JPS5912115B2 - β−ブロムアルキル−及びβ−ブロムアルケニルスルホンの製法 - Google Patents

β−ブロムアルキル−及びβ−ブロムアルケニルスルホンの製法

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JPS5912115B2
JPS5912115B2 JP50087429A JP8742975A JPS5912115B2 JP S5912115 B2 JPS5912115 B2 JP S5912115B2 JP 50087429 A JP50087429 A JP 50087429A JP 8742975 A JP8742975 A JP 8742975A JP S5912115 B2 JPS5912115 B2 JP S5912115B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D307/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
    • C07D307/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D307/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D307/18Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C315/00Preparation of sulfones; Preparation of sulfoxides

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 5 本発明は、ヒドロパーオキシド及び場合により金属
塩の存在下にオレフィン又はアセチレンにスルホン酸プ
ロミドを付加させ、そして得られた付加生成物を場合に
より続いて脱臭化水素することによる、β−ブロムアル
キル−及びβ−ブロムアルケニルスルホンの製法に関す
る。
スルホン酸ハロゲニドをオレフインに付加させる方法は
、たとえばオーガニツク・リアクシヨンズ13巻、15
0頁(1963年)のスターセイらの概要報告により原
理的には公知である。
アツシヤ一らによるジヤーナル・オブ・ザ・ケミカル・
ソサイテイ一、1964年、4962頁及び、トルース
らによるジヤーナル・オブ・オーガニツク・ケミストリ
一35巻、4220頁(1970年)所載の研究によれ
ば、ベンゾール一及びメタンスルホン酸クロリドが塩化
銅、トリエチルアンモニウムクロリド及びアセトニトリ
ルの存在下に、95〜110℃においてたとえばスチロ
ール、ブテン、ブタジエン及びアクリルニトリルに付加
するが、この際反応は前記温度範囲よりも低いところで
は進行が不完全であり、従つて収率も不良である。アセ
チレンとの同様な反応はワイ・アミエルによりテトラヘ
ドロン・レターズ1971年、661頁及びジヤーナル
・オブ・オーガニツク・ケミストリ一36巻、3691
頁(1971年)に記載されている。コールドホワイト
ら(テトラヘドロン21巻2743頁1965年)によ
れば、メタンスルホニルクロリドを紫外線照射下に15
時間以内にへプテン一(1)ど反応させることができる
同じ反応をジベンゾイルパーオキシドの存在下に行なう
と、付加反応は起こらない。モノ一、ジ一及びトリクロ
ルメタンスルホニルクロリドとの反応においては、二酸
化硫黄の脱離下に塩素化反応が起こる。ボルトら(J.
Chem.SOc.Cll97l、3611)によれば
、塩化アルミニウムの存在におけるベンゾールスルホニ
ルクロリドとシクロヘキセンの反応においては塩素化生
成物を生じ、付加反応は起こらない。谷本らによる有機
合成化学協会誌26巻、361頁(1968年)には、
たとえばp−トルオールスルホン酸クロリドと塩化ビニ
ルを塩化アルミニウムの存在下に反応させることにより
、相当するジクロルエチルスルホンが得られることが記
載されている。この際47%の収率を得るためには当量
の塩化アルミニウムを加えなければならない。ベンゾー
ルスルホン酸クロリドのたとえばスチロール又はフエニ
ルアセチレンへの、紫外線又は塩化アルミニウムを使用
しない付加反応は、エル・シュー・ザカールキン(Zh
.Org.Khim.9(1973)5、891〜95
)によれば90℃以上の温度において行なわれる。これ
らの条件は一般的に採用することはできない。なぜなら
ば敏感なオレフイン及びアセチレンはこれらの条件下に
副反応をひき起こすからである。本発明者らは、一般式 RlSO2Br (1) (式中R1は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基、
又は塩素原子もしくは1〜4個の炭素原子を有するアル
コキシ基により置換された1〜5個の炭素原子を有する
アルキル基、フエニル基又はニトロフエニル基を意味す
る)で表わされるスルホン酸プロミドを、一般式〔式中
R2及びR3はそれぞれ水素原子、1〜8個の炭素原子
を有するアルキル基、又は塩素原子、1〜4個の炭素原
子を有するアルコキシ基、水酸基もしくは2〜4個の炭
素原子を有するアシルオキシ基によりモノ置換された1
〜8個の炭素原子を有するアルキル基、フエニル基、1
〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基又は1〜4個の
炭素原子を有するアルコキシカルボニル基を意味し、あ
るいはR2及びR3はそれらが結合する不飽和炭素原子
と一緒になつて非置換の4〜8員環(この環は異種原子
として1個の酸素原子を含有してもよく、あるいは1〜
3個の炭素原子を有するアルキル基によりモノ置換され
ていてもよい)を形成し、R4及びR5は水素原子であ
