JPS59119610A - 電気絶縁材料の製造方法 - Google Patents
電気絶縁材料の製造方法Info
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- JPS59119610A JPS59119610A JP23323882A JP23323882A JPS59119610A JP S59119610 A JPS59119610 A JP S59119610A JP 23323882 A JP23323882 A JP 23323882A JP 23323882 A JP23323882 A JP 23323882A JP S59119610 A JPS59119610 A JP S59119610A
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- electrical insulating
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコロナ放電特性に優れ、油含浸電気機器の含浸
用として好適であり、該電気機器の小型化、軽量化を可
能にするような電気絶縁油を得ることができる電気絶縁
材料の製造方法に関する。
用として好適であり、該電気機器の小型化、軽量化を可
能にするような電気絶縁油を得ることができる電気絶縁
材料の製造方法に関する。
さらに詳しくは、プラスチックフィルムラ、誘電体もし
くは絶縁体の少なくとも一部として使用している油含浸
電気機器の含浸用として好適な電気絶縁油を得ることが
できる電気絶縁材料の製造方法に関するものである。
くは絶縁体の少なくとも一部として使用している油含浸
電気機器の含浸用として好適な電気絶縁油を得ることが
できる電気絶縁材料の製造方法に関するものである。
近年、油含浸コンデンサー、油含浸ケーブルなどの油含
浸電気機器の高電圧化、小型化および軽量化などの要求
に伴い、これらの機器の絶縁体または誘電体としての絶
縁紙の代りに、または絶縁紙と共に各種のプラスチック
材料が使用されるようになっている。
浸電気機器の高電圧化、小型化および軽量化などの要求
に伴い、これらの機器の絶縁体または誘電体としての絶
縁紙の代りに、または絶縁紙と共に各種のプラスチック
材料が使用されるようになっている。
す々わち絶縁材料および誘電材料の面からは、従来の絶
縁紙よりも絶縁耐力の優れたポリプロピレン、ポリメチ
ル被ンテンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリ
フッ化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート々どのプラス
チック材料が使われている。その使用形態も、たとえば
、油含浸コンデンサーでは、絶縁紙とこれらのプラスチ
ックフィルムとを併用する形態、寸たは、これらのフ0
ラスチックフィルムを単独で使用する形態などである。
縁紙よりも絶縁耐力の優れたポリプロピレン、ポリメチ
ル被ンテンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリ
フッ化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート々どのプラス
チック材料が使われている。その使用形態も、たとえば
、油含浸コンデンサーでは、絶縁紙とこれらのプラスチ
ックフィルムとを併用する形態、寸たは、これらのフ0
ラスチックフィルムを単独で使用する形態などである。
−!、た、紙捷たはプラスチックフィルムの片面捷たは
両面に蒸着された金属層を電極とするメタライズド(金
属化)紙またはメタライズドプラスチックフィルムを用
いたコンデンサーも使用されている。
両面に蒸着された金属層を電極とするメタライズド(金
属化)紙またはメタライズドプラスチックフィルムを用
いたコンデンサーも使用されている。
また、油含浸ケーブルでは、絶縁体として、絶縁紙の代
りに架橋もしくは未架橋のポリエチレンや、延伸もしく
は未延伸のポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどの
ポリオレフィン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリデン
樹脂、ポリカーボネートなどのプラスチックフィルム単
独もしくはこれらのプラスチックフィルムと絶縁紙との
複合フィルムなどが開発されている。なお、この複合フ
ィルムとしては、たとえば、絶縁紙上に溶融押出しや熱
圧着などによりプラスチックを積層したフィルム、絶縁
