JPS588920B2 - ノウシユクオデイノシヨリホウホウ - Google Patents
ノウシユクオデイノシヨリホウホウInfo
- Publication number
- JPS588920B2 JPS588920B2 JP50105143A JP10514375A JPS588920B2 JP S588920 B2 JPS588920 B2 JP S588920B2 JP 50105143 A JP50105143 A JP 50105143A JP 10514375 A JP10514375 A JP 10514375A JP S588920 B2 JPS588920 B2 JP S588920B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sludge
- purified water
- separated
- water
- anions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は濃縮された汚泥、特に金網製等の多孔質電極を
用いて汚泥を含む原水に通電し、電気泳動現象又は電気
浸透現象を利用して汚泥を凝集せしめ、これを浄水と分
離する処理装置により分離濃縮された汚泥の除害処理方
法に関する。
用いて汚泥を含む原水に通電し、電気泳動現象又は電気
浸透現象を利用して汚泥を凝集せしめ、これを浄水と分
離する処理装置により分離濃縮された汚泥の除害処理方
法に関する。
叙上の如き汚泥処理装置は近時徐々に用いられつつある
が、この装置により陽極側に分離濃縮される汚泥は各種
の塩基性又は酸性のアニオンを含み活性が高く、これを
不用意且つ大量に投棄したりすると思わぬ二次公害をま
ねくことはあまり知られていない。
が、この装置により陽極側に分離濃縮される汚泥は各種
の塩基性又は酸性のアニオンを含み活性が高く、これを
不用意且つ大量に投棄したりすると思わぬ二次公害をま
ねくことはあまり知られていない。
即ち、汚泥を含む通常の排水中にはアニオンもカチオン
も均等に存在するが、それらは共存し、しかも濃度も薄
いので問題は少ない。
も均等に存在するが、それらは共存し、しかも濃度も薄
いので問題は少ない。
然しなから、上記の如き通電処理により汚泥の凝集、析
出に際し一部のアニオンが失なわれるものの、通電電解
によりアニオンが新たに生成し、凝集、分離された汚泥
の方には多量のアニオンが濃縮されるため種々の問題が
発生する。
出に際し一部のアニオンが失なわれるものの、通電電解
によりアニオンが新たに生成し、凝集、分離された汚泥
の方には多量のアニオンが濃縮されるため種々の問題が
発生する。
本発明は叙上の観点に立ってなされたものであって、そ
の目的とするところは、これらの汚泥を不活性化し除害
するための簡便な方法を提供することにある。
の目的とするところは、これらの汚泥を不活性化し除害
するための簡便な方法を提供することにある。
而して、本発明の要旨とするところは、叙上の汚泥と分
離され、且つ上記汚泥中のアニオンと共軛なカチオンを
含む、浄水の一部を上記汚泥上に均一に散布し、中和す
ることにある。
離され、且つ上記汚泥中のアニオンと共軛なカチオンを
含む、浄水の一部を上記汚泥上に均一に散布し、中和す
ることにある。
散布すべき浄水は全量の数係程度でよく、また、散布さ
れた浄水は前記分離汚泥がその処理により凝集性を付与
されているところから比較的簡単に汚泥から再分離でき
るものであり、しかも本発明方法によるときは、濃縮汚
泥の活性を大巾に低下せしめ得るものである。
れた浄水は前記分離汚泥がその処理により凝集性を付与
されているところから比較的簡単に汚泥から再分離でき
るものであり、しかも本発明方法によるときは、濃縮汚
泥の活性を大巾に低下せしめ得るものである。
