JPS6322925B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6322925B2 JPS6322925B2 JP10500383A JP10500383A JPS6322925B2 JP S6322925 B2 JPS6322925 B2 JP S6322925B2 JP 10500383 A JP10500383 A JP 10500383A JP 10500383 A JP10500383 A JP 10500383A JP S6322925 B2 JPS6322925 B2 JP S6322925B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- cutting
- speed
- billet
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D36/00—Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut
- B23D36/0008—Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut for machines with only one cutting, sawing, or shearing devices
- B23D36/0033—Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut for machines with only one cutting, sawing, or shearing devices for obtaining pieces of a predetermined length
- B23D36/0041—Control arrangements specially adapted for machines for shearing or similar cutting, or for sawing, stock which the latter is travelling otherwise than in the direction of the cut for machines with only one cutting, sawing, or shearing devices for obtaining pieces of a predetermined length the tool moving continuously
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shearing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鋼片を搬送させながら切断させる走間
式切断装置の走行速度同調方法に関するものであ
り、更に詳しくは、連続鋳造装置などから連続し
て抽出、搬送されるスラブ、ブルーム等の鋼片
を、鋼片を挟んで対向させて配した1対の、例え
ば1段形のV形刃物を有する切断装置を鋼片の搬
送速度と同調させて走行させながら切断させる時
に、前記刃物の鋼片への食いこみにより発生する
鋼片の鋼片搬送方向とは逆の長手方向への押圧力
を打ち消すように切断装置の走行速度を補正させ
るようにした走間式切断装置の走行速度同調方法
に関するものである。
式切断装置の走行速度同調方法に関するものであ
り、更に詳しくは、連続鋳造装置などから連続し
て抽出、搬送されるスラブ、ブルーム等の鋼片
を、鋼片を挟んで対向させて配した1対の、例え
ば1段形のV形刃物を有する切断装置を鋼片の搬
送速度と同調させて走行させながら切断させる時
に、前記刃物の鋼片への食いこみにより発生する
鋼片の鋼片搬送方向とは逆の長手方向への押圧力
を打ち消すように切断装置の走行速度を補正させ
るようにした走間式切断装置の走行速度同調方法
に関するものである。
連鋳スラブ等の鋼片を切断させるのに有効な方
法として、例えば、第1図aに示すように、鋼片
3を挟んで上下対象に対向させた、V形あるいは
略V形状の刃を有するような1段刃あるいは多段
刃等のうちの1つとして挙られる1対の1段形の
V形刃物2,2同士を鋼片3に食い込ませて鋼片
3を切断させる方法が考えられている。この方法
によれば、双方のV形刃物2,2が鋼片3に食い
込んでゆき、双方の刃先2aが板厚中央部付近に
達した時点で鋼片3が切断分離されるため第1図
bに示す如く、鋼片3は切断されると同時にその
切断端3a部は先細型に予成形され、かつ、第2
図に示すような従来方法の矩形刃同士をすれ違い
させて切断させる場合のように、切断バリが鋼片
の切断端付近の表面に発生することはなく切断バ
リ3bは板厚中央部にわずかに発生するだけなの
で、この切断された連鋳スラブ等の鋼片3を後工
程の圧延過程で圧延した時に、被圧延材の前後端
の幅広がり、オーバラツプ等を極力少なくできる
ためクロツプ量を大幅に低減させることができる
とともに、前記の如く切断バリが鋼片3の表面に
出ないため山形状のヘゲ疵の発生量をも大幅に低
減させることができ、このヘゲ疵によるクロツプ
量をも大幅に低減させることができる。
法として、例えば、第1図aに示すように、鋼片
3を挟んで上下対象に対向させた、V形あるいは
略V形状の刃を有するような1段刃あるいは多段
刃等のうちの1つとして挙られる1対の1段形の
V形刃物2,2同士を鋼片3に食い込ませて鋼片
3を切断させる方法が考えられている。この方法
によれば、双方のV形刃物2,2が鋼片3に食い
込んでゆき、双方の刃先2aが板厚中央部付近に
達した時点で鋼片3が切断分離されるため第1図
bに示す如く、鋼片3は切断されると同時にその
切断端3a部は先細型に予成形され、かつ、第2
図に示すような従来方法の矩形刃同士をすれ違い
させて切断させる場合のように、切断バリが鋼片
の切断端付近の表面に発生することはなく切断バ
リ3bは板厚中央部にわずかに発生するだけなの
で、この切断された連鋳スラブ等の鋼片3を後工
程の圧延過程で圧延した時に、被圧延材の前後端
の幅広がり、オーバラツプ等を極力少なくできる
ためクロツプ量を大幅に低減させることができる
とともに、前記の如く切断バリが鋼片3の表面に
出ないため山形状のヘゲ疵の発生量をも大幅に低
減させることができ、このヘゲ疵によるクロツプ
量をも大幅に低減させることができる。
すなわち、第2図に示すような矩形刃4,4同
士をすれ違いさせて鋼片3を剪断させた場合に
は、第3図に示すように、切断された鋼片3の前
後端部は先細型に予成形されることはなく、鋼片
3の板厚を保つたままであり、かつ、切断端の鋼
片3の表面には切断バリ3cが発生する。
士をすれ違いさせて鋼片3を剪断させた場合に
は、第3図に示すように、切断された鋼片3の前
後端部は先細型に予成形されることはなく、鋼片
3の板厚を保つたままであり、かつ、切断端の鋼
片3の表面には切断バリ3cが発生する。
この切断された鋼片3をそのまま圧延ロール5
にかけて圧延した場合に、前記のおのおのの要因
により、第4図に示すように、圧延された製品
(被圧延材)6の前後端には、幅拡がり6a、オ
