JPS59116212A - インドメタシン外用クリ−ム剤およびその製法 - Google Patents

インドメタシン外用クリ−ム剤およびその製法

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JPS59116212A
JPS59116212A JP22493582A JP22493582A JPS59116212A JP S59116212 A JPS59116212 A JP S59116212A JP 22493582 A JP22493582 A JP 22493582A JP 22493582 A JP22493582 A JP 22493582A JP S59116212 A JPS59116212 A JP S59116212A
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cream
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Shigeki Suzuki
繁樹 鈴木
Kanji Imagawa
今川 歓二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 10発明の背景 技術分野 本発明は、有効成分としてインドメタシンを含有する外
用クリーム剤およびその製法に関する。
インドメタシンは非ステロイド系の優れた消炎鎮痛剤で
あυ、慢性関節リュウマテをはじめ各種炎症疾患の治療
に広く用いられている。インドメタシンは通常カブセル
剤として経口投与されるが胃腸障害等の副作用が強いた
め、近年軟膏等によシ経皮的に投与する方法が提案され
ている。
例えば特開昭57−126414には、(1)インドメ
タシン、(2)クロタミトンおよび必要に応じて脂肪酸
ホリエチレングリコールエステル、(3)クリコール類
、(4)低級アルコールおよび/またはアセトン、(5
) n M 水、(6)カルボキシビニル、71)マー
を含ミ、PHが45〜62に調節されたケ゛ル状軟膏剤
が記載されている。
上記の公知軟膏剤は、インドメタシンの安定性、吸収性
が優れてお9、結晶析出等もなく安定な軟膏剤である。
しかし、インドメタシンの溶解剤乃至溶解補助剤として
、低級アルコールおよび/−またはアセトンを使用する
ので有機溶媒具があり、また皮膚を刺激するという不利
点を有している。
上記軟膏剤以外の公知軟膏剤も同様に有機溶媒殊にエフ
ノールを使用しているので同じ問題点を有している。
■ 発明の目的 従って本発明は、有機溶媒を全く使用せず、従って有機
溶媒具や皮膚への刺激性がなく、しかも物理的・化学的
に安定で吸収性の優れたインドメタシン外用クリーム剤
を提供することを目的とする。
かかる目的を達成すべく、本発明は下記のインドメタシ
ン外用クリーム剤およびその製法からなる。
(1)  インドメタシン03〜15部(重量部、以下
同じ)、クロタミトン10〜100都、HLBが6以上
の非イオン性界面活性剤2〜15部、10%以下の濃度
で3000cps以上の粘度を有する水溶性高分子化合
物03〜15部および精製水595〜964部からなる
インドメタシン外用クリーム剤。
(2)前記非イオン界面活性剤がHLB 6以上のポリ
オキシエチレン系界面活性剤でちる第1項記載のインド
メタノン外用クリーム剤。
(3)前記水溶性高分子化合物がカルボ痣ジビニルチリ
マー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースか
らなる群から選択された1種または2種以上の高分子化
合物である第1項または第2項に記載のインドメタシン
外用クリーム剤。
(4)  インドメタシン03〜15部をクロタミトン
10〜10.0部およびHLBが6以上の非イオン性界
面活性剤2〜15部の混合物に加温溶解し、これを10
%以下の濃度で3000cps以上の粘度を有する水溶
性高分子化合物03〜15部を精製水に溶解して製した
水性ケ゛ルに加えて攪拌することを特徴とするインドメ
タシン外用クリーム剤の製法。
[1,発明の詳細な説明 インドメタシンは水に対する溶解性が極めて低く、その
ため有機溶媒を全く使用しないで安定な水性ケ゛ル状ク
リームを得ることは困難視されていた。本発明者等は、
鋭意研究の結果、特定の溶解剤、溶解補助剤、安定化剤
を特定の割合で配合することによってインドメタシンの
