JPS5898100A - バイオマス物質の処理方法および装置 - Google Patents

バイオマス物質の処理方法および装置

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JPS5898100A
JPS5898100A JP57203799A JP20379982A JPS5898100A JP S5898100 A JPS5898100 A JP S5898100A JP 57203799 A JP57203799 A JP 57203799A JP 20379982 A JP20379982 A JP 20379982A JP S5898100 A JPS5898100 A JP S5898100A
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    • C13KSACCHARIDES OBTAINED FROM NATURAL SOURCES OR BY HYDROLYSIS OF NATURALLY OCCURRING DISACCHARIDES, OLIGOSACCHARIDES OR POLYSACCHARIDES
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    • C13KSACCHARIDES OBTAINED FROM NATURAL SOURCES OR BY HYDROLYSIS OF NATURALLY OCCURRING DISACCHARIDES, OLIGOSACCHARIDES OR POLYSACCHARIDES
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    • C13K1/02Glucose; Glucose-containing syrups obtained by saccharification of cellulosic materials
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセルロース、ヘミセルロースおよびリグノセル
ロースのような多糖類物質を加水分解によって処理する
ことによるペントースおよびヘキソースのような単糖類
の製造、このような単糖類からのエタノールの製造、リ
グニンのような固体物の湿式酸化による有機酸のような
有用な可溶性生成物の製造ならびに湿式酸化および発酵
−精留による残渣のメタン化に関する。
プリンタ(Br1nk )およびシャレーガ(Scha
leger )による/979年3月23日付の米国特
許出願第233.3g号、「セルロースおよびリグノセ
ルロース物質の利用」においては、以下のような方法が
記載されている。バイオマス物質を比較的温和な条件、
すなわち典型的には約/110〜220℃およびpH約
2.0〜3.0で第一の加水分解工程に付してよシ容易
に加水分解されるヘミセルロースなどのような多糖類を
加水分解する。
これによってペントースおよびヘキソースが生じる。こ
の加水分解工程に引きつづいて感作(センシタ1ゼーシ
ヨン)工程を施し、材料を典型的には約/170〜22
0℃の温度で分子状の酸素、たとえば空気と接触させる
。次いで典型的には約76θ〜2りθCの温度でのよシ
激しい条件下で第二の加水分解工程を施す。次いでこの
処理によっては可溶化されない固体物、たとえばバイオ
マス供給原料がリグノセルロースである場合にはリグニ
ンなどを湿式酸化に付し、たとえば空気などの分子状の
酸素を酸化および発熱を生じさせるような条件下で固体
物のスラリ中に通過させ、熱はこの製造工程中でまたは
その他の目的のために用いられる。
プリンタの米国特許第3.!; 42,3 / 9号の
方法をこの湿式酸化工程に用いることができる。
第一の加水分解、感作、第二の加水分解および湿式酸化
における条件、たとえば温度およびpHはここに参考ま
でに引用する前記プリンクおよびシャレーガの米国特許
出願第グ頁6行〜第7頁22行に記載されているような
ものでよい。流量は収率と濃度とを最適なものとするよ
うに調節される。単糖類の収率および濃度を最大にする
ように加水分解および感作の条件を維持することが望ま
しいが、収率を高めるためには濃度のまた逆に濃度を増
大させるためには収率の低下が免れない最適のバランス
を維持することが必要である。
前記の第1段加水分解−感作一第■段加水分解−湿式酸
化のプロセスからの生成物には蔗糖溶液および有機酸、
アルデヒド等が含まれる。
主としてペントースからなる水溶液と主としてグルコー
スからなる水溶液とを別々に生成させることもでき、ま
たはペントースおよびヘキソースの双方を含む加水分解
生成物の単一の流れを生成させることもできる。これら
の単糖類は発酵に付されてエタノールとなシ、発酵によ
って生じたビールは次いで精留されて実用品位のエタノ
ール、たとえば93%エタノールが生成される。
湿式酸化および精留工程からの残渣は微生物の使用を含
む当該技術分野で周知の方法によるメタン化に付される
本発明の目的は前記米国特許出願筒コ333g号の方法
についての改善を提供することにある。
このような改善には、固体物より効率的な洗浄、固体物
が容易に洗浄できるかあるいはその洗浄が困難であるか
に応じて共流的洗浄または向流的洗浄を用いること、第
二鉄および/またはアルミニウムイオン凝集剤として用
いて加水分解生成物から懸濁固体物を分離すること、お
よびこれらの1オンを湿式酸化によって回収し加水分解
中での触媒としてまた凝集剤として再度用いるために循
環させることが含まれる。
前記およびその他の目的は以下の詳細な説明および添付
図面によって明らかとなろう。
第1図について説明すると、装置の主要部は第■段加水
分解器IO1感作装置//および第■段加水分解器/2
からなっている。ホッパ13中に貯えられたバイオマス
物質は低圧回転バルブ/4Zによって必要に応じて連続
的もしくは断続的にスクリューコンベア15中に導入さ
れ、このコンベアは導管/&Aから入り導管75Bから
出て行く水蒸気の導入によって予熱装置としても作用す
る。
この予熱の目的は揮発性物質および空気を除去すること
にある。
バイオマス物質は製紙用パルプの製造に用いられる樹幹
からつくられた木屑、適宜に細断された切株、根、枝お
よび葉のような森林廃棄物、果樹園およびぶどう園の剪
定物、1ネ、コムギ、トウモロコシ等の草本およびワタ
植物の茎および葉などのような農業廃棄物、トウモロコ
シ、コメ、コムギのようなこく類、さとうきび搾シかす
のような任意の種類の多糖類、セルロースまたはリグノ
セルロース物質ならびにあらゆる形態の多糖類であって
もよい。
バイオマス物質は重力によって導管16を経て高圧回転
バルブ17に落下、このバルブによって第1段加水分解
器lOの上部に計量供給される。
