JPS59115480A - 斜板式圧縮機における圧縮容量可変機構 - Google Patents

斜板式圧縮機における圧縮容量可変機構

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Publication number
JPS59115480A
JPS59115480A JP57225641A JP22564182A JPS59115480A JP S59115480 A JPS59115480 A JP S59115480A JP 57225641 A JP57225641 A JP 57225641A JP 22564182 A JP22564182 A JP 22564182A JP S59115480 A JPS59115480 A JP S59115480A
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JP
Japan
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chamber
pressure
swash plate
suction
spool
Prior art date
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Pending
Application number
JP57225641A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ban
伴 孝志
Masaki Oota
雅樹 太田
Masayuki Nagura
名倉 正之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP57225641A priority Critical patent/JPS59115480A/ja
Publication of JPS59115480A publication Critical patent/JPS59115480A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/02Stopping, starting, unloading or idling control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は斜板式圧縮機の改良に関するものであって、そ
の目的は圧縮容量を可変とすること、特に起動時におけ
る圧縮容量を軽減することによって、立上りのスムーズ
な圧縮機を得ることにある。
一般に車輛空調用の圧縮機はエンジンよシ動力の供給を
得てその運転が行なわれるのであるが、同圧縮機はエン
ジンに対して一定の回転比率にて連結されているために
圧縮機を運転させるべく電磁クラッチを接続させた場合
において同電磁クラッチの接続と同時に同圧縮機に対し
て力えられた能カ一杯の圧縮容量にて冷媒ガスを吐出す
る状態、即ち100係稼動の状態が得られる。しかして
この様に100係稼動の状態が起動と同時に得られるこ
とはエンジン及び動力伝達機構の各部に過負荷を生ずる
こととなり例えば走行フィーリングが損われたり、クラ
ッチの摩耗を早める等の不具合を生ずることとなる。
父上記の様に圧縮機が100 %稼動の状態にて起動す
ることにより、圧縮機内あるいは蒸発器より圧縮機に至
る吸入管路内に冷媒ガスの一部が液化された状態にて残
溜していることに起因して発生する処のいわゆる液圧縮
を誘発し易く、同液圧縮に起因して種々の不具合(例え
ば異常音の発生、ピストンの折損等圧縮機各部の損傷、
これらの損傷に起因する運転不能、運転不能に起因する
補機類の損傷及びエンジンのオーバーヒート等)全招来
することとなる。
本発明は上記の様な従来の実情に鑑みてその改善を試み
たものである。即ち本発明は起動時においてフロント側
若しくはリヤ側のボアと吸入系とをつなぐバイパス孔が
開放された状態にあって、圧縮機全体としての圧縮容量
を半減さ斌た状態にて稼動させる様に設けることによっ
て、エンジン及び動力伝達機構の各部に対して過負荷を
与えることなくスムーズな立上りを得ることが出来る様
