JPS59114187A - ハツチカバ−の密閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ハツチカバーの防水は通常、カバーパネル下面のチャン
ネル材内に（接着剤で固着され）収装された、ゴムパツ
キンに押し込まれるコーミングの突起部によってはから
れている。つまり狭い面にＪこって圧縮されたゴムには
、かなりの機械的な圧力がかかっているのである。この
ことが、Ｊ！ｌｉｔや天候の影響と相俟って、ハツチカ
バーのゴムパツキンの寿命を縮める原因となっている。

カバーの種類によっては、閉動作の終段階及び開動作の
予備段階において、パツキンが突起部上を移動すること
も相当な摩耗の原因となる。またカバーが大きければ、
航海中のコーミングの動きのため、突起部にしっかり固
定されたパツキンはたちまち損傷してしまう。

このためゴムパツキンは時々取り替えなければならない
。パツキンの有効寿命は、保持の方法とその船の輸送地
域における天候状態にＪ：って決まる。このようなパツ
キンは、チャンネル材底部との間で漏れが起きないよう
、チ（・ンネル材に接着剤で固着されているのて、交換
するにはついも時間がかかってしまう。

１つの方法として、ゴムパツキンを突起部とかみ合わせ
るようにすれば、コーミング上面をふさぐことができる
が、この場合コーミングの構造は、非常に直線的で堅固
でなければならない。なぜなら、これまでのところコー
ミング構造のゆがみに適応するほど弾力性のあるパツキ
ンを備えるのは不可能だからである。

本発明の目的は上記した問題を解決し、突起部の動きに
よって摩耗することなくコーミングの頂面をうまく密閉
するような形をし、さらに必ずしも平らでないコーミン
グ表面を密閉するのに十分な可撓性を備えたパツキンを
提供することである。

パネルが閉じた時には、その内部圧が高まりチャンネル
材がパツキンを非常にきつく保持するので、パツキンと
チャンネル材底部間の漏れを防ぐために接着剤で固着す
る必要がなくなり、さらにコーミングの激しい動きを受
けた場合でも、パツキンは絶対にチャンネル材内でよじ
れＩＣすしない。

本発明による密閉装置は、パツキンの横断面の形が基本
的にはＶ字形をした下部と、浅いＵ字形の溝を備えた上
部から成り、パツキン内部には、その縦中心面を挾／υ
で向かい合う、縦方向に伸びる２本の通路が形成された
ことを特徴としている。

この結果、滑動中は接触面が狭く、最終段階ではパツキ
ンが確実に圧縮されて、突起部をまったく必要としない
のにもかかわらずコーミングに考えられる凹凸に適応で
きるのである。

下部の先端部の幅は、パツキンの最大幅の２０％以下で
あることが望ましく、Ｕ字形溝の幅は、少なくとも下部
先端部の幅の３倍あることが望ましい。

内通路は、その横断面が先細型で、下部のＶ字の両辺と
おおよそ平行に設けられるのが良い。通路の横断面は、
パツキンの縦中心面付近が最も幅広で、その幅が外方向
にい（に従い徐々に狭くなっているのが望ましい。

パツキンの幅は、高さを上回っているのが望ましく、ま
たパツキン上部の外方のかとは、パツキン上部のＵ字形
溝の底とだいたい同じ深さになるよう斜めに切断されて
いるのが望ましい。

パツキン下部の先端部の角度は比較的大きく、一方パッ
キン上部の形状を定める角度はそれよりはるかに小さい
方が良い。チャンネル材は実質的に上部全体を囲むよう
になっている。

パツキンは、確実に約５０〜５５のショア硬さになるよ
う、十分なブタディエンを含むゴム合成物で作られるの
が望ましい。

以下、添イー１の図面を参照しながら本発明を説明する
。

第１図は、本発明にＪ：る密閉装置がうまく利用され得
る型のハッヂカバーの一部を表１斜視図である。

第２図は、本弁明による密閉装置の横断面図、第３図は
、パツキン圧縮時の原理を表１説明図である。

第１図は、二】−ミンク１１で囲まれ、２組のカバーパ
ネルにＪ、って閉鎖できるハツチ開口部１０の一部分を
表わしている。そのうちの１絹のカバーパネル１２．１
３は、閉動作の途中の様子を表し、もう１組は、閉位置
にあるカバーパネル１４として示寸。