ーバラツプ等によるクロツプが発生するととも
に、切断バリ3cが圧延ロール5により鋼片3の
長手方向に引き伸ばされるため被圧延材6にはそ
の長手方向にわたつて山形状のヘゲ疵6bが発生
する。このヘゲ疵6bの長さLは10〜15mにも及
ぶことがあり、このヘゲ疵6bによるクロツプ量
と、前記の幅拡がり6a、オーバーラツプ等によ
るクロツプ量とが相俟つて、その量が大幅に増
し、製品の歩留を著しく悪くしていた。
にかけて圧延した場合に、前記のおのおのの要因
により、第4図に示すように、圧延された製品
(被圧延材)6の前後端には、幅拡がり6a、オ
ーバラツプ等によるクロツプが発生するととも
に、切断バリ3cが圧延ロール5により鋼片3の
長手方向に引き伸ばされるため被圧延材6にはそ
の長手方向にわたつて山形状のヘゲ疵6bが発生
する。このヘゲ疵6bの長さLは10〜15mにも及
ぶことがあり、このヘゲ疵6bによるクロツプ量
と、前記の幅拡がり6a、オーバーラツプ等によ
るクロツプ量とが相俟つて、その量が大幅に増
し、製品の歩留を著しく悪くしていた。
さらに、V形刃物2により切断させれば鋼片3
の切断部3aが先細型になるので、圧延ロールへ
の噛み込みが良くなる。また、ローラテーブルで
搬送させる時にローラへのつつかけが無くなり、
ローラテーブルの長寿命化あるいは小容量化に連
がる。
の切断部3aが先細型になるので、圧延ロールへ
の噛み込みが良くなる。また、ローラテーブルで
搬送させる時にローラへのつつかけが無くなり、
ローラテーブルの長寿命化あるいは小容量化に連
がる。
また、V形刃物の刃先角度を所望の小さい範囲
内におさめれば、所要最大切断力が、矩形刃の場
合よりも小さくなり、切断装置の容量を小さくす
ることができると云う利点もある。
内におさめれば、所要最大切断力が、矩形刃の場
合よりも小さくなり、切断装置の容量を小さくす
ることができると云う利点もある。
このように、V形刃物を用いて鋼片を切断させ
れば種々の優れた効果があり、さらにこのV形刃
物を具備せしめた切断装置を例えば、第5図およ
び第6図に示すような走間式の切断装置7とし
て、連続して搬送されている鋼片3を、一旦停止
させることなく、鋼片3を搬送させつつ切断させ
るようにすれば、切断作業の能率を著しく向上さ
せることができる。特に、第6図に示すように連
鋳装置の最終のピンチロール40のすぐ後面にこ
の走間式切断装置7を設けて、連鋳スラブ等の連
鋳鋼片を走間切断させれば、上記の切断作業の能
率向上化を計れる以外にも、従来のガスカツタ方
式に比べて連続鋼片の温度降下を少なくできて、
後工程の圧延時の再加熱量を小さくでき、熱エネ
ルギーを節約できるとともに、切断時の切断力も
小さくすることができる等の優れた効果がある。
れば種々の優れた効果があり、さらにこのV形刃
物を具備せしめた切断装置を例えば、第5図およ
び第6図に示すような走間式の切断装置7とし
て、連続して搬送されている鋼片3を、一旦停止
させることなく、鋼片3を搬送させつつ切断させ
るようにすれば、切断作業の能率を著しく向上さ
せることができる。特に、第6図に示すように連
鋳装置の最終のピンチロール40のすぐ後面にこ
の走間式切断装置7を設けて、連鋳スラブ等の連
鋳鋼片を走間切断させれば、上記の切断作業の能
率向上化を計れる以外にも、従来のガスカツタ方
式に比べて連続鋼片の温度降下を少なくできて、
後工程の圧延時の再加熱量を小さくでき、熱エネ
ルギーを節約できるとともに、切断時の切断力も
小さくすることができる等の優れた効果がある。
このような走間式切断装置の1例を第5図およ
び第6図に基づいて説明すると、符号10,10
で示すものは切断装置7のハウジングで、その上
下端はセパレータ11,12によつて連結されて
いる。
び第6図に基づいて説明すると、符号10,10
で示すものは切断装置7のハウジングで、その上
下端はセパレータ11,12によつて連結されて
いる。
ハウジング10内には、上から順に上刃プラテ
ン13、下刃プラテン14、ボトムプラテン15
がガイド16,16に沿つて昇降可能に設けられ
ている。上刃プラテン13とボトムプラテン15
とは連結部材であるタイロツド17によつて一体
に連結されている。タイロツド17は下刃プラテ
ン14を摺動自在に貫通して設けられている。
ン13、下刃プラテン14、ボトムプラテン15
がガイド16,16に沿つて昇降可能に設けられ
ている。上刃プラテン13とボトムプラテン15
とは連結部材であるタイロツド17によつて一体
に連結されている。タイロツド17は下刃プラテ
ン14を摺動自在に貫通して設けられている。
下端に位置する切断装置7のセパレータ12に
は、レベル調整用のシリンダ18が複数個設けら
れており、そのピストンロツド18aの先端はボ
トムプラテン15に連結されている。また、下刃
プラテン14とボトムプラテン15との間には切
断用シリンダが設けられている。すなわち、ボト
ムプラテン15には切断用のラム19が内蔵され
ており、その上端は下刃プラテン14に連結され
ている。
は、レベル調整用のシリンダ18が複数個設けら
れており、そのピストンロツド18aの先端はボ
トムプラテン15に連結されている。また、下刃
プラテン14とボトムプラテン15との間には切
断用シリンダが設けられている。すなわち、ボト
ムプラテン15には切断用のラム19が内蔵され
ており、その上端は下刃プラテン14に連結され
ている。
なお、ボトムプラテン15と下刃プラテン14
との間にはプルバツクシリンダ20が所定数設け
られている。
との間にはプルバツクシリンダ20が所定数設け
られている。
一方、上刃のプラテン13と下刃プラテン14
にはそれぞれギヤグシリンダ21,22が設けら
れており、これらシリンダのピストンロツドの先
端にはそれぞれ支持ロール21a,22aが回転
自在に設けられている。これら支持ローラ21
a,22aによつて被切断材である連鋳鋼片3が
パスライン上に支えられる。なお、第6図に示す
ように後面側の下部支持ロール22aは、斜め下
方からシリンダ36により、また、斜め上方から
はターンバツクル等の連結装置37により、切断
装置7に移動自在に取付けられており、クロツプ
を下方へ落し込む時に、シリンダ36のピストン
ロツドを後退させることにより、この支持ロール
22aを後面側に逃がせるように構成されてい
る。
にはそれぞれギヤグシリンダ21,22が設けら
れており、これらシリンダのピストンロツドの先
端にはそれぞれ支持ロール21a,22aが回転
自在に設けられている。これら支持ローラ21
a,22aによつて被切断材である連鋳鋼片3が
パスライン上に支えられる。なお、第6図に示す
ように後面側の下部支持ロール22aは、斜め下
方からシリンダ36により、また、斜め上方から
はターンバツクル等の連結装置37により、切断
装置7に移動自在に取付けられており、クロツプ
を下方へ落し込む時に、シリンダ36のピストン
ロツドを後退させることにより、この支持ロール
22aを後面側に逃がせるように構成されてい
る。
ところで、上刃プラテン13と下刃プラテン1
4には、それぞれ連鋳鋼片3を挟んで上下対象に
対向させてV形刃物である上刃2と下刃2が設け
られている。
4には、それぞれ連鋳鋼片3を挟んで上下対象に
