JPS588548B2 - ビ−ム径を変化させる方法 - Google Patents

ビ−ム径を変化させる方法

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JPS588548B2
JPS588548B2 JP51136450A JP13645076A JPS588548B2 JP S588548 B2 JPS588548 B2 JP S588548B2 JP 51136450 A JP51136450 A JP 51136450A JP 13645076 A JP13645076 A JP 13645076A JP S588548 B2 JPS588548 B2 JP S588548B2
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diameter
target
lens
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ウエン−チヤン・コ
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/3002Details
    • H01J37/3007Electron or ion-optical systems
    • HELECTRICITY
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/10Lenses
    • H01J37/12Lenses electrostatic

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、荷電粒子のビーム特にイオン・ビーム又は電
子ビームの径の制御に関するものであり、更に具体的に
は、イオン・ビーム又は電子ビームによるパターンの書
込みにおいて、このようなビームの径を制御する方法に
関するものである。
イオン・ビーム書込み又は電子ビーム書込みは、集積回
路の製造に利用される最近の技術であって、イオン又は
電子の集束ビームがターゲットに照射される。
このようなビームは、ターゲット上に所定の幾何学的パ
ターンを生成するため、予め決められたやり方で走査さ
れる。
ビームの直径は、イオンの場合には約1ミクロンであり
、電子の場合番まサフ゛ミクロンである。
例えば雑誌IEEETransaction on E
lectronDeviceの1970年6月号(Vo
l.ED17、:A6)の446乃至449頁に掲載さ
れているE.D−Wolf外による論文“Electr
on Beamand Ion Bean Fabri
cated MicrowaveSwith”に記載さ
れているように、ターゲットとしてフォトレジストで被
覆された集積回路ウエハを用いた場合には、ビーム走査
によって生成されるのは露光 書込み技術は、雑誌Journal of Appli
edPhysicsの1974年3月号(Vol−45
、No.3)の1416乃至1422頁に掲載されてい
る,R.L−Seliger外による論文“Focus
ed IonBeams in Micro fabr
ication”に述べられているように、半導体基板
に所定の導電型のイオンを注入して、集積回路の能動及
び受動素子を形成するようなイオン注入にも応用するこ
とができる。
集積回路の製造においては、ウエハ表面上にビームによ
って形成される即ち“書込まれる”選択されたパターン
に、横方向の寸法が変化する領域が含まれる場合がある
このような領域を最も効率よく形成するためには、プロ
グラムされた書込み処理中にビームの寸法を変化させる
ことができれば、それが一査望ましいであろうが、従来
のビーム書込み方法では、特にビーム書込み処理中にお
けるビームの径の変更は極めてやっかいである。
例えば、イオン注入システムには、ビーム径を変えるこ
とのできる回転可能な磁極挿入部材を用いた分析磁石が
見受けられるが、このような磁極片の変動は、手動で行
われるのが普通であり、従って、磁極挿入部材の調整を
行うためには、書込み処理を一旦中止することが必要で
ある。
明らかにこのようなビーム径変更方法は、ウエハ表面に
対するプログラムされた連続イオン書込み処理には不適
である。
ビーム径を変化させる別の方法として、集束レンズ又は
加速レンズの間隔を変えるものがある。
しかしながら、この方法もまた手動で行わねばならず、
従って前に述べた方法と同じような欠点がある。
ビーム径を変化させる更に別の方法は、集束レンズ又は
加速レンズに供給される電圧のレベルを変えるものであ
る。
この方法は、書込み処理を中止させることな《実行する
ことができるが、この方法による如何なる変化も球面収
差を生じさせる。
勿論このような球面収差は補償されねばならないが、こ