るか又はR4及びR5は一緒になつて1価の結合を意味
し、そのほh・R4は1〜4個の炭素原子を有するアル
キル基を意味してもよく、ただしR4及びR5が一緒に
なつて1価の結合を意味する場合には、R2及びR3は
環を形成しな(・ものとする〕で表わされる不飽和化合
物と付加反応させ、そしてこの付加反応をスルホン酸プ
ロミド(1)の量に対し0.5〜20モル%の量の過酸
化水素又は反応媒質に溶解する有機ヒドロパーオキシド
の存在下に、10〜50゜Cの温度において行うとき、
一般式(式中R”、R゛、R゜、R”及びR’は前記の
意味を有する)で表わされるβ−ブロムスルホンが有利
に得られることを見出した。
さらに本発明者らは、付加反応の際に触媒量の周期律表
第b亜族の金属の塩又はカリウム、インジウムもしくは
タリウムの塩を存在させるとき、特に好ましい結果が得
られることを見出した。
本発明によれば、ヒドロパーオキシド及び場合により金
属塩の篤異的なかつ予見できなかつた作用に基づいて、
特に優れた手段によりオレフイン及びアセチレンへのス
ルホン酸プロミドの付加を可能にする方法が提供される
。技術水準に従つて多く用いられる、塩化銅、トリエチ
ルアンモニウムクロリド及びアセトニトリルの存在下に
約100℃においてスルホン酸クロリドを付加させる方
法は、敏感なオレフイン及びアセチレンにおいては役に
立たない。なぜならばこれらは反応条件下に分解するか
又は重合し、そして希望の付加メ生成物は生じないか、
又は生じても収率が低いからである。すなわち前記条件
下のベンゾールスルホン酸クロリドの2・5−ジヒドロ
フラン−の付加の実験においては、付加生成物は20%
以下の収率で生成し、メタンスルホン酸クロリドの付加
の実験においては痕跡が生成するにすぎない。これに反
して本発明方法を用いれば簡単な手段により、ヒドロパ
ーオキシド及び前記種類の金属塩の存在における2・5
−ジヒドロフラン−のベンゾールスルホン酸プロミドも
しくはメタンスルホン酸プロミドの付加により、付加生
成物が98%もしくは95%の収率で得られる。温和な
反応条件により、比較的反応性の大きい機能性基たとえ
ば水酸基を有するオレフイン及びアセチレンをも出発化
合物として用いることができるが、これらはさらにきび
し(・条件下ではそれ自体でスルホン酸ハロゲニドと反
応しうるものである。出発化合物として用いられるスル
ホン酸プロミド及びオレフイン又はアセチレンは種々の
様式に置換されていてよく、これにより本発明の反応が
妨害されることはない。
本発明の反応ならびに用いられるスルホン酸プロミド及
びオレフイン又はアセチレンは、下記の一般的な反応式
によつて示され、この際式の出発化合物においてR4と
R5が−緒になつて1価の結合を示すならばこれはアセ
チレンであり、これに応じて式においてR4とR5が一
緒になつて1価の結合を示すならば目的生成物はオレフ
インである。
式Iのスルホン酸プロミドにおいてR1の例は下記のも
のである。アルキル基の例はメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基及びイソブチル
基、置換されたアルキル基の例はクロルメチル基及び2
−エトキシエチル基、ニトロ基により置換されたフエニ
ル基の例は特にm−ニトロフエニル基である。式Iの好
ましいスルホン酸プロミドは1〜5個の炭素原子を有す
るアルキルー及びフエニルスルホン酸プロミドであつて
、アルキル基は場合により塩素原子又はアルキル基中に
1〜4個の炭素原子を有するアルコキン基好ましくはメ
トキシ基により置換されていてもよく、そしてフエニル
スルホン酸プロミドにおいてはフエニル基は場合により
ニトロ基により置換されてもよい。
スルホン酸プロミドは公知の化合物であるか、又は文献
に記載の方法、たとえばチーグラ一及びスプラークによ
るジヤーナル・オブ・オーガニツク・ケミストリ一16
巻、621頁(1951年)又はポシユカスらによるジ
ヤーナル・オブ・オーガニツク・ケミストリ一28巻、
2766頁(1963年)に記載の方法により製造する
ことができる。
式の化合物においてアルキル基R2及びR3のための置
換基としては、先に個々にあげたもののほか、1〜4個
の炭素原子を有するアルコキシ基、たとえばメトキシ基
又はエトキシ基、ならびに2〜4個の炭素原子を有する
アシルオキシ基たとえばアセトキシ基又はプロピオンオ
キシ基があげられる。
式の好ましい化合物は、R4及びR5が水素原子であり
、そしてR2及びR3が前記の意味を有するオレフイン
である。
R4及びR5が一緒になつて1価の結合を示す場合は、
環状化合物は除外される。
たとえば式のオレフインとしては、次のものがあげられ
る。
ブテン一(2)、ベンゼン一(1)、オクテン一(1)
、イソブテン、3・3−ジメチルブテン−(1)、ヘキ
セン一A3)、デセン一(1)、アクリル酸メチルエス
テル、クロトン酸メチルエステル、ビニルエチルエーテ
ル、イソブテニルエチルエーテル、3−ヒドロキシブテ
ン−(1)、スチロール、プロペニルベンゾール、1・
1−ジフエニルエチレン、1−フエニルブテン一(2)
、2−フエニルアルリルクロリド、シクロベンゼン、シ
クロヘキセン、3−メチル−、4−メチル−及び1−フ
エニルーシクロヘキセン、ノルボルネン、シクロヘプテ
ン、シクロオクテン、2・5−ジヒドロフラン 2−メ
) , 1
チル−4・5−ジヒドロフラン。R4及びR5が一緒に
なつて1価の化学結合を示す場合のアセチレンとしては
、ヘキシン一(1)、へキシン一{3)、オクチン一(
1)、フエニルアセチレン、ジフエニルアセチレン、フ
エニルエチニルケトン、プロピオール酸エチルエステル
、プロパルギルアルコール及びプロパルギルクロリドが
あげられる。
本発明の核心は、式のオレフイン又はアセチレンへの式