対向させてV形刃物である上刃2と下刃2が設け
られている。
一方、ハウジング10の両側には車輪26が複
数個回転自在に設けられており、それぞれの車輪
26はレール27上に走行自在に接している。ま
た、ハウジング10の下端部にも車輪39が設け
られており、ガイドレール38の下側に接して転
動し、切断装置7の転倒を防止している。
数個回転自在に設けられており、それぞれの車輪
26はレール27上に走行自在に接している。ま
た、ハウジング10の下端部にも車輪39が設け
られており、ガイドレール38の下側に接して転
動し、切断装置7の転倒を防止している。
そして、第6図に示すようにハウジング10に
は、走間駆動源としてのモートルシリンダ28の
ピストンロツド28aが連結されており、切断装
置7を連鋳鋼片3の搬送速度に同調させて走行さ
せ、また、元の位置に復帰させるように構成され
ている。
は、走間駆動源としてのモートルシリンダ28の
ピストンロツド28aが連結されており、切断装
置7を連鋳鋼片3の搬送速度に同調させて走行さ
せ、また、元の位置に復帰させるように構成され
ている。
切断装置7を挟んでモートルシリンダ28と反
対側には、連続鋼片3のパスライン上に沿つて支
持枠29が配置されており、この支持枠29には
所定間隔で連鋳鋼片3の搬送ローラ30が設けら
れている。
対側には、連続鋼片3のパスライン上に沿つて支
持枠29が配置されており、この支持枠29には
所定間隔で連鋳鋼片3の搬送ローラ30が設けら
れている。
支持枠29の切断装置7側の端部には、チルチ
ングテーブル31が軸32によつて回動自在に軸
承されている。このチルチングテーブル31には
1個の搬送ローラ33が設けられている。
ングテーブル31が軸32によつて回動自在に軸
承されている。このチルチングテーブル31には
1個の搬送ローラ33が設けられている。
このチルチングテーブル31は、支持枠29側
に取り付けられたシリンダ34のピストンロツド
34aの先端に回転自在に連結されている。
に取り付けられたシリンダ34のピストンロツド
34aの先端に回転自在に連結されている。
従つて、シリンダ34を作動させて、ピストン
ロツド34aを後退させれば、チルチングテーブ
ル31は第6図に実線で示す水平な位置から、二
点鎖線で示す下方に逃げた位置まで回動させるこ
とができる。
ロツド34aを後退させれば、チルチングテーブ
ル31は第6図に実線で示す水平な位置から、二
点鎖線で示す下方に逃げた位置まで回動させるこ
とができる。
また、第6図中符号40で示すものは連続鋳造
装置末端のピンチロール、符号41で示すものは
切断装置7の前面に位置する搬送ローラである。
装置末端のピンチロール、符号41で示すものは
切断装置7の前面に位置する搬送ローラである。
このように構成された走間式切断装置7により
連鋳鋼片3を走間切断させる時には、まず、チル
チングテーブル31を下方へ逃がし、切断装置7
が下流側へ走行可能な状態とさせ、連鋳鋼片3を
上下の支持ロール21a,22aで均等な力で挟
み込むと共に、切断装置7の走行用モートルシリ
ンダ28を作動させて、切断装置7の走行速度と
連鋳鋼片3の供給速度とを同調させて切断装置7
を下流側へ走行させる。そして、切断すべき時点
になれば装置用ラム19およびレベル調整用シリ
ンダ18を作動させ、切断動作を開始させる。こ
の時、ボトムプラテン15に対して下刃プラテン
14がFの速度で上昇するようにラム19のヘツ
ド室19aへ切断力としての油圧を作動させる。
同時に、ボトムプラテン15および上刃プラテン
13がF/2の速度で下降するようにレベル調整
用シリンダ18のロツド側に油圧を作動させる。
そうすると、下刃プラテン14はF−F/2=
F/2の速度で上昇することになる。すなわち、
上刃2と下刃2は同一速度F/2でそれぞれ下
降、上昇することにより、連鋳鋼片3へ食い込ん
でいき、連鋳鋼片3が切断される。なお、切断時
には、連鋳鋼片3はその被切断部の両側で上下の
ギヤグシリンダ21,22,36により支持ロー
ル21a,22aを介して上下方向から均等に挟
持されるため、連鋳鋼片3は上下方向へ移動する
ことがないので、上刃2と下刃2とは連鋳鋼片2
3を中心として上下対称な位置を保ちつつ、上刃
2と下刃2は連鋳鋼片3に対してそれぞれ同一速
度で同一量ずつくい込んで行き、切断作用が確実
に行なわれる。
連鋳鋼片3を走間切断させる時には、まず、チル
チングテーブル31を下方へ逃がし、切断装置7
が下流側へ走行可能な状態とさせ、連鋳鋼片3を
上下の支持ロール21a,22aで均等な力で挟
み込むと共に、切断装置7の走行用モートルシリ
ンダ28を作動させて、切断装置7の走行速度と
連鋳鋼片3の供給速度とを同調させて切断装置7
を下流側へ走行させる。そして、切断すべき時点
になれば装置用ラム19およびレベル調整用シリ
ンダ18を作動させ、切断動作を開始させる。こ
の時、ボトムプラテン15に対して下刃プラテン
14がFの速度で上昇するようにラム19のヘツ
ド室19aへ切断力としての油圧を作動させる。
同時に、ボトムプラテン15および上刃プラテン
13がF/2の速度で下降するようにレベル調整
用シリンダ18のロツド側に油圧を作動させる。
そうすると、下刃プラテン14はF−F/2=
F/2の速度で上昇することになる。すなわち、
上刃2と下刃2は同一速度F/2でそれぞれ下
降、上昇することにより、連鋳鋼片3へ食い込ん
でいき、連鋳鋼片3が切断される。なお、切断時
には、連鋳鋼片3はその被切断部の両側で上下の
ギヤグシリンダ21,22,36により支持ロー
ル21a,22aを介して上下方向から均等に挟
持されるため、連鋳鋼片3は上下方向へ移動する
ことがないので、上刃2と下刃2とは連鋳鋼片2
3を中心として上下対称な位置を保ちつつ、上刃
2と下刃2は連鋳鋼片3に対してそれぞれ同一速
度で同一量ずつくい込んで行き、切断作用が確実
に行なわれる。
以上、述べたように、鋼片を挟んで対向させて
配した1対のV形刃物を有する走間式切断装置
を、連続して走行されている鋼片の搬送ライン途
中に設けて、鋼片を走間切断させる方法は非常に
有効である。
配した1対のV形刃物を有する走間式切断装置
を、連続して走行されている鋼片の搬送ライン途
中に設けて、鋼片を走間切断させる方法は非常に
有効である。
ところが、1対のV形刃物を鋼片へ食い込ませ
て鋼片を走行切断させれば、1対のV形刃物2が
鋼片3に食い込むと、V形刃物2が三角形状の断
面を有するために、第1図の符号Gで示すよう
に、鋼片3にはV形刃物2を挟んで左右の水平方
向に切断力の分力すなわち押圧力が作用する。こ
の時、V形刃物2よりも下流側後面側の鋼片3に
この押圧力Gが作用しても、その下流側の鋼片3
はその先端が既に切断されていて自由状態で搬送
されているので特に外部からの拘束力は作用しな
いので支障ないが、V形刃物2よりも上流側(前
面側)の鋼片3は例えば上流側に設けられたピン
チロール等により外部からの拘束力を持つて連続
されて搬送されているため、単に鋼片3と走間式
切断装置7の相対速度を零にしただけではこの上
流側の鋼片3はこの押圧力Gにより上流方向へ押
し戻されることになる。
て鋼片を走行切断させれば、1対のV形刃物2が
