JPS59118528A - 移動農機のエンジン支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンバインや移動型脱穀機などの移動農機にお
けるエンジン支持装置に関するものである。

コンバインや移動型脱穀機などの移動農機はその走行装
置として左右一対の無端履帯式走行うローラを備えてお
り、原動機としてのエンジンは、左右の走行うローラを
支持する走行フレーム上に搭載されている。

しかしながら、このような従来のエンジン支持装置にお
いては、エンジンの下方がギアボックスや走行フレーム
で遮蔽されているために通気性が悪くエンジンが過熱し
易いばかりでなく、エンジンとギアボックスとの駆動伝
達系を走行フレームのスペース内に確保できないので、
全体がコンパクトに構成できないという欠点があった。

本発明は以上のような点に鑑みなされたもので、走行フ
レームの枠内に受持されたギアボックスと走行フレーム
の機幅方向−側との間に山形状のエンジン支持台を架設
し、この上に搭載したエンジンとギアボックスの入力軸
とをギアボックスと走行フレームの機幅方向他側との間
に形成された空間部内で駆動連結することにより、エン
ジンの過熱防止と伝導スペースの確保を計った移動農機
のエンジン支持装置を提供するものである。以下、本発
明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。

第１図ないし第４図は本発明に係るエンジン支持装置を
移動型脱穀機に実施した例を示し、第１図はこれを実施
した脱穀機の概要側面図、第２図は一部破断して示す第
１図のＡ視背面図、ＫＳ３図はエンジン支持装置の平面
図、第４図は第２固装部の拡大背面図である。図におい
て、脱穀様１は全体を符号２で示す走行フレームを１６
８えており、この走行フレーム２は、機台の左右両側に
おいて図に矢印Ｂで示す進行方向に延びる長手部材２＆
、２ｂとその長手方向中間部の複数箇所を連結する連結
部材２ｃとで一体形成されている。各連結部材２ｃは、
左右両側の下端部を長手部材２ａ。

２ｂと平行する転輸ル−ム３で連結されており、各転輪
フレーム３の後端部にはホイルパイプ軸受４が一体的に
設けられている。符号５で示すものは変速装置とサイド
クラッチ装置とが内部に収納されたギアボックスであっ
て、その下端部には左右へ水平状に延びるホイルバイブ
ロが一体的に形成されておシ、各ホイルバイブロの端部
をホイルパイプ軸受４で割締め固定することにより支持
されて左右の長手部材２ｍ　、２ｂの間すなわち走行フ
レーム２０枠内に配設されている。なお、ギアボックス
５の上端部は、長手部材２ｍ　、２ｂ間の連結部材２ｃ
から突出するステー２ｄで支持されている。ギアボック
ス５内装置の出力軸である走行駆動軸７はギアボックス
５の内部で左右に分割されて一端を軸支されておシ、ホ
イルバイブロを貫通したのち他端をホイルバイブロの外
端部で軸支されている。各走行駆動軸Ｉの外端部には、
スプロケット状の駆動軸８が軸着されており、この駆動
輪８と転輪フレーム３に枢着された複数個の転輪９とに
は、無端履帯１０が添接されて全体で走行うローラ１１
が形成されている。なお、駆動輪８の歯が無端履帯１０
の芯金に一定間隔で設けた透孔と噛合うことにより、駆
動輪８の回転が無端履帯１０に伝達されて走行うローラ
１１が走行する。

このようにして左右の走行うローラ１１を支持する走行
フレーム２の前半部上には、脱穀装置と選別装置とを内
部に収納する脱穀フレーム１２が搭載されている。まだ
走行フレーム２の後半部上には機台各装置の駆動源であ
るエンジン１３がエンジンルーム１４内に収納されて搭
載されている。