にしたことを特徴とするものであって、本発明め要旨は
斜板式圧縮機においてフロン) @11若しくはリヤ側
のいずれか一方に設けられるボアと吸入系とを結ぶバイ
パス孔を設け、同バイパス孔には両側に一対の圧力室を
存してスプールを開閉自在に設け、同スプールはバイパ
ス孔を開放する方向に向けて付勢するとともに同スプー
ルの付勢方向と対向する圧力室は吸入圧力より高い圧力
源に連通させ、他方の圧力室は吸入系に連通させる様に
構成したことにある。
尚本発明におけると同様圧縮室内において圧縮途中にあ
る冷媒ガスの一部を吸入側に逃すことによシその圧縮容
量を可変させる方法としては例えば下記の様な方法、即
ち ■ 第10  図に示す様にシリンダーボア(a)内に
形成される圧縮室(b)と吸入室(c)をつなぐ逃し通
路(d)を設け、同逃し通路(d)にはベローズ(e)
の伸縮作用を介してスプール(f)を摺動自在に設け、
吸入圧力が高くその圧力が設定圧を上回る状態において
逃し通路(d)を閉止してフル稼動運転(100%運転
)が得られ、又吸入圧力が低くその圧力が設定圧を下回
る状態において逃し通路(d)を開放して小容量運転が
得られる様に設けることによシその圧縮容量を可変する
方法(特開昭54−’31612 号)。
■ 圧縮室と吸入室をつなぐ連通路を設け、同連通路に
は圧縮機の吸入室と蒸発器出口側との間に生ずる圧力差
を検出することによって作動する開閉弁を設け、圧縮機
の回転数が冷房能力の上限を越えない低速回転の範囲内
においては、開閉弁は閉じ状態にあり、冷房能力の上限
を越える高速回転となった状態において開閉弁を開き圧
縮室内において圧縮途中にある冷媒ガスの一部を吸入室
に送り込む様に設けることにより、その圧縮能力を制御
する方法(特開昭56−1.35783号)。
等が先に提案されているが、上記提案はそのいずれにお
いても起動時において小容量運転が得られないという欠
点がある。又前者の方法にあってはスプールを作動させ
るために用いられるベローズが高価である点においても
コスト的に問題点を有する。
以下に本発明の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
第1図乃至第5図は第1の実施例を表わす図面であって
、同図において(1)はシリンダーブロックを示す。同
シリンダーブロック(1)はフロントシリンダーブロッ
ク(IF)と、リヤシリンダーブロック(IR)より成
シ、両シリンダーブロック(IF)(IR)内にはその
中心部に位置して軸孔(2)′が貫設され、同軸孔(2
)′には軸受は部f16j (1,6:lを介して駆動
軸(2)が回転自在に支承される。同駆動軸(2)の一
端には電磁クラッチ(図示省略)が設けられ、同電磁ク
ラッチの接続及び離断を介してエンジン(図示省略)に
対して連結駆動可能に設けられる。父上記軸孔(2)′
の外周部にに1[適数個のボア(3)が同軸孔(2トを
囲繞する如く設けられる。各ボア(3)は斜板室(4)
を間に存して前後一対を成す様に分割して設けられ、各
ボア(3)内には両頭式ピストン(5)が嵌挿される。
そして各ボア(3)内には各ピストン(5)のヘッドと
後述するパルププレート(IOF)(IOR)間に圧縮
室(7F) (7R)が形成される。父上記斜板室(4
)には斜板(6)が前記駆動軸(2)を介して揺動回転
自在に設けられる。同斜板(6)の斜面に対しては前記
ピストン(5)が半球状に形成するシュー(8)を介し
て係留され、同斜板(6)の揺動回転は各ピストン(5
)に対して往復運動として伝達される。又シリンダーブ
ロック(IF) (IR)にはその周縁部に位置して吸
入通路(9) f9)が後述する締付はポル) (23
+の通し孔を兼ねて設けられる。回吸人通路+9) (
9)はその一端を斜板室(4)に連通し、他端は後述す
る吸入室(17F)(17R)に連通する様に設けられ
る。
一方両シリンダーブロック(IF)(1,R)の外周部
ニは吸入管路(図示省略)に連結子る吸入7ランジ(図
示省略)と、吐出管路(図示省略)に連結する吐出7ラ
ンジ(20)が突設され、吸入フランジは吸入通路f1
.9Yを介して斜板室(4)と連通する如く設けられ、
又吐出フランジ(20)は吐出通路(20Y(20)′
