JPS5886085A - 酵素の固定化法 - Google Patents
酵素の固定化法Info
- Publication number
- JPS5886085A JPS5886085A JP18307881A JP18307881A JPS5886085A JP S5886085 A JPS5886085 A JP S5886085A JP 18307881 A JP18307881 A JP 18307881A JP 18307881 A JP18307881 A JP 18307881A JP S5886085 A JPS5886085 A JP S5886085A
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- Japan
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- enzyme
- polyamide
- urease
- immobilized
- invertase
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- Pending
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- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酵素の固定化法に関する。
従来高分子材料をマトリックスとする酵素の固定化は包
括法によって行なわれてきたが、この方法に従って得ら
れる固定化酵素は活性の経時変化が大きく実用上満足の
できるものではなかった。
括法によって行なわれてきたが、この方法に従って得ら
れる固定化酵素は活性の経時変化が大きく実用上満足の
できるものではなかった。
本発明者らは安定性の改良された一高活性の固定化酵素
を得るべく鋭意検討した結果、以下に述べる本発明に到
達した。すなわち本発明は、6級窒素を有するポリアミ
ドを4−級化し次いでこれに酵素を結合せしめることを
特徴とする酵素の固定化法である。本発明に用いられる
3級窒素を有するポリアミドとは、4級化可能な塩基性
6級窒素を主鎖または側鎖に持つポリアミR2は低級ア
ルキル基、特にメチルまたはエチル基)を側鎖に有する
ポリアミドが特に好ましく用いられる。かかるポリアミ
ドの具体例としては、次の式で示される繰返し単位を主
鎖に含む重合体をあげることができる。
を得るべく鋭意検討した結果、以下に述べる本発明に到
達した。すなわち本発明は、6級窒素を有するポリアミ
ドを4−級化し次いでこれに酵素を結合せしめることを
特徴とする酵素の固定化法である。本発明に用いられる
3級窒素を有するポリアミドとは、4級化可能な塩基性
6級窒素を主鎖または側鎖に持つポリアミR2は低級ア
ルキル基、特にメチルまたはエチル基)を側鎖に有する
ポリアミドが特に好ましく用いられる。かかるポリアミ
ドの具体例としては、次の式で示される繰返し単位を主
鎖に含む重合体をあげることができる。
’i: NH(CH2)n CHCO’3−(ただしn
は4〜10特に4もしくは10;R工。
は4〜10特に4もしくは10;R工。
R2は低級アルキル基特にメチルまたはエチル基である
) 本発明において4級化のために使用される試薬は、ハロ
ゲン化アルキル、ハロゲン化アルコールなどである。こ
こで分子中のハロゲン(Br。
) 本発明において4級化のために使用される試薬は、ハロ
ゲン化アルキル、ハロゲン化アルコールなどである。こ
こで分子中のハロゲン(Br。
CIもしくは■)は通常1もしくは2個であり、炭素数
は1〜19のものが用いられる。このような4級化試薬
の具体例としては、C2H5Br。
は1〜19のものが用いられる。このような4級化試薬
の具体例としては、C2H5Br。
CIC2H4Br、 HOC2H4Br1(CH3)2
CHBr1CH3(CH2)15 B rおよびグリセ
0− ルー、(!、 α’ −ジハロゲンヒドリン(1
,3ジブロム2プロパツール)などをあげることができ
る。水酸基を含有する4級化試薬を用いた場合には、固
定化酵素の活性が他の試薬を用いた場合と比較して増加
し基質との親和性も増すので好ましい。
CHBr1CH3(CH2)15 B rおよびグリセ
0− ルー、(!、 α’ −ジハロゲンヒドリン(1
,3ジブロム2プロパツール)などをあげることができ
る。水酸基を含有する4級化試薬を用いた場合には、固
定化酵素の活性が他の試薬を用いた場合と比較して増加
し基質との親和性も増すので好ましい。
本発明方法によって固定化される酵素に特に限定はない
か、例えばウレアーゼ、インベルターゼなどをあげるこ
とができる。
か、例えばウレアーゼ、インベルターゼなどをあげるこ
とができる。
次に本発明を好ましい実施態様に基いて説明する。
3級窒素を有するポリアミドとしては、前記(1)の式
で示される繰返し単位と(−NH(CH2)mCH2−
