JPS5912226B2 - ホワイトバランス調整装置 - Google Patents
ホワイトバランス調整装置Info
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- JPS5912226B2 JPS5912226B2 JP4365478A JP4365478A JPS5912226B2 JP S5912226 B2 JPS5912226 B2 JP S5912226B2 JP 4365478 A JP4365478 A JP 4365478A JP 4365478 A JP4365478 A JP 4365478A JP S5912226 B2 JPS5912226 B2 JP S5912226B2
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- Japan
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- circuit
- pulse
- clamp
- voltage
- clamp circuit
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラーテレビジョン受像機のホワイトバランス
を自動調整する装置に関するものである。
を自動調整する装置に関するものである。
カラーテレビジョン受像機のホワイトバランスマ5 は
色再現の基本になるもので、細心の注意を払つて調整さ
れている。しかし、調整工程でいかに精度よく調整され
ても、受像管の特性が変動したク、回路の特性が変化す
るとホワイトパランスは、きわめて敏感に変わるので、
現在の受像機で常に安30定したホワイトバランスを実
現することはきわめて困難である。この原因は現在の受
像機のホワイトバランス調整回路が自動修正機能をもた
ないためである。
色再現の基本になるもので、細心の注意を払つて調整さ
れている。しかし、調整工程でいかに精度よく調整され
ても、受像管の特性が変動したク、回路の特性が変化す
るとホワイトパランスは、きわめて敏感に変わるので、
現在の受像機で常に安30定したホワイトバランスを実
現することはきわめて困難である。この原因は現在の受
像機のホワイトバランス調整回路が自動修正機能をもた
ないためである。
受像管や回路の安定度を高めることも重要である力、3
5現在の性能レベルを更に高めることは困難な状態にあ
る。本発明は、そのようなホワイトバランス調整回路を
自動化せんとするものである。
5現在の性能レベルを更に高めることは困難な状態にあ
る。本発明は、そのようなホワイトバランス調整回路を
自動化せんとするものである。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する/)Ss
その前に本発明の理解を容易にする為に、本発明の基本
的原理構成について第1図を参照して説明する。同図に
おいて、トランジスタ3はビデオ出力用トランジスタで
あり、ベースに印加される色信号と、エミツタにトラン
ジスタ1から印加される輝度信号の差電圧を増幅し、受
像管6のカソード端子にビデオ信号を供給する。抵抗4
はトランジスタ3の負荷抵抗、抵抗5は受像管6のカソ
ード抵抗、抵抗2はトランジスタ3の増幅度を調整する
ための可変抵抗であり、ドライプ調整用と称せられてい
るO以上は普通のカラーテレピジヨン受像機に用いられ
ているものである。
その前に本発明の理解を容易にする為に、本発明の基本
的原理構成について第1図を参照して説明する。同図に
おいて、トランジスタ3はビデオ出力用トランジスタで
あり、ベースに印加される色信号と、エミツタにトラン
ジスタ1から印加される輝度信号の差電圧を増幅し、受
像管6のカソード端子にビデオ信号を供給する。抵抗4
はトランジスタ3の負荷抵抗、抵抗5は受像管6のカソ
ード抵抗、抵抗2はトランジスタ3の増幅度を調整する
ための可変抵抗であり、ドライプ調整用と称せられてい
るO以上は普通のカラーテレピジヨン受像機に用いられ
ているものである。
パルス発生器12は垂直フライバツクパルス、水平フラ
イバツクパルスを利用して、グリツドパルス,抜取りパ
ルス,ブランキングパルスを発生する0これらのパルス
の時間関係を第2図に示している。第2図bに示す垂直
フライバツクパルスはビデオ信号〔第2図a参照〕に含
まれる垂直同期信号から始まり、或る一定時間継続する
。また、第2図cに示すブランキングパルスは垂直フラ