鋼片3に食い込むと、V形刃物2が三角形状の断
面を有するために、第1図の符号Gで示すよう
に、鋼片3にはV形刃物2を挟んで左右の水平方
向に切断力の分力すなわち押圧力が作用する。こ
の時、V形刃物2よりも下流側後面側の鋼片3に
この押圧力Gが作用しても、その下流側の鋼片3
はその先端が既に切断されていて自由状態で搬送
されているので特に外部からの拘束力は作用しな
いので支障ないが、V形刃物2よりも上流側(前
面側)の鋼片3は例えば上流側に設けられたピン
チロール等により外部からの拘束力を持つて連続
されて搬送されているため、単に鋼片3と走間式
切断装置7の相対速度を零にしただけではこの上
流側の鋼片3はこの押圧力Gにより上流方向へ押
し戻されることになる。
このような現象がおこると、V形刃物2よりも
上流側の一定速度で拘束力を有して搬送されてい
る鋼片3の円滑な搬送状態が保たれなくなり、鋼
片3自体に歪や変形が生じたりして製品としての
価値を損なうことになり、また走間式切断装置に
安定した鋼片3の供給ができなくなるため、一定
周期で連続した切断作業を続行させることができ
なくなり、作業能率をかえつて悪化させることに
なる。
上流側の一定速度で拘束力を有して搬送されてい
る鋼片3の円滑な搬送状態が保たれなくなり、鋼
片3自体に歪や変形が生じたりして製品としての
価値を損なうことになり、また走間式切断装置に
安定した鋼片3の供給ができなくなるため、一定
周期で連続した切断作業を続行させることができ
なくなり、作業能率をかえつて悪化させることに
なる。
また、通常、連続鋳造装置においては、スラブ
等の鋼片の冷却、凝固過程を安定化させるためモ
ールド内の湯面レベルをある範囲内に押えている
が、このためにピンチロールにより溶鋼の引抜き
速度を一定に保つように制御したり、あるいは、
さらにタンデイツシユまたはレードルのノズルの
開度を制御したりしてモールドへの溶鋼の流出湯
量を制御している。そしてこれらは1つの制御系
をなして行なわれいる。
等の鋼片の冷却、凝固過程を安定化させるためモ
ールド内の湯面レベルをある範囲内に押えている
が、このためにピンチロールにより溶鋼の引抜き
速度を一定に保つように制御したり、あるいは、
さらにタンデイツシユまたはレードルのノズルの
開度を制御したりしてモールドへの溶鋼の流出湯
量を制御している。そしてこれらは1つの制御系
をなして行なわれいる。
したがつて、他の要因、理由によつて、連続鋳
造装置において鋼片の引抜き速度を他の一定速度
に変えたり、時々刻々変えたりすることは、連続
鋳造装置内での連鋳鋼片の冷却、凝固過程の安定
化の為の制御系に悪影響を与えるとともに、連鋳
鋼片の中心部の未凝固の溶鋼が鋼片の外部へ流出
するブレークアウト等の好ましくない現象を引き
起こすこととなる。
造装置において鋼片の引抜き速度を他の一定速度
に変えたり、時々刻々変えたりすることは、連続
鋳造装置内での連鋳鋼片の冷却、凝固過程の安定
化の為の制御系に悪影響を与えるとともに、連鋳
鋼片の中心部の未凝固の溶鋼が鋼片の外部へ流出
するブレークアウト等の好ましくない現象を引き
起こすこととなる。
そして、連続鋳造装置の最終のピンチロール4
0以降の連鋳鋼片3に搬送方向に対して、前記し
たような押圧力等の外力を加えることは、上記し
たように連続鋳造装置の引抜き速度を変える結果
になり好ましくない。また、この外力が連続鋳造
装置内の連鋳鋼片の内部応力分布に影響を及ぼ
し、内部割れ、変形等の連鋳鋼片の欠陥が発生す
ることになる。
0以降の連鋳鋼片3に搬送方向に対して、前記し
たような押圧力等の外力を加えることは、上記し
たように連続鋳造装置の引抜き速度を変える結果
になり好ましくない。また、この外力が連続鋳造
装置内の連鋳鋼片の内部応力分布に影響を及ぼ
し、内部割れ、変形等の連鋳鋼片の欠陥が発生す
ることになる。
以上のような種々の理由により、前記の1対の
V形刃物2の鋼片3への食い込みにより発生する
V形刃物2よりも上流側、すなわち連鋳鋼片を走
間切断させる場合には連続鋳造装置側の鋼片3の
押圧力を打ち消すために、例えば、上流側の連続
した鋼片3の搬送速度をV形刃物2の鋼片3への
食い込み量に応じて順次遅くしたりして鋼片3の
搬送速度を変えたりすることは好ましくない。
V形刃物2の鋼片3への食い込みにより発生する
V形刃物2よりも上流側、すなわち連鋳鋼片を走
間切断させる場合には連続鋳造装置側の鋼片3の
押圧力を打ち消すために、例えば、上流側の連続
した鋼片3の搬送速度をV形刃物2の鋼片3への
食い込み量に応じて順次遅くしたりして鋼片3の
搬送速度を変えたりすることは好ましくない。
このような事情に鑑み、前記したような1対の
V形刃物を備えた走間式切断装置の優位性を発揮
させるためになされたのが本発明である。
V形刃物を備えた走間式切断装置の優位性を発揮
させるためになされたのが本発明である。
すなわち、本発明においては、上記したような
種々の欠点をなくするために、鋼片を挟んで対向
させて配した1対のV形あるいは略V形状の刃を
鋼片に食い込ませて鋼片を走間切断させるように
した走間式切断装置を、鋼片の搬送速度に同調さ
せて走行させて鋼片を切断させる時に、前記刃物
の鋼片への食い込み時に発生する鋼片の鋼片搬送
方向とは逆の長手方向への押圧力を打ち消すよう
に走間式切断装置の走行速度を、刃物の食い込み
量に応じて順次補正させていく方法を採用した。
種々の欠点をなくするために、鋼片を挟んで対向
させて配した1対のV形あるいは略V形状の刃を
鋼片に食い込ませて鋼片を走間切断させるように
した走間式切断装置を、鋼片の搬送速度に同調さ
せて走行させて鋼片を切断させる時に、前記刃物
の鋼片への食い込み時に発生する鋼片の鋼片搬送
方向とは逆の長手方向への押圧力を打ち消すよう
に走間式切断装置の走行速度を、刃物の食い込み
量に応じて順次補正させていく方法を採用した。
以下、本発明に係る刃物の1種であるV形刃物
を例にとつて本発明の詳細を説明する。
を例にとつて本発明の詳細を説明する。
まず、V形刃物2が鋼片3に食い込んだ時に鋼
片3の長手方向に発生する押圧力による鋼片3自
体の長手方向の移動について第7図および第8図
に基づいて説明する。なお、V形刃物2の刃先角
を2θ、切断速度すなわち刃物2の鋼片3に対する
進入速度をν、鋼片3の厚みをh、V形刃物2の
刃先2aが鋼片3の表面に当つた瞬間の時刻をt
=0とする。また、切断が完了した時刻をt=t1
とする。
片3の長手方向に発生する押圧力による鋼片3自
体の長手方向の移動について第7図および第8図
に基づいて説明する。なお、V形刃物2の刃先角
を2θ、切断速度すなわち刃物2の鋼片3に対する
進入速度をν、鋼片3の厚みをh、V形刃物2の
刃先2aが鋼片3の表面に当つた瞬間の時刻をt
=0とする。また、切断が完了した時刻をt=t1
とする。
V形刃物2の刃先2aが鋼片3に当つてからの
時刻tにおける各部の状態を鋼片3の巾方向の単
位巾について第8図に基づき説明すれば、刃先2
aの食い込み深さD=νt 上下刃先2a間の距離R=h−2D 刃物2の食い込み部の各寸法 C=D/cosθ=νt/cosθ E=2C sinθ=2νt tanθ 刃物2による鋼片3の食い込み量変位(面積)、