パネル１２は、コーミング横側にヒンジににつて連結さ
れる。１相のパネル１２．１３は、閉動作の初期段階が
実線で、後期段階が破線で示される。パネルの操作は、
既知の方法により任意に行なえばよく、ここに示す例で
は、パネル１２．１３の間でヒンジの働きもする液圧ア
クチュエータ１５によって行なわれる。

パネル１３は、その外方両端の車輪１６によって移動さ
れる。閉動作の終段階においては、パネルがほとんど水
平位置を占めると同時に、折り曲げパネル１４の方向に
押されるのは明らかである。

この水平、垂直合わせた動きの間、パネル１３に備わっ
たパツキンはコーミング上を滑る。もし、コーミングが
直立した突起部をもつ古いタイプのものであったら、相
当な摩耗の原因となっただろう。

設計によっては、コーミングを調整し、パネルが閉位置
に達した時車輪が凹部に落ら込むようにして、店接摩耗
を減らしているものもあった。

そうすると、閉動作中は車輪がパネルを運ぶので、車輪
が四部に落ち込むまでパツキンはコーミングとまったく
接触しないのである。しかしながら、こういった装置は
かなり高価で保持や維持費もかさむ。

本発明では、第２図に示すような密閉装置が用いられて
いる。この装置は、パネル下面の両縦辺に沿って段【ノ
られたヂＶンネル材１７から成っている。

ヂレンネル材１７は、幅が高さを上回り、そのチャンネ
ル口部は底部Ｊ：りも狭い。

チャンネル材内部には、弾力性のあるパツキン１８が収
装されるが、そのパツキンの幅は、高さを上回っている
のが望ましい。パツキンの横断面は、基本的にはＶ字形
で、上部１９と下部２０から成っている。下部２０の側
面はないに傾き合っており、先端部の角度（損色）αは
署しく大きい。

これはつまり、Ｖ字の先ｔａな先端部２１の幅がかなり
狭くなるということで、パツキンの最大幅の２０％以下
になるのが望ましい。その先細な先端部は、コーミング
との接触面の働きをしており、閉動作中は摺動抵抗を少
なくし、最終段階では効果的に圧縮されるようになって
いる。

パツキンの上部１９は、チｔ７ンネル材１７にうまく収
まるように形成され、その中に、接着剤を使わずに保持
される。そのＶの形は、かなり小さな角度βに調整され
た両面によって定められる。

上部の上向きの面には、縦方向に伸びる溝２２が形成さ
れる。この溝の幅は、パツキンの幅のかなりの部分を占
め、下部の先端部２１の少なくとも３倍はあることが望
ましい。

パツキン上部の両かど部２４は、溝２２の深さとだいた
い同じになるよう、一部が斜めに切断される。

２本の通路２３はそれぞれ、パツキンの上、下部１９．
２０間の境界付近を縦に貫通しており、パツキンの縦中
心面を挾み向かい合う位置にある。

両通路共、横断面は先細型で、隣接した、パツキン下部
のＶ字の側面とＪｊおＪ：そ同じ傾きになるよう位置し
ている。

通路２３の横断面は、縦中心面付近の幅が最も広く、外
方にいくに従い狭くなっている。

パツキン１８は、確実に約５０〜５５のショア硬さにな
るよう、十分なブタディエンを含むゴム合成物によって
作られる。ブタディエンは、滑動特性を高め、さらに、
パツキン材を従来のものよりも硬くするので、直立した
突起部をまったく用いなくとも完全な密閉がはかれるの
である。

圧縮時にＪ３けるパツキンの機能を説明するため、溝２
２の底面を含む水平面をＡ−Ｂで示し、チャンネル材１
７のすぐ下にあるパツキンの上部と下部の境界面を（＞
Ｄで示す。

