JPS5888185A - ダイアモンド系超硬質積層工具材およびその製造法 - Google Patents
ダイアモンド系超硬質積層工具材およびその製造法Info
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- JPS5888185A JPS5888185A JP56183090A JP18309081A JPS5888185A JP S5888185 A JPS5888185 A JP S5888185A JP 56183090 A JP56183090 A JP 56183090A JP 18309081 A JP18309081 A JP 18309081A JP S5888185 A JPS5888185 A JP S5888185A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ダイアモンド系工具材に属するダイアモンド
系超硬質積層工具材およびその製造法に関するものであ
る。
系超硬質積層工具材およびその製造法に関するものであ
る。
本発明のダイアモンド系超硬質積層工具材は、極めて高
い硬度を有するも機械的に脆い性質があるために工具材
として不充分な材料であるダイアモンド系焼結体を補強
する手段として、硬度も高く機械的強度も強く熱伝導性
も良いステライトの粉末を板状に焼結した粉末焼結成形
体または板状に予備焼結した粉末板状予備焼結成形体を
容器内に層状に充填し、其の成形体の平坦な面の上にダ
イアモンド−コバルト混合粉末を層状に充填して充填積
層体を形成し、其の充填積層体を充填している容器を高
温高圧発生室内に装填して、其の容器内の充填積層体を
ダイアモンドの安定なる温度圧力条件を満足する焼結用
温度と焼結用圧力とのもとに曝らして、ステライト粉末
の焼結体の平坦な面上に、ダイアモンド−コバルト混合
粉末の焼結体が、其の焼結反応の行われるときに生成し
たコノ(ルトーステライト焼結合金より成る焼結中間層
を結合媒材として、層状に焼結していることを特徴とす
る積層焼結体であるダイアモンド系超硬質積層工具材で
あって、其の積層焼結体に2けるダイアモンド−コバル
ト混合粉末焼結体内部のコノ(ルト焼結組織が、焼結中
間層を形成しているコバルト−ステライト焼結組織を結
合媒材として、ステライト粉末焼結体におけるコノ(ル
トークロムータングステン系焼結合金に連続結合して形
成した金属連続組織によって、ダイアモンド−コバルト
混合粉末焼結体部と焼結中間層部とステライト粉末焼結
体部とが一体の焼結体を構成したダイアモンド系超硬質
積層工具材である。
い硬度を有するも機械的に脆い性質があるために工具材
として不充分な材料であるダイアモンド系焼結体を補強
する手段として、硬度も高く機械的強度も強く熱伝導性
も良いステライトの粉末を板状に焼結した粉末焼結成形
体または板状に予備焼結した粉末板状予備焼結成形体を
容器内に層状に充填し、其の成形体の平坦な面の上にダ
イアモンド−コバルト混合粉末を層状に充填して充填積
層体を形成し、其の充填積層体を充填している容器を高
温高圧発生室内に装填して、其の容器内の充填積層体を
ダイアモンドの安定なる温度圧力条件を満足する焼結用
温度と焼結用圧力とのもとに曝らして、ステライト粉末
の焼結体の平坦な面上に、ダイアモンド−コバルト混合
粉末の焼結体が、其の焼結反応の行われるときに生成し
たコノ(ルトーステライト焼結合金より成る焼結中間層
を結合媒材として、層状に焼結していることを特徴とす
る積層焼結体であるダイアモンド系超硬質積層工具材で
あって、其の積層焼結体に2けるダイアモンド−コバル
ト混合粉末焼結体内部のコノ(ルト焼結組織が、焼結中
間層を形成しているコバルト−ステライト焼結組織を結
合媒材として、ステライト粉末焼結体におけるコノ(ル
トークロムータングステン系焼結合金に連続結合して形
成した金属連続組織によって、ダイアモンド−コバルト
混合粉末焼結体部と焼結中間層部とステライト粉末焼結
体部とが一体の焼結体を構成したダイアモンド系超硬質
積層工具材である。
斯様なダイアモンド系超硬質積層工具材においては、基
材焼結体を形成しているステライト粉末焼結体εよびス
テライト粉末予備焼結体が上下の両面を平坦に成形して
2くことによって、其の平坦面の上に、焼結中間層を結
合媒材として、層状に焼結したダイアモンド−コノくル
ト混合粉末焼結体は全体が均等な厚さを形成しているこ
とによって、ダイアモンド系超硬質積層工具材を使用し
たチップを用いて切削作業を行う場合に割れ目の発生を
防止することとなるのであろ0 本発明は以上に説明したように、ダイアモンドの有する
極めて高い硬度を保持しながら其の弱点である脆さを機
械的に補強すると同時に切削/ 作業にて発生する高温度の熱を速やかに取り除くことの
できる熱伝導性の良い板状ステライト粉末焼結体の平坦
な面上に、焼結作業において生成したコバルト合金中間
層を結合媒材として板状のダイアモンド−コバルト混合
粉末焼結体を結合したダイアモンド系超硬質積層工具材
においては、ダイアモンド−コバルト混合粉末の焼結体
である刃材焼結体の内部に?いて海綿状構造を成して個
々のダイアモンド粒子の間に充塞すると共に其の個々の
ダイアモンド粒子に結合しているコバルト焼結組織が、
コノ(ルトーステライト焼結合金より成る焼結中間層を
結合媒材として、基材焼結体を形成しているステライト
粉末焼結組織に連続結合した連続金属組織を備えている
性能の高いダイアモンド系超硬質積層工具材を提供する
と共に其のダイアモンド系超硬質層工具材を製造する工
業的に優れた方法を提供することを目的とするものであ
る。
材焼結体を形成しているステライト粉末焼結体εよびス
テライト粉末予備焼結体が上下の両面を平坦に成形して