イバツクパルスと水平フライバツクパルスを利用して作
られる垂直フライバツクパルスの立上りから始まり、有
効映像信号が始まる時間付近で終るパルスである。また
、第2図dに示すグリツドパルスはブランキングパルス
の最後の部分付近に現われるパルスであり、第2図fに
示す抜取りパルスはグリツドパルスと同じか、それより
も幅の狭いパルスである。第1図にもどつて説明すると
、色信号は色信号消去回路7でブランキングパルスの期
間だけ色信号や雑音が消去される。
イバツクパルスを利用して、グリツドパルス,抜取りパ
ルス,ブランキングパルスを発生する0これらのパルス
の時間関係を第2図に示している。第2図bに示す垂直
フライバツクパルスはビデオ信号〔第2図a参照〕に含
まれる垂直同期信号から始まり、或る一定時間継続する
。また、第2図cに示すブランキングパルスは垂直フラ
イバツクパルスと水平フライバツクパルスを利用して作
られる垂直フライバツクパルスの立上りから始まり、有
効映像信号が始まる時間付近で終るパルスである。また
、第2図dに示すグリツドパルスはブランキングパルス
の最後の部分付近に現われるパルスであり、第2図fに
示す抜取りパルスはグリツドパルスと同じか、それより
も幅の狭いパルスである。第1図にもどつて説明すると
、色信号は色信号消去回路7でブランキングパルスの期
間だけ色信号や雑音が消去される。
輝度信号は、ブランキング混合回路8でブランキングパ
ルスが混合され、トランジスタ1に供給される。受像管
6の制御グリツドにはパルス発生回路12から正極性の
グリツドパルスが印加される。したがつて、受像管6の
カソード端子には第2図eに示したようなカソード波形
が現われる。即ち、ブランキングパルス期間は一定の電
圧であり、ただ、グリツドパルスが印加されている期間
は受像管6にビーム電流が流れ、抵抗4,5の両端に電
位差が生じるので、カソード波形にも正方向の微少なパ
ルス13が生じる。カソード端子の電圧は抵抗9、コン
デンサ10を経て誤差電圧発生回路11に供給され、カ
ソード波形の波形13の部分が基準値と比較され、基準
値との差を現わす誤差電圧が発生され、この誤差電圧が
増幅されて、トランジスタ3のエミツタに供給される。
ルスが混合され、トランジスタ1に供給される。受像管
6の制御グリツドにはパルス発生回路12から正極性の
グリツドパルスが印加される。したがつて、受像管6の
カソード端子には第2図eに示したようなカソード波形
が現われる。即ち、ブランキングパルス期間は一定の電
圧であり、ただ、グリツドパルスが印加されている期間
は受像管6にビーム電流が流れ、抵抗4,5の両端に電
位差が生じるので、カソード波形にも正方向の微少なパ
ルス13が生じる。カソード端子の電圧は抵抗9、コン
デンサ10を経て誤差電圧発生回路11に供給され、カ
ソード波形の波形13の部分が基準値と比較され、基準
値との差を現わす誤差電圧が発生され、この誤差電圧が
増幅されて、トランジスタ3のエミツタに供給される。
トランジスタ3と、抵抗4,5,9と、コンデンサ10
および誤差電圧発生回路11は負帰還ループを構成する
ような極性で接続されているので、この負帰還ループは
カソード波形のパルス13の部分が或る所定の振幅にな
るように、自動的に調整するような機能をもつことにな
る。ブランキングパルスの期間はビーム電流が流れない
ように設定されているから、パルス13の振幅を一定に
保つことはグリツドパルスによつて流されるビーム電流
を一定に保持していることに相当する。このビーム電流
値を、ほぼ50μA以下の低電流値となるようにすれば
、ほぼ画像の黒レベルのビーム電流を安定化したことに
なる。第1図は赤,緑,青の三原色のうち、或る特定の
一つの色について示しているが、同様の装置を他の二つ
の色についても設ければ、画像の黒レベルの色度を安定
化したことになり、受像管の特性変動や回路の特性変動
を自動修正して、常に安定したホワイトバランスを実現
することができる。第3図は前記誤差電圧発生回路11
の一構成例を示す図である。同図において、抵抗9,コ
ンデンサ10を経て供給されたカソード波形信号はクラ
ンプ回路20でクランプされる。クランプパルスは第2
図gに示したように、ブランキングパ5ルスのグリッド
パルスよりも以前の部分を用いているので、クランプ回
路20は、第2図eのカソード波形の一定電圧の部分を
直流電源21の電圧E2lに固定する0クランプ回路2
0の出力はサンプル・ホールド回路24に供給されて、