を介して後述する両畦出室(1,8F)(18R)と連
通ずる如く設けられる。(15F)はフロントバルブプ
レート(IOF)を間に挾んでフロントシリンダーブロ
ック(IF)の開口端を被覆するフロントハウジング、
(15R)は同じくリヤパルプブレー) (10R)を
間に挾んでリヤシリンダーブロック(IR)の開口端を
被覆するリヤハウジングであって、両ハウジング(15
F)(1,5R)と両シリンダーブロック(IF)(I
R)は前述の吸入通路(91(9)に挿通する締付はポ
ル) (231の螺合作用を介して一体化される。両ハ
ウジング(1,5F)(15R)には前記各ボア(3)
と相対応して吸入室(1,7F)(17R)と吐出室(
18F’)(18R)が環状の隔壁を間に存して同心円
状に設けられる。即ち吐出室(18F)(18R)は中
心部に位置して設けられ、吸入室(1,7F)(17R
)は同吐出室(181i’)(18R)を囲繞する如く
外周部寄りに位置して設けられる。同吸入室(17F)
(17R)は前述の様に吸入通路(9) (9)を介し
て斜板室(4)と連通可能な如く設けられる。そしてフ
ロントノ(ルブプレート(IOF)及びリヤバルブプレ
ート(IOR)には」二記吸入室(17F)(17R)
と相対応して吸入口(IIF)(11母が、又吐出室(
1,8F)(1,8R)と相対応して吐出口(12F)
(12R)が夫々開口される。そして又吸入口(IIF
)(IIR)にはボア(3)側に位置して吸入弁(13
F)(13R)がピストン(5)の吸入行程を介して開
閉自在な如く設けられ、又吐出口(12F)(12R)
には吐出室(18F)(18R)側に位置して吐出弁(
14F’)(14R)がピストン(5)の排気行程を介
して開閉自在な如く設けられる。リャノ(ルブプレート
(IOR)の中心部には軸孔(2)′と相対応して開口
部が設けられ、同軸孔(2)′の一端とリャノ・ウジン
グ(15R)間に亘って圧力室(21)が設けられる。
同圧力室(21)に対してはリヤ佃の各ボア(3)(圧
縮室(7R) )と連通させてバイパス孔(251が、
又吸入通路(9)と連通させてバイパス孔(26)が夫
々半径方向に向けて放射状に開口される。又同圧力室(
21)内にはスプール(22)が摺動自在に嵌挿され、
同スプール(22)によって圧力室(21)は高圧室(
21A)と低圧室(21B)に分割される。しかして高
圧室(2LA)はリャノ・ウジング(15R)側に位置
して設けられ、同高圧室(21A)と吐出室(18R)
は導圧孔(27:によって相互に連通する如く設けられ
る。又低圧室(21,B)は軸孔(2ト側に位置して設
けられ、同低圧室(21B)には前記駆動軸(2)の後
端部を被覆する如くばね受座(24)が上記スプール(
221と相対峙させて設けられる。そして同ばね受座(
24)にはその中心部に位置して通孔(24Yが開口さ
れ、同低圧室(21B)は通孔(241’、軸受は部(
1G)を介して斜板室(4)と連通ずる如く設けられる
。又同低圧室(21B)からは吸入通路(9)に向けて
通孔(281が穿設される。
上記スプール(2渇は円筒部とヘッド部を存して有底円
筒型(断面コ字型)に形成され、圧力室(21)に対し
てはそのヘッド部が高圧室(21A)と相対面し、円筒
部の内壁部に形成される凹所が低圧室(21B)方向に
向けて開口する如く嵌挿される。そして低圧室(21B
)にはスプール(22)とばね受座(24)間に亘って
ばね(291が介装され、同ばね(29)によりスプー
ル(22)は常時は第1図に示す様に高圧室(21,A
)方向に向けて付勢された状態にある様に設けられる。
そして又同スプール(22)の円筒部にはその外周部に
環状凹溝(30)が刻設され、同環状凹溝(30)は上
記の様にスプール(22)かばね(2旬によって高圧室
(21,A)方向に向けて付勢された状態において上記
各バイパス孔(25)及びバイパス孔(26)と連通ず
る状態が得られる様に設けられる。又同環状凹溝(30
)には低圧室(21B)と連通する通孔(30)’が開
口され、スプール(22)かばね(29)の付勢に抗し
て低圧室(21B)方向に押圧された状態において第2
図に示す様に低圧室(21B)は通孔(30Y、環状凹
溝(30)、通孔(28)を介して吸入通路(9)と連
