JPS59128083A - 曲り外板ブロツクの組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は湾曲形成され船体外殻ｔなす曲り外板ブロック
の組立方法に関する。

一般に、大型船舶の建造にはブロックエ、法が採用され
ている。このブロック工法を行う上で、船体の湾曲外殻
部となる曲り外板ブロックは、第１図に示す如く、曲り
外板ｌＯの内面に縦方向に浴５０ンジ材１２と、これに
直交するトランス材１４とからなる骨材を配材したもの
とされる。

従来、この種の曲り外板ブロックを組立てる方法は、曲
り外板ｌＯに対しＬ形断面形状をなすロンジ１２を配置
して仮付溶接をなし、その後に、第２図に示されるよう
な、ロンジ材１２の嵌入スロツ）１６を形成したトラン
ス材１４を組付けて位置決めを行い、各接合箇所を本溶
接するよ５にしていた。

しかしながら、従来の組立方法では、トランス材１４の
曲り外板ｌＯとの当接縁にスロツ）１６ケ設け、スロッ
ト１６の縁部もロンジ材１２との溶接部分となるため、
溶接線には連続性がなくなり、組付溶接作業性が極めて
悪いという欠点かあった。しかもスロツ）１６はＬ形断
面のロンジ材１２’＆嵌入し得る充分な大きさとしなげ
れはならないため、当該部分での強度か弱（なる。した
がって補強のためにロンジ材１２とトランス材１４間に
カラープレート１８を別に溶接結合する必要があり、溶
接作業の困難性を助長していた。

本発明は、上記従来の問題点に着目し、曲り外板ブロッ
クの組立に際し、溶接線が連続的となり溶接作業の高効
率化を図ることができる組立方法を提供することを目的
とする。

上記目的を達成するために、本発明に係る曲り外板ブロ
ックの組立方法は、曲り外板の縦方向に配設されるロン
ジ材間に直交配置されロンジ材と同等扁さを有する幕板
を予めロンジ材−側面に＃接し、これを曲り外板に配材
することにより格子桟゛を形属し、その後幕板頂面に清
ってトランス材を溶接することにより組立てるように構
成した。

斯かる構成により、ロンジ材の片側をオープンした状態
で曲り外板忙溶接でき、トランス材は幕板頂面が連続的
となるため溶接線も連続し、溶接を効果的に行うことが
できる。

以下に本発明に係る曲り外板ブロック組立方法の実施例
を図面を参照し゛Ｃ詳細に説明する。

第３図（５）〜（切は本実施例に係る組立方法による各
工程時の部材斜視図である。まず、第３図（５）に示さ
れるように曲り外板ｌＯは縦横に湾曲形成されており、
これに骨材を配材するものであるが、最初にロンジ材１
２に対し幕板２ｏ１に溶接結合するものである。これは
、同図（Ｂ）に示す如（、曲りロンジ材１２の片側面に
トランス材１４の組付間隔と同間隔位置に幕板２０を直
交配置して両者な溶接する。幕板２０はロンジ材１２の
配置間隔と等しい長さを有し、第６図に示したように断
面り形状に形成し、下縁２２を取付位置における曲り外
板ｌＯの曲率に合わせ、頂面２４に屈曲部を位置させて
その高さがロンジ材１２の高さと同等となるように形成
されている。そして１、・この幕板２０の一側縁２６を
ロンジ材１２に溶接するものとしている。

