JPS588361B2 - 安定化された農薬組成物 - Google Patents
安定化された農薬組成物Info
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- JPS588361B2 JPS588361B2 JP55037827A JP3782780A JPS588361B2 JP S588361 B2 JPS588361 B2 JP S588361B2 JP 55037827 A JP55037827 A JP 55037827A JP 3782780 A JP3782780 A JP 3782780A JP S588361 B2 JPS588361 B2 JP S588361B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、安定化された農薬組成物に関するものである
。
。
更に詳しくは、有機リン化合物、カーバメート系化合物
又はそれらの混合物を農薬活性成分として含有する農薬
組成物の安定化に関するものである。
又はそれらの混合物を農薬活性成分として含有する農薬
組成物の安定化に関するものである。
有機リン化合物は、水稲、踊菜、果樹を加害する害虫及
び衛生害虫等の防除剤として古くから知られており、ま
た稲いもち病防除剤として使用されてから10数年にな
る薬剤である。
び衛生害虫等の防除剤として古くから知られており、ま
た稲いもち病防除剤として使用されてから10数年にな
る薬剤である。
一方カーバメート系化合物の農薬としての使用は有機リ
ン化合物の歴史より新しいものの、主に稲のツマグロヨ
コバイ、ウンカ類の防除に卓越した効果を持つ薬剤であ
る。
ン化合物の歴史より新しいものの、主に稲のツマグロヨ
コバイ、ウンカ類の防除に卓越した効果を持つ薬剤であ
る。
近年、農薬流通向等の改善から、製剤された農薬の有効
年限を延長する為の研究が行われている。
年限を延長する為の研究が行われている。
例えば、これは従来2年間の有効期限であったものを3
年以上に引延すことであり、その成果は計り知れないも
のがある。
年以上に引延すことであり、その成果は計り知れないも
のがある。
その一端を例示すれば、農薬使用者が防除を目的に購入
したものを種々の理由で使用しなかった場合でも、翌年
又は翌々年に使用できる点で、購買の労力又は経済的負
担を緩和するものである。
したものを種々の理由で使用しなかった場合でも、翌年
又は翌々年に使用できる点で、購買の労力又は経済的負
担を緩和するものである。
また流通在庫として存在する農薬については輸送経費の
大巾な低減となる。
大巾な低減となる。
一方生産者から見れば改造費用及び包装材料費の低減と
なる。
なる。
農薬活性成分である有機リン化合物及びカーバメート系
化合物は、粉剤、粉粒剤又は粒剤に製剤して保存した場
合、経時的分解が大きくその改善の為に種々の安定剤が
提案されているが、いまだ効果が十分とは云い難い。
化合物は、粉剤、粉粒剤又は粒剤に製剤して保存した場
合、経時的分解が大きくその改善の為に種々の安定剤が
提案されているが、いまだ効果が十分とは云い難い。
従って、活性成分として有機リン化合物又はカーバメー
ト系化合物を含む農薬粉剤、粉粒剤及び粒剤の有効年限
を延長させる為には、有機リン剤又はカーバメート剤の
安定性を一層高める必要がある。
ト系化合物を含む農薬粉剤、粉粒剤及び粒剤の有効年限
を延長させる為には、有機リン剤又はカーバメート剤の
安定性を一層高める必要がある。
カーバメート剤の安定剤としては、リン酸又はピロリン
酸(特公昭45−6560号明細書)が知られている程
度で、有機リン剤の安定剤を転用しているものと見做さ
れる。
酸(特公昭45−6560号明細書)が知られている程
度で、有機リン剤の安定剤を転用しているものと見做さ
れる。
有機リン剤の安定剤としては、有機リン酸エステル(特
公昭46−42399号、昭47−3279号明細書等
)、油脂類(特公昭34−7948号、昭35−639
9号明細書等)、飽和多価有機カルボン酸エステル(特
公昭40−19960号明細書)、ロジン(特公昭37
−i 1050号明細書)等多数の有機化合物が提案さ
れているが、無機化合物については塩基性炭酸マグネシ
ウムと界面活性剤(特公昭36一15397号明細書)
が見られるだけである。
公昭46−42399号、昭47−3279号明細書等
)、油脂類(特公昭34−7948号、昭35−639
9号明細書等)、飽和多価有機カルボン酸エステル(特
公昭40−19960号明細書)、ロジン(特公昭37
