JPS59107969A - ジルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾルおよび製造方法 - Google Patents

ジルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾルおよび製造方法

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JPS59107969A
JPS59107969A JP57215208A JP21520882A JPS59107969A JP S59107969 A JPS59107969 A JP S59107969A JP 57215208 A JP57215208 A JP 57215208A JP 21520882 A JP21520882 A JP 21520882A JP S59107969 A JPS59107969 A JP S59107969A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ジルコニアに酸化イツトリウムを3〜10m01/n%
固溶させた多結晶体セラミックスが、最近ファインセラ
ミックス、特に自゛動車排ガス用や溶鋼用の酸素センサ
ー並びにエンジン内張等の高強靭性などとして使用され
始めている。これらはジルコニアの正方または立方型固
溶体結晶の特性を利用するもので、Y2O3の他、Ca
、Mg、およQ:’ScやYb 。
La、Nd、Gdなとの稀土類元素の酸化物が同様な効
果を持つことが知られている。
これらの固溶体ファインセラミックスの”A造。
特に強靭性や耐熱衝撃性のジルコニアセラミックスでは
均一な立方型または正方型固溶体微粒子の調製か最重要
課題であり、出発原料が300A 以下の超微結晶でか
つ強固な2次凝集粒子を形成していないことか特に望ま
れているか、従来このような固溶体単結晶超微粒子の分
散したゾルは生成されていない。
現在ジルコニア系固溶体微粒子の一般的裂造方法はジル
コニウムと他の金属の混合塩または混合水酸化物を数百
°Cて仮焼熱分解するものである。
しかしこの方法では出発塩や水酸化物の形骸が残り、粗
大な2次凝集粒子しか得られず2機械的摩砕が不可欠で
あり、また純度を保って500A以下に分散した状態に
することはほとんど不可能である。現在知られている最
も優れた固溶体微粒子は混合アルコキシドの加水分解に
よって生成する非晶質ゾルを乾燥、仮焼するものである
が若干の粒子凝集は不可避である。また結晶性の微粒子
を溶液中に生成、させる方法として水溶性ジルコニウム
塩の常圧下での加熱加水分解および水熱加圧下での加水
分解が知られており、何れも結晶性の微粒子の分1枚し
たツルを与えるが、生成結晶は単斜型であり、  11
価または111価の塩基性金属イオンを共存させて加水
分解しても析出物はそれらを固溶した正方型もしくは立
方型結晶とならす、単斜型結晶しか得られていなかった
。最近に到り、この方法を改良して、共沈水酸化物をP
HIQの塩基性領域で190°Cに水熱処理することに
よって固溶体結晶微粒子を調製可能であることか報告さ
れた(Trans、 J、 Br1t、Ceram、 
Soc、、 79105 (1980))。
しかし反応生成物は1500±35Aとかなり粗粒であ
り、しかも共沈水酸化物の形骸が残り2組成は必ずしも
均一でなく、孤立した単結晶微粒子とならないことは」
1記の報告の記載からも明らかである。
本発明は」二連したジルコニウム塩の加熱加水分解法(
PH3以下の低PH領域)と共沈水酸化物の高温水熱反
応法(PHIOの高PH領域)の中間領域に。
正方型または立方型の固溶体単結晶超微粒子の生成領域
のあることを発見し、300A以下のほぼ均一粒径の孤
立したジルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾ
ルを始めて生成したものである。すなわち、含水状態の
水酸化ジルコニウムおよびイツトリウム、スカンジウム
、稀土類元素の少くとも1種を含む水酸化物の共沈物を
含量で0.2m01/6以上の割合で含有し。
そのPH値が6〜9の範囲にある混合懸濁液または糊状
物を80〜180°Cの温度に加熱し、十分な時間保持
した後これに十分量の強酸を加えて可溶性の非晶質部分
を溶解分離除去することを特徴とするものである。この
方法によって生成するツルは従来如何なる方法によって
も生成されなかった種類のものであり、後述するように
極めて優れた特性と応用を持つものである。なお」二連
において、水酸化ジルコニウム、ジルコニア等の言葉は
、普通に含有される10%以下のHf02およびその他
の微量不純物を含有する一般的な意味のものを含めて意
味することは勿論である。
本発明方法においてPHの調製の仕方は任意であるが、
水酸化物生成時の過剰のNH4OHに対し当量より幾分
多い程度の塩化ジルコニルなどの塩化物を添加するのが
