JPS589726B2 - 立体瓦の製法 - Google Patents

立体瓦の製法

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Publication number
JPS589726B2
JPS589726B2 JP3145078A JP3145078A JPS589726B2 JP S589726 B2 JPS589726 B2 JP S589726B2 JP 3145078 A JP3145078 A JP 3145078A JP 3145078 A JP3145078 A JP 3145078A JP S589726 B2 JPS589726 B2 JP S589726B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
irregularly shaped
dimensional
draining
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3145078A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54123128A (en
Inventor
金岡賢司
赤阪保
曾田孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP3145078A priority Critical patent/JPS589726B2/ja
Publication of JPS54123128A publication Critical patent/JPS54123128A/ja
Publication of JPS589726B2 publication Critical patent/JPS589726B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、洋瓦のような曲成部を備えた立体瓦、特に
水切り突条をもつ立体瓦の製法に関するものである。
一般に、セメント系の立体瓦は、つぎのような方法で製
造されていた。
すなわち、第1図に示すように、セメント,砂等に水を
加えて比較的混水比(水分重量/固形分重量)が高い状
態のスラリ1をつくり、これを下型2内に流し込み、上
型3と下型2で脱水プレス成形して成形品(図示せず)
をつくり、これを養生,硬化させて立体瓦(図示せず)
を製造していた。
ところが、この方法は、生産能率が悪いという欠点を有
していた。
この欠点を解消するため、つぎのような方法が提案され
た。
すなわち、第2図に示すように、凹凸部をもつ瓦下型5
内に比較的混水比の低いスラリ6を流し込み、これを移
送コンベヤ7で移送させ、その移送軌跡上に瓦下型5の
凹部5aおよび凸部5bに対応する大径部8aおよび小
径部8bをもつ異形ロール8を配置し、この異形ロール
8と瓦下型5でスラリ6を挾み、その状態で異形ロール
8を矢符A方向へ回転させてスラリ6を加圧成形するこ
とにより連続的に成形品(図示せず)をつくり、これを
養生,硬化させて第3図に示すような立体瓦9を製造す
るというものである。
この方法によれば、生産能率は著しく向上する。
ところで、もしこの方法により、立体瓦(第3図)の棟
側端縁9aに、鎖線のように水切り突条(強風等により
雨水が逆方向に流れてもそれをせき止め雨もりを防ぐ)
を形成することができれば、水切り突条をもつ立体瓦を
能率よく製造することができる。
そこで、この発明の目的は、水切り突条をもつ立体瓦を
能率よく製造することができる方法を提供することにあ
る。
つぎに、この発明の製法の一実施例を第4図および第5
図を参照して説明する。
すなわち、この製法は、軸方向に凹溝11を設けた異形
ロール12と下型(図示せず)によりスラリ状の瓦形成
用組成物(図示せず)を挾んで成形し、それによって第
3図に示すように立体瓦9の表面に、鎖線のように水切
り突条を形成するものである。
より詳しく述べると、異形ロール12は、瓦形成用組成
物を圧延成形し、第5図のように凹溝11が下向きにな
ったところで、成形品に水切り突条を形成する。
しかしながら、このように一旦形成された水切り突条も
異形ロール12の小径部12bに接する部分では、その
上部力墳り取られる。
すなわち、異形ロール12には、第4図および第5図に
示すように大径部12aと小径部12bがあり、それぞ
れ直径がRとrのように異なる。
そのため、異形ロール12の1回転で大径部12aに接
する成形品の部分と小径部12bに接する成形品の部分
を前方に送る送り量がそれぞれ異なる。
すなわち、異形ロール12の大径部12aの周速と移送
ベルト(図示せず)の移送速度とを同期させた場合、大
径部12aに接する成形品の部分は移送ベルトの移送速
度と同じ速度で送られる。
しかし、小径部12bは周速が遅いため、それに接する
成形品の部分は移送ベルトの移送速度よりも遅い速度で
送られる。
したがって、小径部12bに接する成形品の部分は常勝
引張られるため、この部分が異形ロール12の小径部1
2b面を滑りながら送られる。
その結果、成形品表面に一旦形成した水切り突条は、こ
の部分でその上部が凹溝11の側壁先端で削り取られる
しかしながら、残部が水切り突条の機能を果たすため、
問題はない。
これを第6図を参照して説明する。
すなわち、第6図は成形の際に、異形ロール12の小径
部12bに接する成形品の部分の滑り状態を、成形品が
滑って移動する代わりに、小径部12bが矢符B方向に
回転しなから矢符C方向に移動するように電子計算機に
描かせた図である。
小径部12bが点DからEを経てFに到る間の凹溝11
の移動軌跡は図示のようになる。
そして、凹溝11の左側壁先端の移動軌跡は、小径部1
2bが回転しながら移動することにより、図示のように
右上がりのカーブになる。
そのため、この部分では、水切り突条はそのカーブより
上の部分が削り取られるが、カーブより下の部分は斜線
のように断面形状が三角状となって残る。
そして、この残部が水切り突条の機能を発揮する。
