JPS6132622Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132622Y2 JPS6132622Y2 JP17136279U JP17136279U JPS6132622Y2 JP S6132622 Y2 JPS6132622 Y2 JP S6132622Y2 JP 17136279 U JP17136279 U JP 17136279U JP 17136279 U JP17136279 U JP 17136279U JP S6132622 Y2 JPS6132622 Y2 JP S6132622Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- loop
- shape
- base material
- brush
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は集塵刷子に係り、羽毛のようにやわら
かいタツチを持ちながら確実に塵埃を捕集するこ
とができ、家具等に傷をつける恐れがない集塵刷
子に関するものである。
かいタツチを持ちながら確実に塵埃を捕集するこ
とができ、家具等に傷をつける恐れがない集塵刷
子に関するものである。
従来より帯電現象を利用した各種の集塵刷子が
提案されている。従来のこの種の集塵刷子の内初
期のものは摩擦帯電を利用したものが多い。摩擦
帯電したものは電気的に(+)か(−)のどちら
か一方の符号に帯電するため、外部電場が強く、
時には帯電に基づく不快感を使用者に与える。ま
た、一度塵埃を引きつけても電荷が移動しやすい
ため、塵埃も落ちやすいし、一度落ちた塵埃は刷
子と同符号の電荷を持つたため逆に反発して逃げ
るようになり捕集することができない。そこで、
この様な欠点を改良するためにエレクトレツト方
式が採用された。このエレクトレツト方式は、電
石とか永久帯電と呼ばれるように、一旦帯電した
物体は半永久的にその帯電状態を変えることがな
く、かつ、(+),(−)の電荷が共存しているた
めに外部電場が小さく、使用者に帯電による不快
感を与えない。又一度接触すれば固定された電荷
であるため、電荷が塵埃の方に移ることがないの
で、塵埃が落ちにくいし、また、落ちてもすぐ捕
えることができるという顕著な利点を有してい
る。
提案されている。従来のこの種の集塵刷子の内初
期のものは摩擦帯電を利用したものが多い。摩擦
帯電したものは電気的に(+)か(−)のどちら
か一方の符号に帯電するため、外部電場が強く、
時には帯電に基づく不快感を使用者に与える。ま
た、一度塵埃を引きつけても電荷が移動しやすい
ため、塵埃も落ちやすいし、一度落ちた塵埃は刷
子と同符号の電荷を持つたため逆に反発して逃げ
るようになり捕集することができない。そこで、
この様な欠点を改良するためにエレクトレツト方
式が採用された。このエレクトレツト方式は、電
石とか永久帯電と呼ばれるように、一旦帯電した
物体は半永久的にその帯電状態を変えることがな
く、かつ、(+),(−)の電荷が共存しているた
めに外部電場が小さく、使用者に帯電による不快
感を与えない。又一度接触すれば固定された電荷
であるため、電荷が塵埃の方に移ることがないの
で、塵埃が落ちにくいし、また、落ちてもすぐ捕
えることができるという顕著な利点を有してい
る。
本考案は以上の様なエレクトレツト方式を利用
し塵埃を確実に捕集することができるように構成
した集塵刷子を提供するものであるが、その材質
としてはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフイン系樹脂フイルムは用いている。これら
の合成樹脂フイルムは展伸限界にまで引延ばすと
極めて薄くなるとともに引張強度が著るしく向上
する。この様な極薄フイルムをその展伸方向に沿
つてニードルローラーや微小の刃を植設したロー
ラーにかけることにより細い切れ目を入れると、
フイルムは極めて細い繊維状に連続した状態で微
小繊維が束になつたように加工することができ
る。
し塵埃を確実に捕集することができるように構成
した集塵刷子を提供するものであるが、その材質
としてはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリ
オレフイン系樹脂フイルムは用いている。これら
の合成樹脂フイルムは展伸限界にまで引延ばすと
極めて薄くなるとともに引張強度が著るしく向上
する。この様な極薄フイルムをその展伸方向に沿
つてニードルローラーや微小の刃を植設したロー
