JPS591061A - 鋳造品の固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋳造品の固定方法に関する。

従来、鋳造品のパリ取り、湯口の切断、或いは揚りの切
断等の作業を行うには、その鋳造品の形状に合った専用
クランプ装置で一端を固定把持して前記各作業を行うよ
うにしていた。しかし、これは鋳造品の形状に応じた専
用クランプ装置を必要とし、装置全体が複雑になると共
に設備費が高価になること、また鋳造品を毎回正確にセ
ットしなければならないため、能率が悪いこと、などの
問題があった。

本発明はこれらの問題点に鑑みて成されたものであっで
、簡単な装置で、鋳造品の形状、大きさ、重量等に関係
なく容易に着脱自在にセット可能な鋳造品の固定方法を
提供することを目的とするものである。

以下に、本発明の構成を実施例に基づき説明する。（１
）は基礎上面に互いに所定間隔を保って設置された支持
台で、この支持台（１）上面には、弾性状のエアークッ
シロン（２）を介して板状のテーブル（３）が取付は支
持されている。（４）はテーブル（３）上面に載置され
た上面が開口の箱体で、この箱体（４）内には、鉄粒（
５）が充填しであると共に湯口部（６ａ）及び揚り部（
６ｂ）を鉄粒（５）上方に突出させて鋳造品（６）がそ
の下半分を鉄粒（５゛）内に埋没して保持されている。

（７）はコイル（８）を巻回したマグネットで、箱体（
４）の外周囲に設けられていて、コイル（８）に電流を
通すと、箱体（４）内の鉄粒（５）は磁力によって固化
されるようになっている。

また、前記テーブル（３）の下面中央部には、振動モー
タ（９）が懸吊支持されていて、箱体（４）内の鉄粒（
５）の充填密度を増大させて鉄粒（５）同志間の隙間を
なくし、鋳造品（６）を強固に保持できるようにしであ
る。

このように構成されたものは、箱体（４）内に鉄粒（５
）を半分程度入れたあと、鉄粒（５）上面に鋳造品（６
）を湯口部（６ａ）及び揚り部（６ｂ）が箱体（４）上
端向より上側に突出するようにして横向きに載置し、載
置後、再び鉄粒（５）を鋳造品（６）が約半分程度埋ま
るまで入れ、次いで、振動モータ（９）を作動して箱体
（４）内の鉄粒（５）を十分に充填すると共に、コイル
（８）に電流を通しマグネット（７）を励磁すると、箱
体（４）内の鉄粒（５）は磁力により固化され鋳造品（
６）は鉄粒（５）で固定保持される。つづいて、固定保
持された鋳造品（６）の湯口部（６ａ）及び揚り部（６
ｂ）を、図示されない切断装置によって切断除去する。

その後、電流を切ってマグネット（７）を消磁し鉄粒（
５）の同化状態を解いて鋳造品（６）を取り出すと共に
、鋳造品（６）の下半分を埋めた鉄粒（５）をかき出し
、次に備える。

尚、前記実施例においては、振動モータ（９）を作動し
て箱体（４）内における鉄粒（５）の充填密度を増大さ
せて鋳造品（６）を、鉄粒（５）によって強固に固定保
持するようにしたが、鋳造品（６）が小物で、固定保持
力が小さくても良い場合には、振動モータ（９）によっ
て、鉄粒（５）の充填密度を増大させなくてもよい。ま
た、前記実施例においては、湯口部（６ａ）及び揚り部
（６ｂ）を切断、除去し鋳造品（６）を取り出す際、鋳
造品（６）の下半分を埋めた鉄粒（５）をかき出すよう
にしているが、かき出すことなく、鋳造品を鉄粒（５）
内に埋めるようにしてもよい。また、前記実施例は、パ
リ取りにも適用できることは勿論である。

以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、
簡単な装置で、如何なる形状の鋳造品でも容易に着脱自
在に固定保持でき、また鋳造品が小物であれば複数個、
−遍にナツトできるなどの効果を有し、この種の業界に
寄与する効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す一部切欠正面図である。 （４）：箱体　　　　　　（５）：鉄粒（６）：鋳造品 ｖ１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 箱体内に鋳造品の下半分を鉄粒を介して埋め込んだあと
   、該鉄粒に磁力を作用させて該鋳造品を該鉄粒によって
   固定保持することを特徴とする鋳造品の固定方法。