通ずる状態が得られる様に設けられる。
第6図乃至第8図は第2の実施例を表わす図面であって
、高圧室(21A)はフロントハウジング(15F’)
側に設けられるボア(3)(圧縮室(7F) )の内の
一つと連通ずる如く設けられる。即ちフロントハウジン
グ(15F)側に設けられるボア(3)(圧縮室(7F
) )の内、その任意のボア(3)(圧縮室(7F) 
)より導圧孔(27yが延設される。同導圧孔(27)
’は比較的小口径を存してフロントシリンダーブロック
(IF)及びリヤシリンダーブロック(1R)の長手方
向に沿って延在する如く設けられ、その先端部は高圧室
(21A)に臨む如く設けられる。
第9図は第3の実施例を表わす図面であって、高圧室(
21A)は第1導圧孔(27A、)を介して吐出室(1
8R)と連通する如く設けることに加えて同高圧室(2
1A)は第2導圧孔(27B)を介して吸入室(]、7
R)と連通ずる如く設けられる。そして同導圧孔(27
A)(27B)は電磁弁(31)を介して選択的に連通
可能に設けられる。即ち電磁弁(31)は電磁コイル(
31A)と、スプール(31B)と、同スプール(31
B)を非励磁方向に付勢するばね(31C)より成り、
電磁コイル(31A)は例えば冷凍回路における吸入圧
力及び吸入温度の変化、あるいは車室内の温度変化等を
感知することによって作動する様に設けられる制御機構
(アンプ)を介して励磁及び非励磁の切り替え作用が得
られる様に設けられる。又スプール(31B)は上記電
磁コイル(31A)の励磁及び非励磁の切り替え作用を
介して同導圧孔(27AO27B)のいずれか一方を開
放し、他方を閉塞する状態が得られる様に設けられる。
更に具体的には電磁コイル(31,A)が非励磁状態に
ある場合においてはばね(31C)の付勢圧を介して第
1導圧孔(27A)を閉塞し、第2導圧孔(27B)を
開放する状態が得られ、又電磁コイル(31B)が励磁
状態にある場合においては第1導圧孔(27A)を開放
し、第2導圧孔(27B)を閉塞する状態が得られる様
に設けられる。尚上記実施例においては制御機構(アン
プ)を介して起動時における電磁弁(31)のON作用
を得る様に設けているが電磁クラッチと連動して電磁弁
(31)をONさせる様にすることも可能である。
次にその作用について説明する○第1図乃至第5図に示
す第1の実施例において、第1図は起動時の状態を表わ
す図面であって、圧縮機内の各部即ち斜板室(4)、吸
入室(17F)(17R)、圧縮室(7F)(7R)、
吐出室(18F)(18R)、又圧縮室(21)におけ
る高圧室(21A)と低圧室(21B)の各部における
圧力はバランスした状態にある。そして上記の様に高圧
室(21A)と低圧室(21B)内の圧力がバランスし
た状態にあることによりスプール(22)ばばね(29
)を介して高圧室(21A)方向に付勢されて各バイパ
ス孔(25)及びバイパス孔(26)を開放する状態に
ある。
しかして上記の様に圧縮機内の各部における圧力がバラ
ンスし、スプール(22)が各バイパス孔(2ω及びバ
イパス孔(26)を開放する状態において、駆動軸(2
)の一端に設けられる電磁クラッチ(図示省略)の接続
操作を介してエンジンの駆動力を駆動軸(2)に伝える
ことにより、同駆動軸(2)の回転を介して斜板(6)
が斜板室(4)内において揺動回転する状態が得られる
。そして同斜板(6)に対してはシュー(8)を介して
ピストン(5)が係留されていることにより斜板(6)
の揺動回転はシー−(8)を介して各ピストン(5)に
対して伝達されて各ピストン(5)が各ボア(3)内に
おいて連続的に往復動する状態が得られる。
一方蒸発器より吸入管路を経て圧縮機内に吸引された冷
媒ガスは吸入フランジより斜板室(4)、吸入通路(9
)を経て吸入室(17F)(17R)内に送り込まれる
そしてフロントハウジング(15F)側の吸入室(17
F)内に送り込まれた冷媒ガスは各ピストン(5)の吸
入行程においてボア(3)内に生ずる負圧を介して吸入
弁(13F )を強制的に押し開き吸入口(1117’
)よりボア(3)(圧縮室(7F) )内に吸引される
。そしてこの様にして各ボア(3)(圧縮室(7F’)