後述するように、第1段加水分解器lOにはバイオマス
物質が下方に移動している間に上方に移動する循環流が
供給される。液相はポンプ/gによってう4ン/qを経
てT字部分に圧送される。この流れの一部はライン20
Aを経て回転パルプ/7に循環され、その他の部分はう
1ン2OBを経て熱交換器25に通され次いでう1ン2
乙を経て装置から出て行き、出願中の米国特許出願第2
333g号中および以下第9図について説明されている
ように必要に応じて、たとえば発酵およびその他の処理
等のような処理に用いられる、米国特許出願第23.3
.3g号のメタン化装置からのような循環水流がライン
27を経て入シ熱交換器、25を通過してここで加水分
解生成物の流れとの間接的な熱交換によって加熱される
。加熱された循環流は次いでう1ン2gを経て通過し後
述するような処理を施される。う1ン30を経て通過し
かつ後述する第■段加水分解によって生じるグルコース
の水溶液からなる循環流は熱交換器3/を通ってう4ン
29から入シラ1ン29から出で行く蒸気によって加熱
され第1段加水分解器lOの中間部分に入る。図示のよ
うに加水分解生成物の加熱された流れは環状マニホルド
101を通して第1段加水分解器IOに入り、この流れ
が第1段加水分解器10の周方向に均一に分配されかつ
装置のまわりでの流れの制御によって上方に向うように
なされている。別の循環流32は熱交換器33に入りそ
して分岐ライン29Bよシ入ってう1ン29Cから出て
行く蒸気によって加熱される。
加熱された循環流はマニホルド/QBを経て第1段加水
分解器IOの下部に入る。循環流30および32の発生
源および内容については以下に説明する。
熱交換器31および33からの水蒸気および/または凝
縮物はライン29Dを経て装置から出て行き必要に応U
てさらに利用される。
次いで第一段の加水分解に付された未溶解のバイオマス
物質は管3Sに入る。この管3Sは加水分解器10の連
続した部分であってもよい。う1ンqθの循環流は二゛
りの異なった点、すなわち〆。
岐ライン&/を経て加水分解器10の底部からよりはな
れた一方の点およびラインq2を経て加水分解器10の
底部により近い他方の点において管3Sに入る。矢印で
示すように、必要に応じてスクリューコンペア等の適宜
な手段で搬送される固体物は第1図に示すように右側に
移動する。循環流の中のライン’12を経て入る部分は
主として第1段加水分解器10を通して上方に進行し、
一方循環流の中のラインq/を経て入る部分は分流して
一方の部分が左側に流れて加水分解器10に入り他方の
部分が固体物と共に右側に流れてモータ4’lで駆動さ
れる1ンラ1ンの粉砕器ダ3に入る。
このインラインの粉砕器q3は、たとえば一方が静止し
他方が回転する一対の対向するノツチ付の板からなるよ
うな任意の種々の型式のものであってもよい。この粉砕
器q30目的は第一段の加水分解器で溶解されなかった
固体物を粉砕することにある。
インラインの粉砕器は第1段加水分解器によってこのよ
うな機械的な粉砕のために脆弱化され前処理された固体
物を破砕するように作用する。このようにして大きな表
面積を有する微細化された原料はラインllSを通して
気体スパージャq乙に送られ、この気体スパージャq乙
には空気または分子状の酸素を含むその他の気体がう4
ン4t7を経て導入される。次いで原料はラインttg
を経てモータ50で駆動されるスラリポンプtlqに移
動され次いでラインS/を経て感作装置l/の底部に送
られる。スラリポンプq9によって空気と固体物とがさ
らに緊密に接触される。ライン97Aを通して酸がスパ
ージャグ乙に導入される。
感作装置//中ではモータS3で駆動されているポンプ
攪拌器S2によってさらに攪拌が行なわれる。さらに上
方の位置ではモータ55で駆動されるタービン攪拌器S
IIによる攪拌がさらに行なわれる。
ポンプ攪拌器タコおよびタービン攪拌器54の代りに、
たとえば感作装置//中に延設された封止軸で駆動され
る感作装置//内部の攪拌器等のよう一当該技術分野で
周知の他の攪拌手段を用いてもよいことは明らかであろ
う。この攪拌によって感作装置中の分散された空気の上
昇部分により与えられる部分が増大する。気体は感作装
置/lの頂部に集められうづン乙乙を経て排気される。
感作されたバイオマス物質は次いでライ/Sgを経て熱
交換器左9に通過され、この熱交換器にはラインAOA
から蒸気が供給される。加熱されたスラリの形のバイオ
マス物質がライン62を経て第■段加水分解器/2の上
部に通される。固体物と液体との間の攪拌作用および緊
密な接触を増大するように作用するポンプまたは攪拌器
(図示せず)に対する原料の出入が異なった高さのライ
ン63によって示される。保有された液体を含む固体物
はうづン70を経て一連の分離器に通される。分離器は
図中ではサイクロン型式のものとして示しであるがこれ
はもとより遠心分離器やデカンタのような別の型式のも
のでもよい。ライン70中のスラリは単糖類の分解を極
力抑えるために適宜な手段(図示せず)によって冷却さ
れるが、これは以下に述べる分離に先立って行なわれる
。〜第■段加水分解器/2からのスラリはすづクロン分
離器7/の頂部に入る。分離された液体はう1ン72を
経て同様な第二のサイクロン分離器73に対して出て行
く。ここで分離された液体は循環ライン30を経て熱交
換器3/に出て行く。
濃縮された固体物は分離器71および73の下部からう
1ン75を経て取出されライン2g中の循環(洗浄)流
と合流される。合流された流れは二つのサイクロン分離
器7gおよび79の中の最初のものに通される。分離器
7gによって分離された液体はラインgOを経て分離器
79の上部に返される。分離器79によって分離された
液体は循環ライン32に入る。分離器7gおよび79か
らの固体物はうづンg2を通過して循環ライン2gの分
岐う1ンλgAに合流しそして二つのす1クロン分離器
&5およびg乙の中の最初のものに入る。最初の分離器
g5の上部からの液体はラインg7を経て出て行き第二
の分離器g乙に入る。分離器g6によって分離された液
体は循環ラインtlOに入って熱交換器ggに通され、
この熱交換器にはライン乙OBを経て蒸気が供給される
。加熱された循環流は前記のように導管35に入る。
冷却された蒸気および/または凝縮物はラインbocを
経て出て行く。分離器gSおよびg6の下部からの固体
物はう1ンqOを経て装置から出て行く。この流れの中
の固体物はバイオマス供給原料がリグノセルロース物質
である場合には主としてリグニンからなるものである。
バイオマス供給原料がリグニンを含まないセルロース物
質である場合には固体物はその他の加水分解が困難な物
質からなっている。これらの固体物は米国特許出願筒、
2.333g号中に記載されているように湿式酸化に付
してもよくまたは別の方法で処理してもよい。
次に第一図には本発明の別の実施例が示されている。こ
