JPS5911719B2 - キヤンバス - Google Patents

キヤンバス

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Publication number
JPS5911719B2
JPS5911719B2 JP8018774A JP8018774A JPS5911719B2 JP S5911719 B2 JPS5911719 B2 JP S5911719B2 JP 8018774 A JP8018774 A JP 8018774A JP 8018774 A JP8018774 A JP 8018774A JP S5911719 B2 JPS5911719 B2 JP S5911719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
glycol
canvas
polyester
fibers
Prior art date
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Expired
Application number
JP8018774A
Other languages
English (en)
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JPS519927A (ja
Inventor
孝俊 倉辻
昭治 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP8018774A priority Critical patent/JPS5911719B2/ja
Publication of JPS519927A publication Critical patent/JPS519927A/ja
Publication of JPS5911719B2 publication Critical patent/JPS5911719B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテレフタレートポリエステルフィラメントから
なるキャンパスに関するものである。
その目的は、耐湿熱性にすぐれ使用寿命の長いキャンパ
スを提供するにある。
抄紙用キャンパスは、最近の製紙技術の向上、特に抄造
速度の高速化に伴い合成繊維が多く利用されている。
合成繊維としては、ナイロン、ポリエステル等が使用さ
れている。
経糸には耐薬品性、機械的性質、寸法安定性、低吸湿性
からポリエチレンテレフタレート繊維が用いられる。
また、緯糸には柔軟性、耐摩耗性からナイロン6、ナイ
ロン66繊維が使用される例が多い。
しかし、ナイロン繊維は吸湿性の点で水分による寸法安
定性が低く、操業上の支障がある。
ポリエチレンテレフタレート繊維は、繊維のヤング率が
高く研削であり耐湿熱劣化が起り易い問題がある。
この発明は、ポリテトラメチレンテレフタレートがポリ
エチレンテレフタレートのもつ、研削性と耐湿熱性の欠
点を補うものであることを見い出し、抄紙用キャンパス
、特にドライヤーキャンパスの用途として優れた特性を
利用するものである。
ポリテトラメチレンテレフタレート繊維はヤング率が約
250 kg/maで柔軟性があり、吸湿率は0.4多
相度でポリエチレンテレフタレート繊維の略半量である
この性質を利用して、本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、テレフタル酸を主たる酸成分とし、テ
トラメチレングリコール又はヘキサメチレングリコール
を主たるグリコール成分とするポリエステルからなり、
且つオルソクロロフェノール中35℃で測定した固有粘
度が035JJ上である該ポリエステルのフィラメント
から構成されたことを特徴とする抄紙用キャンパスであ
る。
本発明に於てキャンパスを構成するポリエステルは、テ
レフタル酸を主たる酸成分とし、テトラメチレングリコ
ール又はヘキサメチレングリコールを主たるグリコール
成分とするポリエステル、即ちポリテトラメチレンテレ
フタレート又はポリへキサメチレンテレフタレートであ
る。
このポリエステルは、テレフタル酸及び/又はその機能
的誘導体と、テトラメチレングリコール若しくはヘキサ
メチレングリコール及び/又はそれらの機能的誘導体と
を、適当な触媒の存在下で反応せしめることによって合
成される。
このポリテトラメチレンテレフタレート又はポリヘキサ
メチレンテレフタレートには、重合完結前に、適当な1
種又は2種以上の第3成分を添加しく通常15モル係以
下)、共重合又は混合ポリエステルとしたものをもその
対象に包含する。
適当な第3成分としては、ナフタレンジカルボン酸、イ
ソフタル酸、ジクロルテレフタル酸、ジブロムテレフタ
ル酸、5−ソデイウムスルホイソフタル酸、メチルテレ
フタル酸、メチルイソフタル酸、ジフェニルジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルエー
テルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、
アジピン酸、セパチン酸の如きジカルボン酸、p−β−
ヒドロキシエトキシ安息香酸の如きオキシ酸、又はこれ
らのエステル形成性誘導体等やエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリメチロールI) ニア −/
L/、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール(主たるグリコール成分がヘキサメチレングリコ
ールの場合にはテトラメチレングリコール)デカメチレ
ングリコール、ネオペンチレンゲリコール、シクロヘキ
サンジメチロール、ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベ
ンゼン、ビス(β−ヒドロキシエトキシフェニル)スル
ホン、ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ビスフェノール
A1ポリオキシテトラメチレングリコール等の如きジヒ
ドロキシ化合物が挙げられる。
又、3個以上のエステル形成性官能基を有する化合物、
例えばグリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロ
ールプロパン、トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメ
リット酸、又はそれらの機能的誘導体等も重合体が実質
的に線状である範囲で使用することが出来る3更に重合
度調節やその他の目的で、例えば安息香酸、ナフトエ酸
、又はそれらの機能的誘導体等の一官能性物質も使用出
来る。
又、該ポリエステル中には、各種安定剤、艶消剤、易滑
剤、顔料等が含まれていても良い。
本発明に用いるポリエステルフィラメントは固有粘度が
0.35以上であることが必要であり、好ましくは0.
38〜3.5、更に好ましくは0140〜3.0である
ここで云う固有粘度とは、オルソクロロフェノール中3
5℃で測定したものである。