便利である。混合懸濁液の液体部分のPH値が9以」二
の塩基性領域では前述の文献(Trans、 J、 B
r i t、 Ceram、 Soc、 79.105
 (1980))からも明らかなように比較的高温処理
を要するのみならず、水酸化物の形骸を残し完全に孤立
した超微粒子を得ることはできない。またPH5以下で
は析出結晶はイツトリア等を固溶し難く、正方j17j
Jまたは立方型となることなく単斜型のジルコニアが析
出してしまう。
詳細は明らかではないが、PH6〜9の領域では珈晶質
の含水状態共沈水酸化物の各所で局部的な溶解・析出過
程もしくは局部的な微小結晶化過程が起るものと考えら
れ9強酸処理は残余の非晶質部分を溶解することによっ
て完全に孤立した7 Me(結晶粒子のみを分散状態で
残すものと思われる。
加熱処理温度は80°C以−ドでは生成に長大な時間が
要し経済的にも実際的でないっ 一方180”C以」二
では反応時間は短縮されるが、装置および処理費が高価
となるばかりでなく生成結晶が粗大となり。
且イツトリアが固溶体となり難く、単斜型が析出し、生
成物は組成2粒度ともに不均一となる。本発明方法にお
ける実際的温度範囲は80’C〜180’Cであり、最
も初率的経済的な温度範囲は90’C〜120’Cであ
る。
本発明方法では溶液から酸化物固溶体結晶の生成か進行
しても、母溶液中のジルコニウム並びに添加金属の成分
は固溶体酸化物結晶の析出によって大きく変化せず、生
成完了時でもPH値は7付近にあり、常に出発条件に対
応してほぼ一定の組成の固溶体結晶が生成するものと考
えられる。
本発明の最大の特徴はジルコニア系の正方型または立方
型の固溶体が、完全に孤立した単結晶の超微粒子として
分散状態で得られることである。
この様なものは従来全く得られていないし、報告もない
。しかしながら孤立化超微;位予であることは以下に述
へるように極めて優れた特徴を持つのである。
本発明によって得られるジルコニア系固溶体単結晶超微
粒子ゾルは完全に孤立化した超微粒子から成るので、凝
集、解膠が容易であり、簡単に水系あるいは有機溶媒系
の濃厚ゾルを得ることができる特徴を持つ。例えば生成
する水系ゾルに塩酸を加え軟凝集沈降させ、濾過脱水し
、アルコールで洗W[1後、乾燥したゲル状物は水また
は水系の調合物1月と容易に分散する特性を持つ。従っ
て従来得られなかった50%以」二の高濃度ゾルが容易
に調製でき、また例えば水性のイj゛機高分子溶液中に
分散させて繊維状もしくは薄膜状に成形し、乾燥。
脱脂、焼成すれば、正方型またはヴ方型のジルコニア系
固溶体の緻密な多結晶繊維や多結晶膜または薄板を得る
ことが可能である。しかも成形時。
従来得られた如何なるジルコニア系固溶体多結晶繊維や
フィルムよりも緻密であり、@粒子組織であり、均一で
あるので、焼成温度は700〜1300°Cと極めて低
温で済み、焼結体の組織も02μ 以下と極めて超微粒
子が可能等の優れた特徴を持つ。
本発明ツルは完全孤立化超微粒子から成るので。
電気泳動電着などによる皮膜形成にも極めて適している
。またゾル・ゲル法や凍結乾燥法などによる造粒装作に
より極めて優れた焼結体用微粉末が得られ、乾式プレス
用の原料粉末の調製も容易であす、シかも1次超微粒子
がそれぞれ固溶体であ均質な易焼結性粉末となる。
本発明方法では従来全く得られていなかった。
分散性、混合性に優れた完全に孤立した正方乃至立方型
の結晶格子を持つジルコニア系固溶体単結晶の超微粒子
が得られるか、なお次に述へるように、製造が高効率で
あり工業的大量生産が可能な点で極めて経済的価値の高
いものである。すなわち本発明ではジルコニウム及び添
加金属の出発原料をそれらの水酸化物の懸濁状態で処理
するため取扱いが容易であり、また1mol/g  以
」二の濃厚液に相当する量が範単に処理可能となり、同
一容量の容器で大量の処理が可能である。
実施例1 試薬塩化i;’ ル:] ニール(ZrOCl2・8H
20)87fおよび酸化イツトリウム(”203 )6
.8 ii’ (Zr03に対しY20Y2O31O%
に相当する)を水約500y+lに溶解し、これに1:
lアンモニア水を十分散加えて水酸化ジルコニウムと水
酸化イツトリウムの共沈を生成させた。これを吸引濾過
して得られる含水状態のケーキに試薬塩化ジルコニルを
1.0 gおよび10m1の蒸留水を加えて糊状スラリ
ーとした。この状r3てPI(約8である。この混合物
を97℃で10口IBJ保持したところ、粘性の少い乳
濁液をワ)1こ。これ番と12N塩酸約30uttを加
えて放置すると、  allJIMffl≦分と沈澱に
分jBIIシてくるのでこれり・メ濾過1ノ、稀4酸で
洗滌後、アルコール中に分散し2回テカシテーションし
た後60°Cで半乾燥して固体塊を?4) fこ。
この固体塊は水に容易に分散して仕屈:の濃1式の゛ノ
ルを与える。このツルは稀薄の場合lまiよとんと明で
あるが、塩酸によ−て軟凝集し沈1;印する。I′。
乾燥固体塊はX線回析によれは立方型のM+’i +!