紙とシラングラフト化ポリエチレンとをシラノール縮合
触媒の存在下(C架橋結合した複合フィルム、するいハ
紙パルプとポリオレフィンなどのプラスチック繊維との
混抄紙などがある。
りに架橋もしくは未架橋のポリエチレンや、延伸もしく
は未延伸のポリプロピレン、ポリメチルペンテンなどの
ポリオレフィン、ポリエステル、ポリフッ化ビニリデン
樹脂、ポリカーボネートなどのプラスチックフィルム単
独もしくはこれらのプラスチックフィルムと絶縁紙との
複合フィルムなどが開発されている。なお、この複合フ
ィルムとしては、たとえば、絶縁紙上に溶融押出しや熱
圧着などによりプラスチックを積層したフィルム、絶縁
紙とシラングラフト化ポリエチレンとをシラノール縮合
触媒の存在下(C架橋結合した複合フィルム、するいハ
紙パルプとポリオレフィンなどのプラスチック繊維との
混抄紙などがある。
したがって、絶縁油(含浸油)にも、これらのプラスチ
ック材料との適合性に優れたものが要望されている。し
かしながら、従来の電気絶縁油、たとえば精製された鉱
油、ポリブテン、アルキルベンゼンなどは、プラスチッ
ク材料との適合性が必ずしも満足すべきものであるとは
言い難く、これらの絶縁油に代るものとして、ジアリー
ルアルカン、アルキルビフェニル、アルキルナフタレン
などの縮合もしくは非縮合型の芳香族環を2環有する芳
香族炭化水素が電気絶縁油として使用されている。
ック材料との適合性に優れたものが要望されている。し
かしながら、従来の電気絶縁油、たとえば精製された鉱
油、ポリブテン、アルキルベンゼンなどは、プラスチッ
ク材料との適合性が必ずしも満足すべきものであるとは
言い難く、これらの絶縁油に代るものとして、ジアリー
ルアルカン、アルキルビフェニル、アルキルナフタレン
などの縮合もしくは非縮合型の芳香族環を2環有する芳
香族炭化水素が電気絶縁油として使用されている。
しかし、油含浸電気機器の性能に係る要求は厳しく、さ
らに優れた電気絶縁油の出現が望まれている。
らに優れた電気絶縁油の出現が望まれている。
本発明者らは、上記の事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結
果、縮合もしくは非縮合型の芳香族環を= 3− 2環有する芳香族炭化水素を脱水素することにより製造
される電気絶縁材料を用いることによって、格段に優れ
た電気絶縁油が得られることを見出し、本発明を完成さ
せたものである。
果、縮合もしくは非縮合型の芳香族環を= 3− 2環有する芳香族炭化水素を脱水素することにより製造
される電気絶縁材料を用いることによって、格段に優れ
た電気絶縁油が得られることを見出し、本発明を完成さ
せたものである。
す々わち、本発明は、縮合もしくは非縮合型の芳香族環
を2環有する芳香族炭化水素を脱水素することを特徴と
する電気絶縁材料の製造方法に関するものである。
を2環有する芳香族炭化水素を脱水素することを特徴と
する電気絶縁材料の製造方法に関するものである。
本発明において原料とする縮合もしくは非縮合型の芳香
族環を2環有する芳香族炭化水素とは、脱水反応により
オレフィン性の2重結合が生成する炭化水素残基、すな
わち、炭素数2以上の脂肪族もしくは脂環族炭化水素残
基4有し、かつ縮合もしくは非縮合型の芳香族環を2環
有する芳香族炭化水素であれば如何なる化合物でも良い
。しかしながら、通常は分子量が約500以下の化合物
が適当な粘度を有するので好適である。具体的には、ノ
アリールアルカン(またはシクロアルカン)、アリール
インダン、アルキル(マたはシクロアルキル)ビフェニ
ル、アルキル(マタはシクロアル 4 − キル)ナフタレンなどである。
族環を2環有する芳香族炭化水素とは、脱水反応により
オレフィン性の2重結合が生成する炭化水素残基、すな
わち、炭素数2以上の脂肪族もしくは脂環族炭化水素残
基4有し、かつ縮合もしくは非縮合型の芳香族環を2環
有する芳香族炭化水素であれば如何なる化合物でも良い
。しかしながら、通常は分子量が約500以下の化合物
が適当な粘度を有するので好適である。具体的には、ノ
アリールアルカン(またはシクロアルカン)、アリール
インダン、アルキル(マたはシクロアルキル)ビフェニ
ル、アルキル(マタはシクロアル 4 − キル)ナフタレンなどである。
・シアリールアルカン(捷たはシクロアルカン)の例と
してfdl、1−ジフェニルエタン、■−フェニルー1
.トIJルエタン、■−フェニルー1−キシリルエタン
、1−7エニルー1−エチルフェニルエタンなどの1,
1−ジアリールアルカン、および1−フェニル−2−エ
チルフェニルエタン、1−フェニル−2−イノプロピル
フェニルエタンなどの1,2−ノアリールアルカンなど
