JPS59127388A - 密着コイル形発熱体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は例えば縦形電気ストーブの熱源として使用され
る密着コイル形発熱体の製造方法に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

この種の発熱体は、直線状の発熱線をその各コイル部が
互いに密着する状態のコイル巻きに成形してなる。そし
て各コイル部相互の電気絶縁を図るために、コイル巻き
にした発熱体を約１０５０℃の炉内に挿入して熱処理を
施こしている。すなわち、この熱処理にエリ発熱体の素
材中のアルミニウム成分が酸化し、発熱体の表面にアル
ミナからなる酸化皮膜が生成され、この酸化皮膜により
各コイル部相互の電気絶縁が図られる。酸化皮膜は各コ
イル部の相互間に充分芋 に生成させることが最も重で、これが不充分であると、
コイル部間の短絡にエリ発熱体の寿命が著しく低下して
しまう。

ところが、各コイル部が互いに密着しているために、そ
の相互間における酸化皮膜の生成が妨げられ、他の部分
よりも薄く不安定な生成状態となる傾向が強い。このた
め従来においては、旦 −Ｘ熱処理を施こしたのちに、発熱体を長手方向に引張
って各コイル部間に隙間を設け、この状態で発熱体を再
び炉内に挿入して熱処理をし、酸化皮膜を生成させてい
る。しかしながら、このように二回に分けて熱処理を行
う手段では製造の作業能率に欠け、コスト高を招くなど
種々の不都合が生じる。

〔発明の目的〕

本発明はこのような点に着目してなされたもので、その
目的とするところは、−回の熱処理で能率よく発熱体の
表面各部に充分な酸化皮膜を施こすことができるように
した密着コイル形発熱体の製造方法を提供することにあ
る。

〔発明の概要〕

本発明１よ、密着コイル巻きの発熱体をその長手方向に
引張って各コイル部間に予め隙間を設け、この状態でそ
の発熱体を炉内に挿入して発熱体表面に絶縁用敏化皮膜
を生成させるようにしたものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実雄例について図面を参照して説明す
る。第１図に示すｌは、直線状の発熱線をコイル巻きに
し、かつその各コイル部２・・・が密着するように成形
した発熱体である。

この発熱体１を第２図に示すように、その長手方向に引
張り、例えば塑性変形させて各コイル部２・・・間に僅
かな隙間ａを形成する。この隙間ａの帖は、発熱体１の
表面に施こすべき酸化皮膜の厚さの二倍以上とする。

しかしてこの状態において、発熱体１の表面各部に脱脂
等の下処理を施こし、ついで発熱体１を約１０５０℃の
炉内に挿入する。これに伴い、発熱体１の素材中のアル
ミニウム成分が酸化し、発熱体ｌの表面各部にアルミナ
による酸化皮膜３が生成される。発熱体Ｉの各コイル部
２・・・の相互間には予め隙間ａが設けられており、こ
のため酸化皮膜３の生成に何ら妨げが生じるようなこと
がなく、シたがって発熱体１の表面各部に一回の熱処理
で均一に所定の酸化皮膜３を施こすことができる。

なお、熱処理が完了し１このちには、発熱体１を徐冷し
、石英管等に挿入し、縦形電気ス）−ブなどの本体内に
組込み、その熱源としての使用に供するものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、−回の熱処理で発
熱体の表面各部に均一に所定の厚さの酸化皮膜を施こす
ことができ、したがって製造の能率１生、迅速性を大幅
に向上させることができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図はコイル巻きに
した発熱体の側面図、第２図はその発熱体を長手方向に
引張って各コイル部間に一定の隙間を設けた状態の側面
図、湾３図は酸化皮膜の生成状態を示す断面図である。 Ｉ・・・発熱体、２・・・コイル部、３・・・酸化皮膜
、ａ・・・隙間。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 密着コイル巻きの発熱体をその長手方向に引張って各コ
   イル部間に隙間を形成し、この状態でその発熱体を炉内
   に挿入し、発熱体表面の各部に絶縁用酸化皮膜を生成さ
   せることを特徴とした密着コイル形発熱体の製造方法。