JPS5892505A - 合板の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合板の製造方法およびその製造装置に関する
。

ベニヤ合板は、単板の繊維方向を１枚毎に直交させ奇数
枚の単板を接着剤ではり合せて一枚板としたものである
。

従来ベニヤ合板は、例えば３枚のベニヤ単板すなわちフ
ェース単板、バック単板およびコア単板をはり合せて構
成される。そしてこれらの単板は、ベニヤレースによっ
て原木から旋削される。

一般的に原木は、原木表面の凹凸部が比較的厚く真円近
くになるまで旋削され、真内部分を薄く旋削しながら捲
取り、芯近くを再び厚く旋削される。

これらベニヤレースによって旋削されたーベニヤ単板の
うち薄く旋削して捲取ったベニヤ単板は、　、乾燥装置
により乾燥してから定尺に切断してフェース単板および
バック単板として用いられ、比較的厚くもしくは断続し
て旋削されたベニヤ単板は、定尺又は有寸にしてから乾
燥装置により乾燥されてバック単板として用いられる。

そしてベニヤ合板は、これらの乾燥されたフェース単板
用、バック単板用及びコア単板用のベニヤ単板をそれぞ
れ仕分けし、スタッカの上に置いたバック単板に両面に
接着剤を塗布したコア単板をバック単板と繊維方向を直
交させて重ね、更にその上にフェース単板をコア単板の
繊維方向と直交させて重ね、これらを加圧して製造され
る。

そして、このようなフェース単板、バック単板、コア単
板を重ねてベニヤ合板に組合せる、いわゆる従来の仕組
装置としては、単に搬送されたフェース単板とバック単
板を所定のスタッカに重ねてゆくだけの簡単な構成のも
のであり、コア単板は別途両面に接着剤を塗布して作業
者の手作業により、バック単板とフェース単板−に介挿
させなければならなかった。

このためこのような従来のベニヤ合板の仕組装置におい
ては、両面に接着剤を塗布したコア単板の堆積されたり
フタからそのコア単板を作業者が一枚一枚バツク単板上
に移しながら重ね合せるこ。

とが必要であり、生産能率が極めて悪い欠点があった。

さらにベニヤ合板は標準品で９１Ｘ１８２ａｍのいわゆ
る三大板と言われる大判のものであって、単板の重ね合
せには複数の人手を要し比較的重労働となる難点があっ
た。

本発明は以上の欠点を解決するためになされたもので、
生産能率が高く自動化の容易な合板の製造方法およびそ
の製造装置の提供を目的とする。

この目的を達成するために本発明は、両面に接着剤を塗
布したコア単板を搬送する第１の甲板搬送路の搬出端と
、フェースおよびバック各甲板を搬送する第２の単板搬
送路とを同一のスタッカ上に臨ませ、前記各搬送路から
フェース単板、バック単板および両面に接着剤を塗布し
たコア甲板を、フェース単板とバック単板の間に前記コ
ア単板が介挿されるよう順次スタッカ上に搬出して堆積
させることを特徴とするもので、以下その詳細を説明す
る。

第１図および第２図は上述の合板の製造方法を実施する
ための糊付は仕組装置の側面図および平面図である。

図においてベニヤ合板のコア単板を搬送する第１の搬送
路１は、コア単板の搬入部と搬出部に配置された搬入ロ
ールコンベア２と搬出ロールコンベア３と、搬入部と搬
出部の間に配置されたベルトコンベア４とからなってい
る。

第１の単板搬送路１の搬入ロールコンベア２には２つの
コア単板供給装置５．６が互し′）に近接して配置され
て・いる。各°コア単板供給装置５．６は、乾燥後定尺
に切断されたコア単板７またはエラジグルアなどにより
定尺に形成されたコア単板７を運搬してリフタ８上に載
置するチェーンコンベアつと、チェーンコンベア９の駆
動によりリフタ８上のコア単板７を上から１枚ずつ吸引
してリフタ１１を有するリフタ付きベルトコンベア１０
′へ移送する吸引ベルト１ｏを備えている。このベルト
コンベア１０′上のコア単板７は、所定の位置で待機し
給送制御機構（図示省略）の信号により降下するりフタ
１１によって搬入ロールコンベア２上に載置され、第１
の搬送路のベルトコンベア４、搬出ロールコンベア３へ
と搬送される。

第１の搬送路１の搬出ロールコンベア３とベルトコンベ
ア４の間には、搬送されるコア単板７の両面に接着剤を
塗布するグルースプレッダ１２が配置されている。この
グルースプレッダ１２は、コア単板が通過する搬送路の
上方、下方に、一対の大径のゴムロール１３に小径のド
クターロール１４を周設させ、接着剤苗種からギアポン
プ等によりくみ上げた接着剤を上下双方の各ロールの間
に流しかける構造を有しており、ベルトコンベア４から
送られたコア単板７が上下の□ゴムロール１３の間を通
り抜ける際にその両面に接着剤を塗布する。なお接着剤
は、にかわ等のほか種々の接着剤が使用される。