 )内に吸引された冷媒ガスはピストン(5)の排気行
程を介して圧縮されるとともに同圧縮作用を介して吐出
弁(14F)を強制的に押し開き吐出口(12F)より
吐出室(18F’)内に送り込む作用、即ち圧縮作用が
得られるのであるが、リヤハウジング(15R)側の吸
入室(17R)に送り込1れた冷媒ガスに対しては各バ
イパス孔(25)及びバイパス孔(26)が開放状態に
あり、リヤ側の各ボア(3)(圧縮室(7R) )は各
バイパス孔(25)及びバイパス孔(2G)を介して吸
入通路(9)、斜板室(4)、吸入室(17R)の各部
と相互に連通状態にあることによりピストン(5)の圧
縮行程においてもリヤ側の各ボア(3)(圧縮室(7R
) )内の冷媒ガスは吸入通路(9)へ逃げてしまい、
圧縮作用は得られない。即ち運転開始時においてはフロ
ントハウジング(15F)側においてのみ圧縮作用が得
られる(50係運転状態)。
一部フロントハウジング(15F)側において圧縮され
た冷媒ガスはフロント側の吐出通路(20)′、吐出フ
ランジ(20)を経て吐出管路に向けて圧送されること
となるのであるが、同冷媒ガスの一部はリヤ側の吐出通
路(20+’を経てリヤハウジング(15R)側の吐出
室(18R)内に送り込まれる。そしてこの様にしてリ
ヤハウジング(15R)側の吐出室(18R)に送り込
まれた冷媒ガスは同吐出室(18R)が導圧孔(27)
を介して高圧室(21A)と連通状態にあることにより
その一部は導圧孔(27)を経て高圧室(21A)内に
送り込まれる。そしてこの様にして高圧室(21A)内
に送り込まれた冷媒ガスの圧力は蓄積されて同高圧室(
21A)内の圧力が次第に高められる。そしてその圧力
が低圧室(21B)側に介装されるばね(29)の付勢
圧を上回る状態に迄高められた時、スプール(22)は
これ迄のばね(29)の付勢圧に打ち勝って低圧室(2
1B)方向に向けて移動し、第2図に示す様に各バイパ
ス孔05)及びバイパス孔(26)を閉塞する状態が得
られる。そしてこの様にしてスプール(22)の低圧室
(21B)方向への移動を介して各バイパス孔(25)
及びバイパス孔(2G)が閉塞されることにより、リヤ
ハウジング(15R)側においても冷媒ガスの圧縮作用
が得られる。即ち100%運転状態が得られる。尚10
0%運転時において斜板室(14)、軸受は部(16)
、通孔124+’、低圧室(21B)、通孔(30)’
、環状凹溝(30)、通孔(28)、吸入通路(9)の
各部が連通状態となることにより、斜板室04)内に滞
溜する冷媒ガスの一部は上記ルートを経て吸入室(17
R)に送り込まれ、軸受は部(16)に対して潤滑油を
供給する作用が得られる。又50%運転から100%運
転に切り替える迄の時間は吐出室(18R)及び高圧室
(21A)の容積、導圧孔(2ηの口径により任意に変
化させることが可能である。
第6図乃至第8図に示す第2の実施例において圧力室(
21)がリヤ・・ウジング(15R)側に設けられてい
るのに対して同圧力室(21)の高圧室(21A)は導
圧孔(27)’を介してフロントハウジング(15F)
側に設けられるボア(3)(圧縮室(7F) )の内の
その一つと連通ずる如く設けられているのであるが、高
圧室(21A)とフロントハウジング(15F)側に設
けられる圧縮室(7F)をつなぐ導圧孔(2D′はその
口径が小さく且つその距離寸法が長いことに加えて高圧
室(21A)はある程度の容積をもつことにより圧縮室
(7F)内の圧力変動が高圧室(21A)に対してダイ
レクトに伝達されることはなく圧縮室(7F)に対する
導圧孔(27)’の開口位置(A点)における平均的な
圧力P。が得られることとなる(第8図参照)。そして
この導圧孔(27)’の開口位置(A点)において得ら
れる平均的な圧力P。
は吸入圧力P8 によって決定されることとなるのであ
るが、更に具体的には吸入圧力P8が上昇するのに伴な
い同吸入圧力P8(低圧室(21B)内の圧力)と導圧
孔(27+’の開口位置くA点)において得られる平均
的な圧力P。(高圧室(21A)内の圧力)との間に生
ずる圧力差ΔPが大きくなるのであるが、その圧力差Δ
Pがばね(29)の付勢圧を上回った状態においてスプ
ール(22)はこれ迄のばね(2(ト)によって高圧室