−i 1050号明細書)等多数の有機化合物が提案さ
れているが、無機化合物については塩基性炭酸マグネシ
ウムと界面活性剤(特公昭36一15397号明細書)
が見られるだけである。
無機塩の添加がマラソンの安定性を欠くと云われ(防虫
科学第4巻 168〜173頁)、一般的に無機塩類の
添加は分解を促進するものとして使われず、無機塩類の
含有量が5%以下のはい長石類を使用する方法(特公昭
35−800号明細書)、エンドリンの安定剤として第
二鉄イオンと水溶液中でキレートを作る を添加する方法(特公昭38−19750号明細書)が
提案されている。
科学第4巻 168〜173頁)、一般的に無機塩類の
添加は分解を促進するものとして使われず、無機塩類の
含有量が5%以下のはい長石類を使用する方法(特公昭
35−800号明細書)、エンドリンの安定剤として第
二鉄イオンと水溶液中でキレートを作る を添加する方法(特公昭38−19750号明細書)が
提案されている。
鉄塩を農薬の安定剤として使用する提案は、プラストサ
イジンSの紫外線安定性向上(特公昭36−9997号
明細書)、オリマイシンの太陽光線並びに紫外線安定性
向上(特公昭41−1876号明細書)に見られる。
イジンSの紫外線安定性向上(特公昭36−9997号
明細書)、オリマイシンの太陽光線並びに紫外線安定性
向上(特公昭41−1876号明細書)に見られる。
また鉄塩を薬害軽減剤として使用する提案は、有機砒素
化合物(特公昭36−7050号、昭38−8350号
、昭38−9900号明細書)、カドミウム塩(特公昭
39−28562号明細書)、シクロヘキシイミド(特
公昭37−1749号明細書)を始めとする多数の抗生
物質等について知られている。
化合物(特公昭36−7050号、昭38−8350号
、昭38−9900号明細書)、カドミウム塩(特公昭
39−28562号明細書)、シクロヘキシイミド(特
公昭37−1749号明細書)を始めとする多数の抗生
物質等について知られている。
この鉄塩の添加が薬害軽減効果を示す原理は現在でも明
らかではないが、本発明者等の推察では農薬活性成分が
鉄と何等かの結合をし、水不溶性又は難溶性の塩を形成
するか、又は活性成分の生体内代謝分解に鉄が有利に作
用を示すものと思われる。
らかではないが、本発明者等の推察では農薬活性成分が
鉄と何等かの結合をし、水不溶性又は難溶性の塩を形成
するか、又は活性成分の生体内代謝分解に鉄が有利に作
用を示すものと思われる。
粉剤及び粒剤中での農薬活性成分の分解は、増量剤とし
て使用する鉱物質微粉末表面との物理化学的相互作用に
より発現する現象であるので、本物質に薬害軽減作用と
は異なる。
て使用する鉱物質微粉末表面との物理化学的相互作用に
より発現する現象であるので、本物質に薬害軽減作用と
は異なる。
同様にプラストサイジンS、又はオリマイシンの紫外線
安定化作用は、ラジカル開裂の防止であり、本質的に粉
剤中での分解防止機構とは異なる。
安定化作用は、ラジカル開裂の防止であり、本質的に粉
剤中での分解防止機構とは異なる。
一般に農薬粉剤及び粒剤中における活性成分の分解は、
使用する鉱物質微粉末の水分吸着能、置換性カチオン、
塩基置換容量、又は表面酸性等により左右されると云わ
れる。
使用する鉱物質微粉末の水分吸着能、置換性カチオン、
塩基置換容量、又は表面酸性等により左右されると云わ
れる。
本発明者は、この点の改善を目的に鋭意研究を積重ねた
結果、意外にも硫酸第一鉄、硫酸第二鉄又は脂肪族カル
ボン酸の鉄塩類を添加することにより有機リン化合物及
びカーバメート系化合物の経時安定性が高まり、本目的
を達成するに至り本発明を完成したものである。
結果、意外にも硫酸第一鉄、硫酸第二鉄又は脂肪族カル
ボン酸の鉄塩類を添加することにより有機リン化合物及
びカーバメート系化合物の経時安定性が高まり、本目的
を達成するに至り本発明を完成したものである。
本発明の農薬組成物は、農薬活性成分として有機リン化
合物、カーバメート系化合物又はこれらの混合物に安定
剤として硫酸第一鉄、硫酸第二鉄又は脂肪族カルボン酸
の鉄塩類を添加し製剤してなる。
合物、カーバメート系化合物又はこれらの混合物に安定
剤として硫酸第一鉄、硫酸第二鉄又は脂肪族カルボン酸
の鉄塩類を添加し製剤してなる。
本発明に係る代表的な有機リン化合物を例示すれば下記
のものが挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるも
のではない。
のものが挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるも
