JPS588855A - ベルト式自動変速機 - Google Patents
ベルト式自動変速機Info
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- JPS588855A JPS588855A JP10586081A JP10586081A JPS588855A JP S588855 A JPS588855 A JP S588855A JP 10586081 A JP10586081 A JP 10586081A JP 10586081 A JP10586081 A JP 10586081A JP S588855 A JPS588855 A JP S588855A
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/02—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing characterised by the signals used
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H2710/00—Control devices for speed-change mechanisms, the speed change control is dependent on function parameters of the gearing
- F16H2710/24—Control dependent on torque
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はベルト式自動変速機に係り、特にトルク検出機
構において、固定側フェースボス側にカム溝を形成し、
可動側フェース側に上記カム溝と係合するガイドピンを
固設して、該ガイドビンのカム溝との保合位置を被動軸
側へ移動せしめることにより、被動軸の負荷に伴ってガ
イドビンに作用する反力を増大せしめ、以ってカム溝の
傾斜角を縮小し、性能向上、ベルトの耐久性向上等を図
ったベルト式自動変速機に関する。
構において、固定側フェースボス側にカム溝を形成し、
可動側フェース側に上記カム溝と係合するガイドピンを
固設して、該ガイドビンのカム溝との保合位置を被動軸
側へ移動せしめることにより、被動軸の負荷に伴ってガ
イドビンに作用する反力を増大せしめ、以ってカム溝の
傾斜角を縮小し、性能向上、ベルトの耐久性向上等を図
ったベルト式自動変速機に関する。
ベルト式自動変速機は、従来より種々の機械に有用なる
無段変速機として適用されている。
無段変速機として適用されている。
この種ベルト式自動変速機においては、駆動軸と被動軸
に配設されたプーリ間に張架されたベルトの各々のプー
リに対する有効巻掛径を軸速度に比例してウェイトに作
用する遠心力と、被動軸の負荷に応じて作動するトルク
検出機構とにより変更することが行われている。
に配設されたプーリ間に張架されたベルトの各々のプー
リに対する有効巻掛径を軸速度に比例してウェイトに作
用する遠心力と、被動軸の負荷に応じて作動するトルク
検出機構とにより変更することが行われている。
しかしながら、上記トルク検出機構を構成する固定フェ
ースボスと可動フェースボスとの連結は固定フェース側
に固設したガイドピンを固定フェースより外方へ位置す
る可動フェース側に形成したカム溝に係合することで成
されていたため、ガイドピンのカム溝との保合位置が軸
から遠く、軸負荷によりガイドピンに作用する反力が小
さく、従って可動フェースを軸方向、即ちプーリの有効
巻掛径を拡大する方向へ移動せしめるに十分なる分力を
得るためには、上記カム溝の傾斜角を大きく設定する必
要があった。このカム溝の傾斜角の増大は可動フェース
の同一軸方向移動量に対して固定フェースと可動フェー
スの相対回転角の増大を要し、このことはベルト寿命、
変速機特性上不利であった。
ースボスと可動フェースボスとの連結は固定フェース側
に固設したガイドピンを固定フェースより外方へ位置す
る可動フェース側に形成したカム溝に係合することで成
されていたため、ガイドピンのカム溝との保合位置が軸
から遠く、軸負荷によりガイドピンに作用する反力が小
さく、従って可動フェースを軸方向、即ちプーリの有効
巻掛径を拡大する方向へ移動せしめるに十分なる分力を
得るためには、上記カム溝の傾斜角を大きく設定する必