u’+格rを持つジルコニア固溶体結晶超微粒子の斜3
合物であり、その回折ピークの半価幅力)ら結晶ギ☆4
?¥ζま約xoo′A、 (111)および(220)
の回折角ンプ・ら格子定数はa=5.16Aて゛あった
。これからY2O3の11晴淫1敗はI Omo l/
6以上であることが計算されろ。まtこゾル分散状態の
電子顕微鏡写真は図1ζこl」、すよ・、Iて、これか
ら各粒子は1辺約1ooiのき41(・4I立方体をし
た1]i結晶で互に孤立1分散して0ることが確め5ら
れた。
実施例2 実施例1と同様な実験において、共沈物の含水状態ケー
キに対し塩化ジルコニルの代りに塩化イy l”リウム
、硝酸イツトリウムまたは塩酸を加えて実験し、はぼ類
似の結′果を得た。しかし共沈物として水酸化イノトリ
ウムの代りに水酸化カルシウムまたは水酸化マクネシウ
ムを用いた場合にはr’H値は9以ドどならす、正方型
または立方型の結晶は析出しなかった。
【図面の簡単な説明】
第11QI i−1本発明方法によって徊られたンルコ
ニア・イツト’)ア系固溶体単結晶超微粒子の分散しi
′:ツルの乾燥物の電子顕微鏡写真である。 手続補正書(方式) 昭和58年4月26日差出 特許庁長官殿 1、事件の表示   昭和57年特許願第215208
号2 発明の名称 ジルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾルおよ
び製造方法 3、補正する者 事件との関係  特許出願人 住所 愛知県愛知郡長久手町大字熊張字早稲田956昭
和58年3月9日 5 補正の対象 ■ ジルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾル
および製造方法 2、特許請求の範囲 (1)正方または立方型の結晶格子を持ち、300A以
下のほぼ均一粒径の孤立したジルコニア系固溶体単結晶
超微粒子の分散したツル。 (2)含水状態の水酸化ジルコニウムおよびイツトリウ
ム、スカンジウム、稀上粕元素の少くとも1種を含む水
酸化物の共沈物を合にでQ2mo I /β以上の割合
で含有し、そのPH値が7〜11の範囲にある混合懸濁
液または糊状物を80〜180″Cの温度に加熱し、十
分な時間保持した後これに十分量の強酸を加えて可溶性
の非晶質部分を溶解分離除去することを特徴とするジル
コニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾルの製造方
法。 3、発明の詳細な説明 ジルコニアに酸化イツトリウムを3〜10mo171%
固溶させた多結晶体セラミックスが、最近ファインセラ
ミックス、特に自動車排ガス用や溶鋼用の酸素センサー
並ひにエンジン内張等の高強靭性などとして使用され始
めている。これらはジルコニアの正方または立方型固溶
体結晶の特性を利用するもので、 Y2O3の他、Ca
、Mg、およびScやYb 。 La、Nd、Gdなどの稀土類元素の酸化物が同様な効
果を持つことが知られている。 これらの固溶体ファインセラミックスの製造。 特に強靭性や耐熱衝撃性のジルコニアセラミックスでは
均一な立方型または正方型固溶体微粒子の;a製が最重
装課題であり、出発原料が3oo六 以下の超微結晶で
かつ強固な2次凝集粒子を形成していないことが特に望
まれているが、従来このような固溶体単結晶超微粒子の
分散したツルは生成されていない。 現在ジルコニア系固溶体微粒子の一般的製造方法はジル
コニウムと他の金属の混合塩または混合水酸化物を数百
°Cで仮焼熱分解するものである。 しかしこの方法では出発塩や水酸化物の形骸が残り、l
II大な2次凝集粒子しか得られず2機械的厚砕が不i
iJ欠であり、支4コ純度を保−で500λ以下に分散
した状態にすることはほとんと不可能である。現在知ら
れている最も優れた固溶体微粒子は混合アルコキシドの
加水分解によって生成する非晶質ゾルを乾燥、仮焼する
ものであるが若干の粒子凝集は不可避である。また結晶
性の微粒子を溶W中に生成させる方法として水溶性ジル
コニウム塩の常圧下での加熱加水分解および水熱加圧下
での加水分解が知られており、何れも結晶性の微粒子の
分散したゾルを与えるが、生成結晶は単斜型であり、1