カソード波形のパルス13が抜取られて1フイールド期
間保持される。サンプル・ホールド回路24の出力は差
動増幅器25の一方の端子に印加され、差動増幅器25
の他方の端子には直流電源21の電圧E2,よりも直流
電源22の電圧E22だけ高い電圧すなわちE2,+E
22が供給される。差動増幅器25は二つの入力端子に
印加された電圧の差を増幅するので、差動増幅器25の
出力には、誤差電圧が得られる。
および誤差電圧発生回路11は負帰還ループを構成する
ような極性で接続されているので、この負帰還ループは
カソード波形のパルス13の部分が或る所定の振幅にな
るように、自動的に調整するような機能をもつことにな
る。ブランキングパルスの期間はビーム電流が流れない
ように設定されているから、パルス13の振幅を一定に
保つことはグリツドパルスによつて流されるビーム電流
を一定に保持していることに相当する。このビーム電流
値を、ほぼ50μA以下の低電流値となるようにすれば
、ほぼ画像の黒レベルのビーム電流を安定化したことに
なる。第1図は赤,緑,青の三原色のうち、或る特定の
一つの色について示しているが、同様の装置を他の二つ
の色についても設ければ、画像の黒レベルの色度を安定
化したことになり、受像管の特性変動や回路の特性変動
を自動修正して、常に安定したホワイトバランスを実現
することができる。第3図は前記誤差電圧発生回路11
の一構成例を示す図である。同図において、抵抗9,コ
ンデンサ10を経て供給されたカソード波形信号はクラ
ンプ回路20でクランプされる。クランプパルスは第2
図gに示したように、ブランキングパ5ルスのグリッド
パルスよりも以前の部分を用いているので、クランプ回
路20は、第2図eのカソード波形の一定電圧の部分を
直流電源21の電圧E2lに固定する0クランプ回路2
0の出力はサンプル・ホールド回路24に供給されて、
カソード波形のパルス13が抜取られて1フイールド期
間保持される。サンプル・ホールド回路24の出力は差
動増幅器25の一方の端子に印加され、差動増幅器25
の他方の端子には直流電源21の電圧E2,よりも直流
電源22の電圧E22だけ高い電圧すなわちE2,+E
22が供給される。差動増幅器25は二つの入力端子に
印加された電圧の差を増幅するので、差動増幅器25の
出力には、誤差電圧が得られる。
上記直流電源22の電圧E22は、基準電圧を設定する
ためのものである。差動増幅器25の出力は低域フイル
タ26で不要なリツプルが除去されて直流電圧となり、
さらに増幅器27で増幅され、抵抗28を介してトラン
ジスタ3のエミツタに供給される。いま、何らかの原因
でグリツドパルス期間のビーム電流が増加したとすると
、抵抗4+抵抗5の両端に生じる電位差は大きくな六こ
の電圧はサンプル・ホールド回路24の電圧を高めるこ
とになり、差動増幅器25の出力電圧も高くなる。
ためのものである。差動増幅器25の出力は低域フイル
タ26で不要なリツプルが除去されて直流電圧となり、
さらに増幅器27で増幅され、抵抗28を介してトラン
ジスタ3のエミツタに供給される。いま、何らかの原因
でグリツドパルス期間のビーム電流が増加したとすると
、抵抗4+抵抗5の両端に生じる電位差は大きくな六こ
の電圧はサンプル・ホールド回路24の電圧を高めるこ
とになり、差動増幅器25の出力電圧も高くなる。
この結果、増幅器27の出力も高くなるので、トランジ
スタ3と抵抗2の接続点には電流が流れこみ、この電流
はトランジスタ3のコレクタ電流を減少させる。すると
、トランジスタ3のコレクタ電圧は上昇し、ビーム電流
を減少させる。このようにして、サンプル・ホールド回
路24の出力電圧がE2l+E22に等しくなるように
自動補正ループが動作することになる。電圧E22を抵
抗4と抵抗5の合成値で割つた電流値は、一定値に保持
しようとするビーム電流値に等しい。したがつて、この
電圧値を安定化すれば、ホワイトバランスは外乱によら
ず安定したものとなる。なお、第3図に示した構成に}
いては、1負荷抵抗4やカソード抵抗5が比較的大きな
値であり、この回路に影響しないようにするためには、
抵抗9は数100KΩというような大きな値になり、ク
ランプ用コンデンサ10への充電時定数が大きくなりす
ぎるので、正確なクランプを行なうことが困難である。
スタ3と抵抗2の接続点には電流が流れこみ、この電流
はトランジスタ3のコレクタ電流を減少させる。すると
、トランジスタ3のコレクタ電圧は上昇し、ビーム電流
を減少させる。このようにして、サンプル・ホールド回
