JPS5893892A - 電気亜鉛合金めつき鋼板 - Google Patents
電気亜鉛合金めつき鋼板Info
- Publication number
- JPS5893892A JPS5893892A JP19106681A JP19106681A JPS5893892A JP S5893892 A JPS5893892 A JP S5893892A JP 19106681 A JP19106681 A JP 19106681A JP 19106681 A JP19106681 A JP 19106681A JP S5893892 A JPS5893892 A JP S5893892A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- layer
- iron
- zinc alloy
- surface side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗装後の耐食性が長期にわたり優れた電気亜鉛
合金めっき鋼板に関する。
合金めっき鋼板に関する。
鋼板に亜鉛−鉄系合金を電気めっきした電気亜鉛合金め
っき鋼板は、溶融亜鉛めっき後鋼板を加熱してめっき層
をZn−Fe合金化した合金化処理溶融亜鉛めっき鋼板
よりめっき層および鋼板の加工性が優れ、かつ塗装前処
理性も優れていることから近都自動車や家電業界におい
て塗装下地鋼板として注目されている。
っき鋼板は、溶融亜鉛めっき後鋼板を加熱してめっき層
をZn−Fe合金化した合金化処理溶融亜鉛めっき鋼板
よりめっき層および鋼板の加工性が優れ、かつ塗装前処
理性も優れていることから近都自動車や家電業界におい
て塗装下地鋼板として注目されている。
しかしながらこの電気亜鉛合金めっき鋼板の場合、めっ
き層のFe含有量により裸耐食性と塗装前処理性が相反
した性能を示し、裸耐食性および塗装前処理性はそれぞ
れFe含有量約15〜45重量%および約45〜80重
量%の範囲において最も優れた性能を発揮する。
き層のFe含有量により裸耐食性と塗装前処理性が相反
した性能を示し、裸耐食性および塗装前処理性はそれぞ
れFe含有量約15〜45重量%および約45〜80重
量%の範囲において最も優れた性能を発揮する。
このため、従来Fe含有量が均一な単一めっき層では電
気亜鉛合金めっき鋼板の性能を十分発揮させることは困
難なことから、めっき層を2層構造とし、鋼素地側の第
1層を裸耐食性に優れたFe含有量15〜45重量%の
Zn−Fe合金めつき層にし、また表面側の第2層を塗
装前処理性に優れたFe含有量45〜80重量%のZn
−Fe合金めつき層にした電気亜鉛合金めっき鋼板が考
えられている。
気亜鉛合金めっき鋼板の性能を十分発揮させることは困
難なことから、めっき層を2層構造とし、鋼素地側の第
1層を裸耐食性に優れたFe含有量15〜45重量%の
Zn−Fe合金めつき層にし、また表面側の第2層を塗
装前処理性に優れたFe含有量45〜80重量%のZn
−Fe合金めつき層にした電気亜鉛合金めっき鋼板が考
えられている。
しかしこの2層構造の電気亜鉛合金めっき鋼板において
は、めっき層の第1層、第2層がそれぞれ最高の耐食性
および塗装前処理性を発揮するようにFe含有量を調整
した場合、両層のFe含有量には少くとも20重量%前
後の差が生じるため、腐食が両層の界面にまで達したと
き、腐食電位に大きな段差が生じ、腐食進行が著しくな
るという欠点があった。
は、めっき層の第1層、第2層がそれぞれ最高の耐食性
および塗装前処理性を発揮するようにFe含有量を調整
した場合、両層のFe含有量には少くとも20重量%前
後の差が生じるため、腐食が両層の界面にまで達したと
き、腐食電位に大きな段差が生じ、腐食進行が著しくな
るという欠点があった。
また、第2層は塗装前処理性の向上を目的とするため、
厚くしても効果が変らない点から、最大付着量は10智
以下に制限しており、このため、第2層で腐食が生じる
と第1層まで短期間で波及し、前記界面における腐食進
行と相俟って、長期的耐食性が得られないという欠点も
あった。
厚くしても効果が変らない点から、最大付着量は10智
以下に制限しており、このため、第2層で腐食が生じる
と第1層まで短期間で波及し、前記界面における腐食進
行と相俟って、長期的耐食性が得られないという欠点も
あった。
本発明者らはめっぎ層がZn−Fe系合金である電気亜
鉛合金めっき鋼板の上述の欠点を解消すぺ(種々検討を
重ねた結果、めっき層の厚み方向におけるFe含有量を
鋼索地側から表面方向に向けて徐々に高(することによ
り成功した。
鉛合金めっき鋼板の上述の欠点を解消すぺ(種々検討を
重ねた結果、めっき層の厚み方向におけるFe含有量を
鋼索地側から表面方向に向けて徐々に高(することによ
り成功した。
本発明の電気亜鉛合金めっき鋼板は従来と同様鋼板にZ
n−Fe系合金が電気めっきしたものであるが、めっき
層は従来のよ5なFe含有量が境界において著しく異っ
た2層構造とせず、1層構造にし、かつその1層構造と
した控つき層のFe含有量をめっき層厚みの鋼索地側か
ら1Iffi*に向うにつれて徐々に高くするのである
。セしてFe含有量を徐々に高くするKあたっては、そ
の濃度勾配は最大で約10重量Mμ以内とする。これは
IIJf勾配が部分的にでもこの値より大きい部分があ
ると、その部分においては腐食がわずかに進行しただけ
でもFe含有量が大きく変化して、腐食進行度合のわず