1価または■価の塩基性金属イオンを共存させて加水分
解しても析出物置それらを固溶した正方型もしくは立方
型結晶とならす、単斜型結晶しか得られていなかった。 最近に到り、この方法を改良して、共沈水酸化物をPH
IQの塩基性領域で190’Cに水熱処理することによ
って固溶体結晶微粒子を調製可能であることが報告され
た(Trans、 J、 Br1t、 Ceram、 
Soc、、 79105 (1980))。 しかし反応生成物は1500±35Aとかなり粗粒であ
す、シかも共沈水酸化物の形骸が残り4組成は必ずしも
均一でなく、孤立した単結晶微粒子とならないことは上
記の報告の記載からも明らかである。 本発明は上述したジルコニウム塩の加熱加水分解法(1
00°C附近でかつPH3以下の低PH領域)と共沈水
酸化物の高温水熱反応法(190°CでかつPI(10
の高PH領域)の中間領域に、正方型または立方型の固
溶体単結晶超微粒子の生成領域のあることを発見し、3
00λ以下のほぼ均一粒径の孤立したジルコニア系固溶
体単結晶超微粒子の分散したゾルを始めて生成したもの
である。すなわち。 含水状態の水酸化ジルコニウムおよびイツトリウム、ス
カンジウム、稀土類元素の少くとも1種を含む水酸化物
の共沈物を合量で0.2mol/l以」二の割合で含有
し、そのPH値が7〜11の範囲にある混合懸濁液また
は糊状物を80〜180°Cの温度に加熱し、十分な時
間保持した後これに十分量の強酸を加えて可溶性の非晶
質部分を溶解分離除去することを特徴とするものである
。この方法によって生成するゾルは従来如何なる方法に
よっても生成されなかった種類のものであり、後述する
ように極めて優れた特性と応用を持つものである。なお
上述において、水酸化ジルコニウム、ジルコニア等の言
葉は、普通に含有される10%以下のHfO2およびそ
の他の微量不純物を含有する一般的な意味のものを含め
て意味することは勿論である。 溶解・析出過程もしくは局部的な微小結晶化過程が起る
ものと考えられ1強酸処理は残余の非晶質部分を溶解す
ることによって完全に孤立した超蘭結晶粒子のみを分I
Y(状態で残すものと思われる。 加熱処理温度は80°C以ドでは生成に長大な時間が要
し経済的にも実際的でない。一方180”C以上では反
応時間は短縮されるが、装置および処理費が高価となる
はかりでなく生成結晶が粗大となり。 生成物は組成2粒度ともに不均一となる。本発明方法に
おける実際的温度範囲は80 ’C〜180 ’Cであ
り、最も効率的経済的な温度範囲は90″C〜120°
Cである。 本発明の最大の特徴はジルコニア系の正方型または立方
型の固溶体が、完全に孤立した単結晶の超微粒子として
分散状態で川られることである。 この様なものは従来全く得られていないし、報告もない
。しかじなか、ら孤立化超微粒子であることは以下に述
べるように極めて優れた特徴を持つのである。 本発明によって得られるジルコニア系固溶体単結晶超微
粒子ゾルは完全に孤立化した超微粒子から成るので、凝
集、解膠が容易であり、簡単に水系あるいは41機溶媒
系の濃厚ゾルを得ることができる特徴を[11つ。例え
ば生成する水系ゾルに塩酸を加え軟凝集沈降させ、l濾
過脱水し、アルコールで洗滌後、乾燥したゲル状物は水
または水系の調合物中に容易に分tFlする特性を持つ
。従って従来得られなかった50%以上の高濃度ゾルが
容易に調製てき、また例えば水性の有機高分子m液中に
分散させて繊維状もしくは薄膜状に成形し、乾燥脱脂、
焼成すれば、正方型または9℃力型のジルコニア系固溶
体の緻密な多結晶繊維や多結晶膜または薄板を得ること
が可能である。しかも成形時。 従来得られた如何なるジルコニア系固溶体多結前繊維や
フィルムよりも緻密であり、微粒子組織であり、均一で
あるので、焼成温度は700〜1300°Cと極めて低
温で済み、焼結体の組織も02μ 以下と極めて超微粒
子が可能等の優れた特徴を持つ。 本発明ゾルは完全孤立化超微粒子から成るので。 電気泳動電着などによる皮膜形成にも極めて適している
。またゾル・ゲル法や凍結乾燥法なとによる造粒装作に
より極めて優れた焼結体用微粉末が得られ、乾式プレス