(21A)側に向けて付勢されて各バイパス孔(251
及びバイパス孔(261を開放する状態より低圧室(2
1B)方向に向けて移動し、各バイパス孔(2(ト)及
びバイパス孔(イ)を閉塞する状態が得られる。即ち5
0%運転より100チ運転に切り替える作用が得られる
。そして又この様にして100チ運転が得られた状態に
おいて冷房負荷の減少にとも々い吸入圧力PS  が低
下し、導圧孔(2′?)の開口位置(A点)において得
られる平均的な圧力Po  (高圧室(21,A)内の
圧力)と吸入圧力Ps  (低圧室(21B)内の圧力
)との間に生ずる圧力差ΔPがばねt29)の付勢圧を
下回った状態においてスプール(2ツは再び高圧室(2
1A)方向に向けて付勢されて各バイパス孔(25)及
びバイパス孔(26)を開放する状態、即ち100%運
転より50係運転に切り替える作用が得られる。換言す
れば本実施例においては吸入圧力の変化(冷房負荷の増
減)と対応して100チ運転と50係運転間の切り替え
作用が自動的に得られる。又50係運転時においてリヤ
ハウジング(15R)側の吐出室(18R)がマフラー
として機能することにより吐出脈動を吸収する作用が得
られる。尚圧縮室(7F)に対する導圧孔(27)の開
口位置(A点)を選ぶことによシ同開ロ位置(A点)に
おいて得られる平均圧力POを任意に変化させることが
可能である。
第9図に示す第3の実施例において圧縮機の停止時にお
いて非励磁状態にあり第1導圧孔(27A)を閉塞し、
第2導圧孔(27B)を開放する状態にある電磁弁(3
I)は電磁クラッチの接続操作と連動して、あるいは圧
縮機の運転開始後において圧縮機内の変化を検出する制
御機構の働きにより電磁コイル(31A)がONとなっ
てスプール(31B)を励磁する作用、即ちスプール(
31B)をばね(31C)の付勢圧に抗して電磁コイル
(31A>方向に引張り第1導圧孔(27A)を開放し
、第2導圧孔(27B)を閉塞する作用が得られる。
そしてこの様に第1導圧孔(27A)が開放状態にある
ことにより前記第1の実施例と同様フロント側の吐出圧
力によって高圧室(21A)内の圧力が高められ、その
圧力かばね(29)の付勢圧を上回った状態において各
バイパス孔(251及びバイパス孔(2G)は閉塞され
て100%運転に切り替える作用が得られるのであるが
、この様に100%運転が得られた状態において冷房負
荷が減少した場合において、その冷房負荷の減少は制御
機構により検出されて電磁弁(31)がOFFとなる。
電磁弁(31)がOFFとなることにより電磁コイル(
31A)は非励磁状態となりスプール(31B)はばね
(31C)の伸長方向に向けて付勢されて第1導圧孔(
27A)を閉塞し、第2導圧孔(27B)を開放する状
態が得られる。そして第2導圧孔(27B)が開放され
ることにより高圧室(21A)内の圧力は第2導圧孔(
27B)を介して吸入室(17R)に向けて流出し、同
高圧室(21A)内の圧力は吸入圧力と同圧状態となる
。そしてこの様に高圧室(21A)内の圧力が吸入圧力
と同圧状態となることによりばね(29)の付勢圧によ
ってスプール(2渇が高圧室(21A)方向に向けて移
動し、各バイパス孔(25)及びバイパス孔(26)を
開放する作用、即ち100%運転より50%運転に切り
替える作用が得られる。そして又この様にして50係運
転が得られた状態において冷房負荷が増大した場合にお
いてその冷房負荷の増大は制御機構により検出されて電
磁弁(31)が再びONとなる。電磁弁01)がONと
なることにより電磁コイル(31A)は励磁されて第1
導圧孔(27A)を開放し、第2導圧孔(27B)を閉
塞する状態が得られる。そして第1導圧孔(27A)が
開放されることにより吐出室(18R)内の圧力が高圧
室(21A)内に送り込まれ、その圧力かばね(29)
の付勢圧を上回った状態において再びスプール(2ツに
より各バイパス孔(2ω及びバイパス孔(2G)を閉塞
する作用、即ち50%運転より100%運転に切り替え
る作用が得られる。換言すれば本実施例においては冷房
負荷の増減にともない100%運転と50係運転間の切
り替え作用が自動的に得られる。なお、第2および第3
