JPS5898450A - 清掃用素材の製造方法 - Google Patents

清掃用素材の製造方法

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JPS5898450A
JPS5898450A JP19709681A JP19709681A JPS5898450A JP S5898450 A JPS5898450 A JP S5898450A JP 19709681 A JP19709681 A JP 19709681A JP 19709681 A JP19709681 A JP 19709681A JP S5898450 A JPS5898450 A JP S5898450A
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electret
fibers
fiber
dust
conductive fibers
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JP19709681A
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梶巻 正男
義博 中島
「ばん」代 信司
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Duskin Franchise Co Ltd
Original Assignee
Duskin Franchise Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は清掃用素材の製造方法に係り、より詳細にはエ
レクトレット化解−巻縮糸からなる綾線素材と、導電性
線維とを所定重量比にて混合して房状の繊維東金製造す
る清掃用素材の製造方法に関するものである。
(1)従来一般に使用されているハタキ、その他の清掃
用具のように、摩擦によって発生する静電気力により除
塵せんとする清掃用具においては、摩擦によって被清掃
面に発生する帯電圧が放電圧を越えると、その静電吸着
力によシ、塵埃が被清掃面に吸着されたま\仲々離脱し
なかったシ、又は一旦捕集した塵埃が再度被清掃面に吸
い寄せられて引戻されたりすると太う欠点があった。一
方、エレクトレット化繊維よりなゐ清掃用具を使用する
と、禦境条件や清掃すべき対象面の如伺に拘わらず、清
掃用具における集塵、清掃能力を長期間保持することが
できる他、清掃対象面の帯電奄ないので捕集した塵埃が
再飛散したh1塵埃が対象面に付着して取シ難いという
ようなこともなく、集塵の清掃能力がよいということは
すでに認められている。
しかしながら、エレクトレット化繊維を用いた清掃器具
が清掃効果の優れていることが判っていても、このエレ
クトレット化の効果を損わずに、エレクトレット化繊維
と被清掃面との間における摩擦帯電、および接触帯電を
放電、又は制電することが仲々で1!なかつ皮というの
が現状である。
たとえに、実用新案公報昭51−48550に示された
ハタキのように、「柔軟なポリプロピレン延伸樹脂の細
幅薄膜テープを微細な網状に製繊したものに加熱巻縮し
て縮みをもった紐状体とし、該紐状体を適宜穂先に集束
し九ハタキ」においては、布片よpなるハタキの如く隙
間や、角隅の埃が払いにズいという欠点もなく、又ポリ
エチレン等の延伸テープを細裂したハタキのように1細
裂テープが遂次裂けて、その屑が清掃面に付着すゐとい
うこともなく、さらに紐状のアクリル繊維を用いたハタ
キのように紐の先端から擲がほつれ出し、清掃面に毛屑
が付着するということもない。しかしながらこの考案の
ように、解−巻縮糸の素材としてポリプロピレンや、ポ
リプロピレン、ポリエチレンの混合物を使用し友ものは
、摩擦により帯電し易いため、被清掃rkJK強い静電
気を起こし、この静電場により埃を強く吸着してハタキ
の清掃効果をI害するという欠点がある。
したがって、一般に、エレクトレット化解繊巻縮糸を用
いてなるハタキは、従来の摩擦帯電を利用するだけのハ
タキのように、ハタキの穂が電気的にプラスかマイナス