の図中では第1図中のう1ンおよび装置と同様なう4ン
および装置は同様な数字で示しである。
第1図に比較して以下の変更がなされている。
加水分解生成物は第一段の加水分解器10の底部からう
1ン100を経てとり出され、熱交換器10/を通過し
そしてライン102を経て第9図に示す装置中での発酵
などのために装置から出ていく。循環水流、27が第1
図に示すように熱交換器10/を経て通過されるが、こ
こでは熱交換器10/は加水分解器10に関して異なっ
た態様で設けられている。すなわち熱交換は循環流と加
水分解器の底部からの加水分解生成物との間で行なわれ
る。循環流/9およびコθAはそのままであるがこれは
分岐されない。分離器79からの流出液はう1ン104
tを経て熱交換器10Sにそして次いで回転パルプ/7
に通される。酸はう1ン/θ3を経て加えられう1ン2
OAに循環されるかまたはう1ン10’lAを経て加え
られライン70グに循環されるかまたはう1ン103お
よび/ 0IIAの双方を経て加えられる。熱交換器1
0Sにはライン106から入シライン107から出てい
く蒸気が供給される。分離器73からの流出液はう1ン
10gを経て装置から出ていく。ライン/6を経て入る
供給原料がリグノセルロース物質であるときには、う1
ン10g中の流出液は主としてグルコースの水溶液から
なり、これは後に第9図について説明するようにさらに
処理される。
次に第3図について説明すると、第1図におけるものと
同様な数字は同様な装置およびラインを表わしそして第
2図におけるものと同様な数字は同様なう1ンおよび装
置を表わす。第3図における変更は次の通りである。導
管3左にはモータ//6で駆動される軸//Sであって
らせん//7および//ざを有するスクリューコンベア
またはスクリュープレスが設けられている。図示のよう
に、らせん11gのピッチはらせん//7のピッチより
も大きくそしてこのようにした目的は次の通シである。
循環う4ンqOは第1図および第2図の場合と同様にし
て蔗糖の希釈された液体を分離器g6から第1段加水分
解器lOから離れた側の管35の端部に循環させるがこ
の循環流の一部は分岐されてラインqOAによって加水
分解器10によシ近い点に送られる。らせん//7のよ
シ小さいピッチによってよシ大きな量の液体が取出され
、そしてこの取出された液体はライン//9を経て生成
物として出ていく。濃縮された高濃度の固体材料は次い
でらせん11gのより大きなピッチによって粗にされ、
すなわちょシ密度を減少されそしてラインqOを経て充
分な液体が供給され前記のように粉砕等に適した混合物
が形成される。う1ン//9中の取出された液体は熱交
換器/2θ中で熱をライン27中の循環流に放出しこの
循環流はライン2g等を経て前記のように分離装置に通
される。
次に第グ図について説明すると、図中には米国−特許出
願第23.33g号中に記載されているような発酵−精
留−メタン化装置を伴なう加水分解−湿式酸化装置が開
示されているが、これらは以下に述べるような変更を施
されている。
この第9図中には第1段加水分榊器/30、感作装置/
3/および第■段加水分解器73.2が示されている。
これらは第1図に示した装置10゜//および/2と同
様または同一なものであって第1図におけるような攪拌
、粉砕、スパージンクなどのための補助的な設備が設け
られている。バ1オマス物質はう1ン/311を経て第
1段加水分解器/30に入りそしてスラリーを形成させ
るための水または希釈された加水分解生成物がライン7
3左を経て導入される。固体および液体状の流出物はラ
イン/36を経て加水分解器/30から出て行きそして
第1段加水分解の結果として細分化および機械的な粉砕
が極めてなされ易くなっている固体原料を粉砕するよう
に作用する粉砕器/37に入る。必要に応じて水がう1
ン/36を経て第1段加水分解器/30およびう1ン/
36中を流れるスラリーに対して供給される。粉砕器/
37からの流出物はう1ン/3gを経て感作装置/3/
に通過される。酸がう1ン/3ghおよび13gを経て
感作装置/3/に供給される。この装置には酸素がライ
ン/39を経て導入される。
二酸化炭素およびチッ素のようなガスはライン/グ0を
経て排出され、そしてスラリーはライン/り/を経て第
、■段加水分解器/32に通される。
この加水分解器からライン/ll、1を経てパイオマス
物質が遠心分離装置/I16に通され分離された液体は
ここからう1ン/117を経て第1段加水分解藩/3θ
に循環される。固体物はう1ン/l1gを経て第一の湿
式酸化装置/lI9に通され二酸化炭素およびチッ素の
ようなガスがこの装置からう4//30を経て排出され
る。酸素は好ましくは空気の形態としてライン/39を
経て導入される。
ボ4う水がう1ン15/を経て湿式酸化装置/(19に
入りそしてこの装置/49中での発熱酸化反応から生じ
た熱によって間接的に生成された蒸気はう1ン/S2を
経て出て行きこのプロセス中および/′またはその他の
目的のために用いられる。留出スラリはう1ンlS3を
経てメタン化装置/70(以下説明する)に出ていく。
第1段加水分解器/30について再び説明すると、加水
分解生成物はラインl夕Sを経て第1段加水分解器/3
0から出て行き、そして中和装置/り6に入る。この装
置には水酸化カルシウムのような塩基およびリン酸塩、
アンモニア等のような栄養物がう1ン15’7Aおよび
157Bを経てそれぞれ加えられている。塩基は発酵を
行なうことができるように酸の中和のために加えられる
栄養物は発酵を促進するために加えられる。酸の中和に
よって得られる固体物はライン/77を経てとり出され
以下に述べるようにさらに処理される。
中和された液状の加水分解生成物はうづン159を経て
中和装置156から出て行き、そして発酵装置/60に
通される。この発酵装置の生成物はライン/6/を経て
分離される二酸化炭素、う1ン/62を経て分離される
過剰の酵母およびライン/63を経て分離されさらに精
留装置/44に通されるビールである。エタノール、た
とえば9S%エタノールがう1ン/65を経て回収され
る。残渣はライン/66を経て精留装置を出て行きそし
てメタン化装置/70に通され、ここで当該技術分野で
周知のプロセスにょシ二酸化炭素およびメタンが生成さ
れてそれらはライン/7/を経て出て行く。7969年
9月、10月、11月および72月に刊行された出版物
[嫌気性排気物の処理」107〜iiコ頁、/23〜/
2乙頁、97〜ql1頁および93〜99頁をそれぞれ
参照されたい。液状および未溶解の固体物はライン/7
2を経てメタン化装置/70から出て行きそして分離装
置/73に通される。分離装置/73中で分離された液
体は循環水相を形成しこれはう1ン/7’lを経て出て
行く。この液相の一部は前記のようにライン736Aを
経て第1段加水分解器/30および粉砕器/37に送ら
