JP2000272590A - 船舶用スラスタ装置 - Google Patents

船舶用スラスタ装置

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JP2000272590A
JP2000272590A JP11085030A JP8503099A JP2000272590A JP 2000272590 A JP2000272590 A JP 2000272590A JP 11085030 A JP11085030 A JP 11085030A JP 8503099 A JP8503099 A JP 8503099A JP 2000272590 A JP2000272590 A JP 2000272590A
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thruster
tunnel
main body
propeller
duct
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Masanori Nakamine
正則 中峰
Kazuyoshi Suzuki
一芳 鈴木
Shigero Kitanaka
茂郎 北中
Hiromasa Sugimura
浩正 杉村
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Hitachi Zosen Corp
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Hitachi Zosen Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers
    • B63H2025/425Propulsive elements, other than jets, substantially used for steering or dynamic anchoring only, with means for retracting, or otherwise moving to a rest position outside the water flow around the hull

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】航走時や潮流がある場合でも性能の低下がな
く、また浅水域でも使用できる。 【解決手段】船首部に舷側方向に貫通形成されたスラス
タ用トンネル3と、このスラスタ用トンネル3の船体中
央部に配置されたダクト8付きプロペラ9を有する本体
部6と、このスラスタ用トンネル3の船体中央部に船底
板4に開口されて本体部5が挿通可能な船底開口部4a
と、このスラスタ用トンネル3の上部支持収納部10に
配置されて、前記本体部5のダクト付きプロペラを回転
駆動および旋回駆動する駆動部6、および前記本体部5
を船底開口部を介して昇降させダクト付きプロペラをス
ラスタ用トンネル内のトンネル位置と船底から突出する
船底使用位置との間で出退する出退ガイド手段7とを具
備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル敷設用作
業船などの特殊作業船において、ダイナミックポジショ
ニングやプラグ曳航時に風や波、潮流などの外乱に対し
て船の方向やコースキープするために使用される船舶用
スラスタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば船舶用スラスタ装置は、船首部
に舷側方向に貫通形成されたトンネル内に、スラスタ用
プロペラを配置したトンネル式スラスタと、使用する時
に船体内から下方にスラスタ用プロペラを突出させて駆
動する昇降式スラスタがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記トンネル
式スラスタは、航走時や潮流がある場合に性能が低下す
るという問題があり、また昇降式スラスタは、スラスタ
用プロペラが海底に接触するおそれがあるため、浅水域
では使用できないという問題があった。本発明は上記問
題点を解決して、航走時や潮流がある場合でも性能の低
下がなく、また浅水域でも使用できる船舶用スラスタ装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、船体船首部で船底板の上部に
舷側方向に貫通形成されたスラスタ用トンネルと、この
スラスタ用トンネルの船体中心部に配置されてダクト付
きプロペラを有する本体部と、このスラスタ用トンネル
の船体中心部で船底板に前記本体部が通過可能に形成さ
れた船底開口部と、このスラスタ用トンネルの上部支持
収納部に配置されて、前記本体部のダクト付きプロペラ
を回転駆動および旋回駆動する駆動部、および前記本体
部を船底開口部を介して昇降させダクト付きプロペラを
スラスタ用トンネル内のトンネル位置と船底から突出す
る船底使用位置との間で出退する出退ガイド手段とを具
備したものである。
【0005】上記構成によれば、出退ガイド手段によ
り、スラスタ用トンネル内のトンネル位置と船底から突
出する船底使用位置とでダクト付きプロペラをそれぞれ
使用可能に構成し、船底使用位置で推進出力方向を任意
に選択できるように構成したので、浅水域ではトンネル
