JPS59110199A - 電波吸収体の形成方法 - Google Patents

電波吸収体の形成方法

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JPS59110199A
JPS59110199A JP21844082A JP21844082A JPS59110199A JP S59110199 A JPS59110199 A JP S59110199A JP 21844082 A JP21844082 A JP 21844082A JP 21844082 A JP21844082 A JP 21844082A JP S59110199 A JPS59110199 A JP S59110199A
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radio wave
wave absorber
layer
adhesive
coating layer
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進 武田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電波吸収体の形成方法に関するものであって
、特に電波を反射する障害物にその障害物の存在する現
場で均一かつ肉厚の電波吸収体を形成できるようにした
方法に関する。
最近、高層建造物にかこまれた地域では、この建造物に
反射した電波によりテレビジョンにゴーストが見られる
ことが知られているが、船や飛行機に備えたレーダーに
おいても、その使用する雷。
波のマイクロ波が例えば船の場合マストや海上の建造物
のような障害物により反射すると、目標物を正確にとら
えることができないことがある。この現象を改善するた
めに、電波障害となる障害物に電波を吸収する吸収体を
設けろことが知ら尤7いる。この吸収体には、従来、電
波を吸収できる材料から主唱して構成される液状塗料を
障害物に塗布し、これをくり返して層状構造にしたもの
や、あるいはこの同じ材料を主として用いた成形物を積
み亀ねることにより層状構造にしたものが知られている
ところで、船や飛行機のレーダに使用されるマイクロ波
を吸収してその反射を少くするためには、和尚する波長
に応じて少くとも数ミリメートルの厚さを必要とする。
そのためこのような肉厚の被覆体を上記塗料により形成
しようとすると、塗料に含ti、る粒子の粒径が大きい
と吹付は塗装の場合ノズルにつ1す、刷毛塗りの場合流
動性が悪いの7゛その流径は1μ以下であるため、1回
の塗装で得られる塗膜の膜厚け20μ以下になる。その
ためそのくり返し塗装回数が多くなり作業性が極めて悪
い。また、塗料ははけ塗りあるいは吹付けのいずれによ
り塗布するにしても、その流動性を有していなければな
らないので、被塗装面が垂直面や曲面である場合には、
塗料が低い方に垂れ流れ、膜厚の塗膜を得られないのみ
ならず、膜厚を均一にすることも期し難い。このように
膜厚の一定しない塗膜を積層して電波吸収体を構成(2
、厚みに不均一な部分が生じると、肉厚の薄いところで
は周波数によっては急に吸収の減少する電波があるので
、電波吸収体の肉厚を一定にすることは極めて重要であ
る。
特に、波長が数ミリメートルのマイクロ波になると、塗
装が例えば刷毛塗りにより行われるとき、塗膜に刷毛目
が生じるように数ミIJメートル程度の凹凸が′生じる
ことがあるので、その吸収性に著しい相違と生じること
になる。これは電波吸収体の肉厚が薄いものほど効果に
大きな相違が生じることになり、このためにも電波吸収
体の肉厚を厚くする必要もあった。
一方、上記成形物を積層する構造のものは、例えばゴム
に電波を吸収できる材料を練り込んで成形物を作製し、
これを積層するようにすれば、成形物は工場生産が可能
であるので、肉厚の均一かつ厚い成形物ができる。した
がって、これらの積層体も肉厚の厚い均一なものができ
る。しかし、成形物単体を障害物の具体的曲面や形状に
沿って並べることは、規定された平面や曲面に対しては
容易であっても任意の曲面や形状に対しては完全に覆い
尽せないところが生じるのを避けることができない。
本発明は、以上のように、従来の塗装法や成形物によっ
ては構造物の具体的曲面やその他の形状に沿って均一か
つ肉厚の電波吸収体を簡単な方法により得られなかった
点を改善するために、接着剤に誘電体、磁性体、導電体