れを連続的に補償するための手段はおそらくはかなり複
雑であり、連続ビーム書込み処理での使用は難しい。
従って、本発明の目的は、ビーム書込み処理を中止させ
ることなく荷電粒子ビームの径を変化させるための方法
を提供するにある。
本発明に従えば、イオン又は電子の如き荷電粒子のビー
ムでターゲットを衝撃する際に、ビーム源から発生され
たビームは、レンズで集束された後、筒状の導電部材の
中を通される。
この導電部材は、ビームとの間に間隔を有してこれと同
軸関係になるように設けられる。
即ち、筒状導電部材の中空部の断面はビームの直径より
も大きく、そしてビームは、この筒状導電部材の中をそ
の軸線に沿って通過する。
導電部材には選択された直流電位が印加され、そしてこ
の電位を変えることによってビーム径が制御される。
ビーム径を増加させる場合には、印加電位は接地電位か
ら離れる方向へ、即ち、絶対値が大きくなる方向へ変化
される。
従って正電位はより正の方に、また負電位の場合にはよ
り負の方に変化される。
これと反対に、印加電位の絶対値を減少させると、ビー
ム径は減少される。
筒状導電部材は、その少なくとも一部がレンズとビーム
の間にあるように配置されるのが好ましい。
最良の結果を得るためには、ビームの焦点がターゲット
のところへくるようにすべきである。
あとで詳細に説明するように、筒状導電部材の電位レベ
ルを変化させると、ビーム中の1次粒子即ち実効粒子を
中和させる2次粒子の空間電荷が変化される。
この空間電荷における変化は、ビーム径に影響を及ぼす
中和されないビームにおいては、1次粒子の電荷は、ビ
ーム径に影響を及ぼす横方向電界を生成する。
ビーム径を変化させるにあたって、このような空間電荷
制御を最も有効に使用するためには、比較的高いビーム
電流を利用するのが好ましい。
最良の結果を得るためにはビーム電流は少なくとも次の
大きさを有している必要がある。
上式においてV0は荷電粒子の加速電圧をボルトで表わ
したものであり、m1は粒子の質量をキログラムで表わ
したものであり、r0はレンズの主面におけるビームの
半径を表わし、そしてLは主面から焦点までの距離を表
わしている。
筒状導電部材の構造は、ビームの軸に垂直な面にある筒
状導電部材の内側表面のすべての点がビームの軸から等
距離のところにあるのが好ましい。
この条件を満たす最も簡単な簡状構造は円筒又は中空の
円錐台である。
本発明め良好な実施例においては、筒状導電部材はター
ゲットに近接して配置され、そしてビーム径は、選択さ
れた直流電位をターゲットに印加することによっても制
御される。
ターケットへの印加電位は、次に説明する筒状導電部材
への印加電位との相互作用によってビーム径を制御する
筒状導電部材への印加電位が接地レベルに保たれ、且つ
ターゲットへの印加電位が接地レベル以上に保たれてい
る(負にならない)場合には、ターゲットの電位を増加
することによりビーム径を大きくしたり、ターゲットの
電位を減少させることによりビーム径を小さくしたりす
ることができる。
また、筒状導電材料への印加電位が接地レベル以外のレ
ベルにあれば、ビーム径は、ターゲットへの印加電位を
接地電位から離れる方向に変化させることによって、大
きくすることができ、これと反対に接地電位の方へ変化
させると、小さくすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の良好な実施例につ
き、イオン注入装置を例にとって説明するが、本発明の
原理は、電子ビーム装置においてビーム径を変化させる
場合にも同様に適用されるものである。
第1図には、本発明のビーム径制御方法が使用されるイ
オン注入装置が示されているが、これは例えば米国特許
第3756862号明細書に記載されているような通常
のイオン注入装置である。
第1図の装置は、通常のイオン源12を含んでいる。
図示の例では、フィラメント電源13から電力を供給さ
れる熱フィラメントを用いた電子衝撃型のイオン源が使
用されているが、この池にも、振動電子放電モードで動
作する任意のイオン源を使用することができる。
イオン・ビームは、引出し電極16の働きによって、イ
オン源12から開孔15を介して引出される。
加速電極としても知られている引出し電極16は、イオ
ン源12からイオンを引出すための減速電源14によっ
て負の電位に維持され、またソース電源17は、陽極電
源11によって正の電位に維持される。
接地電位に保たれる減速電極18も備えられる。
これらのバイアス電位は、装置の動作において変化され
てもよい。
なお、22及び23は各々ソレノイド電源及び引出し電
源である。
図示のような電極構成によってイオン源12から引出さ
れたビ ムは、ビーム路19に沿って分析磁石20の方
へ送られる。
ビームは、分析磁石20の一方の側に置かれている開孔