か、どちらか一方の符号に片寄って帯電することによる
不快感を使用者に与えたりするようなこともないし、ま
た、電荷が移動しやすいため、塵埃が落ち易く、一旦落
下した塵埃が逆に反撥して逃げるというような不都合な
現象が生じたpこの塵埃を再捕集することができなくな
ることもない等、その清今効果は極めて優れている。そ
の反面、エレクトレット化解繊巻縮糸よシ成るハタキは
エレクトレット電荷。
を減少させずに摩擦による帯電のみを降電、または除電
させる方法の開発がおくれていたのである。
又、製分l84G−1s1y公報に記載され九本のは、
「多数の羽根片を軸棒に纏着し、それらの中間に弾撥性
のある導電性紐線の−を挿入纏絡し、これらを勢しく導
電性主線に電気的に一括連結し、その末端を軸棒の把握
部に添設固定して成る羽根パタキ」である。
この発明は羽根と被清掃面側との摩擦によって静電気を
帯びさせ、埃の粒子にも帯電を誘発し、この静電吸引力
によって埃の粒子を羽根に吸着させるようにしたもので
あるが、この発明品においては、導電性繊維を混入する
ことにより塗装面の摩擦帯電を除去することはできても
、同時に清掃に必要な羽根バタキ側の帯電も除かれてし
まうので、必然的に清掃効果の減少を招くという欠点が
ある。自動車の車体清掃のように主として屋外にて清掃
を行うような場合は、塗装面から埃を除くだけでもよい
から、この発明のようなものでもよい場合もあるが、屋
内で清掃するのに使用するノ・タキにおいては、単に摩
擦によシ埃を払うだけのものだと埃が屋内に拡散してし
オうので、捕集効果のよいものでないと屋内用ハタキと
しては不適当である。この意味において、特に屋内用ノ
1タキとしては、塵埃を飛散させないような捕塵効果の
よいノ・タキが要求される。
又上記特公昭40−1317の発明品にシいて、導電性
繊維を羽根の間に混入させるには、導電性1lIIII
はかなシ剛直なものでないと、使用時にこ0導電性ia
*が羽根の中に入り込んで有効に塗装面の除電會行なう
ことができないなど、この発明品の構成には、なお難点
がある。
これら従来品や、先顧品における欠点をなくすためKは
、エレクFレット化解僚巻縮糸に導電性繊維を均等に混
入獣2置することによシ、エレクトレット電荷には影響
を与えずに、清掃の障害となる摩擦電荷のみを除去する
上りにしたものが要望される。
(2)本発明は、上記の如き現在一般に使用されている
清掃用具や、上記特公昭40−1517号公報に記載さ
れ次ハタキにおける欠点を除去することをその目的とす
る。本発明の費旨とするところは、オレフィン系桐脂の
フィルム¥r延伸する工程と、この延伸されたフィルム
を解−すゐ工程と、解鎗前、或いは解繊後の任意の1階
で前記フィルムをコロナ放電によpエレクトレット加工
する工程と、この解繊した繊維をエレクトレット化の効
果を損なわない状態で巻縮加工する工程を経て製造され
たエレクトレット化解繊巻縮パ糸からなゐ繊維素材10
0重量に対し、別に準備した導電性Il#Ik″kcL
5〜SO重量の割合にて混入し、これら両種の繊維を引
きそろえて房状の一維東を製造する方法、およびこの繊
維束を所定幅で蛇行させた状態で帯状に配置し、その−
@縁はループ部分を切断すると共に、他fill縁はル
ープ部分を残した状態で糸にて綴υ、この帯状の素材の
糸で綴られ九個を別に設けた柄の周面の螺旋溝に巻つけ
て固定することによりハタキ状の清掃用具を製造する方
法を提供することである。しかして、この方法によれば
、剛直性の少ない導電性繊維も巻綿糸の嵩高性のため、
よく巻縮系内に均等に保持され、使用時に導電性繊維だ
けが巻縮系内に入り込むことがカ<、かつエレクトレッ
ト化の効果が損なわれていないので摩擦により発生する
摩擦帯電圧を下げ清掃効果のよい清掃用具を提供し得る
という効果がある。
(5)以下本発明の一実施例を図について説明する。
本発明はオレフィンフィルムを延伸してエレクトレット
化、解繊し九繊維をエレクトレット化の効果を損なわな
い状態で巻縮加工してなる繊維素材1をボビン危どに巻
回したものを第1図に示す如く数個の筒状の容器雪。