の電波吸収用微細体を散布して固着させ、これにより肉
厚の厚くかつ均一な″$覆層の形成を可能にし、かつこ
の被覆層に使用する誘電体、磁性体、導電体の選択組合
せとこの被覆層の積層配列により製造容易で効果的な電
波吸収体の形成方法を提供するものである。
そのために本発明の電波吸収体の形成方法は電波を反射
する障害物に電波を吸収する材料を被覆して電波吸収体
を形成する方法において、上記障害物の被覆される面に
少くとも一定時間粘着性を有する接着剤を塗布し、この
塗布した接着剤に誘電体、磁性体、導電体、微細体のう
ち少くとも誘電体及び/又は磁性体の微細体を散布し、
この散布した微細体のうち遊離している微細体をとり除
いて被覆層を形成し、この被覆層の単層を上記電波吸収
体とするか又はこの被覆層にこの被覆層と同様に上記接
着剤及び微細体により形成した他の1又は2以上の被覆
層を積層して上記電波吸収体とし、この電波吸収体の電
波吸収を上記誘電体、磁性体、導電体により形成される
各被覆層の複素誘電率、複素透磁率の選択組合せ及びこ
の被覆層の積層配列により制御する電波吸収体の形成方
法を提供するものである。
次に本発明を詳述するに先立ち、上記被覆体の設計原理
を第1図にもとづいて簡単に説明する。
いま、第1図に示すように、導体板1′にN個の層が積
層され、各層の複素誘電率をεi−ε、′+jε、′複
素透磁率をμm=μ:+jμ【とし、周波数f、角周波
数ω=2πfとすると、第1番目の層の伝搬定数γ、は 7.= QJJ6.−p、−ωJ (εi+ j ei
 Xμm′+ j tL、# )  (1)となる。甘
た、この1層の波動インピーダンスはである。
一方、電波の垂直入射の場合を分布定数線路理論により
扱うと、i層のi−1層側のここから導体板1側を見た
入力インピーダンスは、各層の厚みをdiとすれば、 として与えられる。但しN+1層は導体であるから、z
N+1−〇(4) である。(3)式から電波入射面である第1層の入力イ
ンピーダンスは、 となり、この入射面の反射係数は、 となる。但し、Zoは自由空間波動インピーダンスであ
り、 で与えられる定数である。
上記において、Flの絶対値IF11の最小値を求めれ
ば、電波の反射は最小になり、第1層〜第N層で吸収さ
れる電力量は最大になる。このIFllを求めるには、
(6)式、・のパ第1層の入力インピーダンスZ1を(
5)式より求め、つづいて(5)式の第2層の入力イン
ピーダンス為を(3)式により求め、以下順次(3)式
にしたがって、第3層、第4層・・・・・・第N層9人
カインピーダンスを求める。この際各層の入力インピー
ダンス2.を求めるとき、その層の波動インピーダンス
Z。lは(2)式により求められ、伝搬定数γIは(1
)式により求められるので、上記IF11を求めるには
、各層のε2.μ、、d1を定めれば良いことになる。
ここで、ε、はその実数部ε1′が誘電率をあられし、
虚数部εi′は導電率に比例する。μmも同様に犬数部
μm′が透磁率をあられし、虚数部μ、IIは導電率に
比例する。
次に本発明を第2図ないし第3図にもとづいて詳細に説
明する。
@2図において、(1)例えば金属板からなる基材1に
接着剤2を塗布し、(2)この接着剤2が粘着性を有す
る間に上記電波吸収用微細体3を散布する。
ついで、接着剤2に付着しないで遊離している微細体を
例えば基材1を反転させて振り落すか、電気掃除器のよ
うな吸引器により吸引してと9除く。
このようにして、(3)第1層の被覆層が形成される。
(4)この第1層に上記(1)と同様に接着剤2を塗布
し、(5)上記(2)と同様に電波吸収用微細体3を散
布して上記(3)と同様に接着剤2に付着しない微細体
をとり除き、第2層の被覆層を形成する。(6)以下同
様のことをくり返すと、第1層、第2層・・・・・・第
N層の被覆層を積層した電波吸収体が形成される。この
後、(力量上層の表面に上塗り塗料を塗布する。
この上塗りをするのは上記電波吸収体を保護するためと
美装化するためである。世し2この上塗り塗装はしない
こともある。
本発明に用いる電波吸収用微細体は、上記複素誘電率を
有する誘電体、上記複素透磁率を有する磁性体で構成さ
れる。
上記誘電体の微細体には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、テフロンのような合成樹脂の粒状体、酸化チタン、
チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチューム、リン酸