路24の出力電圧がE2l+E22に等しくなるように
自動補正ループが動作することになる。電圧E22を抵
抗4と抵抗5の合成値で割つた電流値は、一定値に保持
しようとするビーム電流値に等しい。したがつて、この
電圧値を安定化すれば、ホワイトバランスは外乱によら
ず安定したものとなる。なお、第3図に示した構成に}
いては、1負荷抵抗4やカソード抵抗5が比較的大きな
値であり、この回路に影響しないようにするためには、
抵抗9は数100KΩというような大きな値になり、ク
ランプ用コンデンサ10への充電時定数が大きくなりす
ぎるので、正確なクランプを行なうことが困難である。
すなわち、クランプパルスによりクランプ回路20がオ
ンした時に、コンデンサ10に蓄積された電荷は抵抗5
,9、電源21を通過して移動する。この電荷移動は、
クランプパルスの継続時間内に完了して、コンデンサ1
0には受像管6のカソード1圧と電源21の端子間電圧
E2,の差電圧に相当する電荷が蓄積されなければなら
ないが、抵抗9が数100KΩという高抵抗になるため
、電荷移動に要する時間は数10mSになb1到底、ク
ランプパルスの継続時間(最大12mS)内には電荷移
動は完了しない。2受像管6のカソードには100V以
上の振幅をもつビデオ信号が供給されているので、クラ
ンプ回路20の入力端子にきわめて大きな過負荷が生じ
るといつた問題がある。
ンした時に、コンデンサ10に蓄積された電荷は抵抗5
,9、電源21を通過して移動する。この電荷移動は、
クランプパルスの継続時間内に完了して、コンデンサ1
0には受像管6のカソード1圧と電源21の端子間電圧
E2,の差電圧に相当する電荷が蓄積されなければなら
ないが、抵抗9が数100KΩという高抵抗になるため
、電荷移動に要する時間は数10mSになb1到底、ク
ランプパルスの継続時間(最大12mS)内には電荷移
動は完了しない。2受像管6のカソードには100V以
上の振幅をもつビデオ信号が供給されているので、クラ
ンプ回路20の入力端子にきわめて大きな過負荷が生じ
るといつた問題がある。
すなわち、クランプパルスがオフになると、受像管6の
カソードに現われる大振幅のビデオ信号は、抵抗9,コ
ンデンサ10を経てクランプ回路20に印加されるが、
クランプ回路20の入力インピーダンスが非常に大きい
ので、抵抗9による減衰は無視でき、コンデンサ10に
よる直流レベルのシフトだけで、クランプ回路20の入
力には振幅が100V以上のビデオ信号が印加される。
このような大振幅の信号が耐圧数10Vの小信号用トラ
ンジスタに印加されると、トランジスタの破壊や誤動作
を起すことになるO第4図は、そのような問題を除去し
得る本発明の実施例の要部回路構成図である。
カソードに現われる大振幅のビデオ信号は、抵抗9,コ
ンデンサ10を経てクランプ回路20に印加されるが、
クランプ回路20の入力インピーダンスが非常に大きい
ので、抵抗9による減衰は無視でき、コンデンサ10に
よる直流レベルのシフトだけで、クランプ回路20の入
力には振幅が100V以上のビデオ信号が印加される。
このような大振幅の信号が耐圧数10Vの小信号用トラ
ンジスタに印加されると、トランジスタの破壊や誤動作
を起すことになるO第4図は、そのような問題を除去し
得る本発明の実施例の要部回路構成図である。
同図において、ビデオ信号は抵抗9,コンデンサ10を
経て前置クランプ回路(プリクランプ回路)30に印加
される。前置クランプ回路30には、第5図bに示した
ブリクラフプパルスが供給されている。このプリクラン
プパルスは第2図gまたは第5図aに示したクランプパ
ルスと第5図に示した関係にあり、期間Aは有効映像期
間に発生するパルス、期間Bはクランプパルスに比較し
て幅が狭く、特にクランプパルスよりも早い時点で立下
がることが特徴である。このようなプリクランプパルス
を前置クランプ回路30に供給すると、プリクランプパ
ルスの継続時間(すなわち期間A+期間B)には、前置
クランプ回路30はオンし、その入力インピーダンスは
非常に低くなつて、抵抗9による分割減衰作用が顕著に
なり、前置クランプ回路30の入力端子には非常に小さ
い信号しか現われなプリクランプパルスの期間Aは有効
映像期間に対応するので、受像管6のカソード端子に現
われる大振幅のビデオ信号は抵抗9で減衰され、事実上
無視できる大きさの振幅になつて、前置クランプ回路3
0の入力端子に現わるので、過負荷は防止できる。プリ
クランプパルスの期間Bでは、カソード波形のブランキ