1のスルホン酸プロミドの付加において、過酸化水素又
は有機ヒドロパーオキシドを加えることである。ヒドロ
パーオキシドの量は、用いられるスルホン酸プロミドの
量に対し好ましくは0.5モル%以上であり、通常は0
,5〜20モル%、特に5〜15モル%が用いられる。
有機ヒドロパーオキシドの例は三級ブチルヒドロパーオ
キシド、クモールヒドロパーオキシド、インダンヒドロ
パーオキシド、9−ヒドロパーオキシデカリン、α−ヒ
ドロパーオキシテトラリン、ジエチルエーテルヒドロパ
ーオキシド及びテトラヒドロフランヒドロパーオキシド
である。
有機ヒドロパーオキシドは一般にその溶液の形で用いら
れる。特に好ましい実施態様においては、用いられる溶
剤、溶液への特殊な添加物又は反応させるべき化合物自
体が容易にヒドロパーオキシドを形成する場合に、空気
又は酸素を直接に反応混合物中に導入することにより、
必要量のヒドロパーオキシドを生成させることができる
その場におけるヒドロパーオキシドの生成は、本米の反
応の開始前又は反応中に行なうことができる。
必要量のヒドロパーオキシドの生成は、予備実験におい
て容易に見出すことができる。このために特に好適なも
のはシクロへ吉センヒドロパーオキシド又はジヒドロフ
ランヒドロパーオキシドである。さらに過酸化水素の使
用は特に有利であり、これはたとえば30〜50%の水
溶液として、必要な量において反応混合物に加えられる
付加反応はヒドロパーオキシドの添加により、多くの場
合に初めて誘発される。
これはすべての場合に反応速度の増大及び収率の有利な
向上を生ずる。ヒドロパーオキシドの効果は驚異的であ
り、かつ予見できなかつたものである。なぜならばこの
ような効果は採用される穏和な反応条件下では、公知で
かつ普通に用いられるラジカル開始剤たとえばジベンゾ
イルパーオキシド、アゾイソ酪酸ニトリル又はすでに室
温において不安定な化合物であるアセチルシクロヘキシ
ルスルホニルパーオキシド又はビス一三級ブチルシクロ
ヘキシルパーオキシドの添加によつては認めることがで
きないからである。特に好ましい実施態様においては、
ヒドロパーオキシドの存在におけるオレフイン及びアセ
チレンへのスルホン酸プロミドの付加は、周期律表第亜
族の金属の塩又はガリウム、インジウム又はタリウムの
塩の添加によりさらに容易となる。
塩は溶解するか又は少なくとも部分的に溶解された形に
おいて反応混合物に加えることが好ましく、この際金属
塩はスルホン酸プロミドの量に対し1〜10モル%の量
において用いられる。塩としては塩化亜鉛、臭化亜鉛、
沃化亜鉛、シアン化亜鉛、硝酸亜鉛、硫酸亜鉛、燐酸亜
鉛、義酸亜鉛、酢酸亜鉛、塩化カドミウム、臭化カドミ
ウム、硫酸カドミウム、燐酸カドミウム、硝酸カドミウ
ム、酢酸カドミウム、塩化水銀(1)、塩化水銀()、
臭化水銀、ンアン化水銀、酢酸水銀及び安息香酸水銀が
あげられる。
これらの塩の有利な効果はたとえば後記の第1表及び第
2表に示すとおりである。
この表には他の金属塩の不活性な挙動又は収率減少作用
をも示す。本発明による反応は好ましくは次のように行
なわれる。
ほぼ等モル量で又は一方の反応関与体を過剰に使用して
式1及びの出発化合物、ヒドロパーオキシド及び金属塩
を、場合により溶剤中で=緒にして、冷却又は熱の供給
により好ましい温度範囲に保持する。多量の装入量で工
業的に実施する場合には、あらかじめ装入されたオレフ
イン又はアセチレン、ヒドロパーオキシド及び金属塩か
らの混合物に、スルホン酸プロミドを徐々に添加するこ
とにより、反応速度を調節することが有利である。
また反応は容易に連続的方法によつて行なうことができ
る。本発明による反応は溶剤の存在下でも、また溶剤な
しでも実施することができる。好ましい溶剤は、たとえ
ば脂肪族又は脂環族のエーテルたとえばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン又は1・2−ジエ
トキシエタン、脂肪族及び脂環族の炭化水素たとえば石
油エーテル、リグロイン又はシクロヘキサン、芳香族炭
化水素たとえばベンゾール、トリオール又はクロルベン
ゾール、ハロゲン化脂肪族炭化水素たとえば塩化メチレ
ン、クロロホルム又は四塩化炭素、二硫化炭素、エステ
ル特に酢酸エステル、ケトン特にアセトン又はジエチル
ケトン、アセトニトリル、ニトロメタン、低級アルコー
ルたとえばエタノール又はイソプロパノールあるいは水
である。一方の反応関与体、特にオレフイン又はアセチ
レンを過剰に用いると、溶剤として役立つことができる
保持すべき好ましい反応温度は出発化合物の反応性によ
つて定められる。
反応は−50℃においても行なうことができる。70℃
以上の反応温度における実施も可能であるが、あまり好
ましくない。
なぜならばこの場合には他の方法に対する本発明方法の
利点が少なくなるからである。好ましい温度範囲は+1
0〜+50℃であり、この範囲において本反応は数分間
ないし数時間で終了する。一般に反応の開始に当つては
誘導期間が観察され、これは多くの場合数秒ないし数分
にすぎないが、ときには1時間を要する。本発明方法に
従つて簡単に入手できるβ−ブロムアルキル−及びβ−
ブロムアルケニルスルホンは、自体普通の手段によりた
とえば実施例に示すように、容易に脱臭化水素してアル
ケニル一及びアルキニルスルホンとすることができる。
こうして生物学的に活性な化合物たとえば医薬、植物保
護剤などを製造することができ、またこれらの化合物は
さらに他の、たとえば医薬及び植物保護剤の合成のため
の出発物質である。たとえばドイツ特許出願公開第21
43989号明細書から知られるように、3−メチルス
ルホニル−2・4−ジヒドロフラン、2−メチルスルホ
ニル−1・4−ジメトキシブテン−(2)、5−メチル