2くことによって、其の平坦面の上に、焼結中間層を結
合媒材として、層状に焼結したダイアモンド−コノくル
ト混合粉末焼結体は全体が均等な厚さを形成しているこ
とによって、ダイアモンド系超硬質積層工具材を使用し
たチップを用いて切削作業を行う場合に割れ目の発生を
防止することとなるのであろ0 本発明は以上に説明したように、ダイアモンドの有する
極めて高い硬度を保持しながら其の弱点である脆さを機
械的に補強すると同時に切削/ 作業にて発生する高温度の熱を速やかに取り除くことの
できる熱伝導性の良い板状ステライト粉末焼結体の平坦
な面上に、焼結作業において生成したコバルト合金中間
層を結合媒材として板状のダイアモンド−コバルト混合
粉末焼結体を結合したダイアモンド系超硬質積層工具材
においては、ダイアモンド−コバルト混合粉末の焼結体
である刃材焼結体の内部に?いて海綿状構造を成して個
々のダイアモンド粒子の間に充塞すると共に其の個々の
ダイアモンド粒子に結合しているコバルト焼結組織が、
コノ(ルトーステライト焼結合金より成る焼結中間層を
結合媒材として、基材焼結体を形成しているステライト
粉末焼結組織に連続結合した連続金属組織を備えている
性能の高いダイアモンド系超硬質積層工具材を提供する
と共に其のダイアモンド系超硬質層工具材を製造する工
業的に優れた方法を提供することを目的とするものであ
る。
次に、本発明のダイアモンド系超硬質積層工具材を製造
する2種の方法と其の製造法によって製造される本発明
のダイアモンド系超硬質積層工具材について説明する。
する2種の方法と其の製造法によって製造される本発明
のダイアモンド系超硬質積層工具材について説明する。
本発明の第一の製造法によってダイアモンド系超硬質積
層工具材を製造する場合に使用する原料には、ダイアモ
ンド粉末を78重量%乃至70重量%とコバルト粉末を
22重量%乃至30重量%との割合範囲内より選定した
割合にて混合した混合粉末を刃材用粉末とし、コバルト
−クロム−タングステン系ステライト粉末を円板状に焼
結した焼結体を基材用焼結体として使用する。斯様に調
製した原料を用いて焼結作業を行うに際しては、先づ、
容器内に其の容器の内側形状に適応した形状を成した円
板形の焼結体を層状に充填してステライト粉末焼結層状
体を形成し、其の上に、ダイアモンド−コバルト混合粉
末を層状に堆積充填してダイアモンド−コバルト混合粉
末層状体を形成して、基材用のステライト粉末焼結層状
体に刃材用のダイアモンド−コバルト混合粉末層状体を
積層した積層堆積体を構成する。其の積層堆積体を充填
した容器を高温高圧発生室内に装填する。次いで其の容
器内の積層堆積層を焼結する作業を予備焼結作業と本焼
結作業との2段階にて行い、其の予備焼結作業に2いて
使用する予備焼結用温度と予備焼結用圧力とを900℃
乃至1.100℃の範囲内の温度と40.000呻/d
乃至45゜500kg/6Aの範囲内の圧力とより選定
し、其の本焼結作業において使用する本焼結用温度と本
焼結用圧力とを1,500℃乃至1.500℃の範囲内
の温度とs o、 o o o輸/c!i乃至58,0
00−/dの範囲内の圧力とより選定し、次いで高温高
圧発生室内に装填した容器内の積層堆積体を焼結する作
業を始めるに当り、先づ、其の容器内の積層堆積体に選
定した予備焼結用圧力を加え、続いて、其の予備焼結用
圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐々に加熱して選
定した予備焼結用温度にまで昇温し、其の予備焼結用温
度を保持するに必要な加熱を10分間乃至60分間持続
する。この予備焼結用圧力と予備焼結用温度とのもとに
10分間乃至60分間曝らされた積層堆積体においては
、基材用のステライト粉末焼結層状体の上に層状にて積
層堆積されている刃材用のダイアモンド−コバルト混合
粉末層状体が不完全焼結して刃材用不完全焼結層状体を
生成すると同時に其の刃材用不完全焼結層状体の内部に
生成した不完全焼結コバルト組織と基材用焼結層状体を
形成しているステライト粉末焼結層状体とが刃材用不完
全焼結層状体の下面部と基材用焼結層状体の上面部との
接着部において不完全焼結して不完全焼結中間層を生成
して、基材用焼結層状体と不完全焼結中間層と刃材用不
完全焼結層状体とが一体となって不完全積層堆積体を生
成する。次いで、加えていた予備焼結用圧力を強めて選
定した本焼結用圧力にまで昇圧して、続いて、予備焼結
用温度を保持するために加えていた加熱を強めて選定し
た本焼結用温度にまで昇温しで、其の本焼結用温度を保
持するために必要な加熱を20分間乃至60分間持続す
る。この本焼結用圧力と本焼結用温度とのもとに20分
間乃至60分間曝らされた不完全焼結層状体においては
、基材用焼結層状体が基材用液相焼結層状体を生成する
と共に刃材用不完全焼結層状体も刃材用液相焼結層状体
を生成し、更に不完全焼結中間層もまた液層焼結中間層
を生成して、刃材用液相焼結層状体中のコバルト組織と
液相焼結中間層を形成しているコバルト−ステライト焼
結組織とが焼結すると同時に其の液相焼結中間層を形成
しているコバルト−ステライト焼結組織と基材用液相焼
結層状体を形成しているステライト粉末液相焼結組織と
が焼結して、基材用液相焼給体と液相焼結中間層と刃材
用液相焼結層状体とが一体を構成した液相積層堆積体を
生成する0次いで、加えていた本焼結用圧力は保持した
ままで、加熱のみを停止し、更に、高温高圧発生室を冷
、却して、その室内の温度を300℃にまで降温する。
層工具材を製造する場合に使用する原料には、ダイアモ
ンド粉末を78重量%乃至70重量%とコバルト粉末を
22重量%乃至30重量%との割合範囲内より選定した
割合にて混合した混合粉末を刃材用粉末とし、コバルト
