JPS588659B2 - 鋳込カゴ形回転子の製造方法 - Google Patents
鋳込カゴ形回転子の製造方法Info
- Publication number
- JPS588659B2 JPS588659B2 JP14129676A JP14129676A JPS588659B2 JP S588659 B2 JPS588659 B2 JP S588659B2 JP 14129676 A JP14129676 A JP 14129676A JP 14129676 A JP14129676 A JP 14129676A JP S588659 B2 JPS588659 B2 JP S588659B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cast
- casting
- blade
- space
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Induction Machinery (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
鋳込カゴ形回転子に於いては鋳込時に発生するガスや、
湯道に残っていた空気などの影響でバーエンドリングあ
るいは冷却扇などの中に巣が発生することがある。
湯道に残っていた空気などの影響でバーエンドリングあ
るいは冷却扇などの中に巣が発生することがある。
この巣は電動機の特性に、はなはだ悪い影響を与える。
すなわち、ある場合には必要なトルクが出す、運転不能
になることがあり、ある場合には回転バランスがとれな
く、振動発生の原因になることもある。
になることがあり、ある場合には回転バランスがとれな
く、振動発生の原因になることもある。
本発明者等は、この巣の発生を防止するだめの研究を種
々行って来た。
々行って来た。
その結果冷却扇を鋳込む鋳込空間の位置を特定すること
に依って、従来に比べ、はるかに巣の発生を少くするこ
とに成功した。
に依って、従来に比べ、はるかに巣の発生を少くするこ
とに成功した。
第1図は従来の鋳込カゴ形回転子の展開図であるが、ま
ずこの図を用いて巣のできる原因について説明する。
ずこの図を用いて巣のできる原因について説明する。
1は回転子鉄心、2は回転子鉄心に設けたスロット、3
はスロット内に鋳込んだバー、4a,4bは回転子鉄心
1の両側に於いてバー3を接続するエンドリング、5a
,5bは冷却用の羽根である。
はスロット内に鋳込んだバー、4a,4bは回転子鉄心
1の両側に於いてバー3を接続するエンドリング、5a
,5bは冷却用の羽根である。
従来のものはこの図にあるように回転子鉄心1を挾んで
両側に位置する羽根5a,5bの基部6a,6bが軸線
方向f0に重なっていた。
両側に位置する羽根5a,5bの基部6a,6bが軸線
方向f0に重なっていた。
このような回転子は回転子鉄心1を収納する収納部とエ
ンドリング4a,4bを形成するための空間部と、羽根
5a,5bを形成するだめの空間部とを有する形の中へ
回転子鉄心を設置して鋳込作業が行われる。
ンドリング4a,4bを形成するための空間部と、羽根
5a,5bを形成するだめの空間部とを有する形の中へ
回転子鉄心を設置して鋳込作業が行われる。
そして湯口は一方の羽根5aを形成する空間の先端部p
1に設けられ、ガス抜用の小さな孔は他方の羽根5bを
形成する空間の先端部ヅに設けられる。
1に設けられ、ガス抜用の小さな孔は他方の羽根5bを
形成する空間の先端部ヅに設けられる。
そのため湯は点線矢印で示すように流れ、バー3、エン
ドリング4a,4b羽根5a.5bが形成される。
ドリング4a,4b羽根5a.5bが形成される。
これから明らかなように湯口に近い方の羽根5aから湯
口に遠い方の羽根5bまで湯が流れるには、羽根5a,
5bを形成する空間とスロット2との位置の関係で距離
的にかなりの差があることが分る。
口に遠い方の羽根5bまで湯が流れるには、羽根5a,
5bを形成する空間とスロット2との位置の関係で距離
的にかなりの差があることが分る。
従って夫々のスロット2を通ってエンドリング4bを形
成しる空間に至った湯には、かなりの温度差が生じ4そ
のためにより冷えた湯はガスを通す機能が低下し、とれ
が巣を作る原因になっていることが分つた。
成しる空間に至った湯には、かなりの温度差が生じ4そ
のためにより冷えた湯はガスを通す機能が低下し、とれ
が巣を作る原因になっていることが分つた。
そこで、本発明では回転子鉄心をはさんで位置する一方
の羽根を鋳込む鋳込空間から他方の羽根を鋳込む鋳込空
間へ各バーを鋳込む鋳込空間及び両エンドリングを鋳込
む鋳込空間を介して至る名各最も短かい距離が、両羽根
を鋳込む鋳込空間が軸線方向にならんでいる状態よりも
平均化するように、回転子鉄心をはさんで位置する両羽
根を鋳込む鋳込空間の位置を、軸線方向に重ならないよ
うにづらす。
の羽根を鋳込む鋳込空間から他方の羽根を鋳込む鋳込空
間へ各バーを鋳込む鋳込空間及び両エンドリングを鋳込
む鋳込空間を介して至る名各最も短かい距離が、両羽根
を鋳込む鋳込空間が軸線方向にならんでいる状態よりも
平均化するように、回転子鉄心をはさんで位置する両羽