要があった。このカム溝の傾斜角の増大は可動フェース
の同一軸方向移動量に対して固定フェースと可動フェー
スの相対回転角の増大を要し、このことはベルト寿命、
変速機特性上不利であった。
本発明者等はこの種ベルト式自動変速機における上記問
題点に鑑み、これを有効、且つ合理的に解決すべく本発
明を成したもので、その目的とする処は、トルク検出機
構において、固定側フェースボス側に傾斜カム溝を形成
し、可動側フェース“側に上記カム溝に係合するガイド
ピンを固設して該ガイドピンのカム溝との保合位置を被
動軸側へ移動せしめることにより、被動軸の負荷に伴っ
てガイドピンに作用する反力を増大せしめ、以ってカム
溝の傾斜角を縮小し、性能向上、ベルトの耐久性向上等
を図るようにしたベルト式自動変速機を提供するにある
。
題点に鑑み、これを有効、且つ合理的に解決すべく本発
明を成したもので、その目的とする処は、トルク検出機
構において、固定側フェースボス側に傾斜カム溝を形成
し、可動側フェース“側に上記カム溝に係合するガイド
ピンを固設して該ガイドピンのカム溝との保合位置を被
動軸側へ移動せしめることにより、被動軸の負荷に伴っ
てガイドピンに作用する反力を増大せしめ、以ってカム
溝の傾斜角を縮小し、性能向上、ベルトの耐久性向上等
を図るようにしたベルト式自動変速機を提供するにある
。
以下に本発明を特に自動二輪車に実施した場合を例にと
り添付図面に基づいて詳述する。
り添付図面に基づいて詳述する。
第１図は本発明に係る自動変速機の横断平面図、第２図
は固定フェースボスの拡大展開図、第３図はガイドピン
の作動説明図である。
は固定フェースボスの拡大展開図、第３図はガイドピン
の作動説明図である。
第１図中１は機関への出力軸たるクランクシャフトで、
これの一方の延出端１ａには可変プーリ２が配設されて
いる。プーリ２は軸端に嵌着された皿状の固定フェース
３と、該固定フェース３と対面する如く軸１上で軸方向
に摺動自在に設けられ、且つ機関Ａ側に配設された皿状
の可動フェース４とから成る。可動フェース４は軸１上
にスプライン嵌合等で取り付けられ、これ４の機関Ａ側
背面にはウェイトローラ５が配設され、ウェイトローラ
５は可動フェース４の背面とこれを塞ぐ如く設けたラン
ププレート間で保持され、ランププレート６はスライド
ピース７で可動フェース４と摺動自在に係合して一体に
回転し、軸方向は拘束されて定位置に保持され、ローラ
５は可動フェース４の背面傾斜ガイド部４ａとプレート
６の対称的な傾斜ガイド部６ａ間に臨んでいる。
これの一方の延出端１ａには可変プーリ２が配設されて
いる。プーリ２は軸端に嵌着された皿状の固定フェース
３と、該固定フェース３と対面する如く軸１上で軸方向
に摺動自在に設けられ、且つ機関Ａ側に配設された皿状
の可動フェース４とから成る。可動フェース４は軸１上
にスプライン嵌合等で取り付けられ、これ４の機関Ａ側
背面にはウェイトローラ５が配設され、ウェイトローラ
５は可動フェース４の背面とこれを塞ぐ如く設けたラン
ププレート間で保持され、ランププレート６はスライド
ピース７で可動フェース４と摺動自在に係合して一体に
回転し、軸方向は拘束されて定位置に保持され、ローラ
５は可動フェース４の背面傾斜ガイド部４ａとプレート
６の対称的な傾斜ガイド部６ａ間に臨んでいる。
以上の機関Ａと駆動軸たるクランクシャフト１は自動二
輪車の車体中央部に設けられ、車体後部に設けられる後
輪Ｂの車軸８に歯車列Ｃで連結された被動軸９は上記駆
動軸１と平行に設けられる。
輪車の車体中央部に設けられ、車体後部に設けられる後
輪Ｂの車軸８に歯車列Ｃで連結された被動軸９は上記駆
動軸１と平行に設けられる。
被動軸９の車輪取付側端部９ａとは反対側の端部、即ち
機関Ａとは反対側の端部９ｂには発進クラッチ１０が設
けられている。即ち、被動軸９の軸端９ｂにはドラム状
のクラッチアウタ１１が設けられ、アウタ１１にはドラ
ム部り１ａ内壁に接する摩擦係合部材であるクラッチシ
ュー１２が対向する如く設けられている。一方、被動軸
９上には軸受１３．１３を介して固定フェースボス１４
が嵌装され、ポス１４端部には駆動プレート１５が固設
され、プレート１５には上記クラッチシュー１２と対応
する遠心拡開素子１６が設けられている。
機関Ａとは反対側の端部９ｂには発進クラッチ１０が設
けられている。即ち、被動軸９の軸端９ｂにはドラム状
のクラッチアウタ１１が設けられ、アウタ１１にはドラ