以下、図面により本発明の詳細を説明する。
図面は本発明方法の一実施例を示す説明図であり、図中
、1は排水処理装置の基台、2は不溶性の固定陽極、3
は透水性の回転陰極、4,4は回転陰極3上に放射状に
設けられたスクレーパ、5は駆動装置、6は通電ローラ
、7は直流電源、8は排水供給管、9は処理される排水
、10は処理された浄水排出管、11は浄水排出用ポン
プ、12は浄水と分離され濃縮された汚泥、13は汚泥
搬出用傾斜板、14は浄水タンク、15は浄水、16、
17及び18はそれぞれ本発明方法実施のため設けられ
た浄水ポンプ、シャワーヘッド及び止水弁、19は回転
陰極3清掃用の浄水噴射ノズル、20はその止水弁であ
る。
、1は排水処理装置の基台、2は不溶性の固定陽極、3
は透水性の回転陰極、4,4は回転陰極3上に放射状に
設けられたスクレーパ、5は駆動装置、6は通電ローラ
、7は直流電源、8は排水供給管、9は処理される排水
、10は処理された浄水排出管、11は浄水排出用ポン
プ、12は浄水と分離され濃縮された汚泥、13は汚泥
搬出用傾斜板、14は浄水タンク、15は浄水、16、
17及び18はそれぞれ本発明方法実施のため設けられ
た浄水ポンプ、シャワーヘッド及び止水弁、19は回転
陰極3清掃用の浄水噴射ノズル、20はその止水弁であ
る。
而して、回転陰極3はその側面が多孔板、金網等によっ
て円筒状に作られており、且つ少くとも一方の底面中央
には管状軸3aが突出しており、これにより基台1に取
つけられている固定陽極2と同芯に回転自在に支承され
ている。
て円筒状に作られており、且つ少くとも一方の底面中央
には管状軸3aが突出しており、これにより基台1に取
つけられている固定陽極2と同芯に回転自在に支承され
ている。
また、回転電極3の側面には、ゴム等の軟質材で作られ
たヌクレーパ4,4が放射状に取りつけられており、且
つこれらのスクレーパ4,4の先端は回転電極3の回動
に応じ固定電極2の表面を掃引てきるよう構成されてい
る。
たヌクレーパ4,4が放射状に取りつけられており、且
つこれらのスクレーパ4,4の先端は回転電極3の回動
に応じ固定電極2の表面を掃引てきるよう構成されてい
る。
また、上記管状軸3aには、直流電源7の陰極に接続さ
れた通電ローラ6が当接されており、且つ駆動装置5を
構成するプーリ5aが取付けられ、そのため回転陰極3
は図示しないモータにより回転せしめられている他のプ
ーリ5a及びその間に掛渡されたベルト5cにより図中
矢符方向にゆるやかに回転せしめられる。
れた通電ローラ6が当接されており、且つ駆動装置5を
構成するプーリ5aが取付けられ、そのため回転陰極3
は図示しないモータにより回転せしめられている他のプ
ーリ5a及びその間に掛渡されたベルト5cにより図中
矢符方向にゆるやかに回転せしめられる。
一方、処理すべき汚泥を含む排水は排水供給管8から装
置内に供給され固定陽極2及び回転陰極3の間で通電さ
れる、然るときは、排水中の汚泥は固定陽極側に凝集し
、浄水分のみが回転陰極3の側面の透孔3b,3bを通
って回転陰極3内に浸透する。
置内に供給され固定陽極2及び回転陰極3の間で通電さ
れる、然るときは、排水中の汚泥は固定陽極側に凝集し
、浄水分のみが回転陰極3の側面の透孔3b,3bを通
って回転陰極3内に浸透する。
而して、回転陰極3内に分離された浄水は、浄水排出用
ポンプ11により浄水排出管10を通って吸引され、浄
水タンク14に送出され、汚泥はスクレーパ4,4によ
り、傾斜板13上に掻き出され、自重により傾斜板13
上を滑り落ち、分離回収されるものである。
ポンプ11により浄水排出管10を通って吸引され、浄
水タンク14に送出され、汚泥はスクレーパ4,4によ
り、傾斜板13上に掻き出され、自重により傾斜板13
上を滑り落ち、分離回収されるものである。
