JPS589839Y2 - 小型船舶における舵軸の引上げ装置 - Google Patents
小型船舶における舵軸の引上げ装置Info
- Publication number
- JPS589839Y2 JPS589839Y2 JP10615477U JP10615477U JPS589839Y2 JP S589839 Y2 JPS589839 Y2 JP S589839Y2 JP 10615477 U JP10615477 U JP 10615477U JP 10615477 U JP10615477 U JP 10615477U JP S589839 Y2 JPS589839 Y2 JP S589839Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rudder shaft
- rudder
- hydraulic cylinder
- hull
- hoisting device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Jib Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、小形船舶の船体に昇降自在に設けられた舵軸
の引上げを容易にした舵軸の引上げ装置に関するもので
ある。
の引上げを容易にした舵軸の引上げ装置に関するもので
ある。
一般に漁船などの小型船舶は、浅瀬を航走したり、ある
いは不使用時に船体を陸上げしておくことが多い。
いは不使用時に船体を陸上げしておくことが多い。
このため゛これらの船舶においては、船底下に突出して
いる舵軸あるいはプロペラを昇降自在な構造としておく
ことが多い。
いる舵軸あるいはプロペラを昇降自在な構造としておく
ことが多い。
しかるに、これらの諸部材は、いずれも重量が嵩み一人
の人力で引上げるには相当な労力を必要とするために、
近年においてはこれを電動機あるいはウオームギア装置
などを利用して行なうことが提案されてきた。
の人力で引上げるには相当な労力を必要とするために、
近年においてはこれを電動機あるいはウオームギア装置
などを利用して行なうことが提案されてきた。
しかるに前者の装置は、電動機のほかＷギア装置をも必
要としコストが嵩むうえに比較的大型であるために船内
空間を狭めるという不具合があり、また後者の装置にお
いては引上げ作業が迅速に行なえないという不具合があ
った。
要としコストが嵩むうえに比較的大型であるために船内
空間を狭めるという不具合があり、また後者の装置にお
いては引上げ作業が迅速に行なえないという不具合があ
った。
そこで油圧シリンダによって舵軸を引上げることも考え
られるが、油圧シリンダの場合は長い作動ストロークを
もつために作動空間を広くとらなければならないために
、それだけ装置の占有空間が大きくなる。
られるが、油圧シリンダの場合は長い作動ストロークを
もつために作動空間を広くとらなければならないために
、それだけ装置の占有空間が大きくなる。
そこで、油圧シリンダを船体外に設けることも考えられ
るが、この場合は防水構造が複雑となりコストが嵩むと
いう不具合を生じる。
るが、この場合は防水構造が複雑となりコストが嵩むと
いう不具合を生じる。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、船尾甲
板上縁に設けた舷縁内に油圧シリンダを横設するという
きわめて簡単な構成により、船内における装置の占有空
間が狭く、シかも舵軸を迅速に引上げることができる舵
軸の引上げ装置を提供するものである。
板上縁に設けた舷縁内に油圧シリンダを横設するという
きわめて簡単な構成により、船内における装置の占有空
間が狭く、シかも舵軸を迅速に引上げることができる舵
軸の引上げ装置を提供するものである。
以下、その構成などを図に示す実施例によって詳細に説
明する。
明する。
第１図は本考案に係る舵軸の引上げ装置を装着した小形
船舶の後部を示す縦断側面図、第２図は同じく第１図の
■−■断面図、第３図は引上げ装置の平面図である。
船舶の後部を示す縦断側面図、第２図は同じく第１図の
■−■断面図、第３図は引上げ装置の平面図である。
これらの図において、符号１で示すものは、ＦＲＰ等の
合成樹脂によって形成された小型船舶の後部甲板を示し
、その後方、すなわち出［１ａの上端縁には中空状の舷
縁１ｂが一体に突設されており、また同じくその中央部
位には舵軸２が回動、かつ昇降自在に設けられている。
合成樹脂によって形成された小型船舶の後部甲板を示し
、その後方、すなわち出［１ａの上端縁には中空状の舷
縁１ｂが一体に突設されており、また同じくその中央部
位には舵軸２が回動、かつ昇降自在に設けられている。
この舵軸２の下方には舵板３が、また上方には舵柄４が
それぞれ設けられている。
それぞれ設けられている。
５は前記出Ｎ１ａの下側に設けられた舵軸用の軸受、６
はこの軸受５の上端に設けたストンパーリング、７は止
めねじである。
はこの軸受５の上端に設けたストンパーリング、７は止
めねじである。
８は前記舷縁１ｂ内に横設された油圧シリンダで、その
作動ロッド９の作動空間が総て舷縁１ｂ内に臨むように
船尾縁に沿うように配設されている。
作動ロッド９の作動空間が総て舷縁１ｂ内に臨むように
船尾縁に沿うように配設されている。
１０および１１はこの油圧シリンダ８を支持する取付台
、１２は作動ロッド９の先端部に設けた動滑車、１３お
よび１４は支持台１５および１６を介して船体に固設さ
れた定滑車、１７はこれらの滑車１２，１３．１４に添
接するワイヤーロープで、その一端は舵板３の上端部に
固定され他端は取付台１０上に固定されている。
、１２は作動ロッド９の先端部に設けた動滑車、１３お