ム部り１ａ内壁に接する摩擦係合部材であるクラッチシ
ュー１２が対向する如く設けられている。一方、被動軸
９上には軸受１３．１３を介して固定フェースボス１４
が嵌装され、ポス１４端部には駆動プレート１５が固設
され、プレート１５には上記クラッチシュー１２と対応
する遠心拡開素子１６が設けられている。
尚１７はクラッチダンパーラバーチアル。
上記固定フェースボス１４の後輪Ｂ側の端部には可変プ
ーリ１８の皿状固定フェース１９が固設され、この固定
フェース１９に対向する可動フェース２０は発進クラッ
チ１０側に設けられ、上記機関Ａ側の可変プーリ２の可
動フェース４とは反対方向に設けられる。固定フェース
ボス１４周には可動フェース２０を固設支持する筒軸状
の可動フェースボス２１が摺動自在、且つ回転可能に嵌
装され、可動フェースボス２１は後輪Ｂとは反対側の軸
端９ｂ方向に延出され、可動フェースボス２１に固設さ
れた可動フェース２０の内側内端部と固定フェースボス
１４側の駆動プレート１５間にはスプリング２２が縮装
され、スプリング２２により可動フェース２０は固定フ
ェース１９側へ、即ちプーリ径を拡大する側へ弾圧され
ている。そして可動ツーエースボス２１の円周複数個所
にはガイドピン２３・・・が下方へ突設され、各ガイド
ピン２３の下部に回動自在に嵌装されたガイドローラ２
４は第２図に示す如く固定フェースポス１４に形成され
た軸方向に長孔で周方向に傾斜したカム溝１４ａに係合
しており、このガイドビン２３のガイドローラ２４を介
してのカム溝１４ａとの保合で可動フェースボス２１及
びこれに固設された可動フェース２０は軸方向への移動
が可能となり、これらがトルク検出機構を構成している
。尚前記駆動側プーリ２と被動側プーリ１８間にはＶベ
ルト２５が張架されている。
ーリ１８の皿状固定フェース１９が固設され、この固定
フェース１９に対向する可動フェース２０は発進クラッ
チ１０側に設けられ、上記機関Ａ側の可変プーリ２の可
動フェース４とは反対方向に設けられる。固定フェース
ボス１４周には可動フェース２０を固設支持する筒軸状
の可動フェースボス２１が摺動自在、且つ回転可能に嵌
装され、可動フェースボス２１は後輪Ｂとは反対側の軸
端９ｂ方向に延出され、可動フェースボス２１に固設さ
れた可動フェース２０の内側内端部と固定フェースボス
１４側の駆動プレート１５間にはスプリング２２が縮装
され、スプリング２２により可動フェース２０は固定フ
ェース１９側へ、即ちプーリ径を拡大する側へ弾圧され
ている。そして可動ツーエースボス２１の円周複数個所
にはガイドピン２３・・・が下方へ突設され、各ガイド
ピン２３の下部に回動自在に嵌装されたガイドローラ２
４は第２図に示す如く固定フェースポス１４に形成され
た軸方向に長孔で周方向に傾斜したカム溝１４ａに係合
しており、このガイドビン２３のガイドローラ２４を介
してのカム溝１４ａとの保合で可動フェースボス２１及
びこれに固設された可動フェース２０は軸方向への移動
が可能となり、これらがトルク検出機構を構成している
。尚前記駆動側プーリ２と被動側プーリ１８間にはＶベ
ルト２５が張架されている。
次に本変速機の作用及び効果を説明する。
第１図は機関Ａが低速回転している状態、即ち出力軸た
る駆動軸１が低速回転している状態を示し、この時機関
Ａにて発生する動力は駆動軸１、駆動側プーリ２、Ｖベ
ルト２５、被動側プーリ１８へと伝達され、被動側プー
リ１８が回転せしめられる。この被動側プーリ１８と一
体に固定フェースボス１４及び可動フェースボス２１が
回転シ、更に駆動プレート１５は固定フェースポス１４
とともに回転し、これ１５に設けられた遠心拡開素子１
６は遠心力で拡開され、これに固着したクラッチシュー
１２をクラッチアウタ１１のドラム部１１ａに押圧し、
クラッチアウタ１１を介して被動軸９を回転せしめる。
る駆動軸１が低速回転している状態を示し、この時機関
Ａにて発生する動力は駆動軸１、駆動側プーリ２、Ｖベ
ルト２５、被動側プーリ１８へと伝達され、被動側プー
リ１８が回転せしめられる。この被動側プーリ１８と一
体に固定フェースボス１４及び可動フェースボス２１が
回転シ、更に駆動プレート１５は固定フェースポス１４
とともに回転し、これ１５に設けられた遠心拡開素子１
６は遠心力で拡開され、これに固着したクラッチシュー
１２をクラッチアウタ１１のドラム部１１ａに押圧し、
クラッチアウタ１１を介して被動軸９を回転せしめる。
この被動軸９の回転は減速歯車列Ｃを介して車軸８に伝