水性ケ8ル状クリームを得ることに成功した。
本発明のクリーム剤においては、インドメタシンがクロ
タミトンに溶解し、非イオン性の界面活性剤がインドメ
タシンを溶解したクロタミトンの周囲にミセルを形、成
し、これが適度々粘性を有する水溶性高分子化合物の水
性ケゞルに分散しており、そのため乳化の合一(凝集)
がなく安定な乳化系になっているものと考えられる。
本発明の外用クリーム剤は、インドメタノン03〜15
部(重量部、以下同じ)、クロタミトン10〜10.0
部、HLBが6以上の非イオン性界面活性剤2〜15部
、10%以下の濃度で3000cps以上の粘度を有す
る水溶性高分子化合物03〜15部および精製水595
〜964部がらなっている。
前述したように、本発明のクリーム剤では、インドメタ
シンをクロタミトンに溶解させ、非イオン性界面活性剤
がインドメタシンを溶解したクロタミトンの周囲にミセ
ルを形成するので、−(ンドメタシンの使用量に比例し
てクロタミトンおよび非イオン性界面活性剤が使用され
る。通常、外用剤として治療に使用されるインドメタシ
ンの濃度は約03〜15重量%であり、その場合には、
クロタミトンおよび非イオン性界面活性剤の濃度はそれ
ぞれ10〜10.0および2〜15重量%である。
本発明において使用される非イオン性界面活性剤はHL
B値が6以上であることを要する。HLB値の上限には
特に制限はないが70〜20.0の範囲のものを使用す
るのが望せしい。このような界面活性剤の例としては、
HLB 6以上のポリオキシエチレン系の界面活性剤を
挙げることができ、特にポ+) −A−キ7エチレンノ
ニルフェニルエーテル(HLB8.0)が好ましい。こ
れらの界面活性剤によって水に不溶なりロタミトンが水
中に乳化される。
本発明において、水性ゲル形成剤として使用される水溶
性高分子化合物は、10%以下の濃度(重量)で300
0cps以上の粘度を有するものである。上記の粘度以
下のものでは安定なりリームを形成することが困難であ
る。粘度の上限には特に制限はないが、あまシ粘度が高
すぎると糊状となり、使用感が悪くなる。このような高
分子化合物の例としては、ポリビニルアルコール、カル
ボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、メ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
、カルボキシメチル七ルロースナトリウム、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポ
リエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン−ビニルア
セテート共重合体、ポリビニルアルコール−ビニルアセ
テート共重合体等があげられるが、これらに限定される
ものではない。好ましくはカルボキシビニルポリマー、
ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等が使用
される。上記の高分子化合物(d単独で使用するほか、
使用感を向上させる目的で適宜組合せて開用することも
可能である。上記高分子化合物の使用量は、それが有す
る粘度によって異なシ、通常05〜10部の濃度である
本発明のクリーム剤においては、上述した組成のほかに
、本発明の目的の範囲内でPH調整、吸収性の向上を目
的とする他の組成を加えることができる。
本発明のクリーム剤OPH値は、5.5〜65程度が好
ましく、必要によシ、ジイソプロパツールアミン、トリ
エタノールアミン等の有機塩基を添加して調整する。ま
た、インドメタシンの吸収性をさらに向上させるために
、プロピレングリコール等のグリコール類を加えること
もできる。
本発明のクリーム剤を製造するに際しては、先ず、イン
ドメタシンをクロタミトンおよび非イオン性界面活性剤
の混合物に加温溶解させ、さらに、必要によジグリコー
ル顛等を加え、均一に混合する。一方、水溶性高分子化
合物を精製水に加え十分攪拌して均一な水性ゲルまたは
水溶液とする。
pH値の調整が必要な場合には、PH調整剤を精製水に
溶解し、これを上記高分子化合物の水溶液に加えて水性
グルとする。このケ゛ルに上で得られたインドメタシン
溶液を添加しながら十分攪拌すると目的とする本発明の
クリーム剤が得られる。