また第１の搬送路１の搬出ロールコンベア３の下方には
、定板リフタ１５が配置されるとともに、搬出端には搬
出するコア単板の堆積される製品スタッカ１６が配置さ
れている。　コア単板７の搬送される第１の搬送路１上
方には、これと平行にベルトコンベアからなりフェース
単板、バック単板およびセンタコア単板の搬送される第
２の搬送路１７が配置されている。この第２の搬送路１
７の中程には同期的に起伏自在の一対の中間デバイダ１
８が対向して設けられており、この中間デバイダ−１８
が起されると第２の搬送路１７は搬送路が途中で分離さ
れる。また搬送路１７の搬出端にも中間デバイダ１８と
同様の起伏側自在の搬出デバイダ１つが前記製品スタッ
カ１６に臨ませて設けられており、搬出デバイタ１９の
起伏によって、フェース単板、センタコア単板、バック
単板の搬出停止ならびにグルースプレッダ１２の保守整
備を可能にしている。

第２の搬送路１７における搬出端から最も遠い搬入端に
は、センタコア単板２ｏを搬送路１７に供給するセンタ
コア単板供給装置２１が配置されている。

センタコア単板供給装置２１は、センタコア単板を堆積
したセンタコア単板リフタ２２を第２の搬送路１７まで
供給するチェーンコンベア２３と、チェーン５ンベア２
３によって送られたセンタコア単板リフタ２２に堆積さ
れたセンタコア単板２０を上側から一枚ずつ吸着して搬
送路１７の搬送路へ載置する吸着機２４を有している。

また第２の搬送路１７上方における中間デバイダ１８の
搬送方向手前にはバック単板供給装置Ｆ２５が配置され
ている。このバック単板供給装置２５は、バック単板２
６の堆積されたバック単板リフタ２７を搬送路１７まで
供給するチェーンコンベア２８と、チェーンコンベア２
８で供給されたバック単板２６を上側から一枚ずつ吸着
して搬送路１７の中間デバイダ１８へ向けた給送コンベ
ア３０へ送り出す吸着機２９を有している。

さらに第２の搬送路１７における中間デバイダ１８と搬
出デバイダ１９の間には、フェース単板３１を供給する
フェース単板供給装Ｍ３２が配置されている。このフェ
ース単板供給装置３２は、バック単板供給装置２５と同
様に、フェース単板３１の堆積されたフェース単板リフ
タ３３土に供給するチェーンコンベア３４と、チェーン
コンベア３４で供給されたフェース単板３１を上側から
一枚々吸着して搬出デバイダ１つに向けた給送コンベア
３５へ送出する吸着機３６を有している。

そして上記コア単板供給装置５．６の吸引ベルト１０．
１０．センタコア単板供給装置２１、バック単板供給装
置２５およびフェース単板供給装置３２の各吸着装置２
４．２９．３６は、第１および第２の搬送路１．１７か
ら甲板がバック単板２６、コア単板７、センタコア単板
２０．コア単板７、フェース単板３１の順に製品スタッ
カ１６に搬出されるように、搬送路単板を供給するよう
図示を省略した給送制御装置によって系統制御されてい
る。

また中間デバイダ１８および搬出デバイダ１９は、第１
の搬送路１のベルトコンベア４の適宜個所に設けた検知
装置の出力によって搬送単板が途中でつまったり、不良
単板が搬送された場合に動作し、各デバイダ１８．１つ
が起こされて搬送を停止する。

なお各吸着機は、従来から知られている送ｍ８１におけ
る吸気管に生ずる減圧を利用して単板を吸着するもので
ある。

次にこのように構成してなる仕組装置の動作を説明する
。

まず第１の搬送路１および第°２の搬送路１７を駆動さ
せる。その際第２の搬送路１７の中間デバイダ１８を閉
じるとともに搬出デバイダ１９を下げて製品スタッカ１
６に臨ませておき、定板リフタ１５から定板を製品のス
タッカ１６に置く。

バック単板供給装置２５を駆動させて予め搬入チェーン
コンベア２８で供給されたバック単板リフタ２７上の堆
積バック単板２６を吸着機２９で吸着させ給送コンベア
３０へ搬出する。バック単板２６は中間デバイダ１８、
第２の搬送路１７を搬送されて製品スタッカ１６の定板
上に堆積される。