カルシウムの如き無機塩のような粒状体、さらには繊維
、カーボン、り°ラファイトのような粒状体、又はこれ
らのチョツプドストランド(繊維状のものを細切れにし
たもの)が例示される。また、上記接着剤のような樹脂
層も自まれる。
一ヒ記磁性体の微細体には、MBZn系あるいはN、 
−Zη−〇〇系フェライト、F、−8,合金のケイ素鋼
、F@−#合金のアルパーム、F、−8,−A1合金の
センダス) 、F、−N、合金のパーマロイ、純鉄、ニ
ッケルのような粒状体が例示される。
上記各誘電体、磁性体は、上述のように、それ自体で導
電率に比例する虚数部εr1μm′を有するものでも良
いが、これらの67、μm′がほぼ0であって、誘電率
61′、透磁率μm′のみを有するものでもよい。
この後者の場合、吸収された電波の電力は熱となって消
失式しる必要があるので、上記電波吸収体のいずれかの
層、少くとも基材1に近い層には導電体を含有させる。
この導体としては、鉄、銅。
黄銅、ニッケル、アルミニウム、ステンレススチールの
ような金属粒状体が例示される。
上記誘電体、磁性体、導電体の微細体の大きさ+i、v
波吸収能力に直接関係しないが、これらが層をなすとき
含まれる空気の割合が変るので、これによりこの層の複
素誘電率、複素透磁率に影響を与える。また、これらの
機箱1体の大きさは、第2図に示す各被籾層の厚みに影
磐を与え、均一で大きいものほど被覆層は厚く、均一に
なる。例えば、上記粒状体を篩分けして18メツシユパ
スのものを選択すると、粒径は最大980μとなるから
、この粒状体をしき詰めた1層のみで約1間の厚みとな
り、塗料の塗布でid得ら力、ない肉厚の被覆層が一挙
に得られる。このことから上記粒状体の粒径ば0.1層
以上を使用し11、上記誘電体のチョツプドストランド
は、断面径1ないし100μ。
長さがその5ないし300倍のものが好しい。上記粒状
体及びチョツプドストランドは、チューブミル、ハンマ
ーミル、ボールミル、ロットミルのような機械粉砕機、
あるいは化学粉砕法により粉砕され、一定ので7径のも
のが篩分けして使用される。
本発明に用いる接着剤は、エポキシ樹脂系、フェノール
m脂系、ポリウレタン系、不飽和ポリエステル系のよう
な熱硬化性接着剤や、ビニル樹脂系、アクリル樹脂系の
ような熱可塑性樹脂、さらには合成ゴムが使用されるが
、これに限らず上記電波吸収用微細体を固着できるもの
は全て金線れる。このうち、上記熱硬化性樹脂は、−熱
硬化させれば溶剤により溶解しないので、被&屑が積み
重ねられていく過程で、後の層の接着剤に含ii′Lる
溶剤による溶解を防止できる。この接着剤層は、上記電
波吸収用微細体を散布し余分なものを除去したのち一層
毎に加熱固化しても良いが、接着剤が溶剤や反応生成物
を揮散しないときは未硬化のまま十貫己被覆層を積層す
るようにしても良い。上記接着剤の塗布方法は、刷毛塗
り、スプレー塗装、1iai、ロールコート、フローコ
ートのような通常の接着剤塗布方法が用いられる。
上WF[のように[7て電波吸収用微細体は接着剤によ
り固着さハて被覆層が形成され、この単層でも用いらt
Lるが、通常この被覆層が複数NF#層されてπ1波吸
収体が形成される。この場合どの層にどの誘電体及び磁
性体を用いるか、いくつの層にするかは上記+r+を小
さくする観点から選択される。
次に本発明の実施例を比較例とともに説明する。
実施例1、 厚さ08羽、大きさ300隨×300朋の冷延fJ[に
、エピコート828(シェル化学製エポキシ樹脂の商品
名)100部、ラッカマイトWH−036−S (犬日
本インキ化学工業ψ515ポリアミド樹脂の商品名)5
0部、トルエン15部からなる均一溶液のエポキシ系接
着剤を刷毛で均一に塗布する、この上にMn −Zn系
フェライト3100B(東北金居■製フェライトの商品
名)(ボールミルで24時間粉砕した後の16〜42メ
ツシユ、真比重4.8のもの)を篩で散布17た後、接
着剤に付着し々いフェライトを真空掃除器で軽く吸引し
てとり除き、ついで熱風乾燥器で70℃、30分間加熱
乾燥する。これにより被覆層が形成される。
同様に上記のことをさらに2回くり返して、3層からな
る被覆5者を形成する。そして、さらに上記エポキシ系
接着剤を上塗り塗装し電波吸収体を得る。
実施例2゜ 実施例1において、第1被覆層及び第2被覆層にフェラ
イト3100 Bの代りにフェライト3100B(16
〜42メツシユ)100部と黒鉛5AD−2(日本カー
