JPS5911559B2 - 肥料の固結を防止する方法 - Google Patents
肥料の固結を防止する方法Info
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- JPS5911559B2 JPS5911559B2 JP50077681A JP7768175A JPS5911559B2 JP S5911559 B2 JPS5911559 B2 JP S5911559B2 JP 50077681 A JP50077681 A JP 50077681A JP 7768175 A JP7768175 A JP 7768175A JP S5911559 B2 JPS5911559 B2 JP S5911559B2
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- Japan
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- dust
- fertilizer
- caking
- coating
- sio2
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- Fertilizers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、肥料の固結を防止する方法に関し、更に詳し
くは、本発明はフェロシリコン又はメタリックシリコン
の製造時に副生ずるダスト(以下5in2ダスト)から
新規に製造された白色シリカ粉末を固結防止剤として使
用する肥料の固結防止方法に係る。
くは、本発明はフェロシリコン又はメタリックシリコン
の製造時に副生ずるダスト(以下5in2ダスト)から
新規に製造された白色シリカ粉末を固結防止剤として使
用する肥料の固結防止方法に係る。
肥料の個々の粒子の固結を防止する方法の一つとして無
機質微粉末例えば、けいそう土、タルク、ベントナイト
、フライアッシュ等を用いる方法は公知である。
機質微粉末例えば、けいそう土、タルク、ベントナイト
、フライアッシュ等を用いる方法は公知である。
また近年これらに代えてSiO□ダストを使用する方法
が提案された(特公昭48−1143号)、S i02
ダストの被覆効果は一般に同量のタルク、フライアッシ
ュ、ベントナイト等を用いた場合より著しくすぐれてい
て、吸湿性ないしは粘結性の少い肥料にあっては、フラ
イアッシュ等の2倍ないし5倍、吸湿性ないし粘結性の
強い肥料にあっては、50係ないし2倍程度すぐれてい
る。
が提案された(特公昭48−1143号)、S i02
ダストの被覆効果は一般に同量のタルク、フライアッシ
ュ、ベントナイト等を用いた場合より著しくすぐれてい
て、吸湿性ないしは粘結性の少い肥料にあっては、フラ
イアッシュ等の2倍ないし5倍、吸湿性ないし粘結性の
強い肥料にあっては、50係ないし2倍程度すぐれてい
る。
その理由としては、S io 2ダストが極めて微粉末
であって、比表面積が犬であり、また形状が球形に近く
、自身吸湿性がなく被着物の流動性がよいことがあげら
れている。
であって、比表面積が犬であり、また形状が球形に近く
、自身吸湿性がなく被着物の流動性がよいことがあげら
れている。
しかしながらSiO2ダストを使用する方法には次の欠
点がある。
点がある。
即ち、このものは、極微粒子から成立っているが、該微
粒子が2次的に凝集した一種の2次的粒子をつくってい
る為に嵩高であって、S io 2ダスト自身の流動性
は意外に不良であり、例えば、SiO2ダストの竪型円
筒貯槽に収納されているものを肥料被覆装置に移送する