えられ、後輪Ｂが回転駆動せしめられる。この場合は前
述の如く駆動軸１の回転速度が低いため、ウェイトロー
ラ５に作用する遠心力はＶベルト。２５のプーリ２に対
する巻掛径を拡大せしめるには至らず、従って第１図の
如く駆動側プーリ２の巻掛径は小さく、被動側ブー９１
８のそれは大きく保持され、被動軸９は減速、且つトル
ク増幅され、車軸８は減速歯車列Ｃにて更に減速され、
その分だけトルク増幅される。
えられ、後輪Ｂが回転駆動せしめられる。この場合は前
述の如く駆動軸１の回転速度が低いため、ウェイトロー
ラ５に作用する遠心力はＶベルト。２５のプーリ２に対
する巻掛径を拡大せしめるには至らず、従って第１図の
如く駆動側プーリ２の巻掛径は小さく、被動側ブー９１
８のそれは大きく保持され、被動軸９は減速、且つトル
ク増幅され、車軸８は減速歯車列Ｃにて更に減速され、
その分だけトルク増幅される。
機関Ａの回転数、即ち駆動軸１０回転数が上昇すれば、
ウェイトローラ５はこれに作用する遠心力によって半径
方向外方へ移動し、可動フェース４を固定フェース３側
へ移動せしめる。この結果固定フェース３と可動フェー
ス４間の間隔は狭められ、プーリ２のベルト巻掛径は拡
大する。
ウェイトローラ５はこれに作用する遠心力によって半径
方向外方へ移動し、可動フェース４を固定フェース３側
へ移動せしめる。この結果固定フェース３と可動フェー
ス４間の間隔は狭められ、プーリ２のベルト巻掛径は拡
大する。
ベルト２５の駆動側プーリ２による拡径引張動により被
動側プーリ１８にあっては、該ベルト２５は固定フェー
ス１９と可動フェース２０間の半径方向内方へ喰い込む
。これに伴って可動フェース２０はスプリング２２の弾
発力に抗して図中左動し、ベルト２５のプーリ１８への
巻掛径は縮小し、被動軸９及び車軸８の回転は増速され
、自動二輪車は高速走行状態に移る。
動側プーリ１８にあっては、該ベルト２５は固定フェー
ス１９と可動フェース２０間の半径方向内方へ喰い込む
。これに伴って可動フェース２０はスプリング２２の弾
発力に抗して図中左動し、ベルト２５のプーリ１８への
巻掛径は縮小し、被動軸９及び車軸８の回転は増速され
、自動二輪車は高速走行状態に移る。
斯る高速走行時におい′て、自動二輪車が坂道に差し掛
かったような場合には車軸８に負荷がかかり、この負荷
は歯車列Ｃ１被動軸９、クラッチアウタ１１、拡開索子
１６、駆動プレート１５、固定フェースボス１４を経て
固定フェース１９に伝達され、固定フェース１９０回転
を妨げる抵抗力として作用する。一方、可動フェース２
０は固定フェース１９に作用する前記抵抗力とは無関係
にベルト２５にて回転せしめられるため、これら固定フ
ェース１９と可動フェース２０間に相対回転カ生シる。
かったような場合には車軸８に負荷がかかり、この負荷
は歯車列Ｃ１被動軸９、クラッチアウタ１１、拡開索子
１６、駆動プレート１５、固定フェースボス１４を経て
固定フェース１９に伝達され、固定フェース１９０回転
を妨げる抵抗力として作用する。一方、可動フェース２
０は固定フェース１９に作用する前記抵抗力とは無関係
にベルト２５にて回転せしめられるため、これら固定フ
ェース１９と可動フェース２０間に相対回転カ生シる。
可動フェースボス２１のガイドビン２３はこれに作用す
る前記抵抗力によって生ずる反力を受け、該反力のカム
溝１４ａの傾斜方向の分力によって可動フエーンボス２
１及び可動フェース２０は第１図中右動し、固定フェー
ス１９と可動フェース２０間の間隔は狭められ、被動側
プーリ１８のベルト巻掛径は拡大し、逆に駆動側プーリ
２のそれは縮小し、後輪Ｂは減速されるとともに、トル
ク増幅され、必要な登板力が得られる。斯くして本変速
装置においては、回転速度及び負荷トルクに応じて適切
なる変速操作が成される。
る前記抵抗力によって生ずる反力を受け、該反力のカム
溝１４ａの傾斜方向の分力によって可動フエーンボス２
１及び可動フェース２０は第１図中右動し、固定フェー
ス１９と可動フェース２０間の間隔は狭められ、被動側
プーリ１８のベルト巻掛径は拡大し、逆に駆動側プーリ
２のそれは縮小し、後輪Ｂは減速されるとともに、トル
ク増幅され、必要な登板力が得られる。斯くして本変速
装置においては、回転速度及び負荷トルクに応じて適切
なる変速操作が成される。
ところで、本願発明においては、前述の如くガイドビン
２３のカム溝１４ａとの保合位置を従来のもののそれよ