よび１４は支持台１５および１６を介して船体に固設さ
れた定滑車、１７はこれらの滑車１２，１３．１４に添
接するワイヤーロープで、その一端は舵板３の上端部に
固定され他端は取付台１０上に固定されている。
１８は前記油圧シリンダ８を作動するための油圧ポンプ
、１９および２０はこの油圧ポンプ１８と前記油圧シリ
ンダ８を結ぶ配管を示す。
、１９および２０はこの油圧ポンプ１８と前記油圧シリ
ンダ８を結ぶ配管を示す。
なお、この油圧ポンプ１８は、船体内に垂設された他の
油圧シリンダ２１を駆動させることによってプロペラ軸
支持棒２２をも昇降させる働きを行なう。
油圧シリンダ２１を駆動させることによってプロペラ軸
支持棒２２をも昇降させる働きを行なう。
また、この油圧ポンプ１８を制御するための図示しない
制御スイッチ類は、操縦席附近に配設されている。
制御スイッチ類は、操縦席附近に配設されている。
本考案はこのように構成されているから、船舶を航走さ
せるときに＆転舵軸２とプロペラ軸支持軸２２を図に実
線で示す位置に降下させておき、一方、浅瀬を航走する
ときあるいは船体を陸上げするときには、油圧ポンプ１
８を駆動することによって油圧シリンダ８を作動させ、
第３図に破線で示すように動滑車１２を以ってワイヤー
ロープ１７を引張ることによって舵軸２を引上げ、舵板
３を出［１ａの下側に収納する。
せるときに＆転舵軸２とプロペラ軸支持軸２２を図に実
線で示す位置に降下させておき、一方、浅瀬を航走する
ときあるいは船体を陸上げするときには、油圧ポンプ１
８を駆動することによって油圧シリンダ８を作動させ、
第３図に破線で示すように動滑車１２を以ってワイヤー
ロープ１７を引張ることによって舵軸２を引上げ、舵板
３を出［１ａの下側に収納する。
以上説明したように本考案によれば、船尾甲板上縁に中
空状の舷縁を船体と一体に形成し、この舷縁内に油圧シ
リンダを収納したから、作動による占有空間を含め船体
内空間に占める部分がなく、それだけ船体内空間の有効
利用がはがれる。
空状の舷縁を船体と一体に形成し、この舷縁内に油圧シ
リンダを収納したから、作動による占有空間を含め船体
内空間に占める部分がなく、それだけ船体内空間の有効
利用がはがれる。
特にその操作性の良さが認められながらも、作動による
占有空間の長さが長いために従来実施できなかった油圧
シリンダの利用を可能とした本考案の実用的な効果はき
わめて大きい。
占有空間の長さが長いために従来実施できなかった油圧
シリンダの利用を可能とした本考案の実用的な効果はき
わめて大きい。
第１図は本考案に係る舵軸の引上げ装置を装着した小形
船舶の後部を示す縦断側面図、第２図は同じく第１図の
■−■断面図、第３図は引上げ装置の平面図である。 １・・・・・・後部甲板、１ａ・・−・・・出Ｎ、１ｂ
・・・・・・舷縁、２・・・・・・舵軸、３・・・・・
・舵板、８・・・・・・油圧シリンダ、１２・・・・・
−動滑車、１３，１４・・・・・一定滑車、１７・・・
・・・ワイヤーロー）。
船舶の後部を示す縦断側面図、第２図は同じく第１図の
■−■断面図、第３図は引上げ装置の平面図である。 １・・・・・・後部甲板、１ａ・・−・・・出Ｎ、１ｂ
・・・・・・舷縁、２・・・・・・舵軸、３・・・・・
・舵板、８・・・・・・油圧シリンダ、１２・・・・・
−動滑車、１３，１４・・・・・一定滑車、１７・・・
・・・ワイヤーロー）。
Claims (1)
- 船尾甲板上縁に中空状の舷縁を一体に形成すると共に舵
軸を昇降自在に設け、前記舷縁内に油圧シリンダを横設
し、この油圧シリンダのロッドに設けた動滑車と船体に
配設した定滑車に添接するワイヤーロープで船体と舵板
間に連結したことを特徴とする小形船舶における舵軸の
引上げ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10615477U JPS589839Y2 (ja) | 1977-08-10 | 1977-08-10 | 小型船舶における舵軸の引上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10615477U JPS589839Y2 (ja) | 1977-08-10 | 1977-08-10 | 小型船舶における舵軸の引上げ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5433598U JPS5433598U (ja) | 1979-03-05 |
| JPS589839Y2 true JPS589839Y2 (ja) | 1983-02-22 |
Family
ID=29049069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10615477U Expired JPS589839Y2 (ja) | 1977-08-10 | 1977-08-10 | 小型船舶における舵軸の引上げ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS589839Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0425436Y2 (ja) * | 1986-10-30 | 1992-06-17 |
-
1977
- 1977-08-10 JP JP10615477U patent/JPS589839Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5433598U (ja) | 1979-03-05 |
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