固有粘度が0.35よりも低いとフィラメントのタフネ
ス等の物性が低下し、又3.5を超えると溶融粘度が高
すぎて成型困難である。
本発明で使用するポリエステルフィラメントとは、単繊
維が数デニールから数10デニールのマルチフィラメン
ト及び数100〜数1000デニールからなるモノフィ
ラメントをいう。
これらは従来公知の方法で作成し得るもので、紡出後例
えば50℃以下の液体で急冷する。
紡糸口金よりその下方100αの区間で少なくとも一度
60〜150℃の雰囲気中を通過させて固化させるか、
又は50〜200℃の凝固浴中で固化させると延伸の容
易な未延伸糸を得ることが出来る。
かくして得られた未延伸糸を−たん捲き取った後、或は
捲取ることなく直ちに延伸する。
延伸は加熱下で行うものであり、加熱手段として加熱ピ
ン、加熱ローラー、熱板等の接触加熱の方法と、空気、
不活性ガス、水蒸気、不活性流体等の加熱媒体中で行う
非接触加熱の方法がある。
延伸は一段又は二段以上の多段で行われる。
必要に応じてフィラメントを熱処理することも出来る。
この際、制限収縮等の操作もフィラメントの熱処理に併
用することができる。
製織するキャンパスは通常の構成(繊維のデニール、組
織組織密度等)がそのま瓦適用できる。
即ち、従来のナイロン、ポリエチレンテレフタレート又
はこれらの交織と同等の規格の織物が適用できる。
例えば、繊度が1000〜3000デニールの経糸及び
緯糸を用いる平織物では密度は緯15〜25本/インチ
、経20〜40本/インチである。
また、二重大枚斜交織物では経50〜70本/インチ、
緯20〜40本/インチの密度が標準規格となる。
ポリテトラメチレンテレフタレート又はポリへキサメチ
レンテレフタレート繊維は他のナイロン繊維、ポリエチ
レンテレフタレート繊維等の合成繊維、スチール繊維、
又はガラス繊維等と交織することもできる。
以上の様にして得られたポリエステルフィラメントから
なるキャンパスは、以下に示す実施例から明らかとなる
が、極めて優れた耐湿熱性、耐アルカリ加水分解性を有
しており、従って使用寿命が長く、交換周期を犬とする
ことが出来る。
以下実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1〜2.比較例 1 ポリテトラメチレンテレフタレートを260℃で溶融後
1.5imφの真円の紡糸孔1箇を有する口金から紡出
し、20℃の水中で急冷固化し、引き続き70℃のエチ
レングリコール浴中で約4倍に延伸した。
得られたモノフィラメントの性能は第1表の通りであっ
た。
これら3種の各モノフィラメントを用いて抄紙用キャン
パスを製織(緯二重六枚斜交織、経密度55本/インチ
、緯密度28本/インチ)し、良質紙製造工程のドライ
ヤーキャンパスとして湿熱ゾーンで2ケ月連続使用した
ところ、実施例1゜2のキャンパスは何らの異常も発生
せず、安全な操業性を示したが、比較例1からのキャン
パスでは数本の断糸が認められた。
比較例 2 〔η) 0.62繊度2510デニール、正常強度5.
2g/d、伸度23係、結節強度3.28g/dgのポ
リエチレンテレフタレートモノフィラメントを実施例1
,2と同様に耐湿熱性及び耐アルカリ性を調べたところ
、それぞれ8B、10%であった。
又、このものを用いて抄紙用キャンパスを製織しく実施
例1と同一組織の斜文織)、良質紙製造工程のドライヤ
ーキャンパスとして使用したところ20日に構成してい
るフィラメントの数本が切断し始めた。
実施例 3 ポリテトラメチレンテレフタレートを255°Cで溶融
後、口径0.5 muφ、孔数12の口金から紡出し巻
き取った。
この未延伸糸を90℃の加熱ピンで3.7倍に延伸後、
180℃で定長熱処理した。
得られたマルチフィラメントは固有粘度0.89、繊度
80 de/12 f ix、強度4.5 fl /
de、伸度22チ、耐湿熱性13日、耐アルカリ性88
%であった。
このマルチフィラメント糸を抄紙用キャンパスに製織(
平織、経密度80本/インチ、緯密度40本/インチ)
したものを良質紙製造工程の湿熱ゾーンで使用したとこ
ろ2ケ月連続使用に於て何らの異常も発生せず、安定に
作業性を示した。
実施例 4 固有粘度0.74のポリへキサメチレンテレフタレート
モノフィラメント(2420デニール、強度3.8g/
d、伸度35係)は耐湿熱性14日、耐アルカリ性93
チですぐれた耐化学的性能を示し、これをドライヤーキ
ャンパスに製織(実施例1と同様)し、湿熱ゾーンで2
ケ月使用しても、良好な安定性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テレフタル酸を主たる酸成分とし、テトラメチレン
    グリコール又はヘキサメチレングリコールを主たるグリ
    コール成分とするポリエステルからなり、且つオルソク
    ロロフェノール中35℃で測定した固有粘度が0.35
    以上である該ポリエステルのフィラメントから構成され
    たことを特徴とする抄紙用キャンパス。
JP8018774A 1974-07-15 1974-07-15 キヤンバス Expired JPS5911719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8018774A JPS5911719B2 (ja) 1974-07-15 1974-07-15 キヤンバス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8018774A JPS5911719B2 (ja) 1974-07-15 1974-07-15 キヤンバス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS519927A JPS519927A (ja) 1976-01-27
JPS5911719B2 true JPS5911719B2 (ja) 1984-03-17

Family

ID=13711357

Family Applications (1)

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JP8018774A Expired JPS5911719B2 (ja) 1974-07-15 1974-07-15 キヤンバス

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132413U (ja) * 1976-04-05 1977-10-07
JPS52132414U (ja) * 1976-04-05 1977-10-07
US4136896A (en) * 1977-11-18 1979-01-30 Aeroquip Corporation Flareless tube fitting for 37° adapter
JPS5487415U (ja) * 1977-12-05 1979-06-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS519927A (ja) 1976-01-27

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