JPS5883914A - 食器具 - Google Patents

食器具

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JPS5883914A
JPS5883914A JP56182363A JP18236381A JPS5883914A JP S5883914 A JPS5883914 A JP S5883914A JP 56182363 A JP56182363 A JP 56182363A JP 18236381 A JP18236381 A JP 18236381A JP S5883914 A JPS5883914 A JP S5883914A
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JP
Japan
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zirconia
sintered body
tableware
tetragonal
diffraction
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JP56182363A
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JPS617086B2 (ja
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孝樹 正木
小林 啓佑
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は食器具に関し、さらに詳しくは1食事や料理に
際して使用する器具に関する。
食器具は、従来、そのほとんどが粘度を主成分とする。
いわゆる陶磁器や、メッキを施した炭素鋼、ステンレス
鋼、硬質プラスチックなどで作られている。
しかしながら、陶磁器製のものは、わずたな衝撃で欠損
したり9割れてし1うという欠点がある。
1だ、メッキを施した炭素鋼製のものは、擦過その他の
原因でメッキがはげやすいという欠点がある。そして、
メッキがはげて炭素鋼の地肌が無比すると、その鉄イオ
ンによるプラスイオンのため。
王としてマイナスのイオンケもつ食物は付層しやがない
ので、メッキを施した炭素鋼製のものと同様の欠点を有
している。もつとも、錆びないという点では有利である
。一方、硬質プラスチック製のものは熱に弱く、また力
が力11わると変形したり。
割れたり、折損するという欠点がある。−!り、一般に
プラスチックは機械的強度、特に耐摩耗性が劣るので、
たとえばおろし器やしほり器のように。
凹凸に加工された食物との摺接部分を有するような食器
具には回かない。
本発明の目的は、従来の食器共の−[二記欠点全解決し
2機械的および熱的強度が高くて割れや折損。
変形のおそれがなく、かつ食物が利看しにりく。
仮に付着しても容易に清浄化することができ、しかも錆
ひたジ臭が残ったりする心配のない食器具を提供するに
ある。
」二記目的會達成するための本発明は、ジルコニア焼結
体からなる食器共全特徴とするものである。
本発明において食器共とは、ティースプーンや言」量ス
プーンなどの香料1スプーン、谷裡フォー久各種の椀や
皿、各種へら、各種の串、レモンやにんにくなどのしほ
り器、大根や人参などのおろし器のような9食事や料理
に際して使用する器具をいう。たたし、各種の包丁やナ
イフ、料理用ハキみのような、いわゆる刃物類は含壕な
い。
本発明の食器具は、その全体、または一部分(たとえば
、柄ケ別に設ける形式のスプーンにおいてその柄以外の
部分、しぼり器においては凹凸((加工されたしぼり機
能ヲ有する部分]がジルコニア焼結体からなっている。
上記ジルコニア焼結体は、ジルコニア粉末全焼結してな
るものである。なかでも、正方晶系の結晶構造のジルコ
ニア(以下正方晶ジルコニアという)からなるものであ
るのが好ましい。もちろん争斜晶系の結晶構造のジルコ
ニア(以下単斜晶ジルコニアというンおよび/または立
す晶系の結晶構造のジルコニア(以下立方晶ジルコニア
という)が共存していてもよいが、その場合でも、正方
品ジルコニアが全体に対して60モル係以上含1れてい
るのが好ましい。ざらに好ましい正方晶ジルコニアの割
合は、50モル係以上である。
すなわち、ジルコニア焼結体が正方品ジルコニアを含ん
でいると、焼結体が外力を受けた場合に正方晶系から単
斜晶系への結晶構造の変態が起こり、この変態に必要な
エネルギーが応力を緩和する方向に働くので、その分だ
け食器具の機械的強度が高くなるので好寸しい、捷り、
ジルコニア焼結体が単斜晶ジルコニアを含んでいるとい
うことは、その周囲または近傍に正方品系から学科晶系
への結晶構造の変態に伴うマイクロクラック金主じてい
るということである。そのため、この場合t/]li、
焼結体が熱湯などの熱衝撃による機料1な割t’l生シ
ても、その伝播が」1記マイクロクランクによって妨害
され1曲が9くねった経路′f:iどるようKなるので
扁い熱衝撃強度が母られ1食器具の熱衝撃安定性が一層
回」ニする0、また、ジルコニア焼結体中に立方晶ジル
コニアが共存している場合には、立方晶ジルコニアはジ
ルコニア(7J) k 晶111造の中で熱に対する安