れる。別の部分は分離器/&乙に通される。これらの目
的°のために必要でない過剰の部分はライン/75を経
て装置からとシ除かれる。
保持された液相を伴なう固体物は分離装置/73から殺
菌うづン176(図示せず)および中和装置/り6に通
される。これらの固体物はメタン化装置/70中での可
溶カルシウム塩におよぼされるメタン化作用の結果とし
て生じる主として炭酸カルシウムからなるカルシウムの
不溶塩を含むことになる。このようにして中和装置15
4中に導入された炭酸カルシウムは酸を中和するだめの
主剤として作用する。ライン157Aを経て加えられる
水酸化カルシウムまたは酸化カルシウムは補給のための
ものである。水酸化および/まだは酸化カルシウムなら
びに炭酸カルシウムは加水分解生成物中の酸を中和する
ように作用する。不溶のカルシウム塩は沈澱されそして
その他の固体物、たとえばそこに存在し得るような微細
木粉などとともに分離され、そして保有された液体とと
もにうづン177を経て第二の湿式酸化装置7gOに通
される。この装置にはう1ン/39Aを経て空気が供給
されている。第二の湿式酸化装置1gO中では、固体物
は可溶な物質に変換されこれはライン7g/を経て感作
装置131に通される。またこの代シに第二の湿式酸化
装置/gOからの液体をう1ン/g/Aを経てメタン化
装置/70に通してもよい。5さらに別の形として中和
装置156からの固体物および保有された液体を直接湿
式酸化装置/49に通しそれによって第二の湿式酸化装
置/gを省略するようにしてもよい。これらの変形例の
中の一つのものを選択する際に作用する要素は後に説明
する。二酸化炭素は湿式酸化装置/gOからライン/g
コを経て排気される。
次に第5A図および5B図には第1段加水分解器、20
0、感作装置20/および第■段加水分解器202が示
されている。これらはそれぞれ第1図の装置lθ、//
および/、2と同様な。ものであるかまたは等しいもの
であシ第1図に示したような攪拌、粉砕、精製およびス
パージング等のための保助的な装置を設けてもよい。バ
イオマス物質はうづン203を経て第1段加水分解器2
00に入る。必要に応じて水、希釈された酸または希釈
された加水分解生成物をラインコθグを経て導入する。
循環加水分解生成物はうdン20!;を経て導入される
。バイオマス物質とともに導入される水およびう1ン2
0’1%20Sおよび206を経て導入される水はスラ
リを形成する。固体および液体の双方の流出物はライン
コθ6Aを経て第1段加水分解器200を出て行き、そ
して第1段加水分解器の作用の結果として微細化および
機械的な粉砕が極めてなされやすくなっている固体物を
粉砕するように作用する粉砕装置207に入る。
粉砕装置λ07からの流出物はライン20gを経て感作
装置20/に通される。通常は空気の形態をなす酸素が
う1ン209を経てこの装置に入る。
二酸化炭素およびチッ素のような気体はライン210を
経て排気されそしてスラリはうづン2/Sを経て第■段
加水分解器コ02に通される。バイオマス物質はこの加
水分解器からう1ン2/l、を経て分離(たとえば、遠
心分離、デカンテーションまたはヂ過)のための装置2
/7に通される。
分離された液体はうづン20Sを経て第1段加水分解器
コ00に通される。スラリの形としての固体物はライン
2/gを経て第一の湿式酸化装置2/9に通され、二酸
化炭素およびチッ素のような気体がこの装置からライン
220ff−経て排気される。酸素が好ましくは空気の
形態としてう(ン209Aを経て導入される。ポ1う水
がライン22Sを経て湿式酸化装置2/9に入シそして
この装置2/9中での発熱酸化反応によシ生成゛されろ
水蒸気はライン226を経て出て行きこのプロセスおよ
び/またはその他の目的のために用いられる。流出スラ
リはライン227を経て固体分離帯域22gに出て行く
。水相がライン229を経て固体分離帯域22gから出
て行きそして分離された水分を含む固体物がライン23
0を経て出て行く。ライン22qはメタン化装置269
(以下説明する)に接続されている。
第1段加水分解器200について再び説明すると、加水
分解生成物はライン23/を経て第1段加水分解器20
0を出て行き、そして中和装置23.2に入る。この装
置に対しては炭酸カルシウムのような補給用の塩基およ
びリン酸塩、アンモニアなどのような補給栄養物がライ
、ン233および2.3’lを経てそれぞれ加えられる
。この塩基は水酸化カルシウム、酸化カルシウム、炭酸
マグネシウム、酸化マグネシウムまたはそれらの混合物
とすることができる。この塩基は発酵が行なわれるよう
に酸を中和しそしてpHを調節するために加えられる。
栄養物は発酵を促進するために加えられる。スラリはう
1ン23Sを経てφ和装量232から第二の中和領域2
’IOに出て行き、そこで酸化カルシウムまたは水酸化
カルシウムかライン2’l/を経て加えられ中和を完結
するとともに発酵に必要なpH値を調整する。最終的な
pH調節後のスラリはう1ン2’12を経て固体分離領
域2グ3に通される。酸の中和の結果として生じる固体
物はうづシ2’lllを経てとシ出され以下に述べるよ
うな引き続く別の処理のために用いられる。
中和された液状の加水分解生成物はライン2q5を経て
固体分離領域2’13から出て行きそして溶媒抽出装置
2q6(第5B図参照)に通される。
溶媒抽出物はライン2 tl’ 7を経て溶媒回収装置
29gに送られる。この溶媒回収装置2qgでは毒性の
あるそしてその他の抽出可能な物質が分離されそして水
相が抽出物としてライン2719を経て回収される。回
収装置二qgからの回収された溶媒はう1ン230を経
て溶媒貯蔵装置2S左に通される。この溶媒は必要に応
じてライン231゜を経て抽出装置コtI乙に送られる
。抽出装置J&6からの浮遊物はライン2左7を経て溶
媒ストリッピング装置25gに送られる。蔗糖の水溶液
から溶媒を分離するために蒸気がライン、25qを経て
供給されそして蒸発された溶媒とともにライン、2.6
0を経てとシ除かれる。うづン260の留出物は溶媒回
収装置トリ中に導入される。溶媒ストリッピング装置2
Sgからの蔗糖溶液はラインλ乙/を経て発酵装置、2
62に送られる。この装置λ乙λからの生成物はライン
2乙3を経て分離される二酸化炭素、ライン27.’l
を経て分離される過剰の酵母およびライン、26汐を経
て分離されセして精留装置26乙に通されるビールであ
る。
また、発酵および精留はブランチおよびビルヶの方法に
よって同時に行なうこともできる。エタノール、たとえ
ば9左%エタノールがライン267を経て分離される。
残渣はライン2ggを経て精留装置26乙に出て行き、
そしてメタン化装置コロ9に通され、ここで当該技術分
野において周知のプロセスによって二酸化炭素およびメ
タンが生成されそれらはライン270を経て出て行く。
