JPS5910549B2 - 点火プラグ - Google Patents

点火プラグ

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JPS5910549B2
JPS5910549B2 JP4123677A JP4123677A JPS5910549B2 JP S5910549 B2 JPS5910549 B2 JP S5910549B2 JP 4123677 A JP4123677 A JP 4123677A JP 4123677 A JP4123677 A JP 4123677A JP S5910549 B2 JPS5910549 B2 JP S5910549B2
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JP
Japan
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space
spark plug
insulator
leg
opening
Prior art date
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Expired
Application number
JP4123677A
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English (en)
Other versions
JPS53126443A (en
Inventor
正 服部
俊晴 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Priority to US05/891,126 priority patent/US4211952A/en
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Publication of JPS5910549B2 publication Critical patent/JPS5910549B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は火花点火式エンジンの点火プラグに関し、特に
カーボン汚損抗力の優れた点火プラグに関する。
第1図に従来周知の点火プラグの構造を示す。
この構造において金属製栓体1、絶縁体2の脚部2aお
よび金属製パツカン5によって形成され、開口部分6a
が接地電極4の方向に開口している空間部6は通常0.
3〜0. 5 ccの容積を持っている。
さらに、この空間部6の開口部分6aは0.35〜0.
5一の面積を有している。
また、第3図に示すマルチギャップ式点火プラグについ
ても同様である。
エンジンの圧縮行程においては、この空間部6に新規混
合気が流入するため第1図中に示す矢印方向の流れが生
じる。
この流れの速度はエンジン、プラグの種類によって異な
ってくるが、シリンダ内径951IL7It1行程距離
72朋、圧縮比7,2のエンジンに、空間部6の容積0
.35cc、空間部6の開口部分6aの開口面積0.3
6fflのプラグを用いると第3図で示す値を初つ。
この流速はエンジンの回転数に比例して増減するが、通
常点火プラグに火花が飛ぶ上死点(TDC)前10°〜
40°では1 m /sec〜3 m /seaとなり
、かつ進角するほど速くなる。
点火プラグのスパークギャップ7に火花が飛び、混合気
に着火した直後の、初期の火炎は火炎速度が遅く数10
Cm/secであるため、流れの上流方向には火炎伝ぱ
できず下流方向には火炎速度と流速との和の速度で伝ぱ
する。
このため、着火初期には火炎はプラグの空間部6方向に
発達する。
この傾向は流速の大きい点火進角が進み側(40°BT
DC)で強く、遅れ側(10°BTDC,0°BTDC
)で弱い。
空間部6には前の燃焼サイクルで燃焼した既燃焼ガスが
残っており、このガスと新しい混合気が混ざった状態で
存在し、さらに周囲にある栓体1によって燃焼熱を奪わ
れるため、空間部6内では不完全燃焼が生じやすい状態
にある。
故に空間部6の容積が大きく、さらに空間部6の開口部
分6aがスパークギャップY側に広く開いているものは
、火炎伝ぱにより上記不完全燃焼をおこしやすく、その
結果としてカーボンが付着し、絶縁不良を生じ点火プラ
グの用をなさないことになる。
このことは、他の条件が同一でも点火進角が進み側にな
るほどカーボン汚損が激しいことでも確かめられている
本発明は上記の点に鑑み、空間部の開口部分に断続的に
絞り部を形成することにより、エンジンの圧縮行程時に
おける新規混合気の空間部内への流入流速が著るしく低
下し、かつこれに伴なって空間部内への新規混合気の流
入が減少し、従って初期火炎の空間部内への伝ぱを防ぐ
ことができ、点火プラグのカーボン汚損を防止すること
のできる点火プラグを提供することを目的とするもので
ある。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。
第4図a,bにおいて、金属製栓体1の内側には金属製
パッキン5を介して絶縁体2が固定してある。
この絶縁体2のうちエンジンの燃焼室内に裸出した脚部
2aには中心電極3が保持してあり、栓体1の端部に設
けた接地電極4の先端と中心電極3との間でスパークギ