−クロム−タングステン系ステライト粉末を円板状に焼
結した焼結体を基材用焼結体として使用する。斯様に調
製した原料を用いて焼結作業を行うに際しては、先づ、
容器内に其の容器の内側形状に適応した形状を成した円
板形の焼結体を層状に充填してステライト粉末焼結層状
体を形成し、其の上に、ダイアモンド−コバルト混合粉
末を層状に堆積充填してダイアモンド−コバルト混合粉
末層状体を形成して、基材用のステライト粉末焼結層状
体に刃材用のダイアモンド−コバルト混合粉末層状体を
積層した積層堆積体を構成する。其の積層堆積体を充填
した容器を高温高圧発生室内に装填する。次いで其の容
器内の積層堆積層を焼結する作業を予備焼結作業と本焼
結作業との2段階にて行い、其の予備焼結作業に2いて
使用する予備焼結用温度と予備焼結用圧力とを900℃
乃至1.100℃の範囲内の温度と40.000呻/d
乃至45゜500kg/6Aの範囲内の圧力とより選定
し、其の本焼結作業において使用する本焼結用温度と本
焼結用圧力とを1,500℃乃至1.500℃の範囲内
の温度とs o、 o o o輸/c!i乃至58,0
00−/dの範囲内の圧力とより選定し、次いで高温高
圧発生室内に装填した容器内の積層堆積体を焼結する作
業を始めるに当り、先づ、其の容器内の積層堆積体に選
定した予備焼結用圧力を加え、続いて、其の予備焼結用
圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐々に加熱して選
定した予備焼結用温度にまで昇温し、其の予備焼結用温
度を保持するに必要な加熱を10分間乃至60分間持続
する。この予備焼結用圧力と予備焼結用温度とのもとに
10分間乃至60分間曝らされた積層堆積体においては
、基材用のステライト粉末焼結層状体の上に層状にて積
層堆積されている刃材用のダイアモンド−コバルト混合
粉末層状体が不完全焼結して刃材用不完全焼結層状体を
生成すると同時に其の刃材用不完全焼結層状体の内部に
生成した不完全焼結コバルト組織と基材用焼結層状体を
形成しているステライト粉末焼結層状体とが刃材用不完
全焼結層状体の下面部と基材用焼結層状体の上面部との
接着部において不完全焼結して不完全焼結中間層を生成
して、基材用焼結層状体と不完全焼結中間層と刃材用不
完全焼結層状体とが一体となって不完全積層堆積体を生
成する。次いで、加えていた予備焼結用圧力を強めて選
定した本焼結用圧力にまで昇圧して、続いて、予備焼結
用温度を保持するために加えていた加熱を強めて選定し
た本焼結用温度にまで昇温しで、其の本焼結用温度を保
持するために必要な加熱を20分間乃至60分間持続す
る。この本焼結用圧力と本焼結用温度とのもとに20分
間乃至60分間曝らされた不完全焼結層状体においては
、基材用焼結層状体が基材用液相焼結層状体を生成する
と共に刃材用不完全焼結層状体も刃材用液相焼結層状体
を生成し、更に不完全焼結中間層もまた液層焼結中間層
を生成して、刃材用液相焼結層状体中のコバルト組織と
液相焼結中間層を形成しているコバルト−ステライト焼
結組織とが焼結すると同時に其の液相焼結中間層を形成
しているコバルト−ステライト焼結組織と基材用液相焼
結層状体を形成しているステライト粉末液相焼結組織と
が焼結して、基材用液相焼給体と液相焼結中間層と刃材
用液相焼結層状体とが一体を構成した液相積層堆積体を
生成する0次いで、加えていた本焼結用圧力は保持した
ままで、加熱のみを停止し、更に、高温高圧発生室を冷
、却して、その室内の温度を300℃にまで降温する。
この冷却作業を加えられた液相積層堆積体の内部にて液
相を成している金属部分は凝固して固相積層堆積体を生
成する。次いで、保持して、いた本焼結用圧力を常圧に
もどして高温高圧発生室内より固相積層堆積体である焼
結体を取り出すことを特徴とするダイアモンド系超硬質
積層工具材を製造する方法である。
相を成している金属部分は凝固して固相積層堆積体を生
成する。次いで、保持して、いた本焼結用圧力を常圧に
もどして高温高圧発生室内より固相積層堆積体である焼
結体を取り出すことを特徴とするダイアモンド系超硬質
積層工具材を製造する方法である。
本発明の製造法の第二の方法によって製造する場合に使
用する原料には、ダイアモンド粉末を78重量%乃至7
0重量%とコ・(ルト粉末を22重量%乃至50重量%
との割合範囲内より選定した割合にて混合した混合粉末
を刃材用粉末トシ、コバルト−クロム−タングステン系
ステライト粉末を円板状に予備焼結した予備焼結体を基
材用予備焼結成形体として使用する。
用する原料には、ダイアモンド粉末を78重量%乃至7
0重量%とコ・(ルト粉末を22重量%乃至50重量%
との割合範囲内より選定した割合にて混合した混合粉末
を刃材用粉末トシ、コバルト−クロム−タングステン系
ステライト粉末を円板状に予備焼結した予備焼結体を基
材用予備焼結成形体として使用する。
斯様に調製した原料を用いて、焼結作業を行うに際して
は、先ず、容器内に其の容器の内側形状に適応した形状
を成した円板形の予備焼結成形体を層状に充填してステ
ライト粉末予備焼結層状体を形成し、其の上に、ダイア
モンド−コバルト混合粉末を層状に堆積充填してダイア
モンド−コバルト混合粉末層状体を形成して、ステライ
ト粉末予備焼結層状体の上にダイアモンド−コバルト混
合粉末層状体を積層した積層堆積体を構成する。其の積
層堆積体を充填した容器を高温高圧発生室内に装填する
。次いで、其の容器内の積層堆積体を焼結する作業を予
備焼結作業と本焼結作業との2段階にて行い、其の予備
焼結作業において使用する予備焼結用温度と予備焼結用
圧力とをダイアモンドの安定なる温度圧力条件を満足す
る900℃乃至1.100°Cの範囲内の温度と40.