2・・・内に分配収容して置き、この繊維素材lと他の
容器3内に収容して置いた導電性繊維4とを前記繊維素
材1′の100重Iに対し、導電性11#4をα5〜5
0重量の割合にて各容器i、sから同時に引出し、これ
ら各繊維1と4とをシャ7)Iや、ガイドローラー6勢
の間を通し森から混合し、これら各繊維を引きそろえて
房状の繊維束マを形成する。しかる稜、上記の如くして
形成した繊維束7を第1図、及び第2図に示すシャツ)
13に固定された固定ポル)IIの下方に連結する筒状
体口に挿通し、偏心カム・、及びスプリングlOによシ
支点11を支点として左右に揺動するように形成し九レ
バー!2の先端に連結され九シャフ) 11を左右に往
後運動させることにより、前記固定ポル)Iと、それに
連結する筒状体口を伝記帯状品WO幅と同じ距離だけ左
右に往つ運動させる。しかして、この筒状体81の左右
往復運動によp前記房状の峻線束7を所定幅でジグザク
状に蛇行させると共に、第1図、第2図に示す如く、別
に設けた数個のボビン14よりこれに巻回した糸16を
引出し、これらの糸15を盤状のプレート16に挿通さ
れ九先端鍵秋のレバー17 K引掛け、さらに、この糸
15を前ff1K移動するニードル18により帯状品1
9の左右両端縁部と中央部2ケ所を平行に綴合する。し
かる徒、この綴合せる帯状品19を中央二条の綴金部1
98,191の間から切断し、綴金部191L、19&
の糸を取鎗〈と共に、左右両端縁の糸16で綴ったr9
b 、 19bo @を別に設けた柄の周面に形成した
螺旋溝に沿って巻付けて同市することにより、エレクト
レット化解繊巻縮繊維と導電性繊維とを一定割合で均勢
に混合した鍛線束よりなるハタキを製造する方法である
この方法によれは、導電性繊維の混入率をハタキのどの
部分にも一定に形成することができると共に1導電性−
維OS合率も前記程度の範囲内で自由に変えることがで
きるものである。
(4)次に従来一般に使用されているハタキと、本発明
の方法によって製造されたハタキにつき、その帯電圧の
習化や、清掃効果などを比較実験した結果例を示し、本
発明の方法によ#)ll!造されたハタキが清掃効果の
優れていることを立証する。
0)各温度、及び各湿度条件におけるエレクトレット化
解繊巻縮糸の摩擦帯電圧、埃の除去能と埃の捕集能など
Kついての試験、■試料 A 特願昭55−28245によるハタキ(・両極コロ
ナ放電によりエレク)レット化され′九ポリプロピレン
延伸テープを解鎗巻細し、この解繊**糸を編 み立て柄に巻きつけて成る毛バタキ) B 本願発明方法により製造したハタキ(上記製造工程
における―み立て工1 においてエレクトレット化解繊巻縮糸 と導電性−緒(エレクトレット化解繊 巻縮糸2000d 4本に対し、クラレ社セルメック2
0Qd2本の割合で引きそろえて混゛大したもの)を引
きそろえて編み立て、以下同様の操作を施し、エ レクトレット解fil@縮糸に導電性11鹸を重量比で
5%混入して々るノ1タキ)■摩擦帯電圧の1111定 自動車のボディ(廃車となった東洋工 業コスモのボディ)を60cmX60cm に切IO1
これにワックス(ソフト??) をかけ、上記試料AおよびBのノ・タキで10回払拭彼
、試料に発生した電圧を集電式電位測定器で測定した。
■埃の除去能の測定 ダスト(塵埃)を散布した基板を試料 で一定回数(本実施試験では10@)、一定荷重で払拭
し、基板から除去され九ダスト1を初めの(払拭前の)
ダストの量で劃つ九値(下式で定#)を1111定し、
これによって、ダスト(II埃)が基板から除去される
能力(除去能)を算定した。
■埃の捕集能の測定 ハタキ素材(試料A1及びB)の任意 の佃所から鎗維片を切IO1その一端 を束ねて試料とし、これを七02倍量のダストと共に、
500s[)ポリ容器に入れて、そO容器をSO秒間震
動させた後、試料を取p出して付着し九ダス)0量を測
定し、次式によってダストが試料に捕集される能力を判
定した。
■試験結果 上記各測定結果を別紙第3図−A(摩 擦帯電圧)、第3図−B(埃の除去能)、第3図−C(
埃の捕集能)の如くグラフにて示す。すなわち上記各図