ため抜出する場合など、該貯槽内にSin、、ダストの
凝集物による橋架は構造いわゆるブリッジをつくって、
抜出しが困難となる。
粒子が2次的に凝集した一種の2次的粒子をつくってい
る為に嵩高であって、S io 2ダスト自身の流動性
は意外に不良であり、例えば、SiO2ダストの竪型円
筒貯槽に収納されているものを肥料被覆装置に移送する
ため抜出する場合など、該貯槽内にSin、、ダストの
凝集物による橋架は構造いわゆるブリッジをつくって、
抜出しが困難となる。
また、被覆粒状肥料についていえば、該肥料が強固語注
であっても被覆材料の使用量は、固態粉末の場合は2係
未満、鉱物油、液状界面活性剤のような液態の場合は1
係以下が望ましい。
であっても被覆材料の使用量は、固態粉末の場合は2係
未満、鉱物油、液状界面活性剤のような液態の場合は1
係以下が望ましい。
その理由は肥効成分の低下、粉塵の発生あるいは肥料粒
子軟化等の諸欠点がある為である。
子軟化等の諸欠点がある為である。
ところが、公知方法によるSiO2ダストの使用では、
強固結性肥料の固結防止には2〜3%を使用する必要が
あった。
強固結性肥料の固結防止には2〜3%を使用する必要が
あった。
また、これは、粒状肥料の外観のみに関するが、白色な
いし灰白色の肥料を灰色のSiO2ダストで被覆すると
その表面が薄汚れた状態となり、外観上商品価値を損す
るという欠点もあった。
いし灰白色の肥料を灰色のSiO2ダストで被覆すると
その表面が薄汚れた状態となり、外観上商品価値を損す
るという欠点もあった。
以上の事実から、推察されるように、本発明は、肥料の
固結防止用の8102ダストの改善に係り、詳しくは、
固結防止の為の被覆工程が態率化され、また、強固語注
の肥料において、公知のS io 2ダストより著しく
少量の被覆量で固結防止可能な5IO2ダストによる被
覆方法を提供することを目的とする。
固結防止用の8102ダストの改善に係り、詳しくは、
固結防止の為の被覆工程が態率化され、また、強固語注
の肥料において、公知のS io 2ダストより著しく
少量の被覆量で固結防止可能な5IO2ダストによる被
覆方法を提供することを目的とする。
本発明者等は、肥料の固結防止に係る5102ダストの
前記欠点の改善につき鋭意研究した結果、8102ダス
トに含まれている炭素分の大部分を燃焼除去させること
により、白色で、流動性良好なシリカ粉末(以下焙焼5
i02ダスト又は白色シリカ粉末という)を得て、この
ものを用いて肥料粒子を被覆する方法を実施すれば、前
記諸欠点が凡て若しくは殆んど解決できること知って本
発明に到達した。
前記欠点の改善につき鋭意研究した結果、8102ダス
トに含まれている炭素分の大部分を燃焼除去させること
により、白色で、流動性良好なシリカ粉末(以下焙焼5
i02ダスト又は白色シリカ粉末という)を得て、この
ものを用いて肥料粒子を被覆する方法を実施すれば、前
記諸欠点が凡て若しくは殆んど解決できること知って本
発明に到達した。
即ち、本発明は、肥料の個々の粒子をフェロシリコン又
はメタリックシリコンの製造時に副生ずるダストで被覆
して、肥料の固結化を防止する方法において、肥料粒子
を次の被処理ダスト即ち、前記副生ダストをその焼結化
温度より低い温度で流動焙焼させて得られた白色シリカ
粉末を用いて被覆することを特徴とする方法。
はメタリックシリコンの製造時に副生ずるダストで被覆
して、肥料の固結化を防止する方法において、肥料粒子
を次の被処理ダスト即ち、前記副生ダストをその焼結化
温度より低い温度で流動焙焼させて得られた白色シリカ
