JPS59121149A - 陶磁器の製造方法 - Google Patents

陶磁器の製造方法

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JPS59121149A
JPS59121149A JP23308882A JP23308882A JPS59121149A JP S59121149 A JPS59121149 A JP S59121149A JP 23308882 A JP23308882 A JP 23308882A JP 23308882 A JP23308882 A JP 23308882A JP S59121149 A JPS59121149 A JP S59121149A
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clay
fibrous material
china clay
firing
sheet
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北嶋 信幸
葛岡 伸一
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、陶磁器用粘土(以下陶土と呼ぶ)とパルプ等
の繊維質材とからなる陶磁器用素地シート(以下陶土シ
ートと呼ぶ)を用いた陶磁器の製造方法に関するもので
ある。
パルプ等の繊維質材と陶土とを水中で混合して繊維質材
表面に陶土を吸着せしめた後、通常の湿式抄紙法によっ
てシート化して得られる陶土シートは、乾燥後焼成する
ことにより陶磁器とすることができるものである。かか
る陶土シートは陶土シート内の繊維質材が陶土のバイン
ダの働きをしているので大面積でも厚さのりすいタイル
を作るのに適し、また湿潤状態において紙のような性質
を持っているので切る、折る、曲げる、貼付せろ等の成
形が容易で、花瓶、茶碗、人形等の陶磁器を容易に得る
ことができるという大きな特徴を有している。かかる陶
土シートは、半幅、印刷、転写等、従来の絵付方法によ
り装飾することができるが、本発明者は抄紙法を用いて
製造する陶土シート特有の絵付方法について研究を重ね
た結果、本発明を得るに至ったものである。
すなわち、焼成後の色相の異なる2種類以上の陶土を各
々別々に繊維質材表面に吸着せしめた後肢陶土吸着繊維
質材同志を任意に混合しても陶土は吸着していた各々の
繊維質材からほとんど脱着することなく、したがって各
々の陶土は繊維質材同志の絡み合いに従った状態で混在
し、かがる状態で抄紙してソート化することにより色相
の異なる陶土を繊維質材同志の絡み合いに従った模様に
分布せしめた陶土シートを得ることに成功したものであ
る。かかる陶土シートを焼成した陶磁器には陶土の色相
が現われるので、該陶土シートを用いて花瓶、茶碗等所
望の形状に成形し乾燥後焼成すれば、陶磁器基体自身に
繊維質材の絡み合いに従った模様を有する陶磁器を得る
ことができろ。
繊維同志の絡み合いによって生ずる模様のようないわゆ
る任意な自然の模様を施こす場合、従来から行なわれて
いる印刷等の方法では、画像を形成する方法が人為的な
ためにかえって難しい。本発明者等は、特開昭56−1
20583号公報において、かかる任意な自然の模様を
有する釉薬シートの製造方法を提案したが、かかる釉薬
シートを用いた場合は釉薬シートと陶磁器基体とを貼合
せる必要があるため、タイルのような平面的なものへの
使用は容易であるが5、花瓶、人形等の複雑な成形品へ
用いる場合には貼合せるために特別の方法が必要であっ
た。本発明によれば、陶土シート自体にすでに模様が潜
在的に施こされているので、人形等の成形品を得る場合
、形状等にも制限はない。
さらに本発明の具体例を図面にもとづいて説明する。
第1図〜第3図は、焼成後A色に発色する陶土を吸着さ
せた繊維質材(以下A色材と呼ぶ)(Al−(5)”と
、焼成後B色に発色する陶土を吸着させた繊維質材(以
下B色材と呼ぶ)(B)〜(Bl“とを混合して得た陶
土シート(11〜+31の例で、第4図〜第6図は、そ
れぞれ陶土シート(1)〜(3)を用いて作った筒状陶
−磁器(1f〜+3/の例である。第1図(第4図)の
例の場合、A色材囚の中に8色材(Blがところどころ
に一様に存在しているものであり、このような模様を得
るには6色材(均の分量をA色材(5)より少なめにし
、なおかつ、両者を充分混合した後抄紙することで得ら
れる。第2図(第5図)の例では1、A色材囚とB色材
+Brとをほぼ等量混合を控え目にした状態から抄紙す
ることで、ブチ状模様が得られる。さらに、第3図(第
6図)の例では、A色材囚“とB色材CB1″をほぼ等
量刑々の投入口より抄紙機に投入することによって得ら
れた模様で、A免囚“と8色(Bl″との境界が、側繊
維の混合によって段階的に変化している。