ャップ7を形成している。
栓体1、絶縁体2の脚部2a,およびパッキン5により
形成された空間部6は開口部分6aを介してスパークギ
ャップ7の方向に開口している。
絶縁体2の脚部2aのうち空間部6の開口部6aの近傍
には、脚部2aの先端(中心電極3の端が突出している
部分)から適当な距離を保って2つの環状突起部8が直
列関係に一体形成してある。
なお、この2つの環状突起部8間、ならびに最下の環状
突起部8と脚部2aの先端との間には何も形成されてな
いストレート部9が存在する。
そして、この環状突起部8を形成することによって、空
間部6の開口部分6aに断続的に絞り部10が形成され
る。
上記構成において、次にその作用を説明する。
エンジンの圧縮行程には新規混合気が空間部6の開口部
分6aを通って空間部6内に入るが、絶縁体2の脚部2
aには2つの環状突起部8が形成してあって空間部6の
開口部分6には断続的に絞り部10が形成されるため、
この絞り部10によって空間部6内への新規混合気の流
入流速が著るし《低下し、初期着火における火炎が新規
混合気の流入流速に乗って空間部6内へ伝ぱしにくくな
る。
また、絞り部10によってストレート部9では新規混合
気が淀みやすくなり、かかる状態で初期着火が行なわれ
るとストレート部9の淵度が良く上昇し、従って、たと
え空間部6内での不完全燃焼にてカーボンが絶縁体2の
脚部2aに付着したとしてもストレート部9の温度によ
りカーボンの焼き切れが早くリークに至らない。
更に、2つの環状突起部8によって2つの絞り部10が
形成されることにより、絶縁体2の脚部2aの先端側の
沿面距離が長くなるで、中心電極3から栓体1の内側面
に不正点火することはなく、このことがらも空間部6内
への初期火炎の伝ぱは行なわれにくい。
第5図は2つの環状突起部8の角部をテーパー状とした
本発明の他の実施例を示すものである。
第6図は絶縁体2の脚部2aに形成されている内孔2a
bの開放端側を拡大形成しもってこの拡大内孔2aCと
中心電極3の先端との間に電極ギャップ11を設けた本
発明の他の実施例を示すものである。
この実施例においては、上記各実施例に比較し、電極ギ
ャップ11によって更に沿而距離が長くなり不正の点火
が防止されるとともに、脚部2a先端側の受熱面積が増
大して更にカーボン焼き切れ効果が助長される。
第7図は、中心電極3の先端側の径を他に比較して細径
にし、脚部2aの内孔2abと中心電極3の先端との間
に電極ギャップ11を設けた本発明の更に他の実施例を
示すものであり、作用効果は第6図と同じである。
なお、上記各実施例とも、初期燃焼段階を経て燃焼行程
が進み、焼室絞内での燃焼が活発になり圧力が上昇した
始点で空間部6へも火炎が伝ぱするが、この場合には火
炎温度は高くカーボン汚損の問題は全くない。
また、第2図で示すマルチギャップ式点火プラグは、従
来通常の点火プラグに比べて、着火性が悪くカーボン汚
損しやすい希薄混合気を用いるエンジン副室付エンジン
、ロータリーエンジンなどに使用されており、このマル
チギャップ式点火プラグに本発明を適用することは、非
常に効果的である。
また、本発明は前記各実施例のごとく絶縁体2の脚部2
aの先端が栓体1の端面より突出するタイプの点火プラ
グに限定されるものではなく、栓体1の端面より内側に
引込んだタイプの点火プラグにも適用できる。
更に、環状突起部8は3つ、4つでもよく、少なくとも
2つ設けてあれば本発明効果を発揮できる。
以上詳述したように本発明では、絶縁体2の脚部2aの
うち空間部6の開口部分6aの近傍に、この脚部2aの
先端より距離を保って少なくも2つの環状突起部8を直
列に設け、この環状突起部8によって空間部6の開口部
分6aに断続的に絞り部10を形成したから、この絞り
部10によってエンジンの圧縮行程時に空間部6の開口
部分6aがら空間部6内へ流入する新規混合気の流速を
著るしく低下させることができ、かつこれに伴って空間
部6内に新規混合気が流入する割合は少なく空間部6内
を初期着火時に不完全燃焼の生じにくいふん囲気にする
ことができ、従って初期着火において初期火炎が空間部
6内に伝ぱすることはなく、従来のように初期火炎の伝
ぱにより不完全燃焼が生じカーボン汚損を来たすという
問題を解決でき、実用性が高い。
また、上記のように新規混合気の空間部6内への流入が
阻止されるため、燃焼室内での燃焼時における圧力損失
が少なく、エンジン出力が増大するという二次的な効果
もある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来の点火プラグの要部を示す断面図、第1
図bは第1図aの底面図、第2図aは従来のマルチギャ
ップ式点火プラグの要部を示す断面図、第2図bは第2
図aの底面図、第3図は従来の説明に供するもので、圧
縮行程でのプラグ空間部へのガス流入速度を示す特性図
、第4図aは本発明点火プラグの一実施例の要部を示す
断面図、第4図bは第4図aの底面図、第5図乃至第7
図は本発明の他の実施例の要部を示す断面図である。 1・・・・・・栓体、2・・・・・・絶縁体、2a・・
・・・・脚部、3・・・・・・中心電極、4・・・・・
・接地電極、5・・・・・・パッキン、6・・・・・・
空間部、6a・・・・・・開口部分、7・・・・・・ス
パークギャップ、8・・・・・・環状突起部、10・・
・・・・絞り部。 160