粉末を用いて被覆することを特徴とする方法。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に使用する前記白色シリカ粉末(焙焼SiO2ダ
スト)は、例えば以下のように製造する。
スト)は、例えば以下のように製造する。
即ち、SiO2ダストをその結晶化温度若しくは焼結温
度以下で、含有炭素分の燃焼除去が実質的に可能な温度
以上、具体的には、900°C以下400℃以上で、熱
風によりSiO2ダストを3分ないし60分の範囲内で
一定時間流動焙焼させる。
度以下で、含有炭素分の燃焼除去が実質的に可能な温度
以上、具体的には、900°C以下400℃以上で、熱
風によりSiO2ダストを3分ないし60分の範囲内で
一定時間流動焙焼させる。
使用する熱風は、含有炭素分の燃焼に必要かつ充分な酸
素を含むこと、新な炭素分が還元沈着されるような不純
物を含まないことが必要である。
素を含むこと、新な炭素分が還元沈着されるような不純
物を含まないことが必要である。
流動焙焼性を採用する理由は、該燃焼処理が均一に比較
的短時間で可能だからであって、可能な公知の他の方法
を採用してもよい。
的短時間で可能だからであって、可能な公知の他の方法
を採用してもよい。
前記流動焙焼法における好ましい反応温度は、550°
〜700°Cであり、その際の好ましい処理時間は、5
分ないし20分である。
〜700°Cであり、その際の好ましい処理時間は、5
分ないし20分である。
該流動焙焼の効果は、直接的には、焙焼SiO2ダスト
の白変向上であって、例えば、未処理SiO2ダスト(
白色度20〜50)が、処理後白変60〜80に向上す
る。
の白変向上であって、例えば、未処理SiO2ダスト(
白色度20〜50)が、処理後白変60〜80に向上す
る。
この白変は、公知の他の固結防止剤であるけいそう土、
タルクの白変と同等以上である。
タルクの白変と同等以上である。
以上の白変は、酸化マグネシウム(MgO)の白変を8
4とした場合の相対値である。
4とした場合の相対値である。
焙焼温度は、400℃未満では、白変上昇効果が殆んど
なく、900’Cを超える温度では、S iO2ダスト
の結晶化若しくは焼結が生じ、粒度分布が適当でなくな
り、また、流動性が反って低下して、本発明の固結防止
剤として使用不能となる。
なく、900’Cを超える温度では、S iO2ダスト
の結晶化若しくは焼結が生じ、粒度分布が適当でなくな
り、また、流動性が反って低下して、本発明の固結防止
剤として使用不能となる。
本発明の焙焼S t 02ダストを使用する粒状肥料の
被覆方法は、公知方法と全く同様である。
被覆方法は、公知方法と全く同様である。
即ち、該ダストと肥料の夫々所定量を被覆用のパン又は
回転ドラム等に入れ、混合攪拌して肥料粒の表面に該ダ
ストを付着させる。
回転ドラム等に入れ、混合攪拌して肥料粒の表面に該ダ
ストを付着させる。
付着が不均一になることを避ける為に該ダスト又は肥料
を適宜分割して投入することができる。
を適宜分割して投入することができる。
また、付着を容易にするために熱風又は外部加熱により
、該混合物を50〜60℃以下の温度に加熱することも
できる。
、該混合物を50〜60℃以下の温度に加熱することも
できる。
本発明の方法は公知の5in2ダストを使用する場合よ
り少量で固結防止に充分有効な被覆ができる。
り少量で固結防止に充分有効な被覆ができる。
また、被覆後の該肥料の白色度が害されることがないの
で、粒状肥料製品の外観的価値を損することがない。
で、粒状肥料製品の外観的価値を損することがない。
以下実施例、比較例、参考例によって本発明を説明する
。
。
参考例 1(焙焼SiO2ダストの製造)平均粒径0.