このように、本発明によれば陶土の色数、すなわち陶土
吸着繊維質材の色数、混合量の比率、混合方法等を変え
ることによりほとんど無限の種類の模様を陶磁器自身を
施こすことができ、しかも混合の条件を一定に保てば同
様の傾向の模様を現出させろことができる。かかる模様
は、従来の印刷等の絵付方法では現出させることが非常
に難しい模様である。
本発明で使用する2種類以上の陶土は焼成条件、収縮率
等が同一でなければならないので、同一の陶土に着色剤
を少量添加して着色陶土として焼成後の色相を変化させ
る方法が有利である。この場合陶土としては、例えば「
陶芸用粘土」として市販されているものでよいが、着色
剤の色相が明瞭になる点で鉄分の少ない白色素地が有利
であり、着色剤としては例えば金属酸化物等からなる陶
芸用顔料等で、陶土とほぼ同じ焼成条件をもつものであ
ればよい。ただし、着色剤の添加量が多くたると着色陶
土の収縮率等が異なってきて、焼成時のワレ、ソリの原
因となるため5着色剤の添加量は多くできない。着色剤
の添加量は陶土、着色剤の種類によって異なるが、陶土
に対して10重量%以上となることはなく、5重量%以
下とするのが望ましい。また、陶土と着色剤との混合は
陶土に着色剤を混練する方法でもさしつかえないが、繊
維質材表面に吸着させろ前に陶土と着色剤とをミキサー
等によって水中で十分攪拌する方法によって、容易に色
相ムラをな(すことができ、混線の労力を省くことがで
きる。
また、繊維質材とし、ては、天然パルプ、合成パルプ、
無機繊維等抄紙時に抄紙ネットを通過しないものであれ
ばいずれでもよいが、陶土と繊維質材との割合は重量比
でおおむね(98〜50)対(2〜50)、望ましくは
(97〜90)対(3〜10)程度の範囲にするのが適
当である。これは、ソート化した場合に繊維質材が多い
と焼成時に陶土が焼結するのに支障となり陶磁器とする
ことが難しく、一方、繊維質材が少なすぎるとシートと
しての強度が失なわれ成形しにく(なるためである。た
だし、混合する前の2種類以上の陶土吸着繊維質材同志
の陶土と繊維質材との比率が異なると、焼成時のワレ、
ソリの原因となるので陶土と繊維質材との比率を変える
ことは不利であり、陶土、繊維質材の種類も同一の方が
望ましい。
陶土を繊維質材表面に吸着させる方法としては陶土と繊
維質材とを水中で懸濁させた後に凝集剤等を添加して界
面化学的に吸着させる方法が一般的である。具体的には
硫酸アルミニウム等の無声系凝集剤やポリアクリルアミ
ド系の合成高分子凝集剤等を単独もしくは併用して効果
をあげることができる。この場合、陶土の繊維質材表面
への吸着は機械的せん断力に対して弱いので、陶土吸着
繊維質材の強攪拌は避け、凝集剤等の添加は2種類以上
の陶土吸着繊維質材の混合の直前に行なうのが望ましい
陶土吸着繊維質材のシート化は、通常の湿式抄紙法によ
って可能であり、得られたシートは20〜40重量%の
湿潤状態において切る。折る、曲げる、貼り合せる等の
成形ができ、花瓶、茶碗、人形等の成形品を得ることが
できる。また、陶磁器の肉厚等は、シートの厚さ、すな
わち坪量を変えることで容易に変えることができる。か
かる成形品は乾燥後焼成すればそのままでも模様が現出
するが乾燥後あるいは素焼後にサンドペーパー等で研摩
、切削すれば模様をさらに明瞭にすることができ、透明
釉をかければさらに模様が鮮明になる。
以上述べたように、本発明によれば陶土シートの成形性
−を生かしつつ、従来方法では現出させることの難しか
った繊維同志の絡み会いによって生ずる模様のようない
わゆる任意な自然の模様を容易に現出せしめることがで
きる。さらに陶磁器自身に模様が施こされるため、かか
る陶磁器基体に従来の絵付方法、装飾方法を施こすこと
により、さらに装飾性の豊かな陶磁器を得ることができ
ろ。
以下に本発明の実施例を述べるが、これによって本発明
が限定されるものではない。
〔実施例1〕 パルパーにて天然パルプ(NUKP)を分散離解した1
%パルプ水液250部と陶芸用粘土(日本陶料■製上石
素地) 47.5部とを十分混合後、硫酸アルミニウム
1部とポリアクリルアミド系高分子凝集剤(三共化成■
製すンボIJN−500)005部を添加してパルプ表
面に陶芸用粘土を吸着させた陶土吸着繊維質材スラリー
(これを仮に白スラリーと呼ぶ)を作成し、これとは別
に上記のバルブ液250部と上記の陶芸用粘土47.5
部ト陶芸用顔料トルコ青0.5部とを十分混合後、硫酸
アルミニウム1部と上記の高分子凝集剤0.05部を添
加してパルプ表面に陶芸用粘土を吸着させた陶土吸着繊
維質材スラリー(これを仮に青スラリーと呼ぶ)を作成
する。次に白スラリーと青スラリーを同量混合しながら
50メソシユのネット上に投入し抄紙して大きさ30’
(mX3Qm厚み約2m、坪量2.2 Kf/rrFの
陶土シートを得、かかる陶土シートが30%(ウェット
