JPS589814Y2 - 超高速車両の非常停止装置 - Google Patents
超高速車両の非常停止装置Info
- Publication number
- JPS589814Y2 JPS589814Y2 JP1979034325U JP3432579U JPS589814Y2 JP S589814 Y2 JPS589814 Y2 JP S589814Y2 JP 1979034325 U JP1979034325 U JP 1979034325U JP 3432579 U JP3432579 U JP 3432579U JP S589814 Y2 JPS589814 Y2 JP S589814Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emergency stop
- ultra
- fixed cylinder
- stop device
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、超高速車両例えば磁気浮上車両(リニヤモー
ターカー)の非常停止装置に関するものである。
ターカー)の非常停止装置に関するものである。
従来、鉄道車両などが暴走した場合に該車両を停止させ
るため、緩衝用シリンダと緩衝ゴムとを組合せた非常停
止装置が軌道の端部に備えられている。
るため、緩衝用シリンダと緩衝ゴムとを組合せた非常停
止装置が軌道の端部に備えられている。
該非常停止装置においては、車両の暴走速度が低速で要
求緩衝ストロークが小さい場合に&東車両を安全に停止
させることができるが、リニヤモーターカー等の超高速
車両の場合に+−4高速で要求緩衝ストロークも大きい
ため、前記の緩衝用シリンダを緩衝ゴムを組合せた非常
停止装置では、はとんど衝衝効果を発揮できず、車両を
安全に停止させることができないという欠点があった。
求緩衝ストロークが小さい場合に&東車両を安全に停止
させることができるが、リニヤモーターカー等の超高速
車両の場合に+−4高速で要求緩衝ストロークも大きい
ため、前記の緩衝用シリンダを緩衝ゴムを組合せた非常
停止装置では、はとんど衝衝効果を発揮できず、車両を
安全に停止させることができないという欠点があった。
上記の点に鑑み本考案は、リニヤモーターカー等の超高
速車両を所定の緩衝機能をもって安全に停止させること
のできる非常停止装置を得ることを目的としたものであ
る。
速車両を所定の緩衝機能をもって安全に停止させること
のできる非常停止装置を得ることを目的としたものであ
る。
次に本考案を図に示す一実施例によって説明する。
図において、1は磁気浮上車両2が走行する軌道で、橋
脚3によって支持されている。
脚3によって支持されている。
該軌道1上には非常停止用のワイヤロープ4の一端に構
成された引掛部4aが設けられ、この引掛部4aが磁気
浮上車両2の先端に設けられた柱体部5に掛かるように
取付けられている。
成された引掛部4aが設けられ、この引掛部4aが磁気
浮上車両2の先端に設けられた柱体部5に掛かるように
取付けられている。
該ワイヤロープ4は軌道1にスプリング機構15を介し
て橋脚3に支持された緩衝滑車6aと橋脚3に取付けた
案内滑車6b、6cを介して他端側を緩衝装置Tに巻掛
けている。
て橋脚3に支持された緩衝滑車6aと橋脚3に取付けた
案内滑車6b、6cを介して他端側を緩衝装置Tに巻掛
けている。
緩衝装置1は緩衝シリンダ8と滑車群9とから構成され
ており、緩衝シリンダ8のピストン18に取付けられて
いるロッド12の先端にブラケット13を介して複数の
動滑車14が設けられ、該動滑車14の反対側にはブラ
ケット10を介して複数の固定滑車11が設げられてい
る。
ており、緩衝シリンダ8のピストン18に取付けられて
いるロッド12の先端にブラケット13を介して複数の
動滑車14が設けられ、該動滑車14の反対側にはブラ
ケット10を介して複数の固定滑車11が設げられてい
る。
該固定滑車11および動滑車14のブラケット10.1
3への取付は数+−3必要に応じて増減でき、固定滑車
11および動滑車14間に巻掛げられろワイヤロープ4
に求められる繰出し長さ、すなわち要求緩衝ストローク
が得られるように取付は数が決定される。
3への取付は数+−3必要に応じて増減でき、固定滑車
11および動滑車14間に巻掛げられろワイヤロープ4
に求められる繰出し長さ、すなわち要求緩衝ストローク
が得られるように取付は数が決定される。
なお、ワイヤロープ4の基端は、最終的に固定滑車11
または動滑車14あるいは他の固定部分に固定される。
または動滑車14あるいは他の固定部分に固定される。
緩衝用シリンダ8は、固定用フレーム23によって基礎
台24に固定され、シリンダ室16と該シリンダ室16
に連通したタンク室17を有しており、タンク室1Tは
緩衝用シリンダ8本体に密着して設けられている。
台24に固定され、シリンダ室16と該シリンダ室16
に連通したタンク室17を有しており、タンク室1Tは
緩衝用シリンダ8本体に密着して設けられている。
シリンダ室16にはピストン18が摺動自在に配置され
、該ピストン18に前記ロッド12が取付けられている
。
、該ピストン18に前記ロッド12が取付けられている
。
ピストン18の摺動面に沿って、前記シリンダ室16と
タンク室11との隔壁20には複数の緩衝用のオリフィ