スルホニル−4・7ージヒドロ一1・3−ジオキセピン
及び3−フエニルスルホニル一2・5ジヒドロフランは
、ビタミン類特にビタミンB6の合成のため有利に用い
ることができる。
実施例 11−メチルスルホニル−2−ブロムシクロヘ
キサンシクロヘキセン64y(0.78モル)、エーテ
ル60m1、塩化亜鉛5V及び50%過酸化水素3.5
m1の混合物を30〜35゜Cに加熱する。
メタンスルホン酸プロミド107を加え、そして生ずる
熱効果により認めうる反応開始まで待つ(約20分)。
次いで軽微な冷却下に35゜Cにおいて15分以内にメ
タンスルホン酸プロミド1097(合計で0.75モル
)を滴下し、そして同じ温度において反応が終るまで(
約4時間)攪拌する。室温に冷却したのち混合物に水1
00m1を加え、そして塩化メチレン100m1を用い
て2回抽出する。抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥した
のち溶剤を除去する。n賃1.535の1−メチルスル
ホニル−2−ブロムシクロヘキサン175y(0.72
5モル)が残る。
残査は放置すると結晶し、融点は45〜48℃、収率は
96%である。C.H.S定量:C7Hl3BrO2S
(分子量241)としてブロムスルホンをベンゾール中
でトリエチルアミンとともに10時間還流下に煮沸する
ことにより融点52℃(ベンゾール一石油エーテルから
)の1−メチルスルホニルシクロヘキセンが得られる。
C,.H,.S定量:C7H,2O2S(分子量160
)として実施例 2 1−n−ブチルスルホニル−2−ブロムシクロヘキサン
シクロヘキセン13。
97(0.17モル)、工ーテル15mt及び50%過
酸化水素0.7mjの混合物に35℃において少量のn
−ブタンスルホン酸プロミドを加え、反応の開始を待ち
(約10分)、そして同じ温度において軽微な冷却下に
合計30.6f7(0.15モル)のn−ブタンスルホ
ン酸プロミドの残りを滴下する。
35℃において4時間攪拌したのち生成した1−n−ブ
チルスルホニル−2−ブロムシクロヘキサンの溶液をエ
ーテル130m2を用いて希釈し、そして−40℃にお
いてカリウム一三級ブチラート0.15モルを少量ずつ
加える。
20℃において1時間攪拌し、混合物を少量の氷酢酸の
添加により中和し、そして水洗する。
乾燥したエーテル相から溶剤を除去し、そして残る1−
n−ブチルスルホニルシクロヘキセンを蒸留する。沸点
:120〜125℃/0.08mmHg;n甘1.49
6C.H.S定量:ClOHl8O2S(分子量202
)として実施例 3 1−フエニルスルホニル一2−ブロムシクロヘキサンシ
クロヘキセン64V(0.78モル)、エーテル60m
11ベンゾールスルホン酸プロミド1667(0.75
モノ(ハ)、塩化亜鉛57及び50%過酸化水素3.5
meからの混合物を30゜Cに加温する。
約45分後に開始される弱い発熱反応を冷却により35
℃に保持する。反応混合物を塩化メチレン及び水の間に
分配する。塩化メチレンを除去したのち融点72℃の1
−フエニルスルホニル一2−ブロムシクロヘキサン22
77(0.75モル)が残り、ベンゾールーシクロヘキ
サンから再結晶すると融点74〜75℃となる。C.H
.S定量:Cl2Hl5BrO2s(分子量303)と
してブロムスルホンをベンゾール中でトリエチルアミン
とともに10時間還流下に煮沸することにより、融点5
2℃(エーテル一石油エーテルから)の1−フエニルス
ルホニルシクロヘキセンが得られる。
C,.H,.S定量:C,2Hl4O2S(分子量22
2)として実施例 4 3−メチルスルホニル−4−ブロムテトラヒドロフラン
2・5−ジヒドロフラン(水6%を含有)15.4y(
0.22モル)、塩化亜鉛1.37及び50%過酸化水
素1.1m2からの混合物に、15分以内にメタンスル
ホン酸プロミド31.8y(0.20モル)を滴下する
冷却により混合物を30℃に保持し、続いてさらに4時
間30℃において攪拌する。水30m1を加えたのち塩
化メチレンを用いて抽出する。溶剤を除去したのちn賃
1.529及び沸点130℃/0.1mmHgの油状の
3−メチルスルホニル−4−ブロムテトラヒドロフラン
43.9y(0.19モル)が残る。この生成物は放置
すると固化し、エーテルから再結晶することができ、融
点は53〜55℃である。ベンゾール中でトリエチルア
ミンを用いるか又は苛性ソーダ水溶液を用いて脱臭化水
素を行なうと、ほとんど定量的に融点42〜43℃(ベ
ンゾールーエーテルから)の3−メチルスルホニル−2
・5ジヒドロフランが得られる。付加反応は四塩化炭素
、ベンゾール、エーテル、アセトニトリル及び水を用い
て溶液中で、前記と同じ収率で行なうことができる。
最後の場合は塩化亜鉛を加える必要はない。実施例 5 3−メチルスルホニル−4−ブロムテトラヒドロフフッ
空気の導入により生成させ、そして滴定により定量され
る既知のジヒドロフランヒドロパーオキシド含量を有す
る2・5−ジヒドロフラン各40〉くミリモルを、30
℃において塩化亜鉛1ミリモルを加えたのちメタンスル
ホン酸プロミド20ミリモルと反応させ、そしてそれぞ
れの場合のヒドロパーオキシド含量と3−メチルスルホ
ニル4−ブロムテトラヒドロフラン収率との関係を求め
る。
その結果は図面に示すとおりであつて、この例において
は定量的な反応のためには少なくとも5モル%のヒドロ
パーオキシド含量を必要とすることが知られる。実施例
6 3−メチルスルホニル−4−ブロムテトラヒドロフラン
2・5−ジヒドロフラン100ミリモル及びメタンスル
ホン酸プロミド100ミリモルを30℃において反応さ
せる場合に、加えられるヒドロパーオキシド及び金属塩
と3−メチルスルホニル4−ブロムテトラヒドロフラン
の収率との関係(仕上げ処理はそれぞれ4時間後)を求
