JPS5881613A - ポリ塩化ビニル系繊維 - Google Patents

ポリ塩化ビニル系繊維

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JPS5881613A
JPS5881613A JP17844981A JP17844981A JPS5881613A JP S5881613 A JPS5881613 A JP S5881613A JP 17844981 A JP17844981 A JP 17844981A JP 17844981 A JP17844981 A JP 17844981A JP S5881613 A JPS5881613 A JP S5881613A
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JP
Japan
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polyvinyl chloride
pvc
fiber
weight
fibers
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JP17844981A
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English (en)
Inventor
Akihiro Taniguchi
明広 谷口
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱収縮安定、性が良好で且つ抗ピル性の改善
された新規な、ポリ塩化ビニル系繊111に−するもの
であ−る。
ポリ塩化ビニル系繊維は、自己消炎性、耐薬品性、保温
性等すぐれた諸性質を有するが、熱収縮安定性が悪く熱
収縮率が大きいことが欠点とされている。
この欠点を改善するため、ポリ塩化ビニルに後塩素化ポ
リ塩化ビニルを混合し、該混合物を乾式紡糸し風神熱処
理した熱収縮安定性のすぐれたポリ塩化ビニル系繊維が
提案されている(41公昭43−16676号、411
公昭54−44776号)。この種の繊維は、通常のポ
リ塙化ビニル繊維よりも熱収縮安定性が良好で沸水中で
の収縮率が小さいという利点を有するが、織編物として
衣料分野に用いた場合ピリングが発生し易いという問題
がある。
本発明者らは、該繊維の抗ピリング性を改善すべく鋭意
研究した結果、後塩素化ポリ塩化ビニルとして、特殊な
性質を有するものを用いることによつズ、抗ピル性が顕
著に改善されることを見い出し、本発明に到達したもの
である。
即ち、本発明は、重合度が300〜700で且つ沸騰7
セトン中の溶解分が10重量%より大きい後塩素化ポリ
塩化ビニル10〜90重量%及びポリ塩化ビニル90〜
10重量%の混合組成物からなる、熱収縮安定性と抗ピ
ル性とを楚ね備えたポリ塩化ビニル系繊維に係るもので
ある。
本発明のポリ塩化ビニル系繊維を構成するポリ塩化ビニ
ル(以下PvCと略称する)は、時分11854−44
776号公報に記載のものが適当である。即ち、pvc
は重合度1000〜160(1のもの特に1200〜1
49oのものが好ましく、重合度1000未満のものけ
得られる繊維の物性が悪化し、重合度1600を超える
ものは、紡糸時の曳糸性が低下する。
ここで、pvcの重合度は、JIgK−6271により
測定される値である。
一方、後塩素化ポリ塩化ビニル(以下’pc−pvcと
略称する)は、PvCを後塩素化したものであって、塩
素含有率が63チ以上、好ましくは65〜75チのもの
である。この塩素含有率が低いものは、PVCKPC−
PVCを如何に混合しても、繊維の熱収縮安定性は向上
し難い。なお、pc−pvcの塩素含有率は、アルカリ
塩溶融硝酸第二水銀法により測定される値である。
本発明に於て重要なことは、前記pc−pvcとして、
重合度が300〜700で且つ沸騰アセトン中の溶解分
が10重量%より大、好ましくは5s−4o%であるも
のを用いることである。
ここで、pc−pvcの重合度は、pvcと同様JI8
に−6271により測定される値である。
また、沸騰アセトン中における溶解分は次のようKして
求められる。
沸騰7セトン300ell:と約5.9の重合体(P。
