JPS588342Y2 - 軸流デカンタ型遠心分離機 - Google Patents

軸流デカンタ型遠心分離機

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Publication number
JPS588342Y2
JPS588342Y2 JP1980086815U JP8681580U JPS588342Y2 JP S588342 Y2 JPS588342 Y2 JP S588342Y2 JP 1980086815 U JP1980086815 U JP 1980086815U JP 8681580 U JP8681580 U JP 8681580U JP S588342 Y2 JPS588342 Y2 JP S588342Y2
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JP
Japan
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liquid
cylinder
light liquid
screw conveyor
heavy liquid
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Expired
Application number
JP1980086815U
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English (en)
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JPS5712249U (ja
Inventor
哲 嶋田
Original Assignee
三菱化工機株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱化工機株式会社 filed Critical 三菱化工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軸流デカンタ型遠心分離機に関する。
公知のこの種の遠心分離機はシリンダとスクリュコンベ
ヤとを互いに速度差をもってそれぞれ高速回転し、スク
リュコンベヤの軸心部よりシリンダ内に供給される固液
混合の原液を強力な遠心力により比重差を利用して固形
分濃度大の重液と固形分の少い軽液とに分離し、重液は
スクリュコンベヤの推力によりシリンダの一端から排出
するとともに、軽液はシリンダの他端から溢流すること
により原液を濃縮・脱水するようにしたものであるが、
重液の流れる方向と軽液の流れる方向とは互いに反対方
向であるので、軽液の流れが乱流となり、そのために軽
液中に懸濁する固形粒子が十分遠心分離されず、したが
って比重差の小なる固形粒子を懸濁する原液では固形粒
子の分離率が低下し、軽液の清澄度が低下するという欠
点がある。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、濃
縮・脱水効果大なる軸流デカンタ型遠心分離機を提供す
ることを目的とし、シリンダと該シリンダに内挿された
スクリュコンベヤとを速度差をもってそれぞれ高速回転
し、上記スクリュコンベヤの軸心部の原液供給口より上
記シリンダ内に供給される原液を遠心力にて重液と軽液
とに分離し、重液は上記スクリュコンベヤの推力により
上記シリンダの一端から排出するとともに、軽液は上記
シリンダの他端より溢流するようにしたカウンタフロ一
式軸流デカンタ型遠心分離機において、スクリュコンベ
ヤ軸外周に半径方向に突設し原液供給口より軽液出口に
向かって延びる複数の軸平面よりなり、それぞれ下流側
の高さが上流側の高さよりも高く、相互間に軽液の完全
層流々路を形成する縦通整流板5と、上記縦通整流板の
外端縁を囲繞巻回するらせん面7と、上記らせん面間に
形成されるらせん状流路を上記原液供給口の下流側(重
液流れ方向)において仕切り上記重液の溢流による通過
部を有し上記軽液の通過を阻止するほぼ長方形の堰板9
とを具えたことを特徴とする。
本考案を下水処理における汚泥濃縮に適用した一実施例
を図面について説明すると、第1図はその部分縦断面図
、第2図は第1図の■−■に沿った横断面図、第3図は
第1図のスクリュコンベヤを半径方向外側よりみた部分
拡大展開図、第4図は第1図の堰板の変形例を示す部分
縦断面図、第5図は第4図の堰板の変形例を示す部分展
開図、第6図は第1図の縦通整流板の変形例を示す部分
縦断面図である。
1ず、第1〜3図において、1は両端がそれぞれ図示せ
ざる軸受により枢支され軸線の周りに高速回転するシリ
ンダ、2はそれぞれ両端がシリンダ1のそれぞれ両端に
同軸的に内挿枢支されシリンダ1より若干小なる回転数