次に、この幕板２０が結合されたロンジ材１２を曲り外
板１０に溶接結合するものである。これは、まず、曲り
外板ｌＯの一万側線に幕板２０の先端を合わせてロンジ
材１２を配置し、ロンジ材１２と曲り外板ｌＯとの当接
部に対して、幕板２０が取付けられていない側のオープ
ン面側から連続溶接を施して行５゜このとき、幕板２０
はロンジ材１２の倒れ止めの役割を存し、精度維持が容
易となる。このようにして最初のロンジ材１２を取付け
た後、これに並設して次のｐンジ材１２を溶接する。こ
れは先のロンジ材１２のオープン面に取付けようとする
ロンジ材１２と一体となった幕板先端な当接して位置決
めしロンジ材１２相互を平行配ｆｆｉする。そして、同
様にオープン面側から連続溶接を行うものである。そし
て順次曲り外板ｌＯ上に必要数ロンジ材１２を配設し、
最終ロンジ材１２に更に幕板２０を溶接にて取付けると
ともに、残りの必要溶接部分の溶接処理を行って、第３
図（ｑに示されるように、曲り外板ｌＯにロンジ、ｌＪ
’１２と幕板２０からなる格子程２８を形成して当該工
程を終了する。なお、当該工程では、曲り外板ｌＯの一
側縁から順次ロンジ材１２を配材し溶接したが、−列お
きに溶接処理を行うこともできる。

次に、上記の如く曲り外板ｌＯに格子、１２８ｉ形成し
た後、これにトランス材３０を取付けるものである。こ
のトランス材３ｏは従来のトランス材１４（第２図参照
）のスロッ）１６を含むロンジ材１２の高さ相当部分を
省略除去したものであり、同一線上に配列された幕板２
０の頂面２４に当接して配置し、幕板２０とトランス材
３００当接線を溶接線とするもので、この溶接線に沿っ
て連続溶接を行うことにより、第３図０に示す曲り外板
ブロックが製作される。この溶接作業はロンジ材１２の
横断方向にレールを載せ、このレール上を走行する自動
溶接機で行わせればよい。ここで、トランス材３０は、
第４〜５図の如く、下縁部を幕板２０とロンジ材１２の
頂面部とによって形成される連続した曲線に合致する形
状となし、鰺板２０の立上り面と一同一平面内に位置す
るようにして結合される。

このように構成される曲り外板ブロックの組立方法によ
れは１．まず、ロンジ材１２の曲り外板１０に対する溶
接結合は、予め組付けられる幕板２０が倒れ止め作用を
なすので位置決めを安定的かつ精度維持して行うことが
でき、かつ＃接線が連続的となるので作業性が極めて良
好となる。また、トランス材３０に対するロンジ材１２
の組付けが不用となる（スロツ）１６に嵌入する必要が
ない）ので、作業が簡易となる。また、トランス材３０
は溶接部が連続線とされるため、溶接作業性が著しく向
上する。しかも、ロンジ材１２やトランス材３０の主要
溶接部が連続性を有するため、溶接取付の機械化（ロボ
ット溶接等）が容易に行うことができ、作業性をより向
上させることができる〇更に、従来はトランス材にスロ
ットを設けていたために補強用のカラープレートを取付
けていたが、幕板２０を組込む構成としているため、補
強することな（組立てることが可能となる。

なおトランス材３０’！ａ’Ｌ形とせずに、第７図の如
く、Ｔ形断面形状のトランス材２０Ａとしてもよい。

以上説明したように、本発明によれば連続溶接が可能と
なり、組立作業性を向上させることができるというすぐ
れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の曲り外板ブロックの断面図、第２図は従
来のトランス材側面図、第３図（５）〜（切は本実施例
に係る組立方法の各工程における斜視図、第４図は曲り
外板ブロック要部断面図、第５図は第４図の■−Ｖ線断
面図、第６図はトランス材の側面図、第７図はトランス
材の変形例の側面図である０ 代理人　　鵜　沼　辰　之 （ほか２名） 第１図 （Ｃ）　　　　　　　　　　（Ｄ） ０ 第４図　　　　　第５図 第６図　　　　　第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　曲り外板の縦方向に配設されるロンジ材間に
   直交配置されロンジ材と同等高さを有する幕板を予めロ
   ンジ材−側面に溶接し、これを曲り外板に配材すること
   により格子域ヲ形成し、その後幕板頂面に治ってトラン
   ス材を溶接することにより組立てることを特徴とする曲
   り外板ブロックの組立方法。