JP2631706B2 - クレーンガーダの製造方法 - Google Patents

クレーンガーダの製造方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、天井クレーン等において、その重量を支え
るクレーンガーダの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来のボックス形状のクレーンガーダの製造方法につ
いて、第10図乃至第17図にもとづいて説明する。まず、
第10図に示すように、所定幅長に切断された二枚のウェ
ブ材1,1(一枚は、図示略)を定盤上に載置し、このウ
ェブ材1の深さHの約1/4〜1/5の位置(圧縮側となる上
フランジ材側から下方の位置)に所定のマーキングをし
た後、所定間隔にて主水平補剛材2,2,…を、また主水平
補剛材2,2,…と引張側となる下フランジ材側との中間位
置に所定のマーキングをした後、所定間隔にて補水平補
剛材3,3,…を、それぞれ両側から本溶接W1する。
一方、第11図に示すように、所定幅長に切断された上
フランジ材4を定盤上に載置し、この上フランジ材4の
上面に、所定のマーキングをした後、スパン方向に所要
数の垂直補剛材5,5,…を所定間隔にて、直角に植立して
仮溶接W2する。そして、第12図に示すように、ウェブ材
1,1をクレーン等(図示略)で吊って鉛直にした状態
で、垂直補剛材5,5,…の両側から挟持するように密着さ
せ、上フランジ材4と、ウェブ材1,1との内側接合面、
及びウェブ材1,1と垂直補剛材5,5,…との接合面を仮溶
接W3する。
そして、この状態でクレーンガーダのキャンバ及びよ
じれを修正した後、第13図に示すように、上フランジ材
4とウェブ材1,1との内側接合面、垂直補剛材5,5,…と
上フランジ材4との接合面、垂直補剛材5,5,…とウェブ
材1,1との接合面及び垂直補剛材5,5,…と各水平補剛材
2,2,…及び3,3,…との接合面をそれぞれ本溶接W4する。
ついで、第14図に示すように、ボックス形状となるべ
くウェブ材1,1上面に下フランジ材6を密着させた状態
で、ウェブ材1,1と下フランジ材6との外側接合面を仮
溶接W5する。
その後、第15図に示すように、定盤上にこのクレーン
ガーダを横向きに載置して、上下フランジ材4及び6と
ウェブ材1,1との外側接合面を本溶接W6する。
そして、第16図に示すように、このクレーンクレーン
ガーダを反転させて、上下フランジ材4及び6と反対側
のウェブ材1,1との外側接合面を本溶接W7する。
最後に、第17図に示すように、上フランジ材4の上面
に巻上機の横行レール7を載置し、本溶接W8してクレー
ンガーダを完成させる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の製造方法では、第17図に示すよ
うに、クレーンガーダの主たる溶接部分は、上下フラン
ジ材4及び6とウェブ材1,1との各接合面の6箇所とな
り、溶接箇所が多いため溶接工数も多くなる問題点があ
った。
また、上下フランジ材4及び6とウェブ材1,1とを別
置して加工製造していたため、工場内に広い製作スペー
スを要する問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決することを課題と
してなされたものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本発明のクレーンガーダ
の製造方法は、鋼板を断面コ字状に折曲して起立部の高
さが異なる一対のガーダ部材を形成し、一方の起立部の
高さが高い方のガーダ部材の長手方向内側両面には、主
水平補剛材を対向させて平行に溶接し、該ガーダ部材の
内壁部には、側面略中央部に切欠き部を有する垂直補剛
材を所定間隔にてスパン方向に所要数溶接すると共に、
前記ガーダ部材の内側開口縁には、この開口縁に沿って
補水平補剛材を対向させ、かつ、その一部を前記ガーダ
部材の内壁に沿って上方に突出するようにして溶接し、
ついで、前記ガーダ部材の開口部の上方に、他方のガー
ダ部材の開口部を対向させて挿入した後、前記両ガーダ
部材の開口縁合わせ面間と、前記補水平補剛材とを前記
両ガーダ部材の両外側から一体に溶接するようにした構
成としたものである。
(作用) 上記方法とすれば、クレーンガーダの主たる溶接部分
は2箇所だけで済み、しかも補水平補剛材が突合せ溶接
部の裏当て金として機能させることができたので、この
溶接部分の信頼性を著しく向上させることができた。ま
た、断面コ字状のガーダ部材を定盤上に載置するだけの
状態でクレーンガーダを製造することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図乃至第9図にもとづ
いて説明する。
第1図は本発明により製造した天井クレーンの正面
図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図である。第
1図において、8はクレーンガーダ、9はクレーンガー
ダ8に沿って横行する巻上機、10はその横行レールであ
る。
第3図において、11及び12は所定長さの鋼板を、断面
コ字状にプレス等によって折曲形成した一対のガーダ部
材である。このガーダ部材11及び12は幅A1,A2を共通に
して、その起立部の高さB1,B2を異ならせて形成したも
ので、各種の幅Aと高さBをモジュール化して量産化し
たものである。このガーダ部材11及び12を用いて、クレ
ーンガーダ8を製造する工程について次に説明する。
まず、一方のガーダ部材11すなわち起立部の高さが高
い方のガーダ部材11を、その開口部11aを上方にして、
定盤13上に載置する。このガーダ部材の長手方向起立部
内側両面には、第4図及び第5図に示すように、所定長
さの主水平補剛材14、14を所定間隔にて対向して平行に
本溶接する。この主水平補剛材14,14の取付け位置は、
ガーダ部材11及び12の開口部11a12aをそれぞれ対向させ