に示す如く、温度10℃、湿度45%のm境下では、試
料人(導電性線維を混入しないもの)では寧vaKよる
帯電が発生しく第1図−A)、その丸め、試料Aの除去
能は減少していゐ(#!Is図−B)。一方同一条件に
おいて、試料Bの方は導電性繊維が混入されているため
、摩擦帯電圧も減少し、(第5図−人)、それに連れて
除去能は高くなっている(第5図−B)ことが証明され
九。
又本発明の方法によシ製造されたもの (試料B)がエレクトレット電荷が導電性繊維の混入に
よって全く影響を受けていないことは、第5図−B1及
び第3図−〇に示す如<g1度が変っても、殆んど同一
の除去能、及び捕集能をもっていることから立証される
伊)従来の静電ハタキと呼ばれているものにつき、導電
性繊維を混入することによる帯■実験の意図 従来の静電ハタキでは、埃除去能には 若干の効果はあるが、捕集能は逆に減少し、清掃効果の
良くないことを確め石ため、 ■ 試料C・・・重版されている解繊巻縮糸を用いた静
電ハタキと称するもの、 試料D・・・上記試料CK本発明の方法によp導電性綾
線5Xt−混入したも0(エレクトレット化解綾巻縮糸
2000d 4本に対し、クラレ社製セルメック200
d2本の割合で混入し、これら線維を引きそろえたもの
)、 ■実験結果 all!41W−A 、 B 、 C各図に示す如く、
エレクトレット化されていない従来の静電ハタキ(試料
C)では、導電性繊維を混入する(試料D)ことにより
第4図−Aの如く摩擦帯電圧が低下すると共に、第4図
−Bに示すように埃の除去能社改善され石が、逆に捕集
能については、第4図−Cに示すように、僅かではある
が、−少する。又エレクトレット化されていない静電ハ
タキ(試料C)はエレクトレット化され九もの(試料D
)K比し摩擦帯電圧も高く、埃の除去能、捕集能とも低
く、従って清掃効果も劣ることが立証された。
(1)  解fI11巻縮糸以外の繊維に導電性線維を
混入したときの除電効果、 ■実験の意図 解me縮糸の特性のため、混紡、混繊 などの方法を用いないでも、他の繊維に比して有効な拳
擦帯電の除電効果が発揮されることを確めるため、 ■試料 試料Eは本発明方法によp東し社製 BCFナイロン1600d5本に対し、日本蚕毛染色社
製すンダーロy8B−N280d混入率1%のもの1本
、同混入率!Xのもの5本、同混入率III%のも06
本を混入して作ったハタキ、 試料Fは本発明品(2000d解蒙巻縮糸) ■ 上記試料につき実験し九結釆は、第5図に示す通シ
で、試料′Eにおいては、導電性線維の混入率を上げて
も、除電効果は良くなっていないが、本発明の方法によ
シ作ったハタキ(試料F)の場合は導電性線維の混入率
を上げると、摩擦帯電圧が下シ、従って除電効果が著し
く良くなることが確認されえ。その理由としては、BC
Fナイロンが嵩高性を有しているにも拘わらず、解繊巻
縮糸等の如く、適度の剛直性を有していないため、導電
性繊維がBCFナイロン鎗維束線束まく保持されず、繊
維束の内(゛ハタキの柄の中心部)へ入り込んでし第5
ため、導電性繊維の混入率を上げても除電性が改善され
ないためと思われる。
(転)特公昭40−1317号の羽バタキについての実
験例、 ■実験の意図 市販の毛パタキSmKついて、上記特 許記載の方法に遵じてサンダーロン 88−N(日本微毛染色社製)を混入し、その除電効果
を判定するため、 ■試料 試料G、I(、Jは、それぞれ市販の車清掃用の毛パタ
キであり、それぞれにサンダーロン8B−N(日本微毛
染色社製)を重量比で5%の割合で上記特許記載の方法
に遵じて混入して試料とした。
■実験結果、第6図に示す通り、 第6図には、測定時の環境条件なI!度を10℃、20
℃、35℃、湿度を45%。
60X、75Xの組合せで作製し、測定された摩擦帯電
圧の平均値が示されている。尚、この結果より全体的に
帯電圧が低く、市販の毛パタキは、極端な条件下におい
ても、障害となるような帯電を起こ塔ないと考えるのが
妥当であると思われる。
まえ、通常の条件下で毛バタキが帯電 しないということから、導電性繊維を入れることによる