位置で使用し、深水域や航走時の補助推力として使用す
る時には、船底使用位置で推進出力方向に任意に選択し
て使用することができる。したがって、スラスタ装置の
性能の低下もなく、あらゆる条件下での使用が可能とな
る。また、船体中心部でダクト付きプロペラを垂直方向
に出退するように構成したので、船体の中心位置にバラ
ンスよく配置できるとともに、トンネル位置および船底
使用位置でも左右舷側の重量配分を均等にすることがで
き、船体バランスを阻害することもない。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記構成にお
いて、ダクトの下部に、トンネル位置で出退用トンネル
の船底開口部を閉止する開閉部材を設けたものである。
【0007】上記構成によれば、開閉部材によりスライ
ド用ダクトの船底開口部を閉鎖することができ、航走時
の推進抵抗を大幅に低減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る船舶用スラ
スタ装置の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明す
る。このスラスタ装置2は、船体1の船首部に配設され
るもので、船首部の船底板4の上部で左右舷側方向に貫
通されて開口部3aが形成されたスラスタ用トンネル3
が設けられている。そして、このスラスタ用トンネル3
の船体中心部の船底板4に、スラスタ用トンネル3内に
配置されるダクト8付きプロペラ9が通過可能な船底開
口部4aが形成されている。そして、スラスタ用トンネ
ル3に配設された本体部5と、前記スラスタ用トンネル
3上の船体1内の支持収納部10に配置された駆動部6
と、これら本体部5と駆動部6とを一体に出退駆動する
出退ガイド手段7とが具備されている。
【0009】前記本体部5には、駆動力を伝達する支柱
部22および紡錘形のギヤボックス23を介してダクト
8付きプロペラ9が設けられており、支柱部22の上部
に取付けられた上蓋プレート28と、支柱部22の下端
部に設けられて船底開口部4aを開閉する開閉部材であ
る底蓋プレート17とが具備されている。
【0010】また駆動部6には、駆動延長軸12を内蔵
した旋回ケース11と、プロペラ9を駆動するスラスタ
駆動装置であるスラスタ駆動モータ13と、ダクト8付
きプロペラ9を垂直軸心周りに旋回駆動するスラスタ旋
回装置14が具備されている。
【0011】さらに出退ガイド手段7には、本体部5お
よび駆動部6の昇降を案内するガイドロッド15と、本
体部5および駆動部6を出退駆動する出退駆動装置であ
る一対の油圧式の出退用シリンダ装置16とが具備され
ている。
【0012】前記駆動部6において、スラスタ駆動モー
タ13は昇降プラットホーム21に下向きに配設されて
いる。そしてこの昇降プラットホーム21に旋回ケース
11が貫通して回転自在に支持され、スラスタ駆動モー
タ13の出力軸13aが旋回ケース11内の駆動延長軸
12に連結されている。スラスタ用トンネル3と支持収
納部10とは、シール材29装着のガイド孔27aが形
成された天板プレート27により仕切られており、この
ガイド孔27aに旋回ケース11がスライド自在に挿通
され、旋回ケース11の下端部が本体部5の支柱部22
に連結されている。
【0013】本体部5には、支柱部22および紡錘形の
ギヤボックス23を介してダクト8付きプロペラ9が設
けられており、旋回ケース11の駆動延長軸12が支柱
部22に内装された駆動軸24に連結され、駆動軸24
はギヤボックス23内でベベルギヤ26を介してプロペ
ラ軸25に連結連動されている。
【0014】前記スラスタ旋回装置14は、昇降プラッ
トホーム21上で旋回ケース11に取付けられた大ギヤ
31と、昇降プラットホーム21上に配置された複数ま
たは単数の旋回駆動装置である旋回用モータ32と、こ
れら旋回用モータ32により回転されて大ギヤ31に噛
合される旋回用ピニオン33とを具備し、旋回用モータ
32により旋回用ピニオン33および大ギヤ31を介し
て旋回ケース11を垂直軸心周りに旋回させ、これによ
りダクト8付きプロペラ9を旋回してスラスタの出力方
向を調整することができる。
【0015】出退ガイド手段7は、前記旋回ケース11
の対角位置で船体1に固定された上部ブラケット41
と、スラスタ用トンネル3の船底開口部4aに設けられ
た下部ブラケット42との間に、一対のガイドロッド1
5がそれぞれ支持板27を貫通して配設されている。そ
して、ガイドロッド15がそれぞれ昇降プラットホーム
21と上蓋プレート28のガイド穴にスライド自在に嵌
合されて本体部5および駆動部6が出退自在に案内さ
れ、ダクト8付きプロペラ9から上蓋プレート28を介
して伝達されるスラスト反力を支持している。さらに支
持収納部10で、他方の対角位置に船体1に取付けら
れた船体付きブラケット43に、出退用シリンダ装置1
6が配設され、このピストンロッド16aがそれぞれ昇
降プラットホーム21に連結されている。したがって、
出退用シリンダ装置16によりダクト8付きプロペラ9
を前記スラスタ用トンネル3内のトンネル位置と、船底
板5の下部に突出する船底使用位置との間で出退させる
ことができる。
【0016】上記構成において、スラスタ装置2を使用
しない航走時には、ダクト8付きプロペラ9をトンネル
位置に収容して、底蓋プレート17により船底開口部4