のではない。
0・0−ジメチル−O−(4−メチルチオ−3一トリル
)ホスホチオネート (MPP)0・0−ジメチルー〇
一(4−ニトロー3−トリル)ホスホロチオネート (
MEP) 0・0〜ジエチル一〇−(2−インプロピルー4−メチ
ル−6−ピリミジニル)ホスホロチオネート(ダイアジ
ノン) O−O−ジエチル一〇−(3・5・6−トリクロロー2
−ピリジル)ホスホロチオネ−ト(クロルピリホス) 0−エチルジフエニルホスホロジチオレート(EDDP
) S−ベンジル一〇・0−ジイソプ口ピルホスホ口チオレ
ート (IBP) 0・0−ジエチルーS−(2−エチルチオエチル)ホス
ホロチオールチオネート(エチルチオメトン) またカーバメート系化合物として次のものがある。
)ホスホチオネート (MPP)0・0−ジメチルー〇
一(4−ニトロー3−トリル)ホスホロチオネート (
MEP) 0・0〜ジエチル一〇−(2−インプロピルー4−メチ
ル−6−ピリミジニル)ホスホロチオネート(ダイアジ
ノン) O−O−ジエチル一〇−(3・5・6−トリクロロー2
−ピリジル)ホスホロチオネ−ト(クロルピリホス) 0−エチルジフエニルホスホロジチオレート(EDDP
) S−ベンジル一〇・0−ジイソプ口ピルホスホ口チオレ
ート (IBP) 0・0−ジエチルーS−(2−エチルチオエチル)ホス
ホロチオールチオネート(エチルチオメトン) またカーバメート系化合物として次のものがある。
例えば、1−ナフチルーN−メチルカーバメート
(NAC)
3・4−キシリルーN−メチルカーバメート(MPMC
) 3・5−キシリルーN−メチルカーバメート(MMC) 3−トリルーN−メチルカーバメート (MTMC) 2−イソプロポキシフエニルーN−メチルカーバメート
(PHC) 2−クメニルーN−メチルカーバメート (MIPC) 2−secブチルフエニルーN−メチルカーバメート
(BPMC) 3−terブチルフエニルーN〜メチルカーバメート
(TBPMC) 本発明は、有機リン剤又はカーバメート系化合物を含み
、さらに第三の農薬活性成分、例えば有機塩素剤等を混
合した、いわゆる2種又は3種以上の混合剤にも適用で
きる。
) 3・5−キシリルーN−メチルカーバメート(MMC) 3−トリルーN−メチルカーバメート (MTMC) 2−イソプロポキシフエニルーN−メチルカーバメート
(PHC) 2−クメニルーN−メチルカーバメート (MIPC) 2−secブチルフエニルーN−メチルカーバメート
(BPMC) 3−terブチルフエニルーN〜メチルカーバメート
(TBPMC) 本発明は、有機リン剤又はカーバメート系化合物を含み
、さらに第三の農薬活性成分、例えば有機塩素剤等を混
合した、いわゆる2種又は3種以上の混合剤にも適用で
きる。
本発明に使用する鉄塩類としては、硫酸第一鉄、硫酸第
二鉄及びシュウ酸鉄、酢酸鉄、プロピオン酸塩等の脂肪
族カルボン酸鉄塩が挙げられる。
二鉄及びシュウ酸鉄、酢酸鉄、プロピオン酸塩等の脂肪
族カルボン酸鉄塩が挙げられる。
本安定剤は農薬粉剤、粉粒剤及び粒剤に使用するもので
あるから、吸湿性が強く、潮解性のものは好ましくない
。
あるから、吸湿性が強く、潮解性のものは好ましくない
。
本発明の農薬組成物は、粉剤、粉粒剤、粒剤に製剤して
なるが、安定剤の使用法は一般的な添加物と同様に取扱
ってよい。
なるが、安定剤の使用法は一般的な添加物と同様に取扱
ってよい。
即ち粉剤の場合は活性成分である有機リン化合物及び(
又は)カーバメート化合物、補助剤と共に鉱物質微粉末
と粉砂、混合することで目的が達せられるが、あらかじ
め濃厚粉末を作る場合に於では、これに鉄塩類を添加し
て粉砕し、残量の鉱物質微粉末を加えて混合してもよい
。
又は)カーバメート化合物、補助剤と共に鉱物質微粉末
と粉砂、混合することで目的が達せられるが、あらかじ
め濃厚粉末を作る場合に於では、これに鉄塩類を添加し
て粉砕し、残量の鉱物質微粉末を加えて混合してもよい
。
粉粒剤及び粒剤では使用する鉱物質微粒状担体に液状農
薬活性成分又は(及び)結合剤を加えて混合した後、粉
末状農薬活性成分、鉄塩類及び必要によりホワイトカー
ボンを加えて混合して製造することができる。
薬活性成分又は(及び)結合剤を加えて混合した後、粉
末状農薬活性成分、鉄塩類及び必要によりホワイトカー
ボンを加えて混合して製造することができる。
粉粒剤の別の製造法としては農薬活性成分、鉄塩類、結
合剤、鉱物質微粉末等を水と共に練込み適当なる押出し
造粒機で造粒した後に乾燥し、破砕、篩分して得ること