ラーにかけることにより細い切れ目を入れると、
フイルムは極めて細い繊維状に連続した状態で微
小繊維が束になつたように加工することができ
る。
この様な加工方法を解繊と称するが、この解繊
したフイルムを更に加熱処理し、クレープを与え
たものはいわゆる巻縮状態となり微小な繊維状の
フイルムとの相乗効果によつて羽毛に匹適するほ
どのソフトタツチのものとなる。
したフイルムを更に加熱処理し、クレープを与え
たものはいわゆる巻縮状態となり微小な繊維状の
フイルムとの相乗効果によつて羽毛に匹適するほ
どのソフトタツチのものとなる。
本考案はこの様な解繊及び巻縮を与えたフイル
ムを用い、更にこれにエレクトレツト化を付加し
た全く新しい構造の集塵刷子を提供するものであ
る。
ムを用い、更にこれにエレクトレツト化を付加し
た全く新しい構造の集塵刷子を提供するものであ
る。
以下、図面に示す実施例とともに本考案の詳細
を説明する。
を説明する。
図において符号1で示すもので前述したよう
に、合成樹脂フイルムを展伸限界にまで引延ばし
これをエレクトレツト化し解繊加工し更に巻縮を
与えたエレクトレツト繊維束を示す。この繊維束
1は第1図に示すように連続した状態で所定長さ
で蛇行して配置され、隣接したもの同志が相接し
た状態で平板状に形成される。そして、その一側
縁は糸2によつて綴られ、他側縁は一端側から所
定距離の範囲内においてループ状部分を切断した
部分1aと、ループがそのままの状態を保たれた
ループ状部分1bとを形成している。また、幅方
向中央部も糸2aによつて綴られている。以上の
ようにして平板状或いは帯状に形成され、エレク
トレツト化された繊維束1は第2図に示すように
その一端から渦巻状に巻かれ円柱状の基材3を構
成する。
に、合成樹脂フイルムを展伸限界にまで引延ばし
これをエレクトレツト化し解繊加工し更に巻縮を
与えたエレクトレツト繊維束を示す。この繊維束
1は第1図に示すように連続した状態で所定長さ
で蛇行して配置され、隣接したもの同志が相接し
た状態で平板状に形成される。そして、その一側
縁は糸2によつて綴られ、他側縁は一端側から所
定距離の範囲内においてループ状部分を切断した
部分1aと、ループがそのままの状態を保たれた
ループ状部分1bとを形成している。また、幅方
向中央部も糸2aによつて綴られている。以上の
ようにして平板状或いは帯状に形成され、エレク
トレツト化された繊維束1は第2図に示すように
その一端から渦巻状に巻かれ円柱状の基材3を構
成する。
このようにして円柱状に形成された基材3の、
中央部を束帯4によつて緊縛し、繊維束1の終端
部は糸2により固定して、この基材3を垂直状に
配置し、上方から垂直方向に力を加えて押すと、
下側に位置する糸2で綴られていない側は糸など
によつて拘束されていないため、全体として外側
に向つて押広げられ、第3図に示すように下側に
ふわつと花形状に広がつた羽毛状の刷子部分5が
形成される。この刷子部分5は繊維束1のループ
状部分1bが微小繊維状に、真綿のように広がつ
た状態となり、隣接するもの同志が微小繊維をか
らませ合つた状態で存在する。
中央部を束帯4によつて緊縛し、繊維束1の終端
部は糸2により固定して、この基材3を垂直状に
配置し、上方から垂直方向に力を加えて押すと、
下側に位置する糸2で綴られていない側は糸など
によつて拘束されていないため、全体として外側
に向つて押広げられ、第3図に示すように下側に
ふわつと花形状に広がつた羽毛状の刷子部分5が
形成される。この刷子部分5は繊維束1のループ
状部分1bが微小繊維状に、真綿のように広がつ
た状態となり、隣接するもの同志が微小繊維をか
らませ合つた状態で存在する。
一方、第4図の断面図からも明らかなように基
材3を下方に押圧すると基材3の中心部分は上端
が糸2によつて綴られているため、中心部分ほど
下側に落込んだ状態となると共に、下方のループ
部を切断した部分1aが第4図に示すように下方
にせり出し、束帯4からの上の部分は紡錐形状を
した握りやすい把手部6となる。
材3を下方に押圧すると基材3の中心部分は上端
が糸2によつて綴られているため、中心部分ほど
下側に落込んだ状態となると共に、下方のループ
部を切断した部分1aが第4図に示すように下方
にせり出し、束帯4からの上の部分は紡錐形状を
した握りやすい把手部6となる。
この把手部6の部分は上側を糸2によつて綴ら
れ、下側を束帯4によつて緊縛されているため、
極めて腰が強く芯材などがなくとも伸直状態を保
ち充分に把手部としての機能を果すことができ
る。
れ、下側を束帯4によつて緊縛されているため、