プレー及び分析磁石20の池方の側に置かれているマス
ク限定開孔プレート24の組合わせによって更に限定さ
れる。
限定されたビームは、加速器25の中を通過する。
加速器25としては、エネルギー・レベルにして30K
evから数Mevまでイオン・ビームを加速する定勾配
加速器が好ましいが、1973年にWiley−Int
erscience社から出版されたR−G−Wils
on外の教科書“Ion Beams”の227乃至2
46頁及び420乃至430頁に述べられているような
任意のイオン・ビーム加速器を用いてもよい。
加速されたビームは、次いでステアリング・プレート2
6及び27の間を通過する。
これらのプレートは、ビーム書込み処理に要求される所
定の幾何学的パターンでのビームの静電走査即ち偏向を
行うため、各々並行対として構成される。
ステアリング・プレート対26は、ビームをX方向に偏
向させ、一方、ステアリング・プレート対21はビーム
をY方向に偏向させる。
ビームは、これらのステアリング・プレート対26及び
27によって所定の方向に偏向された後、ターゲット2
9上にビームの焦点を結ぶ集束レンズ28を通過する。
このレンズ28としては、通常の単レンズ特に上述のS
elinger外の論文に詳述されているようなLie
bmann型の単レンズを使用してもよい。
またイオン注入による集積回路の製造においては、半導
体ウエハがターゲット29として使用される。
レンズ28を通過したビームは、ターゲット29に到達
する前に、金属の如き導電材料から成る筒状部材30の
中を通される。
この筒状部材30には電源Veが接続されており(これ
は、あとで説明するように、処理中に変化される)、ま
たターゲット29には、導電性のウエハ支持体31を介
して電源Vtが接続されている。
電源Vtも、本発明に従って変化させることができる。
次に、上で説明したイオン・ビーム書込み装置,に関連
させて本発明の方法を詳述する。
ビームの形成及び輸送並びに並行プレート対26及び2
7でのビームの走査乃至偏向は、従来通りの方法で行わ
れる。
従って、以下では、レンズ28,M状部材30及びター
ゲット290部分を拡大して示した第2図を参照しなが
ら、本発明について説明する。
ビーム32と同軸関係にある筒状部材30は、このビー
ム32を十分に包囲していることが必要である。
筒状部材30の形状は円筒が好ましいが、本発明の方法
は、ビーム32と同軸関係にある別の形状の筒状部材を
用いても、同じように実施することができる。
前にも述べたように、簡状部材30は、ビーム軸に垂直
な面内にある内側表面上のすべての点がビーム軸から等
距離のところにあるように構成されるのが好ましい。
例えば、ビーム32の軸36に垂直な一点鎖線で表わさ
れている面33を考えてみると、この面33内にある筒
状部材30の内側表面上の点33及び34は、軸36か
ら等距離のところにある。
円錐台の形をした筒状部材もこのような条件を満たして
おり、従って本発明で用いることができる。
筒状部材30は、ターゲット29(今の場合はウエハ)
から電気的に絶縁されており、更に、導電性支持体31
の上に載置されているターゲット・ウエハ29から少し
離されている。
ターゲット29は静止しており、ビーム32はステアリ
ング・プレート26及び27によって、ターゲット29
0表面を走査される。
簡状部材30への印加電位Ve及びターゲット29への
印加電位Vtが共に接地電位であるような初期動作条件
のもとでは、ビーム32の直径は、第2図に実線で示さ
れているようなものになろう。
これは、ビーム32の最小直径を表わしている。
ビームの直径は、電位Veを接地電位から離れる方向に
増加させることにより、即ち、Veをより正又は負にす
ることにより、この最小値から増加される。
例えば、図示の装置において、Veが+45ボルト又は
−150ボルトに増加されると、ビームの直径は、約1
ミクロンの最小値から約5ミクロンの最大値(破線32
Bで示される)まで増加される。
勿論、別の破線32Aで示されるように、Veを接地電
位から或る正又は負の中間電位まで増加させれば、最小
値と最大値との間の値を有するビーム径が得られる。
また所望であれば、ターゲット・ウエハ29への印加電
位Vtを変化させることによって、ビーム径を更に変化
させることもできる。
この場合、Vtの変化による影響は、簡状部材30への
印加電位Veの最終レベルに関係している。
即ち、Veの最終電位が正又は負で、接地電位でなけれ
ば、ビーム径は、Vtを接地電位から離れる方向に変化
させる(絶対値を大きくする)ことによって増加され、
またVtを接地電位の方向に変化させる(絶対値を小さ
くする)ことによって減少される。
これに対し、Veの最終電位がもし接地電位であれば、
Vtの初期値が負の場合には、Vtの変化はビーム径に
影響を及ぼさず、またVtの初期値が負でなければ(接