次にコア単板供給装置５駆動させると、コア単板リフタ
８上の堆積コア単板７を吸引ベルト１０が搬送路１の搬
入ロールコンベア２の上のりフタ付ベルトコンベア１０
’上に吸引移送され、ベルトコンベア１０′上のコア単
板は所定位置で待機し、給送制御機構の信号によってベ
ルトコンベア１０’が降下してコア単板７を搬入ロール
コンベア２に供給される。コア単板７は第１の搬送路１
を搬送され、途中グルースプレッダ１２の上下のゴムロ
ール１３間を通過するときその両面に接着剤が塗布され
、製品スタッカ１６のバック単板上に堆積される。

センタコア単板供給装置！２１を駆動させセンタコア単
板リフタ２２上のセン、タコア単板２０を吸＠ｊ１１２
４にて第２の搬送路１７上に供給すると、センタコア単
板２０は搬送路１７を搬送して、製品スタッカ１６のコ
ア単板上に堆積される。

次にコア単板供給装置６を駆動させて、コア単板リフタ
８上のコア単板７を吸引ベルト１０．ベルトコンベア１
０′にて第１の搬送路１７上に供給すると、上述のコア
単板と同様に途中で両面に接着剤が塗布されて製品スタ
ッカ１６のセンタコア単板上に搬出堆積される。

そしてフェース単板供給装置３２を駆動させると、フェ
ース単板リフタ３３上のフェース単板３１を吸着ｌ１１
３６にて吸着させて給送コンベア３５へ給出する。フェ
ース単板３１は、搬出デバイダ１９を搬送して製品スタ
ッカ１６のコア単板上に堆積し５枚−組のベニヤ合板一
枚分がスタッカ１６上に堆積される。

そして以上の単板搬送を順次繰り返えすことによって製
品スタッカ１６上にはベニヤ合板が堆積されてゆく。

なお各供給装置５．６．２１．２５．３２は第１および
第２の搬送路１．１７の搬出端からバック単板２６、コ
ア単板７、センタコア単板２６、コア単板７、フェース
単板３１の順序で逐時搬出されるよう各搬送路の搬送時
間も考慮して系統的に駆動され、複数の供給装置が同時
にもしくは交互に駆動される。

また製品スタッカ１６上に順次堆積されるバック単板、
コア単板、センターコア単板、コア単板、フェース単板
は、相互に重なり合う単板の１ＭＮ方向が直交するよう
な方向で搬送されて送り出される。例えばコア単板７の
み他の単板と繊維方向を変えて搬送される。

適宜数のベニヤ合板の堆積された製品スタッカ１６は、
搬出コンベア３７によって図示を省略した次のプレス工
程に送られる。プレス工程としては常温で行なうコール
ドプレスや加熱下で行なうホットプレス等があり、プレ
スされた堆積ベニヤ合板は、コア単板７の両面に塗布さ
れた接着剤によってバッグ単板、センタコア単板、フェ
ース単板が接着されて一枚のベニヤ合板となり、その後
横切りおよび縦切りされるとともに表面加工されて製品
として完成する。

なお本発明の製造装置におｔブる単板の供給装置５．６
．２１．２５．３２は、各ヂエンコンベアと吸引ベルト
、吸着機等に限定されず、各種の供給機構が利用できる
。

また本発明は、３枚−組、すなわちバック単板、コア単
板、フェース単板からなるベニヤ合板の製造にも用いる
ことが可能である。３枚による場合にはセンタコア単板
が不要となるので第２の搬送路に配置されたセンタコア
単板供給装置も駆動させる必要は゛ない。

さ□らに第１の搬送路１に配置されるグルースプレッダ
１２は搬出端近傍に配置することによって、接着剤塗布
後の搬送路が短くなるので、コア単板７に埃が付着しに
（く、搬送路のよごれも少ないうえ、接着剤を硬化させ
ないうちにコア単゛板の堆積が可能である。

またフェース単板供給装置３２を製品スタッカー１６近
傍に配置することにより、バック単板２６およびセンタ
ーコア単板２．Ｏが搬送中になんらかの原因により破損
した場合などにおいて、手元の駆動呼出しスイッチによ
りフェース単板３１をフェース単板供給装＠３２からバ
ック単板２６およびセンターコア単板２０の代用単板と
して呼び出すことが可能となって、装置全体を停止させ
ることなくベニヤ合板の！ＩＩ造ができる。