り被動軸９に近づけたため、被動軸９の負荷に基づいて
ガイドビン２３に作用する釣合を考慮すれば明らかであ
る。
２３のカム溝１４ａとの保合位置を従来のもののそれよ
り被動軸９に近づけたため、被動軸９の負荷に基づいて
ガイドビン２３に作用する釣合を考慮すれば明らかであ
る。
次にガイドビン２３に作用する反力が増大することによ
り得られる効果を従来との比較において第３図に基づい
て説明する。
り得られる効果を従来との比較において第３図に基づい
て説明する。
第３図において、１４ａは本発明に係る変速機に形成さ
れたカム溝、１４ａ′は従来の変速機に形成されたカム
溝とし、これらカム溝１４ａ、１４ａ’の傾斜角を夫々
θ、θ′とする。又カム溝１４ａ。
れたカム溝、１４ａ′は従来の変速機に形成されたカム
溝とし、これらカム溝１４ａ、１４ａ’の傾斜角を夫々
θ、θ′とする。又カム溝１４ａ。
１４ａ′に係合するガイドピン２３．２３’は同図中略
中央位置にあり、これらに反力Ｆ、 Ｆ″′が図示の如
く作用しているものとする。今ガイドビン２３゜２３′
を夫々のカム溝１４ａ、１４ａ’に沿って移動させる力
、即ち反力Ｆ、Ｆ’のカム溝１４ａ、１４ａ’方向の分
力が相等しいものとすれば、次式が成立す・る。
中央位置にあり、これらに反力Ｆ、 Ｆ″′が図示の如
く作用しているものとする。今ガイドビン２３゜２３′
を夫々のカム溝１４ａ、１４ａ’に沿って移動させる力
、即ち反力Ｆ、Ｆ’のカム溝１４ａ、１４ａ’方向の分
力が相等しいものとすれば、次式が成立す・る。
Ｆ ｓｉｎθ” Ｆ’ｓｉｎθ′ ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・（１）前述の如＜Ｆ＞Ｆ’なる故 が成立し、これより θくθ′ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・（３）となる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・（１）前述の如＜Ｆ＞Ｆ’なる故 が成立し、これより θくθ′ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・（３）となる。
以上はガイドピンに作用する反力が大きければ、カム溝
の傾斜角を小さく設定し得ることを意味しており、これ
により同一の可動フェースの軸方向移動量ｔを得るため
には、ガイドピンの溝に沿っての移動量が小さくて済む
。即ち図示例について言えば、この移動量は次式で表わ
されるΔＸだけ・短縮できる。
の傾斜角を小さく設定し得ることを意味しており、これ
により同一の可動フェースの軸方向移動量ｔを得るため
には、ガイドピンの溝に沿っての移動量が小さくて済む
。即ち図示例について言えば、この移動量は次式で表わ
されるΔＸだけ・短縮できる。
又周方向移動量については
Δｙ＝ｔ（−θ′−−θ） ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・（５）だけ短縮化でき、
これにより固定フェース１９と可動フェース２０との相
対回転角が小さくなり、以ってベルトの耐久性向上、変
速機特性の改善等を図ることができる。
・・・・・・・・・・・・・・（５）だけ短縮化でき、
これにより固定フェース１９と可動フェース２０との相
対回転角が小さくなり、以ってベルトの耐久性向上、変
速機特性の改善等を図ることができる。
尚以上の実施例においては、自動変速機を特に自動二輪
車に適用した場合について説明したが、本変速機はその
他各種の機械に対して適用し得るものである。
車に適用した場合について説明したが、本変速機はその
他各種の機械に対して適用し得るものである。
以上の説明で明らかな如く本発明によれば、トルク検出
機構において、固定側フェースボス側に傾斜カム溝を形
成し、可動側フェース側に上記カム溝に係合するガイド
ピンを固設して該ガイドピンのカム溝との保合位置を被
動軸側へ移動せしめたため、被動軸の負荷に伴ってガイ
ドピンに作用する反力が増大し、以ってカム溝の傾斜角
を小さく設定し得、特性の改善、ベルトの耐久性向上等
を図ることができる。
機構において、固定側フェースボス側に傾斜カム溝を形
成し、可動側フェース側に上記カム溝に係合するガイド
ピンを固設して該ガイドピンのカム溝との保合位置を被
動軸側へ移動せしめたため、被動軸の負荷に伴ってガイ
ドピンに作用する反力が増大し、以ってカム溝の傾斜角
