JPS59102511A - 鋼片の切断装置 - Google Patents

鋼片の切断装置

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JPS59102511A
JPS59102511A JP20866682A JP20866682A JPS59102511A JP S59102511 A JPS59102511 A JP S59102511A JP 20866682 A JP20866682 A JP 20866682A JP 20866682 A JP20866682 A JP 20866682A JP S59102511 A JPS59102511 A JP S59102511A
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cutting
platen
blade
bloom
upper blade
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JP20866682A
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Kiyoji Nakanishi
中西 喜代治
Yoshiaki Kano
好昭 加納
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D15/00Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves
    • B23D15/02Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves having both upper and lower moving blades

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連鋳スラブ等の鋼片の切断方法および装置に係
り、さらに詳しくは、刃物で鋼片を切断した時に鋼片の
切断端に発生するカエリ等の切断パリを鋼片の表面に発
生させないようにした鋼片の切断方法および装置に関す
るものである。
従来より、連続鋳造装置の後面に設けられる連鋳鋼片の
切断方法および切断装置としては各種のものが提案され
ている。
これらのうちの多くは上下の刃物によって連鋳鋼片に剪
断力を与えて切断している。この切断に用いられる上下
の刃物は、例えば、111図に示すような構造のものが
採用されている1、第1図において、符号1で示すもの
は固定された上刃、符号2で示すものは昇降自在な下刃
で両者は連鋳鋼片3に対して剪断力を与えるためにずれ
違いできるように平行に配置されている。
ところが、このような刃物を用いて連鋳鋼片3を切断す
ると、第2図に示すように切断された連鋳鋼片3の切断
端の上下表面近くに鋼片3の略全幅にわたって必ず、カ
エリ等の切断バリ3aが生じる。このような切断バリ3
aが生じICままの状態で連鋳鋼片3を次の圧延工程に
おける圧延ローラ4.5間に送り込むと、切断バリ3a
は必ず連鋳鋼片3の表面に折り返されて圧延されてしま
う。
折り返えされて圧延さた切断バリ3aは薄く延ばされ、
第3図に示すように帯鋼となった鋼片6の切断端側の表
面に長手方向に山形状に伸びるヘゲ疵6aが形成される
。このヘゲ疵6aが存在する長さLは、例えば2mmの
厚みの帯鋼で最大10mにも達する。
このヘゲ疵6aが生じた部分は、圧延後に切断除去され
ねばならず、製品とはならないために歩留りが著しく低
下する。
本発明は以上のような事情に鑑みなされたもので、圧延
時においてヘゲ疵が生じるもとになる切断バリを鋼片の
表面近くに生じさせないようにした連鋳鋼片の切断方法
および装置を提供することを目的としている。
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第4図は本発明方法を適用した切断装置の一実施例を説
明するもので、図において符号10.10で示すものは
切断装置本体のハウジングで、その上下端はセパレータ
11.12によって連結されている。
ハウジング10内には、上から順にトッププラテン13
、上刃プラテン14、下刃プラテン15がガイド16.