(上下刃2の合計) V=2×1/2ED=2(νt)2tanθ 機構上、切断完了までの時間t1と刃先2a同士
がぶつかるまでの時間tcとの関係は t1<tc=h/2ν ここで、刃物2が鋼片3に食い込む前と食い込
んだ時の鋼片3の体積は一定であり、かつ、鋼片
3の長手方向の拘束はなく、刃物2押し込み部の
ヒーピング(盛り上がり)はないものと仮定すれ
ば、鋼片3はその長手方向に移動することにな
る。
時刻tにおける各部の状態を鋼片3の巾方向の単
位巾について第8図に基づき説明すれば、刃先2
aの食い込み深さD=νt 上下刃先2a間の距離R=h−2D 刃物2の食い込み部の各寸法 C=D/cosθ=νt/cosθ E=2C sinθ=2νt tanθ 刃物2による鋼片3の食い込み量変位(面積)、
(上下刃2の合計) V=2×1/2ED=2(νt)2tanθ 機構上、切断完了までの時間t1と刃先2a同士
がぶつかるまでの時間tcとの関係は t1<tc=h/2ν ここで、刃物2が鋼片3に食い込む前と食い込
んだ時の鋼片3の体積は一定であり、かつ、鋼片
3の長手方向の拘束はなく、刃物2押し込み部の
ヒーピング(盛り上がり)はないものと仮定すれ
ば、鋼片3はその長手方向に移動することにな
る。
今、走間式切断装置7を固定して、鋼片3の動
きを考える。V形刃物2の中心線8に対する鋼片
3の動きは対称的であるから中心線8の片側につ
いて移動速度Uを求めると、 U=lim U=lim Δt→0(Δs/Δt)=(1/h)d(V/2)/dt=
(2ν2・tanθ/h)・t ここで、Δsは鋼片3の長手方向の微小移動量、
Δtは微小時間である。
きを考える。V形刃物2の中心線8に対する鋼片
3の動きは対称的であるから中心線8の片側につ
いて移動速度Uを求めると、 U=lim U=lim Δt→0(Δs/Δt)=(1/h)d(V/2)/dt=
(2ν2・tanθ/h)・t ここで、Δsは鋼片3の長手方向の微小移動量、
Δtは微小時間である。
従つて、V形刃物2よりも上流側すなわち、鋼
片3が連続して搬送されてくる側の鋼片3の供給
速度(連鋳鋼片を切断する場合は、連続鋳造装置
からの連鋳鋼片の抽出速度)をVCとすれば、V
形刃物2よりも上流側の鋼片3の供給状態に全く
影響を与えず走間切断させるためには、走間式切
断装置7の走行速度FSを、前記鋼片3の供給速
度VCよりも鋼片3のV形刃物2による上流側へ
の移動速度すなわちV形刃物2により鋼片3が上
流側へ押し戻される速度Uだけ速くしてやる必要
がある。すなわち、走間式切断装置7の走行速度
は、 FS=VC+U=VC+{(2ν・tanθ)/h}・t としてやる必要がある。
片3が連続して搬送されてくる側の鋼片3の供給
速度(連鋳鋼片を切断する場合は、連続鋳造装置
からの連鋳鋼片の抽出速度)をVCとすれば、V
形刃物2よりも上流側の鋼片3の供給状態に全く
影響を与えず走間切断させるためには、走間式切
断装置7の走行速度FSを、前記鋼片3の供給速
度VCよりも鋼片3のV形刃物2による上流側へ
の移動速度すなわちV形刃物2により鋼片3が上
流側へ押し戻される速度Uだけ速くしてやる必要
がある。すなわち、走間式切断装置7の走行速度
は、 FS=VC+U=VC+{(2ν・tanθ)/h}・t としてやる必要がある。
すなわち、走間式切断装置7の走行速度は鋼片
3の供給速度と同一(走間式切断装置と鋼片3の
相対速度を零)にするだけではだめで、V形刃物
2の鋼片3への食い込みに応じて、走間式切断装
置の走行速度を順次速くするようにUだけ補正さ
せていく。
3の供給速度と同一(走間式切断装置と鋼片3の
相対速度を零)にするだけではだめで、V形刃物
2の鋼片3への食い込みに応じて、走間式切断装
置の走行速度を順次速くするようにUだけ補正さ
せていく。
このような運転制御をさせる制御方法として、
例えば、第9図の制御ブロツクに示すようなもの
とした。
例えば、第9図の制御ブロツクに示すようなもの
とした。
第9図に基づいてこの速度補正制御方法を説明
すると、この制御方式は、概して走間式切断装置
の同調制御演算ユニツト50、走間式切断装置走
行速度補正演算ユニツト51および直流電動機制
御ユニツト52から構成させた。
すると、この制御方式は、概して走間式切断装置
の同調制御演算ユニツト50、走間式切断装置走
行速度補正演算ユニツト51および直流電動機制
御ユニツト52から構成させた。
同調切断演算ユニツト50には図示したよう
に、鋼片供給速度信号、鋼片流れ量検出信号等を
入力させて演算させることにより鋼片3の供給速
度と走間式切断装置とを同調させて鋼片3を走間
切断させたり、鋼片3を定寸切断させるために必
要な出力信号として、鋼片速度位置同調信号すな
わち、前記鋼片3の供給速度VC50a、切断信
号50bおよびその他必要なタイミング信号50
cを取出すようにする。切断信号50bは鋼片3
を切断すべき位置に走間式切断装置7のV形刃物
2があり、しかも、鋼片3の供給速度VCと走間
式切断装置7の走行速度が同調している時(鋼片
3と切断装置7の相対速度が零の時)に出力させ
る。
に、鋼片供給速度信号、鋼片流れ量検出信号等を
入力させて演算させることにより鋼片3の供給速
度と走間式切断装置とを同調させて鋼片3を走間
切断させたり、鋼片3を定寸切断させるために必
要な出力信号として、鋼片速度位置同調信号すな
わち、前記鋼片3の供給速度VC50a、切断信
号50bおよびその他必要なタイミング信号50
cを取出すようにする。切断信号50bは鋼片3
を切断すべき位置に走間式切断装置7のV形刃物
2があり、しかも、鋼片3の供給速度VCと走間
式切断装置7の走行速度が同調している時(鋼片
3と切断装置7の相対速度が零の時)に出力させ
る。
走行速度補正演算ユニツト51は、前記したよ
うなV形刃物2の鋼片3への食い込みに応じて順
次変化する鋼片3の上流側方向への押し戻され速
度U=2ν2t tanθ/hを時間tの変化(第10図
参照)に応じて順次演算し、その演算結果を出力
信号51dとして順次取り出すためのものであ
る。この走行速度補正演算ユニツト51には、マ
イコン等の演算装置を内蔵させ、前記同調切断演
算ユニツト50から出力される切断信号50bが
入力されている間(切断開始から切断完了まで)
に、補正速度U=2ν2t tanθ/hを絶えず演算さ
せ、第10図に示すような変化をする補正速度U
を補正信号51dとして取り出すようにする。
うなV形刃物2の鋼片3への食い込みに応じて順
次変化する鋼片3の上流側方向への押し戻され速
度U=2ν2t tanθ/hを時間tの変化(第10図
参照)に応じて順次演算し、その演算結果を出力
信号51dとして順次取り出すためのものであ
る。この走行速度補正演算ユニツト51には、マ
イコン等の演算装置を内蔵させ、前記同調切断演
算ユニツト50から出力される切断信号50bが
入力されている間(切断開始から切断完了まで)
に、補正速度U=2ν2t tanθ/hを絶えず演算さ
せ、第10図に示すような変化をする補正速度U
を補正信号51dとして取り出すようにする。
なお、この走行速度補正演算ユニツト51に
は、刃物角度設定器51b、鋼片厚み設定器51
cを接続させておけば、刃先角2θの異なる刃物2