000 kglct&乃至45.500ky/crAの
範囲内の圧力とより選定し、其の本焼結作業に2いて使
用する本焼結用温度と本焼結用圧力とをダイアモンドの
安定なる温度圧力条件を満足する1、 300℃乃至1
.500℃の範囲内の温度と50,000にダ/d乃至
58. OOOkg/Cll1の範囲内の圧力とより選
定する。次いで、容器内に充填した積層椎体を焼結する
作業を始めるに当り、先−づ、其の容器内の積層堆積体
に選定した予備焼結用圧力を加え゛、続いて、其の予備
焼結用圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐々に加熱
して選定した予備焼結用温度にまで昇温しで、其の予備
焼結用温度を保持するに必要な加熱を10分間乃至60
分間持続する。
は、先ず、容器内に其の容器の内側形状に適応した形状
を成した円板形の予備焼結成形体を層状に充填してステ
ライト粉末予備焼結層状体を形成し、其の上に、ダイア
モンド−コバルト混合粉末を層状に堆積充填してダイア
モンド−コバルト混合粉末層状体を形成して、ステライ
ト粉末予備焼結層状体の上にダイアモンド−コバルト混
合粉末層状体を積層した積層堆積体を構成する。其の積
層堆積体を充填した容器を高温高圧発生室内に装填する
。次いで、其の容器内の積層堆積体を焼結する作業を予
備焼結作業と本焼結作業との2段階にて行い、其の予備
焼結作業において使用する予備焼結用温度と予備焼結用
圧力とをダイアモンドの安定なる温度圧力条件を満足す
る900℃乃至1.100°Cの範囲内の温度と40.
000 kglct&乃至45.500ky/crAの
範囲内の圧力とより選定し、其の本焼結作業に2いて使
用する本焼結用温度と本焼結用圧力とをダイアモンドの
安定なる温度圧力条件を満足する1、 300℃乃至1
.500℃の範囲内の温度と50,000にダ/d乃至
58. OOOkg/Cll1の範囲内の圧力とより選
定する。次いで、容器内に充填した積層椎体を焼結する
作業を始めるに当り、先−づ、其の容器内の積層堆積体
に選定した予備焼結用圧力を加え゛、続いて、其の予備
焼結用圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐々に加熱
して選定した予備焼結用温度にまで昇温しで、其の予備
焼結用温度を保持するに必要な加熱を10分間乃至60
分間持続する。
この予備焼結用圧力と予備焼結用温度のもとに10分曲
乃至60分間曝らされた積層堆積体においては、基材用
予備焼結体の上に層状にて積層充填されている刃材用の
ダイアモンド−コバルト混合粉末層状体が不完全焼結し
て刃材用不完全焼結層状体を生成すると同時に其の刃材
用不完全焼結層状体の内部に生成した不完全焼結コバル
ト組織と基材用予備焼結層状体におけるステライト粉末
予備焼結層状体とが、刃材用不完全焼結層状体の下面部
と基材用予備焼結層状体の上面部との接着部において不
完全焼結して不完全焼結中間層を生成して、基材用予備
焼結層状体と不完全焼結中間層と刃材用不完全焼結層状
体とが一体となって不完全焼結積層堆積体を生成する。
乃至60分間曝らされた積層堆積体においては、基材用
予備焼結体の上に層状にて積層充填されている刃材用の
ダイアモンド−コバルト混合粉末層状体が不完全焼結し
て刃材用不完全焼結層状体を生成すると同時に其の刃材
用不完全焼結層状体の内部に生成した不完全焼結コバル
ト組織と基材用予備焼結層状体におけるステライト粉末
予備焼結層状体とが、刃材用不完全焼結層状体の下面部
と基材用予備焼結層状体の上面部との接着部において不
完全焼結して不完全焼結中間層を生成して、基材用予備
焼結層状体と不完全焼結中間層と刃材用不完全焼結層状
体とが一体となって不完全焼結積層堆積体を生成する。
次いで、加えていた予備焼結用圧力を強めて選定した本
焼結用圧力にまで昇圧して、続いて、■イ焼結用温度を
保持するために加えていた加熱を強めて選定した本焼結
用温度にまで昇温しで、其の本焼結用温度を保持するた
めに必要な加熱を20分間乃至60分間持続す°ろ。こ
の本焼結用圧力と本焼結用温度とのもとに20分間乃至
60分間曝らされた不完全焼結積層堆積体においては、
基材用予備焼結層状体か、基材用液相焼結層状体を生成
すると共に刃材用不完全焼結層状体も刃材用液相焼結層
状体を生成し、更に、不完全焼結中間層もまた液相焼結
中間層を生成して、刃材用液相焼結層状体内部のコバル
ト組織と液相焼結中間層を形成しているコバルト−ステ
ライト焼結組織とが焼結すると同時に其の液相焼結中間
層を形成しているコバルト−ステライト焼結組織と基材
用液相焼結層状体を形成しているステライト粉末液相焼
結組織とが焼結して、基材用液相焼結層状体と液相焼結
中間層と刃材用液相焼結層状体とが一体を構成した液相
積層堆積体を生成する。
焼結用圧力にまで昇圧して、続いて、■イ焼結用温度を
保持するために加えていた加熱を強めて選定した本焼結
用温度にまで昇温しで、其の本焼結用温度を保持するた
めに必要な加熱を20分間乃至60分間持続す°ろ。こ
の本焼結用圧力と本焼結用温度とのもとに20分間乃至
60分間曝らされた不完全焼結積層堆積体においては、
基材用予備焼結層状体か、基材用液相焼結層状体を生成
すると共に刃材用不完全焼結層状体も刃材用液相焼結層
状体を生成し、更に、不完全焼結中間層もまた液相焼結
中間層を生成して、刃材用液相焼結層状体内部のコバル
ト組織と液相焼結中間層を形成しているコバルト−ステ
ライト焼結組織とが焼結すると同時に其の液相焼結中間
層を形成しているコバルト−ステライト焼結組織と基材
用液相焼結層状体を形成しているステライト粉末液相焼
結組織とが焼結して、基材用液相焼結層状体と液相焼結
中間層と刃材用液相焼結層状体とが一体を構成した液相
積層堆積体を生成する。
次いで、加えていた本焼結用圧力は保持したままで加熱
