JPS589612A - 遠心刈払刃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、動力刈払機に用いる刈払刃のうち、特に刃体
母板の外周部近くに複数の遠心切刃を偏心回動自−在に
軸着した遠心刈払刃に係るものであるａ　　’　　”　
　”’　　　　、 植林地帯の下刈りモー場若しくは某木地の整備又は牧草
の収集等の単性・、管理は、はとんどの場合動力刈払慢
により行われている・、、そして、これらの動力刈払機
は、可搬式であると推進式、であるとを間６ず、装着さ
れる刈払刃は、その切断、対象軒草、嘉桿植物又は潅木
のように軟質のものばかりでなく、それらの墓幹部に耐
着している土壊、砂粒のみならず・細石、空缶を始め石
塊、金属片等の硬質異物（も遭遇し、さらに、コンク９
リートブロック若しくは境界石等に沿って際刈りの必要
もあって、挽材用、製材用、工作用の回転刃のごとく鋸
力を周回順列させたものとは異なり、硬軟多様な切断対
象物に適応し得る種種の形状又は構造の刈払刃が提案さ
れ、それぞれに実効を奏していることは周知のとおりで
ある。

すなわち、これらの刈払刃に要求される特性は、刈払作
業中に回転中の刈払刃が硬質異物に接触することがあっ
ても草木を刈払する切断刃は損耗することがなく不変の
切れ味を保持し、また、硬質異物は刈払刃との接触時に
押し除かれるような作用を受け、刃の衝ＩＮＫよりこれ
らが破壊し飛散して作業者に危害を及ぼすことがないも
のであることを始め、動力刈払機の駆動軸に装着しての
刈払作業中には捩りトルクが発生せず作業者が楽に作業
ができて高能率をあげると共に作業者の安全を守り、さ
らに刈払いに使廟−中には草木等に耐着している微細な
砂により刃付部が自然に研摩され、わずられしい刃研ぎ
をしなくともその耐用性を格段に向上させるものである
こと等である。

特に、刈払作業中に刈払刃が硬質異物に遭遇接触した場
合に、その付加圧を分散して集中的な衝撃を吸収、緩和
する機能を刈払刃に保持させることは肝要なことであり
、このような機能が発揮されること罠より、刈払刃の切
刃が保護されて突発的な損耗、損壊が防止され、一方、
石若しくは金属片等の硬質異物も破壊し走り飛散したり
する危険な状態が完全に回避されるのであって、そのた
めＫも刈払刃の形状又は構造については幾多の研究及び
使用実績に基づく改善が行なわれてきた。

その一つの解決への方策は、石、金属片等の硬質異物を
刈払刃の回転域外へ脱去させるように機能する大刃と、
この大刃に従属順列して硬質異物との遭遇から保護され
ながら軟質の草木類を確実に切断する小刃群との組合わ
せよりなる方形区分を、外周円ＫｒＥｉって数区分設け
て、刈払刃を単一の刃物鋼より構成した上硬質異物によ
る損耗を防止すると共に切れ味を保全せんとするもので
あり、今一つの方策は軟質の草木類を刈取る刈刃自体が
最外周に２周設されていながら、これらの刃が硬質異物
に遭遇したときＫはそこに発生する衝撃を緩和し若しく
は吸収して刃体の損耗を避けると共に硬質異物の破壊若
しくは飛散或いは極端な場合の刈払刃の破断等の危害を
防止せんとするものである。

この後者の考え方に基づくものとしては、駆動軸への取
付孔を有するセンタープレートの周縁に適宜長さの強い
ビニール紐を固着し、駆動軸より伝達される高速回転に
よる遠心力でビニール紐が放射状を指向しクク回転して
実質的に円盤刃物の状態を呈して草木を切断し、硬質異
物に遭遇したときはビニール紐が彎曲して鞭状のＩＩ散
となりてそれにより生ぜんとする損耗又は危害を防止す
るようになされているものも提案されている。さらに第
１Ｏ図に示すように中央に取付孔（４１を穿設した円形
取付板（１）の外周沿いの等角度割の個所にブレード刃
（１）を備えた切刃（りをそれぞれ回動輪１１）　Ｋよ
り取付け、各切刃１り　悸）の近傍便配設した振れ止め
＋８１　＋６１により限定される゛調度範囲において、
各切刃１！＋　＋！ｌ　ｔｉ回動自在とした遠心刈払刃
も開示されており、このものは高速回転により生ずる遠
心力によって各切刃ｆｉ＋　＋１１）は放射状に外周よ
り突出し、さながら三枚刃の刈払刃のごとく草木の切断
を行ない得て、しかも硬質異物に遭遇したときには、そ
の瞬間に回動輪（６１を中心として取付板（１）の回転
方向後位に切刃（ｚ）の先端が逃げるので、切刃（！）
が硬質異物に衝突するショックは減殺され、切刃（り自
体の損壊は防止され、同時に硬質異物の破壊、飛散も軽
減され、切刃（りの後位への過度の逃げは後方の振れ止
め（６）で規制され、このときの反動又は遠心力の不斉
等による切刃の曲屈は前方の振れ止め（６）で規制され
ることができる。