地レベル又は正)、ビーム径はVtの増加に伴って大き
くなり、Vtの減少に伴って小さぃなる。
ここで注意しておきたいことは、ve及びVtの変化の
相互作用に関する上の説明では、Vtの変化が開始され
る前にVeの変化が終っているものと仮定されているこ
とである。
勿論、両者の変化は同時に行われてもよい。
しかしながら、これらの変化によるビーム径の予想され
る変化を計算する際には、Vtの変化が始まる前にVe
の変化が終っているものと仮定すると、計算手順が簡単
になる。
本発明の方法を効果的に実施するためには、ビーム電流
は少なくとも次の大きさを有していることが好ましい。
V0は、荷電された1次粒子(イオン・ビームではイオ
ン、電子ビームでは電子)の加速電圧をボルトで表わし
たものであり、m1は1次粒子の質量をキログラムで表
わしたものであり、r0はレンズ系28の主面における
ビーム半径であり、そしてLはレンズ系28の主面から
焦点までの距離である。
レンズ28の主面は、第2図に一点鎖線37で示されて
いる。
レンズ系28のような単レンズ系においては、主面37
は中央レンズの中央を通っている。
レンズ系28の焦点は、ターゲット・ウエハ29のとこ
ろに谷わせられる。
なお、ビーム電流の大きさを表わす一般式の誘導につい
ては、例えば前述のR−G−Wilson外の教科書に
も説明されているが、これは本発明とは直接関係がない
ので、式の誘導に関する説明は省略する。
ビーム電流の大きさを上述のようにすると、Veの変化
がビーム径に及ぼす効果は、主ビームの方へ引きつげら
れてけれを中和する2次粒子(イオン・ビームにおける
2次電子又は電子ビームにおける2次イオン)の雲にお
ける変化に起因するものと考えられる。
この場合、筒状部材30へ印加される電位Veの変化が
2次粒子の電に影響を及ぼすものと考えられ乞。
例えば、Veが接地電位から正の方向に変化されると、
ビーム32に伴う電子の雲からより多くの電子が筒状部
材30の方へ引きつげられる。
この結果、中和されないビームが生成され、そしてビー
ム中の正イオンの相互反発により、ビームを横切る方向
に電界(横方向電界)が生じる。
この結果、ビームは拡がる。
これと反対に、正の電位Veを接地電位の方向に減少さ
せると、電子が筒状部材30からビーム32の方へ引き
つけられて、ビーム32をより強く中和し、横方向電界
を弱くする。
この結果、ビーム32は収縮する。
もしVeが接地電位又は負の電位にあれば、Veの負方
向への増加は、ビーム径に対して上と同様な影響を及ぼ
す。
筒状部材30の負電位は、電子の雲を反発して、これを
筒状部材30の開孔端38及び39から外へ出そうとす
る。
この時、ターゲット29がv1 によって負にバイアス
されていると、電子の雲は主として開孔端38から外へ
出される。
ビームを中和する電子の雲が縮小した結果、前述の横方
向電界が生成されて、ビーム径が大きくなる。
これに対し、負の電位Veが接地電位の方向に減少され
ると、ビームを中和する電子の雲が増えて、ビーム径が
小さくなる。
前記述べたVtの変化がビーム径に及ぼす影響も、Ve
の最終レベルと関連させて同じ様に説明することができ
る。
Vtを接地電位から正の方向に変化させると、Veの最
終値に関係なく、ビーム径が大きくなるが、これは、タ
ーゲット29の近傍における2次電子の雲が、より正に
荷電されたターゲット29に引きつけられている高レベ
ルの電子のために縮小するからである。
これと反対に、正の電位Vtが接地電位に向って減少さ
れると、ターゲット29の近傍におけるビームの電子雲
が元の状態に復帰するので、ビーム径は再び小さくなる
一方、Vtが接地電位から離れる方向に向ってより負に
されると、Veの最終電位が接地電位でない限り、ビー
ム径は拡がる。
例えば、もしVeが正であれば、ターゲット29の電位
Vtをより負にすることによって反発されるターゲット
近傍の電子雲は、正にバイアスされた筒状部材30の方
へ引きつけられる。
このようにして電子雲が縮小すると、ビーム径は拡がる
これに対し、電子の雲を元に戻して、ビーム径を小さく
したい場合には、ターゲット29の負の電位が減少され
る。
同様に、もしVeが負で、筒状部材30が負にバイアス
されていたとすると、Vtが接地電位から離れる方向に
向ってより負にされた場合には、互いに反発しあう電子
の雲は、部材30の負バイアスにより、更に強く反発し
あい、部材30の後部開孔38から外に出る。
これと反対の作用も、同じように説明することができる
最後に、もしVeの最終値が接地電位であって、Vtが
接地電位から離れる方向に向ってより負にされると、反
発する2次電子の雲は行く所がなくターゲット29の近
傍に蓄積して、如何なるビーム径の拡大をも妨げる。
以上の論理的説明は、ビーム径の拡大又は縮小に及ぼす