のみを停止し、更に、高温高圧発生室を冷却して、其の
室内の温度1300℃にまで降温する。この冷却作業を
加えられた液相積層堆積体は内部の液相を成している金
属部分が凝固して固相積層堆積体を生成する。次いで、
保持していた本焼結用圧力を常圧にもどして、高温高圧
発生室内より容器を押し出して、其の容器内より固相積
層堆積体である焼結体を取り出すことを特徴とするダイ
アモンド系超硬質積層工具材の製造法である。
のみを停止し、更に、高温高圧発生室を冷却して、其の
室内の温度1300℃にまで降温する。この冷却作業を
加えられた液相積層堆積体は内部の液相を成している金
属部分が凝固して固相積層堆積体を生成する。次いで、
保持していた本焼結用圧力を常圧にもどして、高温高圧
発生室内より容器を押し出して、其の容器内より固相積
層堆積体である焼結体を取り出すことを特徴とするダイ
アモンド系超硬質積層工具材の製造法である。
次に、本発明のダイアモンド系超硬質積層工具材を製造
する工程と製造して得たダイアモンド系超硬質積層工具
材について説明する。
する工程と製造して得たダイアモンド系超硬質積層工具
材について説明する。
実施例 1、
刃材用層状体を生成するダイアモンド−コバルト混合粉
末にはダイアモンド粉末が78重量%とコバルト粉末が
22重量%との割合の混合粉末を使用し、基材用層状体
を生成するコバルト−クロム−タングステン系ステライ
ト焼結体にはコバルトが68重量%とクロムが26重量
%とタングステンが5重量%と炭素が1.0重量%との
割合の組成を成せるステライト粉末(アトマイズド粉末
)の焼結体を使用した0斯様な原料を用いてダイアモン
ド系超硬質積層工具材を製造する作業を始むるに当り、
容器の内側形状に適応した形状を成した円板形のコバル
) −クロム−タングステン系ステライト粉末焼結体を
基材用焼結体として容器内に層状に充填してステライト
粉末焼結層状体を形成し、其の上に、ダイアモンド−コ
バルト混合粉末を刃材用混合粉末として層状に堆積充填
してダイアモンド−コバルト混合粉末層状体を形成して
、積層堆積体を構成した。次いで、積層堆積体を充填し
ている容器を高温高圧発生室内に装填した。次いで、其
の容器内の積層堆積体を焼結する作業を予備焼結作業と
本焼結作業との2段階にて行い、其の予備焼結作業にお
いて使用する予備焼結用温度と予備焼結用圧力とを1.
000℃の温度と45.000に9/−の圧力とを選定
し、其の本焼結用温度と本焼結用圧力とに1.450℃
の温度と55,000に9/−の圧力とを選定した。次
いで、容器内に充填した積層堆積体を焼結する作業を始
むるに当り、先づ、其の容器内の積層堆積体に選定した
予備焼結用圧力43,000kg/c4を加えた。続い
て、予備焼結用圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐
々に加熱して選定した予備焼結用温度1. OOOoC
Kまで昇温しで、其の予備焼結用温度を保持するに必要
な加熱を20分間持続した。次いで、加えていた予備焼
結用圧力を強めて選定した本焼結用圧力55.Ooo1
w/d’f−加えた0続いて、予備焼結用温度を保持す
るために加えていた加熱を強めて選定した本焼結用温度
にまで昇温しで、其の本焼結納用温度を保持するために
必要な加熱を30分間持続した。次いで、加えていた本
焼結用圧力は保持したままで加熱のみを停止し、更に・
高温高圧発生室を外部より水冷した。其の室内の温度が
500°CKまで降温した後に、保持していた焼結用圧
力を常圧にもどして、高温高圧発生室内より容器を押し
出し、其の容器内より焼結体を取り出した。得られた焼
結体は積層堆積体の焼結体であって、ステライト粉末焼
結体より成れる基材層状部と、コバルトとステライトと
の焼結合金より成る中間層状部と、ダイアモンド粉末と
コバルト粉末との混合粉末の焼結体より成る刃材層状部
とが層状に堆積して結合した積層焼結体であって、刃材
層状部の内部に2いて海綿状構造を成して個々のダイア
モンド粒子の間に充塞すると共に個々のダイアモンド粒
子に結合しているコバルト組織が中間層状部を形成して
いるコバルト−ステライト焼結合金層に焼結して結合し
、其の中間層状部を形成しているコバルト−ステライト
焼結合金層がコバルトークロム−タングステン系ステラ
イト粉末の焼結体より成る基材層状体に結合して、刃材
層状体内部のコバルト組織と中間層状部を形成している
コバルト−ステライト焼結合金層と基材層状体を形成し
ているステライト焼結体とが一体の金属焼結構造体を構
成して、其の金属焼結構造体におけるコバルト組織部が
個々のダイアモンド粒子を強固に結合している積層焼結
体を形成したダイアモンド系超硬質積層工具材であった
。
末にはダイアモンド粉末が78重量%とコバルト粉末が
22重量%との割合の混合粉末を使用し、基材用層状体
を生成するコバルト−クロム−タングステン系ステライ
ト焼結体にはコバルトが68重量%とクロムが26重量
%とタングステンが5重量%と炭素が1.0重量%との
割合の組成を成せるステライト粉末(アトマイズド粉末
)の焼結体を使用した0斯様な原料を用いてダイアモン
ド系超硬質積層工具材を製造する作業を始むるに当り、
容器の内側形状に適応した形状を成した円板形のコバル
) −クロム−タングステン系ステライト粉末焼結体を
基材用焼結体として容器内に層状に充填してステライト
粉末焼結層状体を形成し、其の上に、ダイアモンド−コ
バルト混合粉末を刃材用混合粉末として層状に堆積充填
してダイアモンド−コバルト混合粉末層状体を形成して
、積層堆積体を構成した。次いで、積層堆積体を充填し
ている容器を高温高圧発生室内に装填した。次いで、其
の容器内の積層堆積体を焼結する作業を予備焼結作業と
本焼結作業との2段階にて行い、其の予備焼結作業にお
いて使用する予備焼結用温度と予備焼結用圧力とを1.