最も近いキ数)を摩合せガラス栓付の500ccの丸底
フラスコ中に入れる。栓をL手で混合物を烈しく振盪し
て重合体を分散させる。全体の重量を秤る。栓の代りに
パルプ・コンデンサーをつけ、混合物を加熱沸騰させて
1時間の間ゆるく還流させる。冷却させると重合体が沈
降する。再び全体の重量を秤り7セトンが失われていな
いことを確かめ、フラスコを2σ±o、 5 ’CK保
たれた恒温槽中に入れる。溶液の一部を取出してr過し
、この溶液から250Cのサンプルを2個つくって70
’CのP中で蒸発乾固させ恒量にする。
固体残渣の重量がpIiであるとすれば7セトンに可溶
な重合体の百分率は次式で与えられる。
すなわち、pc−pvcとして、その重合度及び沸11
7七トン中の溶解分が前記範囲内にあるものを用いると
、pvc/pc−pvc混合組成物からなる繊維の特徴
を損うことなく、繊維の強伸度が低下し、織物にしたと
きのピリングが減少する。
従来、pvcとpc−pvcとの混谷゛組成物よりなる
繊維にあっては、pc−pvcの重合度が大きく且つ7
七トン溶解分が少ないことが良好な熱収縮安定性および
強伸度物性を実現する上で必費と考えられていたが、上
述の如く比較的低重合度で且つ7七トン溶解分の多いp
c−PVCを用いても、繊維の熱収縮安定性が低下せず
、かえって従来この種の繊維の欠点とされていたピリン
グを減少させることが可能となったことは、全く予想外
のことであった。
また、上述のp ’c −p v cを用いることのも
51つの利点は、溶剤(4iに7七トン/ベンゼン混合
溶剤)への溶解度が増大するととkより、pc−pvc
のPvC中への分散が良好となり製糸性が向上すること
、及び異種ポリマー混合によって生ずる糸質斑の減少を
もたらすことである。
pvcと上に特定したpc−pvcとの混合比率は、重
量比にして9G/10〜to/s。
であることが必要である。pc−pvcの混合割合が1
0重量−未満では、繊維の熱収縮安定性が低下し90重
量−を超えると、繊維の延伸性が低下するばかりでなく
、染色性も悪化する。
本発明では、両ポリマーの搗合比率がPVC’/PC−
PVC−80/2G 〜60/40であることが41に
好ましく、この範囲内の混合比率とすることによって、
熱収縮安定性がすぐれ且つ抗ピル性が改善され他の物性
も良好なポリ塩化ビニル系繊維を良好な製糸性にて経済
的に製造することが出来る。
本発明のポリ塩化ビニル系繊維は、実質的に上述のPv
Cとpc−pvcとの混合組成物により形成されるが、
必1sK応じ、艶消剤、−科。
安定剤等の添加剤を含有”し゛てもよい。
本発明の繊維を製造するには、例えば、アセトン/ベン
ゼン混合溶剤にPvCと上述したpc−pvcとを所定
割合で加熱溶解し、口金より出糸させ紡糸筒で乾燥させ
形成された糸条を捲取り未地伸糸となし、この未延伸糸
を延伸。
開隔収縮熱処理し繊維とする方法が裸鋼される。
工業的に乾式紡糸−延伸−熱処理な笑施する場合は、特
公昭54−44776号公報#13橢第37行〜亀4欄
第26行に記載の方法を採用するのが好ましい。
以上の如き本発明のポリ塩化ビニル系繊維は、従来のP
VC/PC−PVC混合組成愉からなる繊維と同勢の熱
収縮安定性を有するにも拘らず、格段の抗ピル性を有す
る。更に該繊維は均貢性が良好で、糸質斑や染色斑が少
ないという利点も有している。このため骸繊維は、単独
であるいは他の繊維と混紡・交織編して、衣料等の分野
に有効に用いられる、 また、本発明のポリ塩化ビニル系繊維は該繊維を構成す
る両ボ□リマーのうち少量成分(島成分)が多量成分(
海成分)中に直90.01〜6.63μ、長さ1〜3μ
の繊維長方向に伸びた長細い微粒状となって分散した内
部構造を呈しており、従来のこの種のat維に比べ少量
成分(海成分)の分散状態が微細で且つ均一である。
第1図および*zWIJは、何れもPVC/PC−pv
cの混合比率がs o/l oである繊維におけるpc
−pvcの分散状態を示す頒黴鏡写真であり、各図の(
ム)は横断面を示し、(B)は側面を示すものである。
#E1図のものは、pc−pvcの重合度が1300、
沸騰アセトン中溶解分が9チの線維であり、pc−pv
cは直径o、 o s 〜s p 、長さ0.3〜25
μの微粒状又は島状となってPvC中に分散している。