Ve及びVtの変化の影響を観測した結果に基いてなさ
れたものである。
所望であれば、第2図に破線で示されているように、単
に電流計40を筒状部材30及びターゲット29へ接続
するだけで、筒状部材30及びターゲット290組合わ
せをファラデー箱として用いてビーム電流を測定するこ
ともできる。
この場合、筒状部材30の壁及びターゲット29を流れ
る電流の和が、全ビーム電流を与える。
本発明の方法においては、ビーム書込み処理に使用され
るビームの寸法は、簡状部材30の直径に比べてかなり
小さいので、ビーム電流の測定に際して、筒状部材30
の壁を接地することは不要である。
イオン・ビームの場合には、筒状部材30の壁を接地電
位又は正の電位にしておくと、ビーム電流を正確に測定
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施することのできるイオン注入装置
の一例を示す略図、第2図は第1図の装置のうち本発明
の実施に関係する部分を拡大して示した図である。 11,13,14,22,23・・・・・・電源、12
・・・・・・イオン源、15・・・・・・開孔、16・
・・・・・引出し電極、17・・・・・・ソース電極、
18・・・・・・減速電極、19・・・・・・ビーム路
、20・・・・・・分析磁石、21・・・・・・開孔プ
レート、24・・・・・・マスク限定開孔プレート、・
25・・・・・・加速器、26,27・・・・・・ステ
アリング・プレート、28・・・・・・レンズ、29・
・・・・・ターゲット、30・・・・・・筒状部材、3
1・・・・・・ターゲット支持体、32・・・・・・ビ
ーム、31・・・・・・レンズの主面、40・・・・・
・電流計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1荷電粒子のビームをレンズで集束してターゲットを衝
    撃する際に該ビームの径を変化させるための方法にして
    、 上記ビームのビーム電流を少なくとも の大きさに設定し(ただし、Voは上記荷電粒子の加速
    電圧をボルトで表わし、m,は上記粒子の質量をキログ
    ラムで表わ宅、roは上記レンズの主面における上記ビ
    ームの半径を表わし、Lは上記主面から上記レンズの焦
    点までの距離を表わしている)上記レンズによって集束
    されたビームを、上記ビームとの間に間隔をおいて上記
    ビームと同軸関係になるように設けられた導電性筒状部
    材の中を通過させ、該導電性簡状部材へ選択された直流
    電位を印加し、上記ビームの径を大きくする場合には上
    記電位を接地電位から離れる方向に向かって変化させ、
    上記ビームの径を小さくする場合には上記電位を接地電
    位へ向かう方向に変化させることを特徴とするビーム径
    をi化させるための方法。 2荷電粒子のビームをレンズで集束してターゲットを衝
    撃する際に、該ビームの径を変化させるための方法にし
    て、 上記ビームのビーム電流を少なくとも の大きさに設定し(ただし、v0は上記荷電粒子の加速
    電圧をボルトで表わし、m1は上記荷電粒子の質量をキ
    ログラムで表わし、r6は上記レンズの主面における上
    記ビームの半径を表わし、Lは上記主面から上記レンズ
    の焦点までの距離を表わしている)、上記レン女によっ
    て集束されたビームを、上記ビームとの間に間隔をおい
    て上記ビームと同軸関係になるように設けられた導電性
    筒状部材の中を通過させ、該筒状部材及び上記ターゲッ
    トへ選択された直列電位を印加し、上記簡状部材への印
    加電位が接地電位で且つ上記ターゲットへの印加電位が
    接地電位以上に保たれる場合には、上記ビームの径を大
    きくするために上記ターゲットへの印加電位を増加させ
    、また上記ビームの径を小さくするために該印加電位を
    減少させ、上記筒状部材への印加電位が接地電位でない
    場合には、上記ビームの径を大きくするために上記ター
    ゲットへの印加電位を接地電位から離れる方向に向って
    変化させ、また上記ビームの径を小さくするために該印
    加電位を接地電位へ向かう方向に変化させることを特徴
    とするビーム径を変化させるための方法。
JP51136450A 1975-12-15 1976-11-15 ビ−ム径を変化させる方法 Expired JPS588548B2 (ja)

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JPS5274198A JPS5274198A (en) 1977-06-21
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