極めて腰が強く芯材などがなくとも伸直状態を保
ち充分に把手部としての機能を果すことができ
る。
以上のように構成された集塵刷子は、その刷子
部分5が円盤状にやわらかく広がつた無数の微小
繊維の集合体として構成され、かつ、エレクトレ
ツト化されているため塵埃を確実に捕集すること
ができ、しかも、解繊及び巻縮加工を受けている
ため極めてやわらかく、家具等を払拭しても傷等
を与えることがなく、集塵機能は永久的に保た
れ、汚れた時にはクリーニングを行なうことによ
り再使用することができ、集塵刷子して理想的な
ものであると云うことができる。また、下方の中
心部分はループが切断されているため、繊維が密
であり、払拭時において対称物に強く押圧でき、
払拭効果は増大する。
部分5が円盤状にやわらかく広がつた無数の微小
繊維の集合体として構成され、かつ、エレクトレ
ツト化されているため塵埃を確実に捕集すること
ができ、しかも、解繊及び巻縮加工を受けている
ため極めてやわらかく、家具等を払拭しても傷等
を与えることがなく、集塵機能は永久的に保た
れ、汚れた時にはクリーニングを行なうことによ
り再使用することができ、集塵刷子して理想的な
ものであると云うことができる。また、下方の中
心部分はループが切断されているため、繊維が密
であり、払拭時において対称物に強く押圧でき、
払拭効果は増大する。
図は本考案の一実施例を説明するもので、第1
図は繊維束の配列状態を示す平面図、第2図は基
材の形成方法を説明する斜視図、第3図は完成状
態の刷子の斜視図、第4図は刷子の縦断側面図で
ある。 1……繊維束、1a……ループを切断した部
分、1b……ループ状部分、2……糸、3……基
材、4……束帯、5……刷子部分、6……把手
部。
図は繊維束の配列状態を示す平面図、第2図は基
材の形成方法を説明する斜視図、第3図は完成状
態の刷子の斜視図、第4図は刷子の縦断側面図で
ある。 1……繊維束、1a……ループを切断した部
分、1b……ループ状部分、2……糸、3……基
材、4……束帯、5……刷子部分、6……把手
部。
Claims (1)
- 軟質合成樹脂製ネツトを円筒状に巻回し、これ
を束ねて成型した束子において、展伸限界にまで
引延ばした合成樹脂フイルムにエレクトレツト加
工を施し、その長手方向に沿つて微細な切目を入
れることにより解繊し、更に巻縮を与えることに
より柔軟性を持たせた繊維束1を連続した状態で
一定幅に蛇行させた状態で帯状に形成し、その一
側縁を糸2によつて綴り、他側縁は一定長さにわ
たつてループ状部分1bが存在する部分とループ
状部分1bを切断した部分1aとに分け、この切
断した部分1a側を巻込端として渦巻状に巻くこ
とにより円柱状の基材3を得、この基材3の中央
部分を束帯4によつて緊縛し、この基材3の糸2
で綴られない側を外側に円盤状にかつ、花形状に
広げて刷子部分5とし、束帯4より上側の部分を
把手部6とし、この刷子部分5は外側にループ状
部分1bが存在し、中心部分にループを切断した
部分1aが存在するように構成したことを特徴と
する集塵刷子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17136279U JPS6132622Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17136279U JPS6132622Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5688462U JPS5688462U (ja) | 1981-07-15 |
JPS6132622Y2 true JPS6132622Y2 (ja) | 1986-09-22 |
Family
ID=29682200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17136279U Expired JPS6132622Y2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6132622Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-11 JP JP17136279U patent/JPS6132622Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5688462U (ja) | 1981-07-15 |
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