て組立てた際の高さ(B1+B2)(第8図参照)の下方約
1/4〜1/5とし、また、隣接する主水平補剛材14、14間の
隙間t1は、後述する垂直補剛材15の厚さより若干大きめ
の寸法とする。
このように形成されたガーダ部材11の内部には、第6
図に示すように、垂直補剛材15が主水平補剛材14,14の
隙間t1を挿通して、ガーダ部材11の開口部11aから挿入
される。この垂直補剛材15の高さCは、ガーダ部材11,1
2の開口部11a、12aをそれぞれ対向させて組合わせた際
の高さ(B1+B2)の内幅より若干大きく形成し、その幅
A3は、ガーダ部材11の内幅に合致させたものである。こ
の垂直補剛材15の各四隅部は、ガーダ部材11の折曲部に
なじむよう切欠いてある(15c)。また、ガーダ部材11
の内側開口縁11bと接する側面略中央部分には、切欠き
部15a,15aが形成されている。このような状態で、垂直
補剛材15を直角に植立させ、ガーダ部材11の内壁部と垂
直補剛材15との接合面、及び主水平補剛材14と垂直補剛
材15との接合面をそれぞれ本溶接する。
次に、このガーダ部材11の内側開口縁11bには、第7
図に示すように、この開口縁11bに沿って補水平補剛材1
6、16を対向させ、この補水平補剛材16とガーダ部材11
の内面及び補水平補剛材16と垂直補剛材15との接合面を
溶接する。この補水平補剛材16の取付けは、垂直補剛材
15の切欠き部15aの水平部15b上に補水平補剛材16を置
き、かつ、その一部をガーダ部材11の内壁に沿って上方
に突出させた状態で溶接する。補水平補剛材16は、山型
鋼または溝型鋼等の剛材で構成される。ついで、第8図
に示すように、このガーダ部材11の開口部11aの上方か
ら、他方のガーダ部材12すなわち起立部の高さが低い方
のガーダ部材12を、その開口部12aを対向させて挿入さ
せる。このときガーダ部材12の内側開口縁12bは、補水
平補剛材16の上方延長部分に密着する。なお、垂直補剛
材15の高さを、ガーダ部材11,12を組立てた際の高さ(B
1+B2)の内幅より若干大きく形成していることによ
り、垂直補剛材15にガーダ部材12の内面が当接した状態
では、各ガーダ部材11と12の開口縁合せ面間は、第9図
に示すように、適度なルート間隔t2を保持することがで
きる。
そして、両ガーダ部材11,12の開口縁合せ面間と、補
水平補剛材16とをガーダ部材11,12の両外側から、自動
溶接機によって左右同時に溶接を行ないクレーンガーダ
8を形成する。なお、この溶接姿勢は、特に限定される
ものでは無く、クレーンガーダ8を横向きに載置して、
片側ずつ下向きに溶接してもよいことはもちろんであ
る。また、第9図に示すように、ガーダ部材11、12の開
口縁には、所望に応じて開先を採れば、より溶込みの深
い溶接を行なうことができる。そして、補水平補剛材16
は、クレーンガーダ8の水平補剛材の機能と合せて、突
合わせ溶接となる各ガーダ部材11及び12の裏当て金とし
ての機能をも有するものである。
最後に、このように形成されたクレーンガーダ8を反
転させた後、第2図に示すように、ガーダ部材11の上面
に巻上機9の横行レール10を載置して溶接し、クレーン
ガーダ8を完成させる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したような方法でクレーンガーダを製
造することによって本発明は次のような効果が生じる。
クレーンガーダの主たる溶接部分が2箇所のみで済む
ので、溶接時間が大幅に短縮して、作業能率が著しく向
上する。
溶接工数が低減するので製作コストが低下し、短納期
で製作できる。
溶接部分に補水平補剛材を裏当て金として機能させた
ので、この突合わせ溶接部分の信頼性を著しく向上させ
ることができる。
断面コ字状のガーダ部材を定盤上に載置するだけの状
態でクレーンガーダを製造することができるので、工場
の製作スペースが従来に比べて大幅に少なくて済む。
モジュール化して量産したガーダ部材を用いてクレー
ンを製作するので、品質が安定する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の天井クレーンの正面図、第2図は第1
図のII−II線に沿う断面図、第3図及び第4図、第6図
乃至第8図は本発明によりクレーンガーダを製造する工
程を示す断面図、第5図は第4図のV−V線に沿う断面
図、第9図は第8図のIX部の拡大断面図、第10図乃至第
14図は従来のクレーンガーダの製造工程を示す斜視図、
第15図乃至第17図は従来のクレーンガーダの製造工程を
示す断面図である。 8……クレーンガーダ、11……ガーダ部材 11a……開口部、11b……内側開口縁 12……ガーダ部材、12a……開口部 14……主水平補剛材、15……垂直補剛材 15……切欠き部、16……補水平補剛材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板を断面コ字状に折曲して起立部の高さ
    が異なる一対のガーダ部材を形成し、該一対のガーダ部
    材のうちの起立部の高さが高い方のガーダ部材の長手方
    向内側両面には、主水平補剛材を対向させてこれを平行
    に溶接し、該ガーダ部材の内壁部には、側面略中央部に
    切欠き部を有する垂直補剛材を所定間隔にてスパン方向
    に所要数溶接すると共に、前記ガーダ部材の内側開口縁
    には、この開口縁に沿って補水平補剛材を対向させ、か
    つ、その一部を前記ガーダ部材の内壁に沿って上方に突
    出するようにして溶接し、ついで、前記ガーダ部材の開
    口部の上方に、他方のガーダ部材の開口部を対向させて
    挿入した後、前記両ガーダ部材の開口縁合わせ面間と、
    前記補水平補剛材とを前記両ガーダ部材の両外側から一
    体に溶接するようにしたことを特徴とするクレーンガー
    ダの製造方法。
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