aを閉じる。これにより、航走時に船底開口部4aに生
じる抵抗を大幅に軽減できる。また水深が浅い場合にス
ラスタ装置2を使用する際には、ダクト8付きプロペラ
9をトンネル位置として、スラスタ旋回装置14により
出力方向を右舷側または左舷側に切り替え、スラスタ駆
動装置13によりプロペラ9を回転させる。これにより
スラスタ用トンネル3内に推進流を形成して船体1の姿
勢を制御する。
【0017】水深が十分ある場合、あるいは航走中に補
助推力として利用する場合には、出退用シリンダ装置1
6を伸展させて駆動部6と共に本体部5を下方にスライ
ドさせ、ダクト8付きプロペラ9を船底板4の下部に突
出させた船底使用位置とする。そしてスラスタ旋回装置
14によりダクト8付きプロペラ9を旋回させて推進出
力方向を効果的な方向に調整した後、スラスタ駆動装置
13によりプロペラ9を回転させる。航走時には、推進
出力を船尾方向として推進力を補助することができる。
【0018】上記実施の形態によれば、ダクト8付きプ
ロペラ9を前記スラスタ用トンネル3内のトンネル位置
と、船底板4の下部に突出する船底使用位置とでそれぞ
れ使用可能に構成し、船底使用位置では出力方向を任意
に選択できるので、浅水域での使用が可能となるととも
に、航走時や潮流が作用する時にも効率良く使用するこ
とができる。
【0019】また本体部4に、船底使用位置で開口部4
aを閉鎖する上蓋プレート28と、トンネル位置で船底
開口部4aを閉鎖する底蓋プレート17を設けたので、
航走時やスラスタ使用時の船底の推進抵抗を大幅に低減
することができる。さらに、船体中心で本体部5を垂直
方向に沿ってスライドさせ、ダクト8付きプロペラ9を
出退するように構成したので、各部材を船体1の中心に
バランス良く配置できるとともに、トンネル位置および
船底使用位置でも左右舷側の重量配分を均等にすること
ができ、船体バランスを阻害することもない。
【0020】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、出退ガイド手段により、スラスタ用トンネル
内のトンネル位置と船底から突出する船底使用位置とで
ダクト付きプロペラをそれぞれ使用可能に構成し、船底
使用位置で推進出力方向を任意に選択できるように構成
したので、浅水域ではトンネル位置で使用し、深水域や
航走時の補助推力として使用する時には、船底使用位置
で推進出力方向に任意に選択して使用することができ
る。したがって、スラスタ装置の性能の低下もなく、あ
らゆる条件下での使用が可能となる。また、船体中心部
でダクト付きプロペラを垂直方向に出退するように構成
したので、船体の中心位置にバランスよく配置できると
ともに、トンネル位置および船底使用位置でも左右舷側
の重量配分を均等にすることができ、船体バランスを阻
害することもない。
【0021】また請求項2記載の発明によれば、開閉部
材によりスライド用ダクトの船底開口部を閉鎖すること
ができ、航走時の推進抵抗を大幅に低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスラスタ装置の実施の形態を示す
側面断面図である。
【図2】同スラスタ装置の正面断面図である。
【図3】図1に示すA−A断面図である。
【図4】図1に示すB−B断面図である。
【図5】同スラスタ装置のスラスタ用トンネルを示す正
面断面図である。
【符号の説明】
1 船体 2 スラスタ装置 3 スラスタ用トンネル 4 船底板 4a 船底開口部 5 本体部 6 駆動部 7 出退ガイド手段 8 ダクト 9 プロペラ 10 支持収納部 11 旋回ケース 13 スラスタ駆動装置 14 スラスタ旋回装置 15 ガイドロッド 16 出退用シリンダ装置 17 底蓋プレート 21 プラットホーム 22 支柱部 23 ギヤボックス 27 天板プレート 27a ガイド穴 28 上蓋プレート 32 旋回駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北中 茂郎 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 杉村 浩正 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体船首部で船底板の上部に舷側方向に貫
    通形成されたスラスタ用トンネルと、 このスラスタ用トンネルの船体中心部に配置されてダク
    ト付きプロペラを有する本体部と、 このスラスタ用トンネルの船体中心部で船底板に前記本
    体部が通過可能に形成された船底開口部と、 このスラスタ用トンネルの上部支持収納部に配置され
    て、前記本体部のダクト付きプロペラを回転駆動および
    旋回駆動する駆動部、および前記本体部を船底開口部を
    介して昇降させダクト付きプロペラをスラスタ用トンネ
    ル内のトンネル位置と船底から突出する船底使用位置と
    の間で出退する出退ガイド手段とを具備したことを特徴
    とする船舶用スラスタ装置。
  2. 【請求項2】本体部のダクトの下部に、トンネル位置で
    船底開口部を閉止する開閉部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の船舶用スラスタ装置。
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