める。
その結果を第1表に示す。実施例 7 3−メチルスルホニル−4−ブロムテトラヒドロフラン
2・5−ジヒドロフラン3.6f1(50ミリモル),
メタンスルホン酸プロミド4.0y(25ミリモル)、
50%過酸化水素0.3me及び第2表に示す塩2,5
ミリモルの30℃における反応を薄層クロマトグラフイ
一により追跡し、そして加えられた塩とメタンスルホン
酸プロミドの変化率との関係を求める。
実施例 8 3−エチルスルホニル−4−プロムテトラヒドロフラン
ヤ エタンスルホニルブロミド1307(0.75モル)を
30〜35℃において冷却下に、2・5ジヒドロフラン
70ク(1.0モル)、塩化亜鉛5?及び三級ブチルヒ
ドロパーオキシド3.2meの混合物に滴下する。
著しい発熱反応が衰えたのちさらに2時間40℃におい
て攪拌し、次いで水300meを加え、そして20゜C
に冷却しつつ4n苛性ソーダ水溶液約280m1を加え
ることによりPH価を11〜12に調整すると、これに
より生成した3−エチルスルホニル−4−ブロムテトラ
ヒドロフランは脱臭化水素される。10分後に1/2一
濃塩酸を用いて弱い酸性(PH5)にし、そして塩化メ
チレンを用いて抽出する。
抽出液を乾燥し、溶剤を除去し、そして残留物を蒸留す
る。沸点109〜110℃/0.1mmHgで、3−エ
チルスルホニル−2・5−ジヒドロフラン687(0,
42モル)が得られる。C.H.S定量:C6HlOO
3S(分子量162)として3−クロルメチルスルホニ
ル−4−ブロムテトラヒドロフランクロロホルム30m
2中の2・5−ジヒドロフラン147(0.2モル)及
び三級ブチルヒドロパーオキシド0.5meの溶液に、
−40℃において10分以内にクロルメタンスルホン酸
プロミド19.3y(0.1モル)を加える。
生成した3−クロルメチルスルホニル−4−ブロムテト
ラヒドロフランを脱臭化水素するため、15分後に同じ
温度においてクロロホルム20meに溶解したトリエチ
ルアミン16.5meを滴下する。半時間20℃におい
て攪拌し、水洗乾燥し、そして蒸発濃縮する。残査を数
回エーテルを用いて浸出し、そしてエーテノレ抽出物を
蒸留する沸点115〜12『C/0.2mmHgで3−
クロルメチルスルホニル−2・5ジヒドロフラン4.8
7が得られる。C,.H.S定量:C5H7ClO3S
(分子量182.5)として実施例 10 3−フエニルスルホニル一4−ブロムテトラヒドロフラ
ン2・5−ジヒドロフラン287(0.4モル)、塩化
亜鉛0.67及び三級ブチルヒドロパーオキシド1m′
の混合物に、25゜Cにおいてベンゾールスルホン酸プ
ロミド22y(0.1モル)を加える。
冷却により反応温度を35゜C以下に保持する。6時間
後に混合物を水及び塩化メチレンの間に分配する。
塩化メチレン相を乾燥し、そして溶剤を真空中で除去す
る。3−フエニルスルホニル一4ブロムテトラヒドロフ
ラン28.57(98ミリモル)の油状残査が残る。
C.H.S定量:ClOHllBrO3s(分子量29
1)として苛性ソーダ水溶液を用いるか又はベンゾール
中でトリエチルアミンを用いて付加生成物を脱臭化水素
することにより、融点68〜69℃(エーテルから)の
3−フエニルスルホニル一2・5−ジヒドロフランが得
られる。
C.H定量:ClOHlOO3S(分子量210)とし
て実施例 11 3−(p−ニトロフエニルスルホニル)−4ブロムテト
ラヒドロフラン2・5−ジヒドロフラン10.57(1
50ミリモル)、塩化亜鉛250η及び三級ブチルヒド
ロパーオキシド0.3m′の混合物に、25℃において
p−ニトロベンゾールスルホン酸プロミド9.87(3
7ミリモル)を加える(弱く発熱)。
5時間後に沈殿を吸引f過し、そして高真空中で乾燥す
る。
3−(p−ニトロフエニルスルホニル)−4プロムテト
ラヒドロフラン9.57(28ミリモル)が得られ、こ
れはベンゾール一石油エーテルから再結晶したのち15
5〜157℃で溶融する。
C.H.S定量:ClOHlOBrNO5S(分子量3
36)としてこの付加生成物をベンゾール中でトリエチ
ルアミンを用いて脱臭化水素すると、融点149〜15
0℃(酢酸エンテルから)の3−(p−ニトロフエニル
スルホニル)−2・5−ジヒドロフランが得られる。
C.H.S定量:ClOH9NO5S(分子量255)
として実施例 12 1−メチルスルホニル−2−ブロム−2−フエニルエタ
ンニトロメタン5m1中のスチロール2.1y(20ミ
リモル)の溶液に順次塩化亜鉛130〜、メタンスルホ
ン酸プロミド3.27(20ミリモル)及び50%過酸
化水素0.15meを加える。
室温において50時間後に混合物を塩化メチレンに溶解
し、そして水洗する。塩化メチレンを除去したのちに残
る粗製の1−メチルスルホニル−2−ブロム2−フエニ
ルエタンをベンゾール10m1に溶解し、トリエチルア
ミン25ミリモルの添加により脱臭化水素する。121
〜124℃/0.011tmHgにおける蒸留により融
点77〜79℃(エーテルから)のβ−メチルスルホニ
ルスチロールが得られる。
畠帆スペクトル(J=15.5Hz)によればこの生成
物はトランス構造において存在する。C.H.S定量:
C9HlOO2S(分子量182)として実施例 13 2−メチルスルホニル−3−ブロム−1・4−ジメトキ
シブタンシス一1・4−ジメトキシブテン−(2)25
.5f7(0.22モル)、塩化亜鉛1.3?及び50
%過酸化水素1.6m1の混合物に30℃においてメタ
ンスルホン酸プロミド32f7(0.2モル)を加える
(弱く発熱)。
35℃において3時間、そして室温において1夜放置し
たのち混合物を塩化メチレンに溶解し、そして水洗する
溶剤を除去したのち融点90〜97℃の2−メチルスル
ホニル−3ーブロム−1・4−ジメトキシブタン55.