16に沿って昇降可能に設番プられている。トッププラ
テン13と下刃プラテン15とは連結部材であるタイロ
ッド17によって一体に連結されている。タイロッド1
7は上刃プラテン14を摺動自在に貫通して設けられて
いる。
上端に位置するセパレータ11には、レベル調整用のシ
リンダ18が複数個設けられており、そのロッド188
の先端はトッププラテン13に連結されている。また、
トッププラテン13には切断用のラム19が内蔵されて
おり、その下端は上刃プラテン14に連結されている。
なお、トッププラテン13と上刃プラテン14との間に
はプルバックシリンダ20が所定数設けられている。
一方、上刃のプラテン14と下刃プラテン15にはそれ
ぞれギャグシリンダ21.22が設置ノられており、こ
れらシリンダのピストンロッドの先端にはそれぞれ支持
ロール21a、22aが回転自在に設けられている。こ
れら支持ローラ21a122aにJ:つて被切断材であ
る連鋳鋼片23がパスライン上に支えられる。なお、第
6図に示すように後面側の下部支持ロール22aは、斜
め下方からシリンダ36により、また、斜め上方からは
ターンバックル等の連結装置37により、切断装置本体
に移動自在に取付けられており、クロップを下方への落
し込む時に、シリンダ36のビスi〜ンロツドを後退さ
せることにより、この支持ロール22aを後面側に逃が
せるように構成されている。
ところで、上刃プラテン24と下刃プラテン15には、
それぞれ対向する位置に連鋳鋼片23を挟んで上刃24
、下刃25が設けられている。
上刃24および下刃25は、第5図および第6図に示す
ような構造および配置を採用している。
すなわち、上刃24および下刃25は、それぞれとがっ
た刃先24a 、25aを有し、これらの刃同士および
刃先同士は連鋳鋼片23を挟んで上下対称位置に配置さ
れている。
一方、第4図および第6図に示すように、ハウジング1
0の両側には車輪26が複数個回転自在に設けられてお
り、それぞれの車輪はレール27上に走行自在に接して
いる。また、ハウジング10の下端部にも車輪39が設
けられており、ガイドレール38の下側に接して転勤し
、切断装置本体の転倒を防止している。
そして、第6図に示すようにハウジング1oには、走行
用シリンダ28のピストンロッド′28aが連結されて
おり、切断装置本体を連鋳鋼片23の搬送速度に同期さ
せて前進させ、また、元の位置に復帰させるように構成
されている。
切断装置本体を挟んで走行用シリンダ28と反対側には
、連鋳鋼片23のパスライン上に沿って支持枠29が配
置されており、この支持枠29には所定間隔で連鋳鋼片
23の送りローラ30が設けられている。
支持枠29の切断装置本体側の端部には、チルチングチ
−プル31が軸32によって回動自在に軸承されている
。このチルチングチ−プル31には1個の送りローラ3
3が設けられている。
このチルチングチ−プル31は、支持枠29側に取り付
けられたシリンダ34のピストンロッド34aの先端に
回転自在に連結されている。
従って、シリンダ34を作動させて、ロッド34aを後
退させれば、チルチングチ−プル31は第6図に実線で
示す水平な位置から、二点鎖線で示す下方に逃げた位置
まで回動さUることができる。
また、第6図中符号4oで示すものは連鋳設備末端のピ
ンチロール、符号41で示すものは切断装置の前面に位
置する搬送ローラである。
次に、以上のように構成された本発明の詳細な説明する
まず、レベル調整用シリンダ18を作動ざぽ、トッププ
ラテン13を上下させる。トッププラテン13が上下す
ると、タイロッド17により連結されている下刃プラテ
ン15が上下し、下刃25が上下する。このような動作
によって下刃25を連鋳鋼片23から所定距離離れた位
置にセットする。
一方、上刃プラテン14の上刃24が連鋳鋼片23を挟
んで下刃25と上下対称な位置になるようにプルバック
シリンダ2oを作動させて調節する。このような下刃プ
ラテン15および上刃プラテン14の位置決めは、運転
前に1度だけプリセットさせておけば良い。この位置決
めは、例えば、下刃プラテン15と本体との間に、まl
C1上刃プラテン14と本体との間にそれぞれリミット
スイッチ等の位置検出器を設けて制御させるか、または
、油圧系統を制御させるなどして行なえば良い。
このようにして、上刃24および下刃25を連鋳鋼片2
3を挟んで上下対称な位置にセットすると共に、シリン