第３図にかど部△−Ｂ、Ｃ−Ｄを移ず。実線の部分は、
荷重がかかいない状態のパラ４：ンを図式％式％ 点Ｅはパツキン下部の先端部２１を表わし、点Ｆは溝２
２の底部中心に位置している。

パツキンが完全に圧縮されると、点Ｅは新たな位置Ｅ′
に移動し、同時に溝底部はチャンネル材の底面に押しつ
けられるので、その中心点は新たな位置Ｆ′に移動する
。そして通路２３は完全にふさがれＣしよう。

点ＣどＤは外方に押されるが、これはチャンネル材の側
壁に対する圧力が強まるということである。点へと８も
よＩｃいくらか外方に押され、このために、切り取られ
た両かどの空隙がふさがれて、パツキンがヂＩｌンネル
材を完全に埋めてしまう。

そして、作動状態においては、コーミングと連絡する接
触面は、パツキンがまだ閉鎖時の圧力を受けていない第
２図の状態よりも、当然広くなるのである。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本弁明による密閉装置がうまく利用され得る
型のハツチカバーの一部を表わ１斜視図である。第２図
は、本発明による密閉装置の横断面図、第３図は、パツ
キン圧縮時の原理を表わす説明図である。 １２．１３．１４・・・ハツチカバーパネル、１７・・
・チャンネル材、１８・・・パツキン、１つ・・・パツ
キン上部、２０・・・パツキン下部、２１・・・パツキ
ン下部先端部、２２・・・Ｕ字形溝、２３・・・通路、
２４・・・かど部。 特許出願人　ナヒーレ　カーゴ　ギＡ７　　インターナ
ショナル　アクテイーボラーク ＯＱ く　　　Ｕ の

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　弾力性のあるパツキン１８を収装し、閉動作の終
   段階に水平、垂直合わせた動きをするハツチカバーパネ
   ル１２〜１４に備えられたチ１ｒンネル月１７から成る
   密閉装置において、パツキン１Ｂの横断面の形状が、基
   本的にはＶ字形をした下部２０と、浅い０字形溝２２を
   もつ−Ｆ部１９から成り、パツキン内部には、その縦中
   心面をはさｌυで向かい合う位置に、縦方向に伸びる２
   木の通路２３が形成されたことを特徴どするハツチカバ
   ーの密閉装置。 ２、　下部２０の先端部２１の幅が、パツキン１８の最
   大幅の２０％以下であるＣとを特徴とする特許請求の範
   囲第１項に記載のハツチカバーの密閉装置。 ３、　　ｔＪ字形溝２２の幅が、少なくとも下部先端部
   ２１０３倍の幅があることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項または第２項に記載のハツチカバーの密閉装＠。 ４、　通路２３の横断面が先細型で、上記下部Ｖ字形の
   側辺とほぼ平行になるように形成したことを特徴とする
   特許請求の箱［７ＪＩ第１項〜第３項のい　−づれか１
   つに記載のハツチカバーの密閉装置。 ５、　通路２３の横断面が、パツキン１８の縦中心面付
   近が最も幅広で、その幅が外方にいくに従い徐々に狭く
   なることを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載のハ
   ツチカバーの密閉装置。 ６、　パツキン１８の幅が、その凸さを上回っているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項〜第５項のいずれ
   か１つに記載のハツチカバーの密閉装置。 ７、　パツキン上部の外方のかど部２４が斜めに切断さ
   れて、パツキン上部の０字形溝２２の底面とほぼ同じ深
   さになっていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   一・第６項のいずれか１つに記載のハツチカバーの密閉
   装置。 ８、　パツキン下部２０の先端部の角度αが比較釣人ぎ
   り、一方、パツキン上部１９の形状を定める両側角度β
   がそれよりはるかに小さく、さらに上部１９全体が実質
   上チャンネル材１７内に収まるようになっていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項〜第７項のいずれか１
   つに記載のハツチカバーの密閉装置。 ９、　パツキン１８は、確実に約５０〜５５のショア硬
   さになるよう、十分なブタディエンを含むゴム合成物に
   よって作られていることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項〜第８項のいずれか１つに記載のハツチカバーの密
   閉装置。