しかし、これらの遠心力を利用する在来例においては、
切刃又は切刃和尚部分が硬質異物との遭遇に際して、切
次衝突後の衝撃付加圧の分散、平準化及び消去が充分で
なかったり、或いは草木等軟質物の切断切れ味が不充分
とならざるを得す、さらにこれら在来例のものはセンタ
ープレート若しくは円形取付板にビニール紐のごとき切
刃和尚部分着しぐはブレード刃付切刃を枢着して自体が
回転する機能のみで、この部分は刈払には何ら寄与する
と七がないもので、刈り残しの生じ易いことや、一定の
長さに整然と刈り込むことが不可能で、軟質物の刈払に
限ってみれば前記の単板構成のものがすぐれており、硬
質異物との遭遇時の衝撃の解消と軟質物の効果的な刈払
との両方を所期のごとく充足できる刈払刃は得られてい
なかったのである。

本発明は斯かる現況に鑑がみなされたもので、動力刈払
機の駆動軸に装着しての刈払作業中に硬質異物に刈払刃
が遭遇したときＫは、その衝撃を分散緩和させて蒙る付
加圧を消去して危害の発生を防止すると共に、草畜濯木
等の軟質物に対して刈残しがなく、整然とした刈込状と
なる効率のよい刈払いを可能とした新規な刈払刃を提案
せんとするもので、複数の遠心切刃を備えたいわゆる遠
心刈払刃の構成を採択するにおいて、遠心切刃には偏心
回転が可能な特性を付与して遠心力によ抄最大差渡し径
をとる反面硬質異物との遭遇に際しては差渡し径を縮減
しながら回動して衝撃を緩和、分散して消去に至らしめ
、一方これらの遠心切刃を周設する取付板体はその周縁
に軟質物の切断に有効な切刃を配設した刃体母板となし
、偏心回転が自在な遠心切刃と刃体母板との結合よりな
り両者間に一体的な協働機能を発現させる構成とした遠
心刈払刃の提供を目的としている。

以下、本発明の具体的な実施例のいくつかを図面に基づ
き説明する。

本発明の遠心刈払刃■は、第１図乃至第５図に示すよう
に刃体母板ｆｌｌの外周寄りの重量釣合のとれる各位置
に、偏心回動が自在な状態で遠心刃０１を装着したもの
である。刃体母板（Ｉｌ）Ｆｉ適当な厚さの刃物材板を
中心点対称形に打抜いて、その中心には動力刈払機の駆
動軸への取付孔（４）を穿設すると共に外縁部Ｋｔｊ適
宜形状の母板切刃（１４ｆＪ４をつくりだして、この刃
体母板のみでも在来の単一式の刈払刃のごとく使用に際
して成る根皮の機能が果せるものである。そして、この
刃体母板（Ｉｌｌ　Ｋ　装着される複数の遠心刃ａｓ　
ａｓは、刃体母板と同じような刃物鋼板、を用いて第１
図乃至第５図又は第６図乃至第９図に例示するような形
状で、それらの大きさは最大部分の差渡し径が刃体母板
のす均的差渡し径よりも小なるものとなすのが！！まし
く、これらの形状の中心から同一偏差を保ち得るように
偏心運動を規制する各実施例図に示すような偏心運動孔
ｔＪ場を穿設する。遠心刃（１１に穿設する偏心運動孔
α１は、第１図、第６図、第７図若しくは第９図に示す
ような長孔型、第２図若しくはｔ４８図に示すようなＹ
字型、第３図に示すような十字型、第４図に示すような
多積星型等の回動軸（６）が段階的に運動する多段偏心
運動孔と、第５図忙示すような回動輪（６）径よりも大
径の円形孔となし、回動軸（６）が無段的に運動し得る
無段偏心運動孔とのいずれの態様をも採択できるのは本
発明の有利な点である。

刃体母板（川に遠心刃（１！ｌを装着するＫは、第１１
図に示すようＫｆ頭部−を備え回動軸（６）部とカシメ
部とよりなるシャンクを有する装着鋲（２）を用いて、
第１２図示のごとく遠心刃α埠の偏心運動孔Ｉに遊嵌し
、次いで刃体母板１１１）に密押通した後塵ワッシャシ
υを嵌め、シャンクのカシメ部（２）を充分にかしめ止
めることにより、刃体母板（１１）下面並びに遠心刃６
’４上面には嵩高な突起物又は隆起部を生ずることなく
、また、偏心運動孔ｏ１の形態に従って乎頭部−の差渡
し径を適当なものとすることにより、刃体母板（１すに
遠心刃Ｏｓを偏心回動自在にしかも安定に装着すること
ができる。　　　　　　　＼次に本発明の遠心刈払刃の
実際使用にあたっては、動力刈払機の駆−軸に結合し、
第１図乃至第５図に示すす面図において左廻り（反時計
方向）で４０００〜９０００　ＲＰＭ程度で竿１、潅木
等の刈払いを行なう、この場合には刃体母板の高速回転
に伴って生起する遠心力により、装着した各遠心刃は・
偏心運動孔のいずれかの入退部−が装着鋲と接し遠心力
自体は外側に振出された姿勢で刃体母板と共に駆動軸を
中心としてその最外周軌跡を保って高速旋回し、軟質体
を円滑に切断し効果的な刈払いを行い得る。