5μ、白変28のSiO2ダストを600°Cで10分
加熱空気で焙焼して、白変72の焙焼SiO2ダストを
得た。
5μ、白変28のSiO2ダストを600°Cで10分
加熱空気で焙焼して、白変72の焙焼SiO2ダストを
得た。
該S t 02ダストと焙焼5i02ダストを以下の実
施例に於て使用した。
施例に於て使用した。
なおこれらのSiO2ダストの必要な物性を下表に示す
。
。
実施例 1
参考例1の焙焼5102ダストを用いて、N。
P2O5,に、、O各13%の複合硫加燐安の被覆を行
った。
った。
(なおN分は硫安、燐酸2アンモニウムからなり尿素は
含まれていない)。
含まれていない)。
該肥料1000ゆを回転ドラム混合機に入れ、攪拌しつ
つ焙焼SiO□ダストを2k17を投入し、室温で3分
回転をつづけて後取出し、被覆品を20kg入り肥料袋
(ポリエチレン製)に詰め、30段積重ねて室温で3ケ
月放置後、固結塵を調査したが、最下段のものまで全く
固化が認められなかった。
つ焙焼SiO□ダストを2k17を投入し、室温で3分
回転をつづけて後取出し、被覆品を20kg入り肥料袋
(ポリエチレン製)に詰め、30段積重ねて室温で3ケ
月放置後、固結塵を調査したが、最下段のものまで全く
固化が認められなかった。
比較例 1
参考例1のSiO2ダストを用い該ダストの使用量が■
2kgと@ 5 kgの2種類を用いる以外は、実施例
1と同様に行った。
2kgと@ 5 kgの2種類を用いる以外は、実施例
1と同様に行った。
3ケ月後の固結状況は、@では最下段まで異常が認めら
れなかったが、■では最下段においてゆるい固結がみら
れた。
れなかったが、■では最下段においてゆるい固結がみら
れた。
実施例 2
参考例1の焙焼ダストを用いて、N、P2O5゜K2O
を15−10−10の割合で含む尿素入り燐加安の被覆
を行った(なおN分の1/3は尿素態、他は燐酸2アン
モニウムである)。
を15−10−10の割合で含む尿素入り燐加安の被覆
を行った(なおN分の1/3は尿素態、他は燐酸2アン
モニウムである)。
該肥料1000kgをパン造粒機に入れ、回転しつつ所
定量の焙焼SiO□ダストを加えて、3分処理した後取
出し、実施例1同様袋詰め固結塵を調査したところ、下
記第2表の結果が得られた。
定量の焙焼SiO□ダストを加えて、3分処理した後取
出し、実施例1同様袋詰め固結塵を調査したところ、下
記第2表の結果が得られた。
即ち焙焼SiO2ダスト使用量0.5係以下のものにわ
ずかな固結がみられた程度であり、後述比較例2の場合
の2%添加まで相当の固結がみられたものに比較して大
巾な固結防止性能の向上を示した。
ずかな固結がみられた程度であり、後述比較例2の場合
の2%添加まで相当の固結がみられたものに比較して大
巾な固結防止性能の向上を示した。
比較例 2
実施例2において焙焼SiO2ダストに代えてSiO2
ダストを使用した以外は同様に実施した。
ダストを使用した以外は同様に実施した。
ただし、被覆処理はそれぞれ3分行なった。
結果を前記第2表に示した。
Claims (1)
- 1 肥料の個々の粒子をフェロシリコン又はメタリック
シリコンの製造時に副生ずるダストで被覆して、肥料の
固結化を防止する方法において、肥料粒子を次の被処理
ダスト即ち、前記副生ダストをその焼結化温度より低い
温度で流動焙焼させて得られる白色シリカ粉末を用いて
被覆することを特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50077681A JPS5911559B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | 肥料の固結を防止する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50077681A JPS5911559B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | 肥料の固結を防止する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS526644A JPS526644A (en) | 1977-01-19 |
JPS5911559B2 true JPS5911559B2 (ja) | 1984-03-16 |
Family
ID=13640622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50077681A Expired JPS5911559B2 (ja) | 1975-06-24 | 1975-06-24 | 肥料の固結を防止する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911559B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5523009A (en) * | 1978-08-03 | 1980-02-19 | Taira Ono | Baking method using gold solution or the like accompanied by glass strengthening treatment |
JPS5692188A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-25 | Chisso Corp | Hydrohilized coated granular furtilizer and its hydrophilization |
JPS6135985A (ja) * | 1984-07-30 | 1986-02-20 | Dainichi Seika Kogyo Kk | 印刷物の製造方法 |
JPH0269384A (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-08 | Fuji Dia:Kk | 粒状有機肥料組成物 |
CN106276921A (zh) * | 2016-08-03 | 2017-01-04 | 湖北富邦科技股份有限公司 | 一种即能提高白度又能低成本零排放石英粉生产方法 |
-
1975
- 1975-06-24 JP JP50077681A patent/JPS5911559B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS526644A (en) | 1977-01-19 |
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