JPS589159Y2

JPS589159Y2 - 電気採暖具

Info

Publication number: JPS589159Y2
Application number: JP11526078U
Authority: JP
Inventors: 伸盛桑原; 茂山崎
Original assignee: 松下電器産業株式会社
Priority date: 1978-08-22
Filing date: 1978-08-22
Publication date: 1983-02-18
Also published as: JPS5531267U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、電気堀こたつ等の電気採暖具において、電源
スィッチの投入状態においては、自動温度調節器の動作
のいかんを問わず、常時、赤色光を発する発熱体には通
電されるようにして使用者に採暖具が正常に動作してい
ることを表示することができるものを提供することを目
的とする。

従来の電気堀こたつ等においては、電源スィッチが、入
りの状態であるにもかかわらず容量切替えスイッチの状
態と自動温度調節器が動作した状態により、発熱体に電
気が供給されなくなり、従って、堀こたつヤグラ内が暗
くなり使用者が誤って故障と間違う恐れがあった。

本考案は上記のような従来の欠点を解消するものである
。

以下、本考案の一実施例について図面に従い詳細な説明
をすると、第１図において、１は容量切替を行なう中間
スイッチであり、導電部は可動接点２．３．４と、固定
接点５，６．７及び短絡板８よりなり、前記可動接点２
，３．４は樹脂等の電気絶縁材料にて形成されているつ
まみによって機械的にＸの状態で、可動接点２及び４が
閉路し、Ｙの状態で可動接点２及び３，４が閉路し、Ｚ
の状態では可動接点２のみが閉路するように構成されて
いる。

９は電源プラグ１０を接続している２芯コードであり、
その片方は中間スイッチ１の短絡板８に接続され、他方
は中間スイッチ１の可動接点板２，３．４に接続されて
いる。

１１は４芯コードであり中間スイッチ１側には、それぞ
れ短絡板８及び固定接点５，６．７に接続されている。

短絡板８に接続された４芯コード１１の他端は温度ヒユ
ーズ１２に接続され、温度ヒユーズ１２の出口部からは
３方に分岐され、Ａ分岐方向は、赤外線ランプヒータ１
３に接続され、赤外線ランプヒータ１３の出口から中間
スイッチ１の固定接点５に接続されている。

また、Ｂ分岐方向はサーモスタット（温度調節器）１４
に近接して取付られたサーモスタット加熱用補助抵抗１
５が接続され、その出口からは中間スイッチ１の固定接
点６に接続されている。

また、Ｃ分岐方向は、サーモスタット１４を介して、石
英管ヒータ１６に接続されており、その出口は中間スイ
ッチ１の固定接点７に接続されている。

本実施例の電気堀コタツは上記回路を有する。

次に、その構成を第２図〜第４図により説明すると、１
３は赤外線ランプヒータ、１６は石英管ヒータであり、
その両端は磁器等からなる絶縁陶器１７で保持されてい
る。

絶縁陶器１７の側面には多数の長孔があけられ、この絶
縁陶器１７は上面中央部に角孔があけられている断面が
逆Ｕ字形の金属板からなるユニット台１８の折曲端部に
設けた孔１９を利用してビス２０で取付けられている。

２１は断面が略■字状の金属遮蔽板であり、この遮蔽板
２１はユニット台１８の上面中央部にあけられている角
孔２２に略■字状の内面を採暖面側の方向に向けて挿入
されている。

赤外線ランプヒータ１３は、その両端の封止部２３を、
金属板等を曲げてなる取付金具２４によって、ユニット
台１８の上面中央部にあけられている角孔２２の中央に
位置するよう、ビス２５で取付けられている。

２６は多数の長孔２７があけられている金属板からなる
保護カバーであり、この保護カバー２６は断面略■字状
の遮蔽板２１を間に介してビス２８にてユニット台１８
に取付けられている。

２９は無数の孔を有している金属板からなる底板であり
、これはユニット台１８がビス３０にて取付けられてい
る。

３１はボテ゛−外かくであり、無数の孔を有している金
属板又は、金網等からできており、底板２９にビス３２
にて取付けられている。

本考案実施例に係る電気堀こたつは以上のような構成で
あり、中間スイッチ１がＸ、Ｙ、Ｚいづれの状態におい
ても、赤外線ランプヒータ１３には通電される。

また、Ｘの状態では石英管ヒータ１６にも通電され、Ｙ
の状態では石英管ヒータ１６とサーモスタット加熱用補
助抵抗１５にも通電され、このＹの状態ではＸの状態よ
り、サーモスタット１４は石英管ヒータ１６の発熱量が
少ない時点で作動させられるようになっている。

すなわち、これにて発熱容量の切替がなされるようにな
っている。

上記実施例の説明から明らかなように本考案の電気採暖
具によれば次の効果が得られる。

（１）容量切替スイッチの、どの切替え状態においても
、また、自動温度調節器が動作しても、常時、赤外線ラ
ンプヒータは通電されているため、使用者が誤って故障
と間違うことがない。

（２）常時通電されている赤外線ランプヒータを、採暖
側に設けることによって、赤外線ランプヒータから放出
される輻射熱及び光をさえぎるものが少ないため、放熱
効果が良く、従って他の近接して設けられている部品等
に与える熱負荷が少なくて済み寿命信頼性が向上する。

（３）赤外線ランプヒータと、石英管ヒータとの間に遮
蔽板を設けることにより、石英管ヒータから発熱しヒー
タ直上に上昇する熱を遮断し、分散することにより、ボ
デー上面の温度を低くシ、ボテ゛−に紙、布等の可燃物
が接触した時に、火災等の恐れをなくし、また、手足等
が誤ってボデーに触れた場合でも、やけどの恐れを少な
くすることができる。

（４）赤外線ランプヒータと、石英管ヒータとの間に遮
蔽板を設けることにより、石英管ヒータから発熱しヒー
タ直上に上昇する熱を遮断し、分散することにより、上
部に設けられている赤外線ランプヒータのバルブ温度及
び封止部の温度を下げることができ、ランプヒータの寿
命を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例の電気採暖具の電気回路図、第
２図は同電気採暖具のヒータユニット部斜視図、第３図
は同断面図、第４図は全体の断面図である。１・・・・・・中間スイッチ（容量切替スイッチ）、１
３・・・・・・赤外線ランプヒータ（赤色光を発する発
熱体）、１４・・・・・・サーモスタット（温度調節器
）、１６・・・・・・石英管ヒータ（ヒータ）、２１・
・・・・・金属遮蔽板。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）複数の開閉接点を有する容量切替スイッチと、所
定温度にて開成動作する温度調節器と、通電により発熱
するヒータと、赤色光を発する発熱体からなり、前記容
量切替スイッチはスイッチ投入時においては容量切替の
いかなる状態においても閉路される接点を有し、この接
点を介して前記赤色光を発する発熱体を電源に接続し、
前記接点以外の接点および温度調節器を介して前記ヒー
タを電源に接続してなる電気採暖具。
（２）赤色光を発する発熱体を採暖側に設けてなる実用
新案登録請求の範囲第１項記載の電気採暖具。
（３）ヒータと赤色光を発する発熱体との間に金属遮蔽
板を設けてなる実用新案登録請求の範囲第２項記載の電
気採暖具。
（４）金属遮蔽板を採暖面にひろがった断面略■字状形
状としてなる実用新案登録請求の範囲第３項記載の電気
採暖具。