これに対し、1g2Hのものは、pc−pvcの重合度
が500で沸騰アセトン中溶解分がtZ嘔である本発明
の繊維であり、pc−pv、cは直1!(101〜o、
os7z、長さ1〜3μの微粒状となってPVC中に均
一に分散している。
両者を比較すれば明らかな如く、本発明の繊維(第2図
)は、PC−PVCの分散状態が従来の繊維(第1図)
に比べ微細且つ均一となりズおり、この分散状態が本発
明の繊維が有する種々の利点をもたらす一因となってい
る、次に実施例をあげて本発明を具体的に説明する。な
お実施例中、単に部とあるのは重量部を表わす。
実施例 アセF720部、ベンゼン80部よりなる混合溶剤67
.5部を一3℃に冷却し、重合度iss。
のポリ塩化ビニル(pvc)soiils及び塩素含有
率69〜70嘩の後塩素化ポリ塩化ビニル(PC−PV
C)20部からなる325部のポリマーを加え、スラリ
ー状とした。
この際、後塩素化ポリ塩化ビニル(pc−pvc)とし
て、第1表に示す重合度および沸騰アセトン中溶解分を
有する3種のポリマーを使用した。
次に、それぞれのスラリーをギヤポンプにより計量し1
30℃で加熱溶解し、r過、ドープ温度調整したのち、
紡糸口金より紡糸筒中へ吐出させて得た未駕伸糸を10
0℃常圧蒸気中で延伸熱処理し単糸繊度2 S doの
繊維とした。それぞれのポリマーごとに、II糸性、糸
質および織物の抗ピル性を評価した結果を第1表に示す
第11I (注)簀 M8D:最高紡糸ドラフト(紡糸性を示すパ
ラメータ): 薫簀 MDR:最高延伸倍率(延伸性を示すパラメータ
) 11 ピリング(級) :  JI8L1076A法で
測定[1%より明らかな如く、pc−pvcの重合度や
アセトン可溶分が変化しても、熱収縮安定性は、100
,120℃の乾熱収縮率め値が示すように差は認められ
なかった。製糸性についてはM8D(最高紡糸トラフ)
)、MDR(最高延伸倍率)に示されるように重合度が
低く沸騰アセトン中溶解分の多い程高い値が得られ向上
が認められた。これらの繊維から得られた織物の抗ビル
性については、従来の繊維(比較例)が3級であるのに
対し後塩素化ポリ塩化ビニル(PC−PVC)の重合度
が低くアセトン可溶分の多いもの(実施例1,2)は1
級′をボし、抗ピル、性が顕著に改良された事実が確認
された。
更K、比較例の繊維と実施例2の繊維の断面および側面
を電子顯黴鏡写真で観察したところ、前者は#1図(A
) (B)の如、<pc−pvcの分散状態は不均一で
直径0.05〜3μ、長さ0.3〜25μの範囲内で分
散しているのに対し、徒者は分散状態が均一で、直4!
(101〜0.03μ、長さ1〜3μ、の機敏状となっ
て分散していることも確認された。
【図面の簡単な説明】 第1!@lは比較例で得られた繊細の横断面及び側面の
電子―書鏡写真であり、第2図は実施例2で得られた繊
維の横断面及び側面の電子願徽鏡写真である。各図の(
A)は繊維の横断面を示し、(B)は繊維の側面を示す
。 特許出願人 帝人株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 重合度がsoo〜y’o oで且つ沸117七ト
    ン中の溶解弁が10重量−より大きい後塩素化ポリ塩化
    ビニル10〜90重量嘔及びポリ塩化ビニル90〜10
    重量−の混合組成物からなることを特徴とする熱収縮安
    定性と抗ピル性とにすぐれたポリ塩化ビニル系繊維。 i 後塩素化ポリ塩化ビニルの沸騰アセFン中の溶解弁
    が1s〜40重量−である特許請求の範囲第xlAE截
    のポリ塩化ビニル系繊維。 3 後塩素化ポリ塩化ビニルが、塩素含有率5s91以
    上のものである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    ポリ塩化ビニル系鐵−04、ポリ塩化ビニルと後塩素化
    ポリ塩化ビニルとの混合組成物中の少量成分が、直径0
    61〜(L6Sμ、長さ1〜3μの微粒子状で多量成分
    中に分散している特許請求の範11項。 第2項又は第3項記載のポリ塩化ビニル系繊維。
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