JPS5912119Y2 - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents

連続鋳造用鋳型

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Publication number
JPS5912119Y2
JPS5912119Y2 JP6283578U JP6283578U JPS5912119Y2 JP S5912119 Y2 JPS5912119 Y2 JP S5912119Y2 JP 6283578 U JP6283578 U JP 6283578U JP 6283578 U JP6283578 U JP 6283578U JP S5912119 Y2 JPS5912119 Y2 JP S5912119Y2
Authority
JP
Japan
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mold
temperature
continuous casting
sensitive magnetic
magnetic material
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Expired
Application number
JP6283578U
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English (en)
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JPS54165516U (ja
Inventor
庸 竹内
正樹 森川
秀昭 吉田
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、感温磁性体を備えた連続鋳造用鋳型に関す
るものである。
一般に、連続鋳造用鋳型は、第1図に半部縦断正面図で
一例が示されるように、上下に貫通した型面1を有し、
通水路2を通る高速流水により冷却され、図示しないタ
ンデイシュから注入される溶融金属が型面1に接触する
ことにより、凝固殻を形或しながら下方に鋳片として引
抜かれる構造になっている。
ところで、上記構造の連続鋳造用鋳型を用いる連続鋳造
において、鋳片品質を管理するには、鋳型内の溶融金属
の溶湯面のレベルを制御する必要があり、したがってこ
の溶湯面レベル制御に際しては、前面溶湯面の位置検出
が不可欠の要件となる。
そこで、この溶湯面の位置検出を行なうために、第1図
に示され、さらに第2図に要部拡大水平断面図で示され
るように、溶湯メニスカス近傍の外側における鋳型本体
3にろう材5を用いて感温磁性体4や熱電対(図示せず
)が取付けられる。
感温磁性体4は温度変化による磁気変化を利用して溶湯
面を検出するものであり、また熱電灯は温度による起電
力の変化を測定して溶湯面の位置を検出するものであり
、両者とも鋳型本体3に密着して接合しなければならな
い。
しかも鋳型補修に際しては、熱電対は、その都度、折角
密着接合したものを取りはずさなければならず、このよ
うに熱電対の場合には、取り付けおよび取り外しに手間
を要するために、このような手間を必要としない感温磁
性体が多く用いられるようになっている。
しかしながら、鋳型本体3に点接触した状態で取り付け
るだけでよい熱電対に対して、感温磁性体4の場合には
、かなり大きな面積でのろう付け接合となると共に、鋳
型本体3の材質が高導電材料である場合には、その接合
がますます困難になるなどの問題点がある。
しかも連続鋳造時には、鋳型に振動が加えられるために
、熱疲労が促進され、鋳型本体3から感温磁性体4がは
がれるおそれがあることを考慮して、より強固な接合が
要求される。
また、磁気変態に際して体積変化を伴う感温磁性体では
、体積変化により接合界面はせん断力を受けるので、こ
のせん断力にも耐える高い接合強度が必要となる。
しかし、鋳型本体3を加工硬化材の純銅製としているよ
うな場合、強力な接合を行なうために鋳型本体3を過熱
すると、軟化して鋳型としての用に供し得ないものにな
ってしまうという問題点が生ずる。
この考案は、上記従来連続鋳造用鋳型のもつ問題点を解
決し、鋳型本体に材質劣化がなく、しかも感温磁性体が
高い接合強度で取り付けられた連続鋳造用鋳型を提供す
るもので、ろう材とのぬれ?が悪い感温磁性体の鋳型本
体への取付け面に、ろう材とのぬれ性が良好な純銅ある
いは銅合金からなるメッキ層またはクラツド材層を形或
し、前記メッキ層またはクラツド材層を介して、ろう付
け接合により感温磁性体を鋳型本体に強固に接合した点
に特徴を有するものである。
ついで、この考案の連続鋳造用鋳型を実施例により説明
する。
第3図には、この考案の連続鋳造用鋳型の実施例が要部
拡大水平断面図で示されている。
なお、この実施例の鋳型外観は、第1図に示した従来鋳
型と同様であるため、全体構造および各部部材の説明は
、第1図におけるさきの説明を援用し、重複説明しない
また、第3図において使用する符号も第1図において使
用した符号に合致させて理解し・易いようにした。
図示されるように、この考案の鋳型は、感温磁性体4の
鋳型本体3への取付け面に、純銅あるいは銅合金からな
るメッキ層またはクラツド材層6を形威し、前記メッキ
層またはクラツド材層6を介して、ろう材5により感温
磁性体4を鋳型本体3に接合したものである。
いま、Ni : 55%、Fe : 30%、Cr:5
%(以上重量%)からなる組或を有する厚さ0.4mm
の感温磁性体4において、 (a) 接合面に何らのメッキ層またはクラツド材層
(以下これらを総称して接合層という)を形威しないも
の、 (b) 接合面に接合層として厚さ0.15mmの銅
メッキ層を形或したもの、 (C) 接合面に接合層として厚さ0.15mmの銅
ロールクラツド材層を形或したもの、 の3種類を用意し、これを、 (1) 70%Pb−30%Sn、 (2) 96%Sn−4%Ag、 (以上重量%)の2種類のろう材をそれぞれ用い、上記
ろう材(1)の場合は250〜280゜Cのろう付け温
度を、また上記ろう材(2)の場合は220〜250゜
Cのろう付け温度をそれぞれ適用して、板厚6mmの脱
酸銅製鋳型本体3にろう付け接合した場合の前記鋳型本
体3と感温磁性体4の接合面部分の引張り剪断強度を測
定した。
この結果を下表に示した。上表に示されるように、感温
磁性体4の鋳型本体3へのろう付け接合に際して、接合
層を介して接合した場合は、接合層を形或せず、直接接
合した場合に比して約2倍のきわめて高い接合強度をも
つことが明らかで゛ある。
上述のように、この考案の連続鋳造用鋳型は、純銅ある
いは銅合金からなるメッキ層またはクラツド材層を介し
て感温磁性体を鋳型本体に接合するようにしたので、ぬ
れ性よく、簡単な操作でろう付け接合することができ、
しかも接合面にはきわめて高い接合強度を確保すること
ができると共に、接合に際してしばしば発生していた鋳
型材質の劣化も皆無であるなど実用上有用な特性をもつ
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続鋳造用鋳型の一例を示す半部縦断正面図、
第2図は従来鋳型における感温磁性体取付け部分の要部
拡大水平断面図、第3図はこの考案の鋳型における感温
磁性体取付け部分の要部拡大水平断面図である。 図面において1・・・・・・型面、2・・・・・・通水
路、3・・・・・・鋳型本体、4・・・・・・感温磁性
体、5・・・・・・ろう材、6・・・・・・メッキ層ま
たはクラツド材層(接合層)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋳型本体の所要個所に、純銅もしくは銅合金からなるメ
    ッキ層またはクラツド材層を介して感温磁性体をろう付
    け接合したことを特徴とする連続鋳造用鋳型。
JP6283578U 1978-05-12 1978-05-12 連続鋳造用鋳型 Expired JPS5912119Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6283578U JPS5912119Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12 連続鋳造用鋳型

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JP6283578U JPS5912119Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12 連続鋳造用鋳型

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Publication Number Publication Date
JPS54165516U JPS54165516U (ja) 1979-11-20
JPS5912119Y2 true JPS5912119Y2 (ja) 1984-04-12

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