ダ34を作動させて、そのピストンロッド34aを前進
させ、チルチングチ−プル31を水平な状態にし連鋳鋼
片23のパスラインと一致させる。また、ギャグシリン
ダ22.36を作動させ、支持ロール22aを上昇させ
て連鋳鋼片23のパスラインに合わせる。この支持ロー
ル22aにJこり、切断装置本体内でも連鋳鋼片23を
支持できるので、搬送ローラ間の距離を縮めることがで
き、高温で変形しやすい状態にある連鋳鋼片23の変形
を防ぐことができる。
各機器を以上のような状態にさせた後、連鋳鋼片23を
切断装置内部に導く。
一般に、連鋳設備から最初に導かれる連鋳鋼片は、その
先端が不定形をしたクロップと呼ばれる製品として使用
できない部分となっている。このため、まず最初に、こ
のクロップの切断除去が行なわれる。すなわち、クロッ
プの先端が切断装置内部に導かれ、その切断位置が上下
の刃物24.25間に達した時、切断装置の走行用シリ
ンダ28を作動させ、そのピストンロッド28aを前進
させ、切断装置本体を連鋳鋼片23の搬送速度に周期さ
せて前進させる。その直後に、ギャグシリンダ21を作
動させ上部支持ロール21aを下降させて連鋳鋼片23
を下部支持ロール22aとの間で均等の力で挟持する。
この時の各機器の状態が第4図および第6図に示されて
いる。
同時に、切断用ラム19およびレベル調整用シリンダ1
8を作動させ、切断動作を開始させるが、この時の作動
要領は次のようにする。すなわち、トッププラテン13
に対して上刃プラテン14がVの速度で下降するように
ラム19のヘッド卒19aへ切断力としての油圧を作動
させる。同時に、トッププラテン13および下刃プラテ
ン15が、v/2の速度で上昇するようにレベル調整用
シリンダ18のロンド側に油圧を作動させる。そうする
と、上刃プラテン14はV −V /2 =v /2の
速度で下降りることになる。すなわら、上刃24と下刃
25は同一速度v/2でそれぞれ下降、上昇することに
より、迎&8v/A片23が切断される。
なお、切断時には、連鋳鋼片23(よその被切断部の両
側で上下のギャグシリンダ21.22.36により支持
ロール21a122aを介して上下方向から均等に挾」
うされるため、連鋳鋼片23は上下方向へ移動すること
がないので、上刃24と下刃25とは連鋳鋼片23を中
心として上下対称な位置を保ちつつ、上刃24と下刃2
5は連鋳鋼片23に対して同一速度で同一量ずつくい込
んで行き、切断作用が確実に行なわれる。
このようにして、連鋳鋼片23は切断されていくが、上
刃24と下刃25による連鋳鋼片23の切断は上下の刃
物24.25の刃先24aおよび25aが接触すること
が無い位置で終了する。
すなわち、上下の刃物24.25の刃先24a125 
aがおのおの連鋳鋼片23の厚みの中心部付近に達する
と第5図(a )に示すように三角形状の断面を有する
上下の刃物25.25の左右の斜面によって連鋳鋼片2
3は刃物24.25を挾んで左右の水平方向に分離され
るように押される。
従って、上下の刃物24.25の刃先24a 、 25
aが連鋳鋼片23の中心部(=I近に達すると、この(
さび作用により連鋳鋼片23は、その板厚中心部付近が
簡単に破断されて分離される。このため、上下の刃物2
5.25の刃先24aおよび25aが連鋳鋼片23へく
い込み、連鋳鋼片23の板厚中央部付近に達し、連鋳鋼
片23の板厚中央部が破断される時点でそれぞれ上刃2
4および下刃25の下降動作および上昇動作を終了させ
るようにすれば、刃先24aおよび25a同士がぶつか
り合うことはない。
この切断が完了した時の連鋳鋼片23の切断部形状は、
第5図(b)のようになり、板厚中央の先細部の先端部
、すなわち破断部にバリ3bがわずかに発生している。
なお、前記しlcように切断装置本体の走行を171J
始させる前に、シリンダ34を作動させ、チルチングチ
−プル31を第6図に二点鎖線で示す位置へ逃がしてや
り、切断装置本体の走行に邪魔にならないようにしてお
く。
このようにして、クロップの切断が完了すると、油圧シ
リンダ36を作動させて、後面側の下部支持ロール22
aを後退させ、切断されたクロップをシュート35上に
落下させ、図示していないりOツブ台車上に導き、回収
する。
このようにクロップの切断除去が行なわれた後に、走行
用シリンダ28が作動され、切断装置本体が元の位置に
後退し始める。同時に上側のギ1アゲシリンダ21が作