/9411年9月、70月、77月および/、2月刊行
の刊行物[嫌気性排気物の処理」707〜//2頁、/
23〜/2A頁、9/ 〜9−’I頁および95〜99
頁をそれぞれ参照されたい。液体および未溶解の固体物
はライン27りを経てメタン化装置コロ9に出て行きそ
して分離装置27乙に通される。この装置27乙中で分
離された液体はう1ン277を経て出て行く。この液体
の大部分はうイン27gを経て送られそして固体分離器
2’13からのうづン211’l中の固体スラリと合流
されてライン279から第二の湿式酸化装置2gOに送
られる。装置から排出される水はライン277kを経て
出て行く。空気がライン20thを経て第二の湿式酸化
装置に供給される。第二の湿式酸化装置2gOからの気
体はライン2g/を経てとシ除かれそしてライン220
中の気体とともにうイン2g2を経て出て行きそして熱
および動力の発生のために利用される。また、ライン2
gl中の気体およびう1ン220中の気体はこのような
目的のために別々に用いてもよい。湿式酸化装置2gθ
からの液体および懸濁固体物はライン2g3を経τとり
出され前記第一段の湿式酸化装置からのう1ン23θ中
の同様な流れと合流される。合流された流れはライン2
gグを経て通されそして装置2gS中で固体の分離に付
される。分離された水流の一部は第1図ないし第3図中
のライン27および第9図中のう1ン/31.Aについ
てすでに述べたように第1段加水分解−器中の固体物を
洗浄しかつここからそれを搬送するためにう1ンコ06
を経て送られる。懸濁固体物も含む水相のその他の部分
はう1ン・Ωg乙を経て給送されすでに述べた固体分離
および洗浄装置2/7中での洗浄水として作用する。
保有された液相を伴なう固体物の一部はライン2ggを
経て分離器27乙から中和装置232に通され、ここで
酸が二酸イヒ炭素の発生を伴なって中和される。スラリ
の残シの部分はう1ン290を経て石灰炉2q左に送ら
れここで有機酸およびその他の有機物が燃焼されそして
炭酸カルシウム(または炭酸マグネシウム)は酸化カル
シウム(または酸化マグネシウム)に変換される。酸化
カルシウムまたはマグネシウムは必要に応じてライン2
’l/を経て中和装置232に送られる。
中和しそして次いで抽出するこの順序はライン23/に
対して適当なアルコール特にエタノールまたはメタノー
ル(これらはプロセスの生成物である)またはブタノー
ル(これは抽出に用いられる)を導入することによって
有機酸物質を分離するために逆にすることもできる。こ
れによって対応する有機酸のエステルが得られそれらは
蒸留および濃縮によって除去されそしてこのプロセスの
生成物を形成する。酢酸およびギ酸エステルなどのよう
な酸を生成する揮発性のエステルはn−ブタノール、イ
ンブチルアルコールまたはペンタノールなどのような部
分的に水と混和し得るアルコールを導入することによっ
て回収される。中性の物質とともに幾分かの酸性の物質
が抽出される。
これらの生成物は装置2’11.、.2’1g、、25
5および23gについてすでに述べたものと同様なサイ
クルを通して回収される。
この別な方法によれば、発酵可能な蔗糖を含む浮遊物が
得られる。次いでこの浮遊物は装置23.2および21
1.0におけるようにして中和されそして2’13にお
けるようにして固体の分離に付されそして次に液体は装
置コろコおよび2ろ乙におけるようにして発酵および蒸
留に付される。中和された浮遊物から分離された固体物
は次いで装置2gOにおけるようにして湿式酸化に付さ
れる。
う1ン、22q中の流れは有機酸を含んでおシこれらは
同様にしてアルコールで処理して対応するエステルとし
そしてそれらを前記のような溶媒抽出などによって回収
することができる。したがってこれらの有用な生成物が
メタン化装置269中でそれらのメタン化を行なう代シ
に回収される。
このような抽出から生じる浮遊物は次いで装置269中
でメタン化に付される。
前記のように種々の無機物質がpHの調節(酸性化また
は中性化)または凝集および発酵のんめの栄養物の供給
のために装置に加えられる。これら無機物質の中の特定
のもの、特に鉄1オンまたアルミニウムは第1段および
第■段加水分解器λ00および一〇2における加水分解
ならびに湿式酸化装置2/9における湿式酸化に対して
触媒作用をもおよぼす。これらの物質は任意の適宜な点
で加えることができ、たとえば炭酸カルシウムはう1ン
、233を経てまた栄養物はライン23’lを経て加え
ることができる。酸は、たとえばう1ン97Aを経てス
パージャq乙に加えられる。この酸は任意の鉱酸、たと
えば硫酸、塩酸、硝酸、硫酸アルミニウム、第二硫酸鉄
、硝酸アルミニウムまたは第二硝酸鉄などのような酸性
塩であってもよい。
硝酸は発酵のだめの栄養体を形成し、そして硫酸や塩酸
よシもスチール製の装置に対する腐食が少ないために好
ましい。
第1図について説明すると第1段の加水分解器10にお
ける液体の流れ(循環される加水分解生成物)は固体物
の流れに対して向流的でありそして固体物が液体の向流
的な流れにもかかわらず沈降するような比較的粗いまた
は密度の高いものである場合に好ましい(下方に移動す
る固体物がそれらとともに液体を伴なうことは明らかで
あろう)。
固体物が大きさの小さな粒子でありおよび/または充填
密度あるいは高密度の低いものであって向流的な流れが
困難であるかまたは実用的でない場合には第2図および
第3図に示すようにして共流的な流れを用いてもよい。
第1図およ、びその他の図において示すような第2段加
水分解器/2を通る流れに代えて、感作装置//からの
スラリを加水分解器/2の底部に導入しそして加水分解
生成物をその頂部からとシ出すようにしてもよい。これ
によれば、蔗糖の収率および濃度が増大する利点が得ら
れる。これは以下の点によるものと思われる。
大きな粒子の固体物は液相およびよシ小さな粒子よシも
下降流においてよシ早く下方に移動しかつ上方流におい
てはよりゆるやかに上方に移動する。したがって第1図
に示すような下降流の場合では大きな粒子は加水分解器
12においてより短かな滞在時間を有し、そしてよシ短
かな加水分解作用に付されることになる。スラリを加水
分解器/2の底部から導入しそして上方に移動させれば
大きな粒子はよりゆるやかに上方に移動することになる
。安定した状態が得られたときには、そして粒子径にお
よぼす加水分解の効果を別とすれば、加水分解器/2に
入るのと同じ数の大きな粒子が出ていくことになるが、
個々の粒子は加水分解装置/2中においてよシ長い滞在
時間を有することになる。またこの好ましい具体例にお
ける液相および大きな粒子の異なった速度は蔗糖を大き
な粒子から抽出するのによシ効果的である。
この好ましい具体例は第2図、3図、9図および5A図
にも適用することができる。
第S図について説明すると、第1段加水分解器200に