の実施例においては、リヤ側のボアの一部だけにバイパ
ス孔を設けることにより、100%と、50%より大き
な容量との間での冷房負荷に応じた切り換え運転を行な
うようにすることもできる。
本発明は以上の様に構成されるものであって、上記の様
にリヤ側若しくはフロント側のいずれか一方に設けられ
るボアと吸入系とを連通ずるバイパス孔を設け、同バイ
パス孔にはスプールを、同スプールに対する付勢圧と吐
出系より得られる圧力との間に生ずる圧力変化により開
閉自在に設け、スプールに対する付勢圧が吐出系より得
られる圧力を上回る状態においてはバイパス孔を開放し
て50%運転が得られ、又吐出系より得られる圧力がス
プールに対する付勢圧を上回る状態においてはバイパス
孔を閉塞して100%運転が得られる様に設けたことに
より、圧縮機の運転開始時において50チの圧縮容量に
て起動させることが可能となりその立上りをスムーズに
行彦うことが出来るに至った。そしてその結果立」こり
トルクを軽減することが出来且つ起動時におけるエンジ
ン及び電磁クラッチ、駆動軸等動力伝達機構の各部に対
する過負荷を軽減することが出来るに至った。
そして又−1−記の様に構成したことにより液圧縮の発
生を防止することが出来るとともに従来構造と比較して
その機構を簡単化しコストを低減させることが出来るに
至った。
又第2及び第3実施例にあっては上記の効果に加えて冷
房負荷の変化と対応して50%運転と100係運転間の
切り替えを冷房負荷に応じて自動的に得ることが出来、
その動力損失を軽減させることが出来るに至った。そし
て又第2、第3の実施例にあっては50チ運転時におい
て吐出室をマフラーとして機能させる様にしたことによ
り吐出脈動を効果的に抑えることが出来るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は第1の実施例を表わす図面であって
、第1図は斜板式圧縮機の側断面図、第2図は同作用状
態を表わす側断面図、第3図は第1図におけるI−I線
断面図、第2図は同■−■線断面図、第5図は吐出フラ
ンジ部分を表わす側断面図である。第6図乃至第8図は
第2の実施例を表わす図面であって、第6図は斜板式圧
縮機の側断面図、第7図は第6図における■−■線断面
図、第8図はボア内の圧力変化を表わすグラフ図である
。第9図は第3の実施例を表わす図面であって、斜板式
圧縮機の右半部を表わす側断面図である。そして又第1
0図は従来構造を表わす斜板式圧縮機の側断面図である
。 (11シリンター フロック、(IF)フロントシリン
ダーブロック、(IR)リヤシリンダーブロック、(2
)駆動軸、(2)′軸孔、(3)ボア、(4)斜板室、
(5)ピストン、(6)斜板、(7F)(7R)圧縮室
、(8)シー−1(9)吸入通路、(10F)フロント
バルブプレート、(l0R)リヤバルブプレー) 、(
IIF)(IIR)吸入口、(12F’)(12R) 
吐出口、(13F’)(13R)吸入弁、(14F)(
14R)吐出弁、(15F)フロントハウジング、(1
5R)リヤハウジング、(16)軸受は部、(17F)
(17R)吸入室、(18F)(18R)吐出室、(1
9)’吸入通路、(20)吐出フランジ、(20)’吐
出通路、(21)圧力室、(21A)高圧室、(21B
)低圧室、(22)スプール、(23)締付はボルト、
(24)ばね受は座、(24)’通孔、(25) (2
6)バイパス孔、(2η(2η′導圧孔、(27A)第
1導圧孔、(27B)第2導圧孔、(28)通孔、(2
9)ばね、(301環状凹溝、(30)’通孔、01)
電磁弁、(31A)電磁コイル、(31B)スプール、
(31C)ばね。 特許出願人 株式会社豊田自動織機製作所第7図 3 手続補正書(方式) 1 事件の表示 昭和 57年 特 許願第22564:L号2、発明の
名称 事件との関係  特許出願人 4、代理人 8、補正の内容 明細書第24頁5行目「第2図」とあるを、これをし第
4図」と補正します。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  斜板室を間に存して前後一対をなす様にフロ
    ント側とリヤ側に対峙させて設けられる複数個のボアを
    、駆動軸を囲繞する如く同駆動軸と平行させて設け、斜