に変更したい場合あるいは厚みhの異なる鋼片3
を切断させたい場合に対応させることができる。
さらに、切断装置7の刃物取付部付近に刃物速度
検出器51aを設置し、これを前記走行速度補正
演算ユニツト51に接続させて刃物2の実際速度
をたえず検出させるようにすれば、例えば、刃物
2の速度を人為的に変える場合でも、あるいは刃
物2の鋼片3への食い込み抵抗等により刃物2の
食い込み速度がおのずと変化するような場合で
も、その実際の速度を常に検出させて演算ユニツ
ト51に入力させて確実な走行速度補正信号51
dを取り出すようにすることができる。
は、刃物角度設定器51b、鋼片厚み設定器51
cを接続させておけば、刃先角2θの異なる刃物2
に変更したい場合あるいは厚みhの異なる鋼片3
を切断させたい場合に対応させることができる。
さらに、切断装置7の刃物取付部付近に刃物速度
検出器51aを設置し、これを前記走行速度補正
演算ユニツト51に接続させて刃物2の実際速度
をたえず検出させるようにすれば、例えば、刃物
2の速度を人為的に変える場合でも、あるいは刃
物2の鋼片3への食い込み抵抗等により刃物2の
食い込み速度がおのずと変化するような場合で
も、その実際の速度を常に検出させて演算ユニツ
ト51に入力させて確実な走行速度補正信号51
dを取り出すようにすることができる。
そして、このようにして同調切断演算ユニツト
50および走行速度補正ユニツト51からおのお
の出力される鋼片3の供給速度信号50aおよび
切断装置走行速度補正信号51dとを直流電動機
制御ユニツト52に入力させ、ここで前記した走
間式切断装置7の補正された実際の走行速度を
FS=VC+Uとさせるようにし、この出力信号に
より走間式切断装置7の走行用モートルシリンダ
28の直流電動機28bの速度を変化させるよう
にして、V形刃物2の鋼片3の食い込み量に比例
させて走間式切断装置7の走行速度FSを速くさ
せるようにする。なお、図中の記号SR,CR,
TGは、それぞれ速度制御器、電流制御器、回転
速度発電器である。また、以上の説明では走間式
切断装置7の走行駆動源として速度応答性の良い
直流電動機28bを内蔵したモートルシリンダ2
8を適用した場合を示したが、この走行駆動源と
してはこれに限定されるものではなく、油圧シリ
ンダ等の他の駆動源を用いることもできる。
50および走行速度補正ユニツト51からおのお
の出力される鋼片3の供給速度信号50aおよび
切断装置走行速度補正信号51dとを直流電動機
制御ユニツト52に入力させ、ここで前記した走
間式切断装置7の補正された実際の走行速度を
FS=VC+Uとさせるようにし、この出力信号に
より走間式切断装置7の走行用モートルシリンダ
28の直流電動機28bの速度を変化させるよう
にして、V形刃物2の鋼片3の食い込み量に比例
させて走間式切断装置7の走行速度FSを速くさ
せるようにする。なお、図中の記号SR,CR,
TGは、それぞれ速度制御器、電流制御器、回転
速度発電器である。また、以上の説明では走間式
切断装置7の走行駆動源として速度応答性の良い
直流電動機28bを内蔵したモートルシリンダ2
8を適用した場合を示したが、この走行駆動源と
してはこれに限定されるものではなく、油圧シリ
ンダ等の他の駆動源を用いることもできる。
このように、V形刃物2の鋼片3への食い込み
に応じた鋼片3の長手方向への移動速度Uを順次
鋼片3の供給速度VCに加えた速度FSを走間式切
断装置7の走行速度としてやれば、鋼片3に発生
する鋼片3の鋼片搬送方向とは逆の長手方向への
押圧力を打ち消すことができ、円滑な走間切断を
させることができる。
に応じた鋼片3の長手方向への移動速度Uを順次
鋼片3の供給速度VCに加えた速度FSを走間式切
断装置7の走行速度としてやれば、鋼片3に発生
する鋼片3の鋼片搬送方向とは逆の長手方向への
押圧力を打ち消すことができ、円滑な走間切断を
させることができる。
なお、以上は本発明に適用される刃物の1例と
して1段形のV形刃物2を適用した場合を説明し
たが、本発明に係る走間式切断装置の走行速度同
調方法はこのV形刃物2により走間切断させる場
合に限定されるものではなく、例えば第11図A
〜Hに示すような、鋼片への食い込みにより鋼片
の長手方向に押圧力等の外力を与えるような刃
物、すなわちV形あるいは略V形状の刃先部を有
する1段形の刃物あるいは多段形等の刃物の種々
形状の異なる刃物55〜62により、鋼片を走間
切断させる場合にも適用できるものである。特
に、第11図F〜Hに示したような多段形刃とす
れば、最大切断力はV形刃物2と同等のもので、
切断端の予成形量を更に多くさせるようにするこ
とができる。このうちの第11図Fに示す2段形
刃により切断させる場合を第12図から第15図
により説明すると、この2段形刃60の刃先部6
0aの刃先角を前記の1段形刃であるV形刃物2
(第13図参照)と同一角2θ(例えば2θ=30〜90
度)とし、2段目の刃部60bの角度θ2をこれよ
りも大きい角度(例えば50〜130度)とし、かつ、
刃先部60aの高さは、1段形刃のV形刃物2に
より鋼片3を切断させる時に、その切断力が第1
4図に示すように最大となる点aに相当する板厚
A%と同等の高さとする。
して1段形のV形刃物2を適用した場合を説明し
たが、本発明に係る走間式切断装置の走行速度同
調方法はこのV形刃物2により走間切断させる場
合に限定されるものではなく、例えば第11図A
〜Hに示すような、鋼片への食い込みにより鋼片
の長手方向に押圧力等の外力を与えるような刃
物、すなわちV形あるいは略V形状の刃先部を有
する1段形の刃物あるいは多段形等の刃物の種々
形状の異なる刃物55〜62により、鋼片を走間
切断させる場合にも適用できるものである。特
に、第11図F〜Hに示したような多段形刃とす
れば、最大切断力はV形刃物2と同等のもので、
切断端の予成形量を更に多くさせるようにするこ
とができる。このうちの第11図Fに示す2段形
刃により切断させる場合を第12図から第15図
により説明すると、この2段形刃60の刃先部6
0aの刃先角を前記の1段形刃であるV形刃物2
(第13図参照)と同一角2θ(例えば2θ=30〜90
度)とし、2段目の刃部60bの角度θ2をこれよ
りも大きい角度(例えば50〜130度)とし、かつ、
刃先部60aの高さは、1段形刃のV形刃物2に
より鋼片3を切断させる時に、その切断力が第1
4図に示すように最大となる点aに相当する板厚
A%と同等の高さとする。
すなわち、1段形刃であるV形刃物2が板厚の
ある深さ、例えば第13図および第14図に示す
ように板厚に対する1方の刃物2の食い込み量の
割合がA%(例えば鋼板の場合A=36%)に達し
た時に切断力がピーク(第14図中a点)にな
り、それ以降の破断分離点(第14図中b点、す
なわち刃物2の板厚に対する食い込み量の割合が
8%、例えば鋼板の場合B=46.5%)までは切断
力が急激に減少するというV形刃物2による切断
性能を保つて、前記したような2段形刃60を形
成させ、この1対の2段形刃60を第12図のよ
うに鋼片3に食い込ませて鋼片3を切断させるよ
うにする。この場合、2段形刃60による切断力
変化は第14図の曲線1のようになり、1段目の
刃部60aがその高さの板厚のA%に相当する深