おいては前記の考察に基いて適当な原料の流れ(向流ま
たは共流)が用いられる。
第1図においては、分離器73から生じた濃縮された循
環加水分解生成物(すなわち、蔗糖についてもつとも濃
縮された加水分解生成物)がう1ン30を経て第1段加
水分解器IOのよシ入口に近い部分に搬送されそして分
離器79からのよシ希釈された加水分解生成物がライン
32を経て加水分解器lOのよシ下流側の点に循環され
ることが示されている。最とも濃縮度の低い加水分解生
成物、すなわち分離器g乙から生じたものはラインI1
0を経て送られそして分流されてその一部は加水分解器
10の底部に入シそして別の一部は固体物を希釈してそ
れらを粉砕器グ3による粉砕のためによシ適した形態と
するように作用する。このような再循環および循環装置
は加水分解生成物を用いる際の効率を改善する。このよ
うに最とも濃縮された循環加水分解生成物は蔗糖を劣化
させやすい熱にもつともふれにくい点において第1段の
加水分解器に供給される。この装置の生成物(リグニン
以外のもの)はグルコースおよびペントースを含むうづ
ンコ乙から出る加水分解生成物であシ、そして後者のも
のは主としてバイオマス物質のヘミセルロース成分から
生じたものである。
前記装置によれば、これらの単糖類の収率および一濃度
を最大にすることができる。
第2図においては装置からう」ン/’02を経て分離さ
れた加水分解生成物はヘミセルロースから生じたもつと
も濃度の高い蔗糖を含んでいる。ライン10gを経てと
り出される加水分解生成物は第2段加水分解器12中の
セルロースから生じるもつとも濃度の高いグルコースを
含んでいる。より濃度の低い加水分解生成物はラインI
O’lを経て加水分解器10に循環される。これによっ
てグルコースとペントースとの混合物を最小にし、した
がって一方が主としてヘミセルロースから生じたペント
ースに富みそして他方が主としてセルロースから生じた
グルコースからなるような二つの加水分解生成物がこの
装置の最終製品を形成するようになる。
ライン102を経て加水分解器10を出て行く・加水分
解生成物の一部を加水分解器の頂部に循環させそしてう
1ン10gを経て加水分解器を出て行く加水分解生成物
の一部を加水分解器12の頂部に循環させてもよい。こ
のような循環の目的は装置を出て行く加水分解生成物中
の蔗糖の濃度を増加させることにあるがこのような循環
によれば循環すれる蔗糖が劣化されることになる。濃度
の増加と劣化の度合との増加の間において最適なバラン
スが用いられる。
第3図について説明すると、加水分解生成物はう1ン/
2/および10gを経て装置からとり出される。第2図
の場合と同様にして比較的濃度の高い加水分解生成物(
ライン10gを経てとり出される生成物よシも濃度の低
いもの)がラインIO’lを経て分離器79から第1段
加水分、解器/θの頂部に戻されそしてもつとも希釈さ
れた加水分解生成物がライング0を通して分離器g乙か
ら出て行きそして管3Sに循環されてここで比較的蔗糖
を含まない固体物の洗浄に用いられそしてそれらはライ
ン/2/を経て出て行く。このより希釈された加水分解
生成物の他の部分は固体物が粉砕器q3に入る前にそれ
らを希釈するのに用いられる。
第3図について説明すると、溶媒抽出および回収装置、
21141.2’1g、、25りおよびコsgは発酵を
抑止するフルフラール、テルペノイドなどのような有機
物質を除去するように作用する。
この装置に対して加えられる第二鉄イオンまたはアルミ
ニウム塩は触媒として作用する以外に凝集沈澱を生じさ
せこれは第二の湿式酸化装置2gOにおいて酸化に付さ
れる微細に分散された固体物を沈降させるのに役立つ。
さらに第1図について再び説明すると、前記の酸、好ま
しくは硝酸がう1ン97Aを一部てスパージャグ6のと
ころで装置に加えられる。これによって第一段の加水分
解が完了した後にそしてまた酸がそれらに対してよシ容
易に作用するように固体物が微細な形態に粉砕された時
点において混合物をよシ強く酸性にする利点が得られる
、希釈された形態の酸がライン30.32およびllO
を経て循環されそして第1段加水分解器10におけるp
Hを適当な値、たとえば2〜3に維持するように作用す
る。うづン30における液体も生成物としてとシ出すこ
とができそしてライン32および/またはtI0中の液
体のみを循環させてもよい。
第3図について説明すると、ライン10グ中の加水分解
生成物の全てまたは任意の一部をライン10gに対して
分流させてもよい。
第9図についてすでに述べたように、装置154におけ
る中和の結果中じた固体物は幾つかの異なった形態で処
理してもよい。一つの方法はそれらを湿式酸化装置1g
O中で処理し、そして液体生成物を感作装置/3/中に
導入することである。
別の方法は第二の湿式酸化装置/gOからの湿式酸化に
よる液状生成物をメタン化装置/70に導入することで
ある。第3の方法は第二の湿式酸化装置を省略しそして
固体物およびこれに保有される液体を中和袋゛置/、7
乙から湿式酸化装置/’19に導入することである。中
和装置/S乙からの固体物の処理方法を選択する際の支
配的な要素は以下の通りである。
(1)硝酸、硫酸または酢酸第二鉄あるいはアルミニウ
ム等のような凝集性の酸性物質を、たとえばう4ン/3
gkを経て一部える場合にはこれは循環う1ン/+7を
経て加水分解装置/30に入シそしてラインlSSを経
て中和装置15乙に入り、ここで金属イオンが水和酸化
物として沈澱され、液中に分散されている固体物を凝集
させそしてこれらの固体物を沈澱させるように作用しそ
して沈澱した固体物は次いでう1ン/77を経て第二の
湿式酸化装置/gOに送られここで有機物質が酢酸等の
ような有機酸にまで酸化される。金属1オンはこのよう
な酸の塩として再度溶解される。溶解性の塩は次いでラ
イン/g/を経て感作装置/3/に入りこの装置/3/
および第■段加水分解器/32および湿式酸化装置/4
9中において感作および加水分解および酸化のための触
媒として作用する。これらの溶解性の塩の一部はまた循
環ライン/47を経て第1段の加水分解装置/3コにも
入りそして加水分解触媒として作用しさらにう1ン/l
’5を経て中和装置154に通されここで再び凝集剤と
して作用する。
(2)第二の湿式酸化装置7gOを省略する別の形態は
この装置を簡略化するのに役立つ。
(3)鉄およびアルミニウム塩が装置に加えられない場
合には、第二の湿式酸化装置1gOからの流出液はう4
ン/g/およびう1ン/g/kを経てう4ン/り3に送
られ湿式酸化装置/グ9からの流出物と合流しそしてこ
の結合流はメタン化装置/70に導入される。これによ
ればこの装置の第1段加水分解−感作一第■段加水分解
−湿式酸化部分を通してカルシウム塩を循環させること
を避けられる利点がある。
有機酸を最終生成物として製造しようとする際には、湿
式酸化装置/l19および/または/gOからの流出液