ングパルス部分がほぼ一定の電圧にクランプされる。前
記したように、抵抗9はかなり大きな抵抗値になるので
、前置クランプ回路30のクランプ精度はあまシ良くな
い。前置クランプ回路30の出力は、このため画像内容
に依存して直流分が若干変動する/)\ この出力信号
を小信号処理用トランジスタで処理できる範囲内に}さ
めることができる。このような前置クランプ回路30の
出力はインピーダンス変換回路31に供給され、低出力
インピーダンスで出力され、クランプ用コンデンサ32
を経て前記したクラップ回路20に入力される。クラン
プ回路20は、第5図に示したように、プリクランプパ
ルスよりも後の時間まで継続するクランプパルスでクラ
ンプするので、カソード波形のブランキングパルス部分
のプリクランプパルスで影響されていない部分を正確に
規定電圧にクランプすることができる。なお、第4図の
誤差電圧発生回路11の他の部分は第3図と同一であシ
、正確なクランプを実現することによつて精度の高い負
帰還ループによる補正ができる。
経て前置クランプ回路(プリクランプ回路)30に印加
される。前置クランプ回路30には、第5図bに示した
ブリクラフプパルスが供給されている。このプリクラン
プパルスは第2図gまたは第5図aに示したクランプパ
ルスと第5図に示した関係にあり、期間Aは有効映像期
間に発生するパルス、期間Bはクランプパルスに比較し
て幅が狭く、特にクランプパルスよりも早い時点で立下
がることが特徴である。このようなプリクランプパルス
を前置クランプ回路30に供給すると、プリクランプパ
ルスの継続時間(すなわち期間A+期間B)には、前置
クランプ回路30はオンし、その入力インピーダンスは
非常に低くなつて、抵抗9による分割減衰作用が顕著に
なり、前置クランプ回路30の入力端子には非常に小さ
い信号しか現われなプリクランプパルスの期間Aは有効
映像期間に対応するので、受像管6のカソード端子に現
われる大振幅のビデオ信号は抵抗9で減衰され、事実上
無視できる大きさの振幅になつて、前置クランプ回路3
0の入力端子に現わるので、過負荷は防止できる。プリ
クランプパルスの期間Bでは、カソード波形のブランキ
ングパルス部分がほぼ一定の電圧にクランプされる。前
記したように、抵抗9はかなり大きな抵抗値になるので
、前置クランプ回路30のクランプ精度はあまシ良くな
い。前置クランプ回路30の出力は、このため画像内容
に依存して直流分が若干変動する/)\ この出力信号
を小信号処理用トランジスタで処理できる範囲内に}さ
めることができる。このような前置クランプ回路30の
出力はインピーダンス変換回路31に供給され、低出力
インピーダンスで出力され、クランプ用コンデンサ32
を経て前記したクラップ回路20に入力される。クラン
プ回路20は、第5図に示したように、プリクランプパ
ルスよりも後の時間まで継続するクランプパルスでクラ
ンプするので、カソード波形のブランキングパルス部分
のプリクランプパルスで影響されていない部分を正確に
規定電圧にクランプすることができる。なお、第4図の
誤差電圧発生回路11の他の部分は第3図と同一であシ
、正確なクランプを実現することによつて精度の高い負
帰還ループによる補正ができる。
また、前記クランプ回路の採用により、前記した過負荷
を防止することができる。第6図は前記誤差電圧発生回
路の他の実施例を示したものである。この第6図の誤差
電圧発生回路1『は第3図と比較して直流電源22が除
去されている点が異なる。基準電圧を供給する直流電源
22の代クに、第6図の実施例は基準パルス発生回路3
7が具備されており、その出力端子はクランプ用コンデ
ンサ36を介してクランプ回路20の入力端子に接続さ
れている。上記基準パルス発生回路37は第7図に示し
たように、グリツドパルスの極性を反転した波形のパル
スを発生し、パルスの高さは、グリツドパルスによつて
流されるビーム電流が抵抗4+抵抗5の両端に生じさせ
る電圧と同程度に選ばれる。クランプ回路20はインピ
ーダンス変換回路31からの信号と基準パルス発生回路
37からの信号を混合してクランプするので、誤差電圧
発生回路11の出力はインピーダンス変換回路31と基
準パルス発生回路37のパルスの高さの差に比例したも
のとなる。第6図の回路を用いて負帰還ループを構成す
ると、このループは誤差電圧が零になるように、すなわ
ち、インピーダンス変換回路31と基準パルス発生回路
37のパルスが相殺して零になるようにビーム電流を制