根を鋳込む鋳込空間の位置を、軸線方向に重ならないよ
うにづらす。
そして一方の羽根鋳込空間の先端から湯を注入し、他方
の羽根鋳込空間の先端から各空間内の空気を抜くように
する。
の羽根鋳込空間の先端から各空間内の空気を抜くように
する。
このようにすることに依り、夫々のスロットを通って湯
口から遠いエンドリングを形成する空間に至る湯の温度
はかなり平均化され、且つ最も温度の低い湯でも従来の
最も温度の低い湯より低下するととがなくなる。
口から遠いエンドリングを形成する空間に至る湯の温度
はかなり平均化され、且つ最も温度の低い湯でも従来の
最も温度の低い湯より低下するととがなくなる。
従って巣の発生が従来に比べてはるかに少くなるのであ
る。
る。
第2図は本発明方法に依って構成した回転子の一例を示
す展開図の一部であり、スロット数60,片側の羽根枚
数15枚の場合の例である。
す展開図の一部であり、スロット数60,片側の羽根枚
数15枚の場合の例である。
この場合には4つのスロットに対して片側当り1枚の羽
根5aがつぐことになる。
根5aがつぐことになる。
この場合、他方の羽根5bは隣接する羽根5a,5bの
中間点に設けることにした。
中間点に設けることにした。
この場合の各スロット2a〜2dを通る羽根5aを鋳込
む鋳込空間から5bを鋳込む鋳込空間へ至る最短距離を
計算すると次の通りである。
む鋳込空間から5bを鋳込む鋳込空間へ至る最短距離を
計算すると次の通りである。
2a及び2c l+2K+2M ・・・(1
)2b及び2d .ff+(1+1)K+2M=l
+2K+2M ・・・(2) つまり全部 l+2K+2M となる。
)2b及び2d .ff+(1+1)K+2M=l
+2K+2M ・・・(2) つまり全部 l+2K+2M となる。
但しKは2πr/スロット数、lはスロット2の長さ、
rは回転子鉄心の半径、Mはエンドリング鋳込空間の軸
間の軸方向寸法である。
rは回転子鉄心の半径、Mはエンドリング鋳込空間の軸
間の軸方向寸法である。
これに対して従来のものでは羽根5bを鋳込む鋳込空間
は5aを鋳込む鋳込空間と共に同一軸線上にあるから点
線で5b’として示す位置になる。
は5aを鋳込む鋳込空間と共に同一軸線上にあるから点
線で5b’として示す位置になる。
この場合について同様に計算すると
2a J+2M ・・・(
3)2b及び2d l+2K+2M ・・・
(4)2c J+(2+2)K+2M=l+
4K+2M ・・・(5) となり差が大き〈しかも(2)と(5)とを比べてみる
と、はるかに(5)の大きいことが分る。
3)2b及び2d l+2K+2M ・・・
(4)2c J+(2+2)K+2M=l+
4K+2M ・・・(5) となり差が大き〈しかも(2)と(5)とを比べてみる
と、はるかに(5)の大きいことが分る。
第3図はスロット数60で片側羽根枚数が12枚の場合
の例である。
の例である。
なお、この場合は1スロット分スキューを付してある。
この場合について第2図に示したものと同様、計算する
と次の通りである。
と次の通りである。
2a及び2e l+1.5K+2M ・・・
(6)2b J+(1+2.5)K+2M=
/?+3.5K+2M ・・・(7)2c
J+(2+1.5)K+2M=J+3.5K+2M
・−・(8) 2d J+(3+0.5)K+2M=J+3
.5K+2M ・・・(9)これに対し従来のもの
は羽根5bを鋳込む鋳込空間は点線で5b′として示す
位置にあるから2a及び2b J+IK+2M
・(10)2C及び2e J+3K+2M
・(11)2d l+5K+2M
・・・(12)となる。
(6)2b J+(1+2.5)K+2M=
/?+3.5K+2M ・・・(7)2c
J+(2+1.5)K+2M=J+3.5K+2M
・−・(8) 2d J+(3+0.5)K+2M=J+3
.5K+2M ・・・(9)これに対し従来のもの
は羽根5bを鋳込む鋳込空間は点線で5b′として示す
位置にあるから2a及び2b J+IK+2M
・(10)2C及び2e J+3K+2M
・(11)2d l+5K+2M
・・・(12)となる。
これから従来のものの方がはるかに距離の差が犬き〈、
且つ(7)〜(9)と(12)とを比べた場合、はるか
に(12)の方が大きいことが分る。
且つ(7)〜(9)と(12)とを比べた場合、はるか
に(12)の方が大きいことが分る。
第1図は従来の方法で鋳込んだ回転子の一部を示す展開
図、第2図第3図は夫々本発明方法で鋳込んだ回転子の
異なる実施例を示す一部の展開図である。 3ぱバー、4a,4bはエンドリング、5a,5bは羽
根。
図、第2図第3図は夫々本発明方法で鋳込んだ回転子の
異なる実施例を示す一部の展開図である。 3ぱバー、4a,4bはエンドリング、5a,5bは羽
根。
Claims (1)
- 1 バーと、エンドリングと、該エンドリングに連なり
、軸方向に伸びる冷却用の羽根とを鋳込に依って一体に
構成する方法に於いて、回転子鉄心をはさんで位置する
一方の前記羽根を鋳込む鋳込空間から他方の前記羽根を
鋳込む鋳込空間へ前記各バーを鋳込む鋳込空間及び前記
両エンドリングを鋳込む鋳込空間を介して至る各々最も
短い距離が前記両羽根を鋳込む鋳込空間が軸線方向にな
らんでいる状態よりも平均化するように前記回転子鉄心