    板室には駆動軸に軸架する斜板を揺動回転自在に設け、
    各ボアには上記斜板に係留する両頭式ピストンを往復動
    自在に嵌挿させるとともに各ボアと相対応させて各一対
    の吸入室と吐出室を設けて成る斜板式圧縮機において、
    少なくとも1つのボアと吸入系とを結ぶバイパス孔を設
    け、同バイパス孔には両側に一対の圧力室を存してスプ
    ールを開閉自在に設け、同スプールはバイパス孔を開放
    する方向に向けて付勢するとともに同スプールの付勢方
    向と対向する圧力室は吸入圧より高い圧力源と連通させ
    、他方の圧力室は吸入系と連通させて成る斜板式圧縮機
    における圧縮容量可変機構0(2)スプールの付勢方向
    と対向する圧力室は吐出室と連通させて設けて成る特許
    請求の範囲第1項に記載の斜板式圧縮機における圧縮容
    量可変機構。 (3)スプールの伺勢方向と対向する圧力室は同圧力室
    側に設けられるボアと斜板室を挾んで対峙させて設けら
    れるボアの一つと連通させて設けて成る特許請求の範囲
    第1項に記載の斜板式圧縮機における圧縮容量可変機構
    。 (4)スプールの付勢方向と対向する圧力室は冷房負荷
    が大きい状態において吐出室と連通し、冷房負荷が小さ
    い状態において吸入室と連通ずる如く冷房負荷の変化に
    より開閉する電磁弁を介して選択的に連通可能に設けて
    成る斜板式圧縮機における圧縮容量可変機構。
JP57225641A 1982-12-22 1982-12-22 斜板式圧縮機における圧縮容量可変機構 Pending JPS59115480A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4878817A (en) * 1987-02-20 1989-11-07 Sanden Corporation Wobble plate type compressor with variable displacement mechanism
US5316447A (en) * 1991-11-28 1994-05-31 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Axial multi-piston type compressor having movable discharge valve assembly
WO1995021321A1 (fr) * 1994-02-04 1995-08-10 Takahiko Yoshino Moteur a pistons rotatifs dote d'un mecanisme de conversion entre le mouvement va-et-vient et le mouvement rotatif

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4878817A (en) * 1987-02-20 1989-11-07 Sanden Corporation Wobble plate type compressor with variable displacement mechanism
US5316447A (en) * 1991-11-28 1994-05-31 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Axial multi-piston type compressor having movable discharge valve assembly
WO1995021321A1 (fr) * 1994-02-04 1995-08-10 Takahiko Yoshino Moteur a pistons rotatifs dote d'un mecanisme de conversion entre le mouvement va-et-vient et le mouvement rotatif

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