、その他、ノフェニルシクロヘキサンなどがある。
してfdl、1−ジフェニルエタン、■−フェニルー1
.トIJルエタン、■−フェニルー1−キシリルエタン
、1−7エニルー1−エチルフェニルエタンなどの1,
1−ジアリールアルカン、および1−フェニル−2−エ
チルフェニルエタン、1−フェニル−2−イノプロピル
フェニルエタンなどの1,2−ノアリールアルカンなど
、その他、ノフェニルシクロヘキサンなどがある。
アルキル(捷りはシクロアルキル)ビフェニルの例トシ
ては、モノイソゾロビルビフェニル、ジインゾロビルビ
フェニル、シクロへキシルビフェニルなどがある。
ては、モノイソゾロビルビフェニル、ジインゾロビルビ
フェニル、シクロへキシルビフェニルなどがある。
捷だアルキル(またはシクロアルキル)ナフタレンの例
としてはエチルナフタレン、イソプロピルナフタレン、
ジイソゾロビルナフタレンなどがある。
としてはエチルナフタレン、イソプロピルナフタレン、
ジイソゾロビルナフタレンなどがある。
本発明の脱水素反応においては触媒を用いるが、脱水素
触媒としては、従来公知の触媒であればいずれの触媒で
も用いることができる。たとえば、C「、Fe、 Cu
、 K、 Mg、 Caなどの金属酸化物、Pt。
触媒としては、従来公知の触媒であればいずれの触媒で
も用いることができる。たとえば、C「、Fe、 Cu
、 K、 Mg、 Caなどの金属酸化物、Pt。
Pdなとの貴金属捷たはこれら金属酸化物や貴金属とア
ルミナなどを組合せたものなどの触媒が用いられる。
ルミナなどを組合せたものなどの触媒が用いられる。
脱水素の反応温度は350〜650°C1好寸しくは4
00〜600°Cである。固定床流通式で行なう場合に
は、L T(S Vは0.2〜10、好斗しくけ0.5
〜3である。
00〜600°Cである。固定床流通式で行なう場合に
は、L T(S Vは0.2〜10、好斗しくけ0.5
〜3である。
脱水素に際しては、水蒸気などの不活性気体を存在させ
ることもできる。′−また、必要に応じて、適宜の稀釈
剤も用いることができる。しかしながら、通常は、脱水
素率をそれ程高くせずに反応を行なえば、原料自体が稀
釈剤になるので好都合である。
ることもできる。′−また、必要に応じて、適宜の稀釈
剤も用いることができる。しかしながら、通常は、脱水
素率をそれ程高くせずに反応を行なえば、原料自体が稀
釈剤になるので好都合である。
本発明の脱水素反応においては、分解などの副反応を抑
えるべく、上記触媒、反応条件などを適宜に選択すれば
良い。しかしながら、脱水素により得られた縮合もしく
は非縮合型の芳香族環を2現有する芳香族オレフィンが
0.5重量%以上、好ましくは5重量係以上含捷れるよ
うに脱水素を行なうことが肝要である。上記の芳香族オ
レフィンが0.5重量係より少ない場合には、本発明の
効果を達成することは期待できない。
えるべく、上記触媒、反応条件などを適宜に選択すれば
良い。しかしながら、脱水素により得られた縮合もしく
は非縮合型の芳香族環を2現有する芳香族オレフィンが
0.5重量%以上、好ましくは5重量係以上含捷れるよ
うに脱水素を行なうことが肝要である。上記の芳香族オ
レフィンが0.5重量係より少ない場合には、本発明の
効果を達成することは期待できない。
反応終了後、必要があれば、分解などの副反応による重
質分や重合などによる重質分を留去することにより、本
発明の電気絶縁イ」料金得ることができる。
質分や重合などによる重質分を留去することにより、本
発明の電気絶縁イ」料金得ることができる。
上述の如くして得られた電気絶縁材料からは、次のよう
にして電気絶縁油が得られる。
にして電気絶縁油が得られる。
すなわち、適当な粘度を有しており、また前記芳香族オ
レフィン含量が適当であれば、反応混合物音そのまま電
気絶縁油として使用することができる。また、高粘度で
あったり、あるいは前記芳香族オレフィン含量が高濃度
であるよう々場合には、従来公知の電気絶縁油の1種ま
たはそれ以上を適宜混合することにより容易に優れた電
気絶縁油が得られる。さらに、得られた電気絶縁材料が
常温固体であるときは、その絶縁材料に対する溶解力を
有する適当な電気絶縁油に適宜の量を溶解= 7− させることによって、やはり容易に優れた電気絶縁油を
得ることができる。
レフィン含量が適当であれば、反応混合物音そのまま電
気絶縁油として使用することができる。また、高粘度で
あったり、あるいは前記芳香族オレフィン含量が高濃度
であるよう々場合には、従来公知の電気絶縁油の1種ま
たはそれ以上を適宜混合することにより容易に優れた電
気絶縁油が得られる。さらに、得られた電気絶縁材料が
