JPS58848A - 製菓用に適したチ−ズ類の製造法 - Google Patents

製菓用に適したチ−ズ類の製造法

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JPS58848A
JPS58848A JP9558881A JP9558881A JPS58848A JP S58848 A JPS58848 A JP S58848A JP 9558881 A JP9558881 A JP 9558881A JP 9558881 A JP9558881 A JP 9558881A JP S58848 A JPS58848 A JP S58848A
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JP
Japan
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cheese
rennet
added
texture
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP9558881A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Yoshida
秀明 吉田
Tomoko Edayoshi
枝吉 智子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58848A publication Critical patent/JPS58848A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は製菓用に適したチーズ類の製造番こ関し、詳し
くはレンネットを微量添加使用することによってプリン
、ケーキ等の製菓に使用したときなめらかな組織と良好
な口溶は性を付与するチーズ類の製造法に関する。
従来、製菓用に汎用されているチーズ類としてクリーム
チーズが挙げられるが、かかるクリームチーズは熟成さ
せない軟質チーズとして古くから知られ、一般に長時間
法と短時間法があり、凝乳剤としてスターターが用いら
れ、他にレンネットが併用される。前者では約1%のス
ターターを加え一夜で、後者では5〜10%のスタータ
ーを接種し15時間程熱熟成後ンネットを加え約3,5
時間で、夫々カードを生成させる( Setting 
)。後者は短時間で所要のカード硬度にするために、前
者の長時間法に比べ多量のスターターが用いられ、レン
ネットが併用されるが、かかるレンネットの使装置は通
常5〜50ppm程度である。これらの凝乳機構として
、スターターによる酸凝固の場合はカゼイン等電点付近
におけるミセルの凝集により、またレンネット使用の場
合はカゼインミセル表面のに一カゼインが作用を受はミ
セル表面の疏水性化により夫々カードが形成される。
本発明者らは、チーズケーキの製造を検討する過程で凝
乳剤としてスターターのみを使用した場合とにンネット
を併用した場合とで夫々製造して得たクリームチーズを
使用して比較したところ、得られたチーズケーキは次の
ような性状を呈した。
即°ち、スターターのみによるクリームチーズを使用し
たチーズケーキは組織がなめらか(長所)であ、るが、
ゴム状を呈し口触けの悪い食感(短所)を示した。これ
に対し、レンネットを併用したクリームチーズではパサ
パサした組織(短所)を呈したが、口触けの良い食感(
長所)であった。このような短所は蛋白質性溶液中の蛋
白質成分として脱脂粉乳を使用した場合顕著に現われた
。本発明者らは、上記短所を改善すべく鋭意検光を進め
た結果、意外にもレンネットを微量添加して得たチーズ
を使用することによって短所は勿論のこと、長所もより
一層改善できるという知見を得た。本発明はかかる知見
に基ついて完成されたものである。即ち本発明は、油脂
質成分と蛋白質性溶液及び乳酸菌スターターとから熟成
工程を含まなG)力)または該工程時間の短かいチーズ
類を製造する1こ際して、原材料全量に対しレンネ・ッ
トを4 PPm以下の量で添加することを骨子とする製
菓用1こ適したチーズ類の製造法である。
本発明においてチーズ類とは、原料として牛乳、脱脂乳
或はクリームを使用するチーズを含む力5、油脂質成分
として乳脂肪以外の動植物性脂肪を採用した合成チーズ
(フィールドチーズ、イミテーションチーズ等)、殊に
植物性脂肪と蛋白質成分として脱脂粉乳または大豆蛋白
等を採用した、所謂植物性チーズを主として指す。原料
油脂としてはナタネ油、パーム油、大豆油、牛脂等各種
の動植物油脂が挙げられるが、殊にヤシ油、パーム核油
などのラウリン系油脂を10〜30重量%配合した油脂
を使用するのが好適である。本発明によれば、レンネッ
トは原材料全量に対し4 PPm以下の量で添加するの
が好ましく、ざらにo、oi ppm以上添加しなけれ
ば効果が得られ難い。レンネット添加量が4 PPmを
越えると、口触けは改善されるものの、一般に液状、粉
状または錠剤状で市販されており、使用に際してはその
まま添加してもよいが、予め少量の滅菌水で薄めて用い
るのが好ましい。これらのレンネットの効力は普通1 
: 150,000である。
本発明におけるチーズ類製造の工程手順は従来公知の方
法でよく、1例を示せば次のようである。
先ず脱脂粉乳6〜10%(重量基準、以下同じ)、油脂
8〜12%、大豆蛋白適量、水85〜80%、香料及び
乳化剤適量の混合乳化物を7f〜75℃にて田分間殺菌
処理した後、均質化し5″〜1℃に冷却させる。しかる
後、乳酸菌スターター0.5〜10%及びレンネットを
原材料全量に対し0.01〜4 PPm添加し約2f〜