ボン偕)製黒鉛粉末の商品名)(28〜100メツシュ
篩分級品、粒径140〜570μ、真比重21)100
部の混合′吻を用い、真空掃除器を用いる代りに基板を
反転させて上記フェライト、黒鉛の遊離しているものを
とり除くが、その外は実施例1と同様に操作する。
実施例3 実施例1において、第1被覆層にフェライト3100B
16〜42メツシュ粒状体70部と黒鉛5AD−2、:
30部との混合物を用い、その外は実施例1と同様に操
作するが、上塗り塗装を行ゎ乃いで、上記フェライト8
0部とフローセンG401(製鉄化学(l!19製低密
製水密度ポリエチレン名)(粒度50〜75メツシユ、
粒径180〜279μ)20部の混合物を上記フェライ
トと黒鉛の混合物の場合と同様に3回くり返して積層し
、合計3層の被覆層を形成し、最後に上塗り塗装する。
比較例1゜ フェライト3100B(ボールミルで24時間粉砕した
後の325メツシュ篩通過分、粒子径45μ以下の粒状
体で、真比重4.8のもの)66部、エピコート828
.7.3部、ラッカマイトWHO−036−83,7部
、セロソルブアセテート12部をボールミルに仕込み、
24時間運転する。この後セロソルブアセテート11部
をさらに加え均一になるまで攪拌して塗料を得る。上記
実施例で用いた基板と同じ基板にバーコータ+70(7
0線)を用いて上記塗料を塗布し、熱風乾燥器で70℃
、30分乾燥する。これをさらに2回くり返し7.3つ
の被覆層からなる電波吸収体にする。
比較例2゜ 上記比較例1で用いたフェライト65部、ケッチェンブ
ラックEC(ライオン・アクゾ社製カーボン、粒子径3
0μ以下、見掛比重0.15)1音臥エピコート828
.7.3部、ラッカマイトWHO−036−33,7部
、セロソルブアセテート12部から方る塗料を比較例1
と同様に塗布して3層の被覆層を形成し、さらに比較例
1の方法により3層のフェライト被覆層を形成した電波
吸収体を得る。
比較例3 比較例1で用いたフェライト53部、フローセンUF−
4,(製鉄化学(41製低密度ポリエチレンの商品名)
(微粉末で粒径40μ以下)13部、エピコート828
.7.3部、ラッカマイトWHO−036−83,7部
セロソルブアセテート12部からなる塗料を得る。比較
例2の方法により3層の被覆層を形1及し、この後上記
塗料を用いて比較例2と同様に操作し、さらに3層の被
覆層を形成しまた雷、仮吸収体を得る。
これらのことを表に示す。表1では使用した電波吸収用
微細体の種類及びその関係、表2(イ)、(ロ)では各
被覆層、電波吸収体の構造を示す。表1で○と1コはそ
れぞれ2個のとき該当する物の混合物を示[−1○は口
より先に形成された被覆層に含まれることを示す。また
、「○被覆回数」は○印に該当するものからなる被覆層
の被覆回数を示す。
「口被覆回数」についても同様である。表2(イ)。
(ロ)で層は(nJ番目の被覆層かを示し、接は接着剤
、−上塗は上塗り塗装嗅、)はフェライト、フ・黒はフ
ェライトと黒鉛の混合物、フ・ポはフェライトとポリエ
チレンの混合物、樹は塗料中の樹脂を示す。
上記のようにして作製された電波吸収体について、第3
図に示す装置により電波の吸収性能をしらべる。これを
行うには、マイクロ波掃引発振器11により6GHzか
ら12GE’lzまでの電波を発振し、これをマイクロ
波ホーン12よシ放射する。この電波を、はじめ金属板
13に反射させる。つぎに、これをマイクロ波ホーン1
4により受信してマイクロ波電力測定器15により電力
を測定する。この電力値は記憶処理装置16で各周波数
毎に校正されて各周波数毎に一定値となって記憶される
つぎに上記実施例1〜3、比較例1〜3により電波吸収
体を形成した基板をそれぞれ試験片とし、それぞれの試
験片を上記金属板の代りに用いる。
このようにすると、上記と同様の動作により、各周波数
毎の反射波の電力値が校正されて記憶処理装置16に記
憶される。つぎにこの記憶した値と上記金属板のときの
一定値との比がこの記憶処理装置16により求められ、
ディジベル(dB)に変換される。そしてこのディジベ
ルがX−Y記録計重たにディスプレイ装置17に各周波
数に対応して記録又は表示される。この結果を表2(イ
)、(ロ)に示す。表2の数字1d ] OGFIzか
ら1.2GFlzの平均値である。
表19表2(イ)、(ロ)から、同種の材料を使用し、
同数の被覆層を形成し7ても積層された被覆層全体では
各実施例のものは対応する比較例に対して数倍の厚みを