を小さく設定し得、特性の改善、ベルトの耐久性向上等
を図ることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本発明
に係る自動変速機の横断平面図、第２図は固定フェース
ボスの拡大展開図、第３図はガイドピンの作動説明図で
ある。 尚図面中１は駆動軸、２，１８は可変プーリ、３．１９
は固定フェース、４．２０は可動フェース、５はウェイ
トローラ、９は被動軸、１０は発進クラッチ、１４は固
定フェースボス、１４ａはカム溝、２１は可動フェース
ボス、２２はスプリング、２３はガイドピン、２５はＶ
ベルト、Ａは機関、Ｂは後輪、Ｃは減速歯車列である。
に係る自動変速機の横断平面図、第２図は固定フェース
ボスの拡大展開図、第３図はガイドピンの作動説明図で
ある。 尚図面中１は駆動軸、２，１８は可変プーリ、３．１９
は固定フェース、４．２０は可動フェース、５はウェイ
トローラ、９は被動軸、１０は発進クラッチ、１４は固
定フェースボス、１４ａはカム溝、２１は可動フェース
ボス、２２はスプリング、２３はガイドピン、２５はＶ
ベルト、Ａは機関、Ｂは後輪、Ｃは減速歯車列である。
Claims (1)
- 駆動軸と被動軸に固定フェースと可動フェースとから構
成されるベルトプーリを夫々配設し、これら両プーリ間
に張架されたベルトの上記各各のプーリに対する有効巻
掛径を駆動側に設げたウェイトローラに作用する遠心力
と被動側に設けたトルク検出機構により変更せしめるよ
うにしたベルト式自動変速機において、前記トルク検出
機構を固定側フェースに固着され、軸方向に長孔で周方
向に傾斜したカム溝を有して成る固定フェースボスと、
可動フェースに固着され、前記固定フェースボス外周に
軸方向に移動自在で周方向に回動自在に嵌合され、且つ
これに固定したガイドピンが上記固定フェースボスのカ
ム溝に係合して成る可動フェースボスとから構成したこ
とを特徴とするベルト式自動変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10586081A JPS588855A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | ベルト式自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10586081A JPS588855A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | ベルト式自動変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS588855A true JPS588855A (ja) | 1983-01-19 |
| JPS6125940B2 JPS6125940B2 (ja) | 1986-06-18 |
Family
ID=14418731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10586081A Granted JPS588855A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | ベルト式自動変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS588855A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6338560U (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-12 |
-
1981
- 1981-07-07 JP JP10586081A patent/JPS588855A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6338560U (ja) * | 1986-08-27 | 1988-03-12 | ||
| JPH0432121Y2 (ja) * | 1986-08-27 | 1992-07-31 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6125940B2 (ja) | 1986-06-18 |
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