を装置からとシ出してもよい。有機酸の得られた溶液を
処理して有機酸およびメタノールやフルフラール等のよ
うな栄養物を分離し残渣を装置/70でのメタン化に付
してもよい。
第二の湿式酸化装置/gOからの流出液は幾分かの固体
物を含んでいる。これらの固体物は流出液が感作装置/
3/に送られるこれらの別の具体例において除去される
。分離された固体物はメタン化装置/70または湿式酸
化装置/’1qに対して送ってもよい。
前記のようにバイオマス供給原料の第一段の加水分解に
おいては原料を感作および第二段の加水分解にかける前
に前処理して粉砕する。第二段の加水分解に対する供給
原料の大きさは相当に変化する。たとえばそれは製紙工
場への供給原料を与える形式の木片チップの形態をして
いてもよい。
約−/〜λOメツシュの平均粒子径のものが適している
したがって発酵のための単糖類を生成し正味のエネルギ
を生成しアルコール燃焼性ガス、有機酸エステル等のよ
うな糖を生成するバイオマス物質の処理のための新規で
有用な方法が与えられたことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の流れ図、第2図は本発明の
別の実施例の流れ図、第3図は本発明の第三の実施例の
流れ図、第9図は湿式酸化−発酵−メタン化装置と結合
させて示す第1図ないし第3図と同様な加水分解装置の
流れ図、第5A図および第3B図(第左A図につづく図
)は本発明のさらに別の実施例の流れ図である。 10・・・第1段加水分解器、//・・・感作装置、/
、2第■段加水分解器、グ3・・・粉砕器、7/、73
゜’1g、79.g!;、gろ・・・分離器。 代理人の氏名  川原1)−穂

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)入口および出口を有する第一の加水分解領域にお
    いて比較的温和な加水分解条件下でよシ容易に加水分解
    する多糖類を主として加水分解し、そしてより重合が困
    難な多糖類物質からなるバイオマス固体物と混合された
    低級糖類の水溶液を生じさせる第一段の加水分解ならび
    にこのようなバイオマス固体物を次いでより激しい加水
    分解処理に付してセルロースならびに存在し得るその他
    の解重合が困難な多糖類を解重合させることを含む工程
    中でバイオマス物質を加水分解する方法″において、第
    二段の加水分解生成物を相分離して固体物から分離され
    た第一、第二および第三の液体の流れを含む別々の流れ
    を生じさせ、可溶性の蔗糖の濃度について第一の流れの
    濃度が最も高く、第二の流れの濃度がよシ低くそして第
    三の流れの濃度が最も低くなるようにしたことを特徴と
    する前記バイオマス物質を加水分解する方法。 (2)  前記第一および第二の流れを前記第一の加水
    分解領域に導入し、前記第一の流れを前記第二の流れよ
    シも前記第一の加水分解領域の出口からより近くかつそ
    の入口によシ近いところで導入し、そして合流された流
    れを前記第一の加水分解領域を通して前記バイオマス物
    質に対して向流的に流すようにしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 (3)  前記第一の流れを生成物として取出すと共に
    前記第二の流れを前記第一の加水分解領域中にその入口
    もしくは近傍で導入しかつ前記第一の加水分解領域を通
    して前記バイオマス物質に関して共流的に流すようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 (4)  前記第宝の流れを酊記第−の加水分解領域か
    ら出る固体物の洗浄に用いることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。 (5)  前記第一の加水分解領域からの流出物を脱水
    工程に付して取出される液体を生成物として扱うと共に
    部分的に脱水された固体物を生成させ、そして前記第三
    の流れを二つの部分に分けて一方の部分を部分的に脱水
    された固体物に水を加えるために用い他方の部分を部分
    的に脱水を受ける固体物の洗浄に用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 (6)バイオマス物質を加水分解処理して一種またはそ
    れ以上の単糖類を含む液状加水分解生成物を製造する際
    に、互いにへたてられた入口および出口を夫々有する第
    一の加水分解領域および第二の加水分解領域を設け、バ
    イオマス物質を前記第一の加水分解領域に対してその入
    口を通して導入しよシ容易に解重合される多糖類のみを
    主として解重合するようになされた加水分解条件下で前
    記帯域中に通過させ、そして得られた固体状のバイオマ
    ス物質液状の水相と共に前記第一の領域の出口を通して
    取出し前記第二の加水分解領域中をその入口から出口に
    通過させかつかかる移送の間にセルロースを解重合しそ
    してグル′コースの水溶液を生成するより苛酷な加水分
    解条件下におき、そして残りの固体物と一種またはそれ
    以上の単糖類の溶液との混合物を前記第二の加水分解領
    域の出口を通して取出すようにしたバイオマス物質を加
    水分解処理する方法において、(a)バイオマス固体物
    と一種またはそれ以上の単糖類の溶液との混合物を前記
    第二の加水分解領域の出口から取出し、かかる混合物を
    多数の連続する分離工程に付してほとんど固体物を含ま
    ない多数の溶液の流れを形成し、このような一連の夫々
    の流れの単糖類に関する濃度が先行する流れよシも低く
    なるようにすることを特徴とする前記バイオマス物質を
    加水分解処理する方法。 (7)  よシ濃度の高い流れの中の少なくとも一つの
    ものを前記第一の加水分解領域に循環させ、そしてより
    濃度の低い流れの中の一つのものを用いて前記第一の加
    水分解領域の出口からのバイオマスの固体流出物の洗浄
    および洗浄された固体物の希釈に用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項記載の方法。 (8)  多糖類成分を含むバイオマス物質を加水分解
    してこのような多糖類成分の少なくとも一部分を一種ま
    たはそれ以上の低級糖類に変換する際に比較的大きなお
    よび比較的小さな液体水相中に分散された固体粒子を含
    む混合形態のバイオマス物質を加水分解領域中で加水分
    解条件下において前記多糖類成分を加水分解するように