動し、上部支持ロール21aが上昇し、また、シリンダ
34が作動してチルチングチ−プル31は水平状態に復
帰し、さらに、シリンダ36が作動して後面側の下部支
持ロール22aも元の位置に戻り、搬送されている連鋳
鋼片23を支持する。そして、トッププラテン13に対
して上刃プラテン14がVの速15fで上昇するように
プルバックシリンダ20のロンド側に油を供給し、同時
に、トッププラテン13および下刃  −プラテン15
がV/2の速度で下降するようにレベル調整用シリンダ
18のヘッド側に油を供給してやる。この結果、上刃プ
ラテン14はV−V/2=V/2の速度で上昇するので
、上刃プラテン14と下刃プラテン15は同一速度でそ
れぞれ上昇、下降し、上刃24と下刃25は連鋳鋼片2
3を挾んで上下対称な位置にとまる。
このように切断装置の各機器が切1gi開始前の状態に
復帰している間も、連鋳鋼片23は連続して搬送されて
おり、上下の刃物24.25間を通って、後面のチルチ
ングチ−プル31の方向へ導かれているが、この時、切
断装置内の2本の下部支持ロール22aおよびチルチン
グチ−プル31は連鋳鋼片23のパスライン上の水平位
置にあって連鋳鋼片23を支持、搬送しているので、高
温で変形しやすい状態にある連鋳鋼片23は下方に向っ
て湾曲したり変形したりするようなことはない。
やがて、連鋳鋼片23が所定距1i11111ft!送
され、切断位置に来ると、連鋳鋼片23の定寸切断が開
始される。すなわち、前述したクロップ切断時の作動要
領と同様に、走行用シリンダ28が作動し、切断&置本
体が連鋳鋼片23の搬送速度と同期して前進を始める。
同時に、シリンダ34が作動し、チルチングチ−プル3
1が下降する。そして、上側のギャグシリンダ21が作
動して上部支持ロール21aが311!鋳鋼片23の表
面に当接され、下部支持ロール22aとの間で連鋳鋼片
23が上下から均等な力で挾持される。続いて、ラム1
9およびレベル調整用シリンダ18が前述と同要領で作
動され、上下の刃物24.25が同一速度で、同−iだ
け連鋳鋼片23へくい込んで連#ii鋼片23の切断が
行なわれる。
切断が完了すると同時に、前述したクロップの切断完了
時と同じ要領で、走行用シリンダ28が作動して切断装
置本体は元の位置に戻り始め、上側のギ17グシリンダ
21が作動して上部支持ロール21aが上行する。また
、プルバックシリンダ20およびレベル調整用シリンダ
18も前述ど同要領の作動をして、上下の刃物24.2
5が離れ、元の位置に復帰する。そして、チルチングチ
−プル31が水平位置に戻る。ただし、このような連m
i片23の定寸切断を行なう時には、クロップの切断完
了後のように後面側の下部支持ロール22aを後退させ
る動作はさせる必要はない。
以下、同様な作動を繰り返して、連鋳鋼片23の定寸切
断が行なわれる。そして、このようにして定寸切断され
た連鋳鋼片23は、圧延工程へと搬送される。
このようにして切断された連鋳鋼片23の切断端には、
従来のように鋼片23の外表面側に向う切断パリは生じ
ることはなく、第5図(b )に示すように、板厚中央
の先細部の先端にわずかに発生するだ【プなので、これ
を圧延ロールで圧延しても第7図(8)に示すようにベ
グ疵6aが発生する距11tL、は極めて小さく製品の
歩留りは著しく向上する。
第9図は、本発明に係る切断装置の他の実施例を説明す
るものである。第9図において、第4図と同一部分、或
は相当する部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
本実施例にあっては、レベル調整用シリンダ18のピス
トンロンド18aは、トッププラテン13を摺動自在に
貫通して、上刃プラテン14に連結されており、伯の部
分は第4図に示した実施例と全く同様である。
この場合の切断時の作動は次のような要領にする。すな
わち、上刃プラテン14に対してトッププラテン13が
Vの速度で上昇するようにラム19のヘッド室19aに
切断力としての油圧を作用させ、同時に上刃プラテン1
4がv/2の速度で下降するようにレベル調整用シリン
ダ18のヘッド側に油圧を作動させる。この結果、下刃
プラテン15はv/2の速度で上昇するので、上刃24
と下刃25はそれぞれ同一速度v/2で連鋳鋼片23に
くい込み、切断が行なわれる。
以上説明した実施例では、上刃24と下刃25とを同時
に昇降させて鋼片23を切断させるようにしたが、これ