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属製栓体と、この栓体内にパッキンを介して固定
    された絶縁体と、この絶縁体のうちエンジンの燃焼室内
    に裸出された脚部に保持した中心電極と、前記栓体の端
    部に設けられ端部が前記中心電極に対向する接地電極と
    を具備し、前記中心電極と前記接地電極との間でスパー
    クギャップを形成した点火プラグにおいて、前記絶縁体
    の脚部前記パッキン、および前記栓体によって形成され
    前記燃焼室内Oこ開口する空間部を有し、前記絶縁体の
    脚部のうち前記空間部の開口部分の近傍に、この脚部の
    先端より距離を保って少なくも2つの環状突起部を直列
    に設け、この環状突起部によって前記空間部の開口部分
    に断続的に絞り部を形成して成ることを特徴とする点火
    プラグ。
JP4123677A 1977-04-07 1977-04-11 点火プラグ Expired JPS5910549B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4123677A JPS5910549B2 (ja) 1977-04-11 1977-04-11 点火プラグ
US05/891,126 US4211952A (en) 1977-04-07 1978-03-28 Spark plug

Applications Claiming Priority (1)

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JP4123677A JPS5910549B2 (ja) 1977-04-11 1977-04-11 点火プラグ

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JPS53126443A JPS53126443A (en) 1978-11-04
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JP4123677A Expired JPS5910549B2 (ja) 1977-04-07 1977-04-11 点火プラグ

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JPS5571481U (ja) * 1978-11-09 1980-05-16
JP2805781B2 (ja) * 1988-12-29 1998-09-30 株式会社デンソー 内燃機関用スパークプラグ
JP2727558B2 (ja) * 1987-04-16 1998-03-11 株式会社デンソー 内燃機関用スパークプラグ
GB0127218D0 (en) 2001-11-13 2002-01-02 Federal Mogul Ignition Uk Ltd Spark plug
JP4970892B2 (ja) * 2006-10-24 2012-07-11 株式会社デンソー 内燃機関用のスパークプラグ

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