JPS591035A - エキスパンダ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱交換器用チューブの拡管装置に使用されるエ
キスパンダーに関するものである。

エキスパンダーは第１図に示すような熱交換器を構成す
る多数の孔を有する管板１に、その孔に挿入されたチュ
ーブ２の端部を拡管して密着させて一体に結合するのに
使用される工具であることは周知である。前記管板１に
は管板孔近傍に仕切板３を取付けたもの、またはその仕
切板を設けない平板状のもの（図示せず）などがある。

このような管板孔に挿入されたチューブ２を拡管するに
は、従来、第２図および第３図に示すような千キスパン
ダーが使用されている。

第２図に示すエキスパンダーは、管板１に多数設けた孔
５を貫通するチューブ２に挿入されるテーパ付キマンド
レル１１と、このマン）’Ｌ／Ａ／１１を挾持し、かつ
チューブ２に挿入される任意数のローラ１２を備えるフ
レーム１３と、このフレーム１３上に移動可能に設けら
れたカラー後輪１５と、このカラー後輪１５に嵌合し、
かつスラストベアリング１６を介して回転自在に設けら
れると共に、スナップリング１８によシカラー後輪１５
に結合されたカラー前輪１４とからなシ、前記カラー後
輪１５はねじ２１を介してフレーム１３に連結されると
共に、このフレーム１３のねじ２１に設けたキー溝２０
にビス１７を嵌合させることによシ、ねじ２１の任章位
置に固定される。

上記エキスパンダーによシ拡管を行う場合には、まずカ
ラー前輪１４の先端１４ａをチューブ２の拡管端部２ａ
に接合させ、このような状態でマンドレル１１′を回転
しながら前進させると、円周上に等分配電された任意数
のローラ１２はフレーム１３によυ前後方向に拘束され
ているから、放射方向に突出してチューブ２の内周面に
接合する。

この状態においてローラ１２はマンドレル１１０回転方
向と逆方向に自転し、この自転によりローラ１２を内蔵
するフレーム１３はマンドレル１１の回転方向と同一方
向に公転する。

さらにマンドレル１１を回転し外から前進させると、ロ
ーラ１２は自転と公転を行いながら突出してチューブ２
の拡管を行う。この拡管によシ管板孔５の内周面にチュ
ーブ２の外周面が接合した後も１．チューブ２はローラ
１２による圧迫回転によシ強固に拡管される。そしてマ
ンドレル１１の回転トルクを適正に制御することによυ
、マンドレル１１は回転前進を停止され、ついで逆回転
して後退させることによシ゛、ローラ１２は緩む。さら
にマンドレル１１の後退により、キャップ１９がフレー
ム１３の先端部に接合すると、エキスパ　　□ンダーは
チューブ２から引抜かれて拡管が完了する。

上述したように力°ラー前輪１４の先端１１がチューブ
２の先端面２ａに押し当てることによシ、予め４寸法に
セットされているから拡管幅りは下式（１）Ｋより決め
る。

Ｌ＝ｔ−Ａ（チューブ２の突出し量）・・・・・・（１
）しかしチューブ２の突出しｔＡが一定でないときには
、拡管前にねじ２１上を回転移動させてカラー後輪１５
をその都度変動させねばならないが、エキスパンダーの
構造上、頻繁に変動することかできない。そこで突出し
量Ａを一定にするため、拡管前にチューブ２の端部を切
削加工する整形作業を行わねばないから多大の工数を要
する。

第３図に示すように管板孔１ａの近傍に仕切板３を設け
た管板１では、カラー前輪１４の先端部１４ａを前記仕
切板３の先端面、３　ａに当てて、所定の拡管幅かえら
れるようにした特殊長さのフレーム１３Ａおよび前記と
同様なマンドレル１１を備えるエキスパンダーが使用さ
れている。その他の構造は第１図に示すものと同一であ
るから説明を省略する。なお第３図に示す符号のうち、
第１図に示す符号と同一のものは同一または該当する部
分を示すものとする。

上述したように一つの熱交換器を製造する場合には、２
種類のエキスパンダーをそれぞれ使用する必要があるの
で、その保有する種類が多くなる欠点がある。また自動
拡管装置による拡管の場合には、エキスパンダー交換の
段取シ換えおよび拡管プログラムを２種類準備しなけれ
ばならないから多大の工数を要する。