常温固体であるときは、その絶縁材料に対する溶解力を
有する適当な電気絶縁油に適宜の量を溶解= 7− させることによって、やはり容易に優れた電気絶縁油を
得ることができる。
なお、脱水素反応により生成した前記芳香族オレフィン
を、適宜の手段、例えば、蒸留、抽出、析出などの分離
手段により単離しても良いが、通常は、沸点が近接して
いるなどの理由から単離が困難であるので、」1記のよ
うな使用法により電気絶縁油を得ることが好ましい。
を、適宜の手段、例えば、蒸留、抽出、析出などの分離
手段により単離しても良いが、通常は、沸点が近接して
いるなどの理由から単離が困難であるので、」1記のよ
うな使用法により電気絶縁油を得ることが好ましい。
」1記の混合もしくは溶解させるべき電気絶縁油は、従
来公知の電気絶縁油であって、例えば、本発明の原料と
して用いられるところの前記ノアリールアルカン(マた
はシクロアルカン)、アリールインダン、アルキル(ま
たはシクロアルキル)ビフェニル、アルキル(マたはシ
クロアルキル)ナフタレンなどの2環芳香族炭化水素の
ほか、アルキル(マたはシクロアルキル)ベンゼンナト
の単環芳香族炭化水素、ポリブテン、ノアリールエーテ
ル1、ノアラルキルエーテル、ジアリールサルファイド
、フタル酸エステル類、鉱油、ひまし油などの動植物油
、トリフレノルホスフェートなど 8− のリン酸エステルなどの1種または2種以」二を混合し
た電気絶縁油である。
来公知の電気絶縁油であって、例えば、本発明の原料と
して用いられるところの前記ノアリールアルカン(マた
はシクロアルカン)、アリールインダン、アルキル(ま
たはシクロアルキル)ビフェニル、アルキル(マたはシ
クロアルキル)ナフタレンなどの2環芳香族炭化水素の
ほか、アルキル(マたはシクロアルキル)ベンゼンナト
の単環芳香族炭化水素、ポリブテン、ノアリールエーテ
ル1、ノアラルキルエーテル、ジアリールサルファイド
、フタル酸エステル類、鉱油、ひまし油などの動植物油
、トリフレノルホスフェートなど 8− のリン酸エステルなどの1種または2種以」二を混合し
た電気絶縁油である。
本発明の電気絶縁材料は、そのまま電気絶縁油として使
用すると、ポリオレフィンなどのプラスチック材料との
適合性に優れた電気絶縁油となり、プラスチック材料を
その誘電体もしくは絶縁体の少なくとも一部に用いてい
る油含浸電気機器に含浸させれば、その機器の高電圧化
、軽量化および長寿命化が達成できる。また、電気絶縁
油として用いられているジアリールアルカン、アルキル
ビフェニル、アルキルナフタレンなどの縮合もしくは非
縮合型の芳香族環を少なくとも2現有する炭化水素ある
いはその他の電気絶縁油に混合もしくは溶解させれば、
使用成分間の相乗効果も相俟って、やはり同様の優れた
効果が得られる。
用すると、ポリオレフィンなどのプラスチック材料との
適合性に優れた電気絶縁油となり、プラスチック材料を
その誘電体もしくは絶縁体の少なくとも一部に用いてい
る油含浸電気機器に含浸させれば、その機器の高電圧化
、軽量化および長寿命化が達成できる。また、電気絶縁
油として用いられているジアリールアルカン、アルキル
ビフェニル、アルキルナフタレンなどの縮合もしくは非
縮合型の芳香族環を少なくとも2現有する炭化水素ある
いはその他の電気絶縁油に混合もしくは溶解させれば、
使用成分間の相乗効果も相俟って、やはり同様の優れた
効果が得られる。
次に実施例により本発明全詳述する。
実施例1
モノイソプロピルビフェニルを下記の条件ニより水蒸気
の存在下に脱水素することにより、モノイソプロペニル
ビフェニルを51重量%含む電気絶縁材料を得た。
の存在下に脱水素することにより、モノイソプロペニル
ビフェニルを51重量%含む電気絶縁材料を得た。
脱水素条件
触媒:日産ガードラー触媒社製 G64A(炭酸カリと
酸化クロムを助触媒とす る酸化鉄系触媒) 粒径 14〜28メツシユ 温度:590°C LH8V : 1.0 H20/原料油重量比:3.0 圧 力 : 常圧 次に、これを原料であるモノイソプロピルビフェニルで
、モノイソグロ波ニルビフェニルが10重f係になるよ
うに稀釈し、絶縁油全調製した。
酸化クロムを助触媒とす る酸化鉄系触媒) 粒径 14〜28メツシユ 温度:590°C LH8V : 1.0 H20/原料油重量比:3.0 圧 力 : 常圧 次に、これを原料であるモノイソプロピルビフェニルで
、モノイソグロ波ニルビフェニルが10重f係になるよ
うに稀釈し、絶縁油全調製した。
この絶縁油および原料であるモノイソプロピルビフェニ
ルを、それぞれコンデンサーに含浸すせ、両者の性能を
比較した。
ルを、それぞれコンデンサーに含浸すせ、両者の性能を