用の原料粉末の調製も容易であり、しかも1次超微粒子
がそれぞれ固溶体であるから粉末粒子の組成変動は全く
生しない極めて均質な易焼結性粉末となる。 本発明方法では従来全く得られていなかった。 分融性、混合性に優れた完全に孤立した正方乃至立方型
の結晶格子を持つジルコニア系固溶体単結晶の超微粒子
か得られるか、なお次に述べるように、製造か高効率で
あり工業的大量生産が可能な点て極めて経済的価値の高
いものである。すなわち本発明ではジルコニウム及び添
加金属の出発原料をそれらの水酸化物の懸濁状態で処理
するため取扱いが容易であり、また1mol/l  以
上の濃厚液に相当する量が簡単に処理可能となり、同一
容量の容器で大量の処理が可能である。 実施例1 試薬塩化ジルコニル(Z rOCl 2 ・81(20
) 879および酸化イツトリウム(”20g ) 6
.8 f/ (ZrO2に対しY2O310mo1%に
相当する)を水約500m1に溶解し、これに]:1ア
ンモニア水を十分11加えて水酸化シル」ニウムと水酸
化イッ)・リウムの共沈を生成させた。これを吸引7濾
過して得られる含水状態のケーキに試薬塩化ジルコニル
を10gおよび10vrlの蒸留4くを加えて糊状スラ
リーとした。この状態でPH約8である。この混合物を
97′Cて10[1間保持したところ、粘性の少い乳濁
nシを得た。これに1−、!N塩酸約30+++fを加
えて放置すると、め明1(k部分と沈澱に分離してくる
のでこれ’> 7+−i遇し1幅I′!lli酸で洗滌
後、アルコール中に分散し2回テカシテーションした後
60°Cて゛トー乾燥して固体塊を得た3、この固体塊
は水に容易に分散して任、しの弾度のツル・を与える。 このツルは稀薄の場合はほとんど透明であるが7塩酸に
よ1て軟;資集し沈降する。゛1′乾燥固体塊はX線回
折によれは立方型の結晶格rを持つジルコニア固溶体結
晶超微粒子の集合物であり、その回折ピークの半価幅か
ら結晶粒径は約100A 、 (111)および(22
0)の同折角から格子定数はa=5.16Aであった。 これからY2O3の固溶:1には10mo17d以−に
であるこべが計算される。またゾル91枚状態の電子顕
微鏡写真は第1図に示すよって、これから各粒子は1辺
約100入の)れいな☆。 方体をした単結晶で互に拙文5分1救していることか確
められた。 実施例2 実施例1と同様な実験において、共沈物の含水状態ケー
キに対し塩化ジルコニルの代りに塩化イツトリウム、硝
酸イツトリウムまたは塩酸を加えて実験し、はぼ類似の
結果を得た。しかニア共沈物として水酸化イ・トリウム
の代りに水酸化カルシウムまたは4、酸化マク不シウム
を用いた場合にはPH値は9以ドとならす、11一方型
または立方型の結晶は析出しなかった。 図面の簡単な説明 第1図IJ本発明方法によって得られたジルコニア・イ
y ト’)ア系固溶体単結晶超倣粒子の分散しン゛ニツ
ルの乾燥物の電子顕微鏡写真である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)正方または立方型の結晶格子を持ち、300A以
    下のほぼ均一粒径の孤立したジルコニア系固溶体単結晶
    超微粒子の分散したゾル。
  2. (2)含水状態の水酸化ジルコニウムおよびイツトリウ
    ム、スカンジウム、稀土類元素の少くとも1種を含む水
    酸化物の共沈物を今頃て0.2mo I 71以上の割
    合で含有し、そのPH値が6〜9の範囲にある混合懸濁
    液または糊状物を80〜180 ”Cの温度に加熱し、
    十分な時間保持した後これに十分量の強酸を加えて可溶
    性の非晶質部分を溶解分離除去することを特徴とするジ
    ルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾルの製造
    方法。
JP57215208A 1982-12-08 1982-12-08 ジルコニア系固溶体単結晶超微粒子の分散したゾルおよび製造方法 Granted JPS59107969A (ja)

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