有し、この厚みが2 mWに近似できることがわかる。
これは粒径の相違によるものであり、との粒径を均一に
すれば、被覆層の厚みも均一に形成でき、したがって電
波吸収体の厚みも均一にできる。このように肉厚で厚み
の均一な電波吸収体が形成される結果、電波吸収性能は
比較例に比べ顕著な相違を示している。
(之の員メ下奮白) 表1 表2(伺 表2(ロ) なお、上記実施例では微細体を自然落下により散布した
が、この微細体を空気により吹と付けて散布しても良く
、また、上記実施例のように接光剤を塗布することなく
、この接着剤と微細体を同時1 flは少し時間をおい
て吹付けるようにL7ても良し1゜こrLらの吹付けの
方法は垂直面に電波吸収体を形成しやすくする。
なおまた、上記実施例では電波吸収用微細体の大きさは
均一であったが、これらの微細体の粒度(チョツプドス
トランドの場合には径の長さ)は異なったものと混合し
ても良く、また電波吸収用微細体bZこれらより電気的
、磁気的性質の少い粒子を混合し、積層する被覆層に順
次複素誘電率、複素透磁率の濃度勾配を設けることによ
り上記lrl’c最小にさせるようにして電波吸収効果
を向上させ、あるいは広帯域化させることができる。
賛だ、同一の被覆層であっても、磁性体、誘電体、導電
体を局部的に密度をかえて含有させたり、これらの粒子
径やチョツプドストランドの径又は長さを局部的に変え
ることにより、電波吸収に適[7た平面パターンあるい
は著しい凹凸面を作ることにより電波吸収効果に特徴を
持7bせることかできる。
以上説明(〜たように、結局、本発明によれば、接着剤
に電波吸収用微細体を散布し、遊離状態の微細体をとり
除いて被覆層を形成(〜だから、微細体の大きさを適宜
選択すれば、西宮の塗料の塗布では得られないような肉
厚の被覆層を形成できるとともにこの厚みを均一化する
こともできる。そして、この被覆層は電波を反射する障
害物の曲面やその他の形状に沿って簡単に形成されるの
で、僑や建物の建造物における現場施工も容易であるー
このようにして形成された被覆層を積層して電波吸収体
にすると、この電波吸収体の肉厚は厚く、均一であるた
め、電波は広い周波数にわたって極端に差を生じるよう
近ことなく吸収される。さらに、この電波の吸収性は、
被覆層の複素誘電率、複素透磁率を選択、組合せ及びこ
の被覆層の積層配列により最大にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電波吸収体の構成を示す図、第2図は本発明の
電波吸収体の形成方法を示す概略説明図、第3図I″i
電波の吸収を測定する装置である。 し1中、]は基材、2は接着材、3は微細体である。 昭牙ロ57年12月 15日 発  明  者   武  1)    進第1図 7′ 第、2図 13図 7

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電波を反射する障害物に電波を吸収する材料を被
    m t、て電波吸収体を形成する方法において、上記障
    害物の被覆される面に少くとも一定時間粘着性を有する
    接着剤を塗布し、この塗布した接着剤に誘電体、磁性体
    、導電体の微細体のうち少くとも誘電体及び/又は磁性
    体の微細体を散布し、この散布した微細体のうち遊離し
    ている微細体をとり除いて被覆層を形成し、この被覆層
    の単層を上記電波吸収体とするか又はこの被覆層にこの
    被覆層と同様に上記接着剤及び微細体により形成した他
    の1又は2以上の被覆層を積層して上記電波吸収体とし
    、この電波吸収体の電波吸収を上記誘電体、磁性体、導
    電体により形成される各被覆層の複素誘電率、複素透磁
    率の選択組合せ及びこの被覆層の積層配列によシ制御す
    ることを特徴とする電波吸収体の形成方法。
  2. (2)微細体の大きさを一定にしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の電波吸収体の形成方法。
  3. (3)接着剤は微細体の散布時に粘着性を有し、散布後
    に硬化することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記−載の電波吸収体の形成方法。
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