比較した。
コンデンサーは、厚さ14μのポリプロピレン易含浸フ
ィルム2枚重ねを誘電体として、またアルミ箔を電極と
してそれぞれ用い、含浸後の容量は約0.4ttFのも
のとした。
ィルム2枚重ねを誘電体として、またアルミ箔を電極と
してそれぞれ用い、含浸後の容量は約0.4ttFのも
のとした。
実施例2
1−フェニル−1−キシリルエタンを用いて、反応温度
420°Cとしたほかは、実施例1と同様の条件で脱水
素反応を行ない、1−フェニル−1−キシリルエチレン
を10重量係含む反応混合物である電気絶縁材料を得た
。この電気絶縁材料および原料である1−フェニル−1
−キシリルエチンヲ用いて、実施例1と同様にして作っ
たコンデンサーにそれぞれ含浸させ、両者の性能を比較
した。
420°Cとしたほかは、実施例1と同様の条件で脱水
素反応を行ない、1−フェニル−1−キシリルエチレン
を10重量係含む反応混合物である電気絶縁材料を得た
。この電気絶縁材料および原料である1−フェニル−1
−キシリルエチンヲ用いて、実施例1と同様にして作っ
たコンデンサーにそれぞれ含浸させ、両者の性能を比較
した。
実施例3
、ジイソゾロビルナフタレンを用いて、反応温度500
°Cで、他の条件は実施例1と同様にして脱水素反応を
行ない、臭素価が8.1cg/gの反応混合物(脱水素
品)である本発明の電気絶縁材料を得た。
°Cで、他の条件は実施例1と同様にして脱水素反応を
行ない、臭素価が8.1cg/gの反応混合物(脱水素
品)である本発明の電気絶縁材料を得た。
次に、以下のようにして作製したコンデンサーに、得た
電気絶縁材料および原料のジイソゾロビルナフタレンを
それぞれ含浸させて、両者のコンデンサーの性能を比較
した。
電気絶縁材料および原料のジイソゾロビルナフタレンを
それぞれ含浸させて、両者のコンデンサーの性能を比較
した。
コンデンサーは厚さ28μ、幅62陥のポリゾロビ 1
1 − レン易含浸フィルムと、厚さ12μ、幅62喘の絶縁紙
とを重ねたものを誘電体とし、一方電極として厚さ7μ
、幅50祁のアルミ箔を用いて、上記の反応混合物およ
びノイソプロビルナフタレンヲソれぞれ含浸させ、容量
0.7μFのコンデンサーを作製した。
1 − レン易含浸フィルムと、厚さ12μ、幅62喘の絶縁紙
とを重ねたものを誘電体とし、一方電極として厚さ7μ
、幅50祁のアルミ箔を用いて、上記の反応混合物およ
びノイソプロビルナフタレンヲソれぞれ含浸させ、容量
0.7μFのコンデンサーを作製した。
とこで、各実施例におけるコンデンサーの性能試験は、
コロナ開始電圧(CSV)、コロナ消滅電圧(CEV)
および定電圧課電下におけるコンデンサーが破壊するま
での時間を測定し比較した。結果は表1にまとめて示す
。なお、コンデンサーの破壊時間の測定においては、同
じ油を含浸させたコンデンサーを各々7個作製し、定電
圧で課電して絶縁破壊させ、最大と最小の破壊時間を除
外した残余の5個の試料の平均値をもって、当該コンデ
ンサーの破壊時間とした。また表では、破壊時間として
、各々の実施例における脱水素原料との相対値で示した
。
コロナ開始電圧(CSV)、コロナ消滅電圧(CEV)
および定電圧課電下におけるコンデンサーが破壊するま
での時間を測定し比較した。結果は表1にまとめて示す
。なお、コンデンサーの破壊時間の測定においては、同
じ油を含浸させたコンデンサーを各々7個作製し、定電
圧で課電して絶縁破壊させ、最大と最小の破壊時間を除
外した残余の5個の試料の平均値をもって、当該コンデ
ンサーの破壊時間とした。また表では、破壊時間として
、各々の実施例における脱水素原料との相対値で示した
。
12−
表1に示す結果から、脱水素反応により得られた本発明
の電気絶縁材料は、そのまま電気絶縁油として使用して
も、また、混合して使用しても、優れた電気絶縁油であ
ることが解る。すなわち、各実施例の脱水素原料として
用いた芳香族炭化水素それ自体は、いずれも電気絶縁油
として従来から使用されており、特にプラスチック材料
をその誘電体の少なくとも一部に使用している油含浸コ
ンデンサー、油含浸ケーブルなどの含浸用として好適で
あるとされているが、本発明の電気絶縁材料を用いた絶
縁油は、いずれもこれらの原料油よりも優れていること
が明らかである。
の電気絶縁材料は、そのまま電気絶縁油として使用して
も、また、混合して使用しても、優れた電気絶縁油であ
ることが解る。すなわち、各実施例の脱水素原料として
用いた芳香族炭化水素それ自体は、いずれも電気絶縁油
として従来から使用されており、特にプラスチック材料
をその誘電体の少なくとも一部に使用している油含浸コ
ンデンサー、油含浸ケーブルなどの含浸用として好適で