御することになる。第6図の実施例では、第3図の構成
と比較してIC化する場合にピン数の点で有利となる。
何故なら、種々の受像管に対応できるようなICを設計
する場合には、第3図の電源22は調整可能にすること
が望ましいが、このためには電源22をICの外部に設
ける必要があわ、このためのピンが余分に必要となる。
第6図の構成では、基準パルス発生器37のパルス出力
の大きさを調整自在にしておけばよいので、余分なピン
数は不必要となる。以上詳細に説明したように、本発明
によれば、従来は調整工程で正確に調整されているにも
かかわらず、市場ではバラツクことの多かつたホワイト
バランスを常に安定化することができ、より精度の高い
色再現を可能とするもので、その効果はきわめて大きい
ものがある。
を防止することができる。第6図は前記誤差電圧発生回
路の他の実施例を示したものである。この第6図の誤差
電圧発生回路1『は第3図と比較して直流電源22が除
去されている点が異なる。基準電圧を供給する直流電源
22の代クに、第6図の実施例は基準パルス発生回路3
7が具備されており、その出力端子はクランプ用コンデ
ンサ36を介してクランプ回路20の入力端子に接続さ
れている。上記基準パルス発生回路37は第7図に示し
たように、グリツドパルスの極性を反転した波形のパル
スを発生し、パルスの高さは、グリツドパルスによつて
流されるビーム電流が抵抗4+抵抗5の両端に生じさせ
る電圧と同程度に選ばれる。クランプ回路20はインピ
ーダンス変換回路31からの信号と基準パルス発生回路
37からの信号を混合してクランプするので、誤差電圧
発生回路11の出力はインピーダンス変換回路31と基
準パルス発生回路37のパルスの高さの差に比例したも
のとなる。第6図の回路を用いて負帰還ループを構成す
ると、このループは誤差電圧が零になるように、すなわ
ち、インピーダンス変換回路31と基準パルス発生回路
37のパルスが相殺して零になるようにビーム電流を制
御することになる。第6図の実施例では、第3図の構成
と比較してIC化する場合にピン数の点で有利となる。
何故なら、種々の受像管に対応できるようなICを設計
する場合には、第3図の電源22は調整可能にすること
が望ましいが、このためには電源22をICの外部に設
ける必要があわ、このためのピンが余分に必要となる。
第6図の構成では、基準パルス発生器37のパルス出力
の大きさを調整自在にしておけばよいので、余分なピン
数は不必要となる。以上詳細に説明したように、本発明
によれば、従来は調整工程で正確に調整されているにも
かかわらず、市場ではバラツクことの多かつたホワイト
バランスを常に安定化することができ、より精度の高い
色再現を可能とするもので、その効果はきわめて大きい
ものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的原理を説明する為の要部回路構
成図、第2図A,b,c,d,e,f,gは信号の時間
関係を示した図、第3図は第1図の回路で使用される誤
差電圧発生回路の例を示す図、第4図は本発明の実施例
の要部回路図、第5図A,bは第4図の実施例における
信号波形図、第6図は本発明で使用し得る誤差電圧発生
回路の例を示す回路図、第7図A,bは第6図の実施例
における信号波形図である。 7・・・色信号消去回路、8・・・ブランキング混合回
′路、11,11・・・誤差電圧発生回路、12・・・
パルス発生回路、20・・・クランプ回路、24・・・
サンブル・ホールド回路、25・・・差動増幅器、26
・・・低域フイルタ、27・・・増幅器、30・・・前
置クランプ回路、31・・・インピーダンス変換回路、
37・・・基準パルス発生回路。
成図、第2図A,b,c,d,e,f,gは信号の時間
関係を示した図、第3図は第1図の回路で使用される誤
差電圧発生回路の例を示す図、第4図は本発明の実施例
の要部回路図、第5図A,bは第4図の実施例における
信号波形図、第6図は本発明で使用し得る誤差電圧発生
回路の例を示す回路図、第7図A,bは第6図の実施例
における信号波形図である。 7・・・色信号消去回路、8・・・ブランキング混合回
′路、11,11・・・誤差電圧発生回路、12・・・
パルス発生回路、20・・・クランプ回路、24・・・
サンブル・ホールド回路、25・・・差動増幅器、26
・・・低域フイルタ、27・・・増幅器、30・・・前
置クランプ回路、31・・・インピーダンス変換回路、