Co−)(mは4もしくはio)で示される繰返し単位
(旧とを含む〔ただしく1)の割合が10〜100モル
%である〕アルコールに可溶性の(共重合)ポリアミド
を用いる。
で示される繰返し単位と(−NH(CH2)mCH2−
Co−)(mは4もしくはio)で示される繰返し単位
(旧とを含む〔ただしく1)の割合が10〜100モル
%である〕アルコールに可溶性の(共重合)ポリアミド
を用いる。
このポリアミドのエタノール溶液に4級化試薬を加え6
0〜80℃で1〜4時間加熱還流した後溶液を流延し、
エタノールを蒸発させフィルム状に成形加工する。この
フィルムをpH5〜6の緩衝液に浸し重合体のイオン性
基を平衡にし減圧乾燥して水分を除去する。次いで、必
要に応じて固定化する酵素の等電点と同じpHの緩衝液
中に入れ、平衡にせしめる。このように処理されたフィ
ルムを酵素飽和溶液中に4〜20℃で12〜72時間浸
すことによって目的とする酵素固定化物が得られる。
0〜80℃で1〜4時間加熱還流した後溶液を流延し、
エタノールを蒸発させフィルム状に成形加工する。この
フィルムをpH5〜6の緩衝液に浸し重合体のイオン性
基を平衡にし減圧乾燥して水分を除去する。次いで、必
要に応じて固定化する酵素の等電点と同じpHの緩衝液
中に入れ、平衡にせしめる。このように処理されたフィ
ルムを酵素飽和溶液中に4〜20℃で12〜72時間浸
すことによって目的とする酵素固定化物が得られる。
なお、水に可溶なジアルキルアミノ基を有するポリアミ
ド溶液に、グリセロール−α、αパ−/ブロムヒドリン
などの水酸基をもつジハロゲン化物および飽和酵撫溶液
を加え、常温で7〜24時間穏やかに攪拌すると可溶性
重合体がゲル化し、ゲル状の固定化酵素が得られる。
ド溶液に、グリセロール−α、αパ−/ブロムヒドリン
などの水酸基をもつジハロゲン化物および飽和酵撫溶液
を加え、常温で7〜24時間穏やかに攪拌すると可溶性
重合体がゲル化し、ゲル状の固定化酵素が得られる。
実施例1゜
前記式(1)においてn = 4、R,=R2=メチル
の繰返し単位36モル%および前記式(II)において
m = 4の繰返し単位67モル%からなる共重合ポリ
アミド51を20m/のエタノールに溶解し、5グのエ
チルブロマイドを加え60℃で2時間加熱還流した。こ
の溶液をテフロン板上に・広げ常法に従ってフィルム状
物を得た。残留溶媒を水で十分に抽出し蒸留水で洗浄後
、インベルターゼ飽和水溶液中に4℃で24時間浸し固
定化インベルターゼを得た。固定化インベルターゼは、
Z等電点pH4,5の緩衝液中4〜10℃で保存した。
の繰返し単位36モル%および前記式(II)において
m = 4の繰返し単位67モル%からなる共重合ポリ
アミド51を20m/のエタノールに溶解し、5グのエ
チルブロマイドを加え60℃で2時間加熱還流した。こ
の溶液をテフロン板上に・広げ常法に従ってフィルム状
物を得た。残留溶媒を水で十分に抽出し蒸留水で洗浄後
、インベルターゼ飽和水溶液中に4℃で24時間浸し固
定化インベルターゼを得た。固定化インベルターゼは、
Z等電点pH4,5の緩衝液中4〜10℃で保存した。
調整後、直ちに活性を測定した結果、T)H4,5’I
cm×1cmのフィルム状インベルターセはZOμmo
l/minの速度でしょ糖を分解した。
cm×1cmのフィルム状インベルターセはZOμmo
l/minの速度でしょ糖を分解した。
なお1.サッカロースの定量には、テトラゾリウム法を
使用した。
使用した。
実施例2゜
実施例1においてインベルターゼに代えてウレアーゼを
用い、種々の4級化試薬を使用して同様の実験を行々つ
た。
用い、種々の4級化試薬を使用して同様の実験を行々つ
た。
なお、ウレアーゼの等電点け5.5であるので保存はp
H5,5の0.2Mリン酸緩衝液中、4〜10℃で保存
した。得られた固定化ウレアーゼから1 cm X 1
cmのフイ・ルム状サンプルを作成し、アンモニア発
生量を測定してウレアーゼ活性を調べた(アンモニア発
生量はインドフェノール法によって定量した)。また各
々の固定化ウレアーゼについてミカエリス定数(KM)
を求めた(KMが小さいほど基質との親和性が高い)。
H5,5の0.2Mリン酸緩衝液中、4〜10℃で保存
した。得られた固定化ウレアーゼから1 cm X 1
cmのフイ・ルム状サンプルを作成し、アンモニア発
生量を測定してウレアーゼ活性を調べた(アンモニア発
生量はインドフェノール法によって定量した)。また各
々の固定化ウレアーゼについてミカエリス定数(KM)
を求めた(KMが小さいほど基質との親和性が高い)。
これらの結果を第1表に示す。
第 1 表
4級化試薬 活性t)(μmol/m1n) KM
(CH3)2CHBr 3.8 15.38CH
3(CH2)+5Br 2.9 10.50C2H
5Br 6.7 4.65CIC2H4Br
5.52 4.76HOC2H4Br963,2
2 固定化しないウレアーゼ 6,91
4.31実施例ろ。