効果は微少だと考えられる。
C%’)  導電性繊維の種類による除電効果の差異に
係る実験、 ■実験の意図 導電性繊維の種類による除電効果の差 異を調べるため、 ■試料 試料K・・・エレクトレット化解蒙巻縮糸に巻縮糸20
00d 4本に対し、セルメック(クラレ社製)2本を
!Lo%、本発明の方法によシ混入してなるハタキ、 試料L・・・エレクトレット化解繊巻縮糸に巻縮糸20
00d 4本に対し、サンダーロン88−N(日本微毛
染色社製)2本を&0%本発明の方法によシ混入してな
るハタキ、 試料M・・・エレクトレット化解僚巻縮糸に一壱縮糸2
00d4本に対し、8A−7(東し社製)150d5本
を一〇%本発明の方法によシ混入してなるハタキ、 試料N・・・導電性繊維を混入しないで作ったハタキ、 ■実験結果、別紙第7図の通り、即ち、試料に、L、M
のものの岸擦帯電圧には大なる差は認められないが、試
料N1すなわち、導電性繊維を混入しないハタキにおい
ては、摩擦帯電圧は特に大きく、その結果、ハタキの除
塵効果すなわち、清掃効果も導電性繊維を混入し九試料
K。
L、Mのハタキに比べて劣ることが確認された。
(vl  上記各実験に使用せる導電性繊維は、いずれ
も導電性繊維として、一般に知られている代−的のもの
を使用し友。しかして、使用し良導電性繊維の性状には
第1表に示す如く、それぞれ多少の相違はあるは、爽際
菅用の結果、その効果には大差力<、との程度のものな
ら、本発明の製造方法に充分使用可能であると思われる
各導電性繊維の性状 (第1表) ■ [7 伸 結 見 水 比 電 ( □□□□ (ロ) 又次の三種の毛パタキ、即ち、試料 囚 先願、特願昭55−28245号の発明の方法によ
シエレクトレット化解軟巻縮糸を編み立て、これを柄に
巻亀付けてなる毛パタキ、 の) 上記囚の如くして製造したエレクトレット化解繊
巻縮糸に導電性線維(本爽験ではクラレ社製セルメック
200dを使用)を重量比で上記巻縮糸の5X混入し、
これら各線維を引きそろえて編み立てて、柄に巻き付け
てなる本発明方法によシ製造した毛バタキ、 C) 自動車清掃用として一般に使用されているポリプ
ロピレン解繊巻縮糸よシなる毛バタ中、 につき、自動車ボディの塗装面を温度10℃、湿[45
%の漆境条件の下で払拭摺擦し、発生する摩擦電圧と、
払拭前後における塗装面の反射率の変化の割合を測定し
、それから塗装面からダスト(塵埃)が除去されるl1
l(II埃の除去訃)を判定した結果、摩擦帯電圧、塗
装面の反射率襞化とも試料の)(本発明の方法によシ製
造し九へタキが最東、試料(4)のものがこれに次ぎ、
試料C)の毛パタキが最も悪い結果を示した。従って清
掃効果においても本発明による−のが最も優れているこ
とが確認され九訳であゐ。
(ロ) 又、導電性線維の混入本数と、摩擦帯電圧との
関係を試験した結果、導電性線維を1房尚シ1本人れた
ものよシも5本人れ良ものの方が摩擦帯電の発生電圧が
少なく、寧らに1房当り6本人れ九ものは5本人れ7、
九ものよりも発生電圧が少たいことが判明これによシ導
電性繊維の混入本数か多い方が清掃効果が良いことが判
った。
(鱒 上記各試験の結果を1ても明らかな如く、本発明
のようにエレクトレット化の効果を失なわないように巻
縮加工した繊維素材に適当の導電性繊維を混入、これを
束ねた繊−束より製造したハタキは導電性線維を混入し
ないハタキに比べて清掃効果が優れていることが立証さ
れていゐ。
次にその理由を述べる。
摩擦、及び接触帯電による電荷は基本的には毫ノチャー
ジ(例えば払拭により@バタキと自動車塗装面が帯電す
るとすれは、毛バタキはeに、塗装面はのというように
それぞれが単一符号に帯電していること)で#)す、こ
の場合には、表面電荷密度が小さくとも外部電場が非常
に大きくなるという%書をもってい石。しかして、エレ
クトレット電荷の製造法には、両極コロナ放電法、熱エ
レクトレツト法、その他の方法があるが、これらの製造
方法を適切に選択することにより、エレクトレット縁線
の各繊維の半径方向にエレクトレット電荷の正負(十−
)が整然と一対をなして配置されるようにエレクトレッ