刈払い中に硬質異物に遭遇したときには、先づ遠心刃の
最外部が接触するが、遠心力で振出された遠心刃はその
接触により内側に引込むと共に遠心力自体は装着鋲に関
して時計方向に回動しようとする。すなわち、偏心運動
孔の最初の入退部は装着鋲と岐れ次の入退部が装着鋲と
接するようになって段階的に回動し、或いは入退部が無
数に存在する形態の大径円では無段的に回動し、同時に
遠心刃の大きさけ刃体母板の大きさ九対する相対比率よ
りして遠心刃の調心回動時に遠心刃が相互に支１章し合
うことは絶対にない。

このような、（ａ）遠心刃の引込み、（ｂ）遠心刃の装
着鋲に関する回動、（ｃ）偏心運動孔の入退部又は入込
相等部の移行等により遠心刈払刃に対する硬質異物の衝
１Ｆｉ著しく減殺され、硬質異物や破損、飛散並びに刈
払刃の損壊等による危害は完全に防止することができる
。

さらに遠心刃の硬質異物との遭遇に際し、七〇衝麹を緩
和し消去せんとする挙動の間における遠心刃の―間約な
乱調は、刃体母板の外周に設けた母板切刃により刈払機
能が補完されて刈残しは全然生じないし、遠心刃切刃及
び母板切刃はすべて両面から叫きだした１猪刃（双方）
でしかも時計方向並び九反時計方向の両向けに刃付けを
しであるので、長時間の刈払作業により切れ味が低下し
てきたならば、この刈払刃の表裏を反転させて使用すれ
ば再びシャープな切れ味が確保され、刈払中の砂粒によ
る自己研磨の効果と相俟って長期の使用に耐えるのであ
る。

本発明の遠心刈払刃は、刃体母板にも切刃を設けて刈残
しの絶無を期していること、遠心刃側々についても図に
示すように独立した刈払刃同様の形状としてその全周に
わたって刈払いが行なえること並びに硬質異物との遭遇
時の衝撃緩和、吸収を行なう遠心刃の引込み、回動、隣
接部分の出現の一連の挙動において遠心刃の内周寄りは
カウンターウェイトの役目を果たし、上記の挙動を円滑
に行なわせること等の作用効果は、新規な技術を根幹と
して著大な産業上の利用性をもたらすものであり、本発
明の趣旨に従えば、その技術的思想は上記の実施の諸例
に限定されるものではなく。

これらかシ導かれる応用、転用又は変形はすべて本発明
の技術的範囲に包含されることはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実旅例を示す平面図、第２図乃至第
５図は他の多様な実施例を示す平面図、第６図乃至第９
図は遠心刃の種々な形状を示す図、第１０図は在来例を
示す図、第１１図は装着鋲、第１２図は装着鋲により刃
体母板に遠心刃を装着する説明図である。 （１）・・・円、形取付板　　　（２）・・・切刃１３
）・・・プレー、ド刃　　　（４）・・・取付孔（６）
・・・回動軸　　　　　（６）・・・振れ止め■・・・
遠心刈払刃　　　（０）・・・刃体母板Ｏ坤・・・遠心
刃　　　　　０１・・・偏心運動孔つ４・・・母板切刃
　　　　ｆｌｌｆｔ・・・遠心刃切刃０１・・・入退部
　　　　　−・・・千頭部りυ・・・裏ワッシャ　　　
翰・・・カシメ部器・・・装着鋲 第７１１ 第２図 第３１１ 第８図 １５ 第７Ｗ −３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 適宜厚さの刃物材板を用い、動力刈払機の駆動軸に結合
   する取付孔を中心に穿設した点対称の適宜形状の板体を
   杉皮してその外周縁には母板切刃をつくりだして刃体母
   板となし、斯かる刃体母板の外周縁寄りのや＼内側で刃
   体母板の点対称線上の釣合重量の均衡する複数の角度位
   置には、遠心刃を装着する装着鋲をそれぞれ植設し、ξ
   れらの各装着鋲に遠心刃を装着するにあたって遠心刃に
   はそれぞれ中心点からの偏差が等しい長孔、鳳−型孔又
   一は大径円孔のごとき偏心運動孔を中央部に穿設し、遠
   心刃の外周縁には遠心力切刃を周設し良ものとなし、斯
   かる遠心刃を、刃体母板に植設した装着鋲が遠心刃の偏
   心運動孔に遊押通せる状態′で装着し、刃体母板の高速
   回転に伴って生起する遠心・力により、装着した各遠心
   刃における、偏心運動孔と刃体母板装着鋲”と、の接゛
   点からの長さが最も°長い一部分か−、刃体母板の最外
   周軌跡よりも外側を通る回転軌跡を示す構成とした仁と
   を特徴とする遠心刈払刃。