JPS5911024B2 - 側溝、横断用溝蓋の製造法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、道路及び下水道の側溝用、横断用の溝蓋の製
造法に関するものである。

従来、この種の溝蓋はＬ型鋼又は帯鋼を角形額縁状とし
た外枠体内に帯鋼等による隔壁板の複数枚を同一ピッチ
で平行に溶着し、その上面の適所に隔壁板と直交する補
助杆を載置して、外枠体及び隔壁板の上面と、補助杆の
接合部を接圧機によって加圧、加熱して上面が同一平面
になる如く溶着しているが、溶接設備に多額の費用を長
ずる欠点があった。

Ｌ型鋼又は帯鋼を角形額縁状とした外枠体内に上縁適所
の同一位置に半円状の補助杆挿嵌溝を設けた隔壁板の複
数枚を同一ピッチで平行に溶着し、補助杆挿嵌溝内に断
面が半円状の補助杆を挿通して隔壁板と補助杆の接合部
及び外枠体と補助杆の両端部を溶着した溝蓋は、隔壁板
と補助杆の溶着部が弱く、振動、衝撃等により離脱する
欠点があった。

本発明はこれらの欠点を除去する溝蓋Ｏ製造法に係るも
ので、以下本発明を図に示す実施例によって説明すると
、平鋼板による隔壁板１は上縁に周面が接する円形状の
補助杆挿嵌孔２を適所（図は中央に１ケ所の場合を示す
）に穿設する。

適枚数の隔壁板１，１・・・の補助杆挿嵌孔２，２・・
・を一直線上に揃え、該挿嵌孔２より僅かに小径の丸棒
状の補助杆３を挿通して、Ｌ型鋼又は平鋼板を角形額縁
状に形成した外枠体４内に隔壁板１．１・・・を同一ピ
ッチで平行に配置し、その両端を外枠体４の側壁内面に
溶着し、隔壁板１，１・・・と補助杆３の接合部及び外
枠体４の内側面と補助杆３の両端部を溶着するものであ
り、補助杆３を２本以上使用する場合は実施例に準ずる
ものである。

本発明は一般工場に於て使用されている溶接機の利用に
より容易に加工出来るので設備費は安く、量産も町能で
あり、且つ隔壁板と補助杆の接合部は、補助杆の周面が
補助杆挿入孔の内周面に囲繞された状態で溶着されてい
るので、振動衝撃によって隔壁板と補助杆が離脱するこ
となく、極めて安全である等優れた効果を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により施工された側溝、横断用溝蓋の斜
視図、第２図は第１図のＸ−Ｘ部拡大断面図である。 １・・・隔壁板、２・・・補助杆挿嵌孔、３・・・補助
杆、４・・・外枠体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上縁に周面が接する円形状の補助杆挿通孔を穿設し
   た隔壁板の複数枚に、該孔を貫通する丸棒状の補助杆を
   挿通して、Ｌ型鋼又は平鋼板を角形額縁状とした外枠体
   内に挿入し、隔壁板を同一ピッチで平行に配置してその
   両端を外枠体の側壁内面に溶着し、隔壁板と補助杆の接
   合部及び外枠体と補助杆の両端部を溶着する側溝、横断
   用溝蓋の製造法。