さに食い込んだ時に、その切断力はV形刃物2と
同等の第14図中a点で最大となり、a点からは
2段目の刃部60bが食い込みを開始し、その切
断力は第14図の曲線a〜cの如く穏やかに下降
してV形刃物2と同様に刃物60が板厚のB%の
深さに達した時点c点で切断分離される。
ある深さ、例えば第13図および第14図に示す
ように板厚に対する1方の刃物2の食い込み量の
割合がA%(例えば鋼板の場合A=36%)に達し
た時に切断力がピーク(第14図中a点)にな
り、それ以降の破断分離点(第14図中b点、す
なわち刃物2の板厚に対する食い込み量の割合が
8%、例えば鋼板の場合B=46.5%)までは切断
力が急激に減少するというV形刃物2による切断
性能を保つて、前記したような2段形刃60を形
成させ、この1対の2段形刃60を第12図のよ
うに鋼片3に食い込ませて鋼片3を切断させるよ
うにする。この場合、2段形刃60による切断力
変化は第14図の曲線1のようになり、1段目の
刃部60aがその高さの板厚のA%に相当する深
さに食い込んだ時に、その切断力はV形刃物2と
同等の第14図中a点で最大となり、a点からは
2段目の刃部60bが食い込みを開始し、その切
断力は第14図の曲線a〜cの如く穏やかに下降
してV形刃物2と同様に刃物60が板厚のB%の
深さに達した時点c点で切断分離される。
このような2段形刃60を有する切断装置で鋼
片3を切断させれば、切断装置の必要切断容量は
1段形刃であるV形刃物2の切断装置と同等のも
ので第15図に示すように、前記V形刃物2によ
る第1図bに示す切断端の形状に比べて片側で1
段多い段付が形成される。すなわち、予成形量を
大きくすることができる。しかも切断面形状が先
鋭化されることと相俟つて、圧延させた時に切断
部の幅拡がり、オーバラツプ量等によるクロツプ
量を更に少なくすることができ、歩留りをより一
層向上させることができる。
片3を切断させれば、切断装置の必要切断容量は
1段形刃であるV形刃物2の切断装置と同等のも
ので第15図に示すように、前記V形刃物2によ
る第1図bに示す切断端の形状に比べて片側で1
段多い段付が形成される。すなわち、予成形量を
大きくすることができる。しかも切断面形状が先
鋭化されることと相俟つて、圧延させた時に切断
部の幅拡がり、オーバラツプ量等によるクロツプ
量を更に少なくすることができ、歩留りをより一
層向上させることができる。
なお、このような考え方に基づき、刃部を更に
増した第11図Gに示すような三段形刃61ある
いは同図Hのような、あたかも円弧形状の多段形
刃物62を適用することもできる。
増した第11図Gに示すような三段形刃61ある
いは同図Hのような、あたかも円弧形状の多段形
刃物62を適用することもできる。
また、このような多段形刃を適用する時には、
前記第9図に示す走行速度補正ユニツト51の刃
物角度設定器51bにより刃物角度を経験値に基
づいて所望の値に設定変更させたり、あるいは、
別途、多段形刃の場合の補正速度式を走行速度補
正ユニツト51に入力しておき、さらに、刃物の
食い込み位置を検出させて、その位置における刃
物の角度に応じた補正速度を得るようにすれば良
い。
前記第9図に示す走行速度補正ユニツト51の刃
物角度設定器51bにより刃物角度を経験値に基
づいて所望の値に設定変更させたり、あるいは、
別途、多段形刃の場合の補正速度式を走行速度補
正ユニツト51に入力しておき、さらに、刃物の
食い込み位置を検出させて、その位置における刃
物の角度に応じた補正速度を得るようにすれば良
い。
なお、本発明方法に適用される被切断材として
は連鋳鋼片に限らず、一般の鋼片等の被切断材で
も良いことは勿論である。
は連鋳鋼片に限らず、一般の鋼片等の被切断材で
も良いことは勿論である。
以上の説明から明らかなように本発明は、鋼片
をはさんで対向させて配した1対の、V形あるい
は略V形状の刃を鋼片に食い込ませて鋼片を走間
切断させるようにした走間式切断装置を、鋼片の
搬送速度に同調させて走行させて鋼片を切断させ
る時に、前記刃物の鋼片への食い込み時に発生す
る鋼片の鋼片搬送方向とは逆の長手方向への押圧
力を打ち消すように走間式切断装置の走行速度
を、刃物の食い込み量に応じて順次補正させてい
くようにしたので、鋼片を切断させる時に、刃物
の食い込みにより、刃物よりも上流側のまだ切断
されていない連続した鋼片の長手方向に発生する
押圧力等による鋼片自体の搬送方向とは逆の長手
方向の移動を打ち消すことができる。このため、
刃物よりも上流側の鋼片の搬送設備、例えば、連
続鋳造装置等に無理な力をかけずにすむ。そし
て、鋼片の変形を防いで、その供給状態を一定に
でき、鋼片を円滑かつ安定して走間切断をさせる
ことができる。したがつて、V形あるいは略V形
状の刃を有する1対の1段刃あるいは多段刃等に
より鋼片を切断させる場合の利点を充分に生かす
ことが可能となる。すなわち、切断端が切断され
ると同時に先細形に予成形され、かつ、切断バリ
が鋼片の表面に発生しないため、この切断された
鋼片を圧延した時に、前後端に発生する幅拡が
り、オーバーラツプ等によるクロツプおよびヘゲ
疵によるクロツプの発生量を極力少なくできるの
で製品の歩留りを著しく向上させることができ
る。また、鋼片の切断端が先細形になることから
圧延ロールへの噛み込み性が良くなるとともに、
搬送テーブルで搬送させる時にもそのローラへの
つつかかりが無くなる。さらに、連鋳鋼片等の板
厚中心部が未凝固な鋼片を切断する場合に、刃物
の斜面部で鋼片をプレスするような状態で切断す
るので、切断端の前記の未凝固部分を凝固した表
面組織で包み込む状態になり、未凝固な溶鋼のブ
レイクアウトを防止することもできる。そして、
連続鋳造装置のすぐ後面に本発明方法を適用した
走間式切断装置を直結させて設けて連鋳鋼片を走
間切断させるようにすれば、連鋳鋼片の温度を低
下させることがないので、小さい切断力で鋼片を
切断させることができるとともに、切断された鋼
片を直接に圧延機にかけてダイレクトローリング
を可能にし前記した効果と相俟つて省エネ化、切
断および圧延作業効率の向上化、設備面積の縮小
化、および製品の歩留り向上化に大きく寄与でき
る。また、連続鋳造装置の溶鋼の引き抜き速度等
を変化させる必要はないので安定した連続鋳造を
させることができる。
をはさんで対向させて配した1対の、V形あるい
は略V形状の刃を鋼片に食い込ませて鋼片を走間
切断させるようにした走間式切断装置を、鋼片の
搬送速度に同調させて走行させて鋼片を切断させ
る時に、前記刃物の鋼片への食い込み時に発生す
る鋼片の鋼片搬送方向とは逆の長手方向への押圧
力を打ち消すように走間式切断装置の走行速度
を、刃物の食い込み量に応じて順次補正させてい
くようにしたので、鋼片を切断させる時に、刃物
の食い込みにより、刃物よりも上流側のまだ切断
されていない連続した鋼片の長手方向に発生する
押圧力等による鋼片自体の搬送方向とは逆の長手
方向の移動を打ち消すことができる。このため、
刃物よりも上流側の鋼片の搬送設備、例えば、連
続鋳造装置等に無理な力をかけずにすむ。そし
て、鋼片の変形を防いで、その供給状態を一定に
でき、鋼片を円滑かつ安定して走間切断をさせる