定性か最も高いので2食器具ヲ200℃以」二といった
晶泥で使用しても機械的強度などの特性の低下がほとん
ど起こらず、その熱的安定性がより高くなる。
上記において、正方品ジルコニアの量は次のようにして
求めることができる。
すなわち、まず研磨したジルコニア焼結体の表面全ガイ
ガーカウンタによる自動記録式X線回折装置を用いて分
析し、立方晶ジルコニア(400)面、正方晶ジルコニ
ア(004)面および正方晶ジルコニア(2203面の
回折パターン全チャート上ニ記録する。次に、上記チャ
ートから立方晶ジルコニア(4007面の回折ピークの
面積強度を求め。
さらにこの面積強度を、同じくチャート上から読ミ取ツ
タ立方晶ジルコニア(400)面の回折角θを用いてロ
ーレンツ因子LCf(だし、L=(1十cos22θ)
 / 5in2θ” cosθ 〕 で除し、立方晶ジ
ルコニア(400J面の回折線強度Aを求める。全く同
様に、チャート上刀・ら読み取った正方晶ジルコニア方
晶ジルコニア(220]而の回折線強度C’z求め。
5− これらの値を次式に代入して正方品ジルコニアの量CT
(モル係)全算出する。
ここにおいて、X線回折にあたっては、」二記各結晶面
の回折ピークがチャート」で重なり合わないような回折
条件を設定するのが好ましい。この点に関して1本発明
者ta、、 xm源としてニンケルフィルタ付の銅管法
を用い、管電圧および管電流全それぞれ24KV、10
mAとしたとき、レートメータの時定数全4秒、ゴニオ
メータの回転速度を025度/分、チャートスピードi
 20 nun/%  とすれば好捷しいことを確認し
ている。
ところで、上記方法は、いわゆる簡便法であって、厳密
にはこれによって正方晶ジルコニアの量(モル%Jが求
するわけではなく、1:式(/17よって算出した値全
さらに補正することが必要である。
しかし、補正後の値は補正前の値とそう変わりはないの
で1本発明においては、」一式による値がジルコニア焼
結体中の正方晶ジルコニアの昂(モル6− %Jk表しているものとみなしている。
すなわち、」1記方法は、ロナルド・C・ガルビイ(R
Onald C,Garvje Jらがジャーナル・オ
ブ・ザ・アメリカン・セラミック・ソサエティ、 VO
l、、 55゜Nn6.第5o3〜305頁、 197
2年6月、で報告している多形法(Po1.ymorp
h Method ) K準拠したものであるが、この
多形法においては、正方晶ジルコニアは高温になると立
方晶ジルコニアに変態スるが、かかる変態において、正
方品ジルコニアの(004)面と(22D J面は立方
晶ジルコニア(4007面から分離したものであるから
、立方晶ジルコニア(400J 面の回折強度は正方晶
ジルコニアの(DDAJ  囲の回折強度と(220)
■の回折強度との和に等しいものと仮定して」一式をた
てている。
そして、正方晶ジルコニア粉末と立方晶ジルコニア粉末
とを種々のモル比で混合してなる幾種類かの標準試料に
ついてX線N折全何い、その回折パターンのピークから
、」二記簡便法と同様、ローレンツ因子で補正した立方
晶ジルコニア(4OO)面。
正方晶ジルコニア(0047面および(2207而の回
折線強度を求め、それらの値全土8式に代入して算出し
た値を縦軸とし、全体に対する正方品ジルコニアの量(
モル%)全横軸とする検量線を作成し。
この検量線」−に、正方晶ジルコニアの量が未知である
ジルコニア焼結体について同様にして算出した値ケプロ
ットすることによって、そのジルコニア焼結体中の正方
晶ジルコニアの量(モルチ)を求める。本発明者は、こ
のようにして求めた値と。
検量線は用いないで、」一式によって直接求めた。
いわゆる簡便法による値と全比較した結果1両者で の値はほぼ一致してい夕大差ないことから、簡便法によ
る値がその一!1ジルコニア焼結体中の正方品ジルコニ
アの量(モル%)ケ大しているものとみなしている。
上記のようなジルコニア焼結体は、好1しくに0.2〜
5(μJの平均結晶粒子径を有する。すなわち、平均結
晶粒子径が上記範囲にあるということは結晶が緻密であ
るということであり、より−1@尚い機械的強度の食器
具を得ることができる。
同様に、さらに高い機械的強度の食器具、を得るために
、ジルコニア焼結体の気孔率は5%以下であるのが好ま
しい。ここにおいて、気孔率は次式7式% たたし、P:気孔率(%〕 上記のようなジルコニア焼結体は、ジルコニアにイット
リ了、カルシア、マグネシアなどの安定化剤を固溶させ
ることによって得ることができる。
すなわち、これらの安定化剤は、比較的低高での焼結が
可能であるために結晶粒子径を小さくすることができ、
結晶を緻密にてきてより一層高い機械的強度の焼結体、
ひいては食器具金得ることができるので好ましい。その
場合、イツトリアにあっては全体に対して1〜5(モル
チ)程度固溶させればよく、カルシアにあっては1〜9
(モル%)程度、マグネシアにあっては1〜10(モル
%)程度でよい。もちろん、イントリアとカルシアとマ
グネシアの少なくとも2種を併用してもよいが。
その場合には、」−記範囲内で、かつそれらの総和9− が2〜]2(モルチ)になるようにするのが好ましい。
本発明の食器具は、たとえば次のようにして製造する。
すなわち、まずジルコニア粉末と」二記安定化剤の少な