37・・・基準パルス発生回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 受像管の制御グリッド端子に所定のパルスを印加す
るパルス発生手段と、前記受像管のカソード端子に接続
されて前記制御グリッド端子に印加されるパルスによつ
て流れるビーム電流とカソード回路に接続されている抵
抗の作用によつて生じる電位差を取り出し、この電位差
を所定の電圧と比較して誤差電圧を発生する誤差電圧発
生手段を具備し、前記誤差電圧発生手段の出力をビデオ
出力回路に供給して、前記受像管、誤差電圧発生手段、
ビデオ出力回路が負帰還ループを構成し、前記制御グリ
ッド端子に印加されるパルス期間のビーム電流値を一定
化するようにし、かつ、前記誤差電圧発生手段は、受像
管のカソード端子の電圧を所定の電圧にクランプするク
ランプ回路と、前記クランプ回路の出力信号から前記グ
リッド端子に印加されるパルス期間に相当する期間の電
圧を抜取つて保持するサンプル・ホールド回路と、前記
サンプル・ホールド回路の出力と所定の電圧の差を発生
する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力に含まれ
るリップル成分を除去する低域フィルタを含めて構成さ
れており、さらに前記クランプ回路と前記受像管のカソ
ード端子との間には前置クランプ回路とインピーダンス
変換回路が接続され、前記前置クランプ回路で、前記ク
ランプ回路に印加されるクランプパルスよりも幅が広く
、立下り時間の早いパルスによつて前記カソード端子の
電圧をあらかじめクランプし、前記前置クランプ回路の
出力を前記インピーダンス変換回路でインピーダンス変
換して前記クランプ回路に供給するように構成されてい
ることを特徴とするホワイトバランス調整装置。 2 クランプ回路の入力端子には所定の極性と振幅をも
つ基準パルスが追加して入力されるように構成されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のホワイ
トバランス調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4365478A JPS5912226B2 (ja) | 1978-04-12 | 1978-04-12 | ホワイトバランス調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4365478A JPS5912226B2 (ja) | 1978-04-12 | 1978-04-12 | ホワイトバランス調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54134926A JPS54134926A (en) | 1979-10-19 |
JPS5912226B2 true JPS5912226B2 (ja) | 1984-03-21 |
Family
ID=12669843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4365478A Expired JPS5912226B2 (ja) | 1978-04-12 | 1978-04-12 | ホワイトバランス調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5912226B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129428U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-02-21 | コパル電子株式会社 | ロ−タリスイツチのクリツク機構 |
-
1978
- 1978-04-12 JP JP4365478A patent/JPS5912226B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129428U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-02-21 | コパル電子株式会社 | ロ−タリスイツチのクリツク機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54134926A (en) | 1979-10-19 |
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