は上刃24を固定させ、下刃25のみを昇降させるか、
あるいは逆に、下刃25を固定させ、上刃24のみを昇
降させるようにして切断させることもできる。この場合
には、例えばレベル調整用シリンダ18等により、上刃
プラテン14あるいは下刃プラテン15のいずれか一方
を固定させるようにし、切断に伴なう鋼片23の上下方
向の移動を吸収しうるディプレッシングテーブル等を切
断装置本体に隣接させて設けるなどしてやれば良い。
さらに、本実施例においては、上刃24と下刃25とを
鋼片23に対して同一速度で同一量だけくい込ませるこ
とにより、鋼片23の切断動作が、上刃24と上刃25
のそれぞれの刃先24aと258が鋼片23の板厚方向
の中央部付近に達した時点で完了するようにし、第5図
(b)に示すような切断端の断面形状が板厚方向の中央
部が突出した先細形となるようにしたが、これは例えば
切断中にレベル調整用シリンダ18の作動速度Vを変え
るなどして、上刃24と下刃25とを異った昇降速度と
することにより、板厚方向の中央部以外の位置で切断が
完了するようにすることもてきる。
また、上述した実施例に示した上下の刃物24.25は
、先端部の断面形状が三角形状のものとして例示したが
、必ずしもこれに限定されるものではなく、第8図(A
)〜(F)に示すような上下が対称な各種の断面形状の
ものも採用することができる。
また、上述した各実施例においては、レベル調整用シリ
ンダ18は、上側のセパレータ11に取付参りであるが
、これは下側のセパレータ12に取付けたり、ハウジン
グ10に取付けたりし、そのピストンロッド18aは、
トッププラテン13、上刃プラテン14、下刃プラテン
15のうちのどれか1つに連結させる構造を採用しても
良い。
さらに、以上の実施例では、切断装置本体を連鋳鋼片2
3の搬送速度に同調させて前進させっつ切断する、いわ
ゆる走間切断方式を採用したものとして例示したが、本
発明は勿論、鋼片23を停止させて切断する固定した切
断装置にも適用することができる。
なお、本発明の詳細な説明で述べたように、第5図(a
 )に示したような上下の刃物24.25により鋼片2
3を切断している時、鋼片23は刃物24.25を挾ん
で左右の水平方向へ押されるが、刃物24.25よりも
上流側(前面側)の鋼片23は連続しており、かつ、所
定の速度で搬送されているので、この上流側の鋼片23
は押し戻される結果となる。そこで、このような押し戻
される力を鋼片23に加えないようにするため、切断中
は、切断装置本体の移動走行速度を鋼片23の搬送速度
よりも、前記の押し戻される速度だけ早くさせて、走間
切断をしてやる必要がある。
ところで、本発明方法を適用すると、前述したように切
断パリが切断端の板厚方向の中央部付近にわずかに発生
するだけなので、圧延後のヘゲ疵6aの発生は大巾に少
なくなり、また、切断と同時に切断端が先細形に予成形
さ地るため圧延後に端部のクロップ量も減少するが、以
上の実施例で説明したような直線刃、例えば第7図(A
)に示すらのを用いて、鋼片23をその長手方向に対し
て直角に切断したものを圧延すると、第7図(B)に示
すようなフィッシュテール6bおよび先端不定形部6C
のようなりロップ部がそれぞれ製品の長手方向の両端に
依然として発生する。すなわち、−例を示すと、第7図
(B)に示すように圧延方向く図中矢印方向)に対して
後端のフィッシュテール部6bがへこみ、先端不定形部
6Cが丸くとがった形状となる。この部分は製品の不良
形状部であり、製品とはならない。
従って、このような不都合を少しでも解消するためには
、第10図あるいは第11図に示すような上下の刃物2
4.25とすると良い。すなわち、切断後の被切断部の
形状が、前記したような圧延後の先端クロップ6Cおよ
び後端クロップ6bの形状と逆向きになるように上下の
刃物24.25を湾曲させたり、あるいは屈曲されたり
すると良い。
このような形状の刃物24.25を採用ずれば、圧延後
において切断端をほぼ直線状にすることができ、クロッ
プの発生量をさらに減少させることができる。
なお、以上の実施例では、被切断材として連鋳スラブ等
の連鋳鋼片を切断する場合を説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではな(、通常の鋼板等の被切断材に