かな差でも腐食電位の段差は大きくなり、その結果従来
の2層構造のように腐食進行が著しくなるからである。
n−Fe系合金が電気めっきしたものであるが、めっき
層は従来のよ5なFe含有量が境界において著しく異っ
た2層構造とせず、1層構造にし、かつその1層構造と
した控つき層のFe含有量をめっき層厚みの鋼索地側か
ら1Iffi*に向うにつれて徐々に高くするのである
。セしてFe含有量を徐々に高くするKあたっては、そ
の濃度勾配は最大で約10重量Mμ以内とする。これは
IIJf勾配が部分的にでもこの値より大きい部分があ
ると、その部分においては腐食がわずかに進行しただけ
でもFe含有量が大きく変化して、腐食進行度合のわず
かな差でも腐食電位の段差は大きくなり、その結果従来
の2層構造のように腐食進行が著しくなるからである。
前述の如(、Zn−Fe合金めっきにおいて、裸耐食性
はFe含有[15〜45重量%の範囲が最も優れ、また
塗装前処理性はFe含有量45〜80重量%の範囲が最
も優れていることから、本発明によるめつき層も鋼索地
側および表面側がそれぞれ前記Fe含有量の範囲になる
ようkするのが好ましい。
はFe含有[15〜45重量%の範囲が最も優れ、また
塗装前処理性はFe含有量45〜80重量%の範囲が最
も優れていることから、本発明によるめつき層も鋼索地
側および表面側がそれぞれ前記Fe含有量の範囲になる
ようkするのが好ましい。
本発明の電気亜鉛合金めっき鋼板はZn −Fe合金を
めっき層の基質とするが、これに他の耐食性改善元素(
例えば、チタン、クロム等)が添加されていてもよく、
めっき層はZn−Feの2元合金のみに限定されるもの
ではない。
めっき層の基質とするが、これに他の耐食性改善元素(
例えば、チタン、クロム等)が添加されていてもよく、
めっき層はZn−Feの2元合金のみに限定されるもの
ではない。
めっき層のFe含有量を上述のように鋼索地側から表面
側に向って徐々に高くするには、亜鉛および鉄の各イオ
ンを含むめっき浴を多数直列に配置して、めっきの際各
層でのめっき条件を配置順に徐々に変えて、鋼板に電気
めっきを施せばよい。
側に向って徐々に高くするには、亜鉛および鉄の各イオ
ンを含むめっき浴を多数直列に配置して、めっきの際各
層でのめっき条件を配置順に徐々に変えて、鋼板に電気
めっきを施せばよい。
すなわちこの方法において、後で使用するめっき浴はと
(1) P Hを高くする、(2)浴温を低くする、(
3)電流密度を高くする、(4)攪拌を弱(する、(5
)めっき浴中Feイオン濃度を高める等の手段を各単独
または組合せて構すれば、めっき層の表側程Fe含有量
は高くなる。これらの手段において、めっき浴の管理し
やすさの点からは、前記(3)および(4)の手段を組
合せて構するのが簡便で好ましく、この組合せkよれば
、めっき層の鋼索地側と表面側とのFe含有量に約30
重量%の濃度勾配をもたせることができる。
(1) P Hを高くする、(2)浴温を低くする、(
3)電流密度を高くする、(4)攪拌を弱(する、(5
)めっき浴中Feイオン濃度を高める等の手段を各単独
または組合せて構すれば、めっき層の表側程Fe含有量
は高くなる。これらの手段において、めっき浴の管理し
やすさの点からは、前記(3)および(4)の手段を組
合せて構するのが簡便で好ましく、この組合せkよれば
、めっき層の鋼索地側と表面側とのFe含有量に約30
重量%の濃度勾配をもたせることができる。
また上述のよ5にめっき浴を多数配置せず、同一浴にて
前記各手段を単独または組合せて構じる方法でも可能で
ある。
前記各手段を単独または組合せて構じる方法でも可能で
ある。
次に実施例により本発明を説明する。
第1表に示す組成のめつき浴を用いて、各々、同一組成
のめつき浴で、めっき中電流i度および攪拌を徐々に変
えながら鋼板に60秒間電気亜鉛合金めっきft施した
。めっき中電流密度は60秒間に1 OA/dm’より
4 Q A/dtr? ¥C直線的に増加させ、また攪
拌はめつぎ浴の循還量をめっき浴18当り60秒間に5
0裔倚から5J、り外に直線的に減少させることにより
弱(した。得られた電気亜鉛合金めっき鋼板のめつき厚
みは3μ(片面)で、その鋼素地側からのFe含有量を
X線マイクロアナライザーで調査したところ第1衆の結
果が得られた。
のめつき浴で、めっき中電流i度および攪拌を徐々に変
えながら鋼板に60秒間電気亜鉛合金めっきft施した
。めっき中電流密度は60秒間に1 OA/dm’より
4 Q A/dtr? ¥C直線的に増加させ、また攪
拌はめつぎ浴の循還量をめっき浴18当り60秒間に5
0裔倚から5J、り外に直線的に減少させることにより
弱(した。得られた電気亜鉛合金めっき鋼板のめつき厚
みは3μ(片面)で、その鋼素地側からのFe含有量を
X線マイクロアナライザーで調査したところ第1衆の結
果が得られた。
一方比較例として第2表に示す組成の第1層用めっき浴
と第2層用めっき浴を順次用いて鋼板KFe含有量の異
なった2層構造の電気亜鉛合金めっきを施した。第1層
、第2層のめっき中はめっき条件をそれぞれ一定に保っ
て各層中の厚み方向のFe含有量が均一になるようにす
るとともに、各層のめつき厚みを片面で第1層2μ、第
2層1μとした。
と第2層用めっき浴を順次用いて鋼板KFe含有量の異
なった2層構造の電気亜鉛合金めっきを施した。第1層
、第2層のめっき中はめっき条件をそれぞれ一定に保っ