000℃の温度と45.000に9/−の圧力とを選定
し、其の本焼結用温度と本焼結用圧力とに1.450℃
の温度と55,000に9/−の圧力とを選定した。次
いで、容器内に充填した積層堆積体を焼結する作業を始
むるに当り、先づ、其の容器内の積層堆積体に選定した
予備焼結用圧力43,000kg/c4を加えた。続い
て、予備焼結用圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐
々に加熱して選定した予備焼結用温度1. OOOoC
Kまで昇温しで、其の予備焼結用温度を保持するに必要
な加熱を20分間持続した。次いで、加えていた予備焼
結用圧力を強めて選定した本焼結用圧力55.Ooo1
w/d’f−加えた0続いて、予備焼結用温度を保持す
るために加えていた加熱を強めて選定した本焼結用温度
にまで昇温しで、其の本焼結納用温度を保持するために
必要な加熱を30分間持続した。次いで、加えていた本
焼結用圧力は保持したままで加熱のみを停止し、更に・
高温高圧発生室を外部より水冷した。其の室内の温度が
500°CKまで降温した後に、保持していた焼結用圧
力を常圧にもどして、高温高圧発生室内より容器を押し
出し、其の容器内より焼結体を取り出した。得られた焼
結体は積層堆積体の焼結体であって、ステライト粉末焼
結体より成れる基材層状部と、コバルトとステライトと
の焼結合金より成る中間層状部と、ダイアモンド粉末と
コバルト粉末との混合粉末の焼結体より成る刃材層状部
とが層状に堆積して結合した積層焼結体であって、刃材
層状部の内部に2いて海綿状構造を成して個々のダイア
モンド粒子の間に充塞すると共に個々のダイアモンド粒
子に結合しているコバルト組織が中間層状部を形成して
いるコバルト−ステライト焼結合金層に焼結して結合し
、其の中間層状部を形成しているコバルト−ステライト
焼結合金層がコバルトークロム−タングステン系ステラ
イト粉末の焼結体より成る基材層状体に結合して、刃材
層状体内部のコバルト組織と中間層状部を形成している
コバルト−ステライト焼結合金層と基材層状体を形成し
ているステライト焼結体とが一体の金属焼結構造体を構
成して、其の金属焼結構造体におけるコバルト組織部が
個々のダイアモンド粒子を強固に結合している積層焼結
体を形成したダイアモンド系超硬質積層工具材であった
。
実施例2゜
刃材用層状体を生成するダイアモンド−コバルト混合粉
末にはダイアモンド粉末を77重量%とコバルト粉末を
26重量%との割合の混合粉末を使用し、基材用層状体
を生成するコバルト−クロム−タングステン系ステライ
ト焼結体にはコバルトが45重量%とクロムが25重量
%とタングステンが15重量%と炭素が25重量%との
割合の組成を成せるステライト粉末(アトマイズド粉末
)の予備焼結体を使用した。
末にはダイアモンド粉末を77重量%とコバルト粉末を
26重量%との割合の混合粉末を使用し、基材用層状体
を生成するコバルト−クロム−タングステン系ステライ
ト焼結体にはコバルトが45重量%とクロムが25重量
%とタングステンが15重量%と炭素が25重量%との
割合の組成を成せるステライト粉末(アトマイズド粉末
)の予備焼結体を使用した。
斯様な原料を用いてダイアモンド系超硬質積層工具材を
製造する作業を始むるに当り、容器の内側形状に適応し
た形状を成した円板形のコバルト−クロム−タングステ
ン系ステライト粉末焼結体を基材用予備焼結体として容
器内に層状に充填してステライト粉末焼結層状体を形成
し、其の上にダイアモンド−コバルト混合粉末を刃材用
混合粉末として層状に堆積充填してダイアモンド−コバ
ルト混合粉末層状体を形成して、積層堆積体を構成した
。次いで、積層堆積体を充填している容器を高温高圧発
生室内に装填した。其の容器内の積層堆積体を焼結する
作業は実施例1の場合と同様にして行った。焼結作業を
終えて得た焼結体と同様に、ステライト粉末焼結体より
成る基材層状部と、コバルト−ステライト焼結合金より
成る中間層状部と、ダイアモンド−コバルト混合粉末の
焼結体より成る刃材層状部とが層状に堆積して結合した
積層焼結体であって、其の各層状部に2ける金属部分が
一体の金属焼結構造体を構成して、其の金属焼結構造体
にεけるコバルト組織部が個々のダイアモンド粒子を強
固に結合している積層焼結体を形成したダイアモンド系
超硬質積層工具材であった。
製造する作業を始むるに当り、容器の内側形状に適応し
た形状を成した円板形のコバルト−クロム−タングステ
ン系ステライト粉末焼結体を基材用予備焼結体として容
器内に層状に充填してステライト粉末焼結層状体を形成
し、其の上にダイアモンド−コバルト混合粉末を刃材用
混合粉末として層状に堆積充填してダイアモンド−コバ
ルト混合粉末層状体を形成して、積層堆積体を構成した
。次いで、積層堆積体を充填している容器を高温高圧発
生室内に装填した。其の容器内の積層堆積体を焼結する
作業は実施例1の場合と同様にして行った。焼結作業を
終えて得た焼結体と同様に、ステライト粉末焼結体より
成る基材層状部と、コバルト−ステライト焼結合金より
成る中間層状部と、ダイアモンド−コバルト混合粉末の
焼結体より成る刃材層状部とが層状に堆積して結合した
積層焼結体であって、其の各層状部に2ける金属部分が
一体の金属焼結構造体を構成して、其の金属焼結構造体
にεけるコバルト組織部が個々のダイアモンド粒子を強
固に結合している積層焼結体を形成したダイアモンド系
超硬質積層工具材であった。
上記の2種の製造法によって製造されろダイアモンド系
超硬質積層工具材は、コバルト−クロム−タングステン
系ステライト粉末の焼結体より成る基材層状部と、コバ
ルトとステライトとの焼結合金より成る中間層部と、ダ
イアモンド粉末とコバルト粉末との混合粉末の焼結体よ
り成る刃材層状部とが層状に堆積して結合した積層焼結
体であって、刃材1状部の内部にて海綿状構造を成して
個々のダイアモンド粒子の間に充塞スると共に個々のダ
イアモンド粒子に結合しているコバルト組織が、中間層
状部を形成しているコバルトとステライトとの焼結合金
層に焼結して結合し、其の中間層状部を形成しているコ
バルト−ステライト焼結合金層がコバルトークoムータ
ングステン系ステライト粉末の焼結体より成る基材層状
体に焼結し結合して、刃材層状体内部のコバルト組織と
中間層を形成しているコバルト−ステライト焼結合金層
と基材層状体を形成しているステライト焼結体とが一体