ス21が適当な間隔で空けられている。
タンク室11との隔壁20には複数の緩衝用のオリフィ
ス21が適当な間隔で空けられている。
このオリフィス21はピストン18の収縮動作時に、収
縮側の油室Aの作動油をタンク室1γへ排出し、この時
拡大側油室Bには絞り抵抗のほとんどない連通穴22か
らタンク室1γ内の作動油が流入する。
縮側の油室Aの作動油をタンク室1γへ排出し、この時
拡大側油室Bには絞り抵抗のほとんどない連通穴22か
らタンク室1γ内の作動油が流入する。
したがって、緩衝装置Iはピストン18の速度の二乗に
比例した緩衝力を発揮し、しかも収縮量が増すに伴って
油室Aとタンク室1γを連通ずるオリフィス21の数が
減り、ピストン18の速度の低下にもかかわらず緩衝力
が一定になるように構成されている。
比例した緩衝力を発揮し、しかも収縮量が増すに伴って
油室Aとタンク室1γを連通ずるオリフィス21の数が
減り、ピストン18の速度の低下にもかかわらず緩衝力
が一定になるように構成されている。
なお、タンク室17内には、作動油とともに加圧空気C
が封入され、作動油に所定の圧力をかげている。
が封入され、作動油に所定の圧力をかげている。
ところで、前記ピストン18の受圧面は油室A側が油室
B側に比べて、ロッド12の断面積に相当する分だけ大
きく、このためピストン18には図中右方向(伸長方向
)への押圧力が常に作用している。
B側に比べて、ロッド12の断面積に相当する分だけ大
きく、このためピストン18には図中右方向(伸長方向
)への押圧力が常に作用している。
このような構成において、磁気浮上車両2が暴走して高
速で軌道1の停止域までくると、先端の柱体部5にワイ
ヤロープ4の引掛部4aが掛かり、非常停止作動が始ま
る。
速で軌道1の停止域までくると、先端の柱体部5にワイ
ヤロープ4の引掛部4aが掛かり、非常停止作動が始ま
る。
まず、ワイヤロープ4に磁気浮上車両2の速度、重量に
応じて犬ぎな引張衝撃力が作用する。
応じて犬ぎな引張衝撃力が作用する。
初期衝撃に対しては、ワイヤロープ4のもつ固有の弾性
と緩衝滑車6aのスプリング機構15で吸収し、次に滑
車群9に巻掛けられたワイヤロープ4が張力に応じて固
定滑車11および動滑車14との軸間距離を縮めながら
繰出される。
と緩衝滑車6aのスプリング機構15で吸収し、次に滑
車群9に巻掛けられたワイヤロープ4が張力に応じて固
定滑車11および動滑車14との軸間距離を縮めながら
繰出される。
これに伴って緩衝用シリンダ8には収縮方向の衝撃力が
作用し、ピストン18が図中左方向に移動を始める。
作用し、ピストン18が図中左方向に移動を始める。
なお、この時のワイヤロープ4の繰出し長さに対するシ
リンダ収縮量Sは、固定滑車11および動滑車14の組
数をnとすると、 −2n となり、シリンダ収縮量Sは固定滑車11および動滑車
14の組数nを増やせば短かくすることができる。
リンダ収縮量Sは、固定滑車11および動滑車14の組
数をnとすると、 −2n となり、シリンダ収縮量Sは固定滑車11および動滑車
14の組数nを増やせば短かくすることができる。
さらに、ピストン18の左方移動により油室Aの作動油
はオリフィス21からタンク室17に排出され、この時
オリフィス210通過抵抗により磁気浮上車両2の速度
すなわちピストン18の速度の二乗に比例した緩衝力が
生じるとともに、磁気浮上車両2の速度が遅くなるに伴
なってピストン18の移動量が増し、油室Aに通じるオ
リフィス21の数が減るため、前記緩衝作用は緩衝装置
Iの作動初期から停止まで磁気浮上車両2の速度円心じ
た所定の制動力を磁気浮上車両2に与えることができる
。
はオリフィス21からタンク室17に排出され、この時
オリフィス210通過抵抗により磁気浮上車両2の速度
すなわちピストン18の速度の二乗に比例した緩衝力が
生じるとともに、磁気浮上車両2の速度が遅くなるに伴
なってピストン18の移動量が増し、油室Aに通じるオ
リフィス21の数が減るため、前記緩衝作用は緩衝装置
Iの作動初期から停止まで磁気浮上車両2の速度円心じ
た所定の制動力を磁気浮上車両2に与えることができる
。
このような構成によれば、磁気浮上車両2に対して一定
の制動力を作用させ、所定の緩衝ストロークをもって確
実かつ安全に停止させることができる。
の制動力を作用させ、所定の緩衝ストロークをもって確
実かつ安全に停止させることができる。
また、停止後にワイヤロープ4の引掛部4aを柱体部5
から外せ+f、ピストン18に常に作用している押圧力
によってワイヤロープ4は自動的に巻戻される。
から外せ+f、ピストン18に常に作用している押圧力
によってワイヤロープ4は自動的に巻戻される。
さらに、ワイヤロープ4の繰出し長さが長くても固定滑
車11および動滑車140組数を増やせばシリンダ収縮
量を短くすることができるため、緩衝シリンダ8の長さ
を短くすることができ装置全体を小型にできる。
車11および動滑車140組数を増やせばシリンダ収縮
量を短くすることができるため、緩衝シリンダ8の長さ
を短くすることができ装置全体を小型にできる。
なお、本考案は磁気浮上車両以外の高速車両の非常停止
装置として利用することも可能であり、上記実施例に限
定されるものではない。
装置として利用することも可能であり、上記実施例に限
定されるものではない。
以上説明したように本考案によれば、磁気浮上車両等の