而して、本発明の要旨とするところは、この分離された
汚泥が各種のアニオンを含み活性が高い点に鑑み、浄水
の一部を浄水ポンプ16及びシャワーヘッド17により
、分離回収された汚泥12の上に散布し、中和すること
にある。
汚泥が各種のアニオンを含み活性が高い点に鑑み、浄水
の一部を浄水ポンプ16及びシャワーヘッド17により
、分離回収された汚泥12の上に散布し、中和すること
にある。
分離された汚泥中にも水分は多く残存しているけれども
、これらの汚泥と水は固定陽極2の表面近くから掻き集
められたものであるため、この水分中にはカチオンは含
まれていない。
、これらの汚泥と水は固定陽極2の表面近くから掻き集
められたものであるため、この水分中にはカチオンは含
まれていない。
そこで本発明においては、回転陰極3内に通電電解によ
り分離され、カチオンを電解生成により多量に含むよう
になった浄水の一部を分離後の汚泥12に散布すること
により、汚泥のアニオンのうち特に活性の高いものを中
和させるものである。
り分離され、カチオンを電解生成により多量に含むよう
になった浄水の一部を分離後の汚泥12に散布すること
により、汚泥のアニオンのうち特に活性の高いものを中
和させるものである。
この点について、いま少し詳しく説明すれば、原排水中
のアニオンの多くは、固定陽極に集まって一部は酸化及
び汚泥と結合して除害されるが、その一部はなお活性を
保持しており、また通電電解により分離生成されたアニ
オンを新たに多量含有することになる。
のアニオンの多くは、固定陽極に集まって一部は酸化及
び汚泥と結合して除害されるが、その一部はなお活性を
保持しており、また通電電解により分離生成されたアニ
オンを新たに多量含有することになる。
汚泥は全排水の体積に比して極めて少ないので残留アニ
オンは濃縮された状態となっている。
オンは濃縮された状態となっている。
本発明はその一部の特に活性の高いアニオンを浄水中の
カチオンにより中和するものである。
カチオンにより中和するものである。
従って、散布すべき浄水の量は、処理した排水の性質に
もよるが、通常分離された浄水全体の数係ないしはそれ
以下でよい。
もよるが、通常分離された浄水全体の数係ないしはそれ
以下でよい。
この小量の浄水散布により特に活性の高い有害なアニオ
ンは優先的に中和される。
ンは優先的に中和される。
また、散布された浄水はもはや汚泥12と再結合するこ
とはなく、例えば傾斜板13の一部13aを透水性の濾
材、一例を挙げれば金網等で補強した濾布、等を用いて
構成することにより容易に再分離できるものである。
とはなく、例えば傾斜板13の一部13aを透水性の濾
材、一例を挙げれば金網等で補強した濾布、等を用いて
構成することにより容易に再分離できるものである。
本発明の一例を挙げると次の通りである。
生活廃水を活性汚泥法によって処理し、沈殿によりSS
I%に濃縮したpH≒7のものを原水として、図示実施
例装置により、電極2及び3の間隔約10m7rt、回
転陰極3の径約3 0 0 mm,長さ約400mm、
回転数約1. 5 rpm、直流通電電圧約20V、電
流約0.2Aとして通電処理すると、pH−:7. 6
〜7.8のSS濃度約6%の汚泥と、pHキ666の浄
水が得られた。
I%に濃縮したpH≒7のものを原水として、図示実施
例装置により、電極2及び3の間隔約10m7rt、回
転陰極3の径約3 0 0 mm,長さ約400mm、
回転数約1. 5 rpm、直流通電電圧約20V、電
流約0.2Aとして通電処理すると、pH−:7. 6
〜7.8のSS濃度約6%の汚泥と、pHキ666の浄
水が得られた。
上記汚泥を傾斜の小さい樋を流下させながら、体積比で
約2倍の上記浄水を散水混合し、後約300〜500メ
ッシュの金網で水切りしてpH測定した所、pH≒7.