の金属焼結構造体を構成して、其の金属焼結構造体にお
けるコバルト組織部が個々のダイアモンド粒子を強固に
結合している積層焼結体を成していることを特徴とする
ダイアモンド系超硬質工具材である。
超硬質積層工具材は、コバルト−クロム−タングステン
系ステライト粉末の焼結体より成る基材層状部と、コバ
ルトとステライトとの焼結合金より成る中間層部と、ダ
イアモンド粉末とコバルト粉末との混合粉末の焼結体よ
り成る刃材層状部とが層状に堆積して結合した積層焼結
体であって、刃材1状部の内部にて海綿状構造を成して
個々のダイアモンド粒子の間に充塞スると共に個々のダ
イアモンド粒子に結合しているコバルト組織が、中間層
状部を形成しているコバルトとステライトとの焼結合金
層に焼結して結合し、其の中間層状部を形成しているコ
バルト−ステライト焼結合金層がコバルトークoムータ
ングステン系ステライト粉末の焼結体より成る基材層状
体に焼結し結合して、刃材層状体内部のコバルト組織と
中間層を形成しているコバルト−ステライト焼結合金層
と基材層状体を形成しているステライト焼結体とが一体
の金属焼結構造体を構成して、其の金属焼結構造体にお
けるコバルト組織部が個々のダイアモンド粒子を強固に
結合している積層焼結体を成していることを特徴とする
ダイアモンド系超硬質工具材である。
以上に説明した実施例にて製造したダイアモンド系超硬
質積層工具材より成るチップを工具シャンクにロウ付け
して構成した切削用工具におけるダイアモンド系積層チ
ップと、炭化タングステン粉末をコバルトにて焼結した
炭化タングステン焼結体より成るチップを工具シャンク
にロウ付けして構成した切削用工具VC′j6ける炭化
タングステン系チップと、を使用して切削作業を行った
場合の実績は次の如くであった。
質積層工具材より成るチップを工具シャンクにロウ付け
して構成した切削用工具におけるダイアモンド系積層チ
ップと、炭化タングステン粉末をコバルトにて焼結した
炭化タングステン焼結体より成るチップを工具シャンク
にロウ付けして構成した切削用工具VC′j6ける炭化
タングステン系チップと、を使用して切削作業を行った
場合の実績は次の如くであった。
アルミニウムが88重量%と珪素が12重量%との組成
を成したシルミンより成る直径80ミリ、長さ25ミリ
のピストン外径を切削する作業において、炭化タングス
テン系チップを使用した場合は一回の研磨にて連続して
490個切削できたのに対し、ダイアモンド系積層チッ
プを使用した場合は一回の研磨にて連続して14゜20
0個乃至18,300個切削できた。また、銅が88重
量%と錫が8重量%と亜鉛が4重量%との組成を成した
砲金より成る内径34ミリ長さ75ミリの軸受メタルの
内径を切削する作業において、炭化タングステン系チッ
プを使用した場合は一回の研磨にて連続して65個切削
できたのに対し、ダイアモンド系積層チップを使用した
場合は一回の研磨にて連続して1.650個乃至1.9
80個切削できた。これらの切削実験によって明かなよ
うに、アルミニウム合金材を切削する作業および銅合金
材を切削する作業に3いては、炭化タングステン系チッ
プに比較してダイアモンド系積層チップは著しく高い生
産性を実現することができた0
を成したシルミンより成る直径80ミリ、長さ25ミリ
のピストン外径を切削する作業において、炭化タングス
テン系チップを使用した場合は一回の研磨にて連続して
490個切削できたのに対し、ダイアモンド系積層チッ
プを使用した場合は一回の研磨にて連続して14゜20
0個乃至18,300個切削できた。また、銅が88重
量%と錫が8重量%と亜鉛が4重量%との組成を成した
砲金より成る内径34ミリ長さ75ミリの軸受メタルの
内径を切削する作業において、炭化タングステン系チッ
プを使用した場合は一回の研磨にて連続して65個切削
できたのに対し、ダイアモンド系積層チップを使用した
場合は一回の研磨にて連続して1.650個乃至1.9
80個切削できた。これらの切削実験によって明かなよ
うに、アルミニウム合金材を切削する作業および銅合金
材を切削する作業に3いては、炭化タングステン系チッ
プに比較してダイアモンド系積層チップは著しく高い生
産性を実現することができた0
Claims (3)
- (1) 容器内にて、コバルト−クロム−タングステ
ン系ステライト粉末の焼結成形体または予備焼結成形体
を層状に充填して基材用層状体を形成し、其の基材用層
状体の上にダイアモンド−コバルト混合粉末を層状に充
填して刃材用層状体を形成し、其の基材用層状体と刃材
用層状体とを層状に積層して積層堆積体を構成し、其の
構成した積層堆積体を充填している容器を高温高圧発生
室内に装填して、ダイアモンドの安定なる温度圧力条件
を満足する焼結用温度と焼結用圧力とのもとに曝らして
液相焼結積層堆積体を生成して、其の液相焼結積層堆積
体における刃材用液相焼結層状体内部のコバルト焼結組
織と基材用液相焼結層状体を形成しているステライト焼
結組織と刃材用液相焼結層状体の下面部に基材用液相焼
結層状体の上面部に接着して生成した液相焼結中間層状
体部を形成しているコバルト−ステライト焼結組織が連
続結合して一体の液相焼結積層堆積体を構成し、其の構
成した液相焼結積層堆積体を冷却して其の液相焼結積層
堆積体内部Q液相金属部分を凝固させて生成した固相積
層堆積体より成るダイアモンド系超硬質積層工具材であ
って、其の固相積層堆積体における刃材焼結体部である
ダイアモンド−コバルト混合粉末焼結体内部のコバルト
焼結組織か゛、其の刃材焼結体部の下面部と基材焼結体
部の上面部との接着部において生成している焼結中間層
部におけるコバルト−ステライト焼結合金層を結合媒材
として、基材焼結体部を形成しているコバルト−クロム
−タングステン系ステライト粉末焼結体部に連続結合し
た金属組織を備えていることを特徴とするダイアモンド
系超硬質積層工具材。 - (2)ダイアモンド粉末を78重量%乃至70重量%と
コバルト粉末を22重量%乃至50重量%との割合範囲
内より選定した割合にて混合した粉末を刃材用粉末とし
、コバルト−クロム−タングステン系メチライド粉末を
円板状に焼結した粉末焼結体を基材用焼結体とし、斯様
に調製した刃材用粉末と基材用焼結体とを用いてダイア
モンド系超硬質積層工具材を生成す−る作業を行うに当
り、容器の内側形状に適応した形状を成した円板形の基