も勿論適用できる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、それ
ぞれ先が細った刃先を有する上刃と下刃を、その刃物同
士およびその刃先同士をそれぞれ鋼片を挾んで上下対称
位置に配して鋼片を切断させる方法および装置を採用し
ているため、次のような優れた効果がある。
(1)従来のように、鋼片の切断端の上下表面近くに切
断パリが生じない。従って、圧延時に生ずるヘゲ疵の量
を大巾に減少さUることができ、製品の歩留りを著しく
向上させることができる。
(2)切断端の板厚方向の断面形状が突出した先細形に
なるため、圧延する場合に圧延ロールに噛み込み易い。
また、この切断された鋼片をローラテーブルで搬送する
時に、ローラへのつつか(プが小さい。
(3)鋼片の先後端が切断と同時に先細形に予成形され
るために、圧延後に圧延材の先後端のクロップ量が減少
し、歩留りが向上する。
(4〉スラブ断面中央部が未凝固な鋼片を切断する場合
、従来のようにガス切断または平行刃をすれ違いに昇降
させて切断する方法では、未凝固部分がブレイクアウト
する可能性があるが、本発明による切断方式を採用すれ
ば、切断端の未凝固部分を鋼片の凝固した表面組織で包
み込む状態となり、ブレイクアウトを防止することがで
きる。
(5)上下の刃を昇降自在として鋼片にくい込まぜて鋼
片を切断させる場合は、上部支持ロールと下部支持ロー
ルにより鋼片を上下から均等な力で挟持するので鋼片の
パスラインを常にできる。そして、このために切断装置
の前後面のディプレッシングテーブル、あるいばローラ
へのつつかけ防止設備等の鋼片の上下方向への移動に伴
なう対応設備が不要となり、装置が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の切断方法を示す説明図、第2図は従来の
切断方法により切断した場合の切断パリの発生状態を説
明する図、第3図は従来の切断方法により切断された#
l )’7を圧延した場合のヘゲ疵の発生状態を示す図
、第4図は本発明の一実施例を説明する正面図、第5図
(a )および第5図(b )はそれぞれ本発明による
切断状態の一例および切断後の切断端形状の一例を説明
する図、第6図は第4図の側面図、第7図(A)は本発
明の刃物の一実施例を示す斜視図、第7図(B)は本発
明により切断した場合のヘゲ疵の発生状態を説明する図
、第8図(A)〜(F)は本発明による上下の刃物の他
の実施例を示す図、第9図は本発明の他の実施例を示す
正面図、第10図および第11図は本発明の上下の刃物
の変形例を説明する斜視図である。拳 1.24・・・上刃、2.25・・・下刃、24a 、
 25a・・・刃先、3.23・・・鋼片、6a・・・
ヘゲ疵、10・・・ハウジング、11.12・・・セパ
レータ、13・・・トッププラテン、14・・・上刃プ
ラテン、15・・・下刃プラテン、17・・・連結部材
(タイロッド)、18・・・レベル調整用シリンダ、1
9・・・う1人、19a・・・ラム用ヘッド空、20・
・・ブルノ\ツクシ1ノンダ、21.22.36・・・
ギャグシリンダ、21a122a・・・支持ロール、2
8・・・走行用シ1ノンダ、26.39・・・車輪、3
1・・・チルチングチ−プル。 特許出願人   宇部興産株式会社 第1図 第2図 第3図 a 第7図 (A) 第8図 (A)   (B)   (C)   (D)   (
E)  (F)第9図 第10図      第11図 手続補正書(自発) 昭和58年4り/f′日 特許庁長官 殿 1、 事件の表示 特願昭57−208666号 2 発明の名称 一鋼片の切断方法および装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 郵便番号 755 山口県宇部市西本町1丁目12番32号補正命令はない
。 5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄2発明の詳細な説明の欄。 6 補正の内容 (1)補正した特許請求の範囲は別紙のとおり。 (2)明細書の第4頁の第14行目の「上から順にトッ
プグラ」を「上から順に6つの可動プラテンとしてトッ
プグラ」に補正する。 (3)明細書の第5頁の第1行の「上端に位置する」と
「セパレータ11 ・・・・・」との間に「切断装置本
体の」を加入する。 (4)明細書の第5頁の第6行の「のロッド18a・・
・・・」を「のピストンロッド18a・・・・・」と補