ベース)の含水率の時円筒状に成形し、乾燥後1250
℃で焼成することにより、繊維が絡み合いながら色相が
白色から青色に段階的にいわゆる自然に変化している円
筒状陶磁器を得ることができた。
〔実施例2〕 合成パルプ(三井ゼラバック■製E790)をパルパー
で分散・離解した0、5%パルプ水液200部と陶芸用
粘土(日本陶料■製並信楽)18部と陶芸用顔料呉須0
.05部とを十分混合後、硫酸アルミニウム1部と高分
子凝集剤(三共化成■製サンポリN−500)0.04
部を添加してパルプ表面に陶芸用粘土を吸着させた陶土
吸着繊維質材スラリ=(これを仮に青スラリーと呼ぶ)
と、上記のパルプ液200部と上記の陶芸用粘土18部
とベンガラ0.05部とを十分混合復硫酸アルミニウム
1部と上記の高分子凝集剤0.04部を添加してパルプ
表面に陶芸用粘土な吸着させた陶土吸着繊維質材スラリ
ー(これを仮に茶スラリーと呼ぶ)と、上記のパルプ液
200部と上記の陶芸用粘土180部とを十分混合復硫
酸アルミニウム1部と上記の高分子凝集剤0.04部を
添加してパルプ表面に陶芸用粘土を吸着させた陶土吸着
繊維質材スラリー(これを仮に白スラリーと呼ぶ)との
3種類を、白スラリー90部に対し青、茶スラリーを各
5部づつ混合した後抄紙しシート状に成形し、白色陶土
内に青色、茶色陶土が混在するような模様を有する大き
さ20(mX30(m、厚み約3陸、坪量3.5 ”P
/7ri’の陶土シートを得、かかる陶土シートが30
%の着水率の時皿状に成形し、乾燥後#150のサンド
ペーパーを全面にかけた後1200℃で焼成後、さらに
透明釉をかけて800℃で焼成することによりやや黄色
がかった素地に青色、茶色が和紙のように繊維状に分布
した模様を有する皿状陶磁器を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までは本発明の製造方法によって得ら
れた陶磁器を作るために用いた陶土シートを示す斜視図
、第4図から第6図までは本発明の製造方法によって得
られた陶磁器の代表例を示す斜視図である。 (11、t2] 、 (31・・・・・・陶土シート(
5)、 (Al’ 、 %)″・・・・・・A色陶土吸
着繊維質材(Bl 、 (Bf 、 (Bl−・・・・
B色陶土吸着繊維質材(11’ 、 (2f 、 (3
1’・・・・・・円筒状陶磁器特許出願人 凸版印刷株式会社 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2〜50重量%の繊維質材を水中で分散・離解さ
    せて繊維質材分散液を作り、該繊維質材分散液中に98
    〜50重量%の陶磁器用粘土を添加して繊維質材表面に
    陶磁器用粘土を吸着せしめた後、通常の湿式抄紙法によ
    りシート状にし、しがる後膣シート状成形物を所望の形
    状に成形後乾燥、焼成してなる陶磁器の製造方法におい
    て、焼成後の色相が異なる2種類以上の陶磁器用粘土を
    各々別々に繊維質材表面に吸着せしめた後、かがる2種
    類以上の陶磁器用粘土吸着繊維質材同志ケ所望の分量で
    適宜混合してソート状成形物となすことにより、焼成後
    の色相が異なる陶磁器用粘土吸着繊維質材による任意の
    模様を焼成後に現出せしめるようにしたことを特徴とす
    る陶磁器の製造方法。
JP23308882A 1982-12-28 1982-12-28 陶磁器の製造方法 Granted JPS59121149A (ja)

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JPS6144830B2 JPS6144830B2 (ja) 1986-10-04

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04275102A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Taiyo Chem Kk 不燃性成形体の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51138709A (en) * 1975-05-27 1976-11-30 Mitsuharu Ishikawa Manufacture of earthen ware like differnt color pattern plant pots
JPS56167407A (en) * 1980-05-30 1981-12-23 Toppan Printing Co Ltd Manufacture of foundation sheet for pottery

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