もでき、水をさらに加えてスラリーとなしこれをスプレ
ー乾燥して得ることも出来る。
合剤、鉱物質微粉末等を水と共に練込み適当なる押出し
造粒機で造粒した後に乾燥し、破砕、篩分して得ること
もでき、水をさらに加えてスラリーとなしこれをスプレ
ー乾燥して得ることも出来る。
同様に粒剤の別の製造法としては上記粉粒剤と同様な操
作で得られるが、破砕工程は一般に使われない。
作で得られるが、破砕工程は一般に使われない。
これらに使用する鉱物質微粉末としては、タルク、クレ
ー、カオリン、硅藻土、ベントナイト、風化花崗岩、シ
ラス、炭酸カルシウム等が挙げられ、鉱物質微粒状担体
としては硅砂、炭酸カルシウム、クレー、カオリン等が
挙げられる。
ー、カオリン、硅藻土、ベントナイト、風化花崗岩、シ
ラス、炭酸カルシウム等が挙げられ、鉱物質微粒状担体
としては硅砂、炭酸カルシウム、クレー、カオリン等が
挙げられる。
粉粒剤では65〜250メッシュの粒度のものであり、
粒剤では8〜32メッシュの粒度のものが好まれる。
粒剤では8〜32メッシュの粒度のものが好まれる。
粉剤に用いられる補助剤としては、カゼイン、アラビア
ガム、CMC,PVA等の付着剤、固着剤が挙げられ、
粉粒剤及び粒剤の結合剤としてはグリコール類、CMC
,PVA等が挙げられる。
ガム、CMC,PVA等の付着剤、固着剤が挙げられ、
粉粒剤及び粒剤の結合剤としてはグリコール類、CMC
,PVA等が挙げられる。
これらの使用は本発明の安定剤である鉄塩類の効力を妨
げるものではない。
げるものではない。
これらの鉄塩の使用量は、農薬活性成分の安定性、鉱物
質微粉末の性質及び経済性を考慮して適宜配合すればよ
い。
質微粉末の性質及び経済性を考慮して適宜配合すればよ
い。
なお、本安定剤は従来農薬粉剤、粉粒剤及び粒剤の安定
剤として用いられているPAPC日本化学工業(株)〕
等のリン酸エステル、ステアリン酸カルシウム、オレイ
ン酸、トール油脂肪酸等の油脂類、エチレングリコール
、ジエチレングリコール等のク゛リコール類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェノールエーテノ瓢ホリオキシエ
チレン脂肪酸エステル等の界面活性剤類等と併用すれば
さらに安定効果が増大し、一層有利なものになる。
剤として用いられているPAPC日本化学工業(株)〕
等のリン酸エステル、ステアリン酸カルシウム、オレイ
ン酸、トール油脂肪酸等の油脂類、エチレングリコール
、ジエチレングリコール等のク゛リコール類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェノールエーテノ瓢ホリオキシエ
チレン脂肪酸エステル等の界面活性剤類等と併用すれば
さらに安定効果が増大し、一層有利なものになる。
本発明の農薬組成物は、有機リン剤、カーバメート剤又
は両者を含む粉剤、粉粒剤又は粒剤中の有効成分の分解
防止に鉄塩が作用するものであり、優れた安定化効果を
発揮する。
は両者を含む粉剤、粉粒剤又は粒剤中の有効成分の分解
防止に鉄塩が作用するものであり、優れた安定化効果を
発揮する。
また、既知の安定剤との併用でさらに効果を発揮するも
のである。
のである。
次に実施例を挙げ具体的に説明する。
実施例 1
(粉剤)
MTMC(工業品、純度97%)2.2部、硫酸第一鉄
3部、鉱物質微粉末(クレー)94.8部を粉砕混合し
て粉剤を得た。
3部、鉱物質微粉末(クレー)94.8部を粉砕混合し
て粉剤を得た。
実施例 2
(粉剤)
ダイアジノン(工業品、純度93%)33部、PAP(
日本化学工業(株)製〕0.3部、シュウ酸第二鉄2部
、カーブレツクス#80〔塩野義製薬(株)製〕2部、
鉱物質微粉末(クレー)12.4部を混合し、奈良式粉
砕機で粉砕して濃粉を得た。
日本化学工業(株)製〕0.3部、シュウ酸第二鉄2部
、カーブレツクス#80〔塩野義製薬(株)製〕2部、
鉱物質微粉末(クレー)12.4部を混合し、奈良式粉
砕機で粉砕して濃粉を得た。
これに前記クレー80部を混合し、粉剤を得た。
実施例 3
(粉剤)
IBP(工業品、純度92%)2.2部、MPP(工業
品、純度94%)21部、BPMC(工業品、純度95
%)2.1部、カーブレツクス#80〔塩野義製薬(株
)製〕3部、硫酸第二鉄5部及び鉱物質微粉末(クレー
)85.6部を粉砕混合して粉剤を得た。
品、純度94%)21部、BPMC(工業品、純度95
%)2.1部、カーブレツクス#80〔塩野義製薬(株
)製〕3部、硫酸第二鉄5部及び鉱物質微粉末(クレー
