・・凹部、62・・・段差面、63.63’、 6
3”。 63″・・・貫穴部、64・・・溝。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) 圧電板の主面上に励振電極が配置された圧電
    振動子の保持構造において、該圧電板を載置できる外形
    寸法を有する凹部、該凹部の周辺に段差面、該凹部の底
    面にあって該励振電極に向き合った位置に貫穴部を具備
    するとともに、植設された引出線の該圧電振動子に対す
    る接続部が該段差面とほぼ同一面上に設置していること
    を特徴とする圧電振動子の保持器。
  2. (2)貫穴部の外形寸法が向き合った励振電極の面積と
    ほぼ等しいことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の圧電振動子の保持器。
  3. (3)植設された引出線の圧電振動子に対する接続部近
    傍の突出個所に溝を形成したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の圧電振動子の保持器。
  4. (4)植設された引出線の圧電振動子に対する接続部近
    傍の突出個所に溝を形成したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(2)項記載の圧電振動子の保持器。
JP1976016574U 1976-02-14 1976-02-14 圧電振動子の保持器 Expired JPS5912812Y2 (ja)

Priority Applications (2)

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JP1976016574U JPS5912812Y2 (ja) 1976-02-14 1976-02-14 圧電振動子の保持器
US05/768,525 US4112324A (en) 1976-02-14 1977-02-14 Mounting for plural piezoelectric vibrator units

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JP1976016574U JPS5912812Y2 (ja) 1976-02-14 1976-02-14 圧電振動子の保持器

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JPS52109461U JPS52109461U (ja) 1977-08-19
JPS5912812Y2 true JPS5912812Y2 (ja) 1984-04-17

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JP1976016574U Expired JPS5912812Y2 (ja) 1976-02-14 1976-02-14 圧電振動子の保持器

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JPS57197906A (en) * 1981-05-29 1982-12-04 Seiko Instr & Electronics Ltd Gt cut quartz oscillator
JPS58205317A (ja) * 1982-05-25 1983-11-30 Toyo Commun Equip Co Ltd 電子デバイス

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JPS52109461U (ja) 1977-08-19

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