JPS59126811A

JPS59126811A - 消雪井

Info

Publication number: JPS59126811A
Application number: JP35183A
Authority: JP
Inventors: 玄太田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-01-04
Filing date: 1983-01-04
Publication date: 1984-07-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、地熱による地温水を利用した消雪井に関するものである。

従来、家の周囲に川の水を廻わしたり池等を設け消雪に役立てる所もあり、それはそれ相当の
効果をあげていた。しかしこれらはその立地条件に恵ま
れた所のみ可能であつて一般的ではなかつた。

この発明は建物又は軒下の地下に設置した消雪井である。

これを図について説明すると、第１図は外面からの斜視図であり、第２図は内部の構成を示し
た図である。

第１図から説明すると、屋根１は片屋根二重構造で軒は丸味をもち、その軒先直下に流雪樋２
が傾斜して設けてあり、この流雪樋２は落雪筒４を垂直
に通つて消雪井５に直通になつている。この消雪井５上
面中央にはマンホール６と片端に気拔筒７更に側面には
オーバーフロー管８が設けてある。

第２図は、本発明の内部構成を示すもので消雪井５の内部について述べると、最上部にはマン
ホール６と落雪筒４が設けてある。（気拔筒６は第２図
では省いてある）落雪口の及対側には雪圧感知板１５と
ポンプスイツチ１６がセツトで設けてあり、スイツチ１
６の下にオーバーフロー管８が玉石１０の上部に達して
いる。

このオーバーフロー管８から下には地温水１２が満てあ
り底には循環ポンプ１３が設置され吸上管１９と吐出管
１４が設けてある。地熱杭１１は消雪井５内から地中深
く達している。

消雪井５外周辺について述べると、側壁９と土の間には砂利や玉石１０で囲つてあり、最底部
には集水井１７と地熱杭１１とが設けてある。集水井１
７と循環ポンプ１３の間には吸上管１９があり、この中
間に防水電磁弁２０が設けてありこの電磁弁２０を開閉
するフロート２１が組込んである。

また流雪樋２に水を流すためのポンプ２２には井内からの吸上管２３と揚水管２４が伸びてい
る。揚水管２４の先端は流雪樋２の最上部の流雪ノズル
３に達している。

次に用法を述べる。

屋根に積つた雪は、自然に滑り軒に設けた流雪樋で受け、落雪筒を通つて消雪井に落ちる。こ
の際、流雪樋内の雪の流れ及び凍結防止のために樋の最
上部から井内の水を若干流す。この作動は、流雪樋内に
落ちて来た雪の重みで流雪用ポンプが廻る様になつてい
る。

消雪井に雪が次々に入ると雪圧感知板を押すのでリレースイツチが入り循環ポンプが作動し地
温水が噴出し消雪する。

（マンホールをはずし人力投雪も容易である。）この循環ポンプは、一般地下水とオーバーフローした水が玉石を伝つて地温水となり集水井に
溜つた水及び消雪井内の地温水を循環吐出する仕掛にな
つている。

集水井に充分水がある時はフロートが上り電磁弁は開き、フロートが下がると電磁弁は閉じ循
環ポンプは消雪井内の水だけを循環吐出する事になる。

地熱杭は内部に熱媒体を封入してありこれを地中深く打込んであるので地熱を効率よく消雪井
内の水に伝える。この杭は側面にも多数設ける程広範囲
の地熱を吸収する事が出来る。

次に効果について述べる従来の、地下水による消雪は殆ど使い捨てヾあつたために地下水の枯渇、更には地盤沈下等深
刻な社会問題を併つていたが本発明の最大の特徴は、地
下水槽内での地温水とその吐出循環によるものであるか
ら地熱及び水を最も有効に利用した消雪方法である。

消雪井外周には、玉石を内側に傾け水が集まりやすくしたり、地熱杭を施し雪が解けてオーバ
ーした水は地中に戻し地温水として循環利用するので地
下水の枯れる心配はなく小量の雪の場合はポンプが作動
しなくとも自然に消える。雪が多く入つた時だけ感知装
置がポンプを廻すと云う省エネタイブである。尚集水井
は消雪井の底を一部ハツチ状にボルトで蓋をした取り付
けも一法である。

この消雪井は、夏期には流雪用ポンプのバルブの開閉だ
けで容易に屋内の冷房にも活用出来る。

地熱の循環利用によつて冬期には地熱を下げ、その下げた地熱を夏期の冷房に利用し乍ら地熱
を上げ、再び冬期にその地熱で消雪すると云う１年をサ
イクルとした自然エネルギーの活用方法はこれからの省
エネ時代に最もふさわしい消雪方法である。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜視図、第２図は消雪井の内部の構成を示した図である。１〜屋根、２〜流雪樋、３〜流雪ノズル４〜落雪筒、５
〜消雪井、６〜マンホール７〜気拔筒、８〜オーバーフ
ロー９〜井側壁、１０〜玉石、１１〜地熱杭１２〜地温水、
１３〜循環ポンプ、１４〜吐出管、１５〜雪圧感知板、１６〜リレースイツチ、１７〜集水井１８〜集水穴、１９〜吸上管、２０〜防水電磁弁、２１〜フロート、２２〜流雪用ポンプ、２３〜吸上管２４〜揚水管特許出願人　太田玄

Claims

【特許請求の範囲】イ．　消雪井５に導入された雪に地温水或は地下水を上
部或は水面近くで噴出循環させて消雪する地温水による
消雪井。ロ．　消雪井５の周囲に砂利や玉石１０更に地熱杭１１
を多数施した外井にオーバーフローした冷水又は川水等
を若干導き地温水と成し、この地温水及び地下水を吸上
げ再びシヤフー或は水面下に於て噴出循環させる事によ
り消雪する特許請求の範囲第一項の消雪井。