ことができる。したがつて、V形あるいは略V形
状の刃を有する1対の1段刃あるいは多段刃等に
より鋼片を切断させる場合の利点を充分に生かす
ことが可能となる。すなわち、切断端が切断され
ると同時に先細形に予成形され、かつ、切断バリ
が鋼片の表面に発生しないため、この切断された
鋼片を圧延した時に、前後端に発生する幅拡が
り、オーバーラツプ等によるクロツプおよびヘゲ
疵によるクロツプの発生量を極力少なくできるの
で製品の歩留りを著しく向上させることができ
る。また、鋼片の切断端が先細形になることから
圧延ロールへの噛み込み性が良くなるとともに、
搬送テーブルで搬送させる時にもそのローラへの
つつかかりが無くなる。さらに、連鋳鋼片等の板
厚中心部が未凝固な鋼片を切断する場合に、刃物
の斜面部で鋼片をプレスするような状態で切断す
るので、切断端の前記の未凝固部分を凝固した表
面組織で包み込む状態になり、未凝固な溶鋼のブ
レイクアウトを防止することもできる。そして、
連続鋳造装置のすぐ後面に本発明方法を適用した
走間式切断装置を直結させて設けて連鋳鋼片を走
間切断させるようにすれば、連鋳鋼片の温度を低
下させることがないので、小さい切断力で鋼片を
切断させることができるとともに、切断された鋼
片を直接に圧延機にかけてダイレクトローリング
を可能にし前記した効果と相俟つて省エネ化、切
断および圧延作業効率の向上化、設備面積の縮小
化、および製品の歩留り向上化に大きく寄与でき
る。また、連続鋳造装置の溶鋼の引き抜き速度等
を変化させる必要はないので安定した連続鋳造を
させることができる。
第1図aは本発明に係る切断方法の1例を説明
する図、第1図bは第1図aの方法により切断さ
れた鋼片の切断端の形状を説明する図、第2図は
従来の矩形刃による切断方法を説明する図、第3
図は第2図の方法により切断され鋼片の切断バリ
の発生状態を説明する図、第4図は第2図の方法
により切断された鋼片を圧延した場合の状態を説
明する図、第5図および第6図はそれぞれ本発明
に適用される走間式切断装置の1例を示す正面図
および側面図、第7図および第8図は本発明に係
る刃物の1例であるV形刃物により鋼片を切断さ
せる方法を説明する図、第9図は本発明に係る走
間式切断装置の走行速度同調方法を示す制御ブロ
ツク図、第10図は本発明に係る走間式切断装置
の走行速度の補正量の変化を示すグラフ、第11
図は本発明に適用される刃物の他の実施例を説明
する図、第12図および第13図はそれぞれ本発
明に係る刃物の他の実施例による切断方法を説明
する図および補足説明図、第14図は切断力と刃
物食い込み量との関係を示すグラフ、第15図は
第12図に示した切断方法により切断した鋼片の
切断端形状を示す斜視図である。 2,55〜62……V形あるいは略V形状刃
物、3……鋼片、4……矩形刃、5……圧延ロー
ル、6a……先端(後端)クロツプ、6b……ヘ
ゲ疵、7……走間式切断装置、28……走行用モ
ートルシリンダ、40……ピンチロール(連続鋳
造装置)、50……同調切断演算ユニツト、51
……走行速度補正演算ユニツト、52……直流電
動機制御ユニツト、28b……直流電動機。
する図、第1図bは第1図aの方法により切断さ
れた鋼片の切断端の形状を説明する図、第2図は
従来の矩形刃による切断方法を説明する図、第3
図は第2図の方法により切断され鋼片の切断バリ
の発生状態を説明する図、第4図は第2図の方法
により切断された鋼片を圧延した場合の状態を説
明する図、第5図および第6図はそれぞれ本発明
に適用される走間式切断装置の1例を示す正面図
および側面図、第7図および第8図は本発明に係
る刃物の1例であるV形刃物により鋼片を切断さ
せる方法を説明する図、第9図は本発明に係る走
間式切断装置の走行速度同調方法を示す制御ブロ
ツク図、第10図は本発明に係る走間式切断装置
の走行速度の補正量の変化を示すグラフ、第11
図は本発明に適用される刃物の他の実施例を説明
する図、第12図および第13図はそれぞれ本発
明に係る刃物の他の実施例による切断方法を説明
する図および補足説明図、第14図は切断力と刃
物食い込み量との関係を示すグラフ、第15図は
第12図に示した切断方法により切断した鋼片の
切断端形状を示す斜視図である。 2,55〜62……V形あるいは略V形状刃
物、3……鋼片、4……矩形刃、5……圧延ロー
ル、6a……先端(後端)クロツプ、6b……ヘ
ゲ疵、7……走間式切断装置、28……走行用モ
ートルシリンダ、40……ピンチロール(連続鋳
造装置)、50……同調切断演算ユニツト、51
……走行速度補正演算ユニツト、52……直流電
動機制御ユニツト、28b……直流電動機。
Claims (1)
- 1 鋼片を挟んで対向させて配した1対の、V形
あるいは略V形状の刃を鋼片に食い込ませて鋼片
を走間切断させるようにした走間式切断装置を、
鋼片の搬送速度に同調させて走行させて鋼片を切
断させる時に、前記刃物の鋼片への食い込み時に
発生する鋼片の鋼片搬送方向とは逆の長手方向へ
の押圧力を打ち消すように、刃物の食い込み量に
応じて、鋼片搬送方向とは逆の長手方向に鋼片が
自由に移動できるようその移動速度分だけ走間式
切断装置の走行速度を速めていくことを特徴とす
る走間式切断装置の走行速度同調方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10500383A JPS59232716A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 走間式切断装置の走行速度同調方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10500383A JPS59232716A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 走間式切断装置の走行速度同調方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59232716A JPS59232716A (ja) | 1984-12-27 |
| JPS6322925B2 true JPS6322925B2 (ja) | 1988-05-13 |
Family
ID=14395901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10500383A Granted JPS59232716A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 走間式切断装置の走行速度同調方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59232716A (ja) |
-
1983
- 1983-06-14 JP JP10500383A patent/JPS59232716A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59232716A (ja) | 1984-12-27 |
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