をもって同一方向に高速回転するスクリュ軸、3はスク
リュ軸2の左端中心孔中に延びる給液管4を経て外部よ
り供給される原液をシリンダ1内に供給するためにスク
リュ軸2に半径方向に穿設された複数の供給口、5はス
クリュ軸2の外周に等中心角で半径方向に突設し供給口
3近くから軸方向に右カヘ延びる複数の軸平面よりなる
縦通整流板で上流側の高さは低く、下流側の高さは高く
作られている、7は縦通整流板5の外端縁を囲繞巻回し
たのちスクリュ軸2の外周を巻回して左方へ延びるらせ
ん面、9はらせん面7間で形成されたらせん状流路10
を供給口3の下流(重液の流れ方向から見て)で仕切り
、重液は上端を溢流して通過するが軽液の通過はこれを
阻止する堰板でその半径方向の外端は縦通整流板5のそ
れと同一レベルにある、11は供給口3の流れに対向し
てスクリュ軸2外周に突設する隣接縦通整流板5j5の
外端縁を部分的に円周方向に連結し供給口3かも半径方
向に流出する原液を一旦これに当て、分散する複数のバ
ッフル、12はシリンダ1及びスクリュ軸2をそれぞれ
所定の回転数で回転するためのギヤボックス、13はケ
ーシングである。
このような装置において、給液管4を経て供給される原
液はスクリュ軸2に開口する複数の供給口3かも、矢印
に示すように、半径方向に流入し、それぞれバッフル1
1に当って一旦分散したのち、後記するように軽液室か
も分離され重液室へ移動する固形粒子の流れを撹乱する
ことなく、シリンダ1中に入り、シリンダ1の内周に沿
って厚すDJ自由表面Sの中空円筒状液層14となり、
比重差により、軽液は液層14の内側層を形成して軽液
室を右方へ流れたのち軽液出口6より排出し、重液は重
液室で液層14の外側層を形成してらせん面7による推
力を受けて重液室を左方へ流れたのち重液出口8より排
出する。
その際、筐ず、軽液は外端が液層14中に浸漬する縦通
整流板5で仕切られた比較的大断面の軸方向流路を低速
度で層流となって軽液室中を右方へ流れる。
縦通整流板50枚数は完全層流になるよう適宜決定する
軽液中に懸濁する比較的高比重の固形粒子は乱流で攪拌
されることなく、強力な遠心力により速かに外側液層中
へ沈降した固形粒子はらせん面7による推力を受はシリ
ンダ1内周をらせん状流路10に沿って左方重液室中へ
送られる。
このようにして、軽液は縦通整流板5の整流作用により
乱流による攪拌を受けることなく懸濁する固形粒子を高
効率で分離することができる。
次に、重液は、軽液中より分離されらせん面Tの推力に
よって重液室へ送られる固形微粒子とともにシリンダ1
内周に沿ってらせん面7の推力を受けらせん状流路10
に沿って左カヘ流え重液出口8から排出する。
供給口3に対向するシリンダ1の内周部分の液層では重
液と軽液が若干混合するが供給口3より流入する原液は
重液の流れ方向下流点にて一応らせん状流路10を横断
的に仕切る堰板9によって堰止められ、内側液層の軽液
は堰止められ、外側液層の重液のみが堰板9の外端を溢
流して重液出口8力向に流れてるので、重液・軽液の分
離は一段と効果的に促進される。
堰板9の高さは、第4図に示すように、縦通整流板5の
高さよりも若干大となし、懸濁液濃度の変動に対応でき
るようにし、また第5図に示すように、軸方向に対して
傾斜させることにより溢流の堰辺長さを大にして外側重
液層と内側軽液層との境界面附近の乱れを防止するよう
にすることもできる。
縦通整流板5は、第6図に示すように、シリンダ1内周
上に沈降する固形物量に対応して、普たらせん面による
固形物移送量による外側重液層の厚さに合せてその外端
縁を傾斜することにより、固形粒子の分離率を高めるこ
とができる。
すなわち、縦通整流板5の高さは軽液の上流側では低く
、下流側では高くしであるので、軽液は上流より下流に
流れるに従って重液かもの分離によりその流量が増加す
るにもかかわらず、流速をほぼ一定にとしてそのレイノ
ズル数を乱流を生じない値に保つことができる。
上記実施例は本考案を下水処理場の汚泥濃縮に適用した
例について述べたが、本考案は一般に混合液の比重差に
よる分離に広くこれを適用することができる。
要するに、本考案によれば、シリンダと該シリンダに内
挿されたスクリュコンベヤとを速度差をもってそれぞれ
高速回転し、上記スクリュコンベヤの軸心部の原液供給
口より上記シリンダ内に供給される原液を遠心力にて重
液と軽液とに分離し、重液は上記スクリュコンベヤの推
力により上記シリンダの一端から排出するとともに、軽
液は上記シリンダの他端より溢流するようにしたカウン
タフロ一式軸流デカンタ型遠心分離機において、スクリ
ュコンベヤ軸外周に半径方向に突設し原液供給口より軽
液出口に向かって延びる複数の軸平面よりなり、それぞ
れ下流側の高さが上流側の高さよりも高く、相互間に軽