    したバイオマス物質を加水分解処理する方法において、
    前記よシ大きな粒子が前記液相およびよシ小さな粒子よ
    りもより緩やかに上方に移動するようにして前記分散物
    の流れを前記領域を通して流すことを特徴とする前記バ
    イオマス物質を加水分解処理する方法。 (9)  バイオマス物質に対する加水分解作用を前記
    多糖類成分の中のより容易に解重合される部分を主とし
    て解重合させるような比較的温和な加水分解条件下の第
    一工程と、前記多糖類成分の中の解重合がより困難な部
    分を解重合さiるようなよシ激しい加水分解条件下の第
    二工程とを含む二つの工程中で行ない、そして上方への
    流れを第二工程中で行なうようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第g項記載の方法。 00)  前記第一工程の加水分解から生じる固体物を
    第二工程の加水分解に付する前に大きさを減少させる工
    程にかけることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載
    の方法。 (11)前記大きさを減少させる工程から生じる固体物
    を第二工程の加水分解にかける前に水性スラリの形態で
    昇温下に分子状酸素の作用下におくことを特徴とする特
    許請求の範囲第70項記載の方法。 (1乃  一種またはそれ以上の発酵可能な蔗糖に加水
    分解することのできる多糖類成分を有するバイオマス物
    質を加水分解領域中で加水分解条件下におき、そして一
    種またはそれ以上の発酵可能な蔗糖を前記領域から分離
    し中和領域で中和してより良く発酵するようになされた
    蔗糖とするようになされた加水分解装置において、アル
    ミニウムおよび/″!たは第二鉄イオンを装置中に存在
    させて前記中和領域中で水酸化アルミニウムおよび/l
    たは第二鉄の凝集沈澱物を形成して蔗糖溶液からの固体
    物の分離を促進させ、分離された固体物を処理して可溶
    性のアルミニウムおよび/または鉄塩を回収しそして可
    溶性の塩を循環させて加水分解領域中で触媒として作用
    させるようになされていることを特徴とする前記加水分
    解装置。 (13)(a)  水性媒質中における混合形態および
    スラリとしてのバイオマス物質を加水分解条件下におき
    、 (b)  発酵可能な蔗糖の水溶液を前記加水分解領域
    から取出し、 (C)  前記溶液を中和領域中で中和して発酵に適し
    たpH値を与え、 (d)  中和された蔗糖溶液を前記中和領域から取出
    してこれを発酵領域中で発酵条件下におき、((・)発
    酵生成物の水溶液を前記発酵領域から取出し、 (f)  工程中に第二鉄および/またはアルミニウム
    1オンを導入し、 (g)  前記中和領域中で前記1オンの凝集沈澱物を
    水利酸化拘止して生成させ、 (h)  このような沈澱物およびそれに伴なう有機固
    体物を中和された溶液から分離し、 (i)  前記工程(h)で分離された固体物を湿式酸
    化領域中で湿式酸化に付しそれによって水和酸化物を可
    溶性の第二鉄および/またはアルミニウム塩に、変え、
    そして (j)  このようにして回収された可溶性の塩を前記
    工程(a)、および(1)中での触媒としてかつ工程(
    g)中での凝集剤として利用することを含む加水分解−
    発酵方法。 (14)バイオマス物質の加水分解によって生じかつそ
    の中に一種またはそれ以上の発酵可能な蔗糖および一種
    またはそれ以上の有機物質を溶解して含む酸性の水性加
    水分解生成物を処理する方法において、前記方法が前記
    加水分解生成物を中和−抽出の連続する工程に付して加
    水分解生成物のpHを発酵に適した値に調節しかつ前記
    有機物質を抽出することを含、1むことを特徴とする前
    記酸性の水性加水分解生成物を処理する方法。 (15i1  前記中和を抽出に先立って行なうことを
    特徴とする特許請求の範囲第1グ項記載の方法。 (16)  前記抽出を中和に先立って行なうことを特
    徴とする特許請求の範囲第1q項記載の方法。 (17)  以下の工程: (a)  バイオマス物質を加水分解作用に付して一種
    またはそれ以上の発酵可能な蔗糖の溶液の形態としての
    加水分解生成物を生成させ、前記加水分解作用を硝酸の
    存在下によって得られる酸性pT(条件で行ない前記加
    水分解作用によって酸性pHを有しかつ硝酸イオンを含
    む加水分解生成物を生じさせ、 (F))  前記加水分解生成物を中和して硝酸1オン
    を含む中和された発酵可能な加水分解生成物を生じさせ
    、 (C)  前記硝酸1オンを発酵中の栄養媒質として作
    用させながら前記中和された加水分解生成物を発酵させ
    ることを含む加水分解−発酵方法。 (1B)  中和を炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシ
    ウムの中の少なくとも一つの物質によって行ない、発酵
    された物質を蒸留して濃縮されたアルコールとかま残と
    を生成し、このかま残をメタン化してメタンおよび二酸
    化炭素を生じさせると共にカルシウムおよび/またはマ
    グネシウムイオンを炭酸カルシウムおよび/またはマグ
    ネシウムとして沈澱させ、そして前記沈澱された炭酸塩
    を回収しか9前記中和工程(b)に循環させることを特
    徴とする特許請求の範囲第77項記載の方法。 (19)  以下の工程: (a)  バイオマス物質を酸性触媒の存在下で加水分
    解作用に付して一種またはそれ以上の発竺可能な蔗糖を
    含む酸性加水分解生成物を生成させ、(b)  カルシ
    ウムおよびマグネシウムの酸化物、水酸化物および炭酸
    塩からなる群より選ばれた物質を加えることによって加
    水分解生成物を中和し、(c)  中和された加水分解
    生成物を発酵に付してアルコールの希釈溶液を生成させ
    、 (d)  前記希釈溶液を蒸留して濃縮されたアルコー
    ル留分とかま残とを生成させ、 (e)  前記かま残をメタン化に付してメタンおよび
    二酸化炭素を生成させると共に前記カルシウムおよびマ
    グネシウムの一種またはそれ以上の炭酸塩の沈澱物を形
    成させ、そして (f)  前記沈澱された炭酸塩を分離しそしてこれを
    前記工8(b)に再循環することを含むことを特徴とす
    る加水分解−発酵方法。
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