次に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 組成 インドメタシン            1.0  g
−クロタミトン              2.0 
7プロピレングリコール        10.Og−
ノイソフ0ロバノールアミン       0.427
精製水     適量 全量 1001とする。
インドメタシン1.07をクロタミトン2.09−とポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル(NIKKO
L NP−5) 10.0 Pに加温溶解し、これにプ
ロピレングリコール10.Opを加えて均一に混合する
。一方力ルポキシビニノトポリマーo5fを精製水66
9−に加え十分攪拌して均一な溶液とする。
別にジイソゾロパノールアミン0.429−を精製水1
0g−に溶解させあらかじめ調製したカルボキシビニル
ポリマー溶液に添加するとpH6,45のカルボキシビ
ニルポリマーの水性ケ9ルが得られた。
この水性ケ゛ルに上記のインドメタノン溶液を添加しな
がら十分攪拌することによυ本発明のインドメタシン外
用クリームが得られる。
得られた製剤は淡黄色の不透明で、臭いのないり!J−
ム状ケゞルであり、製剤中のインドメタシンは6力月間
の経時変化試験において結晶の析出は見られていない。
実施例2 組成 インドメタシン            1.0 g−
クロタミトン              2.0 7
マクロゴール 300          10.OP
ノイソフ0ロバノールアミン       0.407
精 製 水        適量 全量100g−とする。
インドメタシン1.0iiクロタミトン2.09−とホ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル(NIKKO
L NP−5) 10.0 V−に加温溶解し、これに
マクロコゞ−ル30010.0 !?を加えて均一に混
合する。
−方=W I) ビニルアルコール(ポバールPA−1
0)05 yオxo:カルボキシビニルポリマー(カー
ボポール940)0.5!%を精製水656Iに加え十
分攪拌して均一な溶液とする。
別にノイソプロパノールアミン0.42pを精製水10
7に溶解させあらかしめ調製したカルボキシビニルポリ
マーとポリビニルアルコールの溶液に添加するとPH6
,40の水腫ケ゛ルが得られた。
この水性ケ゛ルに上記のインドメタノン溶液を添加しな
がら十分攪拌することにより本発明のインドメタ7ン外
用クリームが得られる。。
得られた製剤は淡黄色の不透明で、臭いのないり’J−
ム状ケ゛ルでメチ、製剤中のインドメタシンは6力月間
の経時変化試験において結晶の析出は見られていない。
実施例3 組成 インドメタシン            1.o1クロ
タミトン             2.0 g−ポリ
オキシエチレンソルビタンモノラウリン酸to、o、y
(NIKKOL TL−10、日光ケミカルズ社製)マ
クココ8−ル 300          10.OP
カルボキシビニルポリマー 。カーフ、d? yv 940 r 、’y ’、y 
7fケs カi、uM ) ”’′ヒドロキ770ロピ
ルメチルセルロース     051(メトローズ 6
0SH4000信越化学社製)ノイソプロパノールアミ
ン       0.4.0g−精製水     適量 全量 1001とする。
インドメタシン1.09−をクロタミトン2.07とポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウリン酸(NIKK
OL TL−10) 10.0 !?に加温溶解し、コ
レニマクロゴール30010.07−を加えて均一に混
合する。
一方カルボキシビニルポリマー(カーボポール940 
) 0.57−およびヒドロキシン0ロピルメチルセル
ロース(メトローズ 60SH4,000) 0.5 
P ’e精製水656g−に加え十分攪拌して均一な溶
液とする。
別にジイソプロノRノールアミン0.409−を精製水
10g−に溶解させあらかじめ調製したカルボキシビニ
ルポリマーとヒドロキシプロピルセルロースの溶液に添
加するとPH6,38の水性ケ゛ルが得られた。
この水性ケ゛ルに上記のインドメタシン溶液を添加しな
がら十分攪拌することによシ本発明のインドツタシン外
用クリームが得られる。
得られた製剤は淡黄色の不透明で、臭いのないクリーム