4Cft、にて1晩醗酵させ、爾後従来法に従い、脂肪
分31〜34%、蛋白質分8〜10%、水分50〜54
%の合成りリームチーズを得る。かくして得たチーズ類
は、これをプリン、ケーキ等の製菓に使用したときキメ
、組織がなめらかで、かつ口触けの良い製品が得られる
以上の効果はチーズ類そのものによってもある程度判断
でき、例えばレンネット使用によるときはCa2+を仲
立ちにしてカゼイン中のに一カゼインがパラカゼインと
なり、フェニルアラニンとメチオニンとの間で切れて凝
固しカードが形成されるが、かかるカードは粒子が大き
く従って製品チーズ類の組織はパサパサした状態となり
、なめらかさ、抱水性に欠ける。しかしながら食感の点
では口触けよく粘り気のないチーズ類が得られる。一方
、乳酸菌スターターによるときはCaを放出して凝固し
カードが形成されるため、製品チーズ類の組織はなめら
かであるが口触けの悪い粘り気のある食感を呈する。と
ころが、乳酸菌スターターと微量−のレンネットを併用
すると、組織はなめらかさを維持したうえで意外にもレ
ンネットを多量併用した場合よりさらに食感が改良され
、かつ粘り気のないチーズ類が得られるのである。
以下に実施例を例示し、本発明の効果をより詳細に述べ
る。なお、レンネットはディリーランドフートラボラト
リーズ社製(Dairyland FoodIabor
atories、 inc、 )のアメリカン力ルフレ
ンネット(AMF、RICAN CALF RENNE
T)を使用、スターターはストレプトコッカス クレモ
リス(StreptococcusCremoris)
 g5%とベタコツカス クレモリス(Betacoc
cus Cranoris ) 5%の混合スターター
を使用し、また部、%は全で重量基準を意味する。
実施例り 融点31℃の大豆油硬化油11部にレシチンα4部及び
適量の着香料を加えホモミキサーにて混合した油相を、
約40℃の水80部に脱脂粉乳9部を加えホイザーにて
140〜の圧力で均質化してクリーム状乳化物を得た。
この乳化物を20℃に保持し、レンネットを以上の原材
料全量に対しαs ppn  及び乳酸菌スターター0
.5部を加え、約18時間醗酵させてpH4,8とした
後、以下常法に従いクツキング、プレスして水分を除き
、70℃10分加熱殺菌して安定剤、食塩等を加えニー
グーにて混捏後冷却して脂肪分32%(水分52%)′
のクリームチーズ様食品を得た。得られたチーズ様食品
は、なめらかな組織を有し、口触けも良好であった。
次に上で得たチーズ様食品を使用して下記の方法により
チーズケーキを製造した。即ち、該チーズ様食品210
gをバター659とよくすり合わせ、これに砂糖35g
を加えてよくのばす。次いでレモン汁109及びオレン
ジ汁309を加えよく混ぜ、ホイップクリーム180g
を8分立てにしたものを加え軽く混ぜ合わせ、これに湯
浴中で牛乳509に板ゼラチン89を溶かしたものを加
え、型に流し込んでチーズケーキを得た。かくして得た
チーズケーキは口触は良好、かつ粘りのない食感を呈し
ていた。
実施例2〜5及び比較例1〜3 実施例1の方法に基づき、レンネットの添加量を変えて
クリームチーズ様食品を製造した。ざらにこれらのチー
ズ様食品を用いて同様にチーズケーキを製造し、以上の
製品を優秀なパネラ−10名により官能テストを行なっ
た。以下にその評価を記す。
なお評価は 物性として 組織が極めてなめらかなものを最高  lO点組織の最
も荒いものを        1点食感として 極めて口触は良好なものを最高   10点粘りが強く
最も口触けの悪いものを  1点として夫々の物性、食
感の程度を各パネラ−が採点した合計点で表示した。
以上のとおり、レンネ、ソトを添加しなし)場合、得ら
れたチーズ様食品は非常になめら力)な組織を有する反
面、日中での粘りが強く極めて口触番すの悪いものであ
った。またこれを使用して製造したチーズケーキの食感
も粘りが強く口触けが悪力)つた(比較例1)。1方、
レンネ、ノドを5 PPm以上添加すると、食感の点で
は非常に口触けの良好なチーズ様食品が得られたが、物
性の面では組織(虫目)が荒くなる。またケーキ製品で
の口触けは範囲で添加すると、粘りが極端に改善され口
触けの良好なチーズ様食品またはケーキ−品が得られ鱗 るが、物性の面で一織が斬次荒くなる傾向を示し、殊に
4 PPm添加ではケーキ製品に若干のザラツキを感す
るようになり、4ppm付近が限度であることが窺われ
た(実施例1〜5)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  油脂質成分と蛋白質性溶液及び乳酸菌スター
    ターとから熟成工程を含まないがまたは該工程時間の短
    かいチーズ類を製造する1ζ際して、原材料全量に対し
    レンネットを4 PPm以下の量で添加することを特徴
    とする製菓用に適したチーズ類の製造法。
  2. (2)  レンネットの添加量がα01〜4 PPm好
    ましくは0,05〜2 PPmである特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 粂
  3. (3)油脂−成分中の油脂が植物性油脂であり、蛋白質
    性溶液中の蛋白質成分が脱脂粉乳である特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の方法。
JP9558881A 1981-06-19 1981-06-19 製菓用に適したチ−ズ類の製造法 Pending JPS58848A (ja)

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