2〜7.0であった。
約2倍の上記浄水を散水混合し、後約300〜500メ
ッシュの金網で水切りしてpH測定した所、pH≒7.
2〜7.0であった。
本発明は叙上の如く構成されるから、本発明によるとき
は、極めて簡単に汚泥を不活性化でき不測の二次公害を
未然に防止し得るものである。
は、極めて簡単に汚泥を不活性化でき不測の二次公害を
未然に防止し得るものである。
図面は本発明方法の一実施例を示す説明図である。
2・・・・・・固定陽極、3・・・・・・回転陰極、4
,4・・・・・・スクレーパ、8・・・・・・排水供給
管、12・・・・・・汚泥、14・・・・・・浄水タン
ク、16・・・・・・浄水ポンプ、17・・・・・・シ
ャワーヘッド。
,4・・・・・・スクレーパ、8・・・・・・排水供給
管、12・・・・・・汚泥、14・・・・・・浄水タン
ク、16・・・・・・浄水ポンプ、17・・・・・・シ
ャワーヘッド。
Claims (1)
- 1 汚泥を含む原水に通電し汚泥を凝集せしめ浄水と分
離させる汚水処理装置により、浄水と分離された汚泥に
、上記浄水の一部を散布することを特徴とする上記汚泥
の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50105143A JPS588920B2 (ja) | 1975-08-29 | 1975-08-29 | ノウシユクオデイノシヨリホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50105143A JPS588920B2 (ja) | 1975-08-29 | 1975-08-29 | ノウシユクオデイノシヨリホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5228466A JPS5228466A (en) | 1977-03-03 |
JPS588920B2 true JPS588920B2 (ja) | 1983-02-18 |
Family
ID=14399507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50105143A Expired JPS588920B2 (ja) | 1975-08-29 | 1975-08-29 | ノウシユクオデイノシヨリホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588920B2 (ja) |
-
1975
- 1975-08-29 JP JP50105143A patent/JPS588920B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5228466A (en) | 1977-03-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5531865A (en) | Electrolytic water purification process | |
JP2005000858A (ja) | 光触媒水処理装置 | |
JPH06254567A (ja) | 水の改質方法 | |
KR102203114B1 (ko) | 오폐수 정화 처리 시스템 | |
JP3014658B2 (ja) | 電気分解式汚水浄化装置を有する洗濯機 | |
JP2000140819A (ja) | 重金属汚染土壌の浄化方法 | |
US20210094845A1 (en) | Wastewater treatment method | |
JPS588920B2 (ja) | ノウシユクオデイノシヨリホウホウ | |
CN105110585A (zh) | 电场淋滤重金属装置及方法 | |
WO1990015025A1 (en) | Electrolytic water purification | |
JPH0685845B2 (ja) | 電気浸透式脱水機 | |
JP4222683B2 (ja) | 有機性汚水に含有する窒素成分の脱窒処理方法 | |
US10961134B2 (en) | Method of removing pesticides from wastewater | |
KR20180009941A (ko) | 전력절감 및 악취 방지형 슬러지 전기 침투탈수기 | |
JP3388378B2 (ja) | 濾過設備 | |
CN110240387B (zh) | 氧化降解有机质旋转式电渗透污泥脱水系统与方法 | |
CN208345951U (zh) | 一种电絮凝重金属废水处理设备 | |
WO2020199458A1 (zh) | 一种防结垢电渗透电极板装置 | |
JPH0975427A (ja) | 床面消毒装置 | |
JP2002045872A (ja) | 汚水処理水再利用装置 | |
JPH05317870A (ja) | 水質浄化装置 | |
SU1020379A1 (ru) | Устройство дл биохимической очистки сточных вод | |
CN108840514A (zh) | 一种干旱地区湿地干湿交替生态修复系统 | |
JP3191339B2 (ja) | 水用殺菌浄化装置 | |
CN219023371U (zh) | 一种nsi的废水处理设备 |