状ケ゛ルであり、製剤中のインドツタシンは6力月間の
経時変化試験において結晶の析出は見られてい々い。
実施例1,2および実施例3の薬理活性を調べるためカ
ラケ゛ニン浮腫抑制試験を行なった。
試験方法 カラケゝニン足浮腫に対する抑制作用 体重150〜1807−のWistar系雄性ラットを
1群10匹とし、その右後肢足煎に実施例1,2および
3で調製したインドメタシン外用フリームラ約150 
mg塗布し塗布部位が乾いて力・ら起炎物質として1係
力ラゾゝニンを005m1皮下注射した。01%カラケ
゛ニン皮下注射後1時間、2時間、3時間および5時間
における足踵容積を測定し浮腫率い)算出した。対照群
には1係カラケ8ニンを0.05 ml皮下庄射し同様
に操作した。結果を第1図に示す。
■1発明の作用効果 本発明によれば、有機溶媒を全く使用しないインドメタ
ノン外用クリーム剤が提供される。
インドメタノンは水に難溶であるため、従来のインドメ
クンノ軟膏剤乃至クリーム剤は全てエタノール等の有機
溶媒を含んでおり、そのため有機溶媒臭や皮面への刺激
性を有していた。本発明のクリーム剤はこのような有機
溶媒臭や刺激性を全く有していない。従って、本発明の
クリーム剤を使用すれば、従来の軟膏剤乃至クリーム剤
では不可能であった密封僚法も可能である。
さらに本発明によれば、インドメタ7ンが化学的・物理
的に安定したインドメタシン外用クリーム剤が提供され
る。本発明のクリーム剤においては、インドメタシンは
変質したシ、析出したシすることなく安定に存在する。
さらに本発明に゛よれは、経皮吸収の優れたインドメタ
シン外用クリーム剤か提供される。第1図のカラケ゛ニ
ン浮腫試験の結果から明らかなように本発明のクリーム
剤は優れた消炎効果を有している。インドメタシンは水
に難溶であるにもかかわらず、有機溶媒を一切使用し7
ない本発明のクリーム剤においてこのように良好な経皮
吸収を示すことは驚くべきことである。
さらに本発明によれば、ベトつきがなくサラパリとした
使用感の良好なインドメタジノ外用クリーム剤が提供さ
れる。
さらに本発明によれば、上記のインドメタノン外用クリ
ーム剤の有利な製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラケ゛ニン浮腫抑制試1験の結果を示すグラ
フである。第1図のグラフにおいて横軸はカラケゞニン
投与後の時間を示し、縦軸は浮腫率(2)を示す。(1
)は実施例1、(2)は実施例2、(3)は実施例3 
、(4)は対照の外用クリーム剤を投与した揚台の結果
を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  インドメタシン0.3〜15部(重量部、以
    下−同じ)、クロクミトン10〜10.0部、HLBが
    6以上の非イオン性界面活性剤2〜15部、10%以下
    の濃度で3000 cps以上の粘度を有する水溶性高
    分子化合物03〜15部およびnM水595〜964部
    からなるインドメタシン外用クリーム剤。
  2. (2)前記非イオン界面活性剤がHLB 6以上のポリ
    オキシエチレン系界面活性剤である特許請求の範囲第1
    項記載のインドメタシン外用クリーム剤。
  3. (3)前記水溶性高分子化合物がカルホ゛キシビニルポ
    リマー、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプ
    ロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
    からなる群から選択された1種または2種以上の高分子
    化合物である特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    のインドメタシン外用クリーム剤。
  4. (4)  インドメタシン03〜1,5部をクロタミト
    ン10〜10.0部およびHLBが6以上の非イオン性
    界面活性剤2〜15部の混合物に加温溶解し、これを1
    0係以下の濃度で3000cps以上の粘度を有する水
    溶性高分子化合物03〜15部を精製水に溶解して製し
    た水性グルに加えて攪拌することを特徴とするインドメ
    タシン外用クリーム剤の製法。
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