この部分は底部の長さが20mm,高さが7mmに設定
されている。
大径部12aに接する成形品の部分には、このような引
張りが起らないため、この部分の水切り突条は、凹溝1
1の側壁先端による削り取りを受けない。
したがって、ほぼ完全な形で形成される。
このように、この実施例によれば、軸方向に水切り突条
形成用の凹溝11をもつ異形ロール12を用いるため、
立体瓦の表面に簡単に水切り突条を形成することができ
る。
この立体瓦は、水切り突条を有しているため、強風時に
雨水が逆流(軒側から棟側に雨水が吹上げられる)して
も、水切り突条でそれをせき止めるため、雨漏りが起ら
ない0 なお、実施例では、第5図に示すような断面形状の凹溝
11をもつ異形ロール12を用いたが、第7図に示すよ
うな断面形状の凹溝14をもつ異形ロール15を用いて
もよい。
すなわち、凹溝の形状は、水切り突条の形状を考慮する
とともに、異形ロールの大径部および小径部の凹溝が異
形ロールの回転の際にどのような軌跡を描くか想定し、
その軌跡も考慮して決定する必要がある。
また、異形ロールは自由回転状態でも駆動回転状態でも
よいが、瓦表面を美麗に仕上げるためには、異形ロール
を駆動回転させ、異形ロールの主要部分の周速が移送コ
ンベヤの移送速度より速くなるように設定することが必
要である。
しかし、余り速くしすぎると、ロールと成形品との間に
滑りが生じ、一旦形成された水切り突条が凹溝の側壁先
端により削り取られる恐れがある。
したがって、異形ロールの主要部分の周速が移送コンベ
ヤの移送速度の1.0〜1.5倍程度になるように設定
することが好ましい。
また、異形ロールの大きさは、1枚の立体瓦の長手方向
の長さと等しい円周を有するようにロールの大径部の直
径を決定すればよいが、瓦1枚の長手方向の長さが短い
場合には、瓦2枚分,3枚分の長さと等しくなるように
異形ロールの大径部の直径を決定してもよい。
異形ロールの本数も自由であり、複数本設け、順次加圧
度が高くなるように設定することが好ましい。
さらに、異形ロールの小径部における滑りを少なくする
ためには、大径部と小径部の寸法差を小さくするととも
に、ロールの直径を大きくして瓦2枚取り,3枚取りに
するようにすることが好ましい。
以上のように、この発明によれば、水切り突条をもつ立
体瓦を能率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の製造状態説明図、第2図はこの発明の
基礎となる方法の製造状態説明図、第3図はその方法に
よって製造された立体瓦の斜視図、第4図はこの発明の
方法に用いる異形ロールの正面図、第5図はその側面図
、第6図は第4図の動作説明図、第1図は異形ロールの
変形例の側面図である。 11・・・・・・凹溝、12・・曲異形ロール、12a
・・・・・・大径部、12b・・・・・・小径部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長手方向に沿って凹溝および凸条の少なくとも一方
    をもつ瓦下型と、この瓦下型の凹溝および凸条の少なく
    とも一方に対応する大径部および小径部の少なくとも一
    方をもち軸方向に水切り突条形成用の凹溝をもつ異形ロ
    ールを準備し、この異形ロールを瓦下型の長手方向に直
    交するように配置し、瓦下型に互形成用組成物を載せ、
    瓦下型と異形ロールを相対的に移動して瓦下型と異形ロ
    ールで瓦形成用組成物を挾んで加圧成形することにより
    水切り突条をもつ立体瓦を得ることを特徴とする立体瓦
    の製法。
JP3145078A 1978-03-17 1978-03-17 立体瓦の製法 Expired JPS589726B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3145078A JPS589726B2 (ja) 1978-03-17 1978-03-17 立体瓦の製法

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JP3145078A JPS589726B2 (ja) 1978-03-17 1978-03-17 立体瓦の製法

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Publication Number Publication Date
JPS54123128A JPS54123128A (en) 1979-09-25
JPS589726B2 true JPS589726B2 (ja) 1983-02-22

Family

ID=12331582

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JP3145078A Expired JPS589726B2 (ja) 1978-03-17 1978-03-17 立体瓦の製法

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JP (1) JPS589726B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184820A (ja) * 1984-01-25 1985-09-20 カルル・ヘール 固定型支持体及び抗支板を介して支持された型締めユニツトを有する合成樹脂射出成形機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60184820A (ja) * 1984-01-25 1985-09-20 カルル・ヘール 固定型支持体及び抗支板を介して支持された型締めユニツトを有する合成樹脂射出成形機

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JPS54123128A (en) 1979-09-25

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