)85.6部を粉砕混合して粉剤を得た。
実施例 4
(粉粒剤)
硅砂(65〜250メッシュ)92.9部にポリエチレ
ングリコール1部とMEP(工業品、純度95%)2.
1部の混合液をスプレーし、混合しながら微粉砕した酢
酸第一鉄0.5部、NAC(工業品、純度99%)2.
0部、カープレツクス#80〔塩野義製薬(株))1.
5部を加えて粉粒剤を得た。
ングリコール1部とMEP(工業品、純度95%)2.
1部の混合液をスプレーし、混合しながら微粉砕した酢
酸第一鉄0.5部、NAC(工業品、純度99%)2.
0部、カープレツクス#80〔塩野義製薬(株))1.
5部を加えて粉粒剤を得た。
実施例 5
(粒剤)
鉱物質微粉末(クレー8〜32メッシュ)89.1部に
エチルチオメトン(工業品、純度87%)6.4部、ト
ール油脂肪酸0.5部の混合液を加えて攪拌混合し、微
粉砕した硫酸第二鉄1部、カープレックス#80〔塩野
義製薬(株)製〕3部を加えて混合し、粒剤を得た。
エチルチオメトン(工業品、純度87%)6.4部、ト
ール油脂肪酸0.5部の混合液を加えて攪拌混合し、微
粉砕した硫酸第二鉄1部、カープレックス#80〔塩野
義製薬(株)製〕3部を加えて混合し、粒剤を得た。
実施例 6
(粉剤)
ダイアジノン(工業品、純度93%)3.3部、硫酸第
一鉄2部、カーブレツクス#80〔塩野義製薬(株)製
〕2部、鉱物質微粉末(クレー)127部を混合し、奈
良式粉砕機で粉砕して濃粉を得た。
一鉄2部、カーブレツクス#80〔塩野義製薬(株)製
〕2部、鉱物質微粉末(クレー)127部を混合し、奈
良式粉砕機で粉砕して濃粉を得た。
これに前記クレー80部を混合し、粉剤を得た。
次に試験例を挙げて本発明の効果を説明する。
尚、試験例に、比較例として用いた安定剤の種類及び添
加量を変えた製剤は、鉱物質微粉末によって配合比を調
節したものである。
加量を変えた製剤は、鉱物質微粉末によって配合比を調
節したものである。
また比較剤中無添加は、実施例中の安定剤全量を鉱物質
微粉末でおきかえたものである。
微粉末でおきかえたものである。
試験例 1
(MTMC製剤(粉剤)の安定化試験)
実施例1に準じて製造した粉剤及びこれの安定剤及びそ
の添加量を変えた粉剤を7号褐色瓶に入れ、40℃の恒
温器に静置した。
の添加量を変えた粉剤を7号褐色瓶に入れ、40℃の恒
温器に静置した。
恒温器に入れる前及び30日間放置した後のMTMC含
有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析し、分解
率を求めた。
有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析し、分解
率を求めた。
結果を表1に示す。
試験例 2
(ダイアジノン製剤(粉剤)の安定化試験)実施例2、
実施例6に準じて製造した粉剤及びこれの安定剤及びそ
の添加量を変えた粉剤を7号褐色瓶に入れ40℃の恒温
器に静置した。
実施例6に準じて製造した粉剤及びこれの安定剤及びそ
の添加量を変えた粉剤を7号褐色瓶に入れ40℃の恒温
器に静置した。
恒温器に入れる前及び30日放置した後のダイアジノン
含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析し、分
解率を求めた。
含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析し、分
解率を求めた。
結果を表2に示す。No2〜No4の製剤は実施例2の
、馬5の製剤は実施例6の、No7〜No9の比較例は
実施例6の安定剤を変更したものである。
、馬5の製剤は実施例6の、No7〜No9の比較例は
実施例6の安定剤を変更したものである。
試1験例 3
(エチルチオメトン製剤(粒剤)の安定化試験)実施例
5に準じて製剤した粒剤及びこれの安定剤及びその添加
量を変えた粒剤を7号褐色瓶に入れ50℃の恒温器に静
置した。
5に準じて製剤した粒剤及びこれの安定剤及びその添加
量を変えた粒剤を7号褐色瓶に入れ50℃の恒温器に静
置した。
恒温器に入れる前及び15日間放置した時のエチルチオ
メトン含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析
し、分解率を求めた。
メトン含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析
し、分解率を求めた。
結果を表3に示す。試験例 4
(混合製剤(粉剤)の安定化試験)
実施例3に準じて製剤した粉剤及びこれの安定剤及びそ