くとも1種とを所望の割合で混合し1次いでこれ’i 
800〜l100(℃)  で仮焼した後粉砕する。
かかる仮焼、粉砕を繰り返し行って得た原刺粉末全イン
ジェクション成形法(射出成形法)、金型成形法によっ
て所望の食器具の形状に成形したり。
ラバープレス法で成形したものを旋盤加工して所望の食
器具の形状に仕上けた9、押出成形法やドクターブレー
ド法を用いてシー1・伏または板状に成形したものケ打
抜加工して所望の食器具の形状に仕」−け1次いでこの
成形体−(520−180(’C74+i1の昇温速度
で1400〜1750(℃)’Fで加熱し、かかる温度
下に1〜4尤(時間)保持して焼成した後20〜180
(’C/時)の速度で50D℃程度捷で徐冷し、さらに
室搗1で冷却してジルコニア焼結体を得る。
−10= このようにして得た。所望の食器具の形伏をしたジルコ
ニア焼結体の表面全バレル加工機、ラッピング加工機な
どを用いて研磨し1食物が付着しにくいように、また仮
に付着しても容易に水で洗い流すことができるようにす
る。
上記において、成形体、tiは成形体を気孔率が10%
程度以下になる壕で仮焼成したものを。
500〜3000 (kg/cm2)の圧力下で120
0−1650(℃]で焼結する。いわゆる熱間静水圧焼
結法を用いると、結晶全より緻密かつ微細にすることが
できて食器共の機械的強度が一層高くなる。
以上説明したように1本発明の食器共は1機械的および
熱的強度の高いジルコニア焼結体からなるものであるか
ら1割れ−V′変形のおそれがほとんどなく、シかもこ
れらの特性は高温で使用しても低下しない。また、ジル
コニア焼結体は酸化物であるから、そのマイナスイオン
のため、主としてマイナスのイオンをもつ食物は付層し
に<<、仮に付層しても水で容易に洗い流すことができ
、かつ臭が残ったり錆びたりするおそれもない。さらに
、ジルコニア焼結体はじん1イトが高いので1本発明の
食器具は、たとえばスプーンやフォークのように細く、
かつ長いものでも折損のおそれがなく。
捷り耐摩耗性が優れているので、たとえばおろし器やし
ぼり器のように凹凸に加工された摺接部分ヲ肩するもの
であっても、その部分が減耗してし捷うおそれが少ない
。本発明の食器J−1は、」−記のような特長ケ有する
ため半永久的に便用゛することができるものである。
特許出願人  東 し 株 式 会 社)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ジルコニア焼結体からなる食器具
JP56182363A 1981-11-16 1981-11-16 食器具 Granted JPS5883914A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56182363A JPS5883914A (ja) 1981-11-16 1981-11-16 食器具

Applications Claiming Priority (1)

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JP56182363A JPS5883914A (ja) 1981-11-16 1981-11-16 食器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5883914A true JPS5883914A (ja) 1983-05-19
JPS617086B2 JPS617086B2 (ja) 1986-03-04

Family

ID=16116997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56182363A Granted JPS5883914A (ja) 1981-11-16 1981-11-16 食器具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016864A (ja) * 1983-07-05 1985-01-28 住友電気工業株式会社 高強度ジルコニア焼結体の製造方法
JPS63311910A (ja) * 1987-06-16 1988-12-20 日本軽金属株式会社 蓄熱型陶磁器質食器
EP0524710A2 (de) * 1991-07-23 1993-01-27 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Besteckteile aus Metall

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JPS63179321A (ja) * 1987-01-20 1988-07-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示モジユ−ル

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EP0524710A3 (ja) * 1991-07-23 1994-03-02 Wmf Wuerttemberg Metallwaren

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