以上説明したように本発明は、コア単板を搬出する第１
の単板搬送路の搬−出端と、バック単板およびフェース
単板を搬出する第２の単板搬送路とを同一スタッカ上に
臨ませ、各搬送路からバック単板、フェース単板および
両面に接着剤を塗布したコア単板を、バック単板とフェ
ース単板の間にコア単板が介挿されるよう順次スタッカ
に堆積させるよう構成したから、コア単板が搬送路の途
中で自動的に接着剤が塗布されバック単板、コア単板、
フェース単板を順次スタッカに搬出させスタッカ上で堆
積させるだけでベニヤ合板が自動的に構成される。その
結果、従来のように単板を手作業で一枚一枚重ねる必要
がなくなって、仕組作業から解放されるとともに生産性
が著しく向上するとともに、省力化および作業スペース
が大幅に縮少される利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明のベニヤ合板の製造′ＩＡ
置の一実施例を示す側面図および平面図である。 １・・・・・・・・・・・・・・・第１の単板搬送路２
・・・・・・・・・・・・・・・搬出ロールコンベア３
・・・・・・・・・・・・・・・搬出ロールコンベア４
・・・・・・・・・・・・・・・ベルトコンベア５．６
・・・・・・・・・コア単板供給装置７・・・・・・・
・・・・・・・・コア単板８・・・・・・・・・・・・
・・・コア単板リフタ９．２３．２８・・・・・・チェ
ーンコンベア１０・・・・・・・・・・・・・・・吸引
ベルト１０′・・・・・・・・・・・・リフタ付ベルト
コンベア１１・・・・・・・・・・・・・・・リフタ１
２・・・・・・・・・・・・・・・グルースプレッダ１
５・・・・・・・・・・・・・・・定板リフタ１６・・
・・・・・・・・・・・・・製品スタッカ１７・・・・
・・・・・・・・・・・第２の単板搬送路１８・・・・
・・・・・・・・・・・中間デバイダ１９・・・・・・
・・・・・・・・・搬出デバイダ２０・・・・・・・・
・・・・・・・センタコア単板２１・・・・・・・・・
・・・・・・センタコア単板供給装置２・２・・・・・
・・・・・・・・・・センタコア単板リフタ２４．２９
．３６・・・・・・吸着機 ２５・・・・・・・・・・・・・・・バック単板供給装
置２８・・・・・・・・・・・・・・・搬入路３０１３
５・・・・・・給送コンベア ３２・・・・・・・・・・・・・・・フェース単板代理
人弁理士　　　須　山　佐　− （ばか１名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、両面に接着剤を塗布したコア単板を搬送するＭｌの
   単板搬送路の搬出端と、フェースおよびバック各単板を
   搬送する第２の単板搬送路の搬出端とを同一のスタッカ
   上に臨ませ、前記各搬送路からフェース単板、バック単
   板および両面に接着剤を塗布したコア単板を、フェース
   単板とバック単板の間に前記コーア単板が介挿されるよ
   う順次スタッカ上に搬出して堆積させることを特徴とす
   る合板の製造方法。　　゛ ２、フェース単板、両面に接着剤を塗布したコア単板、
   バック単板を交互に搬出して堆積させることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の合板の製造方法。 ３、第２の単板搬送路からフェース単板が搬出されてか
   らバック単板が搬出される間に接着剤の塗布されていな
   いセンタコア単板を搬出するとともに、第１の単板搬送
   路から前記センタコア単板を挾むように接着剤を塗布し
   て、コア単板を搬出することを特徴とする特許請求の範
   囲第１項もしくは第２項記載の合板の製造方法。 ４、コア単板を所定間隔で搬送する第１の単板搬送路と
   、この第１の単板搬送路の途中に配置され第１の単板搬
   送路を搬送されるコア単板の両面に接着剤を塗布するグ
   ルースプレッダと、前記第１の単板搬送路の搬出端に配
   置されたスタッカと、このスタッカに搬出端を臨ませて
   配置されフェースおよびバック単板を搬送する第２の単
   板搬送路と、前記スタッカ上においてフェースおよびバ
   ック単板の間へコア単板が介挿されるよう前記第１およ
   び第２の単板搬送路にコア単板および／またはフェース
   、バック各単板を供給する給送制御機構とを具備してな
   る゛ことを特徴とする合板の製造装置。 ５、給送ｔ＋１ＪＩｌ１機構が、フェース単板、両面に
   接着剤を塗布したコア単板、バック単板を交互に搬出堆
   積させるよう給送＄１１１０されてなることを特徴とす
   ケ特許請求の範囲第４項記載の合板の製造装置。 ６、第２の搬送路からフェース単板が搬出されてからバ
   ック単板が搬出される間に接着剤の塗布されていないゼ
   ンタコア単板を搬出する給遍制御機構を備えてなること
   を特徴とする特許請求の範囲第４項もしくは第５項記載
   の合板の製造装置。 ７、グルースプレッダが第１の単板搬送路の搬出端近傍
   に配置されてなることを特徴とする特許請求の範囲第４
   項ないし第６項のいずれが１項記載の合板の製造装置。 ′