あるとされているが、本発明の電気絶縁材料を用いた絶
縁油は、いずれもこれらの原料油よりも優れていること
が明らかである。
特許出願人 日本石油化学株式会社
代理人 弁理士前高 肇
14−
手続補正書
昭7和58年6月2日
昭和57年 特許願第233238号2、発明の名称
電気絶縁材料の製造方法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏 名(名称) 日本石油化学株式会社4、代
理人 〒110 電話03 (841) 5861
番6、補正により増加する発明の数 々 し7、補正の
対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 8、補正の内容 補正の内容 1.明細書の発明の詳細な説明の欄を以下の通り補正す
る。
電気絶縁材料の製造方法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏 名(名称) 日本石油化学株式会社4、代
理人 〒110 電話03 (841) 5861
番6、補正により増加する発明の数 々 し7、補正の
対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 8、補正の内容 補正の内容 1.明細書の発明の詳細な説明の欄を以下の通り補正す
る。
2、明細書、第15頁、第1行の前に以下の文および表
を加入する。
を加入する。
「実施例4
■、1−ジフェニルエタンを、反応温度4575°Cと
する以外は実施例1と同様の条件で脱水素し、ノフェニ
ルエチレンを83重量係含む油′fr得た。
する以外は実施例1と同様の条件で脱水素し、ノフェニ
ルエチレンを83重量係含む油′fr得た。
次に、この油が10重量係になるように添加された1−
フェニル−1−キシリルエタン単独いて、実施例1と同
様にしてコンデンサーを作り、その性能を評価した。結
果全表2に示す。
フェニル−1−キシリルエタン単独いて、実施例1と同
様にしてコンデンサーを作り、その性能を評価した。結
果全表2に示す。
実施例5
1−フェニル−1−(4’−エチルフェニル)エタンを
、反応温度550°Cとしたこと以外は実施例1と同様
の条件で脱水素し、次の組成の油を得た。
、反応温度550°Cとしたこと以外は実施例1と同様
の条件で脱水素し、次の組成の油を得た。
種 類 重量係1−フェ
ニル−1−(4’−エチルフェニル)エタン 2
3.81−フェニル−1−(4’−エチルフェニル)エ
チレン 39.91−フェニル−1−(4’−ヒニ
ルフェニル)エタン 5.01−フェニル−1
−(4’−ヒニルフェニル)エチレン 28.1そ
の他 3.2 合計 100.0 1− 次に、この油が10重量係になるように添加された1−
フェニル−1−キシリルエタン単独いテ、実施例1と同
様にしてコンデンサーを作り、その性能全計画した。結
果を同じく表2に示す。
ニル−1−(4’−エチルフェニル)エタン 2
3.81−フェニル−1−(4’−エチルフェニル)エ
チレン 39.91−フェニル−1−(4’−ヒニ
ルフェニル)エタン 5.01−フェニル−1
−(4’−ヒニルフェニル)エチレン 28.1そ
の他 3.2 合計 100.0 1− 次に、この油が10重量係になるように添加された1−
フェニル−1−キシリルエタン単独いテ、実施例1と同
様にしてコンデンサーを作り、その性能全計画した。結
果を同じく表2に示す。
なお、表2における破壊時間は、いずれもペースオイル
である1−フェニル−1−キシリルエタン単独の鴨合の
値に対する相対値である。
である1−フェニル−1−キシリルエタン単独の鴨合の
値に対する相対値である。
2−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1,)炭素数2以上の脂肪族もしくは指環族炭化水素
残基4有し、かつ、縮合もしくは非縮合型の芳香族環を
2環有する芳香族炭化水素を脱水素することを特徴とす
る電気絶縁材料の製造方法。 (2)前記芳香族環を2環有する芳香族炭化水素は、ジ
アリールアルカン(捷りはシクロアルカン)、アリール
インダン、アルキル(またはシクロアルキル)ピフェニ
ル、アルキル(マたはシクロアルキル)ナフタレンの群
から選ばれた1種または2種以上の化合物である特許請
求の範囲第1項に記載の電気絶縁材料の製造方法。 (3)前記脱水素は、脱水素触媒の存在下に、350°
Cから650°Cの温度範囲で行なうことからなる特許
請求の範囲第1項または第2項に記載の電気絶縁材料の