正する。 (5)明細書の第5頁の第4行の「・・・・・また、」
と「トッププラテン・・・・・」との間に「トッププラ
テン13と上刃プラテン14との間には切断用シリンダ
が設けられている。すなわち、」を加入する。 (6)明細書の第6頁の第4行の「・・・・・上刃プラ
テン24・・・・・」を「・・・・・上刃プラテン14
・・・・・」に補正する。 (7)明細書の第6頁の第13行の「対称位置に配置さ
れている。」を「対称位置になるように配置される。」
に補正する。 (8)明細書の第7頁の第9行と第14行の「送りロー
ラ」とを「搬送ローラ」に補正する。 (9)明細書の第7頁の第18行の「ロッド3」を「ピ
ストンロッド6」に補正する。 00)  明細書の第9頁の第4行の「・・・・・制御
させる・・・・・」を「・・・・・制御させたり2位置
調節可能な機械的ストッパを設ける・・・・・」に補正
する。 α◇ 明細書の第10頁の第8行の「周期」を1同期」
に補正する。 αの 明細書の第11頁の第5行の「・・・・・により
、」と「連鋳鋼片・・・・・」との間に「連鋳鋼片2ろ
へくい込んでいき」を加入する。 α■ 明細書の第12頁の第2行と第9行の[上下の刃
物25.25Jを[上下の刃物24,25Jに補正する
。 αゆ 明細書の第19頁の第14行と第15行との間に
下記のとおシ加入する。 記 [なお2以上説明した実施例は、切断装置本体に対して
6つの可動プラテンとして上から順にトッププラテン1
ろ、上刃プラテン14.下刃プラテン15を昇降自在に
配し、切断用シリンダとしてのラム19をトッププラテ
ン1乙と上刃プラテン14との間に設け、トッププラテ
ン13と下刃プラテン15とをタイロッド17により一
体に連結させた場合を示したが、これは、切断装置本体
すなわち)・ウジフグ10.セパレータ11.12等は
そのままにして、内部の前記した配置のbつのプラテン
を上下全く逆さまにし、切断装置本体に対して2例えば
第4図における下刃プラテン15゜上刃プラテン14お
よびトッププラテン13をそれぞれ上から順に上刃プラ
テン、下刃プラテンお刃先を有する刃とし、かつ、その
刃同士および刃身  上 77−

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼片を挟んで上下に配設された上刃と下刃とによ
    り鋼片を切断させる方法に33いて、それぞれ先が細っ
    た刃先を有する上刃と下刃同士、および、その刃先同士
    をそれぞれ鋼片を挟んで互に上下対称位置に配し、上刃
    あるいは下刃のいずれか一方を昇降させて鋼片を切断さ
    せるか、あるいは、上刃と下刃とを同時に昇降させ、鋼
    片に対して刃物を(い込ませることにより鋼片を切断さ
    せることを特徴とする鋼片の切断方法。
  2. (2)ラムを内蔵したトッププラテン、上刃を取付(プ
    た上刃プラテン、下刃を取付Cプた下刃プラテンを上か
    ら下にかけて順次配設し、かつ、これらを切断装置本体
    に対して昇降自在に設け、トッププラテンと下刃プラテ
    ンとを連結部材により一体に連結し、前記ラムと上刃プ
    ラテンとを連結し、切断装置本体に設置したシリンダの
    ピストンロッドと上記のトッププラテン、上刃プラテン
    あるいは下刃プラテンのうちのいずれか1個のプラテン
    とを連結させ、それぞれ先が細った刃先を有する上刃と
    下刃を、その刃同士およびその刃先同士がそれぞれ鋼片
    を挟んで互に上下対称位置になるように、それぞれ上刃
    プラテンと下刃プラテンに取付けたことを特徴とする鋼
    片の切断装置。
JP20866682A 1982-11-30 1982-11-30 鋼片の切断装置 Granted JPS59102511A (ja)

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JPS4827673A (ja) * 1971-08-13 1973-04-12
JPS5227390A (en) * 1975-08-27 1977-03-01 Hitachi Ltd Electrode wiring formation system of semiconductor device

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