をはさんで位置する前記両羽根を鋳込む鋳込空間の位置
を軸線方向に重ならないようにづらして設け且つ一方の
前記羽根鋳込空間の先端から湯を注入し、他方の前記羽
根鋳込空間の先端から前記各空間内の空気を抜くように
したことを特徴とする鋳込カゴ形回転子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14129676A JPS588659B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 鋳込カゴ形回転子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14129676A JPS588659B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 鋳込カゴ形回転子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5365907A JPS5365907A (en) | 1978-06-12 |
JPS588659B2 true JPS588659B2 (ja) | 1983-02-17 |
Family
ID=15288572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14129676A Expired JPS588659B2 (ja) | 1976-11-26 | 1976-11-26 | 鋳込カゴ形回転子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588659B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6315261U (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-01 | ||
JPH0578460B2 (ja) * | 1984-06-08 | 1993-10-28 | Gen Motors Corp |
-
1976
- 1976-11-26 JP JP14129676A patent/JPS588659B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0578460B2 (ja) * | 1984-06-08 | 1993-10-28 | Gen Motors Corp | |
JPS6315261U (ja) * | 1986-07-17 | 1988-02-01 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5365907A (en) | 1978-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10284053B2 (en) | Electric motor | |
US7377746B2 (en) | Airfoil cooling circuits and method | |
US2618756A (en) | Liquid cooled electrical machine | |
EP1391581B1 (en) | Gas turbine moving blade | |
JPH0819218A (ja) | 回転電機の冷却構造 | |
EP2149967A2 (en) | Sealed type electric rotating machine | |
JP3238344B2 (ja) | ガスタービン静翼 | |
JP2000314301A (ja) | ガスタービン動翼用の内部冷却回路 | |
JP2007259674A (ja) | 回転電機の回転子 | |
JPS5956832A (ja) | 電気機器の鉄心 | |
JP6820272B2 (ja) | 低流量枠状チャネルを備えるタービンブレード後縁 | |
JPH10184387A (ja) | ガスタービン | |
JP6472765B2 (ja) | 回転電機 | |
JPS588659B2 (ja) | 鋳込カゴ形回転子の製造方法 | |
JP4897587B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2000265802A (ja) | ガスタービン動翼冷却通路連絡路 | |
US4163163A (en) | Non-salient pole synchronous electric generator | |
CN102570670B (zh) | 带有内隔片的转子及使用该转子的电机 | |
JPH0517361B2 (ja) | ||
JP7163677B2 (ja) | 回転機械 | |
JP3707250B2 (ja) | 回転電気機械の円筒形回転子 | |
JPS61118504A (ja) | ガスタ−ビン空冷案内羽根 | |
JP2014117087A (ja) | 回転電機 | |
JPH04207935A (ja) | 回転電機 | |
JPS5848702A (ja) | ガスタ−ビン空冷翼 |