製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23323882A JPS59119610A (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 電気絶縁材料の製造方法 |
CA000444045A CA1211761A (en) | 1982-12-25 | 1983-12-22 | Electrical insulating substance and oil-filled electrical appliances containing the same |
DE3382807T DE3382807T2 (de) | 1982-12-25 | 1983-12-23 | Verfahren zum Verbessern der elektrischen Isoliereigenschaften einer Fraktion eines elektrischen Isolierstoffes und diese Stoffe enthaltende elektrische Vorrichtungen |
DE8383113081T DE3380547D1 (en) | 1982-12-25 | 1983-12-23 | Process for preparing oil-containing electrical appliances |
EP88104568A EP0281162B1 (en) | 1982-12-25 | 1983-12-23 | Method for improving the electrical insulating characteristics of a fraction, electrical insulating substance, and electrical appliances containing the same |
EP83113081A EP0115065B1 (en) | 1982-12-25 | 1983-12-23 | Process for preparing oil-containing electrical appliances |
US06/795,366 US4681980A (en) | 1982-12-25 | 1985-11-06 | Method for improving an electrical insulating hydrocarbon |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23323882A JPS59119610A (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 電気絶縁材料の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59119610A true JPS59119610A (ja) | 1984-07-10 |
JPH0435844B2 JPH0435844B2 (ja) | 1992-06-12 |
Family
ID=16951923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23323882A Granted JPS59119610A (ja) | 1982-12-25 | 1982-12-25 | 電気絶縁材料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59119610A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5724528A (en) * | 1980-07-22 | 1982-02-09 | Nippon Petrochemicals Co Ltd | Oil-immersed electric device |
-
1982
- 1982-12-25 JP JP23323882A patent/JPS59119610A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5724528A (en) * | 1980-07-22 | 1982-02-09 | Nippon Petrochemicals Co Ltd | Oil-immersed electric device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0435844B2 (ja) | 1992-06-12 |
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