の添加量を変えた粉剤を7号褐色瓶に入れ、40℃の恒
温器に静置した。
の添加量を変えた粉剤を7号褐色瓶に入れ、40℃の恒
温器に静置した。
恒温器に入れる前及び30日間放置した後のMPP及び
BPMC含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分
析し、分解率を求めた。
BPMC含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分
析し、分解率を求めた。
結果を表4に示す。試験例 5
(混合製剤(粉粒剤)の安定化試験)
実施例4に準じて製剤した粉粒剤及びこれの安定剤及び
その添加量を変えた粉粒剤を7号褐色瓶に入れ50℃の
恒温器に静置した。
その添加量を変えた粉粒剤を7号褐色瓶に入れ50℃の
恒温器に静置した。
恒温器に入れる前及び15日間放置した後のMEP及び
NAC含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析
し、分解率を求めた。
NAC含有量をFID付ガスクロマトグラフィーで分析
し、分解率を求めた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 農薬活性成分として有機リン化合物又はカーバメー
ト系化合物を含有する農薬に、安定剤として硫酸第一鉄
、硫酸第二鉄又は脂肪族カルボン酸の鉄塩類を添加する
ことを特徴とする安定化された農薬組成物。 2 農薬活性成分が、有機リン化合物である特許請求の
範囲第1項記載の農薬組成物。 3 農薬活性成分が、カーバメート系化合物である特許
請求の範囲第1項記載の農薬組成物。 4 安定剤が、硫酸第二鉄又は硫酸第二鉄である特許請
求の範囲第1項記載の農薬組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55037827A JPS588361B2 (ja) | 1980-03-25 | 1980-03-25 | 安定化された農薬組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55037827A JPS588361B2 (ja) | 1980-03-25 | 1980-03-25 | 安定化された農薬組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56135402A JPS56135402A (en) | 1981-10-22 |
JPS588361B2 true JPS588361B2 (ja) | 1983-02-15 |
Family
ID=12508352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55037827A Expired JPS588361B2 (ja) | 1980-03-25 | 1980-03-25 | 安定化された農薬組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588361B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128209U (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-12 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58210004A (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-07 | Sankyo Co Ltd | 安定化されたダイアジノン粉剤 |
JP4925519B2 (ja) * | 2001-04-23 | 2012-04-25 | 日本化薬株式会社 | 保存安定性の向上した農薬混合粒剤 |
-
1980
- 1980-03-25 JP JP55037827A patent/JPS588361B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61128209U (ja) * | 1985-01-28 | 1986-08-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56135402A (en) | 1981-10-22 |
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