超高速車両を所定の緩衝効果を生じつつ必要により緩衝
ストロークを変えることができるとともに、確実より安
全に停止させることができる。
超高速車両を所定の緩衝効果を生じつつ必要により緩衝
ストロークを変えることができるとともに、確実より安
全に停止させることができる。
また、装置全体を小型にできるため、設置に場所を選ば
ないという利点もある。
ないという利点もある。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2図は、第
1図の緩衝装置の詳細を示す平面図である。 2・・・・・・磁気浮上車両、4・・・・・・ワイヤロ
ープ、5・・・・・・柱体部、T・・・・・緩衝装置、
8・・・・・・緩衝用シリンダ、9・・・・・・滑車群
、11・・・・・・固定滑車、14・・・・・・動滑車
、15・・・・・・スプリング機構、16・・・・・・
シリンダ室、1T・・・・・・タンク室、18・・・・
・・ピストン、21・・・・・・オリフィス。
1図の緩衝装置の詳細を示す平面図である。 2・・・・・・磁気浮上車両、4・・・・・・ワイヤロ
ープ、5・・・・・・柱体部、T・・・・・緩衝装置、
8・・・・・・緩衝用シリンダ、9・・・・・・滑車群
、11・・・・・・固定滑車、14・・・・・・動滑車
、15・・・・・・スプリング機構、16・・・・・・
シリンダ室、1T・・・・・・タンク室、18・・・・
・・ピストン、21・・・・・・オリフィス。
Claims (1)
- 1.緩衝手段を有した固定シリンダと、該固定シリンダ
のピストンに取付けられたロッドの先端に設けられた動
滑車と、前記固定シリンダにおげろロッド設置部の反対
側端部に設けられた固定滑車と、先端に走行車両と係合
する引掛部を有するとともに基端を固定し、かつ、前記
固定滑車および動滑車に巻掛けたロープとから成る超高
速車両の非常停止装置。 2、前記固定滑車および動滑車を複数個設け、前記ロー
プを順次巻掛けたことを特徴とする実用新案登録請求の
範囲第1項記載の超高速車両の非常停止装置。 3、前記固定シリンダに設けた緩衝手段を、固定シリン
ダに密着して設け、かつ、固定シリンダの収縮側油室と
の間の隔壁に複数のオリフィスをストローク方向に設け
、さらに、固定シリンダの拡大側油室とタンク室との間
の隔壁に連通穴を設けたタンク室により構成したことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の超高速
車両の非常停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979034325U JPS589814Y2 (ja) | 1979-03-19 | 1979-03-19 | 超高速車両の非常停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979034325U JPS589814Y2 (ja) | 1979-03-19 | 1979-03-19 | 超高速車両の非常停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55134365U JPS55134365U (ja) | 1980-09-24 |
JPS589814Y2 true JPS589814Y2 (ja) | 1983-02-22 |
Family
ID=28891490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979034325U Expired JPS589814Y2 (ja) | 1979-03-19 | 1979-03-19 | 超高速車両の非常停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589814Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5355804A (en) * | 1976-10-29 | 1978-05-20 | Kyosan Electric Mfg | Train guide*stop device |
JPS5423406B2 (ja) * | 1973-01-20 | 1979-08-14 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423406U (ja) * | 1977-07-20 | 1979-02-15 |
-
1979
- 1979-03-19 JP JP1979034325U patent/JPS589814Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5423406B2 (ja) * | 1973-01-20 | 1979-08-14 | ||
JPS5355804A (en) * | 1976-10-29 | 1978-05-20 | Kyosan Electric Mfg | Train guide*stop device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55134365U (ja) | 1980-09-24 |
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