材用焼結体を其の容器内に層状に充填してステライト粉
末焼結層状体を形成し、其の上に、ダイアモンド−コバ
ルト混合粉末を層状に堆積充填してダイアモンド−コバ
ルト混合粉末層状体を形成して、積層堆積体を構成し、
其の積層堆積体を充填している容器を高温高圧発生室内
に装填し、次いで、其の容器内の積層堆積体を焼結する
作業を予備焼結作業と本焼結作業との2段階にて行い、
其の予備焼結作業において使用する予備焼結用温度と予
備焼結用圧力とをダイアモンドの安定なる温度圧力条件
を満足する900℃乃至1.100℃の範囲内の温度と
40.000梅/−乃至45,500kg / c!の
範囲内の圧力とより選定し、其の本焼結作業において使
用する本焼結用温度と本焼結用圧力とをダイアモンドの
安定なる温度圧力条件を満足する1、300°C乃至1
.500°Cの範囲内の温度と50,0OOIQ/−乃
至58.000 kg/cJの範囲内の圧力とより選定
し、次いで、容器内に充填した積層堆き体を焼結する作
業を始むろに当り、先づ、其の容器内の積層堆積体に選
定した予備焼結用圧力を加え、続いて、其の予備焼結用
圧力を加えた状態にある積層堆積体を徐々に加熱して選
定した予備焼結用温度にまで昇温し、其の予備焼結用温
度を保持するために必要な加熱を10分間乃至60分間
持続し、次いで、加えていた予備焼結用圧力を強めて選
定した本焼結用圧力にまで昇圧し、続いて、予備焼結用
温度を保持するために加えていた加熱を強めて選定した
本焼結用温度にまで昇温し、其の本焼結用温度を保持す
るために必要な加熱を20分間乃至60分間持続し、次
いで、加えていた本焼結用圧力は保持したままで、加熱
のみを停止し一更に、高温高圧発生室を冷却し、其の室
内の温度が300℃にまで降温し念後に、保持していた
本焼結用圧力を常圧にもどして、高温高圧発生室内より
積層堆積体の焼結体を取り出すことを特徴とするダイア
モンド系超硬質積層工具材の製造法。 - (3) ダイアモンド粉末を78重量%乃至70重量
%とコバルト粉末を22重量%乃至50重量%との割合
範囲内より選定した割合にて混合した粉末を刃材用粉末
とし、コバルト−クロム−タングステン系ステライト粉
末を円板状に予備焼結した粉末予備焼結体を基材用予備
焼結体とし、斯様に調製した刃材用粉末と基材用予備焼
結体とを用いてダイアモンド系超硬質積層工具材を生成
する焼結作業を行うに当り、容器の内側形状に適応した
形状を成した円板形の基材用予備焼結成形体を其の容器
内に層状に充填してステライト粉末予備焼結層状体を形
成し、其の上に、ダイアモンド−コバルト混合粉末を層
状に堆積充填してダイアモンド−コバルト混合粉末層状
体を形成して、積層堆積体を構成し、其の積層堆積体を
充填しである容器を高温高圧発生室内に装填し、次いで
、其の容器内の積層堆積体を焼結する作業を予備焼結作
業と本焼結作業との2段階にて行い、其の予備焼結作業
において便用する予備焼結用温度と予備焼結用圧力とを
ダイアモンドの安定なる温度圧力条件を満足する900
℃乃至1.100°Cの範囲内の温度と40,000k
g/cr/i乃至45.500kf/dの範囲内の圧力
とより選定し、其の本焼結作業に2いて使用する本焼結
用温度と本焼結用圧力とをダイアモンドの安定なる温度
圧力条件を満足する1、 300℃乃至1,500℃の
範囲の温度とs o、 o o o初/d乃至58.0
00kg / cr/iの範囲内の圧力とより選定し、
次いで、容器内に充填し念積層堆積体を焼結する作業を
始めるに当り、先ず、其の容器内の積層堆積体に選定し
た予備焼結用圧力を加え、続いて、其の予備焼結用圧力
を加えた状態にある積層堆積体を徐々に一加熱して選定
した予備焼結用温度にまで昇温し、其の予備焼結用温度
を保持するために必要な加熱を10分間乃至60分間持
続し、次いで、加えていた予備焼結用圧力を強めて選定
した本焼結用圧力にまで昇圧し、続いて、予備焼結用温
度を保持するために加えていた加熱を強めて選定した本
焼結用温度にまで昇温し、其の本焼結用温度を保持する
ために必要な加熱を20分間乃至60分間持続し、次い
で、加えていた本焼結用圧力は保持したままで加熱のみ
を停止し、更に、高温高圧発生室を冷却し、其の室内の
温度が300”Cにまで降温した後に、保持していた本
焼結用圧力を常圧にもどして、高温高圧発生室内より積
層堆積体の焼結体を取り出すことを特徴とするダイアモ
ンド系超硬質積層工具材の製造法0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56183090A JPS6049591B2 (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | ダイアモンド系超硬質積層工具材およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56183090A JPS6049591B2 (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | ダイアモンド系超硬質積層工具材およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5888185A true JPS5888185A (ja) | 1983-05-26 |
JPS6049591B2 JPS6049591B2 (ja) | 1985-11-02 |
Family
ID=16129578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56183090A Expired JPS6049591B2 (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | ダイアモンド系超硬質積層工具材およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049591B2 (ja) |
-
1981
- 1981-11-17 JP JP56183090A patent/JPS6049591B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6049591B2 (ja) | 1985-11-02 |
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