0f0.2モル)が残る。C.H定量:C7H,5Br
O4S(分子量275)としてベンゾール中でトリエチ
ルアミンを用いて脱臭化水素することにより沸点97〜
102℃/0.111Hgの2−メチルスルホニル−1
・4−ジメトキシブテン−(2)が得られ、これは鴎ス
ペクトルによればシス一化合物60%及びトランス一化
合物40%からの混合物である。
C.H.S定量:C7H,4O4S(分子量194)と
して実施例 14 2−メチルスルホニル−3−ブロム−1・4−ジメトキ
シブタントランス−1・4−ジメトキシブテン−(2)
2,3y(20ミリモル)、塩化亜鉛130η、50%
過酸化水素0.15m′及びメタンスルホン酸プロミド
3.27(20ミリモル)の混合物を、室温において1
8時間放置する。
次いで混合物を塩化メチレンに溶解し、水洗乾燥し、そ
して再び溶剤を除去する。2−メチルスルホニル−3−
ブロム−1・4−ジメトキシブタン5.3f?(19ミ
リモル)が得られ、これは脱臭化水素によつて得られる
2−メチルスルホニル−1・4−ジメトキシブテン−(
2)と同様に、スペクトル特性において実施例13に記
載の生成物と同一である。
実施例 15 2−ブロム−3−メチルスルホニル酪酸メチルエステル
クロトン酸メチルエステル2.0V(20ミリモル)、
塩化亜鉛130mf!、三級ブチルヒドロパーオキシド
0.1m1及びメタンスルホン酸プロミド3.2f(2
0ミリモル)からの混合物を5時間50℃に加熱する。
未反応の出発化合物から、生成した2−ブロム−3−メ
チルスルホニル酪酸メチルエステルを分留により分離す
る。沸点は95〜105℃/0.4mmHgである。続
いてベンゾール中でトリエチルアミンを用いて脱臭化水
素すると、3−メチルスルホニルクロトン酸メチルエス
テルがシスートランス異性体の混合物(3:1の比)と
して得られる。
実施例 16 (1−ブロム−2−フェニルスルホニルイソブチル)一
エチルエーテル5〜10℃において15分以内にイソブ
テニルエチルエーテル4,4y(44ミリモル)及び三
級ブチルヒドロパーオキシド0.2m1の混合物をベン
ゾールスルホン酸プロミド8.8y(40ミリモル)に
滴下する。
発熱反応により不安定な付加生成物(1−ブロム−2−
フエニルスルホニルイソブチル)一エチルエーテルを生
じ、これは室温において1時間以内に著しい発熱の後続
反応を開始する。生成混合物をベンゾール一石油エーテ
ルから再結晶することにより融点103〜104℃の2
−フエニルスルホニルイソブチルアルデヒドが得られる
。C,.H,.S定量:ClOH,2O3S(分子量2
12.3)として実施例 17 1−メチルスルホニル−2−ブロムブタノール−(3)
ブテン一(1)−オール−(3)31.77(0,44
モル)、塩化亜鉛2.6y及び50%過酸化水素3m1
の混合物に、約30゜Cにおいて15分以内にメタンス
ルホン酸プロミド64ノ(0.4モル)を滴下する。
2時間後に混合物を塩化メチレンに溶解して水洗する。
溶剤を除去したのち1−メチルスルホニルー2−ブロム
ブタノール−{3)86.37(0.37モル)が残る
。C.H.S定量:C5HllBrO3S(分子量23
1)としてベンゾール中でトリエチルアミンを用いて室
温において脱臭化水素することにより1−メチルスルホ
ニルブテン−(1)−オール−(3)が得られ、これは
酢酸エスチル−石油エーテルから再結晶したのち70〜
72℃において溶融する(NMRスペクトルによればト
ランス構造、J−15.5Hz)。
C.H.S定量:C5HlOO3S(分子量150)と
して実施例 18 1−メチルスルホニル−2−ブロムシクロペンタンメタ
ンスルホン酸プロミド327(0.2モル)をシクロベ
ンゼン177(0.25モル)、エーテル25me1三
級ブチルヒドロパーオキシド1.25m1及び塩化亜鉛
1.257の混合物に滴下し、そして温度を冷却により
40℃に保持する(誘導期間約5分)。
室温において2時間撹拌したのち、生成した1−メチル
スルホニル−2−プロムシクロペンタンをカリウム一三
級ブチラートの添加によりテトラヒドロフラン中で−5
0℃において脱臭化水素する。蒸留ののち沸点90℃/
0.05m1Hg、融点50〜52℃の1−メチルスル
ホニルシクロベンゼン21.97(0.15モル)が得
られる。C.H.S定量:C6HlOO2S(分子量1
46)として実施例 19 1−メチルスルホニル−2−ブロム−3−メチルシクロ
ヘキサンメタンスルホン酸プロミド20.6y(130
ミリモル)を40℃において3−メチルシクロヘキセン
14.67(150ミリモル)、エーテル15m1、三
級ブチルヒドロパーオキシド0.75m′及び塩化亜鉛
0.7yの混合物に滴下する(誘導期間約10分)。
45℃においてさらに1時間攪拌し、次いで生成した1
−メチルスルホニル−2−ブロム−3−メチルシクロヘ
キサンをカリウム一三級ブチラートの添加により−40
℃において脱臭化水素する。
蒸留により精製された反応生成物1メチルスルホニル−
3−メチルシクロヘキセン−(1)は、畠恨スペクトル
によれば少ない割合の1メチルスルホニル−6−メチル
シクロヘキセン(1)を含有する。沸点は114〜11
8℃/0.1mmHg,.n甘1.5旧である。C,.