ト繊維を作製するとと雀可能である。
このように、エレクトレット電荷を鰺雑上に配電するこ
とによシ、摩擦、及び接融帯電による電荷に基づく外部
電場(1)と、エレクトレット電荷に基づく外部電場(
2)とは別祇第8図囚及び同の)に示すように明らかに
異なつ九結果を示す。すなわち、同一程度の表面電荷密
度をもつ場合にとける外部電場と線維1p面からの距離
との関係を調べて見ると、摩擦帯電によるもの#!8図
(4)の方が帯電表面からの距離が大きくなっても大き
な外部電場をもっており、一方エレクトレット電荷によ
る外部電場は第8図CB)に示す如く帯電表面近傍では
大きいが、−雑の半径(d)の2倍程度離れたところで
は非常に小さくなることが判る。このように、両者の外
部電場の距離依存性が著しく異なる理由は、エレクトレ
ット電荷が半径方向に正負が整、然と一対をなし゛てい
ることによるもOてあシ、これは、電磁気学的にいって
も理解されるところである。
摩擦帯電による外部電場がエレクトレット電荷のものよ
シ遠方まで充分に大きいことを利用すれば、従来の除電
方法を用いゐことによシ摩擦帯電の方は、導電性繊維か
ら光分離れていても導電性線維に誘導放電を生ぜしめ、
それによシ発生した逆符号電荷により中和され、除電さ
れることになる。
一方エレクトレット電荷の方は、その外部電場が繊維近
傍のみで非常に強力で、III#に径の2缶程度離れる
と急激に外部電場が減少するため、導電性繊維に誘導放
電を生ぜしることは殆んどなく、実際的に倒程もその電
荷を損なうことはない。
(5)  上述したように、本発明方法は、エレクトレ
ット化解轍巻縮糸に導電性繊維を混入したことにより、
単振電荷が除かれるので被清掃面に埃が吸着されること
がない上、埃の除去、捕集に有効なエレクトレット電荷
は減少されていないので一般のハタキに比して埃の除去
能、捕集能に優れ、清掃効果が喪好で、しかも一旦捕蒙
した塵埃を再飛散させないから層外用は勿論、屋内用と
しても檻めて好適なハタキを供給し得ゐも0である。
又、上記実施例は主としてハタキについて説明したが、
本発明は必ずし4ハタキに限らず、エレクトレット化繊
維に導電性繊維を混入してなる一般の布帛状物、房秋物
、モツプ、箒、防塵マットなどにおいても同様の効果を
奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における各繊維を混合しながら繊維束に
引きまとめる状態と、これを所定幅の帯状に形成し、さ
らにこれを糸にて綴金する状態を示す概略図であり、第
2図はその要部―面の断面図である。又第5刃台図は、
各温間、及び各湿度条件におけるエレクトレット化解鎗
巻縮糸の摩擦帯電圧、埃の除去能、埃の捕集能を示すグ
ラフ。第4刃台図は従来の靜軍ハタキと本発明のハタキ
に付、帯電圧と、埃の除去能、捕集能を比較し喪爽験結
果を示すグラフ。第5図は、解繊巻縮系以外の繊維に導
電性繊維を混入したときの除電効果を示すグラフ。第6
図は型駒の毛バタ+SmKつき摩擦帯電圧を比較実験し
た結果を示すグラフ、第7図は導電性線維の11類によ
る除塵効果の差異を試験し九結果を示すグラフであり、
第8図(4)は繊維表面からの距離と隼擦帯電電荷によ
る外部電場との関係を示すグラフ、又第8図の)は繊維
表面からの距離とエレクトレット電荷による外部電場と
の関係を示すグラフである。 1・・・エレクトレット化解像壱縮繊維素材、2゜3・
・・容器、4・・・導電性*#、?・・弓と4とを一定
割合で混合、。房状とし丸線線束、8・・・固定ボルト
、Ia・・・筒状体、9・・・偏心カム、10・・・ス
プリング、12・・・レバ、13・・・シャフト、14
・・・ボビン、15・・・糸、16・・・盤状のプレー
ト、17・・・レバー、18・・・ニードル、19・・
・帯状品。 ■ムレ5F干 第5図 第61ij q   HJ 第3図(A)  第3 fjJ(B>  第30(C)
第7図 ′−尽9) 第8’FIJ(B)      第、8wJ(、、。 11母る cL つ跣綾 つ逍]L 手続補正書(自動 1事件の表示 昭和56年特許願第197096号 2発明の名称 清掃用素材の製造方法 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 4代   理   人 郵便番号110電話(834)