(CH3)2CHBr 3.8 15.38CH
3(CH2)+5Br 2.9 10.50C2H
5Br 6.7 4.65CIC2H4Br
5.52 4.76HOC2H4Br963,2
2 固定化しないウレアーゼ 6,91
4.31実施例ろ。
前記式(1)においてn = 4、R1= R2=メチ
ルの繰返し単位からなるポリアミド5vをpH7,5の
緩衝液中に溶解し、グリセロール−α、α′−ジブロム
ヒドリン57を加え、更にlウレアーゼ飽和溶液2 m
lを加え、常温で、9時間穏かに攪拌を続けると、ゲル
状ポリアミド固定化物が得られた。未反応物をpH5,
5の0.2 M緩衝液で良く洗浄し直ちに活性を測定し
た結果、ゲル(wet y) I S’当りpH7,
5において3μmol/m i nのアンモニアを生成
した。
ルの繰返し単位からなるポリアミド5vをpH7,5の
緩衝液中に溶解し、グリセロール−α、α′−ジブロム
ヒドリン57を加え、更にlウレアーゼ飽和溶液2 m
lを加え、常温で、9時間穏かに攪拌を続けると、ゲル
状ポリアミド固定化物が得られた。未反応物をpH5,
5の0.2 M緩衝液で良く洗浄し直ちに活性を測定し
た結果、ゲル(wet y) I S’当りpH7,
5において3μmol/m i nのアンモニアを生成
した。
特許出願人 東 し 株 式 会 社399−
Claims (1)
- (1)6級窒素を有するポリアミドを4級化し、次いで
これに酵素を結合せしめることを特徴とする酵素の固定
化法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18307881A JPS5886085A (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 酵素の固定化法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18307881A JPS5886085A (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 酵素の固定化法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5886085A true JPS5886085A (ja) | 1983-05-23 |
Family
ID=16129365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18307881A Pending JPS5886085A (ja) | 1981-11-17 | 1981-11-17 | 酵素の固定化法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5886085A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999043780A1 (en) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Buckman Laboratories International, Inc. | Enzyme stabilizing polyamide oligomers |
US8497107B2 (en) | 2008-09-30 | 2013-07-30 | Fresenius Medical Care Holdings, Inc. | Covalently immobilized enzyme and method to make the same |
-
1981
- 1981-11-17 JP JP18307881A patent/JPS5886085A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999043780A1 (en) * | 1998-02-27 | 1999-09-02 | Buckman Laboratories International, Inc. | Enzyme stabilizing polyamide oligomers |
US8497107B2 (en) | 2008-09-30 | 2013-07-30 | Fresenius Medical Care Holdings, Inc. | Covalently immobilized enzyme and method to make the same |
US9187744B2 (en) | 2008-09-30 | 2015-11-17 | Fresenius Medical Care Holdings, Inc. | Covalently immobilized enzyme and method to make the same |
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