液の完全層流に路を形成する縦通整流板5と、上記縦通
整流板め外端縁を囲繞巻回するらせん面Tと、上記らせ
ん面間に形成されるらせん状流路を上記原液供給口の下
流側(重液流れ方向)において仕切り上記重液の溢流に
よる通過部を有し上記軽液の通過を阻止するほぼ長方形
の堰板9とを具えたことにより、著大な濃縮・脱水効果
を奏する軸流デカンタ型遠心分離機を得るから、本考案
は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を下水処理における汚泥濃縮に適用した
一実施例を示す部分縦断同図、第2図は第1図のn−m
に沿った横断面図、第3図は第1図のスクリュコンベヤ
を半径方向外側よりみた部分拡大展開図、第4図は第1
図の堰板の変形例を示す部分縦断面図、第5図は第3図
の堰板の変形例を示す部分展開図、第6図は第1図の縦
通整流板の変形例を示す部分縦断面図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・スクリュ軸、
3・・・・・・供給口、4・・・・・・給液管、5・・
・・・・縦通整流板、6・・・・・・軽液出口、7・・
・・・・らせん面、8・・・・・・重液出口、9・・・
・・・堰板、10・・・・・・らせん状流路、11・・
・・・・バッフル、12・・・・・・ギヤボックス、1
3.・080.ケーシング、14・・・・・・液層、S
・・・・・・自由表面、D・・・・・・液層の厚さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダと該シリンダに内挿されたスクリュコンベヤと
    を速度差をもってそれぞれ高速回転し、上記スクリュコ
    ンベヤの軸心部の原液供給口より上記シリンダ内に供給
    される原液を遠心力にて重液と軽液とに分離し、重液は
    上記スクリュコンベヤの推力により上記シリンダの一端
    から排出するとともに、軽液は上記シリンダの他端より
    溢流するようにしたカウンタフロ一式軸流デカンタ型遠
    心分離機において、スクリュコンベヤ軸外周に半径方向
    に突設し原液供給口より軽液出口に向かって延びる複数
    の軸平面よりなり、それぞれ下流側の高さが上流側の高
    さよりも高く、相互間に軽液の完全層流に路を形成する
    縦通整流板5と、上記縦通整流板の外端縁を囲繞巻回す
    るらせん面7と、上記らせん面間に形成されるらせん状
    流路を上記原液供給口の下流側(重液流れ方向)におい
    て仕切り上記重液の溢流による通過部を有し上記軽液の
    通過を阻止するほぼ長男形の堰板9とを具えたことを特
    徴とする軸流デカンタ型遠心分離機。
JP1980086815U 1980-06-23 1980-06-23 軸流デカンタ型遠心分離機 Expired JPS588342Y2 (ja)

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JP1980086815U JPS588342Y2 (ja) 1980-06-23 1980-06-23 軸流デカンタ型遠心分離機

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JPS5712249U JPS5712249U (ja) 1982-01-22
JPS588342Y2 true JPS588342Y2 (ja) 1983-02-15

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4986951A (ja) * 1972-09-06 1974-08-20
JPS49129268A (ja) * 1973-04-16 1974-12-11
JPS5453359A (en) * 1977-09-19 1979-04-26 Pennwalt Corp Centrifugal separator

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4986951A (ja) * 1972-09-06 1974-08-20
JPS49129268A (ja) * 1973-04-16 1974-12-11
JPS5453359A (en) * 1977-09-19 1979-04-26 Pennwalt Corp Centrifugal separator

Also Published As

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JPS5712249U (ja) 1982-01-22

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