3620代)〜6 5補正命令の日付  昭和  年  月  日6補正の
対象   明細書の発明の詳細な説明の一部及び図面 
   rヤ覆コ≧、 補    正    書 特願昭56−197094号 面の一部を下記の通シ訂正する。 1、 同明細書第16貴第10〜11行の「エレクトレ
ット化」を削除する。 2 同第17真票5行の[(試料C)Jを[(試料D)
Jと訂正する。 五 同員第6行の[(試料D)Jを「(試料B)Jと訂
正する。 4、 同真第6〜7行の「摩擦帯電圧も高く」を削除す
右。 & 同真第18行の「本発明方法により」を削除する。 瓜 同第18員第4〜5行の[本発明品(2000d解
繊維巻縮糸)」を「エレクトレット化していない2 o
 o Od % 11巻縮糸」と訂正する。 2 図面中「第1図を別紙訂正図面の通り(符号の一部
)」を訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11オレフィン系樹脂の)1ルムtm伸すゐ工程と、
    この延伸されたフィルムを解繊する工程と、解−前、或
    いは解繊彼の任意の段階で前記フィルムをコロナ放電に
    よシエレクトレット加工する工程と、この解繊した繊維
    をエレクトレット化の効果を損なわない状態で巻縮加工
    すb工程とを経て製造されたエレクトレット化解轍、巻
    網糸からなる繊維素材をボビンなどに巻回して数個の筒
    状容器内に分配収容して置くと共に、この繊維素材と、
    他の筒状容器に巻回して収容した導電性−維とを上記線
    維素材100重量に対し、導電性繊維α5〜50重量の
    割合にて各容器から同時に引出しながら混合し、これら
    両繊維を引きそろえて房状の繊維束t#造することを特
    徴とする清掃用素材の製造方法。 (2)  オレフィン系樹脂のフィルムを延伸する工程
    と、この延伸されたフィルムを解繊する工程と、解像前
    、家いは解曽後の任意の段階で前記フィルムをコロナ放
    電によシエレクトレット加工すゐ工程と、この解繊した
    繊維をエレクトレット化の効果を損なわない状態で巻縮
    加工する工程とを経て製造され九エレクトレット化解繊
    巻縮糸からなる繊維素材管ボビンなどに巻回して数個の
    筒状容器に分配収容して置くと共に、この繊維素材と他
    の筒状容器に巻回して収容した導電性繊維とを上記繊維
    素材100重量に対し、導電性繊維α5〜sO1量の割
    合にて各容器から同時に引出しながら混合しJこれら両
    繊維を引きそろえて房状に形成したIII維束線束楚幅
    でジグずり状に蛇行させ良状態で帯状に配置し、その−
    側縁はループ部分を切断すると共に、他側縁はループ部
    分を残し良状態で糸にて綴υ、この帯状の素材の糸で綴
    られ良側を別に設は九柄の局面の螺旋壽に巻付けて固定
    することによシ、ハタキ状に形成すること1%黴とする
    清掃用真、の製造方法。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55158314A (en) * 1979-05-19 1980-12-09 Duskin Franchise Co Ltd Production of electret-opened and crimped yarn

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55158314A (en) * 1979-05-19 1980-12-09 Duskin Franchise Co Ltd Production of electret-opened and crimped yarn

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