すなわち、１５は板材を山形状に折曲形成したエンジン
支持台であって、このエンジン支持台１５は片方の長手
部材２　ｍ　＋７）、？＆部に内側へ向って突設された
前後一対のブラケット１６に一端を固定されておシ、ギ
アボックス５の上面に他端を固定されている。したがっ
てエンジン支持台１５と走行フレーム２との間には空間
部１Ｔが形成されており、エンジン支持台１５と他方の
長手部材２ｂとの間には伝導スペースとしての空間部１
８が形成されている。またエンジン支持台１５の水平部
材には、通気性を有するように小判形の孔１９が明けら
れている。エンジン１３はエンジン支持台１５上に載置
されてボルト２０で固定されており、エンジン支持台１
５の孔１９に臨む箇所には放熱用のフィン２１が設けら
れている。エンジン１３の出力軸２２には、フライホイ
ル２３と、走行駆動プーリ２４および脱穀駆動プーリ２
５が一体的に形成されて軸着されておシ、走行枢動プー
リ２４と、ギアボックス５内装置の出力軸２６に軸着さ
れた従動ブーＩＪ　２７との間には、ベルト２８が前記
空間部１８を通って張架されている。また、脱穀駆動プ
ーリ２５と図示しない脱穀従動プーリとの間にはベルト
２９が張架されている。３０は機台操向用のハンドルで
ある。

以上のように構成された脱穀機において、エンジン１３
を始動してクラッチを接続すると、エンジン１３の回転
はベルト２８によって入力軸２６に伝達され、ギアボッ
クス５内の変速装置とサイドクラッチ装置を経て左右の
駆動輪８に伝達されるので機台が前進する。また、エン
ジン１３の回転はベルト２９によって脱穀フレーム１２
内の各装置に伝達される。そして作業者はハンドル３゜
を把持して機台を操向し、かつ各装置を操作しながら機
台に追従して歩行する。

そしてエンジン１３は時間の経過とともに昇温するが、
エンジン１３が山形状のエンジン支持台１５で空間部１
７を介し高上げされて支持されているので、通気性がよ
く、過熱することがない。

ことに本実施例においてはエンジン支持台１５に孔１９
を設けてこれにエンジン１３のフィン２１を臨ませたの
で、さらに良好な放熱が行なわれる。

また、エンジン支持台１５の一端を機幅中央部のギアボ
ックス５に支持させたことにより、ギアボックス５と長
手部材２ｂとの間には空間部１８が形成されるので、ベ
ルト２８による動力伝導スペースを確保することができ
、ベルト２８が走行フレーム２の外部へ露呈することが
ない。

なお、本実施例は本発明を移動脱穀機に実施した例を示
したが、コンバインやバインダなどエンジンが走行フレ
ーム上に搭載された各棟の移動農機に対し同様に実施す
ることができる。

以上の説明により明らかなように、本発明によれば移動
農機のエンジン支持装置において、走行フレーム２の枠
内に支持されたギアボックス５と走行フレーム２０機幅
方向−側との間に山形状のエンジン支持台１５を架設し
、この上に搭載したエンジン１３とギアボックス５の入
力軸２６とをギアボックス５と走行フレーム２の機幅方
向他側との間に形成された空間部内で駆動連結すること
により、走行フレーム２の枠内に伝導スペースを確保す
ることができるので、機台全体を小型でコンパクトに構
成することができるとともに、ベルト２８等が゛走行フ
レーム２Ω外部へ露呈せず安全性が向上する。また、エ
ンジン１３が空間部１７を介して走行フレーム２から離
間した高上げ状態で支持されるので、通風性がよくエン
ジン１３の過熱を防止することができる。ことに本実施
例のように、エンジン支持台１５に設けた孔１９にエン
ジン１３のフィン２１を臨ませれば、放熱効果がさらに
向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明に係る移動農機のエンジン
支持装置の実施例を示し、第１図はこれを実施した移動
型脱穀機の概要側面図、第２図は一部破断して示す第１
図のＡ視背面図、第３図はエンジン支持装置の平面図、
第４図は第２甲要部の拡大背面図である。 １・・・・脱穀機、２・・・・走行フレーム、２ａ、２
ｂ・・・・長手部材、５・・・・ギアボックス、１５・
Φ・・エンジン支持台、１８・・・・空間部、２６・・
・・入力軸、２８・・・・ベルト。 特許出願人　　井関農機株式会社 代理人　山川数構（はが１名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 走行フレームの枠内に配設されたギアボックスと前記走
   行フレームの機幅方向−側との間に山形状のエンジン支
   持台を架設し、このエンジン支持台と前記走行フレーム
   の機幅方向他側との間に形成された空間部内でエンジン
   と前記ギアボックスの入力軸とを駆動連結したことを特
   徴とする移動農機のエンジン支持装置。