て各層中の厚み方向のFe含有量が均一になるようにす
るとともに、各層のめつき厚みを片面で第1層2μ、第
2層1μとした。
得られた電気亜鉛合金めっき鋼板の各層のFe含有量を
前記同様に調査したところ第2表の結果が得られた。
前記同様に調査したところ第2表の結果が得られた。
第 11!
第 2 表
次に上記本発明材および比較材にエポキシ系塗料5μの
下塗り塗装を施した後さらにポリエステル系塗料10μ
の上塗り塗装を施して41折曲げ加工を施し、これなJ
IS−Z・2371による塩水噴霧試験(400時間)
に供した。第3表はこの塩水噴霧試験による結果を示し
たものである。
下塗り塗装を施した後さらにポリエステル系塗料10μ
の上塗り塗装を施して41折曲げ加工を施し、これなJ
IS−Z・2371による塩水噴霧試験(400時間)
に供した。第3表はこの塩水噴霧試験による結果を示し
たものである。
第 3 表
(注) 塩水噴霧試験の評価は4を折曲げ加工部分を中
心として下記基準により評価した。
心として下記基準により評価した。
◎ 塗膜フクレまたは錆の発生が全くないもの。
○ 塗膜フクレまたは錆の発生が軽度のもの。
Δ 塗膜フクレまたは錆の発生が多いもの。
X 塗膜フクレまたは錆の発生が著しいもの。
以上の如く、本発明の電気亜鉛合金めっき鋼板はめつき
層中のFe含有量がめつき層の厚み方向において徐々に
変化しているので、腐食の進行に伴う腐食電位の変化も
滑かとなり、その結果腐食の進行も緩慢となる。従って
Fe含有量が著しく異なる2層構造の電気亜鉛合金めっ
き鋼板より塗装後の耐食性は著しく優れている。
層中のFe含有量がめつき層の厚み方向において徐々に
変化しているので、腐食の進行に伴う腐食電位の変化も
滑かとなり、その結果腐食の進行も緩慢となる。従って
Fe含有量が著しく異なる2層構造の電気亜鉛合金めっ
き鋼板より塗装後の耐食性は著しく優れている。
特許出願人
日新製鋼株式会社
代理人
進藤 満
Claims (1)
- 鋼板に亜鉛−鉄系合金を電気めっきした電気亜鉛合金め
っき鋼板において、めっき層の厚み方向の鉄含有量が鋼
索地側から表面側に向って最大濃度勾配10重量%/1
μ以内で除々に高くなっていることを特徴とする電気亜
鉛合金めっき鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19106681A JPS5893892A (ja) | 1981-11-28 | 1981-11-28 | 電気亜鉛合金めつき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19106681A JPS5893892A (ja) | 1981-11-28 | 1981-11-28 | 電気亜鉛合金めつき鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893892A true JPS5893892A (ja) | 1983-06-03 |
Family
ID=16268303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19106681A Pending JPS5893892A (ja) | 1981-11-28 | 1981-11-28 | 電気亜鉛合金めつき鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5893892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009287115A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-12-10 | Fujifilm Corp | 電解めっき方法およびそれを用いた金属充填微細構造体の製造方法 |
CN114318447A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-12 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种防腐纳米功能梯度镀层及其制备工艺 |
-
1981
- 1981-11-28 JP JP19106681A patent/JPS5893892A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009287115A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-12-10 | Fujifilm Corp | 電解めっき方法およびそれを用いた金属充填微細構造体の製造方法 |
CN114318447A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-12 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种防腐纳米功能梯度镀层及其制备工艺 |
CN114318447B (zh) * | 2021-12-29 | 2023-06-06 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种防腐纳米功能梯度镀层及其制备工艺 |
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