H定量:C8H,4O2S(分子量174)として実施
例 20 1−メチルスルホニル−2−ブロム−4一及び5−メチ
ルシクロヘキサンメタンスルホン酸プロミド15.97
(100ミリモル)を40℃において4−メチルシクロ
ヘキセン10,57(110ミリモル)、エーテル10
m′、塩化亜鉛0.57及び三級ブチルヒドロパーオキ
シド0.5m′の混合物に滴下する(誘導期間約5分)
40℃においてさらに30分攪拌したのち生じた付加物
混合物としての1−メチルスルホニル−2−ブロム−4
−メチルシクロヘキサン及び1−メチルスルホニル−2
−ブロム−5−メチルシクロヘキサンを、カリウム一三
級ブチラートの添加により−4『Cにおいて脱臭化水素
する。
分留により沸点105〜106゜C/0.0511mH
g1n賃1.498の1−メチルスルホニル−4−メチ
ルシクロヘキセン及び1−メチルスルホニル−5メチル
シクロヘキセンの混合物15.2y(87ミリモル)が
得られる。C.H定量:C8Hl4O2S(分子量17
4)として実施例 21 1−フエニルスルホニル一2−ブロム−4一及び−5−
メチルシクロヘキサンベンゾールスルホン酸プロミド1
7.7?(80ミリモル)を40〜45℃において4−
メチルシクロヘキセン8.37(88ミリモル)、エー
テル10m1、塩化亜鉛0.57及び三級ブチルヒドロ
パーオキシド0.5m1の混合物に滴下する。
室温において4時間攪拌したのち生成した1−フエニル
スルホニル一2−ブロム−4−メチル−及び−5メチル
シクロヘキサンの付加物混合物を、カリウム一三級ブチ
ラートの添加により−50℃において脱臭化水素する。
1−フエニルスルホニル一4−メチルシクロヘキセン−
(1)及び1−フエニルスルホニル一5−メチルシクロ
ヘキセン−(1)からのn賃1.551の混合物16.
27(68ミリモル)が得られる。
C.H.S定量:Cl3Hl6O2S(分子量236)
として実施例 22 2−フエニルスルホニル一3−フロムノルボルナンノル
ボルネン10.3?(110ミリモル)、アセトニトリ
ル30m2、塩化亜鉛0.6?及び三級ブチルヒドロパ
ーオキシド0.5m1の混合物に、25〜30℃におい
て軽微な冷却下にベンゾールスルホン酸プロミド227
(100ミリモル)を滴下する。
室温において24時間放置したのち反応混合物を塩化メ
チレンに溶解し、そして水洗する。溶剤を除去したのち
、融点108〜110℃のエキソーエキソ一及びエキソ
ーエンド一異性体の混合物としての2−フエニルスルホ
ニル一3−プロムノルボナン30.8y(98ミリモル
)が残る。C.H.S定量:Cl3Hl5BrO2S(
分子量315)としてクロロホルム−シクロヘキサンか
らの分別結晶により異性体の分離が可能である。
実施例 23 1−メチルスルホニル−2−ブロムシクロヘプタンメタ
ンスルホン酸プロミド40f(0.25モル)を45℃
において、シクロヘプテン26.87(0.28モル)
、エーテル20m11塩化亜鉛1.9y及び50%過酸
化水素1.2m′の混合物に滴下する。
著しい発熱反応が衰えたのちさらに1時間50℃に加熱
する。反応混合物を塩化メチレンに溶解し、水洗し、溶
剤を除去し、そして残査として得られる1−メチルスル
ホニル−2−ブロムシクロヘプタンをベンゾールーシク
ロヘキサンから再結晶すると、融点は87〜89℃であ
る。C.H.S定量:C8Hl5BrO2s(分子量2
55)として沸騰ベンゾール中でトリエチルアミンを用
いて脱臭化水素すると1−メチルスルホニルシクロヘブ
テンが得られ、沸点は118〜120℃/0.1m1H
gであつて室温において結晶する。
C,.H定量:C8Hl4O2S(分子量174)とし
て実施例 24 α−ブロム−β−フエニルスルホニルスチローノレフエ
ニルアセチレン22.4y(0.22モル)、アセトニ
トリル50m2、ベンゾールスルホン酸プロミド447
(0.2モル)、三級ブチルヒドロパーオキシド1WI
1及び塩化亜鉛1.37からの混合物を、30〜35℃
において4時間攪拌する。
次いでアセトニトリルを除去し、そして残査を塩化メチ
レンに溶解して水洗する。塩化メチレンを留去したのち
結晶性のα−ブロム−β−フエニルスルホニルスチロー
ル637(0.195モル)が残る。エーテル一石油エ
ーテルから再結晶すると融点は84〜85℃である。ト
リエチルアミンを用いてベンゾール中で室温において脱
臭化水素すると、融点73℃(エーテル一石油エーテル
から)のフエニルエチニルフエニルスルホンが得られる
C.H.S定量:Cl4HlOO2S(分子量242)
として実施例 25 2−メチルスルホニル−3−ブロム−1・4ジメトキシ
ブテン−(2)メタンスルホン酸プロミド327(0.