本発明は上記欠点を解消し、チューブの管板面よシの突
出し量に関係なく一定の拡管幅を保持し、かつ管板孔近
傍の仕切板の有無に左右されずに拡管可能なエキスパン
ダーを提供することを目的とするものである。

上記目的を達成するため、本発明はテーパ付きマンドレ
ルを挾持し、かつチューブに挿入されるローラを備える
フレーム上に特殊長さのスリーブを軸受を介して装着し
、このスリーブの一方側をカラー前輪に嵌合し、かつ着
脱自在に連結すると共に、他方側の先端部に管板孔の直
径よシ大きな直径を有する逃げ部を設けたことを特徴と
するものである。

以下本発明の一実施例を図面について説明する。

第４図に示す符号のうち、第３図に示す符号と同一のも
のは同一または該当する部分を示すものとする。

第４図において、２２はフレーム１３上に軸受２４を介
して装着された特殊長さのスリーブで、このスリーブ２
２の一方側はカラー前輪１５に嵌合し、かつビス２５を
介して着脱自在に連結されると共に、他方側の先端部内
側に管板孔１ａの直径より大きい直径を有する逃げ部２
３が設けられている。その他の構造は第３図に示す従来
例と同一であるから説明を省略する。

本実施例は上記のような構成からなシ、テーパを有する
特殊長さのマンドレル１１を回転しながら前進させると
、ローラ１２はチューブ２内に挿入されて前進し、スリ
ーブ２２はその先端部２２ａがスリーブ２の突出部２ａ
を内蔵しながら管板面１８に接して停止する。このとき
フレーム１３Ａ１このフレーム１３ＡＫ設けたねじ２１
の任意位置にビス１７を介して固定されたカラー後輪１
５およびフレーム１３Ａに前後方向を拘束され、放射方
向に揺動自在に取付けられたロー２１２も前進が停止さ
れる。したがって拡管幅りはチューブ２の突出し量に関
係なく管板面１ａを基準にして決定できるため、チュー
ブ２の端面２ａを切削によシ一定に保つ整形作業が不要
となる。

またスリーブ２２の長さおよび外径を管板１に設けた仕
切板３に接触しないように決定することによシ、エキス
パンダーを交換する必要がなくなるので、熱交換器のチ
ューブの拡管を１種類のエキスパンダーで行うことがで
きるから、２種類のエキスパンダーを準備する必要はな
い。したがりつて自動拡管装置に使用すれば、エキスパ
ンダーの交換が不要となるため、すべての拡管を実施す
るプログラムは一種類ですむので、チューブの端部の突
出し長さを一定にするための整形作業が不要となるばか
シでなく、拡管工数を低減することができる。

以上説明したように本発明によれば、チューブの管板面
よシの突出し隼に関係なく一定の拡管幅を保持できると
共に工数の低減をはかることである。また管板孔近傍の
部材の有無に左右されずに拡管を実施することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は熱交換器の要部斜視図、第２図および第３図は
従来のエキスパンダーの断面図、第４図は本発明のエキ
スパンダーの断面図である。 １・・・管板、１ａ・・・管板孔、２・・・チューブ、
１１・・・マンドレル、１３Ａ・・・フレーム、１４・
・・力５−前輪、２２・・・スリーブ、２３・・・逃げ
部、２４・・・軸受。 、ｔ２　図 第３１２１１ 才４囚

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 管板に設けた孔を貫通するチューブに挿入されるテーパ
   付きマンドレルと、このマンドレルを挾持し、かつチュ
   ーブに挿入されるローラを備えるフレームと、このフレ
   ーム上に移動可能に設けられたカラー後輪と、このカラ
   ー後輪に回転自在に装着したカラー前輪とからなるエキ
   スパンダーにおいて、前記フレーム上に特殊長さのスリ
   ーブを軸受を介して装着し、このスリーブの一方側を前
   記カラー前輪に着脱自在に結合すると恭に、他方側の先
   端部に前記管板孔の直径よシ大きい直径を有する逃げ部
   を設けたことを特徴とするエキスパンダー。