2モル)を15分以内に35℃(冷却)において、1・
4ジメトキシブチン一(2)25.1y(0.22モル
)、塩化亜鉛1.3y及び三級ブチルヒドロパーオキシ
ド1m1の混合物に滴下する。
1.5時間後に反応混合物を塩化メチレンに溶解し、そ
して水洗する。
溶剤を除去したのち残査を分留する。沸点は115〜1
16゜C/0.25mmHgである。C.H.Br定量
:C7Hl3BrO4s(分子量273)として実施例
26 1−フエニルスルホニル一2−ブロム−3−クロルプロ
ペン−(1)プロパルギルクロリド17.97(0.2
4モル)、三級ブチルヒドロパーオキシド1.0m′及
び塩化亜鉛1.37の混合物に、冷却下に35゜Cにお
いてベンゾールスルホン酸プロミド447(0.2モル
)を滴下する。
90℃/0.2mmHg以下で揮発性の部分を留去し、
そして残査をカラムクロマトグラフイ一によりシリカゲ
ルを通して(塩化メチレン石油エーテル1:1)精製す
る。
溶出液をシクロヘキサンから再結晶すると、融点は70
〜73゜C(NMRスペクトルによればシスートランス
異性体の混合物が存在する)である。C.H,.S定量
:C9H8BrClO2S(分子量295.5)として
実施例 27 1−メチルスルホニル−2−ブロムオクタンメタンスル
ホン酸プロミド167(0.1モル)を50゜Cにおい
てオクテン−(1)16.8y(0.15モル)、塩化
亜鉛0.77及び三級ブチルヒドロパーオキシド0.5
m1の混合物に滴下する。
著しく発熱し、冷却によつて和らげられる反応は15分
後に完了する。混合物をクロロホルム50m1に溶解し
、クロロホルム溶液を2回水洗し、硫酸ナトリウム上で
乾燥し、そして蒸発濃縮する。残査の蒸留により沸点1
33℃/0.25mmHg,.n賃1.4903の1−
メチルスルホニル−2−ブロムオクタン25.1yが得
られる。C.H.S定量:C9Hl9BrO2s(分子
量271)としてエーテル50m1中の1−メチルスル
ホニル−2ブロムオクタン1367(50ミリモル)の
溶液に−25℃においてカリウム一三級ブチラート7.
57(60ミリモル)を加える。
温度をO℃に上げたのち1−メチルスルホニルオクテン
−(1)97が残り、これはn智1.488(NMRス
ペクトルによればシスートランス一異性体の1:1混合
物)である。実施例 28 1−メチルスルホニル−2−ブロム−3−アセトキシフ
ロハンメタンスルホン酸プロミド167(0.1モル)
を60℃において酢酸アルリル17.57(0.15モ
ル)、塩化亜鉛0.77及び三級ブチルヒドロパーオキ
シド0.5m1の混合物に滴下する。
反応は数分の誘導期間ののち著しく発熱となり、冷却に
より前記の温度に保持しなければならない。混合物をク
ロロホルム50m′に溶解し、クロロホルム溶液を2回
水洗し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして蒸発濃縮す
る。n甘1.498の1−メチルスルホニル−2−ブロ
ム−3−アセトキシプロパン24.57が無色の油とし
て得られる。この生成物のベンゾール120m1中の溶
液に、30℃においてトリエチルアミン18m1を滴下
する。
混合物をさらに45分間40℃において攪拌し、氷を用
いて冷却し、そして水50m1を用いて3回振出する。
溶剤を除去して残査を蒸留したのち1−メチルスルホニ
ル−3−アセトキシプロペンがシスートランス一異性混
合物(NMRスペクトルによれば1:2の比)として得
られ、n甘1.447である。C.H定量:C6HlO
O4S(分子量178)として
【図面の簡単な説明】
図面は2・5−ジヒドロフランとメタンスルホン酸プロ
ミドの反応(実施例5)における、出発ジヒドロフラン
のヒドロパーオキシド含量と目的物質の収率との関係を
示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 R^1SO_2Br( I ) (式中R^1は1〜5個の炭素原子を有するアルキル基
    、又は塩素原子もしくは1〜4個の炭素原子を有するア
    ルコキシ基により置換された1〜5個の炭素原子を有す
    るアルキル基、フェニル基又はニトロフェニル基を意味
    する)で表わされるスルホン酸ブロミドを、一般式▲数
    式、化学式、表等があります▼(II)〔式中R^2およ
    びR^3はそれぞれ水素原子、1〜8個の炭素原子を有
    するアルキル基、又は塩素原子、1〜4個の炭素原子を
    有するアルコキシ基、水酸基もしくは2〜4個の炭素原
    子を有するアシルオキシ基によりモノ置換された1〜8
    個の炭素原子を有するアルキル基、フェニル基、1〜4
    個の炭素原子を有するアルコキシ基又は1〜4個の炭素
    原子を有するアルコキシカルボニル基を意味し、あるい
    はR_2及びR^3はそれらが結合する不飽和炭素原子
    と一緒になつて非置換の4〜8員環(この環は異種原子
    として1個の酸素原子を含有してもよく、あるいは1〜
    3個の炭素原子を有するアルキル基によりモノ置換され
    ていてもよい)を形成し、R^4及びR^5は水素原子
    であるか又はR^4及びR^5は一緒になつて1価の結
    合を意味し、そのほかR^4は1〜4個の炭素原子を有
    するアルキル基を意味してもよく、ただしR^4及びR
    ^5が一緒になつて1価の結合を意味する場合には、R
    ^2及びR^3は環を形成しないものとする〕で表わさ
    れる不飽和化合物と付加反応させ、そしてこの付加反応
    をスルホン酸ブロミド( I )の量に対し0.5〜20
    モル%の量の過酸化水素又は反応媒質に溶解する有機ヒ
    ドロパーオキシドの存在下に、10〜50℃の温度にお
    いて行うことを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表
    等があります▼(III)(式中R^1、R^2、R^3
    、R^4及びR^5は前記の意味を有する)で表わされ
    るβ−ブロムスルホンの製法。
JP50087429A 1974-07-22 1975-07-18 β−ブロムアルキル−及びβ−ブロムアルケニルスルホンの製法 Expired JPS5912115B2 (ja)

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DE2435098 1974-07-22

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